健全ロボ ダイミダラー

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健全ロボ ダイミダラー
ジャンル ロボットギャグ
漫画
作者 なかま亜咲
出版社 発行:エンターブレイン
発売:角川グループパブリッシング
掲載誌 Fellows!
レーベル ビームコミックス
発表号 volume2 - volume25
発表期間 2008年12月15日 - 2012年10月15日
巻数 全4巻
漫画:健全ロボ ダイミダラーOGS
作者 なかま亜咲
出版社 KADOKAWA(エンターブレイン)
掲載誌 ハルタ
発表号 volume8 - 連載中
発表期間 2013年10月15日 -
巻数 既刊1巻
アニメ
原作 なかま亜咲
監督 柳沢テツヤ
シリーズ構成 吉岡たかを
キャラクターデザイン ごとうじゅんじ
メカニックデザイン やまだたかひろ
音楽 中西亮輔
アニメーション制作 ティー・エヌ・ケー
製作 ペンギン帝国
放送局 #放送局を参照
放送期間 2014年4月 - 6月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

健全ロボ ダイミダラー』(けんぜんロボ ダイミダラー)は、なかま亜咲による日本漫画作品。エンターブレイン発行の隔月誌『Fellows!』に、2008年12月発売のvolume2から2012年10月発売のvolume25まで連載された。単行本は全4巻。

2013年には、10月発売の年10回刊漫画誌『ハルタ』(『Fellows!』から誌名変更)volume8から新シリーズの『健全ロボ ダイミダラーOGS』(けんぜんロボ ダイミダラーオージーエス)の連載が開始された。当初は基本的に偶数月発売号に掲載されていたが、2014年3月発売のvolume12から毎号掲載となっている。なお、「OGS」はドイツ語の「OrGaSums」(オルガスムス)の略称である。

2014年4月から6月までテレビアニメが放送された。詳細は#テレビアニメを参照。

作品概要[編集]

人類に敵対して迷惑をかける、ペンギン帝国。ペンギン帝国に対抗できるのは、「Hi-ERo粒子」(ハイエロりゅうし)をエネルギーとして稼働する巨大ロボット「ダイミダラー」のみ。ダイミダラーのパイロットとして選ばれたのは、女の子にエッチな行為を行うことでHi-ERo粒子を発生させる能力を持つ男子高校生の真玉橋孝一。孝一はパートナーの楚南恭子にエッチな行為をしながら、ペンギン帝国と戦うことになる。

基本的にはロボットバトルが中心に描かれているが、ギャグやエロのエッセンスも多分に盛り込まれている。

作者が『COMICぎゅっと!』や『まんがタイムきららキャラット』で連載していた4コマ漫画『火星ロボ大決戦!』の続編に近い内容であり、同作のキャラクターは本作にもゲスト出演している。

なお、作品タイトルでもあり、主役ロボットである「ダイミダラー」とは、「淫ら」と沖縄県の地名である「美田良(みだら)」とのダブルネーミングである。

登場人物[編集]

主人公サイド[編集]

