高島雄哉

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(たかしま ゆうや、1977年 -)は、日本SF作家[1]、SF考証家。

経歴・人物[編集]

山口県宇部市生まれ、徳山市(現・周南市)育ち[2]東京都杉並区在住[2]山口県立宇部高等学校を経て東京大学理学部物理学科卒、東京藝術大学美術学部芸術学科卒業[2][3]。2014年、投稿作「ランドスケープの知性定理」で第5回創元SF短編賞を受賞し、同作を改題・改稿した「ランドスケープと夏の定理」で作家デビュー[4]。2016年には『ゼーガペインADP』のSF考証と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』の設定協力をつとめ[2]、以後はSF考証家としても活動している。2022年、「798ゴーストオークション」で第1回AIのべりすと文学賞最優秀作品賞を受賞[5]

受賞・候補歴[編集]

  • 2013年4月 - 「幽霊のいる部屋とヘンリカの魔たち」で第4回 創元SF短編賞 最終候補(糸像かなた 名義)。
  • 2014年3月 - 「わたしを数える」で第1回 星新一賞一般部門 入選。
  • 2014年4月 - 「ランドスケープの知性定理」で第5回 創元SF短編賞 受賞。
  • 2022年10月 - 「798ゴーストオークション」で第1回 AIのべりすと文学賞最優秀作品賞 受賞。

作品リスト[編集]

小説[編集]

単行本[編集]

アンソロジー収録[編集]

雑誌等掲載[編集]

  • 「無重力的新世界」 - 『S-Fマガジン』2019年4月号(早川書房
  • 「WAR TIME SHOW 〜戦場のエクエス」 - WEBサイト「矢立文庫」(2017年12月7日 - 2019年4月19日 サンライズ)

評論・エッセイ等[編集]

単行本[編集]

  • 『アニメのSF考証家が描く未来のカタチ 21.5世紀 僕たちはどう生きるか?』(2019年10月 講談社
  • 『しなやかな社会の実現 きたるべき国難の先に』(2022年4月 日経BPマーケティング) - 著: 「レジリエンス社会」をつくる研究会、編著:高島雄哉

雑誌等掲載[編集]

  • 「嘘の消失――VRは小説を受け入れられるのか」 - 『S-Fマガジン』2016年12月号(早川書房)
  • 「世界を設定する SFアニメ現場レポート」 - 2016年8月1日 - 2016年11月7日 SFマガジンcakes版(早川書房)
  • 「想像力のパルタージュ 新しいSFの言葉をさがして」 - 2015年4月6日 - 2019年12月16日 Webミステリーズ!(東京創元社)

アニメ脚本[編集]

ゲームシナリオ[編集]

SF考証・設定考証[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『折り紙衛星の伝説 年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫、2014年6月)著者紹介より。
  2. ^ a b c d 東京創元社公式ページ「高島雄哉」経歴より。
  3. ^ https://twitter.com/7u7a_takashima/status/1402233507976409095”. Twitter. 2022年10月27日閲覧。
  4. ^ 『NOVA 2019年春号』(河出書房新社、2018年12月)著者情報より。
  5. ^ AI文章生成サービスを利用した日本初の文学賞 第1回「AIのべりすと文学賞」受賞者決定!|株式会社デジタルメディア研究所のプレスリリース”. PR TIMES (2022年10月31日). 2022年11月29日閲覧。
  6. ^ “機動戦士ガンダム 水星の魔女:「ガンダムエース」で小説版連載スタート 大河内一楼インタビューも”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年11月26日). https://mantan-web.jp/article/20221125dog00m200084000c.html 2022年11月26日閲覧。 
  7. ^ スタッフ|スタッフ&キャスト”. ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス). 2020年7月24日閲覧。

外部リンク[編集]