銀河英雄伝説
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『銀河英雄伝説』(ぎんがえいゆうでんせつ)は、田中芳樹によるSF小説。また、これを原作とするアニメ、漫画、コンピューターゲーム等の関連作品。略称は『銀英伝』(ぎんえいでん)。原作は総計1500万部突破を記録したロングセラー作品である。1980年代から2009年6月現在までに複数の版で刊行され、その記録を伸ばし続けている。
目次 |
[編集] 作品解説
銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数を、ふたりの主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーを軸に描くスペースオペラ。道具立てはSF的だが「後世の歴史家による記述」という体裁を取っており、文体はむしろ歴史小説に近く、アニメ版においても歴史教科書に載っている写真のような描写が幾つも見受けられる。
メディア展開の結果と徳間デュアル文庫版(刊行リスト参照)の発刊を理由として[要出典]、本作が政治、歴史を題材に取ったその重厚な文体にもかかわらずライトノベルに分類されることもある。
本作の原形となったのは、1970年代の末に当時は李家豊〔りのいえ・ゆたか〕名義であった田中芳樹が幻影城から新書ノベルスとして出版する予定で書き進めていた『銀河のチェス・ゲーム』である。この作品は幻影城の倒産によって未完のまま中断したが、のちに徳間書店の編集者がその原稿を読み、本編より数世紀前のエピソードを描いた序章の部分を膨らませて描くよう勧めた。
1982年11月、徳間書店の徳間ノベルズより『銀河英雄伝説』が刊行された。これは本編第1巻「黎明篇」に当たるが、本作に先立ち同社から刊行された著作『白夜の弔鐘』の売り上げ不振もあり、その時点では2巻以降を出すかどうかは未定(売れ行き次第)だったため、初版には巻数及びサブタイトルが入っていない。結果的には第1巻が増刷されるに至り第2巻も刊行されることとなり、以後は第1巻も含めてローマ数字で巻数表記が付くようになった、当初はさほどの売れ行きではなかったものの、3巻を皮切りに人気に火がつき、1987年までに本編全10巻が書き下ろし刊行された。1988年、読者の支持を得てその年の星雲賞を受賞した。
SF(サイエンス・フィクション)に分類される作品だが、典型的なSF作品では最大限作品世界に盛り込まれる科学技術的な描写は重んじず、対立する陣営のイデオロギー、人物像、権謀術数、歴史、人物模様などの群像劇の流れを正面に出し、「後世の歴史家」の観点から叙述することで、さながら架空の歴史小説であるかのような体裁をとっている。本作の刊行当初はSFブームであり、SFの体裁さえ整えておけば事実上どんな作品でも売れ、本作のように前例のない企画でも通った。本作のSF的要素はもともと数少なく、そして巻を追うごとに減少していく。作者はのちに架空の歴史小説『アルスラーン戦記』を発表することになるが、この『銀河英雄伝説』においても、作者の歴史・文学の知識は色濃く反映されており、中国史をはじめとする歴史上のエピソードがしばしば顔をのぞかせている。作者が本作品シリーズにて首尾一貫「超能力」や「未知のエネルギー」「戦闘用ロボット」「アンドロイド」と言った世のありようを変えるSF的な要素や、銀河系全体を舞台にしながら「異星人種族」といった要素を採用せず、むしろ禁忌とし続けたのも、いずれも史実、あるいはそれを基にした過去の文学作品を念頭に、人間同士の営みから生み出される歴史ドラマとしての構成を意図したためである。作中に登場するSFの小道具は「超光速通信」「ワープ航法」「宇宙艦艇」「ビーム兵器」などにとどまり、その運用法も地上の戦線や陣形などの概念の延長上にある。
本編以外に外伝があり、1984年から1989年にかけ、徳間書店『SFアドベンチャー』に連載または同誌増刊号に一括掲載された長篇が4本(いずれも新書ノベルス1冊分)、同誌読み切りの短篇4本に、漫画の原作になった短篇『黄金の翼』がある。これら短篇は長らく単行本未収録であったが、徳間デュアル文庫版で1冊にまとめられた。外伝は全6冊の執筆が予告され5冊が刊行されているが、最後の1冊分は未だ書かれていない。
本作はラインハルトの死をもって完結しており、最終巻あとがきで著者は後日談も含めた続編を書かないことを宣言している。実際、前述の外伝は全て本編以前あるいは本編では描かれなかった隙間を埋めるエピソードとなっている。
本作はベストセラーかつロングセラーとなり、刊行以来重版増刷が繰り返されてきた徳間ノベルズ版の第1巻は初刊からほぼ20年目にして100刷の大台を超えている。新書ノベルス版以外にも箱入りハードカバーの愛蔵版、徳間文庫版、2000年から2003年にかけて“ファイナルバージョン”と銘打って刊行された本編全20巻、外伝全9巻、これにハンドブックを加えた全30巻の徳間デュアル文庫版(巻数が増しているのは、ジュブナイル向けに従来の1巻分を2分冊にしているため)など、バリエーション豊富な装丁による書籍が刊行。いずれもコンスタントに売れ続けている。各版の主な違いについては刊行リストの項を参照のこと。
版元を徳間書店から東京創元社に変えて新装版が2007年2月から2009年6月にかけ、<創元SF文庫>全10巻外伝全5巻として刊行された。アニメを筆頭に関連作品も数多く制作されており、数多い和製スペースオペラ作品の中でも、最も商業的に成功した作品の1つと言える。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。その勢力圏を銀河系にまで拡大させた人類は人類統一政府である銀河連邦を成立させるが、やがて進取の精神を失い、その政治体制は長い年月を経て腐敗していった。社会の閉塞感を打破する強力な指導者が求められる中、各地に出没して人々を悩ませ続けた宇宙海賊を壊滅させた連邦軍の英雄ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは、やがて政界に転ずると民衆の圧倒的支持を得て強大な政治的権力を掌握し、首相と国家元首を兼任して終身執政官を自称、独裁政権を確立した。宇宙暦310年に至って、「神聖にして不可侵たる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国を建国、新たに帝国暦1年とした。みずから信奉する正義を疑わぬルドルフは、共和主義者を中心とした反対派を弾圧・粛清し、議会を解散して専制政治へと移行させた。共和主義者を排斥し弱者を社会から排除するその支配は苛烈を極める一方、自身を支持する「優秀な臣民」に対しては特権を与え、帝国を支える強固な貴族階級を形成した。ルドルフの死後も、至高の権力をえるのはその子孫にかぎられ、世襲だけが権力の移動のあるべき姿になったかにみえた。
共和主義者たちはルドルフの死後も帝国の圧政に耐え忍ぶ日々が続いたが、帝国歴164年、アーレ・ハイネセンを中心として、辺境の流刑地で密かに天然ドライアイスを材料とした宇宙船を建造して帝国からの逃亡に成功した。彼らは銀河系の深奥部に歩を踏み入れ、半世紀に及ぶ道程の中で指導者ハイネセンを事故で失うなど苦難の末、帝国歴218年、ついに安定した恒星群を見いだし、そこに自由惑星同盟を建国した。民主共和政治を礎とする銀河連邦の正当な後継者との誇りから、宇宙歴を復活させ、勤勉さと情熱によって国家体制をととのえ、多産を奨励し、急速に勢力を拡大させた。
一方の帝国ではルドルフの死後3世紀を経て、さしも強固だった体制の箍も緩み、貴族たちは権力闘争に明け暮れ、規律や統制は形骸化した。恒星フェザーン星系においては、地球出身の大商人レオポルド・ラープの異常なまでの説得、そして賄賂を伴う工作により、皇帝の主権の下にありながらも内政に関してほぼ完全な自治権を有した商業国家のフェザーン自治領が形成された。帝国暦331年に発生したダゴン星域会戦で、かつて辺境の惑星から失踪した共和主義者が暗礁宙域の彼方に築き上げた自由惑星同盟の存在が知れると、帝国はこれを帝国領辺境の「叛徒ども」と称し征服すべき対象と見なした。一方で、権力闘争に敗れた貴族や犯罪者は同盟を亡命先に選び、同盟側も「来る者は拒まず」の精神で受け入れたが、次第に変質していくこととなり、建国当初の理念は薄れていった。
こうして人類は、専制政治を敷く銀河帝国と、民主共和制を唱える自由惑星同盟、および商業を中心としたフェザーン自治領の3つの勢力に分かれ、フェザーンがその経済力と政治工作により勢力を拡張する中、帝国-同盟間では慢性的な戦争状態が150年にわたって続いていた。この長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、2人の英雄が出現し、人類の歴史は大きく展開し始める。
宇宙暦776年/帝国暦467年、銀河帝国において、貴族とは名ばかりの貧家に生まれたラインハルト・フォン・ミューゼルは、敬愛する姉のアンネローゼが皇帝の後宮に納められたことで、ゴールデンバウム王朝への憎悪を抱き、彼女を取戻すだけの力を得るために親友のジークフリード・キルヒアイスとともに帝国軍幼年学校に入学して軍人となる。やがて、腐敗したゴールデンバウム王朝を打倒し「宇宙を手に入れる」という野望を抱いたラインハルトは、その天才的な軍事的才能とキルヒアイスの補佐によって武勲を重ね、驚異的なスピードで昇進していく。ローエングラム伯爵家の家名を継ぎ、ラインハルト・フォン・ローエングラムとなった彼は、ついに20歳にして帝国元帥に就く。後に「常勝の英雄」「獅子帝」と呼ばれた彼のもとには、現体制に不満を抱く若き才能が集まり、腐敗した体制のもと既得権益をむさぼる貴族からの反発の中にあって確固たる勢力を確立する。
一方、自由惑星同盟では、本来は歴史研究家志望であったものの、両親の死により歴史を無料で学ぶ方便として士官学校に入学し、不本意ながらも軍人になったヤン・ウェンリー(宇宙暦767年生まれ)が、本人の意思とは裏腹に歴史の表舞台に担ぎ上げられようとしていた。ヤンは暴力機関としての軍隊を嫌い、退役生活を夢見ながらも、その軍事的才能によって望まぬ武勲を重ね、やがて提督に抜擢された。後に「不敗の名将」「魔術師ヤン」「奇跡のヤン」と評されたヤンは、母国の政治体制の腐敗を嘆き、戦争への懐疑を抱きながらも数々の戦いに身を投じることになる。
ラインハルトとヤンは、アスターテ会戦(アニメ版では第4次ティアマト会戦)において初めて対峙し、お互いの軍事的才能を認め合うこととなる。
その後、ヤンは、難攻不落と言われた帝国軍の要衝・イゼルローン要塞を、味方の血を一滴も流すこと無く攻略した。同盟軍はさらなる勝利を求めて帝国領内への侵攻を試みるが、ラインハルトの前に壊滅的大打撃を受けて敗退した。