真玉橋 孝一(まだんばし こういち)
- 島﨑信長
第1部の主人公(TVアニメ版では1~5・11・12話の主人公)。ダイミダラー2型を操縦する16歳の男子高校生(8話以降は1年後の為17歳)。
えっちな行為をすることで強力なHi-ERo粒子を発生させる因子保有者の4人目で、ダイミダラー2型の操縦士に選ばれる。
非常にすけべな性格をしており、当初ロボットの操縦に興味はなかったが、えっちなことをするためにダイミダラーに乗ることを決める。
戦闘に関して当初は完全な素人だったが、訓練と実戦を重ねる中で戦士として着実に成長を続け、ロボットの操縦だけでなくHi-ERo粒子のコントロールまで自在にこなすようになる。
南極8号 リッツカスタムとの戦闘の末、行方不明になるが、後に超南極とダイミダラー6型の戦闘の最中、突如として再び姿を現す。
原作では将馬や霧子たちとは異なる高校に通っているが、アニメでは彼らと同じ高校に通うために、学ランを校則違反で着ているという独自設定が盛り込まれた。
私生活では、アパートで一人暮らしをしている模様。
楚南 恭子(そなん きょうこ)
声 - 日笠陽子
美容室プリンスの構成員で、孝一のパートナーを務める、おっぱいが大きくスタイル抜群の美女。23歳(8話以降は1年後のため24歳)。孝一曰く、高低差28cmのHカップ。
孝一のサポートとHi-ERo粒子補給のためにダイミダラーに乗り込んでおり、毎回孝一に胸をもまれたり、服を脱がされるなどのえっちな行為をされている上、7歳も年下の彼に呼び捨てにされている。基本的に真面目な性格であり、作中では主にツッコミ担当。
恭子の父親はペンギン帝国へ親善のために国連が派遣した使節団の一人だったが、ペンギン帝国の挨拶である前シッポダンスを見たショックで陰茎恐怖症になってしまったため、それ以来ペンギン帝国を憎んでいる。
当初、髪型は黒髪のロングヘアだったが、ダイミダラーに席が用意されるようになってからは、ポニーテールに纏めるようになった。またこれと同時に彼女にもパイロットスーツが用意されている。
アニメではリッツカスタム戦以降で原作と異なるストーリーとなっており、コックピットからの脱出ができなくなった中で孝一が暴走したリッツカスタムの大爆発から恭子だけは助けようとして2型の左腕で彼女を掴んだ上で指バリアを貼り、結果一命は取り留めたが生命維持装置で眠り続けることになってしまう。6型の敗北と同時にこれから目覚め、自らは2型の左腕とともに射出、これに同時にエヴォルトしていた2型(超型)との合体を果たす。
原作では4代目スターレットGTに乗り、アニメではピンクの2代目ラパンに乗っているが、ラパンの方は本来ターボ車にも設定のないボンネットダクトが付いている。
喜友名 霧子(きゆな きりこ)
声 - 石上静香
第1部から1年後の第2部の主人公(TVアニメ版では6~10話の主人公)。15歳の女子高校生(TVアニメ版では18歳)。えっちな行為やときめきによってHi-ERo粒子を発生させる因子保有者の1人目で、ダイミダラーの操縦者。
天久将馬から告白を受けて、またその時に光を中和できる人物とも知って喜ぶが、同時に自分の身の上を伝えずに付き合うことに罪悪感を覚えてしまい、その気持ちを彼にありのまま伝えた上で改めて告白をするなど、健気で正直な性格である。
一度、普通の生活を送りたいからと搭乗を拒否していたこともあったが、後に捕らわれた将馬を救うために復帰する。興奮してHi-ERo粒子が発生する時に身体を発光させてしまう体質で、将馬に告白されただけで輝いてしまった。いつも丁寧語で話し、可憐で上品な美少女として校内では男子生徒からの人気が高い。発光を抑えてもらうために将馬と抱き合っている姿を周囲によく目撃され、熱いバカップルとして扱われている。
頭の髪飾りはHi-ERo粒子を制御するリミッターであり、これを取り払うとオーバーバーストを起こしてしまう。際限なくHi-ERo粒子を得ることが出来るようにはなるが、同時にその暴走は自らの命をも消耗して蝕み続けることになる。
ペンギンコマンド曰く、T85、U66の高低差19cmのEカップ・W57・H85であるとのこと。
天久 将馬(あめく しょうま)
声 - 花江夏樹
15歳の男子高校生(TVアニメ版では18歳)。霧子のパートナー。Hi-ERo粒子発生による霧子の発光を、抱きしめることで中和させられる体質を持つ。成績は非常に優秀で、卒業後はMITへの留学を希望している。
入学式の時から霧子に片思いをしており、霧子と釣り合う人間になるべく必死に勉学に励むなど努力していた。第8話冒頭にて勝算を感じたことで霧子へ愛の告白をし、発光現象の騒ぎの末に交際を開始する。その交際の最中に霧子がダイミダラーの操縦者であることを知らされ、霧子たちと共にペンギン帝国と戦っていくこととなる。
ごく普通の一般人である故に直接の戦闘に関しては非力だが、戦闘中には冷静に状況を分析して霧子をサポートする。また時には霧子を守るためにペンギンコマンドに立ち向かったり、6型の操縦を代わりに請け負うなど思い切りが良く度胸のある一面も備えている。
19話(TVアニメ第10話相当)では突然ペンギンコマンドになってしまい、リッツに口説かれてそのままペンギン帝国へ招き入れられた。アニメではその後、対ダイケンゼンの最終決戦中で人間に戻り、霧子と共に戦うことになった。
特技は父親直伝である社会の窓から腕を突き出す必殺技「ガリバーチ●ポ」。15話にて霧子に対して使うことでHi-ERo粒子を活性化させることが出来たがショックの余り酔わせてしまう程に強烈で、又吉に諸刃の剣ならぬ「諸刃の竿」と称される。
當間 ほづみ(とうま ほづみ)
美容室プリンスが保護する2人目の因子保有者。他の因子保有者と同じくダイミダラーのパイロットだが、普段は理髪店に勤務している。
南風原良輔(はえばる りょうすけ)
続編OGSの主人公であり、美容室プリンスが保護する3人目の因子保有者。27歳。
陸上自衛隊ダイミダラー3型連隊(第3D連隊)のトップエース。階級は陸士長。正義を貫く気持ちがHi-ERo粒子を生み出す。
OGS3話にて同僚を傷付けた又吉を殴ったことで自衛隊を懲戒解雇され、半ば強引に美容室プリンスへ復帰させられた。
愚直なまでに正直すぎる性格であり、上司である2等陸佐に反抗的な態度を取って制裁を受けたこともままあるが、陸自の同僚内からの信頼はとても厚い。
人命を最も尊び、常に人を救うことを考えている。特に老人に対しては多大な敬意を抱いており、又吉からは「老人フェチ」とまで言わしめられた。
自力でHi-ERo粒子を生成出来るので孝一と違い乳揉みなどはさして効果はない。しかし、彼の人一倍強い正義感ゆえ、背徳感によって強力なパワーを生み出す事が出来る。その力は搭乗するダイミダラー3型がHi-ERo粒子バーストに耐えきれず自壊する程だが、パワー自体は孝一や霧子の方がずっと上らしい。
又吉 一雄(またよし かずお)
声 - 子安武人
美容室プリンスの戦術教官(アニメでは長官)。32歳。因子保有者でこそないが、優れたロボット操縦技術を持ち、孝一や霧子を本部から指揮する。
一見すると真面目で厳格な堅物だが実はムッツリスケベで、アニメでは孝一にも見えない早さで恭子の乳首を触って絶頂へ誘うというテクニックを見せつけた。孝一からは「師匠」と呼ばれており彼を厳しく鍛えつつも、ときにえっちな行為や解説を行う。また霧子と将馬のいちゃつきは、勝利のためには必要と考える一方でウザくも思っている。
美容室プリンスの敷地内で見つけた捨て猫をロリマ●コと名付け可愛がっているが、その猫は全く又吉に懐いていない。
三博士
全てアニメオリジナルのキャラクター。又吉の下でダイミダラーの開発・運用・メンテナンスを行っている。3人とも趣味はボウリングマジンガーZの三博士のパロディ。
なお原作ではスーツの男性のモブキャラクター数名がこれを行っている。
友寄 もり子(ともよせ もりこ)
声 - 大橋彩香
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラーを開発する際にはメンバーの中核となった。
巨乳であり、妖艶な色気を漂わせている。右目に片眼鏡をしている。
真境名 そり子(まじきな そりこ)
声 - 木戸衣吹
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラーの保守担当。
三博士の中では一番のしっかり者だが、転んだりと少々ドジな一面も見せる。
白衣の下はピンクのバニーガールスタイル。常にヘッドフォンをしており、耳は見えない。孝一や霧子を技術的な側面からサポートする。
また、孝一たちが疑問を投げかけると過剰なまでに詳細な説明を行ってしまう癖がある。
呉屋 せわし子(ごや せわしこ)
声 - 田所あずさ
美容室プリンスの三博士の一人。ダイミダラー運用時の管制官。
見た目に加え、卑猥な言葉をまるでそれを覚えたばかりの子供の様に平気で使うほど幼いが、三博士の中では最も決断力が高い。いつも鼻にティッシュを詰めている。
嘉数 智恵子(かかず ちえこ)
声 - 高梁碧
将馬が通う高校の教師。生活指導担当。言葉遣いは横柄で、居丈高な性格。また巨乳でもある。
自らの出世に貪欲であり、出世のためならばあらゆる手段を講じ、身体を差し出すことも厭わない。
教え子の将馬が毎日校内で場所を選ばず霧子とイチャイチャするために留学の推薦が取り消されそうになっている事態から、己の社会的地位の失墜を危惧して将馬を霧子から別れさせようと躍起になっている。
アニメでは校則違反を重ねる孝一の行動に腹に据えかねていた。孝一曰く「無駄にでかい乳」。またダイミダラー出撃による学校の出席日数不足について説明を求められるとHi-ERo粒子を出すため彼女の胸を揉みしだき始め、新鮮な感触によって恭子の時以上の粒子の輝きを得ている。
仲里 鉄哉(なかざと てつや)
将馬の同級生。気性が荒く喧嘩早い性格。霧子に対して好意を抱いているために将馬のことは快く思っていない。
10話にて霧子に振られてからは嘉数先生と乳繰り合う関係になり、時と場所を弁えずにえっちな行為を繰り広げる。

