トヨタカローラ店

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kto2038 (会話 | 投稿記録) による 2022年11月20日 (日) 14:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎主な取扱車種: 内部リンク修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

トヨタ自動車 > トヨタカローラ店
トヨタカローラ店ディーラーの一例 (トヨタカローラ長野 長野店)

トヨタカローラ店(トヨタカローラてん、Toyota Corolla Store)は、トヨタ自動車ディーラーのひとつ。「カローラ店」の通称で親しまれている。

概要

1961年にトヨタパブリカ店として創立、店名にもなっているパブリカがオート店の販売に移行した後の1969年に現在の名称になる。ミニバンや実用型セダンハッチバック、果てはダイハツOEMリッターカーパッソ、およびルーミー)や同ダイハツOEMの軽自動車(ピクシスシリーズ)など、幅広いファミリー層向けの車種を中心に扱っている。

ディーラー名は「トヨタカローラ○○」のところが多いが、東京都は「トヨタ西東京カローラ」である。○○のところにはたいてい、道府県名が入っている。ただし、同じ都道府県で二つ以上のカローラ店が存在する場合は、その地域にちなんだ名前が入っている。トヨタ自動車のお膝元である愛知県では愛知、名古屋、愛豊の3社[1](3社とも本社は名古屋市)が愛知県全域で展開している。なお、カローラ店が複数ある都道府県では、販売会社ごとに担当エリアのすみわけがなされていることもある。

1957年に発足した販売会社のトヨタディーゼル店は、主にディーゼルエンジンを搭載した大型トラックを扱っていたが、大型トラック市場でのトヨタ車のシェアの低下に伴いパブリカを併売するようになった。結果、トヨタディーゼル店からパブリカ店(のちにカローラ店)への名称変更が相次ぎ、1989年に最後のディーゼル店がカローラ店になっている。宮城、埼玉、福岡などにディーゼル店を前身とするカローラ店が存在する理由はこのためである。

2007年よりトヨタの各販売店系列のデザイン刷新が行われ、順次オレンジをテーマカラーとしたデザインに改装された。

日本でレクサスが発足された2005年以降、ウィンダムESへモデルチェンジされずに廃止(ならびにカムリと統合。ESはのちの2018年よりレクサス店での販売開始)されたため、カローラ店からレクサス店へ移行された車種は1車種も存在していない[2]。また、2020年4月30日まではトヨタの販売チャネルの中で唯一、東京都を除きグランエース以外のディーゼル車を取り扱っていなかった。

東京都は2019年4月1日より販売チャネル制度を廃止しており、全車種をトヨタモビリティ東京[3]とトヨタ西東京カローラ(当時、現トヨタS&D西東京)(一部車種を除く)で取り扱っている。

2020年5月に実施された全車種併売化に伴い、石川県のディーラーであるトヨタカローラ石川は、同年4月にトヨペット店系列である石川トヨペットと経営統合の上で、石川トヨペットカローラとなった[4]神奈川県にあるディーラー2社のうち、KTグループに属するトヨタカローラ横浜は、同年5月1日付で神奈川トヨタ自動車へ吸収合併された[5]長野県にあるディーラー2社のうち、NTPグループに属するトヨタカローラ南信は、同年7月1日付でネッツ店系列であるネッツトヨタ信州と統合し、NTPトヨタ信州となる[6]

キャッチコピーは「うれしいこと、全力で。あなたの街のカローラ店」。

宣伝・広報活動

主な取扱車種

※2021年7月現在

  • ☆が付与された車種は2020年4月30日以前は専売車種扱いで、同年5月1日より全てのトヨタ車両販売店の取扱に移行した車種
  • ◎が付与された車種は2020年5月1日の全車種併売化に伴って取扱を開始した車種
カローラ(セダン)
(画像は「HYBRID W×B」)
セダンハッチバックセダン含む)
  • カローラ
  • カローラ アクシオ ☆(現在は法人向けに特化した「EXシリーズ」のみの販売となる)
  • プリウス(全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • プリウスPHV(全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • カムリ(2017年7月のフルモデルチェンジを機にトヨペット店ネッツ店でも併売[7]
  • MIRAI
  • クラウン◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった)
  • センチュリー◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった、一部の店舗では未取扱)
ワゴン
スポーツクーペ
  • 86(全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • スープラ(2代目までは専売、2019年5月発売の3代目は全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • GRヤリス
コンパクトハッチバック、およびトールワゴン
ミニバン
  • ノア
  • シエンタ[8](初代は発売当初~マイナーチェンジ前までネッツ店と併売、それ以降は専売。2代目は全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • グランエース(全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • ヴォクシー◎(2020年4月30日まではネッツ店の専売だった)
  • エスクァイア◎(2020年4月30日まではトヨタ店・トヨペット店での取扱だった)
  • アルファード◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった)
  • ヴェルファイア◎(2020年4月30日まではネッツ店の専売だった)
  • ハイエースワゴン◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった)
SUV
商用車
  • プロボックスバン☆(カローラバンの後継車種、発売当初はネッツ店との併売だったが、2004年4月以降は専売となっていた)
  • タウンエース☆(現行モデルはダイハツ・グランマックスの日本市場向けモデルにあたる)
  • ハイエース◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった、コミューターは一部店舗では未取扱)
  • ダイナ◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった、一部店舗では未取扱)
  • コースター◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった、一部店舗では未取扱)
軽自動車
ピクシスシリーズは2020年4月30日まではネッツ店及び一部のトヨタ店・トヨペット店との併売だった。コペン GR SPORTは全てのトヨタ車両販売店で取り扱う。後述するが一部の店舗ではダイハツ車の取扱がある。