ラインハルトはこの大勝利によって立場を強化し、さらに皇帝崩御に伴う後継者争いに端を発した内戦によって、帝国内の門閥貴族勢力を駆逐して帝国の実権を掌握する。だがその過程で、自分の半身も同様の存在であるキルヒアイスを自らの過失によって失い、次いで姉・アンネローゼにも決別を告げられる。ラインハルトにとって余りにも大きなこれらの代償は、以降の彼の覇業に大きな影を落とすことになる。
一方、帝国領侵攻作戦で大敗を喫した自由惑星同盟は、さらにクーデターによる内乱で著しく国力を疲弊させ、国防は難攻不落のイゼルローン要塞と、その総責任者となったヤンの知略に頼る他になくなっていった。ヤンはラインハルトの戦略をたびたび看破しながらも、自らは文民統制を固持し続け、状況は自由惑星同盟にとって憂慮する方向へと進んでいく。
そして宇宙暦798年/帝国暦490年、ラインハルトは自由惑星同盟への大規模な侵攻作戦、「神々の黄昏(ラグナロック)」を発動する。様々なしがらみを抱えながらも、それを迎え撃とうとするヤン。
ここに「常勝」と「不敗」の対決が始まり、さらに多くの会戦、陰謀、事件が複雑に絡み合って、銀河の歴史はさらに加速していく。
[編集] 物語の世界
- 世界観
- 物語の舞台となる未来の宇宙、人類は恒星間航行を実現させて太陽系外に進出し、銀河系の3分の1にまでその居住圏を広げている。地球は帝国領内にあり「人類発祥の地」と認識されているが、人類社会の中では政治的な地位も経済的力も喪失した辺境の忘れ去られた1惑星に零落し、歴史的・考古学的な存在として、また、西暦の時代に宇宙に拡大しつつあった人類社会を資本で統制した強欲な歴史の記憶から負のイメージを伴って描かれている。一方では人類社会に浸透しつつある地球教の総本山であり、宗教を媒介にして人類社会の裏側から隠然たる影響力を及ぼすカルト的活動の中枢となっている。
- 銀河帝国と自由惑星同盟の間には、航行不能な宙域が広がり、ワープ航法でも飛び越えることのできない障壁となっている。両国の間はイゼルローン回廊ならびにフェザーン回廊と呼ばれる二つの狭隘な航行可能宙域を介してのみ往来できる。イゼルローン回廊には要塞が置かれ民間船の往来を扼する一方、フェザーン回廊にはフェザーン自治領が存在し、両国間の交易の要衝として富を蓄積するとともに、その富を背景に帝国・同盟に対して政治力・経済力を及ぼして軍事行動を抑制している。このため、帝国軍と同盟軍の衝突は専らイゼルローン回廊で発生するのに対してフェザーン側には軍事行動が及ばず「フェザーン回廊は平和の海」であるとして、人々に固定観念を抱かせている。
- 人口は、かつての銀河連邦の最盛期に3,000億人を数えるほどだったが、銀河帝国の圧政とその後の慢性的な戦乱の中で、帝国250億人・同盟130億人にまで減少している。両国の社会が疲弊する一方で、フェザーンは一惑星でありながら20億人を擁し、帝国・同盟との交易により経済も潤っている。医療技術は飛躍的に進歩し、癌などはすでに不治の病ではなくなった。しかし、人工器官やタンクベッド睡眠などの技術は戦争継続のために利用されており、医療技術の発展が兵器開発と並んで戦死者数をさらに拡大させる、という皮肉な状況となっている。
- 人々の生活環境は居住する星系により様々で、フェザーンやハイネセンなど多数の住民を抱える惑星では、超高層建築技術なども発達し非常に未来的な生活環境を享受できる。一方、辺境部などでは人口も少なく、帝国では領主である貴族の下で中世的な生活を強いられている人々も多いが、民主主義の概念が何世代にもわたってほぼ死滅状態にあったためか、そのことに関して格別疑問を抱いていない者も多いようである。都市部では立体TVなどが普及し、低重力下で行われるフライングボールというスポーツが帝国・同盟問わず人気の娯楽となっている。
- かつて地球上を覆った破滅的な戦争において、救世主たる神がついに現れず、宗教の概念が著しく衰退した時期があり、キリスト教が滅んだことが間接的に記述されている。そのため道徳的な規範が脆く社会の退廃が進みやすい側面を持つ。なお、宗教自体は一旦は衰退しているが、それに由来する故事来歴やジンクスなどは幾分残っている(13が忌み数となるなど)。本編開始後の時系列においては、銀河帝国で北欧神話の復権が進み、帝国では軍人がしばしばヴァルハラの語を口にしている。また、人類の発祥の地である地球を信仰の対象とした地球教が、社会に急速な浸透を見せているが、その本質と実態が、物語の展開にも大きく関わってくる。
- 使用される言語については、帝国側ではドイツ語を基本とした言語が想定されており[1]、人名や都市名などの固有名詞はドイツ語風に統一されている。一方の同盟側は英語を基本とした言語が想定されており、人名は姓を先におくE式や後におくW式の両方が使われ、東洋風から西洋風まで様々な文化を引き継いだ名前が入りまじるなど、さながら多民族国家のアメリカのごとく雑多なものとなっている。また、兵器の名称などには、帝国軍は北欧神話、同盟軍はオリエント・ラテンアメリカ・中国・中央アジアなど世界各地の神話からの引用が数多くみられる。
- 暦
- 作中では、西暦の延長にあたる「宇宙暦・帝国暦・新帝国暦」という暦が使用されている。宇宙暦は銀河連邦が成立した時、帝国暦は銀河帝国が成立した時、新帝国暦はローエングラム王朝が成立した時、をそれぞれの元年としている。宇宙暦は帝国暦制定時に廃止されたが、自由惑星同盟成立時に復活している。
- 簡易な換算式を示すと、西暦3599年=宇宙暦799年=帝国暦490年=新帝国暦1年、となる。
- 1日を24時間とし、1年については365日、閏年は366日とする暦法が地球を離れた今でも全人類社会で共通しており、自転時間が異なる惑星でも限られた例を除いて1日は24時間として生活が成り立っている。
- 作品構成上の矛盾点
- 作品中に登場する人物や艦船類は、作者も把握しきれないほどの膨大な数に及び、それらが複雑に絡み合う展開が特徴である。しかしそのため、作品中には誤記も含め、多くの矛盾点が読者を中心に指摘されてもいる。中には作者も認める矛盾点、設定上の都合による意図的なものもあり、その後の各文庫版やアニメなどのメディア展開の中で修正されている箇所もある。
[編集] 戦争小説としての側面とその設定
上記概要にもあるように、この作品は未来の宇宙を舞台にした架空の歴史小説という体裁をとっている。様々な登場人物が織り成す、政治や思想を絡めた人間ドラマが主体であるが、一方で異なる勢力による宇宙(銀河系の一部)を舞台にした戦争小説としての側面も持つ。作品中では、銀河帝国と自由惑星同盟(あるいは共和主義勢力)の2大勢力による数々の戦闘が描かれており、主人公的存在であるラインハルトとヤンも(本人たちの望むと望まざるなどは別としても)職業軍人として栄達を果して行く人物である。
作品中における戦争描写は基本的に、宇宙空間での数千~数万隻の艦艇(戦闘用の武装宇宙船)同士による、ビームやミサイル兵器等を使用した艦隊決戦が中心である。一度の会戦には概ね数百万人単位の将兵が動員され、司令官である提督は主に前線の旗艦級戦艦から指揮する。個人・個艦を主体とする現代的な散兵戦法ではなく、近代以前の陣形を重視した集団戦法が用いられており、敵軍の陣形を崩す、もしくは統率を失わせることで実質的な戦力を損なわせる。局地的には小型戦闘艇(帝国軍側はワルキューレ、同盟側はスパルタニアン)による近接戦闘や、地上・屋内での人間同士による白兵戦も繰り広げられる。これはミラーコーティングを施された装甲服は光学兵器を無効化し、さらに可燃性ガスのゼッフル粒子というアイテムによって火器を用いた戦闘ができない状況を作り、戦斧やナイフ、ボウガンなどの原始的な武器による戦闘がしばしば行われる[2]。かつて人類を滅亡の淵に追い込んだ地球時代の戦争の教訓から、惑星上での熱核兵器の使用はタブーとされている。原作では総じて宇宙空間という設定であるにもかかわらず、戦場は平面的に捉えられており、立体的な戦術・陣形は本編ではイゼルローン回廊を舞台とした戦い以外はほとんど登場せず、外伝などで追加されているにとどまる。アニメ版では艦隊布陣や艦隊決戦等で、立体的な布陣・戦闘描写で描かれている(紡錘陣形は文字通り、旗艦を中心とした紡錘状の布陣を行っている)。
ワープや核融合などのテクノロジーの成立が設定上の大前提となっているが、例えば「ガンダムシリーズ」のモビルスーツのような高機能な人型機動兵器などは登場しない。作中では等身大を越えるパワードスーツが実用化されたものの、その後廃れたことが記述されている。また、人工知能を備えたアンドロイド、異星人や超能力、神秘主義的な作用を伴う力も一切介在しない。あくまで宇宙に進出した人間同士の古風で伝統的な戦闘様式による戦いを描いている。
- 戦役
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詳細は「銀河英雄伝説の戦役」を参照
- 艦隊
- 作品で『一個艦隊』と呼ばれる存在は、通常は約1万5000隻程度の宇宙艦艇で編成されている[3]。これが戦力の基本単位となり、原則として中将以上の階級の者が艦隊司令官の任に就く[4]。
- 一個艦隊は司令官の直属部隊と幾つかの分艦隊で構成されている。分艦隊は原則として約2000から2500隻程度の規模を有し、准将以上が指揮を執る[5]。分艦隊が数百隻程度の戦闘グループに分けられて、准将が指揮を執る場合もある[6]。
- 艦船
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詳細は「銀河英雄伝説の登場艦船」を参照
- 要塞
- 艦隊決戦が描かれるこの作品では、その軍事拠点となる宇宙要塞が登場する。特にイゼルローン要塞は、地理的に両国家の戦略全般に影響を及ぼす重要拠点であり、ヤン一党の根拠地ともなる事から、作品における主要な舞台の一つである。詳しくは銀河英雄伝説の舞台#要塞を参照。
- 星系、星域
- この作品では、各恒星系、宙域を表す言葉として星系、星域という言葉で表現される。一部例外として回廊という呼び名を使っているものもある。主な星系、星域は、ティアマト星域、アスターテ星域、アムリッツァ星域など。詳しくは銀河英雄伝説の舞台#星域・天体を参照。
[編集] 初出
[編集] 本編(本伝)
全て徳間ノベルズによる書き下ろし刊行(1982年-1987年)。刊行リストの項を参照。
[編集] 外伝
[編集] 短篇
- ダゴン星域会戦記
- 『SFアドベンチャー』1984年9月号。1984年9月1日発行。銀河英雄伝説外伝としては初めて発表された作品。
- 白銀の谷
- 『SFアドベンチャー』1985年6月号。1985年6月1日発行。
- 汚名
- 『SFアドベンチャー』1985年7月号。1985年7月1日発行。
- 朝の夢、夜の歌
- 『SFアドベンチャー』1986年7月号。1986年7月1日発行。
以上4篇の挿絵は横山宏。その後、らいとすたっふ 編『「銀河英雄伝説」読本』(徳間書店、1997年3月31日、ISBN 4-19-860661-7)に初収録。
- 黄金の翼