ペンギン帝国サイド[編集]

ペンギン帝王
声 - 堀秀行
前作に引き続き大いなる野望を掲げ、ペンギン帝国を治める帝王。95歳。好色でいまいち威厳に欠けるところもあるが、部下達からの信頼は厚い。
アニメ版では前作の世界で人間に敗北し、マカロニが偶然見つけたHi-ERo粒子が濃厚な世界(ダイミダラーの世界)からエネルギーを調達すべく試作品のペンギン装置を使ったところ操作を誤り単身ダイミダラーの世界にやって来たという設定。
その後、元の世界に帰る方法も見つけられず世界を放浪し、戦災孤児の幼い少女(後のリッツ)と出会いしばらく一緒に旅をしていたが、帝国を再建するために一念発起し彼女を人里近くに連れ、当座の生活費として全財産を彼女に渡し別れた。
ペンギンコマンド
ペンギン帝国の雑兵で2000人ほど存在する。23歳。前作とは名称がやや異なるが例によって好色であり、7話によると戦闘力はジェイクを除き小学生並にしか無い。
見た目は頭身大のペンギンで皆同じに見えるが、個々に名前がついておりそれぞれ個性や特技を持っている。お互いの仲間意識は強く、いつでも助け合いや応援の精神を忘れない。
最大の特徴である股間の突起は実は尻尾(通称「前シッポ」)であり、チ●コではない。しかし、前作の特典冊子によると生殖器としての機能は備えていると記載されている。
アニメ版ではHi-ERo粒子を所有していない生命体であるため繁殖をさせるためにHi-ERo粒子が必要でそれが故にエロいことに興味があるという設定。また他の生命体がHi-ERo粒子を奪われると性欲減退から始まり最終的にはペンコマに変化してしまう。前作の世界よりもHi-ERo粒子が濃いため成長が早く、帝国の再建が早くなったという経緯がある。
マイケル
声 - 村田太志
ペンギンコマンドの一人。陽気で明るいグッドペンギン。デニスとコンビを組むことが多い。
アニメではデニスとのコンビネーションを買われ、南極9号の自律データに流用されている。
デニス
声 - 浅沼晋太郎
ペンギンコマンドの一人。冷静沈着なクールペンギン。マイケルとコンビを組むことが多い。
アニメでは南極ロボを乗り捨てたことが人類に人型ロボの製造技術を与えてしまった諸般の元凶の一人。
ジェイク
声 - 伊藤健太郎
ペンギンコマンドの一人。武闘派で自信家のフューチャーペンギン。
ペンギン帝国一の武闘派ペンギンで二つ名は「灼熱のジェイク」。前シッポを使った格闘術を使い「勃起斬」、奥義「シッポ破」がある。
原作では不意を突いたとはいえペンギン帝国最強五人衆キガシラを倒したほどの実力者。
ジム
声 - 保村真
ペンギンコマンドの一人。悟りの境地に達したラブリーペンギン。一人称は「拙者」で「~でござる」と侍風な口調が特徴。
アニメ5話では暴走したリッツを気絶させ救出する活躍を見せる。
原作3話にてリッツにゴッドスクラブを教え、帝国加入の機会を作った。
ネルソン
声 - 福島潤
ペンギンコマンドの一人。お調子者で人なつこいミラクルペンギン。アニメではババ抜きが好き。
ヘンリー
声 - 中村悠一
ペンギンコマンドの一人。積極的で潔いロマンチックペンギン。原作では3話にて登場。アニメ4話では6番目の試験体としてリッツから供給されるHi-ERo粒子を体内に注入されることによりHi-ERoペンギンとなり、髪が生え、能力が強化された。
このことから自らを「Hi-ERoペンギン・コマンダー・シックス」と呼ぶが、その発音から美容室プリンスからは「コマンダー・セ●クス」と呼称されるようになる。
偽ダイミダラー2型に変装した南極10号に乗り込みダイミダラー2型と交戦するが、戦闘の最中に粒子の副作用により、ペンギンでありながら人間の姿や心を得るようになる。
しかしダイミダラーとの戦いが痛み分けになった後に記憶を失くし、そうした中でひょんなことから恭子と知り合い、お互いに惹かれあう様になるが、記憶を取り戻したヘンリーは「恭子は敵である」と己の立場を知り、再び戦う。結果敗れるがペンギンの姿に戻った上で生き残り、ダイミダラー対ダイケンゼンの最終決戦において帝王の命を受けペンギン化した将馬にHi-Ero粒子を供給して元の姿に戻している。
サム
ペンギンコマンドの一人。おっちょこちょいで仲間思いのサクセスペンギン。原作6話(アニメ版5話)では戦闘に巻き込まれた彼の負傷によりリッツが暴走状態となる。
ヨーゼフ
声 - 竹内良太
ペンギンコマンドの一人。お調子者で人なつこいミラクルペンギン。ペンギン帝国随一の前シッポの持ち主。
アニメ版ではペンギン帝国一のシッポ力の持ち主で栄光のペンギンコマンドと呼ばれている。
リカンツ=シーベリー
声 - 洲崎綾
ペンギンを溺愛し、人間でありながらペンギン帝国のために戦う少女。愛称は「リッツ」であるが、この愛称はペンギン帝王により命名された。年齢は13歳(17話以降は14歳)。
出身地はアメリカで、一人称は「朕(ちん)」。金髪を2つのおさげにした髪型で、ペンギンコマンド曰く、スリーサイズは、B75・W58・H71の処女であるとのこと。また17話では身長152cm、体重47kg、T81・U63の高低差18cmのDカップ・W55・H82と、より正確に計測された。
大好きなペンギンと暮らしたい一心からペンギン帝国へ潜入し、ペンギンコマンドらにゴッドスクラブを披露する事で打ち解けて帝国の一員となった。普段は可憐な少女であるが、ペンギンコマンドらが傷つくと豹変して凶悪な一面を見せる。
極めて高度な格闘術と抜群のロボット操縦センスを持っており、ペンギンコマンド数人をまとめて倒し、性能の劣る南極8号で孝一のダイミダラー2型を圧倒するほど。
尚、原作の劇中では語られていないが吉岡たかをのTwitterにおいて、アニメにおけるリッツが因子保有者(ファクター)という設定が、原作者のなかま亜咲の発言から原作準拠の設定であることが語られた[1]
アニメ版では戦災孤児で父親と母親は死亡という設定。戦場でペンギン帝王に拾われ、人里までペンギン帝王と旅をしていたことがある。しかし、本人はおぼろげにしかそのことを覚えていない。また日本政府の美容室プリンス殲滅作戦を目の当たりにし、ライバル心からダイミダラー超型および6型に味方する。
ペンギン帝国最強五人衆
前作にも登場する、平行世界での精鋭部隊。詳細は前作の項を参照。
マカロニ
声 - 加隈亜衣
ペンギン装置によって転送され帝王と再会するも、また戻っていった。
フンボルト
声 - 巽悠衣子
ペンギン装置によって超南極と共に転送される。その際にリッツに烈風ペンギン突きを伝授し、また戻っていった。
アデリー
声 - 山口太郎
アニメでは声のみの登場。