ダイハツ車

現在、一部の店舗ではダイハツの車種を取扱っている(軽自動車のみ)。

2020年8月現在

過去の取扱車種

※ 太字の車種は海外生産車種

セダン
ステーションワゴン
トールワゴン
ハッチバック(2BOX)
SUV
ミニバン / 1BOXワゴン
スポーツ(クーペ)
軽自動車
全て、ネッツ店と一部のトヨペット店/トヨタ店でも取り扱っていた。また、後述するOEM元の車種も一部の店舗で取り扱っていた。
商用車
ダイハツ車(一部の店舗・軽自動車のみ)
本項では1998年10月以降に販売された車種のみを掲載する。

ディーラー一覧

地域区分は公式サイトによる。[12]

※は2019年現在、トヨタ自動車が70%以上出資しているディーラー。

北海道地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ北海株式会社(旧・札幌トヨタディーゼル、ビスタ店を経て2004年5月にネッツトヨタ道都に社名変更)
  • トヨタカローラ釧路株式会社(釧路市)…釧路貨物グループ(2022年7月に釧路トヨペットと合併し、トヨタモビリティ釧路となった。)

東北地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ仙台(1970年5月にトヨタオート店に系列変更し、1998年にネッツトヨタ仙台に社名変更)

関東地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ東急(旧・横浜トヨタディーゼル株式会社、1972年10月にトヨタカローラ横浜に吸収合併)
  • トヨタカローラ京葉(旧・千葉トヨタディーゼル株式会社、1990年12月にトヨタカローラ千葉に吸収合併)
  • トヨタカローラ茨城 (1997年経営破綻、店舗はトヨタカローラ南茨城およびトヨタカローラ新茨城に譲渡)
  • トヨタ東京カローラ (現トヨタモビリティ東京、2019年4月にトヨタ東京販売ホールディングス、東京トヨタ自動車、東京トヨペット、ネッツトヨタ東京と合併)
  • トヨタカローラ横浜 (現トヨタモビリティ神奈川、2020年5月1日付で神奈川トヨタ自動車へ吸収合併)
  • トヨタ西東京カローラ(現・トヨタS&Dフリート西東京) 2022年4月に個人向け販売を会社分割によりネッツトヨタ多摩(現・トヨタS&D西東京)に承継し、法人向けに特化[14]…S&Dホールディングスグループ

中部地方

かつて存在した販売店

近畿地方

かつて存在した販売店

中国地方

四国地方

九州・沖縄地方

かつて存在した販売店

脚注

  1. ^ かつては名都(1989年1月に名古屋トヨタディーゼルから改称、1996年4月にトヨタカローラ愛豊に吸収合併)、中京(2021年4月にトヨタモビリティ中京に改称)も存在し5社→4社であった時期もある。
  2. ^ LSへモデルチェンジされたセルシオSCへマイナーチェンジされたソアラトヨタ店トヨペット店GSへモデルチェンジされたアリストネッツ店(旧オート店、旧ビスタ店)、ISへモデルチェンジされたアルテッツァネッツ店(旧オート店)での販売であった。
  3. ^ トヨエースレジアスエースライトエースを除く。兄弟車のダイナハイエースタウンエースへ一本化。なおプロボックスサクシードは一本化せず併売している。
  4. ^ トヨペット、カローラ4月統合 トヨタ・SHIグループ北國新聞 2020年2月19日
  5. ^ 弊社グループ会社の合併についてKTグループ 2020年1月23日
  6. ^ トヨタカローラ南信㈱とネッツトヨタ信州㈱の会社統合に関するお知らせトヨタカローラ南信株式会社 2020年5月
  7. ^ 東京都ではトヨタ店(東京トヨタ自動車)でも取り扱われていたが、2019年4月以降はトヨタモビリティ東京での扱いとなる。2020年5月1日より東京都以外の地域のトヨタ店も併売となる
  8. ^ 2010年11月に一旦製造・販売を終了したが、ユーザー側の要望により、2011年5月に製造・販売を再開した。
  9. ^ トヨタカローラ沖縄のみ、旧ビスタ店専売だったWiLLブランドの2車種(ViVS)も取り扱っていた。
  10. ^ カローラ店では「クルーガーL」として取り扱われていた。なお、トヨタカローラ沖縄のみ、旧ビスタ店向けの「クルーガーV」も並行して取り扱っていた。
  11. ^ 既に販売終了した車種に限定した場合では、事実上の後継でもある。ただし、本来の後継はシエンタ(カローラ店)である。
  12. ^ トヨタ全国販売店一覧
  13. ^ 宮城トヨタグループ、メーカー直営のトヨタカローラ宮城をグループ会社化 東北のトヨタ販社 全て地場運営へ(日刊工業新聞)
  14. ^ 令和4年 2022年2月21日付 官報 号外 第36号 112頁
  15. ^ トヨタユナイテッド静岡株式会社の情報(国税庁法人番号公表サイト)
  16. ^ 定休日・営業時間・店舗名に関するご案内(トヨタユナイテッド静岡)

関連項目