ゴルゴ13の登場人物
ここでは、さいとう・たかを作の劇画『ゴルゴ13』に登場する人物を紹介する。声の担当について、特に表記が無いものについては、テレビアニメ版のものとする。なお、主人公のゴルゴ13については、ゴルゴ13 (架空の人物)を参照。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
目次 |
[編集] 主人公
- ゴルゴ13
-
詳細は「ゴルゴ13 (架空の人物)」を参照
[編集] 依頼人
[編集] ベスト4
以下の4名は第二次世界大戦終結後におけるドイツの処遇を話し合った時からの『友人』。「ベイルートVIA」ではインセクトとも古くから交流があったことが描写された。キニスキー以外は単独でゴルゴに依頼したことがある。キニスキーの死後の「リオの葬送」では残る3名とKGBのシャハリン、日本の諜報機関のイシワタリと5名共同で依頼をしていた。冷戦の舞台裏の雰囲気をよく演出した名脇役達だったが、国際情勢の変化に伴い出番が減った。
- ヒューム・ガードナー
- 初出は第3巻13話「メランコリー・夏」(アニメ版第20話)
- 声:堀勝之祐(TVアニメ版)、山野史人(ラジオドラマ版)
- MI6の部長。個人としてはゴルゴへの依頼回数最多を誇る。ちなみに組織としてはCIAが最多。愛国心が高く引退した後でもそれは変わらなかった。
- 初登場では依頼の最中にゴルゴに皮肉を飛ばされていたが、歳月を重ねるうちに、いつしかゴルゴにも一目を置かれるようになったらしく、「ジェット・ストリーム」でのゴルゴはヒュームの暗号めいた通信のみで依頼を遂行している。
- 親しい仲とまでは言えないが、厳密にはゴルゴのルールに抵触するような接触方法や依頼を繰り返していながら、ゴルゴの信用を勝ち得ている。「薔薇の下で」では、ゴルゴに全幅の信頼を寄せて自分を囮にした狙撃依頼を行った。「暗い街灯の下で」では、ロンドンでゴルゴのM16を使った5人の少女を殺した殺事件が起きてロンドン警視庁は犯人がゴルゴと見ていたが、ヒュームはゴルゴが女子供を殺害する訳がないと否定したり、「女王陛下の憂鬱」では、スパイ嫌疑をかけられたゴルゴに対して、彼がそのような行為に加担するはずがないと判断して、ゴルゴを釈放させるなど一種の信頼関係も見られた。このエピソードでは、ゴルゴは彼を「ヒューム…さん。」と呼んでいる。
- MI6の職務に絶対な使命感を持ち、「欧州官僚特別便」では任務中にゴルゴがイギリスに入国していたため直接ゴルゴと会見、MI6の任務を説明し、ゴルゴから関係ないと返答を聞き安堵の息をもらし、しかしゴルゴの目的が要人の狙撃だと悟ると、MI6の任務に不利益をもたらすなら全力で阻止するとゴルゴに宣言した[1]。
- 卿(サー)の称号を授与されており、退任後もかつての後輩達を呼びつけるなど影響力はあるが、引退しているヒュームに呼ばれる事を後輩達からは毛嫌されている。
- 「ヒューム卿最後の事件」で、ゴルゴに最後の依頼を行った後に病死した。この話ではゴルゴはヒュームの病状を心配していた発言がある。また「モナリザの弾痕」ではヒューム死後のMI6が描かれており、ヒュームの推薦を受けた人物がMI6課長に就任している様子が描かれている。
- なお、「薔薇の下で」と「ヒューム卿最後の事件」はヒュームがMI6を引退した後の話である。
- ヒュームの全財産は「ヒューム卿最後の事件」で4万ポンド所持していた。
- 「イングリッシュローズ」にて姓名があきらかになった。登場を重ねる毎に髭などが若干変更されている。
- アニメ版では第23話「ジェット・ストリーム」の他に原作では故人だったため出ていなかった第26話「冷血キャサリン」にも登場している。
- オマイリー
- 初出は第1巻2話「デロスの咆哮」
- フランス情報部の部長。眼鏡をかけた登場人物では珍しい黒目がちな容貌。やや影が薄いようで、「ベイルートVIA」にも登場し、マザーヨシュア(虫)が名前を思い出せないという表現がされているが、「最後の間諜―虫―」でははっきりと名前を回想されている。
- 最初に登場したベスト4の人物。
- フーバー
- 初出は第1巻4話「色あせた紋章」
- アメリカCIAの局長にして元OSS出身。初登場のみCIA部長として登場していた。「ベイルートVIA」ではキニスキーと意見が対立して言い争いになる。「価値なき値」では、ゴルゴに毒素兵器の破棄を依頼していた。
- 「軌道上狙撃」でも名前は出ないものの、CIA長官として出演している。また、「軌道上狙撃」ではゴルゴと会うのは「暫く」と言う。
- キニスキー
- 初出は第1巻4話「色あせた紋章」
- ソ連KGB部長にして大佐。「査察シースルー」の回想でゴルゴに初めて恐怖を教えられて、ゴルゴを「降雪(スネコバ)のようだ」と評していた
- 「ベイルートVIA」では、多数決はキニスキーに不利なので、全員の同意がなければ決定しないというルールが語られており、共産圏の代表者として仲間内ではやや浮いた存在として扱われている。このエピソードではキニスキーの提案をフーバーが断わり、言い争いに発展するが、初登場した話ではフーバーの体調を気にしていた台詞を言うなど決して仲が悪いとは言い切れない。
- 「査察シースルー」では、モスクワ国立病院で入院しており、モロトフにアメリカがゴルゴにモロトフ殺害を依頼したことを聞かせた。キニスキーはゴルゴにもう一回会いたかったと語った。モロトフからは「酒やタバコをたしなまず、一生独身で、己の全てを国家と諜報活動に全てを捧げた男」と評された。
- 非合法工作員達を通じて、ゴルゴに「世界平和に花束を………ダスビダーニヤ降雪(スネコバ)!」という遺言を残す。
- なお、「色あせた紋章」のみKGV(ソ連保安部)部長として登場。
- 上記の「ダ・スヴィダーニヤ(さようなら)」の用法はなにか意味深な用法である。ダ・スヴィダーニヤ(До свидания)は直訳すると「(また)会う時まで」となるように、本来は別れてから数日中に再会することを想定していう挨拶である。通常、遺言などで二度と再会することがないような場合は、プラッシャーイ(Прощай)と言う。ただし、見方を変えれば「(あの世で)また会おう」というメッセージとも受け取れる。
[編集] その他の依頼人
- ドワイト・D・グリンヒル
- 初出は第2巻9話「南仏海岸」
- スイスにあるナショナル銀行の頭取。ゴルゴの資金を管理する数少ない人物の一人。金のブラックマーケットを潰すためゴルゴにオレグとギョールの暗殺を依頼した。
- 「最後の間諜 -虫-」では、父親の代からスイス銀行界に多大な影響力を持つ「虫(インセクト)」から突然ゴルゴ抹殺の指示を受け、金庫室の赤外線をレーザーに変えてゴルゴを殺そうとしたが見破られた。ただし、正直に理由を言い、ゴルゴの「虫」への報復に協力したため制裁は逃れている。