その他[編集]

司令官
声 - 小山力也
アニメオリジナルキャラクター。「ペンギン帝国の台頭で健全になった日本が、ダイミダラー超型の登場以降また不健全になりつつある」「戦闘の結果、莫大な復興予算がかかる」ことから「美容室プリンスこそ敵である」と看做した日本政府からの要請を受け、量産型ダイミダラー3型を率いて美容室プリンスの殲滅に乗り出す。
文部科学大臣
声 - 飯田友子
アニメオリジナルキャラクター。喪服を着た英語訛の美女。
総理大臣
声 - 相馬康一
アニメオリジナルキャラクター。
志良堂 源太郎(しらどう げんたろう)
続編OGSに登場、眼鏡をかけた青年で、良輔や恭子とは顔なじみ。

登場ロボット[編集]

ダイミダラー[編集]

ダイミダラー2型・孝一
美容室プリンスが開発したスーパーロボット。2型またはタイプ2と呼ばれる。搭乗者は真玉橋孝一と楚南恭子。
頭部の髪の毛のようなケーブルと、巨大な左腕、円らな瞳が特徴。毎秒数ギガワットもの超高出力のHi-ERo粒子をエネルギーとする為、因子保有者である孝一が操縦を行う。後に効果的にHi-ERo粒子の供給を受けるためにタンデム型複座コクピットに改装されて恭子が乗り込んでいる。
アニメでは鹵獲したペンギン帝国の南極シリーズから技術をフィードバックされ、チャクラから命名された7基のHi-ERo粒子ジェネレーターで駆動するという設定が盛り込まれ、本来戦闘マシーンとしては不合理な人型なのはこのジェネレーターの位置に由来しているという。また恭子のシートは「フロントアタックモード」で孝一のシートと対面、また「バックアタックモード」でシート間ピッチが狭められ、それぞれHi-ERo粒子を得る為のえっちな行為がしやすいようになっている。
必殺技は左腕から放たれる「指ビーム」と「指パンチ」。ただし、Hi-ERo粒子が不十分な場合どちらも使用することは出来ない。アニメでは粒子を盾にする「指バリア」も使用する。ちなみに右腕の形状が適当なのはHi-ERo粒子を最大限に活かす為無理矢理人型に近づけた結果であるとされている。
アニメでは第1話の冒頭で霧子が乗り込み「ダイミダラー2型・霧子」として出撃するが南極8号にあえなく敗れ、これにより美容室プリンスを一時は去っている。
量産型ダイミダラー2型
ダイミダラー2型の量産タイプ。2型の特徴である円らな瞳は無く、のっぺらぼうである。美容室プリンスが保護する残り3人の因子保有者らが搭乗。敗北したダイミダラー2型を救助すべく団体で駆け付けた。だが、エヴォルトしたリッツカスタムによって返り討ちに遭う。かつて霧子はこの機に搭乗して戦っていた。
量産型ダイミダラー3型
主に自衛隊に配備されている量産型ダイミダラー。ダイミダラー2型と同様に左腕が巨大だが、顔はどこか間抜けである。
南風原良輔の搭乗機は「ダイミダラー3型・良輔」と呼ばれるが、量産型と同様のタイプである。
普通の人間でも運用可能なようにプラズマ駆動となっているが、その分性能はダイミダラー2型に劣り、殺人ペンギンとの戦いでは良輔のHi-ERo粒子バーストに耐えきれず自壊してしまった。右腕の先端の銃口には実弾やゴム弾を装填可能である。
第6話にて果敢にもリッツカスタムに挑むが、コケコッコアタックによって呆気なく撃破された。
ダイミダラー3型は無印とOGSとでは顔のデザインが異なるが、第2巻時でのダイミダラー6型の色彩が表紙のカラーと原稿のモノクロで塗られている部分が異なるように、なかま亜咲は回を追うごとに各メカの造形の修正・変更を細かく行っている。
アニメ版では第1話冒頭で複数の残骸が確認できる他、第6話で政府から納入中止と廃棄処分報告を受けたが、実際にはプリンス側には内緒で量産され、青少年の健全育成の障害であるプリンス壊滅のための尖兵として登場。その後「WXシステム」により展開していた全ての3型が合体し「健全ロボ ダイケンゼン」となる。圧倒的パワーで超型および6型を苦しめるが三博士が通信用アンテナ施設を破壊したことでシステムが暴走を始め手当たり次第に街を破壊するが、最後はWダイミダラーの合体攻撃「ダイミダラー・インサートブレイク」でとどめを刺される。
ダイミダラー6型・霧子
美容室プリンスが新たに開発したスーパーロボット。搭乗者は喜友名霧子と天久将馬。形式番号は「HEP-R06」。
ダイミダラー2型と同じくHi-ERo粒子を動力としており、操縦は因子保有者である霧子が行う。
組織の再起と威信と賭けた機体であるため開発には資金、人材、技術といったあらゆるリソースが投入されており、ダイミダラー2型を凌ぐ機動性能と出力値800MW(メガワット)のハイパワーを誇るなど人類側の戦闘用ロボットとしては最高位の性能を有する。
切り札として特殊武器・ディスガイズという変形機能を搭載しているが、機能を発動するには大量のHi-ERo粒子を多段チャージする必要がある。
ディスガイズする事によって「ダイミダラーCPスラッシュ」という必殺技を放つことが出来る。
また、ディスガイズを使用した際にはフェイスマスクが外れ、ダイミダラーの特徴的な瞳が露出する。
ダイミダラー超型
正式名称「ダイミダラー超火力発電システム搭載型・孝一」。大破したダイミダラー2型を改修し、超火力発電システム(頭部のロウソク)を搭載した機体。