- 1986年、道原かつみの漫画用に原作として書き下ろされたもので、この漫画はアニメージュコミックスから発刊された(発行日:1986年8月10日)。執筆当時は小説単体での発表予定がなかったため、1992年に本編シリーズの愛蔵版の購入者特典として配布されたのが初出と言える。単行本では短篇集『夜への旅立ち』(徳間ノベルズ、1995年1月31日、ISBN 4-19-850184-X)に初収録された。
[編集] 長篇
- 星を砕く者
- 『SFアドベンチャー』1985年11月号、12月号、1986年1月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は横山宏。
- ユリアン・ミンツのイゼルローン日記
- 『SFアドベンチャー』1987年1月号、2月号、3月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は道原かつみと笠原彰。徳間ノベルズ収録時に『ユリアンのイゼルローン日記』に改題されている。
- 千億の星、千億の光
- 『SFアドベンチャー』1987年12月増刊号・銀河英雄伝説特集号に一括掲載された。挿絵は落合茜と是枝みゆき。
- 螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)
- 『SFアドベンチャー』1989年4月号、5月号、6月号、7月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は薙あかね。長篇としては最後の銀河英雄伝説外伝であることが、当時の『SFアドベンチャー』のフーズフー欄でも明記されている。
[編集] 刊行リスト
2009年6月時点までに、既に絶版を含め、徳間ノベルズ版、愛蔵版、徳間文庫版、徳間デュアル文庫版、創元SF文庫版、以上5つの版が刊行されている。以下では、各版の刊行リストを掲載するとともに、各版の主な違いを述べる。
[編集] 徳間ノベルズ(1982年 - 1989年)
最初に書籍となった新書版。シリーズ本編は、書き下ろしで1982年から1987年にかけて刊行。外伝シリーズは、SFアドベンチャー誌に先行掲載された作品を収録する形で、1986年から1989年にかけて発刊された。5巻と10巻に作者あとがきが記載されている。
本編第1巻の初版は、巻数表記と副題が無く、2刷目以降でローマ数字による巻数表記と副題が付くようになり、6巻目刊行に前後して巻数表記が、アラビア数字に改められた。第2巻から第5巻も当初はローマ数字による巻数表記であったが、同様に改められた。
新本での入手はまず不可能だが、多数重版されているので(リサイクル古書店などで)入手しやすい。印刷技術の向上により、初期の版に比べ後期の版は、最初の数巻は活字版が改版され、より明瞭になり読みやすくなっている(装丁変更は無し)。
- 本編(本伝)
-
- 銀河英雄伝説(I 黎明篇、1 黎明篇)(1982年11月30日発行)ISBN 4-19-152624-3
- 銀河英雄伝説 II 野望篇(2 野望篇)(1983年9月30日発行)ISBN 4-19-152790-8
- 銀河英雄伝説 III 雌伏篇(3 雌伏篇)(1984年4月30日発行)ISBN 4-19-152894-7
- 銀河英雄伝説 IV 策謀篇(4 策謀篇)(1984年10月31日発行)ISBN 4-19-152978-1
- 銀河英雄伝説 V 風雲篇(5 風雲篇)(1985年4月30日発行)ISBN 4-19-153068-2
- 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(1985年10月31日発行)ISBN 4-19-153151-4
- 銀河英雄伝説 7 怒濤篇(1986年5月31日発行)ISBN 4-19-153256-1
- 銀河英雄伝説 8 乱離篇(1987年1月31日発行)ISBN 4-19-153384-3
- 銀河英雄伝説 9 回天篇(1987年5月31日発行)ISBN 4-19-153445-9
- 銀河英雄伝説 10 落日篇(1987年11月15日発行)ISBN 4-19-153530-7
- カバーイラスト:加藤直之(全巻)、本文挿絵:加藤直之(1 - 5巻)、鴨下幸久(6 - 10巻)
- 外伝
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- 銀河英雄伝説 外伝1 星を砕く者(1986年4月30日発行)ISBN 4-19-153236-7
- 銀河英雄伝説 外伝2 ユリアンのイゼルローン日記(1987年3月31日発行)ISBN 4-19-153418-1
- 銀河英雄伝説 外伝3 千億の星、千億の光(1988年3月31日発行)ISBN 4-19-153634-6
- 銀河英雄伝説 外伝4 螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)(1989年7月31日発行)ISBN 4-19-153995-7
カバーイラスト:道原かつみ(全巻)、笠原彰(2巻以外)、本文挿絵:道原かつみ(全巻)、笠原彰(全巻)
[編集] 愛蔵版(1992年、1998年)
1992年に、徳間ノベルズの第1巻発行10周年を記念した企画の一環として、徳間書店から箱入りハードカバーの愛蔵版として本編シリーズが全5巻で刊行された。1998年には、ほぼ同装丁で外伝も刊行されている。こちらは徳間文庫版の刊行に合わせたものである。いずれも限定生産であり、現在は双方とも入手困難。
- 本編(本伝)
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- 愛蔵版 銀河英雄伝説 全5巻セット(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124890-1
- 愛蔵版 銀河英雄伝説 I(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124889-8
- 黎明篇と野望篇を合冊
- 愛蔵版 銀河英雄伝説 II(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124892-8
- 雌伏篇と策謀篇を合冊
- 愛蔵版 銀河英雄伝説 III(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124893-6
- 風雲篇と飛翔篇を合冊
- 愛蔵版 銀河英雄伝説 IV(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124894-4
- 怒濤篇と乱離篇を合冊
- 愛蔵版 銀河英雄伝説 V(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124895-2
- 回天篇と落日篇を合冊
- 外伝
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- 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 全2巻セット(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860818-0
- 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝I(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860816-4
- 『星を砕く者』と『ユリアンのイゼルローン日記』を合冊
- 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝II(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860817-2
- 『千億の星、千億の光』と『螺旋迷宮』を合冊
[編集] 徳間文庫(1988年、1996年 - 1998年)
1988年に、外伝第1巻である『星を砕く者』の文庫版が刊行された。これはアニメ版『わが征くは星の大海』の上映に併せた「タイアップ企画」としての出版だったので、この巻のみであった。
1996年から1998年にかけて、本編の文庫版が刊行された。これまでに出された版での誤字が修正され、後に出された版の底本となったが、未修正の誤字も依然多かった。口絵には各巻毎、作品に縁のあるもしくは思い入れのあるイラストレーター、漫画家らを起用し、巻末解説を竹河聖、 太田忠司、連城三紀彦、小野不由美、梶尾真治といった作家たちが寄稿した。本文中に挿絵はない。
いずれも現在は絶版となっており入手は困難。
- 本編(本伝)
-
- 銀河英雄伝説 1 黎明篇(1996年11月15日発行)ISBN 4-19-890592-4
- 銀河英雄伝説 2 野望篇(1997年1月15日発行)ISBN 4-19-890624-6
- 銀河英雄伝説 3 雌伏篇(1997年3月15日発行)ISBN 4-19-890652-1
- 銀河英雄伝説 4 策謀篇(1997年5月15日発行)ISBN 4-19-890689-0
- 銀河英雄伝説 5 風雲篇(1997年7月15日発行)ISBN 4-19-890717-X
- 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(1997年9月15日発行)ISBN 4-19-890754-4
- 銀河英雄伝説 7 怒濤篇(1997年11月15日発行)ISBN 4-19-890787-0
- 銀河英雄伝説 8 乱離篇(1998年1月15日発行)ISBN 4-19-890819-2
- 銀河英雄伝説 9 回天篇(1998年3月15日発行)ISBN 4-19-890856-7
- 銀河英雄伝説 10 落日篇(1998年6月15日発行)ISBN 4-19-890889-3
- 外伝
- 銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者(1988年2月15日発行)ISBN 4-19-568452-8
[編集] 徳間デュアル文庫(2000年 - 2002年)
徳間デュアル文庫の創刊に伴い、その目玉として“ファイナルバージョン”と銘打ち、各巻は2冊に分冊し再び文庫化された。本文中の挿絵は廃し、ストイックな体裁をとっていた徳間文庫版と異なり、全巻に道原かつみの手になるイラストをふんだんに使った他に、文字を大きくし難解な漢字を仮名に直すなど、より低い年齢層(ジュブナイル)向けになっている。シリーズ偶数巻の巻末には、著者インタビューが掲載されているほか、外伝第1巻『黄金の翼』に、短篇「黄金の翼」も含めた既発表の短篇集が、初めて一括収録された。
- 本編(本伝)
-
- 銀河英雄伝説 Vol.1 [黎明篇・上](2000年8月31日発行)ISBN 4-19-905003-5
- 銀河英雄伝説 Vol.2 [黎明篇・下](2000年8月31日発行)ISBN 4-19-905004-3
