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『'''ゴルゴ13'''』(ゴルゴサーティーン)は、[[さいとう・たかを]]による[[日本]]の[[漫画]] |
『'''ゴルゴ13'''』(ゴルゴサーティーン)は、[[さいとう・たかを]]による[[日本]]の[[漫画]]。超一流の[[スナイパー]](狙撃手)[[ゴルゴ13 (架空の人物)|「ゴルゴ13」ことデューク東郷]]の活躍を描く[[劇画]]である。1968年11月、[[小学館]]『[[ビッグコミック]]』誌で連載を開始し、現在も同誌に連載中。[[リイド社]]の[[単行本]]は2015年4月現在177巻を数える。 |
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== 作品内容 == |
== 作品内容 == |
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{{main2|具体的なエピソードや単行本の収録作|ゴルゴ13のエピソード一覧}} |
{{main2|具体的なエピソードや単行本の収録作|ゴルゴ13のエピソード一覧}} |
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{{see also|ゴルゴ13 (架空の人物)|ゴルゴ13の登場人物}} |
{{see also|ゴルゴ13 (架空の人物)|ゴルゴ13の登場人物}} |
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社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーの題材は多数の脚本協力者が脚本を執筆していることもあって非常に多岐にわたる。[[諜報活動|諜報戦]]に代表される国家間の |
社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーの題材は多数の脚本協力者が脚本を執筆していることもあって非常に多岐にわたる。[[諜報活動|諜報戦]]に代表される国家間の暗闘、世界各地の戦争・紛争、ゲリラ活動やテロリズムを題材としたもの、また麻薬組織など犯罪を扱ったもの、最新テクノロジー、企業活動に関連したもの、歴史問題・地理問題をテーマにしたもの、芸術、スポーツ、文化学術活動なども題材となっている。ミステリー調やコメディ調のエピソードもある。 |
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作中には、現実に起きた事件に交えて実在の国名・組織・企業・団体そして個人の名前がしばしば登場する。ニュース性に富んだ情報を盛り込むジャーナリスティックな作風から、巷間では |
作中には、現実に起きた事件に交えて実在の国名・組織・企業・団体そして個人の名前がしばしば登場する。ニュース性に富んだ情報を盛り込むジャーナリスティックな作風から、巷間ではこの作品で世界情勢を勉強できると言われたりしているが、物語自体はあくまで架空である。 |
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== 掲載誌・単行本 == |
== 掲載誌・単行本 == |
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=== 一次掲載 === |
=== 一次掲載 === |
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劇画『ゴルゴ13』は、[[小学館]]『[[ビッグコミック]]』誌に連載されている。 |
劇画『ゴルゴ13』は、[[小学館]]『[[ビッグコミック]]』誌に連載されている。1968年(昭和43年)11月発売の1969年1月号<ref group = *>当時は月刊だった。</ref>に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2015年(平成27年)現在も連載中で、現在まで休載は一度もない<ref name = agawa />。最新作は「第555話 ロンメル将軍の財宝」。 |
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ビッグコミックの発売日は毎月10日・25日、税込み定価は340円である。B5サイズの[[ホッチキス]][[中綴じ]]で、表紙はその時々の有名人のイラストである。 |
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ゴルゴ13は1968年(昭和43年)11月発売の、1969年1月号<ref group = *>当時は月刊だった。</ref>に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2015年(平成27年)現在も連載中。以来、現在まで休載は一度もない<ref name = agawa />。最新作は『第555話 ロンメル将軍の財宝』。 |
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また、1Uのエピソードを「単発」、2Uのエピソードを「前後編」、3Uのエピソードを「三部作」とも呼ぶ。 |
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*脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名を表記している。 |
*脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名を表記している。 |
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*最終ページに、カット付きで次回エピソードの予告がつく。 |
*最終ページに、カット付きで次回エピソードの予告がつく。 |
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ビッグコミックでは毎回1Uのボリュームで掲載されるが、周年などのイベント時には、過去に1Uの作品が2作同時に掲載されたこともある。また、2Uの長さの作品が一気掲載されたこともある。 |
『ビッグコミック』では毎回1Uのボリュームで掲載されるが、周年などのイベント時には、過去に1Uの作品が2作同時に掲載されたこともある。また、2Uの長さの作品が一気掲載されたこともある。 |
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ビッグコミック本誌のほか、かつては |
『ビッグコミック』本誌のほか、かつては『[[ビッグコミック増刊号]]』にも、1Uの新作が掲載されていた。[[ゴルゴ13のエピソード一覧]]や「ゴルゴ学」などでは「増刊○○話」のように表記されている。しかし、2011年11月増刊号掲載の「増刊106話 もうひとりのプロフェッショナル」を最後に、増刊での新作の掲載はなくなり、以後は1Uの旧作が再録されている。この増刊掲載の分は、本誌のエピソード数にはカウントされていない。増刊掲載の新作はのべ106話制作されたため、『ゴルゴ13』のリリースされた総エピソード数は、本誌の掲載エピソード数に106を加えた数字になる。 |
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=== 刊行中の単行本・単行本相当の刊行物 === |
=== 刊行中の単行本・単行本相当の刊行物 === |
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==== 別冊ゴルゴ13シリーズ ==== |
==== 別冊ゴルゴ13シリーズ ==== |
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ビッグコミックに掲載されたエピソードは、 |
『ビッグコミック』に掲載されたエピソードは、4年ほど経た後に小学館から『ビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 特集ゴルゴ13シリーズ』として発刊される。以下、「別冊ゴルゴ」と表記する。 |
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別冊ゴルゴの発売日は、3・6・9・12月の13日、定価は480円である。サイズはB6サイズで、B5のビッグコミック誌の半分のサイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、いわゆる[[ペーパーバック]]体裁である。 |
「別冊ゴルゴ」の発売日は、3・6・9・12月の13日、定価は480円である。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』誌の半分のサイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、いわゆる[[ペーパーバック]]体裁であり、現在のいわゆる[[コンビニコミック]]の元祖である。 |
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別冊ゴルゴは、昭和45年 |
「別冊ゴルゴ」は、1970年(昭和45年)1月1日に第1集が刊行され、最新刊は2015年6月13日発行の「第188集」、収録作は「極北航路」「異次元実験の危機」「善人の死」の3作、JAN 4910296790751<ref group = *>JANコードの13桁の数字で検索すると該当する本を表示する</ref>。この第188集という数字は、漫画としては2番目の長期シリーズである。 |
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別冊ゴルゴの巻数表示は、第1集 |
「別冊ゴルゴ」の巻数表示は、第1集から第28集までは巻数表示が一切ない。第29集から第167集までは裏表紙に〔29〕のように、第64集以降は裏表紙に加えて本の背に No.64 のように、第168集以降は本の背に加えて裏表紙に No.168 のように表示されている。 |
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別冊ゴルゴでは、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。実際の別冊ゴルゴは、340ページほどのボリュームとなっており、この差はゴルゴ13以外の他の作家の |
「別冊ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。実際の「別冊ゴルゴ」は、340ページほどのボリュームとなっており、この差は『ゴルゴ13』以外の他の作家の漫画分や広告、扉絵の再収録の分である。 |
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別冊ゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「別冊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*ビッグコミックで複数回にわたっていたエピソードは、分断の部分は修正され、つなぎ目は意識されないように工夫している。 |
*『ビッグコミック』で複数回にわたっていたエピソードは、分断の部分は修正され、つなぎ目は意識されないように工夫している。 |
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*新エピソードを一番早く読める(ただし「第320話 BEST BANK」だけは、本誌→増刊→SP→別冊の順で収録された)。 |
*新エピソードを一番早く読める(ただし「第320話 BEST BANK」だけは、本誌→増刊→SP→別冊の順で収録された)。 |
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*ビッグコミックに掲載された順に収録されるわけではない。そのため、「第○○○話」という表示はなくなる。 |
*『ビッグコミック』に掲載された順に収録されるわけではない。そのため、「第○○○話」という表示はなくなる。 |
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*他の作家による短編漫画が1本、4コマ漫画が1本の計2作が収録される。後者は2000年頃まで、さいとうの前妻である[[プロジェクト:漫画家/日本の漫画家 さ行#セツコ・山田|セツコ・山田]]による「Sさん一家」<ref group = *>一時期は「ゴルゴさんち」という名称で掲載されており、単行本も同名で刊行されている。</ref>が掲載されていた。 |
*他の作家による短編漫画が1本、4コマ漫画が1本の計2作が収録される。後者は2000年頃まで、さいとうの前妻である[[プロジェクト:漫画家/日本の漫画家 さ行#セツコ・山田|セツコ・山田]]による「Sさん一家」<ref group = *>一時期は「ゴルゴさんち」という名称で掲載されており、単行本も同名で刊行されている。</ref>が掲載されていた。 |
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*最終ページの予告編は削除され、替わってゴルゴ13のシンボルのロゴマーク(茨の冠を被せられた骸骨の後ろ姿)がデザインされている。 |
*最終ページの予告編は削除され、替わってゴルゴ13のシンボルのロゴマーク(茨の冠を被せられた骸骨の後ろ姿)がデザインされている。 |
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*165集以後、脚本協力者の名は表示されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表示されない。 |
*165集以後、脚本協力者の名は表示されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表示されない。 |
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*「第237話 幻(ダミー)の栽培」と「第266話 バチカン・セット」の2作は、現在の時点で別冊ゴルゴに収録されていない。 |
*「第237話 幻(ダミー)の栽培」と「第266話 バチカン・セット」の2作は、現在の時点で「別冊ゴルゴ」に収録されていない。 |
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==== 増刊ゴルゴ13シリーズ ==== |
==== 増刊ゴルゴ13シリーズ ==== |
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別冊ゴルゴに収録されたエピソードは、約1年ほど経ってから小学館から『ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編』として発刊される。以下、「増刊ゴルゴ」と表記する。 |
「別冊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってから小学館から『ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編』として発刊される。以下、「増刊ゴルゴ」と表記する。 |
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増刊ゴルゴは、昭和48年 |
「増刊ゴルゴ」は、1973年(昭和48年)1月15日に第1集が発行され、最新刊は2015年5月13日発売の第179集、収録作は「高度1万メートルのエピデミック」「誰がそれを成し得たのか」「疑惑のペースメーカー」「甦る潜像」の4作、JAN 4910296770654。発売日は、2・5・8・11月の13日、税込み定価は390円である。B5サイズの[[ホッチキス]][[中綴じ]]で、『ビッグコミック』と同じ体裁、同じ画面サイズになる。カバーはなく、[[ザラ紙]]に印刷されており、増刷はされない。 |
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増刊ゴルゴの巻数表示は「vol.179」のように表示されている。 |
「増刊ゴルゴ」の巻数表示は「vol.179」のように表示されている。 |
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増刊ゴルゴでは、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。 |
「増刊ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。 |
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増刊ゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「増刊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*一番大きなサイズで読むことができる。 |
*一番大きなサイズで読むことができる。 |
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*ビッグコミックや別冊ゴルゴに収録された順に収録されるわけではない。 |
*『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。 |
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*vol.155以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
*vol.155以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
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*別冊ゴルゴのNo.108に収録された「増刊32話 告発の鉄十字」は、現在の時点で増刊ゴルゴに収録されていない。 |
*「別冊ゴルゴ」のNo.108に収録された「増刊32話 告発の鉄十字」は、現在の時点で「増刊ゴルゴ」に収録されていない。 |
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==== SPコミックス ==== |
==== SPコミックス ==== |
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増刊ゴルゴに収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックス ゴルゴ13』として発刊される。以下、「SPゴルゴ」と表記する(リイド社は元々さいとう・プロの出版部門が源流で、SPはさいとう・プロの略である)。 |
「増刊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックス ゴルゴ13』として発刊される。以下、「SPゴルゴ」と表記する(リイド社は元々さいとう・プロの出版部門が源流で、SPはさいとう・プロの略である)。 |
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SPゴルゴの発売日は、4・7・9・12月の5日、価格は税別552円である。サイズはいわゆる「おとなマンガ」のサイズで、小学館の[[ビッグコミックス]]のサイズ(『[[あぶさん]]』や『[[浮浪雲]]』など)と同じサイズである。 |
「SPゴルゴ」の発売日は、4・7・9・12月の5日、価格は税別552円である。サイズはいわゆる「おとなマンガ」のサイズで、小学館の[[ビッグコミックス]]のサイズ(『[[あぶさん]]』や『[[浮浪雲]]』など)と同じサイズである。 |
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SPゴルゴは、昭和48年6月21日に「第1集 ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-0001-2 が刊行され、最新刊は2015年7月5日発売の「第177集 欲望の輪廻転生」ISBN 978-4-8458-3504-1、収録作は、表題作と「ピジョンブラッド失落の鑑別書」「夏の老人」の計3作。 |