- 「国王に死を」では息子が投機的な経営を行って破産の危機に直面したために、大口預金者である元ペルシア国王暗殺をゴルゴに依頼。国王の死を確認した後に自らも命を絶った。
- ロバート・ドーソン
- 第32巻114話「帝王の罠」
- 声:富山敬(劇場版ゴルゴ13(1983年))
- 帝王レオナード・ドーソンの息子。父親の愛情を一身に受けて育ち、後継者として将来を約束されていた。だが、父親の過剰な期待と人生を拘束された恨み、さらに己れの無力さと嫌悪感に苛まれ、思い余った末ゴルゴに自らの暗殺を依頼した。父親とのゴルフ中に狙撃され死亡。半年後、真相を綴った遺書が弁護士から父親の手に渡される。
- アニメでは妻のローラ(声:武藤礼子(劇場版ゴルゴ13(1983年))と娘のエミリーがおり、狙撃場所が「父親の誕生日を祝う船上パーティーの壇上」に変更されている。また遺言には父親への憎しみ以外に愛情についても言及しており、自身への不甲斐なさからか最後を「親不孝者」と締め括っていた。
- 藤堂伍一(とうどうごいち)
- 初出は第54巻189話「穀物戦争 蟷螂の斧」
- 丸菱物産オレゴン支店長 →フリーの穀物相場師 →農業
- 岩手県九戸郡出身の商社マンで穀物取引を担当。家族構成は故郷に妹の静子と弟がいる。
- 剛柔流と言う武術を嗜んでおり、敵対陣営から送られた刺客を自ら撃退したことがある。藤堂の剛柔流の段位は3段。
- 日本農業をアメリカの穀物メジャーから守ろうという理想を持つ。しかし、「蟷螂の斧」で念願だった穀物コンビナートが、メジャーの依頼を受けたゴルゴに爆破され職を辞した。
- フリー転向後は穀物取引の傍ら、メジャーに一矢報いようとその動向をうかがう。「穀物戦争 汚れた金」では、ソ連が小麦取引でメジャーに支払う金塊が、核テロで汚染されたように見せかけるため、ゴルゴに核爆発そっくりの閃光と黒煙をはなつマグネシウムと黒色火薬を混合した特殊爆薬を狙撃するよう依頼した。そして「核テロ」のニュースで一時的に暴落した小麦を大量に買い付け、その莫大な利益を元手に農業基金を開設し、日本農業の援助にあてた(その一方、ロイズ保険のメジャー担当を拉致して保険契約を妨害、保険金が下りなかったメジャーに大損をさせて報復した)。
- その後は郷里に戻り農民として生きる人生を歩むが、「G資金異聞 潮流激る南沙」で元同僚の丸菱物産本社常務である山岸からゴルゴの資金「G資金」の存在を伝えられた。藤堂はゴルゴに「G資金」の存在が世界で流れている事を教えて、その後報酬として一億円が支払われる。
- ゴルゴの銃弾で全てを失い、更なる銃撃で新たな道を切り開いた数奇な運命の人物。
- 人脈が広く、仲間から信頼されている。特に仲間の1人であるジェームズ・ウノはかつて空手使いで用心棒だったが、薬物中毒になっていた。その時に藤堂に救われてそれ以来藤堂を慕っている。
- ローゼン・マクシミリアン
- 第61巻210話「裏切りのスワスチカ」
- 西ドイツ在住。第二次大戦中ドイツに派遣されたチベット支援兵1500名の生き残りを探し出し、彼らを見捨て逃亡した隊長グルカへの復讐を支援、その一方でグルカの所有するヒトラー日記の所在を追った。だがグルカ暗殺が相次いで失敗に終ったため実行者をゴルゴにスイッチし、暗殺と日記の処分の両方を依頼した。連邦議事堂に入れる身分証を入手したり、陸軍情報部にコネを持つ等、政財界と太いパイプを持つ人物と思われる。
- 正体は元ナチス副総統ルドルフ・ヘス(作中ではシュパンダウ刑務所のヘスは偽者)。戦後その正体を隠し続けてきたが、ゴルゴに初めて見破られた。
- ローゼン・ザメック
- 初出は第63巻215話「ロックフォードの野望」(アニメ版第44話)
- 声:土師孝也
- ゴルゴに協力をしたためにロックフォード財閥によって破産させられたユダヤ人事業主。ゴルゴにロックフォードの恐ろしさと、そのロックフォードをもってしても自由にならない勢力のことを教えた人物。
- ゴルゴに深く共感して「我が友」と呼び、握手が出来ないことを残念に思っている。
- 最期は「謀略の死角」にてロックフォード財閥によって生命も奪われるが、死の間際に妻を介してその報復をゴルゴに依頼していった。ゴルゴの有名な「10%の才能と20%の努力、30%の臆病さ、残る40%は運」の言葉は、彼に「プロの条件とは?」を問われて答えたものである。
- コモン・バリー
- 第64巻223話「2万5000年の荒野」
- 南カリフォルニアのヤーマス原子力発電所安全管理課長。
- ヤーマス原発のメルトダウンを阻止するため、全財産50万ドルと「事故直前に電力会社会長を狙撃したのを目撃した人物」の情報を報酬として、ゴルゴに原子炉のステンレスパイプの狙撃を依頼。ゴルゴは熱気と蒸気と放射能の中でこの依頼を遂行してメルトダウンを阻止するが、同行していたバリーは放射能を帯びた高圧蒸気を浴びて致命傷を負ってしまう。そしてバリーは、放射能濃度のまだ高い原発内部で自ら防護服を脱ぎ捨て、契約通り目撃者=自分自身の命を差し出した。ゴルゴは死に逝く彼に最後の煙草を咥えさせ、自ら火をつけて敬意を表した。
- ロイ
- 第120巻357話 「世紀末ハリウッド」(アニメ版第46話)
- 声:樋浦勉
- アメリカへの移住を目指す香港人俳優リー(声:三木眞一郎)のマネージャー。リーを襲う人間とそれを命令している人物の殺害、という形でリーの護衛をゴルゴに依頼する。
- そして、黒幕であるDIAのアラン(声:佐々木敏)から送られてくる刺客たちは、次々とゴルゴによって始末されていった。アランはアメリカのプロパガンダとしてのハリウッド映画を重視し、リーたち香港映画勢を敵視していた(あるいはより単純に、黄色人種がスターになることを許せなかった)のだ。敵は次に全力をぶつけてくると踏んだゴルゴは、ロイにニューヨークにある華僑の秘密ビルを利用することを提案する。
- ゴルゴの予想通りアランはDIAの正規の精鋭部隊の全勢力を投入し、ビルは戦場と化した。が、ゴルゴによって次々と精鋭部隊の隊員たちは殺害されていった。そんな中、ゴルゴよりも一足早くロイとリーのいるモニタールームに到着した別働隊によって、ロイはリーをかばって致命傷を負ってしまう。その後、駆けつけたゴルゴによって部隊は全滅した。
- このときロイは、リーに自分の死を悲しむことはないと話した。実は、ロイが依頼の性質上、ゴルゴの仕事の秘密(自動車における防衛策、テロリストの嫌がる監視カメラの配置など)をどうしても知ってしまうことになり、ゴルゴは報酬金のほかにロイの命も要求していたのだ。ゴルゴの仕事への協力は、普段のリーのマネージャーの仕事よりもずっと刺激的で、楽しかったと言い残してロイは死亡した。
- そしてゴルゴはアランを殺害して立ち去り、依頼は達成された。
