ダイハツ・ミラ

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ダイハツ・ミラ
販売期間 1980年-
製造国 日本の旗 日本
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック軽セダン/軽ボンネットバン
ウォークスルーバン
駆動方式 FF / 4WD
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ミラMira )は、ダイハツ工業1980年から生産・販売するハッチバック軽自動車軽セダン/軽ボンネットバン)のブランド(商標)、および車名である。

また、本稿では以下のモデルについても便宜上記述する。

  • ミラ クオーレMira Cuore
    • ミラ バンMira VAN
  • ミラ ウォークスルーバン
    • ミラ ミチート
  • スポーツ系モデル
    • ミラ TR-XX
      • ミラ TR-XXアバンツァート
    • ミラ X4
      • ミラ X4R
  • ミラ RV-4(クロスオーバー系モデル)
  • ミラ クラシック(レトロ風モデル)
  • プレミアム系モデル
    • ミラ モデルノMira Moderno
    • ミラ アヴィMira AVY
    • ミラ カスタムMira Custom

概要[編集]

初代モデル登場の1980年から今日の同社のエントリー車種にあたるエッセが登場する2005年頃まではスズキ・アルトと双璧を成していたため、その最盛期には販売台数を熾烈に争ったことで知られ、1991年には軽自動車としては日本国内通年最多販売台数の28万6,975台を記録[1]

海外ではクオーレ、シャレードなど別の名前を使用している。またエンジンは1000ccエンジン(4代目以降、ただし初代のみ600cc、2代目および3代目は800cc)を採用している。欧州では初代がハンディバンとして現地販売され、マレーシアでは6代目がプロドゥア・ビバとして現地生産されている。

現在では、派生車種のミラ イースがかつてのエッセのポジションを担うほか、オリジナルのミラを押さえミラシリーズの筆頭車種となった(詳細は当該項目を参照)ため、乗用モデルは後述の通りMT専用車種となった。そのため、ミライースやココアといった派生車種(乗用・CVTのみ)で担えないMT需要と商用需要は引き続きオリジナルのミラとミラバンでそれぞれ吸収する形となる。

歴史[編集]

初代 L55型(1980年 - 1985年)[編集]

ダイハツ・ミラ(初代)
L55V型
後期型
1982年5月 - 1985年8月
Mira L55V.jpg
販売期間 1980年6月 - 1985年8月
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアハッチバック
ウォークスルーバン
エンジン AB型 0.547L 直2 SOHC
最高出力 31PS/6,000rpm
最大トルク 4.2kgf·m/3,500rpm
変速機 2速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:リーフリジット
全長 3,195mm
全幅 1,395mm
全高 1,370mm
ホイールベース 2,150mm
車両重量 550kg
ブレーキ 4輪ドラム
データモデル クオーレMG 4ドア 4速MT
(前期型)
先代 初代ダイハツ・MAXクオーレ
-自動車のスペック表-
1980年6月
販売開始。
当時の名称は「ミラ・クオーレ (Mira Cuore)」で、物品税のかからないクオーレ商用車バージョン(軽ボンネットバン)で、販売の主力であった。トランスミッションは4速/5速MTと 2速セミAT の3タイプを用意。
エアコンは先代の「マックス・クオーレ」までオプション設定されてきたダッシュボード吊り下げ式のクーラーをやめて、ヒーターに組み込めるビルトインタイプをオプション設定する形式に変更された。
1982年5月
マイナーチェンジ
車名を現在の「ミラ」に変更。フロントグリルのデザインも変更。ATは2速フルATに変更。
1983年10月
ターボ車および4WDの追加。なお、4WD車は全車、12インチホイールおよび手動式後輪フリーホイールハブ機構を採用しておりターボ車は全車、10インチ用フロントディスクブレーキを採用する。
1984年5月
ウォークスルーバンが追加される。


2代目 L70型(1985年 - 1990年)[編集]