「SPゴルゴ」は、昭和48年6月21日に「第1集 ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-0001-2 が刊行され、最新刊は2015年7月5日発売の「第177集 欲望の輪廻転生」ISBN 978-4-8458-3504-1、収録作は、表題作と「ピジョンブラッド失落の鑑別書」「夏の老人」の計3作。 |
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SPゴルゴの巻数表示は、背と表紙に「177」のように表示されている。 |
「SPゴルゴ」の巻数表示は、背と表紙に「177」のように表示されている。 |
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SPゴルゴでは、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。 |
「SPゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。 |
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SPゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「SPゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*通常のおとなマンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。 |
*通常のおとなマンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。 |
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*カバー裏表紙に収録エピソードのあらすじが掲載される。 |
*カバー裏表紙に収録エピソードのあらすじが掲載される。 |
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*ビッグコミックや別冊ゴルゴや増刊ゴルゴに収録された順に収録されるわけではない。 |
*『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」や「増刊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。 |
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*154巻以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
*154巻以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
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*「245話 捕虜交換―スワップ」は増刊ゴルゴのvol.171に収録されたが、現在の時点でSPゴルゴに収録されていない。 |
*「245話 捕虜交換―スワップ」は「増刊ゴルゴ」のvol.171に収録されたが、現在の時点で「SPゴルゴ」に収録されていない。 |
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===== SPコミックスの装丁 ===== |
===== SPコミックスの装丁 ===== |
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SPコミックスは、装丁のマイナーチェンジが繰り返されている。初版の詳細な装丁は以下の通り。 |
SPコミックスは、装丁のマイナーチェンジが繰り返されている。初版の詳細な装丁は以下の通り。 |
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その |
そのSPコミックスのゴルゴ13が初版かどうかは、6巻から16巻と108巻以降は「初版」の表示があるのでわかる。 |
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*1巻は、2巻以降の既刊紹介がなければ初版である。 |
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*2巻から5巻、7巻から47巻、68巻から111巻は、カバー袖に列記された既刊の紹介が、その巻手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版である。 |
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*48-67巻は、カバー袖に列記された既刊の一括表記の既刊紹介の巻数が、その巻の手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版であると推定できる。 |
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==== SPコミックスコンパクト ==== |
==== SPコミックスコンパクト ==== |
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SPゴルゴに収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックスコンパクト ゴルゴ13』として発刊される。以下、「文庫ゴルゴ」と表記する。 |
「SPゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックスコンパクト ゴルゴ13』として発刊される。以下、「文庫ゴルゴ」と表記する。 |
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文庫ゴルゴは、2002年9月30日に第1集「ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-2539-2 が発行され、最新刊は2015年6月末発売の第145集「燃える氷塊」、収録作は、表題作と「極東の凶行」「デリートG・Gの消去」の計3作、ISBN 978-4-8458-3098-5。発売日は、2・6・10月の月末最終日。本体価格は476円である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「コンパクト」と称している。 |
「文庫ゴルゴ」は、2002年9月30日に第1集「ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-2539-2 が発行され、最新刊は2015年6月末発売の第145集「燃える氷塊」、収録作は、表題作と「極東の凶行」「デリートG・Gの消去」の計3作、ISBN 978-4-8458-3098-5。発売日は、2・6・10月の月末最終日。本体価格は476円である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「コンパクト」と称している。 |
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なお、1976年〜1988年に小学館の文庫からも文庫サイズで刊行されているが、このシリーズは「小学館文庫」の項を参考にされたい。 |
なお、1976年〜1988年に小学館の文庫からも文庫サイズで刊行されているが、このシリーズは「小学館文庫」の項を参考にされたい。 |
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文庫ゴルゴの巻数表示は、背に「145」のように表示されている。 |
「文庫ゴルゴ」の巻数表示は、背に「145」のように表示されている。 |
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文庫ゴルゴでは、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。 |
「文庫ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。 |
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文庫ゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「文庫ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*通常の文庫マンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。 |
*通常の文庫マンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。 |
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*原則としてビッグコミックに掲載された順に収録される。145集までで第473話および増刊第93話までが収録された(ただし一部の未収録作を除く)。 |
*原則として『ビッグコミック』に掲載された順に収録される。145集までで第473話および増刊第93話までが収録された(ただし一部の未収録作を除く)。 |
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*巻末に数ページの解説が追加され、この解説で第1話から脚本協力者や作画スタッフ、担当編集者の名前、話数を表記している。したがって、このコンパクトを見れば、あるエピソードが第何話なのか、脚本協力者や作画スタッフは誰なのかを知ることが出来る。 |
*巻末に数ページの解説が追加され、この解説で第1話から脚本協力者や作画スタッフ、担当編集者の名前、話数を表記している。したがって、このコンパクトを見れば、あるエピソードが第何話なのか、脚本協力者や作画スタッフは誰なのかを知ることが出来る。 |
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*「増刊20話 疫病神の道標」はSPゴルゴの83集に収録されたが、現在の時点で文庫ゴルゴに収録されていない。 |
*「増刊20話 疫病神の道標」は「SPゴルゴ」の83集に収録されたが、現在の時点で「文庫ゴルゴ」に収録されていない。 |
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==== My First BIG ==== |
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文庫ゴルゴに収録されたエピソードの一部は、小学館の[[コンビニコミック]]の[[ |
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、小学館の[[コンビニコミック]]のMFB([[My First BIG]])のラインナップで『MFB ゴルゴ13』として発刊される。「MFBゴルゴ」と表記する。 |
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MFBゴルゴは、1999年7月23日に第1集「VS NATO & VS ARMY」ISBN 4-09-109202-0 が発行され、最新刊は2015年8月7日刊行の第141集「THE LAST CODE」、収録作は「最終暗号」「15-34」「感謝の印」の3作、ISBN 978-4-09-119848-8。 |
「MFBゴルゴ」は、1999年7月23日に第1集「VS NATO & VS ARMY」ISBN 4-09-109202-0 が発行され、最新刊は2015年8月7日刊行の第141集「THE LAST CODE」、収録作は「最終暗号」「15-34」「感謝の印」の3作、ISBN 978-4-09-119848-8。 |
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発売日は、1・2・3・5・6・8・10・11月の第一金曜日。 |
発売日は、1・2・3・5・6・8・10・11月の第一金曜日。 |
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発行月がまちまちに見えるが、MFBゴルゴは、SPゴルゴが発刊されていない月に発刊されるパターンとなっている。本体価格370円(+税)である。サイズは正確にB6サイズで、面積比でビッグコミックのちょうど半分の画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、[[ペーパーバック]]体裁である。基本的には増刷はされないが、一部はすぐに増刷されたり、あるいは時間をおいてから「アンコール発売」などと銘打って増刷されることもある。 |
発行月がまちまちに見えるが、「MFBゴルゴ」は、「SPゴルゴ」が発刊されていない月に発刊されるパターンとなっている。本体価格370円(+税)である。サイズは正確にB6サイズで、面積比で『ビッグコミック』のちょうど半分の画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、[[ペーパーバック]]体裁である。基本的には増刷はされないが、一部はすぐに増刷されたり、あるいは時間をおいてから「アンコール発売」などと銘打って増刷されることもある。 |
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MFBゴルゴの巻数表示はない。また、その巻のテーマやモチーフが本の背と表紙に表記されている。英語2ワードのことが多い。たとえば、115集は「SILENT MEMORIES」となっている。 |
「MFBゴルゴ」の巻数表示はない。また、その巻のテーマやモチーフが本の背と表紙に表記されている。英語2ワードのことが多い。たとえば、115集は「SILENT MEMORIES」となっている。 |
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MFBゴルゴでは、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。実際のMFBゴルゴは、260ページほどのボリュームとなっており、この差は、追加されたコラムや広告の分である。 |
「MFBゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。実際の「MFBゴルゴ」は、260ページほどのボリュームとなっており、この差は、追加されたコラムや広告の分である。 |
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MFBゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「MFBゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*このMFBゴルゴは、テーマやモチーフにそって収録作が選ばれている。たとえば、115集はサブタイトル「SILENT MEMORIES」に対し「黒い記憶」「禁じられた言葉」「五十年の孤独」の3作が収録されている。 |
*この「MFBゴルゴ」は、テーマやモチーフにそって収録作が選ばれている。たとえば、115集はサブタイトル「SILENT MEMORIES」に対し「黒い記憶」「禁じられた言葉」「五十年の孤独」の3作が収録されている。 |
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*このテーマに沿ったうんちくのコラム、「GOLGO13 FILE THE SECRET DOCUMENTS」が追加される。115集では「催眠術で殺人は可能か!? 無意識世界に潜む恐怖!!」というタイトルで、「禁じられた言葉」の後催眠、「黒い記憶」の自己催眠に関して論考している。 |
*このテーマに沿ったうんちくのコラム、「GOLGO13 FILE THE SECRET DOCUMENTS」が追加される。115集では「催眠術で殺人は可能か!? 無意識世界に潜む恐怖!!」というタイトルで、「禁じられた言葉」の後催眠、「黒い記憶」の自己催眠に関して論考している。 |
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*脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名は表記されない。 |
*脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名は表記されない。 |
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==== SPコミックスポケットエディション ==== |
==== SPコミックスポケットエディション ==== |
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文庫ゴルゴに収録されたエピソードの一部は、[[リイド社]]の[[コンビニコミック]]の『ゴルゴ13 |
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、[[リイド社]]の[[コンビニコミック]]の『ゴルゴ13 POCKET EDITION』として刊行される。以下、「ポケットゴルゴ」と表記する。 |
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ポケットゴルゴの発売日は、毎月9日ごろ・24日ごろの月2回、本体価格370円(+税)である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「ポケット」と称している。カバーはなく[[ザラ紙]]に印刷されており、[[ペーパーバック]]体裁である。 |
「ポケットゴルゴ」の発売日は、毎月9日ごろ・24日ごろの月2回、本体価格370円(+税)である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「ポケット」と称している。カバーはなく[[ザラ紙]]に印刷されており、[[ペーパーバック]]体裁である。 |
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ポケットゴルゴは、2011年3月24日に第1集「番号預金口座」ISBN 978-4-8458-4101-1 が刊行され、最新刊は2015年7月24日ごろ刊行の「香りの宝石」ISBN 978-4-8458-4657-3、収録作は、表題作と「サンクチュアリ」「3/7」「エアポート・アイランド」の計4作。 |
「ポケットゴルゴ」は、2011年3月24日に第1集「番号預金口座」ISBN 978-4-8458-4101-1 が刊行され、最新刊は2015年7月24日ごろ刊行の「香りの宝石」ISBN 978-4-8458-4657-3、収録作は、表題作と「サンクチュアリ」「3/7」「エアポート・アイランド」の計4作。 |
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なお、2008年刊の「リイド社版アニメ・ベストセレクション」も「ゴルゴ13 POCKET EDITION」と銘打たれているが、このシリーズは「リイド社版アニメ・ベストセレクション」の項を参考にされたい。 |
なお、2008年刊の「リイド社版アニメ・ベストセレクション」も「ゴルゴ13 POCKET EDITION」と銘打たれているが、このシリーズは「リイド社版アニメ・ベストセレクション」の項を参考にされたい。 |
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ポケットゴルゴは巻数表示は表紙にある。 |
「ポケットゴルゴ」は巻数表示は表紙にある。 |
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ポケットゴルゴでは、1巻に7U分収録される。1Uを42ページとすると、約290ページ相当という勘定になる。 |
「ポケットゴルゴ」では、1巻に7U分収録される。1Uを42ページとすると、約290ページ相当という勘定になる。 |
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ポケットゴルゴは、以下のような特徴がある。 |
「ポケットゴルゴ」は、以下のような特徴がある。 |
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*脚本協力者の名は表記されるが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
