加賀温泉駅

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加賀温泉駅*
駅舎
駅舎
かがおんせん
Kagaonsen
大聖寺 (4.1km)
(3.2km) 動橋
所在地 石川県加賀市作見町ヲ58
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 北陸本線
キロ程 134.3km(米原起点)
電報略号 オセ
クミ(作見駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
2,229人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1944年昭和19年)10月11日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1970年に作見駅から改称。
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加賀温泉駅(かがおんせんえき)は、石川県加賀市作見町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線である。事務管コードは▲541439[1]

加賀市内の駅では特急列車が最も多く停車し、加賀温泉郷各地へのバス路線が発着している。

歴史[ソースを編集]

元々は作見駅(さくみえき)という、普通列車しか停車しない小駅に過ぎなかったが、隣接する動橋駅大聖寺駅が片山津温泉、山代温泉、山中温泉の各地元を巻き込み特急停車をめぐって激しい争奪戦を繰り広げたため、これを沈静化する目的で両者の中間にあるこの駅に特急列車を集約して停車することとなり、駅名を改称して周辺の温泉地の玄関口となった(急行列車についても基本的にはこの駅に集約されたが、一部の列車は大聖寺駅にも引き続き停車した)。当時は現在のように特急を短い区間で停めることは避けられており、当駅改称直前こそ特急「雷鳥」と「しらさぎ」の全てが動橋駅と大聖寺駅の両駅に停車していたが、当時の常識からいうとこれは例外中の例外であった。増発の際の選択停車化や、スピードアップの足かせと考えられることは目に見えていたため、喧嘩両成敗のような措置が取られた訳である。したがって、「温泉」を名乗ってはいるが駅の近くには温泉はなく、「加賀温泉」という温泉も存在しない。

沿革[ソースを編集]

備考[ソースを編集]

  • 北陸新幹線の整備計画では金沢・小松・加賀温泉・芦原温泉・福井の順に駅ができることとなっている。

駅構造[ソースを編集]

島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を有する地上駅。駅舎から各ホームは通路で連絡している。ホームは2階にある。

直営駅小松駅の被管理駅)かつみどりの窓口設置駅。

のりば[ソースを編集]

のりば 路線 方向 行先
1 (使用停止中)
2 北陸本線 上り 福井敦賀米原方面
3・4 北陸本線 下り 小松金沢方面
  • 内側2線(2・3番のりば)が本線、外側2線(1・4番のりば)が待避線という構成である。なお、運転指令上では1番のりばから順に「上り1番線」「上り本線」「下り本線」「下り1番線」とされている。当然ながら、特急列車は上下本線(2・3番のりば)を通る。 駅自動放送は北陸本線主要駅標準の詳細型自動放送となっている。2017年3月4日から新幹線工事のため1番のりばが使用停止している。そのため上り特急列車の待避は、隣の大聖寺駅で使用するようになっている。

北陸新幹線は在来線駅南側に相対式ホーム2面2線と中央に通過線2線を有する高架駅として計画されている。

駅弁[ソースを編集]

現在の販売業者である高野商店は元は福井県今庄駅の駅弁業者であった。北陸トンネルの開通で大聖寺に移転したのち、作見の加賀温泉への改称と特急停車により駅弁の需要が生じたため、当時の国鉄の勧めで当駅に移転した。駅の裏側に社屋がある。主な駅弁は下記の通り[8]

  • 加賀彩々
  • 柿の葉ずし
  • 焼きさば寿し

利用状況[ソースを編集]

「石川県統計書」と「加賀市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1994年 2,858
1995年 3,018
1996年 2,900
1997年 2,746
1998年 2,592
1999年 2,470
2000年 2,444
2001年 2,464
2002年 2,398
2003年 2,380
2004年 2,314
2005年 2,252
2006年 2,236
2007年 2,200
2008年 2,142
2009年 2,031
2010年 1,952
2011年 1,929
2012年 1,926
2013年 1,943
2014年 1,911
2015年 2,229

駅周辺[ソースを編集]