超火力発電パワーを基本動力に充てる事で安定して機体が動作出来る為、因子保有者が生成したHi-ERo粒子は全て武装に使うことが出来る。
第6話での2型の敗北後にリッツカスタムがエヴォルトした際、機体ごとペンギン装置の光に包まれて異世界へ飛ばされ、孝一たちが出逢った超火力発電所の関係者によって改修を受けたとされる。その後再びエヴォルトが行われたことによって元の世界に再召喚された。
アニメ版では第5話のリッツカスタム自爆の際の粒子バーストで異世界へ飛ばされ、その後、第10話での烈風ペンギン突きの粒子バーストとダイミダラー2型の左腕が座標特定の役目を果たして元の世界に戻ってきている。
超火力発電システムの基本動力も全て武装に転化することでデュアルバーストをすることができ、更に攻撃力が高まる。
また、6型のディスガイズシステムを右腕に連結する事でツインアドバンスド「UDE(ウデ)システム」が発動する。

南極[編集]

ペンギン帝国が建造・運用するロボット。エネルギー源はペンギン線。ペンギンコマンドの脳波によって遠隔操縦されている。ちなみに1 - 7号は前作火星ロボに登場。

南極8号
ペンギンの姿を模した戦闘用ロボットで、ペンギン帝国が人類をびっくりさせるために建造した。その外見から、人々からは「ペンギンロボ」と呼ばれている。股間の大砲と、胸部に格納されたミサイルが武器。
型式番号は「ANT-008」。
南極8号 リッツカスタム
リッツのためにカスタマイズがなされた南極8号。人間でも運用可能なように無理な改造を施されてコクピットが設けられており、その分不安定でオリジナルよりも性能はやや劣化しているが、リッツの卓越した操縦技術によりダイミダラー2型を10倍も上回るほどの強さを見せる。
頭部のトサカのようなツノは見た目を格好よくしようとした以外に特に意味は無く、重量が増加して機動性は更に損なわれている。
必殺技は、リッツがペンギン帝王に教えてもらった「コケコッコアタック」。しかし、この技を使用するとリッツは平衡感覚を失い嘔吐してしまう。この姿を見たペンギンコマンドによって彼女は「つわりッツ」というあだ名をつけられてしまう。
アニメではリッツカスタムに搭載されたHi-ERo粒子ジェネレーターがリッツから過剰に供給された粒子のオーバーロードによって暴走状態になってしまい、リッツ自身はペンギンコマンドに救助されたものの、最後は大爆発を起こしてしまった。
型式番号は「ANT-008R」。
南極8号 リッツカスタム2
リッツカスタムを更に改修した機体。美容室プリンス側にはタイプA+と呼ばれている。
アニメ版ではペンギン線不足で起動できない超南極 Humboldtの代替エネルギーとしてHi-ERo粒子ジェネレーターを利用する為、大破したリッツカスタムを修復改修した機体。
型式番号は「ANT-008R2」。
南極9号
愛くるしいペンギンの姿をした、自律型ロボット。集団で行動し、街中で日陰を作って日照権を侵害するといった行動を取った。
型式番号は「ANT-009」。
アニメでは第2話に登場。原作と違い単独で行動する上、胴体を縦に2分割し中から巨大な棘を露出した上でアイアンメイデンのようにダイミダラー2型を挟む攻撃を見せた。また日照権攻撃は巨大な日傘で街を覆い、これにより「暗闇では人類は家に帰って子作りぐらいしかやることがなく、これによりHi-ERo粒子が大量発生する」とペンギン帝王は見込んだが、見当ハズレに終わった。
南極10号
蛇腹状の手足を持つロボット。原作では4話冒頭にて登場したが、これといった機能や見せ場は無かった。
一方アニメでは第4話でヘンリーが乗る「偽ダイミダラー2型」として登場するが、本物の登場によりその正体を明かす。股間の主砲はパラボラを展開しての「しっぽビーム」とワイヤー付きの鉄拳を打ち出す「しっぽパンチ」に使い分けることができ、翼部を回転させて翼部側面の連装ビーム・マシンガンを周囲に無差別にばら撒く攻撃などを見せた。
型式番号は「ANT-010」。
南極11号
以前の南極シリーズよりもリアルさを増した外観のペンギン型ロボット。
搭乗型では無く外部から南極操縦装置(ブレスレット)を通して音声入力で動作する。型式番号は「ANT-011」。
羽をバンザイした格好をしており、羽の根元から巨大な腕を生やしている。首は360°回転可能。必殺技は「南極ブラスター」。
ペンギンチェンジを行うとドリルアームが生え、足が伸び、尻尾が前方にせり出す美丈夫形態になる事で爆発的に戦闘力が増幅する。
しかし、代償として燃料を使い切ってしまい2度と動けなくなる為、帰りは歩くことになる。
超南極 Humboldt(フンボルト) 改
南極8号がペンギン装置によってエヴォルトした姿。元は前作火星ロボにおける五人衆の専用機。
名前が長すぎる為、リッツはこの形態にアラタメという愛称を名付けた。
必殺技はペンギン帝国の歴史に於いて真の強者のみが会得してきた剛の技「烈風ペンギン突き」。
ダイミダラー6型を圧倒する善戦ぶりを見せたが、乱入してきたダイミダラー超型の指ビームとの力比べの最中にペンギン線が弱まりエヴォルトを維持できず、リッツカスタム2に戻ったところを敢え無く撃破された。アニメ版では最終決戦に於いてダイケンゼンを倒すため2体のダイミダラーと共闘した。