*脚本協力者の名は表記されるが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。 |
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== 制作背景 == |
== 制作背景 == |
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大人向けの[[劇画]]作品を発表する場を求めていたさいとう・たかをは、『ビッグコミック』の創刊に『捜し屋はげ鷹登場』で参加。これに続 |
大人向けの[[劇画]]作品を発表する場を求めていたさいとう・たかをは、『ビッグコミック』の創刊に『捜し屋はげ鷹登場』で参加した。これに続いて、同年『ビッグコミック』誌上に発表した作品が『ゴルゴ13』であった。 |
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さいとうは現代劇は苦手であり、ゴルゴ13を執筆したのは計算の上での |
さいとうは現代劇は苦手であり、『ゴルゴ13』を執筆したのは計算の上でのことである<ref name = agawa />。どうせ現代劇にするなら極悪人にしよう、しかし主人公が嫌われてはまずいので、社会悪と言うことにしよう。それなら善悪の解釈は時代によって変わってくるのだから<ref name = agawa />、と言った次第である。またさいとうはゴルゴは「ヒーロー」ではないともしている<ref name = agawa />。故に堂々としていないという<ref name = agawa />。 |
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『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だったという。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたらしい。実際に、最終話のコマ割りは最後のシーンまで頭の中で出来上がっているという。なお、最終回の原稿を金庫の中にしまってあるという流言もあるが、「ゴルゴ学」によれば、実際にはまだ執筆はされていないことが、さいとう本人によって明らかにされている。 |
『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だったという。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたらしい。実際に、最終話のコマ割りは最後のシーンまで頭の中で出来上がっているという。なお、最終回の原稿を金庫の中にしまってあるという流言もあるが、「ゴルゴ学」によれば、実際にはまだ執筆はされていないことが、さいとう本人によって明らかにされている。 |
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「最終話は20代の頃に考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている。最終話の内容は自分以外にキャップ |
「最終話は20代の頃に考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている。最終話の内容は自分以外にキャップ(=作画チーフ)2人にしか教えていない」「最終回は使えない。この作品は僕の手から離れてみんなのものになっているので、勝手に終わらせられない。僕が死んだ後でも終わらなかったりして」と[[NHKラジオ]]『[[わが人生に乾杯!]]』で語っている{{信頼性要検証|date=2014-3}}。 |
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やがて、上に述べられたような、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量とを身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、[[冷戦]]終結で |
やがて、上に述べられたような、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量とを身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、[[冷戦]]終結で活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において、2014年までの間の45年間、ただの一度も連載を休まないという快挙を成し遂げている<ref group = *>さいとう曰く、締め切りを守るのはプロとしての最低条件である。…と22,3歳の頃に「吠えて」しまったことを実行している。</ref><ref name = agawa />。またあくまでこれは「仕事」であり、一般の社会人と同様、長期間続けて飽きるとか飽きないとかの話ではないとしている<ref name = agawa />。 |
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現在{{いつ|date=2014-3}}でも連載の始まった[[1970年代]]の |
現在{{いつ|date=2014-3}}でも連載の始まった[[1970年代]]の劇画のスタイルを踏襲しており、1ページ目に「超A級狙撃手(スナイパー)のスーパー・アクション!」のキャッチフレーズ(連載初期は“一匹狼の殺し屋を非情なタッチで描く快作!!”)、サブタイトルの[[タイポグラフィ]]、あるいはあくまで数話読み切りの漫画で、その集合体として「ゴルゴ13シリーズ」と呼んでいるなど、連載当初からの体裁を固守している。 |
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本作では様々な国家や人物が登場し、体制に属する人間はゴルゴ13を使って敵対国に介入し目的を達成しようとすることが多い。傾向としては[[冷戦]]前は米ソが中心となっており、冷戦後特に2000年代に入ってからは中国を題材にした作品が急増している。中国は冷戦中は |
本作では様々な国家や人物が登場し、体制に属する人間はゴルゴ13を使って敵対国に介入し目的を達成しようとすることが多い。傾向としては[[冷戦]]前は米ソが中心となっており、冷戦後、特に2000年代に入ってからは中国を題材にした作品が急増している。中国は冷戦中は(作中の立ち位置的には)善玉または単なる依頼人であったことも多かったが、2000年代に中国の台頭や反日デモの頻発化が顕著になると標的側や、依頼人側に回ったとしても契約違反で制裁を受ける、といった作品が多くなっている。 |
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さいとう・プロダクションでは劇画の作成に分業制をとっているが<ref name = agawa />、2014年現在、ゴルゴの顔だけは作画スタッフが描きたがらず、さいとう自身が描いている |
さいとう・プロダクションでは劇画の作成に分業制をとっているが<ref name = agawa />、2014年現在、ゴルゴの顔だけは作画スタッフが描きたがらず、さいとう自身が描いている(さいとうによれば「描かされている」)<ref name = agawa>『週刊文春』2014年2月20日号 p.120-「阿川佐和子のこの人に会いたい 第1006回 劇画家 さいとう・たかを」</ref>。さいとう曰く、ゴルゴの顔は誰でも描けるような造形であるはずなのだが、他の人物が描くとちょっと違うらしいとのことで<ref name = agawa />、さいとうの知り合いの女性が言うには、さいとうが描く主人公には色気があるそうである<ref name = agawa />。 |
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=== ゴルゴ13のモデル === |
=== ゴルゴ13のモデル === |
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作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは、映画版にも主演した[[高倉健]]<ref name="ddnavi">{{Cite web |author= |date=2014-2-18 |url=http://ddnavi.com/news/183889/ |title=『ゴルゴ13』を描くのは苦手だった! さいとう・たかをが語る制作秘話 |work=[[ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチニュース]] |publisher=[[KADOKAWA]] |accessdate=2014-2-19}}</ref>。また、他人が後ろに立つと殴る習性は、さいとうの兄が映画館から出てきた時に「足を踏まれた」と後ろの人を殴ったエピソードが元となっている<ref>[[NHK]]『[[探検バクモン]]』[http://www.nhk.or.jp/bakumon/prevtime/20130123.html ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!(完結編)]より。なおNHKにより1年間配信される予定であるがその後は検証不可能となる可能性が |
作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは、映画版にも主演した[[高倉健]]<ref name="ddnavi">{{Cite web |author= |date=2014-2-18 |url=http://ddnavi.com/news/183889/ |title=『ゴルゴ13』を描くのは苦手だった! さいとう・たかをが語る制作秘話 |work=[[ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチニュース]] |publisher=[[KADOKAWA]] |accessdate=2014-2-19}}</ref>。また、他人が後ろに立つと殴る習性は、さいとうの兄が映画館から出てきた時に「足を踏まれた」と後ろの人を殴ったエピソードが元となっている<ref>[[NHK]]『[[探検バクモン]]』[http://www.nhk.or.jp/bakumon/prevtime/20130123.html ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!(完結編)]より。なおNHKにより1年間配信される予定であるがその後は検証不可能となる可能性があるため、注意を要する。</ref>。連載開始当初はゴルゴ自身の台詞を多く記載していたが、「あまり喋らせるとボロが出るので」依頼人などゴルゴ以外の登場人物に喋らせることにした<ref name="ddnavi" />。ゴルゴの台詞は減っていき、寡黙なキャラクターが定着した。 |
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「東郷」という姓は、中学時代の恩師である |
「東郷」という姓は、中学時代の恩師である同姓の教師から取っている<ref name="ddnavi" />。作中においては、ゴルゴ13が「[[東郷平八郎]]の孫または曾孫」という設定のルーツ物語もあるが、謎のままストーリーが終了している。 |
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== 評価・影響 == |
== 評価・影響 == |
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=== 他作品への影響 === |
=== 他作品への影響 === |
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ゴルゴ13は日本において広く知られた[[漫画]]([[劇画]])キャラクターの一人であり、狙撃手の代名詞といっても過言ではない。その特徴的な風貌もあって、数多くの漫画の中で |
ゴルゴ13は日本において広く知られた[[漫画]]([[劇画]])キャラクターの一人であり、狙撃手の代名詞といっても過言ではない。その特徴的な風貌もあって、数多くの漫画の中でパロディ・キャラクターが登場している。お笑い番組でもしばしばパロディ化される。またCMにも多数出演し、ゴルゴの強さの裏には数々の商品が関係していることが明らかになっている(例:「白い肉体」)。 |
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=== 愛読者 === |
=== 愛読者 === |
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テレビ番組『[[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)の中の「トリビアの種」コーナーにて実施された全国統計調査によると、「理容店によく置かれている漫画」の第1位である。これは、ゴルゴ13の一つのエピソードの長さがほどほどであること、どの巻から読み始めても違和感がないこと、理容店を利用するのも |
テレビ番組『[[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)の中の「トリビアの種」コーナーにて実施された全国統計調査によると、「理容店によく置かれている漫画」の第1位である。これは、『ゴルゴ13』の一つのエピソードの長さがほどほどであること、どの巻から読み始めても違和感がないこと、理容店を利用するのも『ゴルゴ13』のファンも男性が多いこと、などが理由であろう。ちなみに、さいとう・たかを本人、父親は理髪店で働いた経験がある。詳細は[[さいとう・たかを]]を参照のこと。 |
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テレビ番組『[[雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!]]』では、「ゴルゴ13芸人」という企画が放送され、企画をプレゼンした[[ヒデ (お笑い芸人)|ヒデ]]、その実現をプロデューサーに勧めた[[東野幸治]]のほか、[[ケンドーコバヤシ]]、[[山根良顕]]、[[チャド・マレーン]]が、ゴルゴ13に関するエピソードやシーンについて司会の[[雨上がり決死隊]]と共にトークを行った<ref>2008年05月15日放送</ref>。 |
テレビ番組『[[雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!]]』では、「ゴルゴ13芸人」という企画が放送され、企画をプレゼンした[[ヒデ (お笑い芸人)|ヒデ]]、その実現をプロデューサーに勧めた[[東野幸治]]のほか、[[ケンドーコバヤシ]]、[[山根良顕]]、[[チャド・マレーン]]が、ゴルゴ13に関するエピソードやシーンについて司会の[[雨上がり決死隊]]と共にトークを行った<ref>2008年05月15日放送</ref>。 |
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[[オートレース]]では、選手が自分の車両を保有し愛称をつける。[[土屋栄三]]選手は、歴代の保有車に、順に |
[[オートレース]]では、選手が自分の車両を保有し愛称をつける。[[土屋栄三]]選手は、歴代の保有車に、順に「スーパーゴルゴ」「S・ゴルゴ」「ゴルゴ13」「Gサーティーン」と命名している。 |
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競走馬にもゴルゴ13に由来する馬がいる。 |
競走馬にも『ゴルゴ13』に由来する馬がいる。 |
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*[[アドマイヤゴルゴ]] - 馬主:[[近藤利一]]、鹿毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年2月16日<ref>[http://www.jra.go.jp/datafile/resist/pdf/5yo_name.pdf][http://db.netkeiba.com/horse/2004110047/]</ref> |
*[[アドマイヤゴルゴ]] - 馬主:[[近藤利一]]、鹿毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年2月16日<ref>[http://www.jra.go.jp/datafile/resist/pdf/5yo_name.pdf][http://db.netkeiba.com/horse/2004110047/]</ref> |
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*[[メイショウゴルゴ]] - 馬主:[[松本好雄]]、栗毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年4月14日<ref>[http://www.jra.go.jp/datafile/resist/pdf/5yo_name.pdf][http://db.netkeiba.com/horse/2004102289/]</ref> |
*[[メイショウゴルゴ]] - 馬主:[[松本好雄]]、栗毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年4月14日<ref>[http://www.jra.go.jp/datafile/resist/pdf/5yo_name.pdf][http://db.netkeiba.com/horse/2004102289/]</ref> |
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=== 批評など === |
=== 批評など === |
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[[呉智英]]は『[[週刊宝石]]』に連載していた漫画の評論にて、「『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』はデュークが登場せずとも |
[[呉智英]]は『[[週刊宝石]]』に連載していた漫画の評論にて、「『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』はデュークが登場せずともトリックが成立し得るストーリーだが、ゴルゴ13であるためにデュークを登場させた」と指摘した。するとゴルゴファンから抗議が殺到し、呉は再反論するはめになった。一連のやりとりは、呉智英著『バカにつける薬』(ISBN 4-575-71075-X)のP104からP124『鹿を撃つ』に収録されている。また『THE ゴルゴ学』内でも[[竹熊健太郎]]が論争を要約して触れている。 |
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作中でゴルゴ13が[[リボルバー]]に[[サプレッサー]]を付ける描写が見られるが、実際には[[ナガンM1895]]のような特殊な構造でなければ、シリンダーと銃身の隙間から音が漏れるためさしたる消音効果は望めない。 |
作中でゴルゴ13が[[リボルバー]]に[[サプレッサー]]を付ける描写が見られるが、実際には[[ナガンM1895]]のような特殊な構造でなければ、シリンダーと銃身の隙間から音が漏れるため、さしたる消音効果は望めない。 |
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=== その他 === |
=== その他 === |
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*『ゴルゴ13』の35周年、著者・さいとう・たかをの画業50周年となる平成13年には、『H.13ゴルゴイヤー』というキャンペーンが行われた。 |
*『ゴルゴ13』の35周年、著者・さいとう・たかをの画業50周年となる平成13年(2001年)には、『H.13ゴルゴイヤー』というキャンペーンが行われた。 |
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*2013年もキャンペーンが行われた。 |
*2013年もキャンペーンが行われた。 |