ダイハツ・ミラ(2代目)
L70V/70S型
3ドア TR-XX(前期型)
1985年11月 - 1987年8月
Daihatsu Mira TR-XX 001.JPG
ウォークスルーバン
Daihatsu Mira Walk-through Van 001.JPG
販売期間 1985年8月 - 1990年3月
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
ウォークスルーバン
エンジン EB型 0.547L 直3 SOHC ターボ
最高出力 37kW (50PS) /6,500rpm
最大トルク 69N·m (7.0kgf·m) /4,000rpm
変速機 3速 / 2速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):セミトレーリングアーム
後(4WD):5リンク
全長 3,195mm
全幅 1,395mm
全高 1,400mm
ホイールベース 2,250mm
車両重量 570kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル TR-XX 3ドア 5速MT(後期型)
-自動車のスペック表-
1985年8月
フルモデルチェンジ。
新開発のEB型3気筒エンジンを搭載。後期型から旧セゾングループパルコとのコラボで造られた女性仕様車、「ミラ・パルコ」シリーズが登場。エアコンパワーステアリングパワーウインドウ(オプション)、サンルーフ、ATなど、当時の軽自動車には不要と考えられていた豪華装備車が登場した。AT仕様の一部グレードでは、コラムシフトを採用し、サイドウォークスルーが可能なようになっていた。後に一般的なフロアシフトに改める。ターボ車は前期型はグロス52馬力。後期型はネット50馬力で、ターボTRに設定された2速ATは軽自動車初のロックアップ付ATを採用した。
1985年11月
エアロパーツを標準装備した初代TR-XX登場(バンモデルのみ設定)、阪神タイガース優勝記念車「タイガースミラ」限定発売。
1986年1月
5ドアバン車追加。
1986年8月
一部改良。Cタイプにディスクブレーキと12インチラジアルタイヤを標準装備した。
1987年8月
マイナーチェンジ。
フェイスリフトならびにターボTR-XXにAT車追加。ターボTRにはトリップメーターが標準装備。これに伴いターボ付エンジンのターボチャージャーは油冷式から水冷式に変更される。
1987年10月
TR-XXにEFIターボ車追加[2]。フルタイム4WD車を追加。
1988年3月
特別仕様車でお買い得価格の「ミラ・パルコ」を追加。同時期に「TR-XX」をベースにサンルーフ、パワーウインドウなどを装備した「TR-XX ムーンルーフリミテッド」を追加。
1988年10月
EFIターボ車が64馬力に馬力アップ。3ドアバンCタイプはSタイプに改称。電動パワーステアリングを装備、3速ATを追加[3]
1989年4月1日
物品税が廃止され、代わりに消費税が導入。乗用(セダン)モデルの「クオーレ」と「ミラ」が統合された。
1990年
最後の特別仕様車「ミラ・パルコ90」を発売。


3代目 L200/210型(1990年 - 1994年)[編集]