用語[編集]

Hi-ERo粒子(ハイエロりゅうし)
ダイミダラーを動かすために必要である、保存則に定義されずヒトの情念をエナジー化する特殊粒子。Hi-ERo因子を有する「因子保有者」(ファクター)は「特定の条件」を満たすことでHi-ERo粒子の生成と同時に生体プラズマを発することができる。因子保有者はHi-ERo粒子を発生させると肉体が輝き、身体能力が強化される。
アニメ第2話でのそり子博士の説明によると、「宇宙にあまねく存在する全ての生命体が宇宙の創造主からもたらされた、種を繁栄させるための命のエネルギー」とされる。
美容室プリンス
本編の2年前にペンギン帝国に対抗するために結成された、秘密組織である民間兵器開発ヘアサロン。人類の秘密兵器・ダイミダラーを開発し擁している。リッツカスタムによって壊滅的打撃を受け一時は活動規模を縮小していたが、1年後に喜友名霧子を再び迎えて帝国に逆襲すべく活動を再開した。
原作では高層ビル内に基地を構えるが、アニメでは指令所およびダイミダラーの格納庫は本物の美容室「プリンス」の店の遥か真下にあり、ダイミダラーは四十八手の名を冠した秘密ルートを通って地上に射出される。ただし出口は塞がったままなので、出撃時には道路などに大きな被害を及ぼす。この他、レクリエーション施設としてボウリング場なども備える。第10話で6型を直接射出した際に店は破壊され、プレハブ造りの仮店舗となったが第12話で量産型ダイミダラー3型部隊にまた破壊されてしまう。
モデルは原作者のなかま亜咲の実家で沖縄の浦添市に実在する同名の店舗。外観もほぼ実際の店舗に準じている。
ペンギン帝国
人類に迷惑をかけるペンギン達の組織で、本編の始まる2年前に突如現れたとされている。人類とは異なる種族でありながら、高度なテクノロジーを持つ知的な種族で、Hi-ERo粒子を手に入れ、新ペンギン計画を成就させることを目的としている。
新ペンギン計画
ペンギン帝国の目標らしいが詳細は不明、第一段階は向こうの世界の力を召喚すること(すなわちエヴォルトの成功)。
アニメ版最終回でHi-ERo粒子を奪うことにより全生命体を鳥類に変化させるというのが最終目的であることが明かされた(つまり人類ペンコマ化)。
ペンギン装置
あらゆる物質を任意の場所へ転送させることが出来る物質転送機。亜空間を超えて転送を行う事も可能である。
生体転送する際には転送の障害としてテレポートする人物の所有する大切な何かが一つ失われる[注 1]が、無機物を転送する時に限り無害である。
また、南極シリーズにペンギン線を供給する役割も果たす。
後に機能拡張によって次元間通信の機能も獲得した。これによって帝王は自ら火星ロボの世界へ通信を行い、五人衆フンボルトに超南極の譲渡を交渉した。
ペンギン線
ペンギン帝国のロボット・南極シリーズの動力源。
エヴォルト
新ペンギン計画の第一段階で、ペンギン装置によって南極8号 リッツカスタムを超南極に強化する変身機能。南極8号はあくまでよりしろであり、よりしろに重ねて疑似召喚する仕組みである。だが、エヴォルトの影響でダイミダラー2型がその転送に巻き込まれ、ダイミダラー6型との戦いにおいて再びエヴォルトした際には逆に2型を呼び戻すこととなった。
エヴォルトを行うには十分な量のペンギン線の確保が必要である。南極8号はペンギンヘッドからペンギン線を供給しているが、戦闘中に南極8号のペンギンヘッドが破壊されていた為、第19話ではヨーゼフの前シッポを代用してペンギン線の供給を行いエヴォルトした。

単行本[編集]

テレビアニメ[編集]

スタッフ
原作 なかま亜咲
(「健全ロボ ダイミダラー」 /
KADOKAWA エンターブレイン刊)
監督 柳沢テツヤ
シリーズ構成 吉岡たかを
キャラクターデザイン
総作画監督
ごとうじゅんじ
メカニックデザイン やまだたかひろ
プロップデザイン 宮豊
メカニック・アクション監修 田中良
シリーズペンギン監修 糸島雅彦
メカアクションキーアニメーター 大橋藍人
美術監督 池田繁美(アトリエ・ムサ)
色彩設計 津守裕子(M.S.C.
撮影監督 井上江美
編集 肥田文
音響監督 明田川仁
音楽 中西亮輔
音楽制作 ランティス
プロデューサー 田中翔、菊島憲文、臼井久人
土橋哲也、岩下由希恵(第1話 - 第4話)→
吉江輝成(第5話 - 第12話)、畠山拓郎
制作プロデューサー 河井敬介
プロデュース ジェンコ
アニメーション制作 ティー・エヌ・ケー
製作 ペンギン帝国[2]