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*[[全日本印章業協会]]の |
*[[全日本印章業協会]]のポスターに採用された。 |
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*[[朝日新聞社]]発行『[[AERA]]』1000号記念号の「現代の肖像」のコーナーで、ゴルゴ13が登場した。 |
*[[朝日新聞社]]発行『[[AERA]]』1000号記念号の「現代の肖像」のコーナーで、ゴルゴ13が登場した。 |
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*[[2004年]](平成16年)頃、[[大日本印刷]]の会社紹介パンフレットにゴルゴ13が使用された。表紙のほか、右ページに本編の台詞を改変した漫画、左ページに解説が入る。コミックスなどを印刷しているのは競合の[[凸版印刷]]である。 |
*[[2004年]](平成16年)頃、[[大日本印刷]]の会社紹介パンフレットにゴルゴ13が使用された。表紙のほか、右ページに本編の台詞を改変した漫画、左ページに解説が入る。コミックスなどを印刷しているのは競合の[[凸版印刷]]である。 |
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;ゴルゴ13のM16 |
;ゴルゴ13のM16 |
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:ゴルゴが愛用する[[M16自動小銃|M16]]で、「傑作・アサルトライフル」では銃職人ベリンガー(アニメではデイブ・マッカートニー)がM16の強化を施す。最長射撃距離600m。 |
:ゴルゴが愛用する[[M16自動小銃|M16]]で、「傑作・アサルトライフル」では銃職人ベリンガー(アニメではデイブ・マッカートニー)がM16の強化を施す。最長射撃距離600m。 |
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:「傑作・アサルトライフル」と「激突!AK-100VSM-16」ではM16の象徴がゴルゴであるために、ゴルゴが命を狙われる |
:「傑作・アサルトライフル」と「激突!AK-100VSM-16」ではM16の象徴がゴルゴであるために、ゴルゴが命を狙われることがある。 |
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:後段の[[ゴルゴ13#「M16」|M16]]も参照。 |
:後段の[[ゴルゴ13#「M16」|M16]]も参照。 |
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;マッジ・ペンローズの遺稿 |
;マッジ・ペンローズの遺稿 |
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*[[石川フミヤス]] - 彼のグループがメインで担当。 |
*[[石川フミヤス]] - 彼のグループがメインで担当。 |
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*[[いとう・たかし]] |
*[[いとう・たかし]] |
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*[[千葉利助]] - 石川フミヤスが体調を崩したとき、作品の構成をさいとう |
*[[千葉利助]] - 石川フミヤスが体調を崩したとき、作品の構成をさいとうと担当している。 |
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*[[上柚宇大]] - 武本サブローが体調を崩したとき、作品の構成をさいとう |
*[[上柚宇大]] - 武本サブローが体調を崩したとき、作品の構成をさいとうと担当している。 |
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*[[クニムラ利雄]] |
*[[クニムラ利雄]] |
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*[[赤司教]] |
*[[赤司教]] |
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*[[武本サブロー]] |
*[[武本サブロー]] |
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*[[甲良幹二郎]] |
*[[甲良幹二郎]] |
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*神田猛([[神田たけ志]]) |
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*山崎拓味([[やまさき拓味]]) |
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*大竹由次([[小山ゆう]]) |
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*[[三村ヨウコ]] |
*[[三村ヨウコ]] |
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*田村精作([[叶精作]]) |
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*[[中津真樹子]] |
*[[中津真樹子]] |
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*[[フジ・山城]] |
*[[フジ・山城]] |
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*[[由棋準]] |
*[[由棋準]] |
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*[[西川弘]] |
*[[西川弘]] |
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*よこみぞ・邦彦([[横溝邦彦]]) |
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*[[青木和夫]] |
*[[青木和夫]] |
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*[[TAKU]] |
*[[TAKU]] |
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== 実写映画 == |
== 実写映画 == |
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*『ゴルゴ13』 ([[1973年]]、[[東映]]) |
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*:主演:[[高倉健]]、[[映画監督|監督]]:[[佐藤純彌|佐藤純弥]] |
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{{Main|ゴルゴ13 (1973年の映画)}} |
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* 『ゴルゴ13 九竜の首』 ([[1977年]]、東映・嘉倫電影有限公司) |
* 『ゴルゴ13 九竜の首』 ([[1977年]]、東映・嘉倫電影有限公司) |
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:主演 |
*:主演:[[千葉真一]]、監督:[[野田幸男]] |
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{{Main|ゴルゴ13 九竜の首}} |
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なお、さいとうは「([[2008年]]現在で)実写版ゴルゴ13を撮るならば、ハンマー投げ選手の[[室伏広治]]しかいない」と語っている。 |
なお、さいとうは「([[2008年]]現在で)実写版ゴルゴ13を撮るならば、ハンマー投げ選手の[[室伏広治]]しかいない」と語っている。 |
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== 劇場 |
== 劇場アニメ == |
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'''ゴルゴ13'''([[1983年]]) |
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*「帝王の罠」をベースに、「ヒドラ」「チェック・メイト」など数本の作品のシークエンスをアレンジしたパートを加え、さらに独自のストーリーとキャラクターを使って構成されている。世界で初めて劇中に[[3DCG]]を使ったアニメ作品。ゴルゴの声は[[瑳川哲朗]]が担当している。ゴルゴが紙巻タバコを吸っていたり、待ち合わせでクラクションを鳴らされるまで相手に気づかない、おなじみの台詞を言わないなどが原作と違っている。監督の[[出崎統]]は、トークイベントにおいて「ゴルゴみたいな人間は、いるわけがない。結局、感情移入ができなかった。だから長坂さんの脚本にあった『あんたは最高の人間だった』という最後のレオナルド・ドーソンのセリフをコンテ段階で変えた」と語った。 |
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*<!--NOR : 最後の謎解きにおける[[クライアント]]のセリフは、[[円谷幸吉]]の遺書を彷彿させるものである。-->性表現や残酷な描写があり、[[WOWOW]]では年齢視聴制限付(R-15指定相当)で放送されたこともある。ゴルゴ以外のキャストは[[武藤礼子]](ローラ)、[[藤田淑子]](シンディー)、[[富山敬]](ロバート・ドーソン)、[[納谷悟朗]](レオナルド・ドーソン)、[[小林清志]](T・ジェファーソン)、[[千葉耕市]](時計屋)、[[村越伊知郎]](CIA副長官)、[[兼本新吾]](FBI本部長)、[[小宮和枝]](リタ)、[[青野武]](パブロ)、[[富田耕生]](ボブ・ブレイガン)など。 |
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*音響はモノラルで製作・公開されたが、「日本初の[[ドルビー]]・ステレオ映画」と誤解されることがある。これは、同監督の『スペースアドベンチャーコブラ』(1982年)と混同されているようである。後のOVA版制作時のインタビューによると、実写映画版の出来には不満のあったさいとうも、このアニメ版は、上記のように「お約束」を守っていないことを承知しながらも気に入った模様で、OVA版も同じ出崎が監督することを喜んでいた。なお、さいとういわく「アニメにはあまり興味がない」とのことだが、『[[コブラ (アニメ)#スペースコブラ|スペースコブラ]]』は例外的にお気に入りだったようで、これも出崎が監督だったと後で知って驚き、納得したとのこと。またこのアニメ版の初号試写を観た段階で、出崎と長年コンビを組み、この作品でも作画監督を務めた[[杉野昭夫]]について、自分の絵に左右されずに独自のキャラクターを作り上げている点、およびその絵の巧さを、きわめて高く評価していた。 |
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=== スタッフ(劇場 |
=== スタッフ(劇場アニメ) === |
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*製作 - [[藤岡豊]]、[[山本又一朗]] |
*製作 - [[藤岡豊]]、[[山本又一朗]] |
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*プロデューサー - 稲田伸生 |
*プロデューサー - 稲田伸生 |
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== OVA == |
== OVA == |
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'''ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜'''([[1998年]]) |
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*アニメ化第2作。[[玄田哲章]]がゴルゴ13を演じている。劇場版と同様に、ゴルゴ13への依頼方法や、任務遂行時に標的に対し私情を挟む描写が原作と異なる。また、一旦標的に接近したゴルゴ13が、相手を仕留め切れずに逆襲されて逃げるなど、らしくない一面を見せるシーンがある。 |
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*<!--NOR: この作品のゴルゴ13は、連載初期の“人間味”がある頃の彼を髣髴とさせる。-->性表現(ソニアが全裸になるなど)や残酷な描写(ベニングが目を潰されるなど)がある。ソニアの描写はブラック・ジャックのカルテ3に登場するマリア・カルネラから引き継がれたものである。ゴルゴ以外のキャストは[[中尾隆聖]](トーマス・ウォルサム)、[[勝生真沙子]](ソニア)、[[有本欽隆]](ロバート・ハーディ)、[[内田直哉]](ベニング)、[[大塚明夫]](情報屋)、[[上田敏也]](ロッチーニ)、富田耕生(ゴードン)、[[荒川太朗]](アントニオ)、[[菊地祥子]](アンリ)、[[中村大樹]](バーナード)、[[麦人]](ゴメス将軍)、[[梅津秀行]](バーテン)など。 |
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=== スタッフ(OVA) === |
=== スタッフ(OVA) === |
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* 製作:吉村仁、長澤之 |
* 製作:吉村仁、長澤之 |
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=== 1971年版 === |
=== 1971年版 === |
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{{節スタブ}} |
{{節スタブ}} |
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[[1971年]][[4月]]から[[7月]]まで[[TBSテレビ|TBS]]の[[平日]]23:30 - 23:40で放送。初のテレビアニメ化だが、セルアニメではなく、劇画の静止画に登場人物の声や効果音などを吹き込んだ、いわゆる「スチールアニメ」([[画ニメ]])となっている(初のテレビ化された時の『[[サザエさん]]』がこの例)。また女性役には、当時人気が |
[[1971年]][[4月]]から[[7月]]まで[[TBSテレビ|TBS]]の[[平日]]23:30 - 23:40で放送。初のテレビアニメ化だが、セルアニメではなく、劇画の静止画に登場人物の声や効果音などを吹き込んだ、いわゆる「スチールアニメ」([[画ニメ]])となっている(初のテレビ化された時の『[[サザエさん]]』がこの例)。また女性役には、当時人気があった女優や歌手を起用した。しかし、後年のアニメ特集やアニメ雑誌などで取り上げられることはほぼない。 |
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==== 声の出演 ==== |
==== 声の出演 ==== |
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*[[新田昌玄]] |
*[[新田昌玄]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*[http://g13-mb.jp/ ゴルゴ13★モバイル] |
*[http://g13-mb.jp/ ゴルゴ13★モバイル] |
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*[http://www.saito-pro.co.jp/ さいとう・プロダクション] |
*[http://www.saito-pro.co.jp/ さいとう・プロダクション] |
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868行目: | 867行目: | ||
*[http://comiclist.jp/index.php?p=td&mode=ss&hcd=160&scd=400&tcd=1002692&tscd=105&tag=%E4%BB%BB%E5%8B%99&andor=and&maxline=30&pgn=1 流通のサイト。SPコミックスポケットエディションの発刊リスト] |
*[http://comiclist.jp/index.php?p=td&mode=ss&hcd=160&scd=400&tcd=1002692&tscd=105&tag=%E4%BB%BB%E5%8B%99&andor=and&maxline=30&pgn=1 流通のサイト。SPコミックスポケットエディションの発刊リスト] |
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<!--WP:EL * [http://golgo.jword.jp/ デキる男の超A級検索ツール!ゴルゴサーチ - 検索ワードはこの男に聞け!]--> |
<!--WP:EL * [http://golgo.jword.jp/ デキる男の超A級検索ツール!ゴルゴサーチ - 検索ワードはこの男に聞け!]--> |
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{{ゴルゴ13}} |
{{ゴルゴ13}} |
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{{ビッグコミック連載中}} |
{{ビッグコミック連載中}} |
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{{DEFAULTSORT:こるこさあていいん}} |
{{DEFAULTSORT:こるこさあていいん}} |
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[[Category:ゴルゴ13|*]] |
[[Category:ゴルゴ13|*]] |
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[[Category:漫画作品 こ|るこさあていいん]] |
[[Category:漫画作品 こ|るこさあていいん]] |
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[[Category:ビッグコミックの漫画作品]] |
[[Category:ビッグコミックの漫画作品]] |
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[[Category:暗殺者を主人公とした漫画作品]] |
[[Category:暗殺者を主人公とした漫画作品]] |
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2015年8月18日 (火) 11:59時点における版
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『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は、さいとう・たかをによる日本の漫画。超一流のスナイパー(狙撃手)「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍を描く劇画である。1968年11月、小学館『ビッグコミック』誌で連載を開始し、現在も同誌に連載中。リイド社の単行本は2015年4月現在177巻を数える。
作品内容