ダイハツ・ミラ(3代目)
L200S/200V/210S/210V型
3ドア(前期型)
1990年3月 - 1992年8月
Daihatsu Mira 013.JPG
リア
Daihatsu Mira 014.JPG
ウォークスルーバン
Daihatsu Mira Walk-through Van 003.JPG
販売期間 1990年3月 - 1994年9月
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
ウォークスルーバン
エンジン EF-HL型 0.659L
直3 SOHC 12バルブ
最高出力 37kW (50PS) /7,500rpm
最大トルク 52N·m (5.3kgf·m) /4,500rpm
変速機 4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):セミトレーリングアーム
後(4WD):5リンク
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,400mm
ホイールベース 2,280mm
車両重量 670kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル グランリミテッド 3ドア 3速AT
(前期型)
-自動車のスペック表-
1990年3月
フルモデルチェンジ。
「TR-XX」は5ナンバーセダンと4ナンバーバンに設定され「アバンツァート」、「アバンツァートR」の名称もこのモデルから登場した。4ナンバーはキャブレターで61ps、5ナンバーはEFI 64psとエンジンの仕様が異なり、4ナンバーは三元触媒も付かない。乗用車版は「ミラ・セダン」と呼ぶようになる。一般に認知度の高い「ミラ」が優先され、乗用型が「ミラ・セダン」となった。なお、「クオーレ」の名称は現在でも輸出用に使用されており、マレーシアのプロドゥアではカンチル (kancil) の名で国民車として2009年まで生産された。一部機種には4WS機構やリアブレーキのみのロック防止機構アンチスピンブレーキシステム(ASB)も搭載された。モデル途中から「ミラ・モデルノ(Mira Moderno)」という派生モデルも登場した。RVブームを意識し、車高を上げ、ルーフレールと背面スペアタイヤ、フロントグリルガード(フロントバンパーガード)を装備したクロスオーバーモデルの「RV-4」も追加された。日本国内向けの車種で初めてサイドインパクトビーム(サイドドアビーム)を全車に標準装備したのがこの3代目ミラである。グレードは下から2シータ/A/B/J/TR-XX(3ドアバン)B/J/PADI(コラムシフト車)/TR-XX(3ドアセダン)B/J/グラン(5ドアセダン)
1990年9月
5ドア車に「JターボEFI」を追加。このグレードは、550cc時代に存在した、5ドアセダン「CRターボ」に相当する。
1990年11月
フルタイム4WDの3ドアセダン「X4」(クロスフォー)を追加。550ccに存在したターボフルタイム4WD・EFIの後継。
1991年2月
モータースポーツベース車の「X4R」と、限定車として女性向け3ドアセダンの「ルージュ」、固定式ガラスサンルーフを持つ、発売11周年記念車の3ドアセダン「J 11th AE」、「ターボ TR-XX 11th AE」を追加。
1991年5月
セダンTR-XXのATが4速化される。既存TR-XXの装備をグレードアップの上、「TR-XX アバンツァート」と改称(セダン/バン共)。
1991年6月
3ドアセダンに「Jターボ」を追加。特別限定車として「パルコ」を追加。 
1991年9月
一部改良。
55馬力の自然吸気EFIエンジン搭載車、および、4速AT設定の5ドアセダン、グランリミテッドEFIを追加した。廉価グレードのBはパワーステアリングとカラードバンパーが追加され「Pit」に改称。バンのAと2シーターに12インチラジアルタイヤと、フロントディスクブレーキを標準装備。4WDにATが追加されフルタイム化。セダンTR-XXリミテッドはTR-XXアバンツァートRに改称。
1991年11月
Jシリーズを一部改良。
ドアトリムをフルトリム化され内装色も黒主体からグレー主体に変更。特別仕様としてニューパルコシリーズを発売。内訳はラジオアンテナをルーフに装着・新デザインのストライプとフロントエンブレムとシートデザイン・カラードホイルキャップとPARCOロゴ入りのメッシュタイプのアルミホイールが選択できた。ルーフスポイラー装備の55馬力EFIエンジン搭載車も設定され3ドアセダンには電動キャンバストップ仕様[5]も選択できた。
1992年8月
マイナーチェンジでフェイスリフトと内装を変更。RV-4追加。ターボ車のATは全車4速化。セダンのPADI及びバンのターボエンジンのTR-XXは消滅。
1993年1月
内外装を高級化した派生モデル、ミラ・モデルノ追加。各種快適装備のほかに、TYPE-Gには電動格納式ドアミラーも標準装備される。専用の丸みを帯びたナンバープレート付きテールゲートに変えられている。
1993年8月
一部改良。
車種体制の見直しで4WS仕様とキャンバストップ仕様・5ドアセダンの最上級グレード グランは廃止。エアコンの代替フロン化。
1994年1月
モデル末期のお買い得仕様「ピコ」発売。

ミラX4R[編集]

当時全日本ラリー選手権で無敗を誇っていたアルトワークスの牙城を崩すためにX4をベースに開発されたラリー仕様車X4Rを1991年1月31日に販売開始。当時のラリーの規定ではエンジン、トランスミッション、マフラーの変更および改造が禁止されていたため、それらを重点的に強化。エンジン型式こそX4と共通のEF-JL型だが、鍛造クランクシャフトおよびフライホイールの採用、EFIコンピュータの変更などでファインチューニング。スパークプラグの熱価番数を上げると共に、エキゾーストパイプの径を大形化することにより高回転域での性能を向上させている(マイナーチェンジ時にはタービン軸受けをボールベアリング化)。また、パワートレインに関してもトランスミッションクロースレシオ化し、LSDを装備する。ラリーユースを前提とするため、X4から装備を大幅に簡素化させ(ただし、各部の強化と追加装備で、車両重量はX4と同じ690kg)、外装は標準のミラと共通(オプションでTR-XXと同等の外装にすることも可能)、ユーザーによる換装を前提としているため、シートは標準仕様、タイヤもバイアスタイヤである。発表後直ちに全日本ラリー選手権に投入、1991年はシリーズ2~4位に留まったが、翌年堀田憲幸により、Aクラスのチャンピオンマシンとなった。X4Rは月販10台の受注生産で行われ、車両価格は129万8,000円であった。

4代目 L500/510型(1994年 - 1998年)[編集]