- なお、このエピソードの内容・展開そのものがハリウッド映画のお約束に沿ったパロディになっている。
[編集] 職人・協力者
[編集] 職人とプロ
- デイブ・マッカートニー
- 初出は第7巻30話「AT PIN-HOLE!」(アニメ版第1話)
- 声:千田光男
- アメリカ・ニューヨークに住むもぐりのガンスミス(銃職人)。アメリカでは5指に入る銃のハンドメーカー。初登場時はダラスに住んでいてオスカー・ウィラードの下で働いていたが、再登場時ではそうではなくニューヨークで独立して働いている。ゴルゴはその腕を高く買っており、何度も彼の作った銃の世話になっている。彼自身、自分の仕事にプライドを持ったプロフェッショナルであり、ゴルゴに対しても「仕事の邪魔だ」と遠慮することはない。「ありがとう」とゴルゴが金銭的な報酬以外に感謝の意を表した数少ない人物である。
- 初登場では、ゴルゴの実力が本物か否かを試していた。ゴルゴから「1000m先の飛行機のコクピットを狙える銃(ヘンメリー・ワルサー)への改造と超ロングマグナム弾の製作」を通常3日はかかるところを3時間で行うように依頼される。ゴルゴから「ありがとう」と言われたのはこの時。なお、アニメでは「ありがとう」と言っているシーンはカットされている。
- 「軌道上狙撃」では、ゴルゴの今回の依頼で拉致されて来た。ゴルゴから宇宙空間で使用するための銃を作ることを依頼され、優秀な4人のスタッフとともに72時間の作業で完成させた。スタッフは途中でダウンしたが、デイブは一人で作業を続けた。作業終了後、ゴルゴが部屋を出ようとした時、ついに力尽きて眠り込むほどの難作業であった。
- 「穀物戦争 蟷螂の斧」では、M16用223ウィンチェスター弾の弾頭に極小の雷管、火薬を埋め込んだ炸裂弾を注文されて造った。デイブ曰く「めったに無い」ぐらいの難しい注文。
- 「死刑執行0:01AM」では、ゴルゴに注文された狙撃銃を渡して、次に注文されたのは.338ラプアマグナムの弾頭を、タングステン・カーバイドのハイスピード鋼に取り替えた。通常のスチール弾に比べて、貫通力を格段に上げるための措置。
- 「殺人劇の夜」(アニメ版第34話)では、ゴルゴから低温で融解する特殊な合金による20の部品と万年筆のキャップで構成される銃と弾丸を注文された。
- 「宴の終焉」では、150ミリの装甲板と30センチのコンクリート壁を貫く銃と弾丸を注文されたが、前者には応じたものの、後者には応じる事ができなかった。しかし、ゴルゴはその事に驚きつつも特に怒った様子もなく、あっさりと諦めている。デイブに不可能な事であれば他の誰にも不可能であろうと達観したと思われ、ゴルゴのデイブに対する全幅の信頼が窺える。ちなみにディブが不可能としたのは、コンクリート壁まで貫く銃と弾丸はあまりに大きくなって、狙撃地点への移動すら困難になるというものであった。実際、150ミリの装甲板を貫く特製銃と弾丸は、背中に背負ったゴルゴが息を切らすくらい重いものであり、人間ひとりが扱うにはこれが限界のサイズであるとわかる。
- 「武器屋の長い午後」では、暇なときには、エロ本を読んでいる。この話ではゴルゴに向かって(期限の短さに対してあまりに多い注文量に)「人殺し」と怒って言っているところも見られる。
- ディブのモチベーションを高めるためにゴルゴがディブをおだてるような台詞を述べた事もあるが、その一方でディブが依頼内容の難しさに愚痴をこぼした(言外に謝辞を求めている)際に、報酬の不足に対する不満と解釈したりするなど、長い付き合いの割にはゴルゴとディブの関係には噛み合ない所もある。
- 原作では殆ど自室から一歩も出ずに作業をしているが、アニメではゴルゴの依頼により現地へと足を運び、依頼通りの改造などを施している。また交友範囲もそれなりにあり、「神の耳・エシュロン」ではゴルゴに日本・東京で無線関係を営んでいる傍ら、特殊無線や違法無線の改造・製作を承っている知人を紹介している。彼は日本一の腕だと自負し、ゴルゴの無茶な依頼にも関わらず、デイブに笑われてたまるかという意地で特殊な小型集音・録音機を期限内に完成させている。
- アニメでは原作に登場しなかった「TOUCH DOWN(アニメ第12話)」、「傑作・アサルトライフル(アニメ第2話)」に登場した。
- パチンコ「CRゴルゴ13 STRIKES AGAIN」とパチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」「ゴルゴ13 あの男に連絡だ!」にも登場。
- ワイズコフ
- 第61巻212話「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」
- ダイヤモンド職人。腕はいいがかなり偏屈な、時代劇の名匠風のキャラクター。ゴルゴに自らカットした大粒ダイヤを加工しなおすよう依頼され、「わしの丹精こめたカットが気に入らんというのか!?」と当惑する。
- だがゴルゴの「地上最強の硬度を持つダイヤが四散する瞬間を見たい」という無茶な言い分をかえって面白がり、「ダイヤの唯一の結晶方向のポイントを見切って、鑿の一突きで打ち砕く」入魂の技を見せた。
- その後、何者かが世界最大のダイヤ「ギャラクシー・オブ・キンバリー」を狙撃して撃ち砕いたという噂を聞きつけたワイズコフは、「見事なカットだ、さすがわしの弟子だわい」と己の技を盗んだ「愛弟子」ゴルゴの腕を賛美し、その話を聞きつけた宝石店の支配人がしかるべき筋に通報しようとするのを「わしの弟子を売る気か」と阻止した。
- なお、現実にはダイヤモンドは衝撃を与えれば簡単に割れるため、作中で示されたほどシビアな角度を要求されるものではない。ダイヤモンド職人が結晶方向のポイントをシビアに読む必要があるのは、意図した形状に割るため(簡単に割れるからこそ、うかつに鑿を当てられない)である。
- ベリンガー
- 第100巻339話「傑作・アサルトライフル」
- 「精密加工の神様」と呼ばれるスイスの銃職人。ゴルゴに「アーマライトA2」の製作を依頼された際、最高の銃身を求めて8年の歳月を費やした。ゴルゴに自分の作った銃を使われる事に罪悪感は無く、むしろ光栄にさえ思っている。
- デイブが特殊な狙撃に応じて銃や弾丸を違法改造する非合法職人であるのに対し、ベリンガーは銃本来の性能を上げ、改良を加える正統派職人と言える。
- なお、アニメ版の「傑作・アサルトライフル」には登場していない。
- マコーミック
- 第114巻343話「病原体・レベル4」
- ゴルゴの定期検査に関わっている医師。ゴルゴからエボラウイルスの事を聞いてきた。
- トマス・フィール
- 第127巻424話「ティモールの蹉跌」