社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーの題材は多数の脚本協力者が脚本を執筆していることもあって非常に多岐にわたる。諜報戦に代表される国家間の暗闘、世界各地の戦争・紛争、ゲリラ活動やテロリズムを題材としたもの、また麻薬組織など犯罪を扱ったもの、最新テクノロジー、企業活動に関連したもの、歴史問題・地理問題をテーマにしたもの、芸術、スポーツ、文化学術活動なども題材となっている。ミステリー調やコメディ調のエピソードもある。
作中には、現実に起きた事件に交えて実在の国名・組織・企業・団体そして個人の名前がしばしば登場する。ニュース性に富んだ情報を盛り込むジャーナリスティックな作風から、巷間ではこの作品で世界情勢を勉強できると言われたりしているが、物語自体はあくまで架空である。
掲載誌・単行本
一次掲載
劇画『ゴルゴ13』は、小学館『ビッグコミック』誌に連載されている。1968年(昭和43年)11月発売の1969年1月号[* 1]に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2015年(平成27年)現在も連載中で、現在まで休載は一度もない[1]。最新作は「第555話 ロンメル将軍の財宝」。
『ビッグコミック』では毎回、36ページが掲載される。この項では便宜的に、この一度に掲載されるボリュームを1U(1ユニット、1度分の掲載量の意)と表現している。
『ビッグコミック』での連載において、ひとつのエピソードは、複数回の掲載にまたがることが多い。2Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/後編」と、3Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/中編/後編」と表記される。また、1Uのエピソードを「単発」、2Uのエピソードを「前後編」、3Uのエピソードを「三部作」とも呼ぶ。
『ビッグコミック』の掲載時の特徴として、次の点が挙げられる。
- 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名を表記している。
- 最終ページに、カット付きで次回エピソードの予告がつく。
『ビッグコミック』では毎回1Uのボリュームで掲載されるが、周年などのイベント時には、過去に1Uの作品が2作同時に掲載されたこともある。また、2Uの長さの作品が一気掲載されたこともある。
『ビッグコミック』本誌のほか、かつては『ビッグコミック増刊号』にも、1Uの新作が掲載されていた。ゴルゴ13のエピソード一覧や「ゴルゴ学」などでは「増刊○○話」のように表記されている。しかし、2011年11月増刊号掲載の「増刊106話 もうひとりのプロフェッショナル」を最後に、増刊での新作の掲載はなくなり、以後は1Uの旧作が再録されている。この増刊掲載の分は、本誌のエピソード数にはカウントされていない。増刊掲載の新作はのべ106話制作されたため、『ゴルゴ13』のリリースされた総エピソード数は、本誌の掲載エピソード数に106を加えた数字になる。
刊行中の単行本・単行本相当の刊行物
別冊ゴルゴ13シリーズ
『ビッグコミック』に掲載されたエピソードは、4年ほど経た後に小学館から『ビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 特集ゴルゴ13シリーズ』として発刊される。以下、「別冊ゴルゴ」と表記する。
「別冊ゴルゴ」の発売日は、3・6・9・12月の13日、定価は480円である。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』誌の半分のサイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、いわゆるペーパーバック体裁であり、現在のいわゆるコンビニコミックの元祖である。
「別冊ゴルゴ」は、1970年(昭和45年)1月1日に第1集が刊行され、最新刊は2015年6月13日発行の「第188集」、収録作は「極北航路」「異次元実験の危機」「善人の死」の3作、JAN 4910296790751[* 2]。この第188集という数字は、漫画としては2番目の長期シリーズである。
「別冊ゴルゴ」の巻数表示は、第1集から第28集までは巻数表示が一切ない。第29集から第167集までは裏表紙に〔29〕のように、第64集以降は裏表紙に加えて本の背に No.64 のように、第168集以降は本の背に加えて裏表紙に No.168 のように表示されている。
「別冊ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。実際の「別冊ゴルゴ」は、340ページほどのボリュームとなっており、この差は『ゴルゴ13』以外の他の作家の漫画分や広告、扉絵の再収録の分である。
「別冊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- 『ビッグコミック』で複数回にわたっていたエピソードは、分断の部分は修正され、つなぎ目は意識されないように工夫している。
- 新エピソードを一番早く読める(ただし「第320話 BEST BANK」だけは、本誌→増刊→SP→別冊の順で収録された)。
- 『ビッグコミック』に掲載された順に収録されるわけではない。そのため、「第○○○話」という表示はなくなる。
- 他の作家による短編漫画が1本、4コマ漫画が1本の計2作が収録される。後者は2000年頃まで、さいとうの前妻であるセツコ・山田による「Sさん一家」[* 3]が掲載されていた。
- 最終ページの予告編は削除され、替わってゴルゴ13のシンボルのロゴマーク(茨の冠を被せられた骸骨の後ろ姿)がデザインされている。
- 165集以後、脚本協力者の名は表示されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表示されない。
- 「第237話 幻(ダミー)の栽培」と「第266話 バチカン・セット」の2作は、現在の時点で「別冊ゴルゴ」に収録されていない。
増刊ゴルゴ13シリーズ
「別冊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってから小学館から『ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編』として発刊される。以下、「増刊ゴルゴ」と表記する。
「増刊ゴルゴ」は、1973年(昭和48年)1月15日に第1集が発行され、最新刊は2015年5月13日発売の第179集、収録作は「高度1万メートルのエピデミック」「誰がそれを成し得たのか」「疑惑のペースメーカー」「甦る潜像」の4作、JAN 4910296770654。発売日は、2・5・8・11月の13日、税込み定価は390円である。B5サイズのホッチキス中綴じで、『ビッグコミック』と同じ体裁、同じ画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、増刷はされない。
「増刊ゴルゴ」の巻数表示は「vol.179」のように表示されている。
「増刊ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。
「増刊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- 一番大きなサイズで読むことができる。
- 『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
- vol.155以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
- 「別冊ゴルゴ」のNo.108に収録された「増刊32話 告発の鉄十字」は、現在の時点で「増刊ゴルゴ」に収録されていない。
SPコミックス
「増刊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックス ゴルゴ13』として発刊される。以下、「SPゴルゴ」と表記する(リイド社は元々さいとう・プロの出版部門が源流で、SPはさいとう・プロの略である)。
「SPゴルゴ」の発売日は、4・7・9・12月の5日、価格は税別552円である。サイズはいわゆる「おとなマンガ」のサイズで、小学館のビッグコミックスのサイズ(『あぶさん』や『浮浪雲』など)と同じサイズである。
「SPゴルゴ」は、昭和48年6月21日に「第1集 ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-0001-2 が刊行され、最新刊は2015年7月5日発売の「第177集 欲望の輪廻転生」ISBN 978-4-8458-3504-1、収録作は、表題作と「ピジョンブラッド失落の鑑別書」「夏の老人」の計3作。
「SPゴルゴ」の巻数表示は、背と表紙に「177」のように表示されている。
「SPゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。
「SPゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- 通常のおとなマンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。
- カバー裏表紙に収録エピソードのあらすじが掲載される。
- 『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」や「増刊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
- 154巻以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
- 「245話 捕虜交換―スワップ」は「増刊ゴルゴ」のvol.171に収録されたが、現在の時点で「SPゴルゴ」に収録されていない。
SPコミックスの装丁
SPコミックスは、装丁のマイナーチェンジが繰り返されている。初版の詳細な装丁は以下の通り。
また69巻の奥付発行日は「昭和64年1月8日」と、存在しない日になっている。
LPは最終ページの、Cはカバーの略。
巻数 | 1 | 2-5 | 6 | 7-9 | 10-16 | 17-32 | 33-47 | 48-67 | 68 | 69 | 70-89 | 90-101 | 102-107 | 108-114 | 115-143 | 144-150 | 151-153 | 154以降 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発行所 | 株式会社さいとう・プロダクション | 株式会社リイド社 | ||||||||||||||||
C背の下部表示 | さいとうプロ作品(「・」はない) | リイド社 | ||||||||||||||||
C背の巻数表示 | なし | あり | ||||||||||||||||
C表紙の巻数表示 | なし | あり | ||||||||||||||||
C裏表紙の巻数表示 | あり | |||||||||||||||||
バーコード | なし | あり | ||||||||||||||||
著者・発行所等の表示場所 | LP | LPとC袖 | LP | LPとC袖 | LP | |||||||||||||
その本の発行日の表示場所 | LP | LPとC袖 | C袖 | LP | C袖 | LP | ||||||||||||
初版の表示 | なし | あり | なし | あり | ||||||||||||||
C裏表紙の内容紹介とその地の色 | なし | あり;赤紫色 | あり;赤色 | |||||||||||||||
ISBNとその桁数 | なし | 10桁 | 13桁 | |||||||||||||||
C袖の既刊ゴルゴ13単行本の紹介 | なし | 列記 | なし | 列記 | 一括 | 列記 | 一括 | |||||||||||
脚本協力者の表示 | なし | あり |
そのSPコミックスのゴルゴ13が初版かどうかは、6巻から16巻と108巻以降は「初版」の表示があるのでわかる。
- 1巻は、2巻以降の既刊紹介がなければ初版である。
- 2巻から5巻、7巻から47巻、68巻から111巻は、カバー袖に列記された既刊の紹介が、その巻手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版である。
- 48-67巻は、カバー袖に列記された既刊の一括表記の既刊紹介の巻数が、その巻の手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版であると推定できる。
SPコミックスコンパクト
「SPゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックスコンパクト ゴルゴ13』として発刊される。以下、「文庫ゴルゴ」と表記する。
「文庫ゴルゴ」は、2002年9月30日に第1集「ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-2539-2 が発行され、最新刊は2015年6月末発売の第145集「燃える氷塊」、収録作は、表題作と「極東の凶行」「デリートG・Gの消去」の計3作、ISBN 978-4-8458-3098-5。発売日は、2・6・10月の月末最終日。本体価格は476円である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「コンパクト」と称している。 なお、1976年〜1988年に小学館の文庫からも文庫サイズで刊行されているが、このシリーズは「小学館文庫」の項を参考にされたい。
「文庫ゴルゴ」の巻数表示は、背に「145」のように表示されている。
「文庫ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。
「文庫ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- 通常の文庫マンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質もよい。
- 原則として『ビッグコミック』に掲載された順に収録される。145集までで第473話および増刊第93話までが収録された(ただし一部の未収録作を除く)。
- 巻末に数ページの解説が追加され、この解説で第1話から脚本協力者や作画スタッフ、担当編集者の名前、話数を表記している。したがって、このコンパクトを見れば、あるエピソードが第何話なのか、脚本協力者や作画スタッフは誰なのかを知ることが出来る。
- 「増刊20話 疫病神の道標」は「SPゴルゴ」の83集に収録されたが、現在の時点で「文庫ゴルゴ」に収録されていない。
My First BIG
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、小学館のコンビニコミックのMFB(My First BIG)のラインナップで『MFB ゴルゴ13』として発刊される。「MFBゴルゴ」と表記する。
「MFBゴルゴ」は、1999年7月23日に第1集「VS NATO & VS ARMY」ISBN 4-09-109202-0 が発行され、最新刊は2015年8月7日刊行の第141集「THE LAST CODE」、収録作は「最終暗号」「15-34」「感謝の印」の3作、ISBN 978-4-09-119848-8。 発売日は、1・2・3・5・6・8・10・11月の第一金曜日。 発行月がまちまちに見えるが、「MFBゴルゴ」は、「SPゴルゴ」が発刊されていない月に発刊されるパターンとなっている。本体価格370円(+税)である。サイズは正確にB6サイズで、面積比で『ビッグコミック』のちょうど半分の画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、ペーパーバック体裁である。基本的には増刷はされないが、一部はすぐに増刷されたり、あるいは時間をおいてから「アンコール発売」などと銘打って増刷されることもある。
「MFBゴルゴ」の巻数表示はない。また、その巻のテーマやモチーフが本の背と表紙に表記されている。英語2ワードのことが多い。たとえば、115集は「SILENT MEMORIES」となっている。
「MFBゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。実際の「MFBゴルゴ」は、260ページほどのボリュームとなっており、この差は、追加されたコラムや広告の分である。
「MFBゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- この「MFBゴルゴ」は、テーマやモチーフにそって収録作が選ばれている。たとえば、115集はサブタイトル「SILENT MEMORIES」に対し「黒い記憶」「禁じられた言葉」「五十年の孤独」の3作が収録されている。
- このテーマに沿ったうんちくのコラム、「GOLGO13 FILE THE SECRET DOCUMENTS」が追加される。115集では「催眠術で殺人は可能か!? 無意識世界に潜む恐怖!!」というタイトルで、「禁じられた言葉」の後催眠、「黒い記憶」の自己催眠に関して論考している。
- 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名は表記されない。
SPコミックスポケットエディション
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、リイド社のコンビニコミックの『ゴルゴ13 POCKET EDITION』として刊行される。以下、「ポケットゴルゴ」と表記する。
「ポケットゴルゴ」の発売日は、毎月9日ごろ・24日ごろの月2回、本体価格370円(+税)である。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「ポケット」と称している。カバーはなくザラ紙に印刷されており、ペーパーバック体裁である。
「ポケットゴルゴ」は、2011年3月24日に第1集「番号預金口座」ISBN 978-4-8458-4101-1 が刊行され、最新刊は2015年7月24日ごろ刊行の「香りの宝石」ISBN 978-4-8458-4657-3、収録作は、表題作と「サンクチュアリ」「3/7」「エアポート・アイランド」の計4作。
なお、2008年刊の「リイド社版アニメ・ベストセレクション」も「ゴルゴ13 POCKET EDITION」と銘打たれているが、このシリーズは「リイド社版アニメ・ベストセレクション」の項を参考にされたい。
「ポケットゴルゴ」は巻数表示は表紙にある。
「ポケットゴルゴ」では、1巻に7U分収録される。1Uを42ページとすると、約290ページ相当という勘定になる。
「ポケットゴルゴ」は、以下のような特徴がある。
- 脚本協力者の名は表記されるが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
ウェブ版
2008年(平成20年)4月より、Yahoo!コミックにおいて、「The Archive Selection of ゴルゴ13」と題して、傑作選がウェブコミックで配信されている。
キンドル版もリリースされている。
完結シリーズ、実質的に完結したシリーズ
小学館文庫
小学館叢書
ボス漫
BEST13 OF ゴルゴ13
さいとう・たかをBEST3 画業50周年記念出版
小学館版 ゴルゴ13アニメ化作品セレクション
リイド社版 ゴルゴ13アニメ・ベストセレクション
ALL TIME BEST シリーズ
英語版
全13冊。
制作背景
大人向けの劇画作品を発表する場を求めていたさいとう・たかをは、『ビッグコミック』の創刊に『捜し屋はげ鷹登場』で参加した。これに続いて、同年『ビッグコミック』誌上に発表した作品が『ゴルゴ13』であった。
さいとうは現代劇は苦手であり、『ゴルゴ13』を執筆したのは計算の上でのことである[1]。どうせ現代劇にするなら極悪人にしよう、しかし主人公が嫌われてはまずいので、社会悪と言うことにしよう。それなら善悪の解釈は時代によって変わってくるのだから[1]、と言った次第である。またさいとうはゴルゴは「ヒーロー」ではないともしている[1]。故に堂々としていないという[1]。
『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だったという。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたらしい。実際に、最終話のコマ割りは最後のシーンまで頭の中で出来上がっているという。なお、最終回の原稿を金庫の中にしまってあるという流言もあるが、「ゴルゴ学」によれば、実際にはまだ執筆はされていないことが、さいとう本人によって明らかにされている。
「最終話は20代の頃に考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている。最終話の内容は自分以外にキャップ(=作画チーフ)2人にしか教えていない」「最終回は使えない。この作品は僕の手から離れてみんなのものになっているので、勝手に終わらせられない。僕が死んだ後でも終わらなかったりして」とNHKラジオ『わが人生に乾杯!』で語っている[信頼性要検証]。