ダイハツ・ミラ(4代目)
L500S/500V/510S/510V型
バン 3ドア(前期型)
1994年9月 - 1997年5月
4th generation Daihatsu Mira.jpg
リア
4th generation Daihatsu Mira rear.jpg
モデルノ「パルコ」 5ドア(後期型)
1996年5月 - 1998年10月
Daihatsu Mira 015.JPG
販売期間 1994年9月 - 1998年10月
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
ウォークスルーバン
エンジン JB-EL型 0.659L 直4 DOHC 16V
最高出力 40kW (55PS) /7,000rpm
最大トルク 57N·m (5.8kgf·m) /4,000rpm
変速機 4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):セミトレーリングアーム
後(4WD):5リンク
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,465mm
ホイールベース 2,300mm
車両重量 710kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル TS 3ドア 3速AT 4WD
(前期型)
-自動車のスペック表-
1994年9月
フルモデルチェンジ。
このモデルではダイハツの軽自動車としては初となる4気筒DOHC16バルブエンジンJBシリーズがラインアップされた。スタイルはこれまでとは異なり、やや丸みを帯びた外観となった。TR-XXは登場初期こそ販売は好調であったが、1年後に同社から発売された軽トールワゴンムーヴに人気が集中し、苦戦を強いられる。次期モデルにはターボモデル(3ドアTR・5ドアCR)は存在するが、結果的にTR-XXシリーズはこの代で幕を閉じることになる。ただ、唯一4気筒エンジンを搭載するL502系ミラはスポーツ性能が非常に高く、ダイハツチャレンジカップでは、製造から10年以上経過する車両であっても常に上位を占める車種の一つであった。初代モデルより継続してラインナップされたウォークスルーバンは4代目にもラインナップされたが、これを最後に消滅した。安全装備として、ミラシリーズ初のABSが設定され、マイナーチェンジによりエアバッグの設定車種が加わった。またフルラップ前面衝突40km/hでの安全性もクリアしている。
1995年10月
一旦消滅した派生モデル「ミラ・モデルノ(Mira Moderno)」が復活。モデルノは先代モデルのキープコンセプトと言えるリアビューになった。エンジンは全車DOHC4バルブで3気筒12バルブ(EF-ZL)・4気筒16バルブ(JB-EL)の2種類。ミラ・モデルノ追加で既存グレードは見直され、NA仕様は廉価版のみに整理された。
1996年5月
モデルノのみマイナーチェンジ。
1997年5月
マイナーチェンジ。
スポーティ版グレードとバンを除き、標準車はミラ・モデルノに統合。4気筒エンジン搭載車はターボのみとなる。
1997年8月26日
後のミラジーノの源流となる「ミラ・クラシック」を追加。レトロ調の5ドアセダンで、標準車をベースに、ヘッドランプテールランプを丸型化、バンパー、ホイールキャップ、ドアミラー、アウタードアハンドルをメッキ化。ライトブラウンで統一したインテリアと、イタリアMOMO社製のウッドステアリングホイールを装備。40馬力(2WD)と55馬力(4WD)のNA仕様と64馬力のターボ仕様がある。
1998年1月6日
モデル末期の特別仕様として「モデルノ」をベースにサンリオとのコラボレーションで、ハローキティデザインのフロントエンブレム、ホイールキャップ、メーター、シート表皮などを採用するとともに軽自動車初のMDチューナーデッキを特別装備した「ハローキティ・バージョン」を追加。

ミラTR-XXアバンツァートX4・X2[編集]

3代目にも設定されていたラリー仕様車を4代目にも設定。JB-JL型エンジン搭載の4WD車であるTR-XXアバンツァートR4をベースに、ラリーユースを前提とした装備の簡略化加え、JB-JL型エンジンは、アルミ鍛造ピストンの採用、燃料ポンプの流量アップ、高熱価スパークプラグの採用、タービンの高回転対応インペラの採用など、ファインチューニング。トランスミッションはクロース化され、サスペンションも強化品が装着され、1994年11月に販売開始。車両価格は120万円。
翌1995年11月には全日本ラリー選手権第2部門をターゲットとしたFFの競技専用車「TR-XXアバンツァートX2」を販売開始。 TR-XXアバンツァートR2をベースとし、エンジンはX4と同じファインチューニングを施され、トランスミッションを専用にクロース化、サスペンションに強化品を装着、装備の簡略化など、X4と同等の変更がなされた。車両価格は108万円。


5代目 L700/710型(1998年 - 2002年)[編集]