- 銀河英雄伝説 Vol.3 [野望篇・上](2000年9月21日発行)ISBN 4-19-905010-8
- 銀河英雄伝説 Vol.4 [野望篇・下](2000年9月21日発行)ISBN 4-19-905011-6
- 銀河英雄伝説 Vol.5 [雌伏篇・上](2000年10月31日発行)ISBN 4-19-905017-5
- 銀河英雄伝説 Vol.6 [雌伏篇・下](2000年11月30日発行)ISBN 4-19-905021-3
- 銀河英雄伝説 Vol.7 [策謀篇・上](2000年12月31日発行)ISBN 4-19-905029-9
- 銀河英雄伝説 Vol.8 [策謀篇・下](2001年1月31日発行)ISBN 4-19-905032-9
- 銀河英雄伝説 Vol.9 [風雲篇・上](2001年2月28日発行)ISBN 4-19-905040-X
- 銀河英雄伝説 Vol.10 [風雲篇・下](2001年3月31日発行)ISBN 4-19-905045-0
- 銀河英雄伝説 Vol.11 [飛翔篇・上](2001年4月30日発行)ISBN 4-19-905049-3
- 銀河英雄伝説 Vol.12 [飛翔篇・下](2001年5月31日発行)ISBN 4-19-905053-1
- 銀河英雄伝説 Vol.13 [怒濤篇・上](2001年6月30日発行)ISBN 4-19-905058-2
- 銀河英雄伝説 Vol.14 [怒濤篇・下](2001年7月31日発行)ISBN 4-19-905063-9
- 銀河英雄伝説 Vol.15 [乱離篇・上](2001年8月31日発行)ISBN 4-19-905070-1
- 銀河英雄伝説 Vol.16 [乱離篇・下](2001年9月30日発行)ISBN 4-19-905076-0
- 銀河英雄伝説 Vol.17 [回天篇・上](2001年10月31日発行)ISBN 4-19-905082-5
- 銀河英雄伝説 Vol.18 [回天篇・下](2001年11月30日発行)ISBN 4-19-905085-X
- 銀河英雄伝説 Vol.19 [落日篇・上](2001年12月31日発行)ISBN 4-19-905091-4
- 銀河英雄伝説 Vol.20 [落日篇・下](2002年1月31日発行)ISBN 4-19-905095-7
- 外伝
-
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.1 [黄金の翼](2002年3月31日発行)ISBN 4-19-905101-5
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.2 [星を砕く者・上](2002年4月30日発行)ISBN 4-19-905105-8
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.3 [星を砕く者・下](2002年5月31日発行)ISBN 4-19-905108-2
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.4 [ユリアンのイゼルローン日記・上](2002年6月30日発行)ISBN 4-19-905110-4
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.5 [ユリアンのイゼルローン日記・下](2002年7月31日発行)ISBN 4-19-905113-9
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.6 [千億の星、千億の光・上](2002年8月31日発行)ISBN 4-19-905115-5
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.7 [千億の星、千億の光・下](2002年9月30日発行)ISBN 4-19-905123-6
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.8 [螺旋迷宮・上](2002年10月31日発行)ISBN 4-19-905124-4
- 銀河英雄伝説外伝 Vol.9 [螺旋迷宮・下](2002年11月30日発行)ISBN 4-19-905128-7
[編集] 創元SF文庫(2007年 - 2009年)
徳間デュアル文庫版の刊行に伴い、諸般の事情から徳間書店の従来の版は全て入手困難となっていた。
作者サイドと各方面が折衝に努めた結果、デュアル文庫版を“ファイナルバージョン”と銘打っている関係で更なるバージョン本を出しづらい徳間に代わり、SF関連ではハヤカワ文庫と並ぶ東京創元社の文庫レーベル“創元SF文庫”に円満移籍し、2007年より新版が刊行開始された。著者によると、「終の棲処」。ハヤカワや創元推理文庫と違い創元SF文庫は、これまで海外SF作品のみを刊行しており、本作第1巻と同時に出された堀晃『バビロニア・ウェーブ』が、同文庫から出された初めての日本SF作品となった。
カバーイラストは星野之宣による描き下ろしで、本文中に挿絵はない。各篇とも分冊せず1巻1篇での装丁になっている。
- 本編(本伝)
-
- 銀河英雄伝説 1 黎明篇(2007年2月23日発行)ISBN 978-4-488-72501-3
- 銀河英雄伝説 2 野望篇(2007年4月27日発行)ISBN 978-4-488-72502-0
- 銀河英雄伝説 3 雌伏篇(2007年6月29日発行)ISBN 978-4-488-72503-7
- 銀河英雄伝説 4 策謀篇(2007年8月24日発行)ISBN 978-4-488-72504-4
- 銀河英雄伝説 5 風雲篇(2007年10月31日発行)ISBN 978-4-488-72505-1
- 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(2007年12月28日発行)ISBN 978-4-488-72506-8
- 銀河英雄伝説 7 怒涛篇(2008年2月29日発行)ISBN 978-4-488-72507-5
- 銀河英雄伝説 8 乱離篇(2008年4月25日発行)ISBN 978-4-488-72508-2
- 銀河英雄伝説 9 回天篇(2008年6月27日発行)ISBN 978-4-488-72509-9
- 銀河英雄伝説 10 落日篇(2008年8月29日発行)ISBN 978-4-488-72510-5
- 外伝
-
- 銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者(2008年10月31日発行) ISBN 978-4-488-72511-2
- 銀河英雄伝説外伝 2 ユリアンのイゼルローン日記(2008年12月26日発行) ISBN 978-4-488-72512-9
- 銀河英雄伝説外伝 3 千億の星、千億の光(2009年2月27日発行) ISBN 978-4-488-72513-6
- 銀河英雄伝説外伝 4 螺旋迷宮(2009年4月28日発行) ISBN 978-4-488-72514-3
- 銀河英雄伝説外伝 5 黄金の翼(2009年6月30日発行) ISBN 978-4-488-72515-0
[編集] 外国語版
日本語以外にも翻訳されて刊行されている。
- 中国語版[銀河英雄伝説]全20冊(台湾尖端出版社,1991)
- 中国語の翻訳。繁体字を採用している、右綴じ縦書き。台湾と香港で流通。愛稱「黑皮版」。
- 中国語版[銀河英雄伝説]全20冊(台湾尖端出版社,1996)
- 中国語の翻訳の改版。愛稱「銀皮版」。
- 中国語版[銀河英雄伝説]全10冊(台湾尖端出版社,2000)
- 中国語の翻訳の再改版。
- 中国語版[銀河英雄伝説]全10冊(北京十月文芸出版社,2006)
- 中国語の翻訳。簡化字を採用している。左綴じ横書き。イラストはデュアル文庫版の道原かつみのものを採用。
- 韓国語版[銀河英雄伝説]全14冊(ソウル文化社,2001)
- 本編10冊、外伝4冊。
- 韓国語版[銀河英雄伝説]全15冊(D&C MEDIA,2011)
- ハードカバー本。本編10冊、外伝5冊。
[編集] 関連書籍
以下はすでに絶版になっている書籍も含む。フィルムコミックなど、アニメ版とより関係が深い物についてはここでは除外する。()内は発行年月日と編著者などである。
[編集] 登場人物辞典
- 『エンサイクロペディア銀河英雄伝説』(1992年7月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-124916-9
- 銀河英雄伝説の原作の登場人物を紹介した人物辞典。愛蔵版の刊行にあわせて刊行された。この版において掲載された、物語中の登場人物は計614名となっている。
- 『新訂 エンサイクロペディア「銀河英雄伝説」』(1997年5月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-850377-X
- 大幅に加筆修正した新版。徳間文庫版の刊行にあわせて刊行された。以前の版に「OVAオリジナルキャラクターの紹介」、「用語解説」が追加され、「銀河メカニック列伝」、「大年表」が削除されている。
- 『銀河英雄伝説ハンドブック』(2003年1月31日発行、監修:田中芳樹、協力:らいとすたっふ)ISBN 4-19-905132-5
- さらに大幅に加筆修正した新版。徳間デュアル文庫版の30巻目として掉尾を飾った。主に人名事典、大年表、用語辞典からなり、徳間文庫版に収録されていた他作家の解説、田中芳樹の1980年代の対談なども収録されている。人名事典については以前の版から長足の進歩を遂げている。
[編集] 副読本
- 『「銀河英雄伝説」読本』(1997年3月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-860661-7
- アニメ版の本編シリーズ終了に合わせて刊行。原作者インタビューなどのほか、外伝のダゴン星域会戦記など、「黄金の翼」以外の短篇の外伝が一括収録された。
[編集] 同人誌アンソロジー
- 『全艦出撃!!』シリーズ
- 『全艦出撃!!』(1992年2月18日発行、監修:田中芳樹事務所)ISBN 4-19-124770-0
- 『全艦出撃!!2 出力全開』(1992年10月31日発行、監修:らいとすたっふ)ISBN 4-19-124988-6
- 『全艦出撃!!3 凱旋勝利』(1993年9月30日発行、監修:らいとすたっふ)ISBN 4-19-125286-0
- 『天下無敵あどりぶ銀英伝』(1994年9月30日発行、監修:らいとすたっふ)
[編集] メディア展開
出版元である徳間書店が各メディアへの進出を画策していたことから、徳間の人気作であった本作は漫画・アニメ・ゲームといった各娯楽メディアへの商品展開がなされた(舞台に関しては徳間グループとは関係なく製作されている)。