やがて、上に述べられたような、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量とを身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、冷戦終結で活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において、2014年までの間の45年間、ただの一度も連載を休まないという快挙を成し遂げている[* 4][1]。またあくまでこれは「仕事」であり、一般の社会人と同様、長期間続けて飽きるとか飽きないとかの話ではないとしている[1]。
現在[いつ?]でも連載の始まった1970年代の劇画のスタイルを踏襲しており、1ページ目に「超A級狙撃手(スナイパー)のスーパー・アクション!」のキャッチフレーズ(連載初期は“一匹狼の殺し屋を非情なタッチで描く快作!!”)、サブタイトルのタイポグラフィ、あるいはあくまで数話読み切りの漫画で、その集合体として「ゴルゴ13シリーズ」と呼んでいるなど、連載当初からの体裁を固守している。
本作では様々な国家や人物が登場し、体制に属する人間はゴルゴ13を使って敵対国に介入し目的を達成しようとすることが多い。傾向としては冷戦前は米ソが中心となっており、冷戦後、特に2000年代に入ってからは中国を題材にした作品が急増している。中国は冷戦中は(作中の立ち位置的には)善玉または単なる依頼人であったことも多かったが、2000年代に中国の台頭や反日デモの頻発化が顕著になると標的側や、依頼人側に回ったとしても契約違反で制裁を受ける、といった作品が多くなっている。
さいとう・プロダクションでは劇画の作成に分業制をとっているが[1]、2014年現在、ゴルゴの顔だけは作画スタッフが描きたがらず、さいとう自身が描いている(さいとうによれば「描かされている」)[1]。さいとう曰く、ゴルゴの顔は誰でも描けるような造形であるはずなのだが、他の人物が描くとちょっと違うらしいとのことで[1]、さいとうの知り合いの女性が言うには、さいとうが描く主人公には色気があるそうである[1]。
ゴルゴ13のモデル
作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは、映画版にも主演した高倉健[2]。また、他人が後ろに立つと殴る習性は、さいとうの兄が映画館から出てきた時に「足を踏まれた」と後ろの人を殴ったエピソードが元となっている[3]。連載開始当初はゴルゴ自身の台詞を多く記載していたが、「あまり喋らせるとボロが出るので」依頼人などゴルゴ以外の登場人物に喋らせることにした[2]。ゴルゴの台詞は減っていき、寡黙なキャラクターが定着した。
「東郷」という姓は、中学時代の恩師である同姓の教師から取っている[2]。作中においては、ゴルゴ13が「東郷平八郎の孫または曾孫」という設定のルーツ物語もあるが、謎のままストーリーが終了している。
評価・影響
受賞
他作品への影響
ゴルゴ13は日本において広く知られた漫画(劇画)キャラクターの一人であり、狙撃手の代名詞といっても過言ではない。その特徴的な風貌もあって、数多くの漫画の中でパロディ・キャラクターが登場している。お笑い番組でもしばしばパロディ化される。またCMにも多数出演し、ゴルゴの強さの裏には数々の商品が関係していることが明らかになっている(例:「白い肉体」)。
愛読者
テレビ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ系)の中の「トリビアの種」コーナーにて実施された全国統計調査によると、「理容店によく置かれている漫画」の第1位である。これは、『ゴルゴ13』の一つのエピソードの長さがほどほどであること、どの巻から読み始めても違和感がないこと、理容店を利用するのも『ゴルゴ13』のファンも男性が多いこと、などが理由であろう。ちなみに、さいとう・たかを本人、父親は理髪店で働いた経験がある。詳細はさいとう・たかをを参照のこと。
テレビ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』では、「ゴルゴ13芸人」という企画が放送され、企画をプレゼンしたヒデ、その実現をプロデューサーに勧めた東野幸治のほか、ケンドーコバヤシ、山根良顕、チャド・マレーンが、ゴルゴ13に関するエピソードやシーンについて司会の雨上がり決死隊と共にトークを行った[4]。
オートレースでは、選手が自分の車両を保有し愛称をつける。土屋栄三選手は、歴代の保有車に、順に「スーパーゴルゴ」「S・ゴルゴ」「ゴルゴ13」「Gサーティーン」と命名している。
競走馬にも『ゴルゴ13』に由来する馬がいる。
- アドマイヤゴルゴ - 馬主:近藤利一、鹿毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年2月16日[5]
- メイショウゴルゴ - 馬主:松本好雄、栗毛・牡、冠名+ゴルゴ13より、生年月日:2004年4月14日[6]
批評など
呉智英は『週刊宝石』に連載していた漫画の評論にて、「『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』はデュークが登場せずともトリックが成立し得るストーリーだが、ゴルゴ13であるためにデュークを登場させた」と指摘した。するとゴルゴファンから抗議が殺到し、呉は再反論するはめになった。一連のやりとりは、呉智英著『バカにつける薬』(ISBN 4-575-71075-X)のP104からP124『鹿を撃つ』に収録されている。また『THE ゴルゴ学』内でも竹熊健太郎が論争を要約して触れている。
作中でゴルゴ13がリボルバーにサプレッサーを付ける描写が見られるが、実際にはナガンM1895のような特殊な構造でなければ、シリンダーと銃身の隙間から音が漏れるため、さしたる消音効果は望めない。
その他
- 『ゴルゴ13』の35周年、著者・さいとう・たかをの画業50周年となる平成13年(2001年)には、『H.13ゴルゴイヤー』というキャンペーンが行われた。
- 2013年もキャンペーンが行われた。
- 全日本印章業協会のポスターに採用された。
- 朝日新聞社発行『AERA』1000号記念号の「現代の肖像」のコーナーで、ゴルゴ13が登場した。
- 2004年(平成16年)頃、大日本印刷の会社紹介パンフレットにゴルゴ13が使用された。表紙のほか、右ページに本編の台詞を改変した漫画、左ページに解説が入る。コミックスなどを印刷しているのは競合の凸版印刷である。
登場する兵器・用語
- G
- 各国の機関が会話する時などに用いるゴルゴ13の暗号名(コードネーム)。
- ゴルゴ13のM16
- ゴルゴが愛用するM16で、「傑作・アサルトライフル」では銃職人ベリンガー(アニメではデイブ・マッカートニー)がM16の強化を施す。最長射撃距離600m。
- 「傑作・アサルトライフル」と「激突!AK-100VSM-16」ではM16の象徴がゴルゴであるために、ゴルゴが命を狙われることがある。
- 後段のM16も参照。
- マッジ・ペンローズの遺稿
- 第51巻179話「毛沢東の遺言」
- マッジ・ペンローズがゴルゴ13の出生や秘密を詳細に書いた原稿だが、作中では内容が明らかにされていない。
- 第四帝国
- 初出は第52巻182話「沸騰」
- ネオナチの中でも最も強いとされる勢力。各種企業を経営して、資金面も信じがたいほど多いといわれている。ヒトラーの第3帝国が13年しか続かなかったが、自分達は千年続くと豪語している。本来は米ソが衝突した際に間をついて最後の戦いを挑むということだったが、ゴルゴ13を排除するということになった。しかし、ゴルゴによって崩壊。
- ロックフォード財閥
- 初出は第63巻217話「ロックフォードの野望」(アニメ版第44話)
- 世界最大の財閥。ロックフォード家の資産は、公表されているだけでも6千500億ドル(約145兆円)だが、実際にはこの数百倍あると考えられる。アメリカ大統領、ソ連書記長でさえ、ロックフォード財閥には勝てない。
- ロシア革命において、莫大な資産援助を赤軍に与えたことや、旧ソ連政府は誕生の瞬間において、すてにロックフォードの手の中にあったことや、アメリカ国内で常に宿敵だったニクソンをウォーターゲート事件で葬りさったのは、おそらくロックフォードと考えられる。ユダヤの雄ロスチャイルドは、200年間すでにヨーロッパ全域を制覇していたが、今ではロックフォードの軍門に下りヨーロッパを分割統治されている。世界に冠たる巨大企業のほとんどすべてがロックフォードの所有となっている。ロックフォードを敵に回すことはすなわち、世界を敵にすることである。
- なお、ロックフォードが世界を支配しているという設定は、「ロックフォードの野望」「ロックフォードの野望 謀略の死角」とゲーム「ゴルゴ13 ファイルG13を追え」の3作品のみの描写であって、他の作品にはこの設定は存在しない(ただし、金とコネに物を言わせてゴルゴを上から支配しようとする存在は他作品にも出てくる)。
- また、現実においても世界経済を影で牛耳る財閥の噂はあるが、陰謀論の類いであるとされる(陰謀論の一覧#財閥陰謀論、王室陰謀論)
- また、モデルとなったロックフェラー家は作中にも登場している(「呪術の島」、「ブラックジャイアント伝説」)。
- デジタルコミック『ゴルゴ13 カーライルの野望』では「カーライル財閥」として登場。
- XST
- 第74巻231話「見えない翼」
- ロッキード社が開発したステルス戦闘機F-19の原型機。設計はクラレンス・ベッカー博士率いる開発チーム「スネーク・ワーク」が担当し、1977年に3機が完成した。
- テスト飛行は当初グルームレイク空軍基地で行われ、1機が事故で墜落、1機がKGBの工作員による奪取を阻止するために撃墜された後に、残る1機はホロマン空軍基地に隣接する秘密基地「サム」に移送された。XSTの奪取に失敗したKGBは、この残る1機の奪取もしくは破壊とベッカーの暗殺をゴルゴ13に依頼する。
- 機体形状はレベル社のプラモデルなどに見られるF-19の形状に酷似している。なお、現実に計画されていたステルス機はF-19ではなくF-117であり、XSTはハブ・ブルーに相当する。
- F25
- 第111巻342話「偽空座標X」
- 米国戦略計画統括局(ARPA)・人工知能研究室(AI・DEV)のラズベリー中尉が主導となって開発した、人工知能攻撃システムを搭載したアメリカ軍の次期主力戦闘機。ソフトウェアを省いた機体のみを国外へ販売することも計画されている。開発コードはATX、価格は1機2億ドル以上。試作機の試験はRE12空軍基地で行われている。
- 単発・クリップドデルタ・双垂直尾翼の単座戦闘機で、水平尾翼の代わりにベントラルフィンを有している。F-15の200倍のステルス性とF-14の5倍の迎撃能力を持っており、人工知能がパイロットに対して攻撃支持を行うほか、人工知能主導の自律戦闘も可能。武装として翼下と翼端のパイロンにAIM-1 サイドワインダーを計6発装備している。
- 開発チームが歯止めを失って暴走し、人工知能にゴルゴ13が搭乗した戦闘機の戦闘データを組み込んだため、それを感知したゴルゴ13の破壊対象となる。なお、ゴルゴ13の戦闘スタイルを取っている為、その戦闘機動は予測不可能。
- 最終暗号
- 第129巻427話「最終暗号」
- 数学教授佐久シゲルが解読した暗号。別名「佐久暗号」と言われる。
- この暗号は一方から簡単に解けても別の方では難しい特徴を持つ(暗号の解読コードを知っている人間には解読できるが、知らない人間が解読する事はほぼ不可能)。これは素数の二乗は誰でも簡単に出来るがその答えから元の素数を求めるには桁数が多い場合、大変な苦労を要する。例えば10桁の素数の二乗は誰でも電卓が無くとも紙に書いて計算すれば答えは出るが、その答えから元の素数を求めるのは困難である点を利用している。コンピューターでは2進法で数値を表すため、この方法を使うと人間では計算はほぼ不可能で、スーパーコンピューターを使用しても相当に長時間が必要という暗号で現代社会で実際に使われている方式である。
- SDR2
- 第148巻418話「装甲兵SDR2」
- アメリカのダイナミック・ランドシステムズ社(以下DLS社と呼ぶ)が、1997年にONDの二足歩行ロボット「S2」の発表会を見て製作したもの。製作者はバトルスーツと称しているが、ロボットの二足歩行技術を採用していることから人間がロボットに乗り込み操縦する半ロボット兵器とも見られる。身長は2m20cmで重量は約1t。日本の隅友金属の強力電動、四菱の燃料電池を使用しているため10時間歩行が可能。また、30kmを歩行してもウォーキング程度にとどまる。
- 内装はNASAの宇宙服に使用されている生命維持装置と同じで、常にSDR2内部の温度は一定に保たれる。武器は右手にガトリング砲、左手にライフルと反対側に先端が尖ったワイヤー、左肩には爆薬ストックを装備している。装甲はDLS社が製作した戦車M1エイブラムスの同様のもので、RPG-7のような対戦車兵器が命中しても破壊されることはない。
- 電磁波を使用し、地面に埋まっている地雷、プラスチック製地雷を映像化して、地雷を回避することが可能。なお、作中SDR2が地雷を踏んでも壊されることはないが、対戦車地雷では回避していた所から、対戦車地雷に対しては脆いと見られる。
- 戦闘が浅い兵士のために、DLS社が用意したスパコンに現在戦っている状況を画像で送り敵の戦法及び使用している武器を計算し、SDR2使用者の所へ戦法が送られて有利に戦闘を進めることが可能。ヘルメットのガラスは防弾ガラスで、暗視スコープとして機能する。また、ヘルメットの前面フードにモニターがあり、前述のスパコンが送ってきた戦法がモニターから表示される。
- その欠点は、コンピュータが多くの敵を対応しても使用者側が精神面で対応しきれない事。
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「M16」
作中で、ゴルゴ13は状況によって様々な銃を使い分ける。その中のM16(AR-15をベースとする米軍の制式目的ライフル)は、本来軍用小口径アサルトライフルであり、遠距離の狙撃に適した銃ではない。しかし、ゴルゴ13が使用しているM16は改良が施されており、あえてM16を狙撃銃としている理由について『デッド・アングル』で解説されることとなった。その後、『激突! AK-100 vs. M-16』で、ゴルゴはAK-47の開発者であるカラシニコフ(劇中名:カラジニフ)に、「自分は一人の軍隊である」と発言し、ゴルゴの体格に最も合い、狙撃銃、アサルトライフルとしての性能を高いレベルで両立できる銃としてM-16が最適であるために、ゴルゴがM-16を使用しているとカラジニフは解釈した。この際、ゴルゴはAK-100が50年先も名銃として残るだろうが、M-16にはそれまでの寿命はないとも彼に話したが、最終的にはカラジニフがゴルゴに抵抗したため殺害に及んでいる。また、ゴルゴはM16の開発者でもあるストーナー(劇中名ストーラ)に生前、M16の欠点や改良点をアドバイスしたらしく、それを元にM16A2を開発したという設定になっている。
劇画家の小林源文によると、本作の連載開始前、当時モデルガンメーカーMGCの社員で、宣伝部所属だったイラストレーターの上田信に、さいとう・プロから「新連載の主役である殺し屋に持たせる銃は何がいいか?」と、それが狙撃に使うものであるという説明なしの質問があり、最新の軍用銃だったM16を勧めたのが採用の理由であったという。また、ゴルゴ13は狙撃手という印象が定着している(狙撃以外の方法での殺人は稀)が、初期の作品においては必ずしも狙撃を行わず、必要な場合のみ手段のひとつとして狙撃を行うオールマイティな殺し屋である。実際、過度にM16に固執しているわけではなく、超長距離からの精密な狙撃が必要な状況や仕事の内容(目的)によって、M16以外の銃を使用していることもある。
なお、さいとうたかを自身は国内外の様々なライフルからM16の多様性を評価し、ゴルゴ13の愛銃として採用したと『コンバットマガジン』誌(2009年4月号)で語っている。
- 現実のM-16
- 本来のM16は、軍用アサルトライフルであり、狙撃銃としての精度は大口径の銃・ボルトアクションライフルのほうが優れている。また「死者を出すよりも負傷者を増やすほうが、敵方へのダメージが大きい」という理由により、殺傷能力は小さい反面、携行弾数が多くなっている。
- ただし、M16はアサルトライフルとしては高精度である。弾薬の特性上遠距離射撃には問題点が残るものの、300mから400m程度の近距離狙撃には現在でもよく用いられる。そのため、特殊目的ライフル(Special Purpose Rifle)として、狙撃用に改良した狙撃銃M16も存在する。
- 作中でのM16の描写
- 狙撃銃としては、M16が決して最適ではないことはゴルゴ13も承知の上である。しかしゴルゴ13はフリーランスの狙撃手であり、単純に狙撃をこなせばよいという訳ではなく、任務中に敵との銃撃戦に入ることも頻繁にある。よって1丁の銃で狙撃と銃撃戦の両局面に対応できるM16は最適の選択になる。
スタッフ
さいとう・プロダクション
- 現在の制作スタッフ
- 石川フミヤス - 彼のグループがメインで担当。
- いとう・たかし
- 千葉利助 - 石川フミヤスが体調を崩したとき、作品の構成をさいとうと担当している。
- 上柚宇大 - 武本サブローが体調を崩したとき、作品の構成をさいとうと担当している。
- クニムラ利雄
- 赤司教
- 杉本洋平 - 石川が体調を崩したとき辺りから、さいとうプロのスタッフになる。
- 大野恵
- 過去の作画制作スタッフ
- 武本サブロー
- 甲良幹二郎
- 神田猛(神田たけ志)
- 山崎拓味(やまさき拓味)
- 大竹由次(小山ゆう)
- 三村ヨウコ
- 田村精作(叶精作)
- 中津真樹子
- フジ・山城
- 前田金蔵
- 山川紀生
- 加藤晴美
- 鷲尾清春
- 神江里見
- 忠・サクマ
- 雪徹雄
- 伊賀かずひろ
- 村上利男
- 由棋準
- 西川弘
- よこみぞ・邦彦(横溝邦彦)
- 青木和夫
- TAKU
- 谷平由佳
- ばん・ひろし
- 田中けん一
- 松本修治
- さとう・がく
- 村上十志
- つだ・幸則
- サトウ和雄
- 菅井まさる
- 篠田昭博
- なかざと遊生
- 横井仁司
- 正村弟
- 写真提供
脚本スタッフ
リイド社SPコミックスコンパクト142巻までに収録されたエピソードのうち、作品数が多い脚本家、及び特に触れておくべき脚本家のリスト。括弧内数字は作品数。ただし、SPコンパクト版に未収録の作品、および脚本家の名が脱落している1作品(=コンパクト23巻の第94話「破局点」)はカウントしていない。
- K・元美津(81)
- 北鏡太(44)
- 横溝邦彦(32)=元作画スタッフ
- 外浦吾朗(30)=小説家の船戸与一、個別の執筆作は当該ページに列記あり。
- 氷室勲(27)
- きむらはじめ 別名 きむら・はじめ(24)
- 国分康一(24)
- 岩沢克(24)
- 夏緑(24) 個別の執筆作は当該ページに列記あり。
- 小池一雄(18)=後に小池一夫
- 工藤かずや(16)
- 宮崎惇(7)=「18話 白の死線」「23話 内陸地帯」「32話 帰ってきたターゲット」「44話 VooDoo」「51話 潜入ルート“G3”」「増刊7話 蝶を射つ!!」「81話 海へ向かうエバ」(案、原案、脚本協力を含む、一部の記載で「宮崎淳」と誤植されている。)
- 沖吾郎(5)=さいとう・たかを当人 「増刊7話 蝶を撃つ!!」「81話 海へ向かうエバ」「93話 夜は消えず」「203話 女カメラマン・キム」「249話 ルート95」
- 須摩鉄矢 別名 須磨鉄矢(5)=松本正彦の別名 「156話 ニューヨークの謎」「175話 獅子の椅子」「185話 予期せぬ人々」「189話 リトル・ハバナ」「214話 スパニッシュ・ハーレム」
- 本田一景(4)=堀井雄二 「217話 サギ師ラッキー」「220話 アイリッシュ・パディーズ」「224話 イリーガルの妻」「233話 弾道」
- 林律雄(1)「増刊11話 刑事よさらば」
- 江戸川啓視(1)=長崎尚志 「429話 真のベルリン市民」
実写映画
なお、さいとうは「(2008年現在で)実写版ゴルゴ13を撮るならば、ハンマー投げ選手の室伏広治しかいない」と語っている。
劇場アニメ
ゴルゴ13(1983年)
- 「帝王の罠」をベースに、「ヒドラ」「チェック・メイト」など数本の作品のシークエンスをアレンジしたパートを加え、さらに独自のストーリーとキャラクターを使って構成されている。世界で初めて劇中に3DCGを使ったアニメ作品。ゴルゴの声は瑳川哲朗が担当している。ゴルゴが紙巻タバコを吸っていたり、待ち合わせでクラクションを鳴らされるまで相手に気づかない、おなじみの台詞を言わないなどが原作と違っている。監督の出崎統は、トークイベントにおいて「ゴルゴみたいな人間は、いるわけがない。結局、感情移入ができなかった。だから長坂さんの脚本にあった『あんたは最高の人間だった』という最後のレオナルド・ドーソンのセリフをコンテ段階で変えた」と語った。