  • 片山津温泉山代温泉山中温泉、加賀橋立温泉への玄関口となっている。
  • abio city(アビオシティ)加賀(駅前、平和堂が核テナントとなっているショッピングセンター)
  • 2000年代に入り飲食店、コンビニエンスストア、CDショップなどの出店が相次いだ。
  • 駅の北側には巨大な観音像が建っていて、加賀温泉に向かう車窓からも確認することができる。これは1980年代後半のバブル期に作られた仏教的テーマパーク「ユートピア加賀の郷」の一つでホテルや遊園地などが設けられていたが、運営会社「関西土地建物」の倒産によって施設は休業した。2009年に大阪市内の会社と織田無道が宗教法人 豊星寺として経営に参画し、ホテル業を再開していたが従業員への給与不払い問題等を起こし廃業[9]。ただし、観音像とそれらに付随する施設は、豊星寺が管理する観音院加賀寺として運営[10]され、内部を見学することができる(2014年現在休業中)。

バス路線[ソースを編集]

加賀温泉バス
  • 温泉山中線(加賀温泉駅 - 山代温泉 - 山中温泉 - 栢野)
  • 温泉片山津線(加賀温泉駅 - 富塚 - 片山津温泉 - 富塚 - 加賀温泉駅)
  • 温泉大聖寺線(加賀温泉駅 - 中央公園口 - 大聖寺駅 - 加賀交流プラザさくら)

2008年5月1日をもって上記以外の3路線以外のバスは廃止された。

 ・吉崎線 (加賀温泉駅 - イオン加賀の里店前 - 大聖寺駅前 - (加賀交流プラザさくら) - 吉崎 - 塩屋)

  吉崎線は従来、山中温泉 - 大聖寺駅 - 塩屋の系統だったが、通しで運行するバスは存在せず、大聖寺駅前(一部の便は加賀市民病院(加賀市医療センター開院に伴い2016年4月加賀看護学校前に改称)、大聖寺実業高校前)から山中温泉(または山代温泉東口)へ向かう便と、塩屋へ向かう便があったが、2015年3月のダイヤ改正で系統分割を行い、後者を加賀温泉駅まで延長。

なお、以前当駅から出ていた粟津温泉行は小松駅から数本運行されている。廃止路線における今後の動き(コミュニティバス化など)については未定。過去には大聖寺、加賀市民病院へ向かうバスも乗り入れていた。

夜行高速バス[ソースを編集]

 WILLER EXPRESS
中日本エクスプレス
  • 東京駅・東京ディズニーランド行
北陸鉄道

観光向けバス[ソースを編集]

京福リムジンバス
日本海観光バス

隣の駅[ソースを編集]

※特急「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」(うち、「サンダーバード」は一部通過)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
北陸本線
大聖寺駅 - 加賀温泉駅 - 動橋駅

建設中の未成路線[ソースを編集]

西日本旅客鉄道
北陸新幹線(未着工)
小松駅 - 加賀温泉駅 - 芦原温泉駅

脚注[ソースを編集]

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  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ a b 北日本新聞 1970年10月2日付朝刊14面より
  3. ^ 交通年鑑 昭和46年度版
  4. ^ 北陸線(大聖寺~金沢駅間)、IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~ (PDF)”. 西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道 (2017年1月31日). 2017年1月31日閲覧。
  5. ^ 交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について (PDF)”. あいの風とやま鉄道 (2017年1月31日). 2017年1月31日閲覧。
  6. ^ 加賀温泉駅 仮駅舎使用開始について”. 西日本旅客鉄道 (2017年4月26日). 2017年4月27日閲覧。
  7. ^ “北陸本線の加賀温泉駅が仮駅舎に…新幹線工事の一環 5月23日から”. Response. (株式会社イード). (2017年4月26日). https://response.jp/article/2017/04/26/294023.html 2017年4月29日閲覧。 
  8. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社2017年、 286頁。
  9. ^ 「住職」織田無道氏、給与不払い 73メートル観音像の加賀・豊星寺 改装費も入金せず北國新聞、2009年11月15日
  10. ^ [1]北国新聞、2012年4月8日

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]