ダイハツ・ミラ(5代目)
L700S/700V/710S/700V型
5ドア(前期型)
1998年10月 - 2000年10月
Daihatsu Mira1998.JPG
バン 3ドア
Daihatsu-mira 5th van-rear.jpg
販売期間 1998年10月 - 2002年12月
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
エンジン EF-DET型 0.659L
直列3気筒 DOHC 12バルブ ターボ
最高出力 47kW (64PS) /6,400rpm
最大トルク 107N·m (10.9kgf·m) /3,600rpm
変速機 CVT
4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):カップルドリンク
後(4WD):3リンク
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,360mm
車両重量 710kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル CR 4速AT(前期型)
-自動車のスペック表-
1998年10月6日
軽自動車の規格改正に伴いフルモデルチェンジ。

エンジンはEF-SE型直動式SOHCDVVT可変バルブタイミング機構付EF-VE型DOHC、インタークーラーターボEF-DET型DOHCのいずれも3気筒のみが用意された。変速機は3AT(EF-SE、EF-VE(4WDのみ))、4AT(EF-VE(FFのみ)、EF-DET)、5MT、CVT(EF-VE)。この代から、リアサスペンションの形式がそれまで使われていたセミトレーリングアームから車軸式サスペンションへ変更された。また、ホイールのP.C.Dが従来の110.0mmから一般的な100.0mmへと変更された。また、安全性の向上が図られ、衝突安全ボディ「TAF(タフ)」、デュアルエアバッグ、ABS、ブレーキアシスト、DVSなど安全装備が向上された。輸出仕様はストーリア(現地名・シリオン)用の1000ccエンジンを搭載してクオーレまたはシャレードが使用されていた。このモデルは日本ではエクステリアをミラジーノにしたミラジーノ1000で2002年8月に発売となった。マレーシアプロドゥアではクリサ(kelisa)名で生産。

1999年3月
派生車種で、ミラ・クラシックの後継でモデルノと統合したミラの追加グレードとしてミラジーノ登場。
1999年11月
マイナーチェンジ。
「TR」、「TX」、「CX」にメッキドアアウターハンドルを標準装備し、ABS・TCS・横滑り制御機能を複合させ、雨や雪道などの滑りやすい路面でも安全な走行を可能にするDVSをオプション設定に追加。セダン全車にパワーウィンドウやチャイルドシート固定機構付リヤ3点式ELRシートベルトを採用。また、TRには7本スポークデザインの14インチアルミホイールも標準装備された。バンは全車にパワーステアリングが採用され、「TAスペシャル」には室内空間を向上するため、フルファブリックシートを採用した。同時に、グレード体系が見直され、5ドアモデルのターボ車「CR」が早くも消滅。
2000年5月
シリーズ日本国内累計販売400万台達成(初代モデルの販売開始から19年11か月で達成)。17日には「Pico」をベースに2DIN CD/MD・AM/FMオーディオ&フロントスピーカー、メッキ電動格納ドアミラーを装備した特別仕様車「Pico メモリアルエディション」を発売。
2000年10月4日
マイナーチェンジ。
衝突安全ボディ「TAF」の性能を向上すると共に、乗員にやさしい安全インテリア「SOFI(ソフィ)」を採用。MT車にはクラッチスタートシステムを追加した。この他、フロントバンパー・グリル、リアコンビランプ・ライセンスガーニッシュのデザインを変更。3ドアセダンのターボ車TRが廃止されターボ車はミラジーノのみの設定となった。ジーノと住み分けのためミラは実用版中心のグレード(TD/TV/CD/CX)となり、同時に内外装を充実した特別仕様車「Pico」を追加した。
2001年10月3日
一部改良。
独自の排出ガス浄化触媒「TOPAZ(トパーズ)触媒」を採用し、浄化性能を飛躍的に向上させたことにより、EF-VE型エンジン搭載の2WD車は「超-低排出ガス(平成12年基準排出ガス75%低減レベル)」認定を取得。この他、デュアルSRSエアバッグの改良や内装のリファイン、3ドア・CVT車の「TV」ではABS(ブレーキアシスト付)やキーレスエントリーを追加。また、新グレードとして、セダンにはタカラ(現・タカラトミー)とのコラボレーションにより、専用スポーツシート表皮、2DINオーディオ(MD・CD・AM/FM)、スポーツステアリングホイール、スモークドアガラス、電波式キーレスエントリーを装備した「Licca with Happy pappy」、パワードアロック・キーレスエントリー・室内フルトリムなどを装備した新3ドア廉価グレード「TL」の2グレードを、バンに運転席SRSエアバッグを搭載した超-低排出ガス認定グレード「TU」を追加。これに伴い3ドア「TD」および5ドア「CX」のCVT車が廃止される。