- ハリウッドで活躍する特殊メイクのプロフェッショナル。インドネシアの秘密兵器工場への潜入の際、見学に訪れた台湾人になりすますためにゴルゴが呼び出した。自身の技術には絶対の自信を持っており、「首を賭けても良い」とまでゴルゴに向かって大口を叩くがそれだけの実力を持つ。ゴルゴは彼のメイクで台湾の自動車メーカーの技師である荘永慶になりすましたが、ティカンペック工場において予想外の事態(作業中の破片が顔面に飛んだが当然血が出ない)が起きるまでは変装が露見することはなかった。「リプレイ」でも登場。この時、ゴルゴから「相変わらず良い腕」とまで言われている。
- 眼科医
- 第146巻483話「いにしえの法に拠りて」
- レーザー光で視力を奪われたゴルゴが駆け付けた眼科医。ポケベルのようなもので呼び出されていた。医師自身は「自分を絶対的に信頼してくれている」「彼(ゴルゴ)が払う高額の顧問料のおかげで自前のクリニックを開業できた」と語っている。
- 鞍馬 弥生(くらま やよい)
- 第155巻「一射一生」
- 日本・京都で戦国時代から一子相伝で代々受け継がれてきた暗殺弓道「鞍馬竹林流」の師範代。ショートボブの清楚な美少女。アメリカ・CIAより暴走をはじめ、衛星を破壊し続けるキラー衛星の排除を依頼されたゴルゴは、センサーに反応しない絶縁体で、力のモーメントにより無重力空間で反動の一切なく(ただし、これは物理学の解釈としては誤りである。実際に弓によって反動が軽減されることはない)、宇宙空間に飛ばされる恐れのない竹製の弓で衛星を排除する事を考案、京都で鞍馬竹林流を尋ねた。しかし現師範で弥生の父親である男は飛行機事故で死亡(皮肉にもキラー衛星により撃墜された衛星の破片で墜落したものと思われる)、ゴルゴは弥生に才能を見出し、弥生の師事の下修行した。弥生自身は自らをまだ未熟と謙遜しているが、数十メートル離れた場所のコインに矢を正確に命中させられるなど、その実力は折り紙付き。
- 瞬く間に腕をあげ、免許皆伝をしたゴルゴは弥生から「人を傷つけるために使わないで下さい」と約束され、そして宇宙空間で竹製の弓で衛星に狙撃、当たった衝撃で衛星は軌道から外れ、宇宙の彼方へと遠のいた。そしてゴルゴは師事させてくれた感謝と授業料の意味を込めて、CIAに依頼料の全額を弥生の口座に振り込ませた。なおCIAは弥生の元へ訪れて事情を知り、ゴルゴの要求の意図を理解して承諾した(雑誌掲載時は、ゴルゴの任務終了後に訪れているため、今回に限ってゴルゴは依頼料の後払いを了承したという事になる。単行本掲載時に時系列が変えられ、CIAは任務開始前に弥生の元を訪れた事になった)。
- しかしゴルゴが免許皆伝をしたという事で、一子相伝である鞍馬竹林流としてはゴルゴが次の後継者という事になる。ゴルゴの性格上相手に教えるという事は無いに等しいため、ゴルゴに代わる免許皆伝者が見つからない限りは、事実上鞍馬竹林流はゴルゴの代で終わる事になる。
- 彼女の願い「人を傷つけないで」という約束とたまたま符合したが、ゴルゴへのヒット依頼対象が人間ではなく、またその結果人が死ぬこともないという数少ないエピソードのひとつ。
- ハインツ
- 「螺旋」
- スイス・ジュラ山脈、ジュラ渓谷の町に住んでいる時計職人。時計職人の間では変人として知られているが、類稀な天文学と数字の知識と、完璧なまでの精密さを持つトゥールビヨンを製作し、おそらく世界一の腕を持つ時計職人。昔気質な性格の持ち主で、ブランド名や名声には全く興味がなく、ゴルゴが度々特注する時計を作る事を最高の名誉としている。
- 一人娘が黙ってゴルゴの特注時計を持ち出して紛失した事でハインツは隠すことなくゴルゴに告白し、聞き入れたゴルゴは時計を捜索し、その一人娘を利用して時計を入手して解析しようとした時計職人もろとも処分した。その後は娘も反省し、父の跡を継いで立派な時計職人になると決意した。
[編集] 調達屋
- 調達屋の老人
- 初出は第3巻11話「狙撃のGT」
- 声:上田忠好(ラジオドラマ版)
- アメリカ在住の老人。武器・兵器から人材まであらゆるものを調達する。「崩壊 第四帝国狼の巣」でロサンゼルスに住んでいることが判明したが、以前とは服装や眼鏡、オフィス内も変わっており、引越した可能性もある。作中に名前が出た事は無い。
- 初登場時ではゴルゴから10時間で発注にすべて応じたが、ゴルゴからの報酬が2万ドルであったことに対して後に「ひどい赤字じゃった」と語っている。その際ゴルゴの射撃の腕を高く評価していた。
- 「最後の間諜 -虫-」では、600万ドルのトラベラーズチェックでゴルゴの依頼を受ける。「メッサーシュミット109を2機」という無茶な注文に驚いて「そんなものはこの世にない」と言うも、逆に「チェコ空軍の改良型を手に入れて塗りかえせ」とゴルゴからアドバイスされている。ただし、このエピソードでは他にもかなり無謀な注文を20日と期限を切って依頼されていたが、メッサーシュミットの調達とともども達成して、腕前が本物であることを証明した。
- 「ミステリーの女王」では、F-104戦闘機を注文された時、「ゴルゴのためを思って」別の機体に替える様に助言するが、ゴルゴは聞き入れなかった。F-104戦闘機は操縦が難しい機体であるのは事実だが、各国で主力戦闘機として採用されており、そんなに無茶な選択ではなく、むしろゴルゴの操縦技量を侮った助言と言えない事も無い。
- カルロス・ジモノーザ
- 初出は第10巻47話「リオの葬送」
- 声:松熊信義(ラジオドラマ版)
- シカゴマフィアのボスだったが、FBIに追われていてシカゴを脱出し、ブラジル・マナウスに在住して、ホテル経営に手を染めていた。ゴルゴから武器の調達や標的捜索の依頼をされたが、標的捜索の最中探索者が拷問で屈したことによって標的の手先に自分の居場所を突き止められ、拷問を受けてしまう。最後はゴルゴに自分が拷問に屈さなかったことを告げて死亡するが、彼に駆け寄る際、ゴルゴとしては珍しく驚きの表情を浮かべ名を呼んでいる事、またカルロスを拷問死させた標的の名を呟き歯を食いしばる様子を見る限り、ゴルゴにとってかなり信頼された人物であることがうかがえる。ゴルゴは彼の遺体をベッドに寝かせ哀悼の意を示した。
[編集] 仲介者
- エゴータ夫人
- 第7巻33話「番号預金口座(コント・ヌメロテ)」
- 孤児院にいる夫人。“丘の上のラムロッサ”からの紹介でやってきたフーリオにゴルゴへの依頼の仲介を行った。
- マーカス(マーク)・モンゴメリー
- 初出は第17巻70話「柩に誓いを」
- 実の母親を殺してアメリカ・ジョージア州アトランタ・アメリカ連邦刑務所に服役する終身囚。囚人番号は960304。ゴルゴへの連絡手段の中でも最も有名な、ラジオのNBCの“夕べの祈り”の時間と、CBSの朝の“宗教の時間”に賛美歌13番をリクエストする方法の仲介者である。ゴルゴ13への依頼の手紙が届いたら、監守を通じてラジオの宗教番組にリクエストする。