- 漫画
- 1986年に発行された書き下ろし原作による外伝『黄金の翼』を始め、一部が漫画化されている。詳しくは別項を参照。
- アニメ
- 1988年に公開された劇場版を始めとして、大部分のエピソードがアニメ化されている。詳しくは別項を参照。
- ゲーム、パチンコ
-
詳細は「銀河英雄伝説 (ゲーム)」を参照
- 携帯サイト
- 2008年10月より株式会社アールアールジェイにてキャリア公式サイトがスタート。
- 待受け画像、FLASH、カレンダー、メール素材、動画、クイズや人物紹介、用語解説などの各テキストコンテンツを配信。
- 各キャリアのアクセス方法
- 【i-mode】
- iMENU>メニューリスト>待受画面/フレーム>アニメーション総合>銀河英雄伝説
- 【EZweb】
- EZトップメニュー>カテゴリで探す>待受・画像・キャラクター>アニメ・コミック>銀河英雄伝説
- 【Yahoo!ケータイ】
- メニューリスト>壁紙・きせかえアレンジ>アニメ・マンガ>銀河英雄伝説
- 【URL】http://ginei.mobi/
- 関連グッズ
- ファンの年齢層がやや高めでもあることから、キャラクター商品としての関連グッズの販売は、あまり積極的には行われてこなかった。特典的商品としてのカレンダーやトランプが存在する。
- 2006年より、造形工房アルバクリエイツから、12,000分の1スケールの完成品戦艦模型「銀河英雄伝説フリート・ファイル・コレクション」が順次発売されている。
[編集] 舞台
[編集] 銀河帝国篇
2011年1月から11月にかけて、銀河帝国サイドの物語が舞台化された。
- 舞台 銀河英雄伝説 外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール編
- 2011年6月22日-2011年6月26日にサンシャイン劇場で公演。
- 初演に続き、ミッターマイヤー役は中河内雅貴、ロイエンタール役は東山義久が務めた。[8]
[編集] 自由惑星同盟篇
2012年には自由惑星同盟サイドの物語が舞台化予定。
-
- スタッフ
- 脚本:村上桃子
- 演出:西田大輔
- 音楽:三枝成彰
- 総合監修:田原正利
- 総合プロデュース:多賀英典
- 企画:キティ/エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
- 製作:舞台「銀河英雄伝説」実行委員会(キティ/エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ニッポン放送/イープラス)
- ほか
[編集] 漫画版
2007年現在、道原かつみ、鴨下幸久の作画により、一部が漫画化されている。掲載誌、コミックス共全て徳間書店より発行。
[編集] 初出・連載
特に記載のないものは道原かつみによる作画(参考:「Noël」1994 WINTER号〔徳間書店「アニメージュ」1994年1月号増刊〕大特集・THE 田中芳樹 p213 - p247)
- 1986年 外伝『黄金の翼』アニメージュコミックス書き下ろし
- この漫画のために原作が書き下ろされたことは前述のとおり。
- 1992年にはOVAとしてアニメ化、劇場公開もされた。このアニメ版は他のシリーズとは声優、キャラクターデザイン、メカデザインなどが全く異なり、道原の漫画を忠実に再現したものとなっている。これは原作者田中芳樹が、元々道原の作画を前提に原作を書き下ろしたものであることから「道原コミック版のアニメ化」を希望した為と言われている。
- 1987年12月 外伝『白銀の谷』「SFアドベンチャー増刊」銀河英雄伝説特集号に掲載(これのみ鴨下幸久作画)
- 『トラブル★トライアングル』(1994年4月20日発行、作:田中芳樹、画:鴨下幸久、アニメージュコミックススペシャル)ISBN 4-19-770004-0 に収録されている。表題作も田中芳樹の小説の漫画化作品である。
- 1988年 本編「月刊少年キャプテン」にて連載開始(1989年1月号-1992年3月号)
- 1992年 本編「アニメージュ増刊Noël(ノエル)」1993 WINTER号にて連載再開
- 1994年 本編「Chara」にて連載開始(Vol.1-2000年2月号)
- 掲載誌の変更ではあるが、実際はアニメージュ増刊という位置付けだった「Noël」(季刊)が「Chara」(隔月刊)として独立創刊した。
- 2006年 本編「月刊COMICリュウ」にて連載再開(2006年12月号(創刊2号)-)
- 本編雌伏篇以降の内容での連載。
[編集] 単行本リスト
道原かつみ作画の作品
掲載誌変更等の理由により、原作に劣らず多くの版が存在する。冗長となるため、発行レーベルの一部について以下の略称を使用する。
- SCS:少年キャプテンコミックススペシャル
- ACC:アニメージュCharaコミックス[11]
- CC:Charaコミックス
- ACS:アニメージュコミックススペシャル
- RC:RYU COMICS
[編集] 本編、外伝
- 初期コミック
- 最初に単行本として発行されたもの。B6サイズ。
- 『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』(1986年8月10日発行、アニメージュコミックス)
- 巻頭口絵はステッカーになっており、巻末には原作本編紹介の4コマ漫画や田中芳樹による解説文などが掲載されている。
- 本編の「少年キャプテン」連載時に新装発行されたSCS版(カバー・表紙の絵柄が変更された)と「Chara」連載時に新装発行されたCC版(カバー等の絵柄はSCS版と同じ)があり、発行日やISBNコードもそれぞれ違う。
- 『銀河英雄伝説 1』(1990年2月25日発行、少年キャプテンスペシャル[12])ISBN 4-19-830021-6
- 『銀河英雄伝説 2』(1990年12月20日発行、SCS)ISBN 4-19-830122-0
- 『銀河英雄伝説 3』(1991年10月15日発行、SCS)ISBN 4-19-831100-5
- 『銀河英雄伝説 4』(1992年4月20日発行、SCS)ISBN 4-19-832041-1
- 『銀河英雄伝説 5』(1994年1月20日発行、SCS)ISBN 4-19-834010-2
- 『銀河英雄伝説 6』(1994年11月10日発行、SCS)ISBN 4-19-830036-4
- ここまでに挙げた本編6冊には「Chara」連載時に新装発行されたACC版がある。
- 『銀河英雄伝説 7』(1995年9月25日発行、ACC)ISBN 4-19-960004-3
- 『銀河英雄伝説 8』(1996年9月25日発行、ACC)ISBN 4-19-960028-0
- 『銀河英雄伝説 9』(1998年3月25日発行、CC)ISBN 4-19-960063-9
- 『銀河英雄伝説 10』(1999年1月20日発行、CC)ISBN 4-19-960087-6
- 『銀河英雄伝説 11』(2000年3月25日発行、CC)ISBN 4-19-960122-8
- 『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』(1986年8月10日発行、アニメージュコミックス)
- 総集編
- 「月刊少年キャプテン」連載時には、コミックスが発売される前にまず雑誌の形で「総集編」の発行が行われていた。B5サイズ。
- 『銀河英雄伝説 総集編 1』(1989年8月30日発行、少年キャプテン8月号増刊)
- 『銀河英雄伝説 総集編 2』(1990年5月25日発行、少年キャプテン5月号増刊)
- 『銀河英雄伝説 総集編 3』(1991年4月20日発行、少年キャプテン4月号増刊)
- コンビニコミック
- 「月刊COMICリュウ」での連載再開に合わせたコマーシャル的な発行。B6サイズ。
- 『銀河英雄伝説 黄金の翼&双璧編』(2006年11月15日発行、トクマフェイバリットコミックス)ISBN 4-19-780365-6
- 『黄金の翼』(本編紹介4コマ漫画や原作者による解説などは収録されていない)と上記1.の7巻の一部を再録。
- 『銀河英雄伝説 黄金の翼&双璧編』(2006年11月15日発行、トクマフェイバリットコミックス)ISBN 4-19-780365-6
- 愛蔵版
- 「月刊COMICリュウ」での連載再開を受けての発行。A5サイズ。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 1』(2007年3月発行、ACS)ISBN 978-4-19-770137-7
- 上記1.の1・2巻の再録。
- この巻ならびに同日発売の2巻には発行日が記載されていない。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 2』(2007年3月発行、ACS)ISBN 978-4-19-770138-4
- 上記1.の3・4巻の再録。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 3』(2007年5月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770139-1
- 上記1.の5・6巻の再録。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 4』(2007年6月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770140-7
- 上記1.の7・8巻の再録。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 5』(2007年7月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770141-4
- 上記1.の9・10巻の再録。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 6』(2007年8月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770142-1
- 上記1.の11巻および『黄金の翼』(本編紹介4コマ漫画や原作者による解説などは収録されていない)の再録。
- 『銀河英雄伝説 愛蔵版 1』(2007年3月発行、ACS)ISBN 978-4-19-770137-7
[編集] 英雄たちの肖像
「月刊COMICリュウ」での連載分を収録した単行本。B6サイズ。
- 『銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 1』(2008年1月1日発行、RC)ISBN 978-4-19-950062-6