6代目 L250/260型(2002年 - 2009年)[編集]

  • セダン:2002年-2006年(セルフマチックのみ2009年)
  • バン:2002年-2007年
ダイハツ・ミラ(6代目)
L250S/250V/260S/260V型
ミラ(前期型)
2002年12月 - 2005年8月
Daihatsu Mira 601.JPG
アヴィ(前期型)
2002年12月 - 2005年8月
Daihatsu Mira AVY.jpg
Daihatsu Mira AVY rear.jpg
販売期間 2002年12月 -
2009年8月(販売終了)
デザイン 上山喜代治
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
エンジン EF-VD型 0.659L
直列3気筒 DOHC 12バルブ
最高出力 45kW(60PS)/7,600rpm
最大トルク 65N・m(6.6kgf/m)/4,000rpm
変速機 CVT
電子制御4AT(RSの4WD車)
4速 / 3速AT
5速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):カップルドリンク
後(4WD):3リンク
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,390mm
車両重量 700kg~770kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム(リーディング・トレーリング)
-自動車のスペック表-
フルモデルチェンジ。
同時に国内専用車の「ミラ アヴィ (Mira AVY)」を同時ラインアップ。ただし、ジーノはそのまま継続発売された。エンジンはEF-SE型、EF-VE型、EF-DET型のほか、軽自動車初の直接噴射式エンジンEF-VD型も追加され、これに新開発「DAIHATSU STOP AND GO SYSTEM」を組み合わせることにより、30.5km/Lをという低燃費を実現させた(ミラV)。さらにアヴィには、横滑り制御、ABS、トラクションコントロールを統合制御する「DVS II」がオプション用意された。
2003年9月2日
アヴィ「X」をベースに、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム)、フォグランプ、専用ファブリックシートなどを採用した特別仕様車「アヴィ Xリミテッド」を発売。
2004年5月6日
アヴィ「X」をベースに、専用シート&ドアトリム表皮、ウッドパネル、オートエアコン、タコメーター付2眼メーター、14インチアルミホイール等を装備した特別仕様車「アヴィ My Selection」を発売。
2004年10月4日
特別仕様車「Lリミテッド」、「アヴィ Lセレクション」を発売。前者はミラ「L」をベースに、CDオーディオ、スモークドガラス、ベージュの専用シート表皮などを採用し機能を充実しながら価格を抑えた。後者はミラアヴィ「L」をベースに、オートエアコンや運転席バニティミラーなどを装備し、内装の機能面を強化した。
2005年8月29日
マイナーチェンジ。
内外装のリフレッシュを行い、フロント周りを一新。内装はベージュカラーを採用し明るい色調になった。パワーウィンドウスイッチの位置変更を行い、吸音天井を採用した(ミラの一部グレードを除く)。アヴィはフォグランプを標準装備化した。セダン系の通常モデルは3ドアの直噴エンジンモデル「V」を除きEF-SE型SOHC3気筒エンジンに統一された。同時に福祉車両「フレンドマチックシリーズ」の新車種として、軽自動車で初めて、車椅子ごと運転席に乗り込める自走式福祉車両専用車「ミラ セルフマチック」を発表(同年11月14日販売開始)。本仕様は保安仕様に適合した専用の車椅子と自動乗り込み装置の採用により専用車椅子ごと運転席への乗車を可能にし、車椅子から運転席への移乗や車椅子積み込みの負担を解消した。自動乗り込み装置の操作はリモコンで操作できるようになっており、1回目のリモコン操作で装置を乗車位置まで下降した状態にし、専用車椅子を装置のユニット中央位置まで後退させセット。2回目のリモコン操作で装置が上昇、同時に専用車椅子の前後輪も上昇し運転席位置まで自動で回転。位置についたら手動で外側車輪を後方へ移動させるだけで乗車が完了する。また、ドアは約90度まで開くようにし、コンパクトな自動乗り込み装置により、ベース車と同等の乗員人数を確保。運転補助装置は障害の程度や状態に合わせて選択・装着可能である。
なお、7代目へのモデルチェンジ後もしばらく販売されていたが、2009年8月をもって販売を終了した。