- 幼い頃に病気で声が出なくなる。青年期には、口論になった末母親を殺害。5人のコールガールも殺して逃亡中にゴルゴ13と接触、自分の殺人衝動を止めてくれたことや、自分のことを本当に理解してくれたことをきっかけにゴルゴ13の仲介者になる。
- 「システム・ダウン」では、ゴルゴがマークの弁護士選任の費用を負担し、死刑が予想されていたマークを無期懲役にとどめさせたことが明らかになった。
- 「マークのリクエスト」において、FBIのウィリアム・ワトソンに自身とゴルゴとの関係を推理された挙句、脅迫的な手法で精神の均衡を失い、手紙が来ていないにもかかわらず賛美歌13番をリクエストする。ワトソンはマークをゴルゴが殺害すると見たが、刑務所に侵入したゴルゴはマークと対面して読唇術による会話を行い、マークの精神を安定させた。マークが平静を取り戻したことを知ったワトソンは2人の間に信頼関係が存在することを知ったが、ゴルゴの報復を受けて死亡した。
- 女性秘書
- 初出は第88巻300話「プログラム・トレーダー」
- ニューヨークの個人オフィスに常勤する女性。姓名経歴に加えて、ゴルゴとの個人的な関係、彼の本業をどの程度知っているのかなどは一切不明だが、ゴルゴに直接電話連絡の取れる人物なのは確かである(絵葉書ルートなど)。ゴルゴから株式投資に関して重要な伝言を任されたこともある。
- 彼女以外にゴルゴに直接電話連絡を取れる人物は「柩に誓いを」に出たカナダ・バンクーバーの女性秘書。こちらは賛美歌13番ルートを任せられている。
- スローン
- 第128巻426話「300万通の絵葉書」
- イギリスの大ブリテン島、ペンザンスに住む老人。ゴルゴの絵葉書ルートを頼まれてから15年経過している。ゴルゴ13への依頼の絵葉書が送られてきたら、ニューヨークにいる女に絵葉書を送る役割をもっている。「300万通の絵葉書」では、ゴルゴがモグツ・ポポ・セコを暗殺した後、スローンのところに大量の絵葉書が贈られてくるようになり、絵葉書ルートは使い物にならなくなってしまう。最終的にゴルゴはこのルートを凍結するが、仲介者としての報酬は生涯得続けることとなった。
- 杉本夫婦
- 「双龍狙撃指令」
- 日本の東京都・神保町にある古本屋「杉本書店」を営む老夫婦。日本での依頼ルートのひとつを担当している。まず依頼者は店にただ一つだけあるラテン語の聖書の置かれている場所を店主に尋ね、「ヨハネ黙示録の13ページが欠けている」と言う、そして13ページを取り寄せるか尋ね、依頼人の氏名と連絡先を書いてもらって依頼を仲介する。夫婦揃ってゴルゴ並みに無駄な会話をしない寡黙な性格。
[編集] 恩人
- オールド・クラウド
- 第53巻186話「甦るスタンディング・ベア」
- アメリカ合衆国アイダホ州ラプワイのネイティブ・アメリカン(インディアン)ネ・ベルセ族の酋長で、ゴルゴの「命の恩人」の一人。
- ある時保留地の渓谷にて重傷を負い倒れているゴルゴを発見、やがて追っ手が来ると分かるとゴルゴを安全な場所へ連れていき看病した。オールド・クラウドはゴルゴの瞳に"真実"の光を見、ゴルゴを「友」として接し、ゴルゴも助けてくれたオールド・クラウドに感謝し、恩返しとして「連絡方法」を教えた。
- 2年後、各地のインディアン保留地からウランが発掘されると合衆国インディアン総務局は立ち退きを要請、初めの内は断っていたが、同部族のクロー・ドッグが寝返り買収行為をした為にやがて賛成派が多数となった。
- オールド・クラウドは伝説の酋長スタンディング・ベアを祖霊祭に降臨してもらう事によりネイティブ・アメリカンの誇りと尊厳を取り戻してもらおうと、かつて「友」と呼び、そして誰もが乗りこなせない駿馬レッド・ムーンを唯一乗りこなしたゴルゴにある依頼をした。
- 祖霊祭当夜、スタンディング・ベアに扮した「何者か」がレッド・ムーンに乗って現れ、部族の老人たちを驚愕させた。そしてやけになり銃口を向けた「部族の裏切者」クロー・ドッグを返り討ちに射殺、レッド・ムーンで警察のパトカーも追いつけない程の早さで駆け、最後はスタンディング・ベアの伝説通りに普通の者では越えられない崖を登りきって逃走。その姿は神々しさすら感じさせ、ネイティブの警官たちでさえスタンディング・ベアの復活を信じるほどで、部族の者たちの心に誇りと尊厳を取り戻させることに成功させた。
- この後、ネ・ベルセ族の部族会議は土地の不売を決議した。そしてワイオミング州のスー族やアリゾナ州のアパッチ族をはじめとする他州のネイティブ・アメリカン達も保留地の売却を拒み、合衆国の天然ウラン採取量は伸び悩み、必然的にその分裂物質であるプルトニウムの生産も制約を受け、結果的に合衆国当局は核兵器生産配備計画の変更を余儀なくされた。
- ミゲル一家
- 第100巻336話「黄金の男(エル・ドラード)」
- 南米コロンビア・ボゴタの郊外でコーヒー農園を営む亭主のミゲル・妻のマリア・一人息子のパコの三人家族でゴルゴの「命の恩人」。
- ゴルゴがコロンビアに滞在中、ニューヨークで兄ドン・ロドリゲスを殺害されてゴルゴに恨みを持っていた弟ホセ・ロドリゲスがゴルゴを発見、コロンビアでは銃刀の所持が禁止されており、丸腰だった為に逃走中に崖から足を滑らせて転落、重傷を負い倒れていたところをミゲルとパコが発見、元看護婦のマリアが手当てをし、看病した。
- ちょうどコーヒー豆の取り入れ時期なのもあり、身を隠すついでにコーヒー豆の取り入れの手伝いをしていたが、偶然にも前々からロドリゲスら麻薬組織がミゲルの元に訪れてはコーヒー農園にコカインの原料でもあるコカの葉の栽培をするよう強要しており、ついにはパコを人質にとって脅迫してきた為、息子パコを助けようとするミゲルに代わりゴルゴが赴き、ボスのロハス・ドミンゴもろともロドリゲスを射殺、パコを救出した後に一家の元を去った。
- 同時期、日本の警視庁とアメリカのCIAとDEAは麻薬組織撲滅のためにドミンゴの狙撃を決意しゴルゴを捜索していたが、偶然にもドミンゴが「何者か」に射殺されたという情報を入手、ゴルゴに高額の依頼金を出さずに済んだと安堵の息を漏らしていた。
- ゴルゴの今回の行動は、自身に痛手を負わせたロドリゲスら組織への「けじめ」であり、「恩返し」の内に入らないと語っていた事から、別れる際に「連絡方法」を教えた可能性があると思われる。
- バスク人の女(クリスタ)
- 第105巻324話「バスク・空白の依頼」(アニメ版第43話)
- 声:安藤麻吹
- バスク人の女性。美しいというより凛々しい男性的な容貌で、かなり鍛錬して格闘技を身につけている。職業・家族構成などは一切描写されていない。