- 性表現や残酷な描写があり、WOWOWでは年齢視聴制限付(R-15指定相当)で放送されたこともある。ゴルゴ以外のキャストは武藤礼子(ローラ)、藤田淑子(シンディー)、富山敬(ロバート・ドーソン)、納谷悟朗(レオナルド・ドーソン)、小林清志(T・ジェファーソン)、千葉耕市(時計屋)、村越伊知郎(CIA副長官)、兼本新吾(FBI本部長)、小宮和枝(リタ)、青野武(パブロ)、富田耕生(ボブ・ブレイガン)など。
- 音響はモノラルで製作・公開されたが、「日本初のドルビー・ステレオ映画」と誤解されることがある。これは、同監督の『スペースアドベンチャーコブラ』(1982年)と混同されているようである。後のOVA版制作時のインタビューによると、実写映画版の出来には不満のあったさいとうも、このアニメ版は、上記のように「お約束」を守っていないことを承知しながらも気に入った模様で、OVA版も同じ出崎が監督することを喜んでいた。なお、さいとういわく「アニメにはあまり興味がない」とのことだが、『スペースコブラ』は例外的にお気に入りだったようで、これも出崎が監督だったと後で知って驚き、納得したとのこと。またこのアニメ版の初号試写を観た段階で、出崎と長年コンビを組み、この作品でも作画監督を務めた杉野昭夫について、自分の絵に左右されずに独自のキャラクターを作り上げている点、およびその絵の巧さを、きわめて高く評価していた。
スタッフ(劇場アニメ)
- 製作 - 藤岡豊、山本又一朗
- プロデューサー - 稲田伸生
- 脚本 - 長坂秀佳
- 音楽 - 木森敏之
- 主題歌 - 「プレイ・フォー・ユー」シンディ・ウッド(ポリスター)
- 作画監督 - 杉野昭夫
- 美術監督 - 小林七郎
- 撮影監督 - 高橋宏固
- 編集 - 鶴渕允寿
- 録音監督 - 伊達渉
- 選曲 - 鈴木清司
- 効果 - 倉橋静男(東洋音響)
- 録音制作 - 東北新社
- 音楽プロデューサー - 飯田倫子
- 助監督 - 大賀俊二
- CG製作 - トーヨーリンクス
- CGディレクター - 御厨さと美
- 現像 - 東洋現像所
- 制作協力 - あんなぷる
- 監督 - 出崎統
- 配給 - 東宝東和
- 製作 - 東京ムービー新社、フィルムリンク・インターナショナル
OVA
ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜(1998年)
- アニメ化第2作。玄田哲章がゴルゴ13を演じている。劇場版と同様に、ゴルゴ13への依頼方法や、任務遂行時に標的に対し私情を挟む描写が原作と異なる。また、一旦標的に接近したゴルゴ13が、相手を仕留め切れずに逆襲されて逃げるなど、らしくない一面を見せるシーンがある。
- 性表現(ソニアが全裸になるなど)や残酷な描写(ベニングが目を潰されるなど)がある。ソニアの描写はブラック・ジャックのカルテ3に登場するマリア・カルネラから引き継がれたものである。ゴルゴ以外のキャストは中尾隆聖(トーマス・ウォルサム)、勝生真沙子(ソニア)、有本欽隆(ロバート・ハーディ)、内田直哉(ベニング)、大塚明夫(情報屋)、上田敏也(ロッチーニ)、富田耕生(ゴードン)、荒川太朗(アントニオ)、菊地祥子(アンリ)、中村大樹(バーナード)、麦人(ゴメス将軍)、梅津秀行(バーテン)など。
スタッフ(OVA)
- 製作:吉村仁、長澤之
- プロデューサー:山本又一郎
- 企画:田代智之
- 脚本:田子明弘
- キャラクターデザイン・作画監督:杉野昭夫、内田裕
- 美術監督:市原美恵子
- 撮影監督:高橋宏固、野口肇
- 編集:森田清次
- 音響監督:山田智明
- 音楽:芳野藤丸
- ミュージックディレクター:鈴木清司
- 音響効果:糸川幸良(グループ・アンド・アイ)
- 監督・絵コンテ:出﨑統
- 制作協力:手塚プロダクション
- 製作:フィルムリンク・インターナショナル、グッドヒル・ヴィジョン
テレビアニメ
1971年版
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1971年4月から7月までTBSの平日23:30 - 23:40で放送。初のテレビアニメ化だが、セルアニメではなく、劇画の静止画に登場人物の声や効果音などを吹き込んだ、いわゆる「スチールアニメ」(画ニメ)となっている(初のテレビ化された時の『サザエさん』がこの例)。また女性役には、当時人気があった女優や歌手を起用した。しかし、後年のアニメ特集やアニメ雑誌などで取り上げられることはほぼない。
声の出演
TBS 平日23:30 - 23:45枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ゴルゴ13
(TBS版) |
ホビーライフ
|
2008年版
ゴルゴ13(テレビアニメ版) | |
---|---|
ジャンル | ハードボイルド/アクション |
アニメ | |
原作 | さいとう・たかを さいとう・プロ |
監督 | 大賀俊二(チーフディレクター) |
キャラクターデザイン | 竹内一義 |
アニメーション制作 | アンサー・スタジオ |
製作 | テレビ東京 創通エンタテインメント |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年4月11日 - 2009年3月27日 |
話数 | 全50話 |
その他 | ハイビジョン制作 シナリオコーディネーター:飯岡順一 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
連載40周年を記念した作品で、初の「動画」でのテレビアニメ化となる。テレビ東京系列6局およびBSジャパン・一部の独立UHF局および地方局にて2008年(平成20年)4月11日(テレビ東京の場合)より放送を開始し、4月13日にBSジャパンで放送を開始した[7]、翌2009年(平成21年)3月27日で放送を終了した(基本情報はテンプレートおよび放送局の項を参照のこと)。ゴルゴ13の特質を表す台詞などのうち「用件を聞こう」「俺の後ろに立つな。命が惜しければ」が選ばれ、キャッチフレーズやナレーションにも使われた。また、ゴルゴ役の声優に舘ひろしを起用している。
現代(2008年度以降)を舞台としているため、原作掲載時と比べ、時代にそぐわないものはカットされたり、現代に合うように変更されたりしている[* 5]。また、原作の特徴の一つだった現実の国際情勢や実在の事件に題材をとったジャーナリスティックな話は登場せず、エピソードの舞台となる国名や都市名さえ明記されないことが多い。またアニメオリジナル展開もある[* 6]。
DVDはバンダイビジュアルが発売し、2008年(平成20年)11月から全13巻でレンタルが開始され、11月に第1巻が、その後は毎月2巻リリースされた。セルDVDは2009年6月26日から全4巻で発売された。第1巻は4枚組で14話、2巻以降は3枚組で12話収録とDVD-BOXに近い構成となっているが、1枚あたりの値段は約1500円から2100円程度だった。しかし、放送終了後にGIZA studioの所属アーティストやグループが解散したり芸能界から引退する等と所在が分からなくなった事から、Blu-ray Discについては現状では販売されていない。
ネット配信については現在バンダイチャンネルなどで有料配信中。
ゴルゴ誕生45周年にあたる2013年には同年4月よりTOKYO MXで全話を翌2014年3月まで放送した。
スタッフ(テレビアニメ)
- 原作 - さいとう・たかを、さいとう・プロ
- 原案協力 - 西村直純
- チーフディレクター - 大賀俊二
- シナリオコーディネーター - 飯岡順一
- キャラクターデザイン - 竹内一義
- 美術監督 - 水谷利春
- カラーデザイン - 甲斐けいこ、篠原愛子
- 撮影監督 - 高橋健太郎
- デジタルプロダクションディレクター - 羽山泰功
- CGIディレクター - 畑中裕之
- 音響監督 - 小山悟
- 音楽監督 - 鈴木清司
- 音楽プロデューサー - 池田大介
- 編集 - 瀬山武司
- 音響効果 - 横山正和
- 銃器監修 - 納富貴久男(BIG SHOT)、近藤力
- スーパーバイザー - 齋藤人志、大村信
- コンテンツプロデューサー - 柴田幹雄、湯浅昭博、久保聡
- アソシエイトプロデューサー - 大槻育宏、岡本順哉→三野裕久、大河原健、岡本順哉
- アニメーションプロデューサー - 福丸教幸
- プロデューサー - 松山進→青木俊志
- アニメーション制作 - The Answer Studio
- 製作 - テレビ東京、創通エンタテインメント
主題歌
レーベルは全てGIZA studio。
- オープニングテーマ
- Target.1 - Target.25 「Take The Wave」
- Target.26 - Target.50 「So faraway」
- エンディングテーマ
- Target.1 - Target.12 「ガラスのハイウェイ」
- Target.13 - Target.25 「夢のひとつ」
- アーティスト - GARNET CROW / 作詞 - AZUKI七 / 作曲 - 中村由利 / 編曲 - 古井弘人
- Target.26 - Target.38 「その笑顔よ 永遠に」
- Target.39 - Target.50 「もう君をひとりにさせない」
- アーティスト - 三枝夕夏 IN db / 作詞 - 三枝夕夏 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小澤正澄
- ゴルゴ13テーマ(アーティスト:DIMENSION)
声の出演
デイブは出ない回も多いので、本当の意味での主要キャラクターはゴルゴのみ。
各話リスト
※「巻数」のうち、Ⅰ〜Ⅳは「小学館版 ゴルゴ13アニメ化作品セレクション」に収録されているエピソードの、収録巻数。
話数 | サブタイトル | 巻数※ | 劇画脚本協力 | アニメ脚色 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Target.1 | AT PIN-HOLE! | K・元美津 | 柏原寛司 | 大原実 | 大賀俊二 | 鈴木信一 | |
Target.2 | ROOM・No.909 | Ⅱ | K・元美津 | 扇澤延男 | 亀井隆 | 高田昌宏 | 倉川英揚 渡辺裕二 |
Target.3 | 傑作・アサルトライフル | Ⅲ | 横溝邦彦 | 柏原寛司 | 福富博 | 大賀俊二 | 渋谷一彦 |
Target.4 | プリティウーマン 原作では『レディ・ビッチ』 |
Ⅰ | K・元美津 | 柏原寛司 津村美智子 |
奈須川充 | ||
Target.5 | スーパー・スターの共演 | Ⅱ | 竹内亨 | 柏原寛司 梶原阿貴 |
西澤晋 | 町谷俊輔 | 楊柄吉 |
Target.6 | 神に贈られし物 | 早里哲夫 | 大川俊道 | 前園文夫 | 大賀俊二 | 鈴木信一 | |
Target.7 | G線上の狙撃 | 氷室勲 | 大川俊道 | 亀井隆 | 羽毛田朋樹 | 倉川英揚 渡辺裕二 | |
Target.8 | 動作(アクション)・24分の4 | 浜家幸雄 | 大川俊道 | 大原実 | 三浦陽 | 渋谷一彦 | |
Target.9 | 檻の中の眠り | 小池一雄 | 柏原寛司 | 奈須川充 | 麦野アイス | 興村忠美 | |
Target.10 | 帰って来た標的(ターゲット) | 宮崎惇 | 小澤俊介 | 西澤晋 | 町谷俊輔 | 西澤晋 楊柄吉 | |
Target.11 | デッド・アングル | Ⅱ | 工藤かずや | 小澤俊介 | 前園文夫 | 高田昌宏 | 鈴木信一 |
Target.12 | TOUCH DOWN | 外浦吾郎 | 岡芳郎[* 7] | 川越淳 | 渡辺裕二 | ||
Target.13 | クロスアングル | 熊坂俊太郎 | 扇澤延男 | 前園文夫 | 加藤顕 | 原敦彦 倉川英揚 | |
Target.14 | 落日の死影 | 外浦吾郎 | 岡芳郎 | 大原実 | 三浦陽 | 渋谷一彦 | |
Target.15 | 海へ向かうエバ | 宮崎惇・ 沖吾郎 |
大川俊道 | 奈須川充 | 高山秀樹 | 柳瀬穣二 | |
Target.16 | 死臭の聖者 | 国分康一 | 小澤俊介 | 亀井隆 | 町谷俊輔 | 西澤晋 | |
Target.17 | 残光 | 北鏡太 | 扇澤延男 | 福富博 | 鈴木信一 | ||
Target.18 | スタインベック三世 | Ⅳ | 牧戸次郎 | 津村美智子 | 前園文夫 | 高田昌宏 | 倉川英揚 原敦彦 |
Target.19 | 硝子の要塞 | Ⅳ | 夏緑 | 今石千秋 | 大原実 | 三浦陽 | 渋谷一彦 |
Target.20 | メランコリー・夏(サマー) | 小池一雄 | 扇澤延男 | 福富博 | 町谷俊輔 | 竹中重治 | |
Target.21 | ガリンペイロ | Ⅲ | 北鏡太 | 小澤俊介 | 西澤晋 | 鈴木健一 | 西澤晋 |
Target.22 | インディアン・サマー | K・元美津 | 大川俊道 | 亀井隆 | 鈴木信一 | 鈴木信一 松田芳明 | |
Target.23 | ジェット・ストリーム | K・元美津 | 柏原寛司 | 杉山正樹 | 高田昌宏 | 倉川英揚 原敦彦 | |
Target.24 | サンタ・アナ | 安達謙太郎 | 梶原阿貴 | 大原実 | 加藤顕 | 本沢拓海 | |
Target.25 | フロリダ・チェイス | Ⅳ | 夏緑 | 岡芳郎 | 大久保富彦 | 橋本三郎 | 川口弘明 |
Target.26 | 冷血キャサリン | Ⅰ | 国分康一 | 岡芳郎 | 西澤晋 | 鈴木健一 | 西澤晋 |
Target.27 | フィアレス | 新井たかし | 安部陽子 | 亀井隆 | 鈴木信一 | ||
Target.28 | 白夜は愛のうめき | 小池一雄 | 本川耕平 | 杉山正樹 | 倉川英揚 | 松田芳明 倉川英揚 | |
Target.29 | 配役〈キャスティング〉 | 大滝良平 | 今石千秋 | 飯島正勝 | 石踊宏 | 渋谷一彦 | |
Target.30 | ラブはナイフ | 森幸太郎 | 江連祐一 | 大久保富彦 | 橋本三郎 | 細川修平 | |
Target.31 | ANGRY WAVES | Ⅱ | K・元美津 | 野坂直代 | 西澤晋 | 殿勝秀樹 | 村松尚雄 |
Target.32 | 殺意の交差 | Ⅲ | 小池一雄 | 村川康敏 | 杉山正樹 | 鈴木信一 | |
Target.33 | 誇り高き葡萄酒(ワイン) | 犬丸らん | 輿水泰弘 | 亀井隆 | 倉川英揚 | 松田芳明 倉川英揚 | |
Target.34 | 殺人劇の夜 | 氷室勲 | 藤岡一紀 | 福冨博 | 石踊宏 | 大沢翔真 | |
Target.35 | 血統の掟 | Ⅳ | 工藤かずや | 國岡直人 | 橋本三郎 | 柳孝相 細川修平 | |
Target.36 | 死に絶えた盛装 | K・元美津 | 植村沙羅 | 西澤晋 | 殿勝秀樹 | 西澤晋 | |
Target.37 | クリスマス・24アワーズ | K・元美津 | 輿水泰弘 | 飯島正勝 | 鈴木信一 | ||
Target.38 | 少女サラ | Ⅰ | 夏緑 | 海東清作 | 石踊宏 | 倉川英揚 | 松田芳明 倉川英揚 |
Target.39 | アッシュ最良の日 | Ⅳ | ながいみちのり | 梶原阿貴 | 大原実 | 石踊宏 | 渋谷一彦 |
Target.40 | 鬼畜の宴 | Ⅱ | 外浦吾郎 | 金子遊 | 橋本三郎 | 細川修平 川口弘明 | |
Target.41 | ペチコートレーンの夜霧 | K・元美津 | 津村美智子 | 西澤晋 | |||
Target.42 | 大きな口の湖上 | K・元美津 | 藤岡一紀 | 杉山正樹 | 鈴木信一 | ||
Target.43 | 空白の依頼 | 横溝邦彦 | 植村沙羅 | 亀井隆 | 大賀俊二 | 松田芳明 | |
Target.44 | ロックフォードの野望 | 工藤かずや | 竹田佑輔 | 石踊宏 | 本沢拓海 | ||
Target.45 | 36000秒分の1秒 | 横溝邦彦 | 海東清作 | 荻原露光 | 菅原浩喜 | ||
Target.46 | 世紀末ハリウッド | Ⅲ | テーラ平良 | 桃井史郎 | 杉山正樹 | 西澤晋 | |
Target.47 | 夜は消えず | 沖吾郎 | 町谷俊輔 | 杉山正樹 | 前園文夫 | 鈴木信一 | |
Target.48 | 黒い瞳 EBONY EYES | Ⅰ | きただたくみ | 扇澤延男 | 石踊宏 | 渋谷一彦 | |
Target.49 | 装甲兵SDR2 | 平良隆久 | 大川俊道 | 竹内一義 | |||
Target.50 | 天使と悪魔の“腕” | Ⅳ | 木村睡蓮 | 柏原寛司 | 大原実 | 大賀俊二 | 本沢拓海 |
- キッズステーションでは独自の放送規定により、第4話は欠番、第13話は一部をカットして放送[8]。
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2008年4月11日 - 2009年3月27日 | 金曜 25:23 - 25:53 | テレビ東京系列 | 製作局 |
大阪府 | テレビ大阪 | 2008年4月12日 - 2009年3月28日 | 土曜 25:30 - 26:00 | ||
日本全域 | BSジャパン | 2008年4月13日 - 2009年3月29日 | 日曜 24:30 - 25:00 | BSデジタル放送 | 視聴者への注意テロップ表示あり |
福岡県 | TVQ九州放送 | 2008年4月14日 - 2009年3月30日 | 月曜 26:23 - 26:53 | テレビ東京系列 | |
岡山県・香川県 | テレビせとうち | 2008年4月15日 - 2009年3月31日 | 火曜 25:28 - 25:58 | ||
北海道 | テレビ北海道 | 2008年4月16日 - 2009年4月1日 | 水曜 26:50 - 27:20 | ||
愛知県 | テレビ愛知 | 2008年4月17日 - 2009年4月2日 | 木曜 26:58 - 27:28 | ||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年4月20日 - 2009年4月19日 | 日曜 22:54 - 23:24 | 独立局 | |
三重県 | 三重テレビ | 2008年4月21日 - 2009年4月6日 | 月曜 25:00 - 25:30 | 提供クレジット部分差し替えあり | |
奈良県 | 奈良テレビ | 月曜 25:30 - 26:00 | |||
日本全域 | AT-X | 2008年5月1日 - 2009年4月9日 | 木曜 10:00 - 10:30 | CS放送 | リピート放送あり 第4話より日中の放送では視聴 年齢制限がかかっている[5] |
キッズステーション | 2008年8月4日 - 2009年7月20日 | 月曜 24:00 - 24:30 | リピート放送あり 第4話は放送上の都合により未放送 | ||
福島県 | テレビユー福島 | 2008年10月2日 - 2009年10月15日 | 木曜 25:29 - 25:58 | TBS系列 | 視聴者への注意テロップの表示は無し |
熊本県 | テレビ熊本 | 2008年11月3日 - 2009年3月30日 2009年7月6日 - 2010年2月15日 |
月曜 25:55 - 26:25 月曜 26:00 - 26:30 |
フジテレビ系列 | 20話で休止 7月より21話から再開 |
東京都 | TOKYO MX | 2013年4月2日 - 2014年3月11日 | 火曜 25:00 - 25:30 | 独立局 | 12月最終週のみ同月30日(12月31日 未明)24:30 - 25:00に放送 |
ゴルゴ13ベストセレクション | |||||
関東広域圏 | テレビ東京 | 2009年4月5日 - 9月27日 | 日曜 22:54 - 23:24 | テレビ東京系列 | 製作局、字幕放送 |
北海道 | テレビ北海道 | 同時ネット、字幕放送 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | ||||
大阪府 | テレビ大阪 | ||||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | ||||
福岡県 | TVQ九州放送 |
テレビ東京 金曜25:23枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ゴルゴ13
(2008年4月 - 2009年3月) |
||
テレビ東京 金曜25:30枠 | ||
オシゴト交換
※25:30 - 26:00 |
ゴルゴ13
(2008年4月 - 2009年3月) |
ハヤテのごとく!!