7代目 L275/285型(2006年 - )[編集]

  • セダン
    • MT車:2006年 -
    • AT車:2006年 - 2010年
    • CVT車(カスタムを含む):2006年 - 2013年
  • バン
    • MT車:2007年 -
    • AT車:2007年 - 2011年
    • CVT車:2011年 -
ダイハツ・ミラ(7代目)
L275S/275V/285S/285V型
ミラ X 
7th generation Daihatsu Mira.jpg
カスタム RS
2006年12月 - 2011年7月
Daihatsu Mira Custom RS Turbo L275S.JPG
バン
7th Daihatsu Mira Van.jpg
販売期間 標準車(MT車)
2006年12月 -
標準車(AT車)
2006年12月 - 2010年3月
標準車(CVT車)
2006年12月 - 2013年2月
バン(MT車)
2007年12月 -
バン(AT車)
2007年12月 - 2011年7月
バン(CVT車)
2011年7月 -
カスタム
2006年12月 - 2013年2月
デザイン 坂部 彰 (ダイハツ工業)
乗車定員 4人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
エンジン KF-VE型 0.658L直列3気筒
最高出力 43kW (58PS) /7,200rpm
最大トルク 65N·m (6.6kgf·m) /4,000rpm
変速機 5速MT
3速AT
4速AT
CVT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):カップルドリンク
後(4WD):3リンク
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,540mm
ホイールベース 2,490mm
車両重量 820kg
-自動車のスペック表-
2006年12月18日
フルモデルチェンジ。通常モデルと、ミラアヴィの後継となる上級モデルで日本国内専用車の「ミラカスタム(Mira Custom)」の2種類をラインアップ。商用モデルのバンを除き、3ドアモデルは廃止された。目標月間販売台数は6000台と発表されている。車高が先代よりも約40mm高くなり、ボディーサイズはかつて同社で生産されていたMAXに近いものとなった。エンジンはすでにエッセ、ムーヴで採用されているDVVT可変バルブタイミング機構付KF-VE型DOHC12バルブエンジン、インタークーラーターボ付KF-DET型DOHC12バルブエンジンを搭載。変速機は従来からの4速AT、3速AT、5速MTに加えて、ソニカとムーヴで採用されている新開発のCVTが追加された。また、標準モデルの「X Limited SMART DRIVE Package」は、「DAIHATSU IDLE STOP SYSTEM」を備え、燃費27.0km/L(10・15モード走行燃費)を実現。ミラカスタムのみリアシートにヘッドレストを標準装備。
2007年7月
カスタム「RS」について、約2,050台に型式指定とは異なる小径のブレーキディスクの装着(ドライビングアシストパック非装着車)が判明し、一時出荷停止。型式指定取得の際、申請した仕様書の記載ミスが原因であった。国土交通省は同月付けで業務改善命令を出した。
2007年8月20日
創立100周年を記念し、CVT仕様にABS、ブラウン系のシート表皮&センタークラスター、タコメーター、瞬間燃費計、キーレスエントリー、スモークドガラス、電動格納式カラードドアミラーなどを装備した特別仕様車「メモリアルエディション」を発売。
2007年11月9日
「L」をベースに電動格納式カラードドアミラー、スモークドガラス、メッキグリル、ブラウンのシートを採用しながらも価格を抑えた特別仕様車「Lセレクション」を発売。
2007年11月21日
2007-2008日本カー・オブ・ザ・イヤーの、ベストバリュー賞を受賞。
2007年12月10日
6代目を継続販売していたバンがフルモデルチェンジ。このバンは2007年では非常に珍しかったアナログ式オドメーターと指針式水温計仕様でもあった。7代目の新プラットフォームをベースにバン専用に3ドア化。エンジンは全車KF-VE型を採用し燃費性能を向上。運転席・助手席デュアルSRSエアバッグを全車標準装備した。前述のアナログ式オドメーターと指針水温計は廃止されセダンとほぼ同等のメーターパネルとなる。グレード体系は「TL」と「TX」の2グレードで、「TX」はセキュリティアラームを追加装備した。2008年2月にはバンCNG車もモデルチェンジした。なおこの一連のバンの3ドアは2014年現在軽自動車唯一のものとなる。
2008年12月17日
一部改良。