- 彼女がナンパされていたとき、一台の暴走した車が彼女の目の前で事故を起こした。その車を運転していたのはETAの爆弾テロによって重傷を負わされたゴルゴだった。ナンパしていた男がゴルゴの脇から財布を盗ろうとしたとき、彼女はそれを止めた。逆上した男はナイフを取り出したが、彼女のハイキックで撃退される。車から助け出されるとき、ゴルゴは放っておいてほしいことを数か国語で彼女に伝えたが、彼女はゴルゴを自宅まで連れて行って怪我の手当てをした。
- ゴルゴが目を覚ました後、ゴルゴが記憶を失っていることを知った彼女はゴルゴとともに記憶を求めて二人でバスク国各地を回った。
- ゴルゴが徐々に記憶を取り戻していく中、次第に彼女はゴルゴに惹かれていった。そして洞窟で一夜を過ごすことになった際、彼女は18歳のときに恋人の目の前でレイプされ、その恋人が助けようともせずにその場から逃げてしまったという悲しい過去があり、これをきっかけに強くなることにだけ興味を持ったことをゴルゴに話した。このとき、記憶を失っていたことも影響していたであろうが、ゴルゴはとても慈悲深い眼差しで彼女をみつめながら話を聞いていた。
- ゴルゴと一夜をともにし、彼女が目を覚ましたとき、ゴルゴは最後の記憶を取り戻すために、わざと警官や人々に見えるように、銃を撃った。ゴルゴがいる岩陰に向かって銃撃がされる中、依頼内容を思い出したゴルゴは、今まさに爆弾を爆発させようとしているETAのリーダーを狙撃、射殺に成功。しかし、その一連の行動を見ていた彼女は死を覚悟し、ゴルゴに自分を殺すように言った。その直後、崖を登ってきたETAの男に彼女は撃たれてしまう。男はそれと同時に射殺されるも、彼女は致命傷だった。ゴルゴに、銃撃の中に身をさらすことで記憶を取り戻したことを賞賛した後、彼女は死亡した。
- この後、警官たちがゴルゴのいた洞窟に来た際、胸の上で手を組んだ状態で仰向けで横たわっていた彼女の遺体のみがあった。当然ながら、ゴルゴが胸の上で手を組ませたと考えられる。
- 原作では名前すらなかったが、アニメ版ではクリスタと名づけられている。
- ヤン・リー・カッター
- 第110巻368話「天使と悪魔の腕」(アニメ版第50話)
- 声:内田夕夜
- イリノイ州に住む若き天才外科医。不測の事故で右腕を負傷したゴルゴから、治療を依頼される。CDのレーベルのわずかな凹凸を読み取ってタイトルを識別できるほど繊細な指先の持ち主で、ゴルゴの腕に初めて触れた時には何がしか感応するものがあったらしく「なんだ、この男の腕は」と驚愕している。やがてゴルゴが、孤児だった自分に学費援助してくれた恩人であるサミエル・ビューリー・ワサン(声:井上和彦)の命を狙う狙撃手と知り、ワサンへの恩義と医師としての倫理との間で苦悩する。
- ゴルゴはそんな彼の前から無言で姿を消し、ワサンの狙撃はヤンに治療された右手ではなく左手で行い、狙撃現場には左利き用にカスタマイズしたM16を残した。またワサン狙撃を依頼したイリノイ州知事候補のスタンツ(声:後藤哲夫)も、ゴルゴへの依頼を脅迫材料にするという「ルール違反」を犯したことで、制裁を受ける。この時には、ゴルゴはすでに完治した右手での狙撃を行い、現場に通常の(右利き用の)M16を残した。
- ゴルゴのこうした行為を、ヤンは自分への「義理」だったのではないかと解釈した。他の登場人物はヤンの解釈に否定的であったが、状況としては、ヤンの恩人の殺害をヤンに治療された右手で行う事を避け、なおかつヤンに対してわざわざ右手が完治した事を報告した(あるいはヤンにとっては仇となる人物を、あえてヤンに治療された右手で殺害した)としか考えられない。
- ゲーム「ファイルG13を追え」にも登場。日本で遣る事を終えて帰る最中に久我に出会う。日本文化の間違った知識を持っており、日本人全員が侍の子孫と勘違いしていた。
- アーノルド・ノイマン
- 第134巻391話「パッチワークの蜜蜂たち」(名前のみ)、第139巻399話「冥王の密約」
- ネバダ州核実験場フレンチマン・フラットの老軍医で、ゴルゴの「命の恩人」の一人。自身も過去の核実験時に被爆しており、数回癌手術をしている。「被爆復員兵士の会」に入会している。
- 地下核実験の放射能測定の時、同時期にラスベガスでの仕事の際に致命傷を負い、逃走の果てに実験場内の建物に隠れていたゴルゴと遭遇、その時核実験時の深度測定不足によるフォールアウトにより原子雲が地上に噴出、ノイマンの機転により建物内の地下室へ避難、「一人の患者」としてゴルゴの手当てをした。
- ゴルゴは危険を冒してまで放射能と致命傷から救ってくれたノイマンに感謝し、「出来る事があればいつでも呼んでくれ」と必ず彼への借りを返す事を告げ、去る際に「恩返し」として「緊急連絡法」を書いたメモをノイマンに託した。その後、隠れ家で療養していたゴルゴは僅かな道具で適切な治療を行ったノイマンの技術を「大した腕」と高く評価している。
- 原子力発電などを正当化しようとする合衆国エネルギー省はフォールアウト事故を被爆復員兵士の会がリークしたという情報を入手、事態の収拾に会員達の抹殺を試みようとしたが、偶然にもノイマンの近辺を調べさせようとゴルゴが依頼した協力者がその時の会話を聞きゴルゴに教えた為、恩に報いるべくゴルゴはその暗殺者を排除したが、その直後に放射能傷害によりノイマンの命は尽きた。エネルギー省は抹殺未遂の件にゴルゴが関与している事から、被爆復員兵士の会の中にゴルゴを簡単に動かす事の出来る人物がいると判断、今後暗殺等の強硬手段に出ることを断念した。ちなみに、その暗殺計画の首謀者、ドンシェンはゴルゴが手を下すまでもなくふとした不注意からトラックに轢かれて死ぬという、文字通りの「天罰」が下った。死の直前「死ぬべき人間を救おうとする分限をわきまえぬ医者は冥王の怒りに触れ、天神の雷をもって打ち殺される運命なのだ」と被爆復員兵士の会の人々を侮辱する発言をしていたが、皮肉にもその「裁き」が下ったのは自分自身であった(「冥王の密約」)。
- それから15年が経過し、ノイマンから「緊急連絡法」を教えてもらっていた妻のキャサリン・ノイマンがゴルゴに依頼、ゴルゴはようやく恩に報いる事が出来た(「パッチワークの蜜蜂たち」)。ノイマン夫人と語る時のゴルゴの口調は丁寧な敬語であった。ゴルゴは大国の指導者相手でも敬語を使って話すことはなく、演技以外でこうした敬語を用いたことは無い。ノイマンへの恩義の深さが見て取れる。
- 彼本人が登場するのは「冥王の密約」だが、後日談である「パッチワークの蜜蜂たち」の方が連載は先だった。
- マザー・テレジア
- 第129巻増刊54話「感謝の印」
- インド・カルカッタの寺院にして慈善団体「MISSIONARIES OF CHARITY」の創設者であり、後に「聖女」として謳われた修道女で、ゴルゴの「命の恩人」。