2014年4月から6月までAT-Xチバテレビテレ玉tvkBS11ほかにて放送された。全12話[3]

製作[編集]

監督柳沢テツヤシリーズ構成吉岡たかをキャラクターデザイン総作画監督ごとうじゅんじ、アニメーション制作をティー・エヌ・ケーがそれぞれ担当するなど、2012年2013年放送のテレビアニメ版『ハイスクールD×D』シリーズのスタッフが大半を占めており、テレビアニメ版公式サイトでも同作品の作者である石踏一榮による応援コメントやごとうによるクロスオーバーイラストと併せそれが挙げられ、さらに最終回では同作の第3期制作発表も告知された。ナレーション小山力也が担当。

企画は柳沢の「今のアニメ界の状況に、熱い男の魂をブチ込んでやらねば!」という使命感から始まった。近年、『ハイスクールD×D』のような「おっぱいアニメ」ばかり作るもそれだけではないことを証明したかったティー・エヌ・ケーにとって、原作の熱さは2004年放送の『神無月の巫女』以来の渡りに船であり、原作に惚れ込んだプロデューサーの河井敬介はロボットアニメ好きでも知られる柳沢へ企画を持ちかけた。ロボットアニメへの参加経験を数多く持つ柳沢は「君が考えているほど、ロボットものは甘くないんだよ!!」と忠告したが、自暴自棄気味に原作の熱さを伝えてきたり柳沢に監督してもらうことが前提という河井の思いに応え、企画は立ち上がった[4]

スタッフは、緻密なSF考証やリアルな描写が求められる時代に1970年代のロボットアニメで見られた単純明快で純粋なおもしろさを目指す意味からも、「宇宙空間で銃を撃ちあうようなロボットではなく、大地にドッシリと足をつけて殴りあうようなロボットを描きたくないか?」という柳沢の呼びかけに応じた面々の参加が、河井の奔走もあって実現した。前述した『ハイスクールD×D』からの続投者に加え、『マシンロボ』、『トランスフォーマー』、『エルドラン』、そして『勇者』といった各ロボットアニメシリーズへの参加経験を持つメカニックデザインのやまだたかひろも、柳沢の呼びかけに応えた1人である[5]

ロボット描写は、近年の作品では線が多いデザインのロボットによる高速な戦闘が多いが、本作ではその逆に線が少ないデザインのロボットによる重さと巨大感を重視したレイアウトでの戦闘が描かれる。作画スタッフの間には戸惑いも起こったが、柳沢の指導によって上達していった。「計算し尽くされたCGでは、スーパーロボットの熱さやカッコよさを表現するのが難しいんです。担当する原画マンの魂がフィルムに乗らないとダメなんですよ」という柳沢のこだわりによって、基本的にはCGを使用せず手描きが用いられているが、コクピット周りなどの設定画には3DCGも用いられており、それを作画の際に手描きで起こしている[5]。また、「キャラクターのおっぱいを揺らすくらいなら、そのぶんおっぱいミサイルを飛ばせ!!」という指示を飛ばしたり、瓦礫の描写が困難な市街戦にも挑んでいる[6]

アニメならではの新要素は、ダイミダラー2型の後継機・ダイミダラー6型の完全変形を原作者のなかまの了承下で実現させている。スポンサーがロボットアニメの関係会社ではない為、放送開始前の時点でどのロボットにも玩具化の予定は無いが、二重関節・可動・強度を考慮したり南極ロボにも関節を内蔵させるなど、玩具化を前提としたデザインがやまだによって起こされており、各社からの玩具化の相談を待っている。Hi-ERo粒子についても吉岡によって設定が深く掘り下げられており、莫大なエネルギーをもたらすHi-ERo粒子を巡っての美容室プリンスとペンギン帝国の対立が、テレビアニメ版の主軸となっている。転送装置の仕組みやペンギン計画の詳細など、原作に多く存在する謎を解決するHi-ERo粒子の設定はなかまに感心され、お墨付きをもらうに至った[6]。また、アニメオリジナルエピソードにはロボットアニメの王道エピソードを挿入しようという使命感から、恭子とヘンリーによる種族の壁を超えたドラマが盛り込まれている[3]

沿革[編集]

2013年12月27日にテレビアニメ化の発表と共に、同日発売のアニメ雑誌「メガミマガジン」2014年2月号へ紹介記事の掲載が行われ[7]、テレビアニメ版公式サイトも開設された。同年12月29日にはコミックマーケット85のメディアファクトリーブースでもPVが公開され、冊子「週刊ダミ通」や前しっぽ型のバルーンが無料配布された[8]

2014年1月31日には声優やスタッフが追加発表された[9]。同年3月14日にはテレビアニメ版公式サイトが、かつて存在した愛生会病院の公式サイトをオマージュした仕様へリニューアルされた[10]。同年3月23日には「AnimeJapan 2014」で実施された最新映像上映やトークショーへ主要声優陣のほか、スペシャルゲストとしてお笑いタレント江頭2:50が登壇した[9]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「健全ロボ ダイミダラー
作詞 - milktub / 作曲 - 遠藤正明 / 編曲 - 宮崎京一 / 歌 - 遠藤会
第6話ではエンディングテーマとして使用。第12話では挿入歌として使用された。映像は第5話まではダイミダラー2型を中心とした物だったが第6話からはダイミダラー6型を中心とした物に変更された。
エンディングテーマ
「Suki Suki//Links」(第1話 - 第5話、第7話 - 第11話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 佐々倉有吾 / 歌 - 友寄もり子(大橋彩香)、真境名そり子(木戸衣吹)、呉屋せわし子(田所あずさ
第6話・第12話では未使用。
「健全ロボ ダイミダラー 〜The Ballad〜」(第12話)
作詞 - milktub / 作曲 - 遠藤正明 / 編曲 - 宮崎京一 / 歌 - 遠藤会
挿入歌「愛って○×全部かな?」(第9話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 遠藤直弥 / 編曲 - Big Boom / 歌 - リカンツ シーベリー(洲崎綾

