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加賀温泉駅

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加賀温泉駅*
駅舎
かがおんせん
Kagaonsen
大聖寺 (4.1 km)
(3.2 km) 動橋
所在地 石川県加賀市作見町ヲ58
北緯36度19分13.18秒 東経136度21分1.77秒 / 北緯36.3203278度 東経136.3504917度 / 36.3203278; 136.3504917
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 北陸本線
キロ程 134.3 km(米原起点)
電報略号 オセ
クミ(作見駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
1,952人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1944年昭和19年)10月11日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1970年に作見駅から改称。
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加賀温泉駅(かがおんせんえき)は、石川県加賀市作見町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線である。

加賀市内の駅では特急列車が最も多く停車し、加賀温泉郷各地へのバス路線が発着している。

駅構造

2面4線の島式ホームを持ち、待避設備を有する地上駅。駅舎から各ホームは通路で連絡している。ホームは2階にある。直営駅小松駅の被管理駅)かつみどりの窓口設置駅。

加賀温泉駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 北陸本線 上り 福井敦賀米原方面
3・4 北陸本線 下り 小松金沢富山方面
  • 内側2線(2・3番のりば)が本線、外側2線(1・4番のりば)が待避線という構成である。なお、運転指令上では1番のりばから順に「上り1番線」「上り本線」「下り本線」「下り1番線」とされている。当然ながら、特急列車は上下本線(2・3番のりば)を通る。
  • 駅自動放送は北陸本線主要駅標準の詳細型自動放送となっている。

駅弁

現在の販売業者である高野商店は元は福井県今庄駅の駅弁業者であった。北陸トンネルの開通で大聖寺に移転したのち、作見の加賀温泉への改称と特急停車により駅弁の需要が生じたため、当時の国鉄の勧めで当駅に移転した。駅の裏側に社屋がある。主な駅弁は下記の通り[1]

  • 高野の笹寿し
  • 加賀彩々
  • 発芽玄米鯛めし
  • 鯛のいなり手箱
  • 柿の葉ずし
  • 焼きさば寿し
  • 能登たべまっし
  • 加賀きたまえ鮨
  • 甘えび寿し

利用状況

  • 1日平均乗車人員
  • 1994年度(平成6年度) 2,858人
  • 1995年度(平成7年度) 3,018人
  • 1996年度(平成8年度) 2,900人
  • 1997年度(平成9年度) 2,746人
  • 1998年度(平成10年度) 2,592人
  • 1999年度(平成11年度) 2,470人
  • 2000年度(平成12年度) 2,444人
  • 2001年度(平成13年度) 2,464人
  • 2002年度(平成14年度) 2,398人
  • 2003年度(平成15年度) 2,380人
  • 2004年度(平成16年度) 2,314人
  • 2005年度(平成17年度) 2,252人
  • 2006年度(平成18年度) 2,236人
  • 2007年度(平成19年度) 2,200人
  • 2008年度(平成20年度) 2,142人
  • 2009年度(平成21年度) 2,031人
  • 2010年度(平成22年度) 1,952人


駅周辺

  • 片山津温泉山代温泉山中温泉、加賀橋立温泉への玄関口となっている。
  • abio city(アビオシティ)加賀(駅前、平和堂が核テナントとなっているショッピングセンター)
  • 2000年代に入り飲食店、コンビニエンスストア、CDショップなどの出店が相次ぎ、1990年代以前に比べて賑やかになっている。
  • 駅の北側には巨大な観音像が建っていて、加賀温泉に向かう車窓からも確認することができる。これは1980年代後半のバブル期に作られた仏教的テーマパーク「ユートピア加賀の郷」の一つでホテルや遊園地などが設けられていたが、運営会社「関西土地建物」の倒産によって施設は休業した。2009年に大阪市内の会社と織田無道が経営に参画し、ホテル業を再開していたが従業員への給与不払い問題等を起こし廃業[2]。ただし、観音像とそれらに付随する設備は内部を見学することができる。

路線バス

加賀温泉バス
  • 温泉山中線(加賀温泉駅-山代温泉-山中温泉-栢野)
  • 吉崎線(山代温泉-大聖寺-塩屋)
  • 山代大聖寺線(山中温泉-山代温泉-大聖寺-加賀市民病院)

2008年5月1日をもって上記以外の3路線以外のバスは廃止された。なお、以前当駅から出ていた粟津温泉行きは小松駅から数本運行されている。廃止路線における今後の動き(コミュニティバス化など)については未定。

観光向け周遊バス
  • CAN BUS
夜行・昼行高速バス

歴史

  • 元々は普通列車しか停車しない小駅に過ぎなかったが、隣接する動橋駅大聖寺駅が片山津温泉、山代温泉、山中温泉の各地元を巻き込み特急停車をめぐって激しい争奪戦を繰り広げたため、これを沈静化する目的で両者の中間にあるこの駅に特急列車を集約して停車することとなり、駅名を改称して周辺の温泉地の玄関口となった(急行列車についても基本的にはこの駅に集約されたが、一部の列車は大聖寺駅にも引き続き停車した)。当時は現在のように特急を短い区間で停めることは避けられており、当駅改称直前こそ特急「雷鳥」と「しらさぎ」の全てが動橋駅と大聖寺駅の両駅に停車していたが、当時の常識からいうとこれは例外中の例外であった。増発の際の選択停車化や、スピードアップの足かせと考えられることは目に見えていたためにこのような措置が取られた訳である。したがって、「温泉」を名乗ってはいるが駅の近くには温泉はなく、「加賀温泉」という温泉も存在しない。

沿革

備考

  • 北陸新幹線の整備計画では金沢・小松・加賀温泉・芦原温泉・福井の順に駅ができることとなっている。

隣の駅

※特急「サンダーバード」「しらさぎ」「はくたか「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」(うち、「サンダーバード」は一部通過)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
北陸本線
大聖寺駅 - 加賀温泉駅 - 動橋駅

脚注

関連項目

外部リンク