ボディカラーにシャイニングレッドを追加。エンジンスタートのプッシュボタンを含むアドバンスオペレーションパックがオプション廃止される。「カスタムRS」に設定されていたVSC、レーダークルーズコントロールを含むドライビングアシストパックもオプション廃止される。廉価グレードの装備が見直され、「カスタムL」はCVTやABS、フルオートエアコンを標準装備化。「カスタムX」はアルミホイールのデザインを変更。標準タイプのミラは特別仕様車の「Lセレクション」と「メモリアルエディション」を廃止し、フルモデルチェンジ当初のグレード体系に戻す。
2009年4月20日
特別仕様車「X Limited ER」発売。ERとは「Economy&Reasonable」の頭文字をとったもので「環境に優しく、それでいてお買い得なグレード」というものが集約されている。具体的にはCVT仕様の「X Limited」をベースに、運転席シートリフター、チルトステアリング、アジャスタブルショルダーベルトアンカー等の快適装備がプラスされている。
2009年9月1日
「L」と同価格帯でありながら、3眼メーター、瞬間燃費計、キーレスエントリーなどを装備し機能を充実した新グレード「Xスペシャル」を追加。4ATのみの設定で、2WD車は環境対応車普及促進税制にも対応。
2010年4月1日
一部改良。
標準車は「Xスペシャル」を廃止し、「L」は5MTのみに、「X」はCVTに変更(標準車でトルコンAT車の設定がなくなる)。「X Limited SMART DRIVE Package」は「G SMART DRIVE Package」に改名。カスタムは廉価グレードの「L」を廃止、バンは「TL」と入れ替えで「TX Special」を追加すると共に、AT車は4速ATに変更。また、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得し「環境対応車 普及促進税制」に適合した。
2010年4月20日
富士重工業へ「プレオ」としてOEM供給を開始。
2011年7月19日
一部改良。
4WD・CVT車に「第2世代KFエンジン」を搭載したことで燃費性能を向上。これにより、「平成22年度燃費基準+25%」を達成。また、トランスミッション・駆動方式を問わず車両本体価格を100万円以下に設定した廉価グレード「X Special」を追加。このほか、ABSを全車標準装備化するとともに、「X」のCVT車・「X Limited」には平均燃費計を、「カスタムX」は革巻ステアリングホイールをそれぞれ標準装備した。なお、グレード体系の見直しを行い、5MT専用グレードの「L」を「X」に統合し、「G SMART DRIVE Package」と「カスタムRS」を廃止。バンもグレード体系を「TX」のみに集約し、AT車に替わってインパネセンターシフトを採用したCVT車を追加。1眼メーターを新デザインに変更した。
2011年12月
ボディカラーの「オフホワイト(W20)」を廃止し、「ホワイト(W09)」を5年ぶりに復活させた。
2013年2月26日
仕様変更。
乗用モデルのAT車はミラ イースへの統合に伴い、「X Special」の5MT車のみのモノグレード体系に集約され、ボディカラー「パールホワイトIII」とX、カスタムに装着されていたタコメーター・電動格納式ドアミラーを廃止。ミラという車名で5MTのみのラインナップは初となる。これにより同社では一部の法人需要、およびAT車、CVT車等のクラッチペダルのない車両を全く運転した事がない一部の70代前後の個人の高年齢層を中心に販売を展開するとしている。併せて、これまで非対応だったJC08モード燃費に対応し、「X Special」の2WD・5MT車は「平成27年度燃費基準+10%」、「X Special」の4WD・5MT車とバン「TX」は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した。なお、2014年7月現在、ダイハツの乗用車はミラ、および2代目コペン(ローブ)を除いてMT車の設定は一切ない。
2014年6月
ボディカラーの「シャンパンゴールドメタリック(T23)」と入れ替えで、かつてカスタム専用色で設定されていた「プラムブラウンクリスタルマイカ(R59)」を復活させた。

車名の由来[編集]

  • Miraイタリア語で「羨望」を意味する。
  • 上位モデルのミラ・アヴィ(- AVY)は「Attractive & Vivid Mini For Yourself」を意味する。

脚注[編集]

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  1. ^ 日本経済新聞2010年12月7日付。
  2. ^ 58馬力へパワーアップ。
  3. ^ ほかに4/5速MTを設定。
  4. ^ 荷箱側面はガルウィングドアとなっており、対面販売などに対応している。
  5. ^ ただし、ルーフスポイラーは装着されない。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]