動橋駅

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動橋駅
駅舎の一部
駅舎の一部
いぶりはし* - Iburihashi
加賀温泉 (3.2km)
(4.9km) 粟津
所在地 石川県加賀市動橋町ナ92
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)**
所属路線 北陸本線**
キロ程 137.5km(米原起点)
電報略号 イフ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
580人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1897年明治30年)9月20日
備考 無人駅(自動券売機 有)
* 開業時から1956年までは「いぶりし」で呼称。
** 1971年まで北陸鉄道加南線乗り入れ。

動橋駅(いぶりはしえき)は、石川県加賀市動橋町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線である。

概要[編集]

難読駅名でも知られる。片山津温泉に近く、かつては特急停車駅として賑わっていたが、現在では普通列車しか停車しない寂しい駅になってしまっている。また、北陸鉄道片山津線山代線と接続していたが、既に廃止されている。

いぶり」は「いぶる」の活用形で、広辞苑などにも示される古い言葉である。揺する、ゆり動かす、ゆすぶるの意味[1][2]加賀南部で古くから使われ、揺れる二級河川動橋川に架かっていた所に由来する。

駅構造[編集]

単式ホーム2面2線を持つ地上駅である。島式ホームの内側にも線路(中線)はあるが、上下線両方ともに正方向に進入できないようになっており待避線としては使用できない。また絶対信号機も設置されておらず停留所となっている。元々単式である上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは跨線橋で連絡している。特急停車駅時代の名残か、普通停車駅にしては比較的ホームも広い構造になっているが、2013年春に普通列車有効長以外の部分に安全を設置する工事を実施し、関係者以外は立ち入り禁止となった。

以前は簡易委託駅であったが、現在は小松駅管理の無人駅となっている。自動券売機が設置されている。

動橋駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 北陸本線 上り 福井敦賀方面
2 北陸本線 下り 金沢富山方面
  • ホーム上にはのりば番号標がないが、駅掲示時刻表では上記の番号で案内されている。この案内によると、使われていない中線は番号カウントから外されている。
  • 接近警告機から鳴るメロディは、1番のりばが「アニーローリー」、2番のりばが「エリーゼのために」である。

利用状況[編集]

  • 1日平均乗車人員
  • 1995年度(平成6年度) 984人
  • 1995年度(平成7年度) 984人
  • 1996年度(平成8年度) 958人
  • 1997年度(平成9年度) 928人
  • 1998年度(平成10年度) 885人
  • 1999年度(平成11年度) 841人
  • 2000年度(平成12年度) 754人
  • 2001年度(平成13年度) 740人
  • 2002年度(平成14年度) 723人
  • 2003年度(平成15年度) 720人
  • 2004年度(平成16年度) 709人
  • 2005年度(平成17年度) 719人
  • 2006年度(平成18年度) 653人
  • 2007年度(平成19年度) 635人
  • 2008年度(平成20年度) 665人
  • 2009年度(平成21年度) 584人
  • 2010年度(平成22年度) 580人

駅周辺[編集]

歴史[編集]

以前、当駅は加賀温泉郷への窓口として、大聖寺駅と共に特急が手分けして停まっていた。1960年代末期には特急「雷鳥」・「しらさぎ」が大聖寺駅と動橋駅の両駅に停車するダイヤとされていたことが特急の格やスピードアップの観点から問題視されたことから、隣の作見駅が加賀温泉駅と改称され加賀温泉郷の入口として一本化された。それ以降は急行「くずりゅう」が1往復停車するのみとなり、それも1985年昭和60年)3月に廃止された後は、普通列車のみの停車駅となってしまった。この経緯については、鉄道と政治#停車駅争奪戦も参照のこと。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
北陸本線
加賀温泉駅 - 動橋駅 - 粟津駅

北陸鉄道 動橋駅[編集]

概要[編集]

片山津線の始発駅で、国鉄の北側に位置し、独自の出入口はなかった。

駅構造[編集]

国鉄駅とつながる跨線橋を降りたところに1面1線のホームがあり、金沢寄りに3線の車庫があった。国鉄とは線路がつながっていなかった。

歴史[編集]

隣の駅[編集]

北陸鉄道
片山津線
動橋駅 - 片山津本町駅

廃止後[編集]

片山津線廃止後も数年の間は電車がバスに置き換わっただけの形とされ、ホームの断面を階段状に改修して線路跡からバスが発着し、跨線橋も存置されて国鉄駅や山代線の新動橋駅と連絡していたが、1970年(昭和45年)の加賀温泉駅の開業、翌1971年(昭和46年)の山代線を含む加南線全線廃止と前後して跨線橋が撤去され、当駅から片山津温泉へのバスは山代温泉からの直通となり、狭隘な駅前に乗り入れることができないため150mほど南に位置する動橋駅前バス停を経由していた。この路線バスは2008年(平成20年)4月30日限りで廃止されている。

北陸鉄道 新動橋駅[編集]

概要[編集]

動橋線(のちに山代線)の乗換駅であった。

駅構造[編集]

国鉄駅を出たすぐ右手に木造の駅舎があり、Y字ポイントで分岐した島式ホーム1面2線を有していたが、晩年は駅舎から見て右側の1線だけが使われていた。

歴史[編集]

  • 1915年(大正4年)5月1日 - 温泉電軌の駅として開業。
  • 1943年(昭和18年)10月13日 - 合併により北陸鉄道の駅となる。
  • 1963年(昭和38年)7月19日 - 動橋線の山代線への改称により同線の駅となる。
  • 1971年(昭和46年)7月11日 - 加南線全線廃止により廃駅。

廃止後[編集]

駅跡地には道路が新設され、残りの用地は駅前広場の拡張に使われている。

隣の駅[編集]

北陸鉄道
動橋線
庄駅 - 新動橋駅

脚注[編集]

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  1. ^ 広辞苑第3版「いぶる」[他四]162頁昭和58年12月6日発行第1刷
  2. ^ いぶる(動ラ四)ゆすぶる”. goo国語辞書. 2009年4月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]