- ある教会の司教を狙撃した直後のゴルゴがバス事故に遭遇し、身体に火が燃え移るなど重傷を負い倒れた。事故を聞き駆けつけたマザーが身を挺してゴルゴを助け、寺院に運び手当てをした。ゴルゴの所持していたアタッシェケースからM-16が発見され、司教を殺害したのはゴルゴだと察知したが、「神の許に、救いを求めてきた者に救いの約束をする」という己の信念の元に、M-16は井戸の中へ捨て、事情聴取に来た警官にも事実を隠した。
- ゴルゴは寺院を去る際にマザーと会い、マザーの信念を聞き、司教を殺害した事情を告げてその場を去った。マザーは去るゴルゴを見て「悲しい男」と言った(ゴルゴもマザーが自分に依頼をするような事は決してないだろうと「連絡方法」を教えていない)。
- それから数年後、永い眠りに就いたマザーの慈善団体へ匿名で100万ドル(約1億円)の寄付金が送られた。それはゴルゴが送ったもので、かつて救ってくれたマザーへの「感謝の印」であり、生涯自分の信念を貫き通した彼女への敬意であると思われる。
- ドイツ語の「テレジア」は英語圏・スペイン語圏の「テレサ」にあたり、英語読みをするとマザー・テレサになる。
[編集] 情報屋
- ジミー
- 第33巻113話「CHECK MATE」、114話「STALE MATE」
- アメリカ・クリーヴランドの情報屋集団の一人。ゴルゴとは旧知の仲らしく、夜中に精力的に情報を集める。また、わざわざゴルゴを探し出してまで依頼にない情報を伝えようとする。
- ジョージ
- 第113巻378話「殺人マニュアル」
- インド・ニューデリーの新聞社「イブニング・ニューデリー」編集部の敏腕記者で、ゴルゴのインドでの協力者。ニューデリーで誰かがゴルゴのまねをして連続狙撃事件を引き起こし、その「誰か」を探すようゴルゴに依頼される。
- タクシーの運転手で情報屋のガネーシャと共に活動しており、主にタクシーの中で情報交換等をする(ガネーシャは口の堅い男で信用できるが、本当に「ヤバい話」の時にはゴルゴと2人だけで話をする)。
- きちんと筋を通す男のようで、ゴルゴの依頼によって得た情報をスクープとして新聞に載せてしまった時は、律儀にもその事実を伝えた後に報酬の返上を申し出ている。ただしゴルゴ13も契約をこなせば後は何をしようと自由だ、と報酬を支払っている。その一方で「誰か」=フランキーの仕事現場に居合わせてしまい、フランキーの銃撃を受けるが幸い銃弾は当たらず生還している(フランキーの顔は見えなかったが被害者の遺族からフランキーの素性につながる情報を得ることはできた)。
- 赤外線のマックス
- 第120巻402話「乳白の闇」
- アメリカの情報屋集団の元締。ゴルゴも時々利用する。確実で信頼性のある情報を提供するが強欲な性格で情報料は高く、とある組織からの依頼でゴルゴの写真を入手した時も遠距離からのブレた写真ですら高級外車が新車で一台買えるほどの金額を請求した。Dr.タップスがゴルゴを狙っているという情報を入手したマックスは、ゴルゴに恩を売ろうとゴルゴの元へ駆けつけその事を教えたが、それを目撃したタップスによりペナルティとしてレーザー銃で失明した。
- ピーター
- 第151巻増刊75話「最後の酒」
- イギリス・ロンドンでアダルトショップを営む店長で、元OMON(旧ソ連内務省直属の対テロ組織)の工作員で、本名グレゴリー・ミハイルビッチ。
- ゴルゴが長年付き合っていた協力者で、ピーターとは同じOMON時代からの良き理解者でもあるジョイスが不治の病にかかり余命幾許もなく、ジョイスは実の息子であるピーター(ピーターはその事実は知らない)に自分の後釜にと嘆願、ゴルゴが試験という形でその願いを聞きとげ安心した後に息を引き取り、ピーターも死んだジョイスの期待に応えるべくゴルゴに協力した。
- ピーターはゴルゴの希望した通りに仕事を進めたが、目標に狙撃の情報は漏れていた。そのため狙撃当日は予想外の事が起き苦戦したが、ピーターの機転で事無きを得た。ピーターはゴルゴとジョイスの期待に応える事ができ、晴れてゴルゴの協力者として認められるようになった。
[編集] その他の協力者
- 執事
- 第46巻163話「PRIVATE TIME」、第146巻483話「いにしえの法に拠りて」
- ゴルゴ所有の豪華ヨット船に乗船している年配の男性。ゴルゴの仕事を知っているのかは定かではないが、ゴルゴが船に医師を呼びつけて診療を行っている間などは、彼がゴルゴの世話をしている様子。
- 救援システムのスタッフ
- 第99巻333話「最後の戦場」
- ゴルゴ13の独自の救援システムを担う人員。順序としては、オーケリーからの連絡がミカン畑の青年に届き、ミカン畑の青年が指定された場所にヘリコプターで向かいゴルゴを乗せる。この5人はゴルゴから報酬を支給されている。
- 1.オーケリー
- アイルランドのコナハト州に住む人物。彼が友人にミルク缶を3つ渡すときが連絡の合図となる。
- 2.オーケリーの友人
- オーケリーの老いた友人。オーケリーから渡された3つのミルク缶のどれかに紙が入れてあり、その内容をロスにいる若者に伝える役割。報酬のおかげで貧乏な老後を送らずに済んでいる模様。
- 3.ロサンゼルスの若者
- カリフォルニア州ロサンゼルスの若者。アイルランドからの電話を受けて、ローマに連絡する役割。10年でたった4回しか連絡の機会はなかったにもかかわらず、バーで飲みきれないほどの報酬を受けている。
- 4.イタリアの貴族階級の老人
- イタリアのローマ郊外に住む老人。ロサンゼルスから電話をもらいケニアに連絡する。
- 5.ミカン畑の青年
- ケニアのナイロビ郊外のミカン畑に住む青年。ローマから連絡を受けると指定の場所で待機する。
- 食糧を持って来る男
- 第147巻487話「バイルス・チェイス」
- スイスにいるゴルゴのところに食糧を毎週持って来る男。
[編集] 裏切り者
- ペルシャ人の武器屋の店長
- 第15巻66話「アクシデンタル」
- エジプト・カイロにある武器屋の店長。氏名不詳。隻腕。ゴルゴ13が推理した限りでは、かつては本職の工作員で、今でもその道の人間に対する好奇心の持ち主であるとのこと。表向きは日常生活に使える物を売っていて、裏では武器を売っている。ゴルゴは彼の店で依頼遂行に必要なFAL ライフルを買い、他に必要な物も買った。しかし、「超一流のプロは、所持している弾丸に不発弾が混じっていたらどう動くのか?」と好奇心を抱いたことからゴルゴに売ったライフル弾に故意に1発の不発弾を入れてしまい、ゴルゴの狙撃失敗を招く。そのため報復としてゴルゴに殺される。自分が混ぜたたった1発の不発弾がゴルゴのチェックを潜り抜けて狙撃を失敗させたことを「これこそ執念」と自賛し、さらにゴルゴに無様なまでの命乞いをするが、死ぬ間際に命乞いする自分を冷徹に撃ったゴルゴを、自分が見込んだ超一流のプロフェッショナルと認めた(命を狙う相手をためらい無く殺せるのが一流で、ためらう様な人間が二流以下だと酷評されるのは、このエピソードに限らない)。