- 『銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 2』(2009年7月1日発行、RC)ISBN 978-4-19-950124-1
- 『銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 3』(2011年4月1日発行、RC)ISBN 978-4-19-950237-8
[編集] アニメ版
劇場公開アニメ3作、OVA本編110話、外伝52話が制作された。
OVAの本伝は、まず、「VHSビデオ1本に1話収録」の通販でリリースされ(後述)、その後に4話を1本にまとめた店頭販売用ビデオ(VHS/レーザーディスク)及びレンタルビデオがリリースされるという販売形態であった[13]。
DVDがソフトメディアの主流になって以降は、全てのアニメがDVDソフト化されている[14]。DVD版(2006年秋よりWOWOWで放送されたリマスター版と同等のバージョン)には、ビデオテープ/レーザーディスクによってリリースされた初期版を作り直したシーンが随所に存在する他、人名や艦名の綴り(スペル)も多くが修正されている。
製作の中心人物であるプロデューサー田原正利は、徳間書店刊行のムックの編集方針と同時に、本wikipediaの記事に関しても批判したことがある。基本的に素人が好き勝手に書き込んでいる場であり素人の知ったかぶり・推測・創作・思い込み・誤解が多々見られるため「信憑性がないと思って」欲しい旨発言し、それらの定説化を憂いている。[1][2]
冒頭に出るのは、花文字のドイツ語でHeldensagen vom Kosmosinselだが、ドイツ語の記事では文法的に正しくないと書かれている。
[編集] 沿革
- 1988年 劇場版第一弾『わが征くは星の大海』公開。後にリリースされたOVAシリーズ版のパイロット版としての意味合いが強かった。
- 1993年には劇場版第二弾『新たなる戦いの序曲』が公開。こちらもOVA第3期開始に際してのプロモーション的意味合いの強いものであった。
- 1988年末OVA第1期リリース開始。第1期は登録した顧客へ1話分収録されたVHSビデオカセットが週1回“配達”されるという特殊な通販でのリリース手法で、当時は“ウィークリービデオ”と呼ばれた[15]。このような異例の販売方法から、同じくアニメ専門誌アニメージュでの通販によって驚愕の売り上げをとげた風の谷のナウシカと共にOVAの販売を変えた作品とされている。
- その後1997年まで、原作本編を4期に分けOVA化が継続。最終的に全110話が製作された。
- 1992年 長編作品『黄金の翼』リリース(詳細は後述)。
- 1998年 OVA外伝シリーズリリース開始。2000年まで全52話が製作された。
[編集] 配役
膨大な登場人物のほとんどが役を兼ねず1人1役でキャスティングされている[16](二役演じた声優も存在はする[17])。このことからアニメ版は「銀河声優伝説」との異名を取っていた[18][19]。ベテラン格の同時多数起用が何度もあり、スタジオに並んだ声優陣の顔ぶれのあまりの豪華さに、出演者自身も時に「今日は日俳連の会合でもあるんでしょうか?」と驚いてしまうことすらあったという[要出典]。キャストのほとんどは男性で、女性声優については、軍人と政治家中心の物語内容のため、女性や変声期前の幼年男子の登場人物が少ないこともあって起用が少なかった。
[編集] 原作からの変更点
基本的には原作小説を踏襲しているが、主に以下の変更点が存在する。
- 原作では雌伏篇(新書刊第3巻)冒頭部から活躍するダスティ・アッテンボローが、物語当初からヤン・ウェンリーの補佐という役割で登場する。その為原作でこの役割をしたラオは冒頭部での出番がなくなっている。
- アレックス・キャゼルヌのイゼルローン要塞着任の時期が、アニメでは原作よりも月単位で遅れている。
- イゼルローン要塞の防御壁が流体金属層と設定された。これに伴い「ケンプによる要塞の重力から生じる流体の潮汐を利用した攻略作戦」がOVAにのみ存在する。
- 外伝で記述されたクロプシュトック事件が本編第1期に組み込まれた為「クロプシュトック領への討伐部隊派遣の過程で生じたミッターマイヤーがブラウンシュヴァイク公爵の縁者を銃殺する件」がアニメ版には存在しない(原作版の解説及びアニメ版の解説を参照)。
その他、大小さまざまな改変(時事経過の変更、戦闘の演出、新規キャラクターの追加[20]、原作の不自然あるいは奇妙なセリフの修正、原作で名称が設定されていない戦艦への命名、一部英語表記の変更[21]など)がみられ、そのせいで時系列に矛盾が生じている事例もある[22]。ただ上述の通り全般的には原作小説を踏襲しており、書き言葉としてはともかく、話し言葉としては不適切・難解なセリフが、原作そのままでアニメ版にも用いられたケースが多々ある。
[編集] 戦艦デザイン
アニメ版に登場する軍事艦艇は、原作新書版で表紙と初期の挿絵を手がけたイラストレーター・加藤直之のデザインをベースにしており、端役の提督が座乗する旗艦に至るまで特徴的な外観が与えられるなど、作品の魅力を増すための工夫が随所で試されている。ただし加藤直之が全てのメカデザインをしているわけではない[23]。
- 旗艦級戦艦
- 全長800m - 1300m程度。多数の砲・ミサイルに加え、艦載戦闘艇を30機程度搭載できる。
- 標準型戦艦
- 全長650m程度。攻撃力・防御力共に高く、艦対戦の主役である。分艦隊や小規模艦隊の旗艦に使用される例も多く、この目的のために標準型戦艦を改造強化し特徴的な外見を持つ「派生形」といえる艦も複数種類登場している。
[編集] 軍服デザイン
帝国軍の軍服は「黒地に銀の装飾」という基本は共通するが、媒体によってデザインの差異が大きい。このアニメ版では特に士官以上の階級が非常に分かりやすいものとなっている。原作では特に記述がないが新王朝成立に際し、配色は引き継ぎながらも新デザインへと変更された。
同盟軍の軍服はどの媒体でもあまり差異は見られないが、アニメ版では肩口の装飾や腕のワッペンなどが画き込まれている。またジャケットとスカーフで隠れた下に肌着、シャツ、ネクタイを着込んでいることが描かれた。
[編集] 音楽
主なBGMにはクラシック、特にマーラーの交響曲など、19世紀後半から20世紀初頭にかけての後期ロマン派音楽を数多く使用している。これはアニメ版製作の中核企業だった徳間グループの音楽部門会社・徳間ジャパンがドイツ・シャルプラッテンレコードの音源を大量に持っていたことから実現したもの[24]で、音響監督の明田川進が73枚のCDからキャラクター性を持たせた上でなるべく帝国と同盟の区分けを意識して選曲された[25]。映画版第1作目の第4次ティアマト会戦における「ボレロ」の使用については、脚本の首藤剛志が「ボレロのような曲を使いたい」という注文をして「じゃあボレロを使いましょう」と担当者が提案した[26]。
数少ないオリジナルスコアのうち、アニメ作品中で使用される自由惑星同盟国歌の音源は、イベントに参加した一般応募者が斉唱したものが使用されている[27]。
主題歌は、エンディングを担当した小椋佳やオリジナルスコアを作曲した風戸慎介(川辺真)をはじめ、来生たかお、星勝、武沢豊、蛎崎弘、森英治など、キティ・フィルムの母体であったキティ・レコードに当時所属していたミュージシャンが参加した。
サントラ盤として、これらのクラシックの代表的な楽曲を収録したCDが徳間ジャパンから、第二期までの主題歌・挿入歌を集めた主題歌集がキティレコードよりリリースされた。1992年には詳細な解説書(楽曲解説、未収録音楽リスト、音楽シート、サントラCDリスト)が付いた30枚組CD「銀河英雄伝説 In Classic」が共和倶楽部から通販限定でリリースされている。
2007年にはスターチャイルドレコードから『TV版・劇場版・OVA版のBGMをコンプリート(公式サイトより引用)』した期間限定盤「銀河英雄伝説CD-BOX」帝国SIDE(12枚組)・自由惑星同盟SIDE(10枚組)がリリースされた[28]。
[編集] テレビ放送
OVA第1期は、リリース終了後にテレビ東京において深夜と夕方に一度ずつ、テレビ愛知、くまもと県民テレビでも一度放送された。20世紀末以降は、主にCS放送局や衛星放送局WOWOWで映画版も含む全話が放送されている。2009年にもファミリー劇場にて本編110話が一挙放送された(人物や艦船を紹介するテロップが排除されている)。2010年4月からは外伝も放送される。DVD化に際しては、オリジナル版が製作当時の事情(相当無理のあるスケジュールや人材不足などで海外数か国での外部製作)で粗さが目立っている前半部分を中心に、相当数の人物・背景作画をリメイクしている。2011年現在では余り見られなくなった、残酷描写がごくまれに表現されている。
WOWOWでは2006年7月2日より、映画第1弾とOVA全話をテレビ初となる“リマスター版”を使用して放送した。
[編集] その他
第70話「蕩児たちの帰宅」では明滅が激しいシーンが2箇所あり、DVD第18巻の冒頭では鑑賞時の注意を喚起する文章が挿入されている。
[編集] 劇場公開作品
- 『わが征くは星の大海』(わがゆくはほしのたいかい)(劇場用映画・60分)1988年2月
- 外伝1巻終盤。
- 『黄金の翼』(おうごんのつばさ)(OVA・60分)1992年10月(劇場公開は1992年12月)
- 田中芳樹が漫画家道原かつみのために原作を書き下ろし、1986年に外伝として発売された同名コミックの映像化であり、ラインハルトとキルヒアイスの少年時代から宇宙暦792年/帝国暦483年の第5次イゼルローン要塞攻防戦まで(OVAシリーズの「白銀の谷」より前の時期および「決闘者」と「奪還者」の間の時期)が描かれている。この作品はOVAリリース後の劇場公開であった[29]。
- キャラクターデザインは、コミックや小説版の挿絵を描いた道原かつみの絵に準拠した物になっている。装甲服やメカニックデザインもコミックや小説版と同様の笠原彰デザインである。このために1988年からの劇場版やOVA(メインキャラクターデザイン: 奥田万つ里、メカニックデザイン:加藤直之)とは宇宙艦船の形状[30]や帝国軍の軍服が大きく異なるほか、イゼルローン要塞の外壁はOVA版の独自設定であった流体金属層から原作小説に準じた固体装甲板となっている。
- BGMもクラシックを使用せずに独自に作曲された物が用いられている。さらに劇中の登場人物で、OVAと同一の声優が配役されたキャラは一人もいないなど、映像・音声面では他の劇場版やOVAシリーズとの連続性がほとんど無い(物語上の連続性は維持されている)。
- 『新たなる戦いの序曲』(あらたなるたたかいのオーヴァーチュア)(劇場用映画・90分)1993年12月
- 本編1巻序盤にオリジナルエピソードを加え、「アスターテ会戦」の部分をリメイクしたもの。
[編集] OVAシリーズ