|
テレビ東京系列 日曜22:54枠 | ||
ゴルゴ13ベストセレクション
(2009年4月 - 9月) |
ストップモーション・バージョン
1990年(平成2年)、リイド社より 全10巻のVHSビデオとして発売された。これはアニメではなく、原作に着色したもの(ただし、吹き出しや擬音などはカットされている)を画面に映し出し、そこに声優が声を充てる、というもの。いわゆる画ニメである。絵は動かないが、衝撃のシーンで左右に揺らすなどの効果を与える程度で描かれ、セリフ・効果音も入っている。2000年(平成12年)10月から12月頃、よみうりテレビにて日曜日深夜に「観る漫画」というコンセプトでゴルゴ13が放送された。後にBS日テレやファミリー劇場でも放送された。 なお、「3.アラスカ工作員」の話では「アラスカ工作員」+「「鎮魂歌に牙を」の前半分」で、「4.鎮魂歌に牙を」では「「鎮魂歌に牙を」の後半分」+「リオの葬送」、「5.ラ・カルナバル」は「ナチス鉤十字章は錆びず」+「ラ・カルナバル」で構成されている。
- ビデオリスト
- ROOM No.909 ISBN 4-8458-1301-7
- ナイト・メア ISBN 4-8458-1302-5
- アラスカ工作員 ISBN 4-8458-1303-3
- 鎮魂歌に牙を ISBN 4-8458-1304-1
- ラ・カルナバル ISBN 4-8458-1305-X
- AT-PIN-HOLE! ISBN 4-8458-1306-8
- キャサワリー ISBN 4-8458-1307-6
- 九竜の餓狼 ISBN 4-8458-1308-4
- 聖者からの依頼 ISBN 4-8458-1309-2
- 動作・24分の4 ISBN 4-8458-1310-6
このシリーズは、2001年に新作が追加され、VHSのビデオカセット全5巻で再発売された。1巻に3エピソード分が収録されている。
- vol.1 ナイトメア アラスカ工作隊(ママ) 落日の死影 ISBN 4-09-904244-8
- vol.2 鎮魂歌に牙を ラ・カルナバル 折れた矢 ISBN 4-09-904245-6
- vol.3 AT PIN ホール(ママ) キャサワリー ガリンペイロ ISBN 4-09-904246-4
- vol.4 九龍の餓狼 聖者からの依頼 メジャー・オペレーション ISBN 4-09-904247-2
- vol.5 動作・24分の4 シシリー島の墓標 メスリーヌの猫 ISBN 4-09-904248-0
(なお、ROOM No.909 は、こちらのシリーズでは未収録となっている)
ノベライズ小説
時代背景を現代と同じにしていたり、原作には無かったキャラクターの設定も付け加えられている。著者は全て船戸与一。全3巻。
ラジオドラマ
ドラマCD
1994年(平成6年)に「VIRTUAL SOUND MOVIE ゴルゴ13」と銘打たれたドラマCDが発売される。原作ではなかったシーンも追加されている。 ニッポン放送開局40周年の企画としてリリースされた。スピーカーの外側からも音が聞こえるような「Qサウンド」という録音方式が使われている。 音楽はボブ佐久間、演出はニッポン放送の曽我部哲弥、ゴルゴ13の声は津嘉山正種、ナレーションは野際陽子、CD2枚組、詳細な解説つき。
収録は以下の4話。
デジタルコミック
- デジタルコミック『ゴルゴ13 カーライルの野望』『ゴルゴ13 見えない軍隊』(1998年、ダイキ、プレイステーション版 および WINDOWS95とMacintosh向け版=ISBN 4-09-906846-3) - 「カーライルの野望」は原作「ロックフォードの野望」、「見えない軍隊」は同タイトルを着色、声を入れて、プレイステーションやパソコン上で「読む」ゴルゴ13である。声優は有本欽隆、銀河万丈、納谷六朗ほか。
ゲーム
- 液晶LCDゲーム『ゴルゴ13 シークレットキラー』(ポピー)同社LCDゲーム『スペースコブラプロフェッショナル』と同じゲームシステムのシューティング液晶LCDゲーム。
- ゲーム『ゴルゴ13シリーズ Part1 フルシチョフの亡霊』(1983年、CSK/フィルコム)
- ゲーム『ゴルゴ13シリーズ Part2 突撃工兵』(1983年、CSK/東映ビデオ)
- ゲーム『ゴルゴ13 モレッティー一家惨殺事件』(1983年、ポニー、PC-8001、PC-6001、MZ-2000、FM-7など) - 三次元迷路型アドベンチャーゲーム。
- ゲーム『ゴルゴ13シリーズ Part3 視界外標的』(1983年、CSK)
- ゲーム『ゴルゴ13』(1984年、セガ、SG-1000) - 遠くを走る列車の窓を狙って射撃するアクションゲーム。
- ゲーム『ゴルゴ13 狼の巣』(1985年、ポニー、PC-8801など) - 「崩壊 第四帝国 狼の巣」を基とする迷路型アドベンチャーゲーム。
- ゲーム『ゴルゴ13 第一章神々の黄昏』(1988年、ビック東海、ファミコン) - 全13章のアクションゲーム
- ゲーム『ゴルゴ13 第二章イカロスの謎』(1990年、ビック東海、ファミコン) - 横スクロールアクション、迷路型アクション、カーチェイス。
- ゲーム『ゴルゴ13』(1999年、ナムコ、アーケード) - ガンシューティングゲーム
- ゲーム『パチスロ帝王 〜ゴルゴ13・ラスベガス〜』(2002年、メディアエンターテイメント、プレイステーション)
- ゲーム『ゴルゴ13 ファイルG13を追え』(2009年、マーベラスエンターテイメント、ニンテンドーDS)
- ゲーム『ゴルゴ13』(2011年、ハンゲーム、PC、携帯電話、Android)
パチンコ・パチスロ
- パチンコ『CRゴルゴ13』(2003年、平和)
- パチンコ『CRゴルゴ13 STRIKES AGAIN』(2006年、平和)
- パチンコ『CRゴルゴ13 BACK IN THE BATTELE FIELD』(2010年、平和)
- パチスロ『ゴルゴ13』(2001年、平和)
- パチスロ『ゴルゴ13ザプロフェッショナル』(2006年、平和)
- パチスロ『ゴルゴ13 あの男に連絡だ!』(2010年、平和)
公認CD
- ゴルゴ13~ジャズ・セレクション 2002年発売 EAN 4988002437672 エアジン(マイルス・デイビス) など13曲収録。
- ゴルゴ・ジャズ~男は黙って・・・ピアノ・トリオ13 2008年発売 EAN 4988003361686 ワルツ・フォー・デビーなど13曲収録。
- ゴルゴ・ジャズ~男は黙って・・・スタンダード13 2008年発売 EAN 4988003361679 ワーク・ソングなど13曲収録。
- ゴルゴ・ジャズ~男は黙って・・・ビッグ・バンド13 2008年発売 EAN 4988003361693 チュニジアの夜など13曲収録。
CM・広告
- 日本電装 - 『カーナビゲーションシステム NAVIRA』 (1995年)
- ロッテ - 『ブラックブラック』(2008年)
- フォレックス・ドットコム (2010年 - )
- 養命酒製造 -『薬用 養命酒』(2013年 - )
- 日本中央競馬会 -『JRAダイレクト・即PAT』(2014年)
- 野村證券 - 『NISA』(2014年)
参考文献・関連書籍など
公式本
- 「オフィシャル・ブック THEゴルゴ学」ビッグコミック特別編集プロジェクト 小学館 2000年12月13日初版第1刷発行 ISBN 4-09-371351-0
- 「ゴルゴ13 世界情勢裏ナビ」ビッグコミック特別編集班 小学館 2006年6月1日初版第1刷発行 ISBN 4-09-180036-X
- 「ゴルゴ13 データファイル」G13調査委員会 リイド社 2013年9月19日初版第1刷発行 ISBN 978-4-8458-4163-9
パロディ本・非公式本・黙認本・タイアップ本・関連本
- 「帰ってきたヤッちゃん」三宅裕司のヤングパラダイス編 ニッポン放送出版 1986年7月7日初版第1刷発行 ISBN 4-89353-094-1 P51〜P66
- 「ゴルゴ13の秘密」世界ゴルゴ調査会東京本部 データハウス 1993年6月13日初版第1刷発行 ISBN 4-88718-156-6
- 「ゴルゴ13真面目研究」ゴルゴを愛する13人委員会 サンドケー出版局 1993年8月5日第1刷発行 ISBN 4-914938-10-3
- 「ゴルゴと呼ばれた男 改訂版」プロジェクト=デューク ひかり出版 1994年9月20日改訂版第1刷発行 ISBN 4-906500-04-8
- 「ゴルゴ13の倒し方」非日常研究会 同文書院 2000年3月15日第一版第1刷発行 ISBN 4-8103-7704-0
- 「ゴルゴ13の仕事術」漆田公一&デューク東郷研究所 祥伝社 平成13年7月23日初版第1刷発行 ISBN 4-396-61128-5
- 「ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談」竹熊健太郎 イースト・プレス 2005年3年18日発行 ISBN 4872575415
- 「『ゴルゴ13』の秘密」(新装版) 世界ゴルゴ調査会東京本部 データハウス 2007年2月発行 ISBN 4887189060
- 「バカにつける薬」呉智英 双葉社 1996年7月15日第1刷発行 ISBN 4-575-71075-X
- 「古文単語ゴロ513」板野博行 ナガセ 1997年9月15日初版発行 ISBN 4-89085-050-3 P104〜P124
注釈
- ^ 当時は月刊だった。
- ^ JANコードの13桁の数字で検索すると該当する本を表示する
- ^ 一時期は「ゴルゴさんち」という名称で掲載されており、単行本も同名で刊行されている。
- ^ さいとう曰く、締め切りを守るのはプロとしての最低条件である。…と22,3歳の頃に「吠えて」しまったことを実行している。
- ^ 情報収集に携帯電話やノートパソコンを用いたり、オリンピックに関する話や大統領らしき人物の描写を現在にあわせて改変するなど。
- ^ たとえばTarget.13「クロスアングル」では原作では一度ビルの窓ガラスに写ったゴルゴを撮影しようとしたカメラマンがいたが失敗、ゴルゴが睨むだけで話が終わっているが、アニメ版ではこの後、銃声が響いており、ゴルゴが制裁を行ったことが示唆されているなど。
- ^ 放送時は「扇澤延男」とミスクレジット。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 『週刊文春』2014年2月20日号 p.120-「阿川佐和子のこの人に会いたい 第1006回 劇画家 さいとう・たかを」
- ^ NHK『探検バクモン』ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!(完結編)より。なおNHKにより1年間配信される予定であるがその後は検証不可能となる可能性があるため、注意を要する。
- ^ 2008年05月15日放送
- ^ [1][2]
- ^ [3][4]
- ^ 『ビッグコミック』2008年1月10日号(2007年12月25日発売)にて、2008年春テレビアニメ化を発表。各マスコミの先行報道を経て、同誌2008年3月10日号(2008年2月25日発売)にて放送情報を正式に発表した。
- ^ キッズステーション「ゴルゴ13」番組ページ
関連項目
- ゴルゴ13のエピソード一覧
- ゴルゴ13 (架空の人物)
- ゴルゴ13の登場人物
- さいとう・たかを
- ゴルゴ巻き
- ほうれい線(ゴルゴ線)
- テレビ東京系アニメ
- 雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!の企画#ゴルゴ13芸人
- 深夜アニメ一覧
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- 東郷平八郎