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 メカ作画監督
第一話 揉め!ダイミダラー出撃! 吉岡たかを 柳沢テツヤ 南康宏 ごとうじゅんじ -
第二話 危機!奪われた太陽 植竹須美男 大畑晃一 玉田博 門智昭
藤原潤
伊藤浩二
第三話 脅威!灼熱のジェイクあらわる! 藤田けい こでらかつゆき 橋口洋介 佐久間信一
斎藤佑
-
第四話 Sixの挑戦 植竹須美男 柳沢テツヤ 吉田俊司 神田岳
石動仁
第五話 乱舞!恐怖のペンギンビラ! 吉岡たかを 越智一裕 南康宏 芳賀亮
池津寿恵
西山伸吾
斎藤和也
第六話 登場!ショウマとキリコ 藤田けい こでらかつゆき ながはまのりひこ 山崎展義 -
第七話 万歳!南極11号登場 植竹須美男 平野俊貴 吉田俊司 神田岳
石動仁
第八話 便利!電動歯ブラシ 藤田けい 縞リュウ 日下直義 山形孝二
第九話 警報!閉ざされたゲート 吉岡たかを 西澤晋 橋口洋介 佐久間信一
斎藤佑
第十話 発動!ヨーゼフのシンボル 植竹須美男 なかの☆陽 南康宏 中島美子
曾我篤史
伊藤浩二
第十一話 動転!帝王のセクハラ 吉岡たかを ながはまのりひこ 山崎展義
楢澤雄二
田中良
第十二話 決戦!健全ロボ対ダイミダラー 越智一裕
柳沢テツヤ
吉田俊司 ごとうじゅんじ やまだたかひろ
小林麻留子

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本全域 AT-X 2014年4月5日 - 6月21日 土曜 18:30 - 19:00 CS放送 製作委員会参加
視聴年齢制限あり
リピート放送あり
埼玉県 テレ玉 2014年4月7日 - 6月23日 月曜 1:30 - 2:00(日曜深夜) 独立局
千葉県 チバテレ
神奈川県 tvk
栃木県 とちぎテレビ 月曜 1:45 - 2:15(日曜深夜)
群馬県 群馬テレビ 2014年4月8日 - 6月24日 火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜)
日本全域 BS11 火曜 3:30 - 4:00(月曜深夜) BS放送 ANIME+』枠
ニコニコ生放送 2014年4月9日 - 6月25日 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) ネット配信
ニコニコチャンネル 水曜 0:30 更新(火曜深夜)
兵庫県 サンテレビ 2014年4月11日 - 6月27日 金曜 2:00 - 2:30(木曜深夜) 独立局
日本全域 バンダイチャンネル 2014年4月16日 - 7月2日 水曜 12:00 更新 ネット配信
dアニメストア 2014年4月23日 - 7月9日

関連商品[編集]

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2014年7月25日 第1話 - 第2話 ZMXZ-9371 ZMBZ-9381
2 2014年8月27日予定 第3話 - 第4話 ZMXZ-9372 ZMBZ-9382
3 2014年9月24日予定 第5話 - 第6話 ZMXZ-9373 ZMBZ-9383
4 2014年10月29日予定 第7話 - 第8話 ZMXZ-9374 ZMBZ-9384
5 2014年11月26日予定 第9話 - 第10話 ZMXZ-9375 ZMBZ-9385
6 2014年12月24日予定 第11話 - 第12話 ZMXZ-9376 ZMBZ-9386

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2014年4月23日 健全ロボ ダイミダラー LACM-14207
2014年5月14日 Suki Suki//Links LACM-14208
2014年5月28日 しっぽしっぽ♡ぱわー LACM-14233
2014年6月25日 健全ロボ ダイミダラー オリジナルサウンドトラック LACA-9354/55

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ アニメでは具体的な例が最強五人衆の転送で示されており、マカロニがこちらの世界に転送されてきた時は身に着けていたはずのブラジャーが無くなり、平行世界に戻る時はパンティーだけが転送せず残った。フンボルトの場合は来た時は超南極の操縦方法を忘れてしまい、帰る時は衣服を置いていってしまった。

出典[編集]

  1. ^ Twitter / 吉岡たかを @takawoy Twitter 2014年4月20日
  2. ^ KADOKAWAショウゲートAT-X、ランティス、ジェンコ
  3. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その4) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  4. ^ 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その1) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  5. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その2) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  6. ^ a b 「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その3) | トーキョーアニメニュース ? TOKYO ANIME NEWS
  7. ^ 健全ロボ ダイミダラー:異色のロボットマンガ 来年4月からテレビアニメ放送 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
  8. ^ テレビアニメ『健全ロボ ダイミダラー』、コミックマーケット85メディアファクトリーブースで最新映像を公開! 特別冊子「週刊ダミ通」も配布 - ファミ通.com
  9. ^ a b アニメ「ダイミダラー」追加キャストや場面写真を公開 - コミックナタリー
  10. ^ 「健全ロボダイミダラー」公式サイトが愛生会病院をオマージュしてリニューアル! - トーキョーアニメニュース

関連項目[編集]

  • 火星ロボ大決戦! - なかま亜咲によるロボット漫画で、本作とは平行世界の関係にある。ペンギン帝国などの一部の登場キャラクターや設定がリンクしており、これらについての解説が「健全ロボ ダイミダラー」単行本第3巻コミックとらのあな購入特典リーフレット『ペンギン手帖』に掲載されている。
  • カニメガ大接戦! - 同じくなかま亜咲による漫画で、「火星ロボ大決戦!」と同じ世界観を持つとされる。

外部リンク[編集]