- OVA第1期 — 全26話(1988年12月 - 1989年6月)。本編1 - 2巻、外伝1巻。若干のオリジナルエピソード(第13話、第14話)を含む。また、中盤のエピソードの一部が原作とは異なる時系列(第9話、第11話)で挿入されている。
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- 第1話「永遠の夜の中で」
- 第2話「アスターテ会戦」
- 第3話「第十三艦隊誕生」
- 第4話「帝国の残照」
- 第5話「カストロプ動乱」
- 第6話「薔薇の騎士」
- 第7話「イゼルローン攻略!」
- 第8話「冷徹なる義眼」
- 第9話「クロプシュトック事件」
- 第10話「ジェシカの戦い」
- 第11話「女優退場」
- 第12話「帝国領進攻」
- 第13話「愁雨来たりなば…」
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- 第14話「辺境の解放」
- 第15話「アムリッツァ星域会戦」
- 第16話「新たなる潮流」
- 第17話「嵐の前」
- 第18話「リップシュタットの密約」
- 第19話「ヤン艦隊出動」
- 第20話「流血の宇宙(そら)」
- 第21話「ドーリア星域会戦、そして…」
- 第22話「勇気と忠誠」
- 第23話「黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた」
- 第24話「誰がための勝利」
- 第25話「運命の前日」
- 第26話「さらば、遠き日」
- OVA第2期 — 全28話(1991年6月 - 1992年2月)。本編3 - 5巻。13話と半分近くの話で、OP主題歌が省略されている。
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- 第27話「初陣」
- 第28話「肖像」
- 第29話「細い一本の糸」
- 第30話「失われたもの」
- 第31話「査問会」
- 第32話「武器なき戦い」
- 第33話「要塞対要塞」
- 第34話「帰還」
- 第35話「決意と野心と」
- 第36話「雷鳴」
- 第37話「幼帝誘拐」
- 第38話「矢は放たれた」
- 第39話「ひとつの旅立ち」
- 第40話「ユリアンの旅・人類の旅」
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- 第41話「作戦名『神々の黄昏(ラグナロック)』」
- 第42話「鎮魂曲(レクイエム)への招待」
- 第43話「ギャラルホルンは鳴った」
- 第44話「フェザーン占領」
- 第45話「寒波至る」
- 第46話「ヤン提督の箱舟隊」
- 第47話「自由の宇宙(そら)を求めて」
- 第48話「双頭の蛇〜ランテマリオの決戦〜」
- 第49話「闇が深くなるのは…」
- 第50話「連戦」
- 第51話「バーミリオンの死闘(前編)」
- 第52話「バーミリオンの死闘(後編)」
- 第53話「急転」
- 第54話「皇帝ばんざい!(ジーク・カイザー)」
- OVA第3期 — 全32話(1994年7月 - 1995年2月)。本編6 - 8巻。
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- 第55話「儀式から再び幕は上がり…」
- 第56話「地球へ」
- 第57話「キュンメル事件」
- 第58話「訪問者」
- 第59話「過去と現在と未来と」
- 第60話「魔術師捕らわる」
- 第61話「歌劇(オペラ)への招待」
- 第62話「血の流水階段(カスケード)」
- 第63話「聖地」
- 第64話「休暇は終わりぬ」
- 第65話「すべての旗に背いて」
- 第66話「黄金獅子旗(ゴールデンルーヴェ)の下に」
- 第67話「『神々の黄昏(ラグナロック)』ふたたび」
- 第68話「エル・ファシルへ」
- 第69話「イゼルローン再奪取作戦」
- 第70話「蕩児たちの帰宅」
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- 第71話「マル・アデッタ星域の会戦(前編)」
- 第72話「マル・アデッタ星域の会戦(後編)」
- 第73話「冬バラ園の勅令」
- 第74話「前途遼遠」
- 第75話「雷動」
- 第76話「祭りの前」
- 第77話「風は回廊へ」
- 第78話「春の嵐」
- 第79話「回廊の戦い(前編)〜常勝と不敗と〜」
- 第80話「回廊の戦い(中編)〜万華鏡(カレイドスコープ)〜」
- 第81話「回廊の戦い(後編)〜大親征の終幕〜」
- 第82話「魔術師、還らず」
- 第83話「祭りの後」
- 第84話「失意の凱旋」
- 第85話「遷都令」
- 第86話「八月の新政府(ニュー・ガバメント・イン・オーガスタ)」
- OVA第4期 — 全24話(1996年9月 - 1997年3月?)。本編9 - 10巻。
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- 第87話「嵐の予感」
- 第88話「辺境にて」
- 第89話「夏の終わりのバラ」
- 第90話「鳴動」
- 第91話「発芽」
- 第92話「ウルヴァシー事件」
- 第93話「矜持にかけて」
- 第94話「叛逆は英雄の特権」
- 第95話「双璧相撃つ!」
- 第96話「剣に生き…」
- 第97話「剣に斃れ」
- 第98話「終わりなき鎮魂曲(レクイエム)」
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- 第99話「未来への助走」
- 第100話「皇妃ばんざい!(ホーフ・カイザーリン)」
- 第101話「動乱への誘い」
- 第102話「敢えて武器を手に」
- 第103話「コズミック・モザイク」
- 第104話「平和へ、流血経由」
- 第105話「昏迷の惑星」
- 第106話「柊舘(シュテッヒパルム・シュロス)炎上」
- 第107話「深紅の星路(クリムゾン・スターロード)」
- 第108話「美姫(ブリュンヒルト)は血を欲す」
- 第109話「黄金獅子旗(ゴールデンルーヴェ)に光なし」
- 最終話「夢、見果てたり」
- OVA外伝第1期 — 全24話(1998年2月 - 1998年)。単行本未収録短編3本と外伝3巻。
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- 「白銀の谷」(I〜IV)
- 「朝の夢、夜の歌」(I〜IV)
- 「汚名」(I〜IV)
- 「千億の星、千億の光」
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- 第1話「ヴァンフリート星域の会戦」
- 第2話「三つの赤(ドライ・ロット)」
- 第3話「亡命者たち」
- 第4話「染血の四月」
- 第5話「危険な男」
- 第6話「混戦始末記」
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- 第7話「初夏、風強し」
- 第8話「伯爵家後継候補」
- 第9話「パーティーの夜」
- 第10話「真実は時の娘」
- 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」
- 第12話「千億の星、ひとつの野心」
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- OVA外伝第2期 — 全28話(1999年12月 - 2000年7月)。外伝4巻とOVAオリジナルエピソード3本、そして外伝1巻序盤。OVAオリジナル・エピソードは斜字タイトルで示し、()内に舞台となった時期を記す。
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- 「螺旋迷宮」
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- 第1話「エル・ファシルの英雄」
- 第2話「英雄の新しい仕事」
- 第3話「英雄たちの横顔(プロフィール)」
- 第4話「過去へのささやかな旅」
- 第5話「時の女神に愛された男 〜第二次ティアマト会戦記I〜」
- 第6話「英雄の死 〜第二次ティアマト会戦記II〜」
- 第7話「喪服と軍服の間」
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- 第8話「収容所惑星」
- 第9話「捕虜と人質」
- 第10話「顕微鏡サイズの反乱」
- 第11話「エコニアの英雄」
- 第12話「過去からの糸」
- 第13話「ひとつの旅の終わり」
- 第14話「出口をさがす旅」
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- 「叛乱者」(I〜IV)(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
- 「決闘者」(I〜IV)(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
- 「奪還者」(I〜IV)(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
- 「第三次ティアマト会戦」(前編・後編)
- DVDでのストーリーの順番は、「次回予告」を参照して並べると以下の様になり、上記1期・2期の仕分けと矛盾する。
- (1) 「螺旋迷宮」
- (2) 「白銀の谷」
- (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
- (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
- (5) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
- (6) 「朝の夢、夜の歌」
- (7) 「千億の星、千億の光」
- (8) 「第三次ティアマト会戦」
- (9) 「汚名」
- 第1話「永遠の夜の中で」に続く。
[編集] スタッフ
- 監督 - 石黒昇
- シリーズ構成 - 河中志摩夫
- 総作画監督 - 清水恵蔵
- メカニックデザイン - 加藤直之
- 音楽 - 風戸慎介
- プロデューサー - 田原正利
- 製作 - キティフィルム、徳間書店、テレ東、らいとすたっふ、サントリー
[編集] 主題歌
- オープニング
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- Skies of Love(第1期)
- 歌・作詞・作曲 - 秋吉満ちる / 編曲 - 風戸慎介
- I am waiting for You(第2期)
- 歌・作詞・作曲 - 秋吉満ちる / 編曲 - 森英治
- Sea of the Stars(第3期)
- 歌・作詞 - LISA / 作曲 - 川辺真 / 編曲 - 風戸慎介
- Must Be Something(第4期)
- 歌 - こんのひとみ / 作詞・作曲 - 姫野真也 / 編曲 - 風戸慎介
- Kid(外伝第1期)
- 歌 - AKEMI / 作詞・作曲 - David Himeno / 編曲 - 風戸慎介
- Story of Time(外伝第2期)
- 歌 - AKEMI / 作詞・作曲 - David Himeno / 編曲 - 風戸慎介
- エンディング
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- 光の橋を越えて(第1期)
- 歌・作詞・作曲 - 小椋佳 / 編曲 - 風戸慎介
- 旅立ちの序曲(第2期)
- 歌・作詞・作曲 - 小椋佳 / 編曲 - 風戸慎介
- 歓送の歌(第3期)
- 歌・作詞 - 小椋佳 / 作曲・編曲 - 星勝
- 宇宙の掛け橋(第4期)
- 歌・作詞・作曲 - 小椋佳 / 編曲 - 風戸慎介
- 説明(外伝第1期 白銀の谷)
- 歌・作詞 - 小椋佳 / 作曲 - 小椋佳、阿部美緒 / 編曲 - 武沢豊
- 永い付き合い(外伝第1期 朝の夢、夜の歌)
- 歌・作詞 - 小椋佳 / 作曲 - 蛎崎弘 / 編曲 - 武沢豊
- 逝くとき、祝うとき(外伝第1期 汚名)
- 歌・作詞 - 小椋佳 / 作曲 - 嘉納正明 / 編曲 - 武沢豊
- オーロラのアダージョ(外伝第1期 千億の星、千億の光)
- 歌・作詞 - 小椋佳 / 作曲 - 来生たかお / 編曲 - 小野崎孝輔
- 僕たちの航跡(外伝第2期 螺旋迷宮)
- 歌・作詞・作曲 - 小椋佳 / 編曲 - 風戸慎介
- 約束された未来(外伝第2期 後半)
- 歌・作詞・作曲 - 小椋佳 / 編曲 - 風戸慎介
- その他
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- 銀河帝国軍軍楽曲〜ワルキューレは汝の勇気を愛せり〜
- 作曲・編曲 - 風戸慎介
- 自由惑星同盟国歌〜自由の旗、自由の民、レヴォリューション・オブ・ザ・ハート〜
- 歌 - ファン参加によるライブ録音 / 作詞 - 秋吉満ちる / 作曲・編曲 - 風戸慎介
※ アニメ版で使用されたクラシック楽曲名詳細については、外部リンクより“StarChild:銀河英雄伝説”のwebサイトを参照。
[編集] 脚注
- ^ アニメに見えるテロップなどではドイツ語の表記が添えられている。同盟側の英語表示についても同様。
- ^ 本作設定における装甲服は、重火器ミサイルなどの武装は行わず、打撃系武器の威力を高めるためのパワーアシストを行っている様子。
- ^ ただしこれは本編の開始時の数値。第二次ティアマト会戦の頃は帝国・同盟とも平均8000隻である(詳細はこちら)。
- ^ 帝国の場合は大将/上級大将クラスでも一個艦隊の司令官になる例もあるが、同盟では原則として大将以上の階級の者が一個艦隊の司令官に就任することはない。例外はシドニー・シトレとヤン・ウェンリーだが、前者は宇宙艦隊司令長官、後者はイゼルローン要塞司令官との兼務である。
- ^ イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦時にアッテンボロー「少将」が指揮した分艦隊の戦力は2200隻。帝国軍のアイヘンドルフ少将が指揮した艦隊は同盟側の最大推定値が1790隻。
- ^ ラインハルトが准将の地位でグリンメルスハウゼン艦隊所属士官としてヴァンフリート星域の会戦に参加した時の指揮下の戦力は、巡航艦40隻、駆逐艦130隻、砲艦25隻、ミサイル艦10隻。
- ^ 銀河の歴史がまた1ページ、田中芳樹のSF小説「銀河英雄伝説」が舞台化GIGAZINE 2010年3月11日
- ^ 舞台『銀河英雄伝説』-外伝 ミッターマイヤー・ロインエンタール編-
- ^ 舞台『銀河英雄伝説』-外伝 オーベルシュタイン編-
- ^ 舞台『銀河英雄伝説』-第二章 自由惑星同盟篇-
- ^ 「Chara」創刊から「Charaコミックス」レーベル発刊までの極一時期存在したコミックレーベル。雑誌コード等から判断すると「アニメージュコミックス」にカウントされている模様。多くは重刷時などに「Charaコミックス」に変更されている。
- ^ 初期の少年キャプテンコミックススペシャルには誌面上にこのように記されているものがある。多くは重刷時などに「少年キャプテンコミックススペシャル」に表記が変更されている。
- ^ レーザーディスクは、1枚ごとの単品販売の他、本編1期から4期、外伝1期から2期、長編3作をまとめた「劇場版セット」の計7セットがリリースされた。1997年10月22日に再発売された本編第1期セットは、初期版やそれまでの再発版とはジャケットが異なり、内容にも修正が加えられたリメイク版である。
- ^ レーザーディスク版同様、1枚ごとの単品販売の他、110話+外伝を4期に分割したボックスセットとしてもリリースされた。2007年12月21日にはアニメ製作20周年記念として、アニメ全話を1BOXパッケージ化した“銀河英雄伝説 LEGEND BOX”がリリースされた。
- ^ 第1期全巻の料金を一括払いした顧客へは2週に1度の配達となるかわりに偶数話を1週早く見ることができた。ウィークリービデオ版26話の最後に入っていた第2期予告編は他の版には収録されていない。ウィークリービデオの第1期には『機動警察パトレイバー』の初期OVAシリーズと同様、スポンサーCMが収録されている。この通販版VHSは1988年12月21日に創刊号がリリースされて以降、外伝1期分まで(商品コード:VAM-001からVAM-134)、計134本が製作・販売された。徳間書店のサイトでは『黄金の翼』の通販版VHS(商品コード:TJM-8)もウィークリービデオと記述されていることから、それも含めれば135本となる。
- ^ これは登場する数多の名ありキャラクターを描き分けることが事実上不可能なので、声で見分けられるよう意図したためである。
- ^ 鈴置洋孝はイワン・コーネフとルパート・ケッセルリンクの二役を演じた。
このほかにもフリードリヒ4世とロイヤル・サンフォードを演じた阪脩や、ウランフ中将とニルソン中佐を演じた大林隆之介が存在する。 - ^ 「ファンの間で“銀河声優伝説”などと言われるほど、男性の声優には、ほとんど出て頂いていますね。プロデューサーが、後に出てくるキャラクターのために残しておきたいという声優以外はほぼ網羅してしまっています。」 銀河英雄伝説 Interview 第6回 明田川進 (音響監督)より引用。記事の見出しにも「ドラマチックな会話劇 『銀河“声優”伝説』」とある。
- ^ 「別名“銀河声優伝説”と言われていたように、出ていない人がほとんどいないのではないかというくらいでしたから。」 銀河英雄伝説 Interview 第7回 堀川 亮 (現:堀川りょう) <ラインハルト>より引用。
- ^ 帝国領侵攻作戦の際のヴァーリモント少尉など。
- ^ フェザーン自治領について、原作ではPHEZZANとされているが、OVA版ではFEZZANに変更されているなど。
- ^ カストロプ動乱においてキルヒアイスがクルト伍長の言うとおり「指向性」のゼッフル粒子を使った場合、帝国の公式記録と整合しないなど。
- ^ 例として、同盟軍第2艦隊旗艦パトロクロスは、石津泰志の基本デザインに依るものである。
- ^ 「銀河英雄伝説サントラ音楽集」(32ATC-183)ライナーノーツ
- ^ 「銀河英雄伝説 In Classic」解説書
- ^ だが、ラヴェルの著作権の日本における保護期間は第二次世界大戦に伴う戦時加算によって延長され、死後50年以上たってもラヴェルの遺族の関係者が権利を保有していたため、自由に使えなかった。この問題をクリアするため、井上道義の指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で独自に録音し使用した脚本家首藤剛志の解説。ただし、この発言は著作権と著作隣接権を混同したものと思われる。楽曲の著作権は「独自に演奏・録音」したものにも及ぶからである。
- ^ 1988年11月3日に東京 九段会館にて行われた銀河英雄伝説完成記念イベントで収録された。同イベントでは、「ジーク・カイザー、ラインハルト!!」の歓声も男性のみで収録された。1989年3月21日に東京 九段会館にて行われたファンイベントでは、「スタジアムの虐殺」のシーンにおける民衆の悲鳴と怒号が収録され、劇中で使用されている。イベントは複数の都市で催され、ゲストに主要な役をした声優数名が参加している
- ^ キングレコード版CD-BOXは、使用曲を時系列順に収録しているため、一部の楽曲に重複が生じている。
- ^ 最初に通販版VHS発売。次にCDやLD発売・VHSレンタル開始、その後に全国で1館・1週間のみで劇場公開された。OVA第27話「初陣」も、「黄金の翼」と同じくOVAリリース2か月後に1館・2週間のみで劇場公開されていた経緯がある。
- ^ OVA版では正面から見て縦長にデザインされている傾向があるが(特に同盟軍が顕著)、コミック版ではむしろ横長にデザインされている傾向がある。戦闘艇であるスパルタニアンやワルキューレのデザインも大きく異なっており、スパルタニアンの発艦もOVAでは母艦の下面に半格納状態で並べられ下方に放出するのに対して、本作では艦内から加速して前方へ放出する。
[編集] 関連項目
- 銀河英雄伝説の登場人物
- 銀河英雄伝説の歴史上の人物
- 銀河英雄伝説の用語
- 銀河英雄伝説の登場勢力
- 銀河英雄伝説の舞台
- タイタニア
- 三国志
- ナポレオン・ボナパルト
- ガイウス・ユリウス・カエサル
- アドルフ・ヒトラー
- アレクサンドロス3世
- カール12世
- 本作は上記を下敷きにしたエピソードも多い
- 銀河帝国
- 本作を含むSF作品全般に登場する「銀河帝国」についての記事。
- 十二国記
- 構想のきっかけが本作であった旨、著者(小野不由美)が文庫版の解説で明らかにしている。
[編集] 外部リンク
- 銀河英雄伝説ON THE WEB - 公式サイト。
- 田中芳樹「『銀河英雄伝説』創元SF文庫版に寄せて」 - ウェブマガジン掲載のオリジナル記事。
- らいとすたっふ - 田中芳樹のマネージメント、及び作品の著作権管理会社。
- 有限会社ティー・ピー・オー - アニメ版のプロデューサー、田原正利(正聖)の製作会社。当時のエピソードを紹介するページもある。
- StarChild:銀河英雄伝説 - スターチャイルド版CD-BOX情報ページ。劇中使用楽曲情報もある。
- 銀河英雄伝説携帯公式サイト - 携帯公式サイト、待ち受け画像や動画の配信など携帯ならではのコンテンツの配信を行っている。
- 株式会社アールアールジェイ - 『銀河英雄伝説』の公式サイトを運営している会社。
- 舞台版『銀河英雄伝説』公式サイト
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