- パキスタンの武器屋の店長
- 第48巻163話「ゼロの反撃」
- パキスタンの領内に住む人物。ゴルゴからM16特別銃を作るよう注文されていた。が、たまたま通りかかったソ連の特別強襲攻撃隊(レイドビキ)の隊長が店長の作り終えたM16特別銃を見てゴルゴからの注文と判断し、ゴルゴの狙撃によって死んだボリス将軍の報復のため店長を買収した。
- 店長は店に来たゴルゴに銃を渡し、弾を渡す前に試射場に行かせて待ち伏せの罠にはめた。とっさに銃を捨てて逃走に専念したゴルゴを攻撃隊は武器も置いていない廃工場の所まで追い込んだが、ゴルゴが機転で危機を脱して攻撃隊のAK-47を奪い、隊長の部下達は全滅した。隊長はゴルゴが捨てたM16特別銃を拾って撃とうとしたが、弾が無く「こうなるなら、俺が弾を込めるのを待つんだったな…」と死の宣告をされた上で、店長ともども射殺された。
- アウザー・ハイツ
- 第98巻328話「最後の顧客」
- スイス・ハイツ一族の5代目にしてハイツ銀行の頭首。年齢65歳。ブラック・マネーを扱う腕は高く「怪物」と言われている。正体はユダヤ人で本名はベラ・ハウゼン。
- 幼少期の1938年9月にヘルドデュッセン収容所から脱走した際、金持ちであるランバートがいじめにあっている所を目撃し、いじめっ子の1人を殴って他のいじめっ子も追い払った。ランバートはハウゼンにお礼にパンを分けた際、ハウゼンから自身が収容所から脱走したユダヤ人と聞かされたがランバートは気にしなかったので友情の証として「ゲットー硬貨」を渡した。その後ハウゼンがポーランドに行く切符を買う金が無かった時、ランバートは金を出してポーランドに行かせた。
- その後、ハウゼンはハイツに拾われて「アウザー・ハイツ」と名前を改名し、1959年に拾ってくれたハイツが亡くなると5代目として銀行に入行して衰退していたハイツ一族の銀行を発展させた。
- その大恩人のランバートが登山中にカラビナを撃ち砕かれて転落死。ハイツは後継者ハインリッヒの言動に疑問を抱き、ハインリッヒがランバート殺害を依頼していた入金時期を確認、カラビナの狙撃などという神技はゴルゴにしか出来ないと確信し、ゴルゴを自分の銀行の金庫室に呼んだ。ハイツはハインリッヒの「交通事故死」を手配した後ゴルゴを金庫へ連れて行き二人きりとなり、「たとえ仕事だったとしても人生の恩人だったランバートを殺害した事を許さなかった」と語り、金庫を開錠不可能な状態にして二人の「墓場」にして、「死を待つのは耐えられない」と銃で自殺した。しかしゴルゴはこういう不慮の事態に備え預けていた金のインゴット数本に爆薬エッセンスを混ぜており、金の伝導性を利用して爆薬を起爆、扉を爆破して脱出した。
- ハイツのゴルゴに対しての極秘メッセージはレポンティネ新聞の広告記事に「フォンデューを二人で食べたい」と掲載するというもの。
- ゴルゴを裏切ったもののゴルゴ自身には殺されなかった人物。
- デグナー
- 第111巻増刊40話「36000秒分の1秒」(アニメ版第45話)
- 声:大塚明夫
- 元スポーツ医学者兼トレーナー兼格闘家。ドーピングのプロであり、本人もかなりの筋骨隆々な体格。
- 「10時間(36000秒)に1度、1秒間だけ刑務所の小窓から顔をのぞかせる「かもしれない」標的を狙撃する」依頼を受けたゴルゴは、デグナーに10時間M16A2を構えたまま不動の姿勢を保てるようなドーピングを依頼する。
- そしてデグナーのドーピングによってゴルゴは依頼を達成する。だが、ゴルゴに接するうちにそのとてつもない能力に触れていったデグナーはゴルゴから注意されていたのにもかかわらず好奇心を抑えきれなくなり、元KGBの知り合いからゴルゴの情報を得る。さらに知り合いの元上官と、ゴルゴの命と引き換えに大金を得る取引を行い、ドーピングの副作用でまともに動けないゴルゴを「こんな状態のお前でないと、とても俺のような『ただの一流』では、相手にならなかっただろう」と襲うが、前もって密かに武器を用意していたゴルゴに返り討ちされ、「これが超一流の用心深さか…」と言い残し死亡。
[編集] 敵対者
- ド・バビエール
- 第6巻26話「喪服の似合うとき」
- フランスに住む盲目の貴族で爵位は伯爵。3年前、親友のフランスCRS(保安局)局長クロード・バルマンがゴルゴに狙われた時、ゴルゴがバルマンを狙撃すべく部屋から外へ出るよう窓から缶入り毒ガスを投げ込んだ結果バルマンは射殺され、自身は毒ガスの巻き添えを食らって2か月間生死をさまよう。命は取り留めたものの後遺症で失明し、ゴルゴへの復讐を誓う。それからは「ゴルゴを葬る」という決意の証として喪服を纏い、側近達と共に3年間かけて拷問器具と処刑道具を集め、痺れの発作が起きて右腕が使えないゴルゴを捕え拷問にかける。しかしゴルゴに反撃され、バビエールは側近の1人ジャンが言ったゴルゴの位置に向けて銃を撃つが外れ、ゴルゴに撃たれる。そして「この喪服は、わし自身のためでは…」と言い残して息絶えた。
- ヌオールズ
- 第33巻113話「CHECK MATE」、114話「STALE MATE」
- アメリカ・クリーブランドの資産家。かつて娘夫婦をゴルゴに殺される。
- 余命半年と知り、ゴルゴに復讐するために綿密に罠を張る。その罠とは闇武器ビジネスで「死の商人」と呼ばれるウェリントン卿をだまし、ウェリントン卿が報復を行うべくゴルゴに依頼をしようと呼び出した後で暗殺し、悪天候により空港で足止めを食っていたゴルゴに向けて囮兼第一波である殺し屋達を差し向け、そして最後には殺し屋達が返り討ちにあった所で本命の殺し屋である孫娘(先述のゴルゴに殺された娘夫婦の忘れ形見)にぬいぐるみに隠した拳銃でゴルゴを撃たせるというもの。この罠は事前に孫娘に何度も予行練習をさせ、拳銃の安全装置を解除する音を孫娘の母親役として雇った役者の女性にハンドバッグを空ける音を立てさせて隠すという念の入れぶりで、さすがのゴルゴを負傷させるも孫娘は返り討ちとなり、倒す事は叶わなかった。
- 最後は孫娘を葬る墓地に大量の爆薬を仕掛けてゴルゴの射程内の土地すべてを吹き飛ばし、自らの命だけでなく居合わせた神父や参列者の命までも引き換えに罠を張るが、これもゴルゴに見破られ、爆発の影響が一切ない墓地上空を飛ぶヘリからの狙撃で葬られた。
- かなりの資産家でチェス愛好家という側面も持つが、裏世界に通じている。また荒事を行う部下達からはボスと呼ばれており、クリーブランドの街を事実上支配している。
- ヨーコ・マッキンレー
- 第62巻240話「システム・ダウン」
- 保険会社リーズ・アメリカ支社の調査部長。社長のマイケル・ブラッケンから同社の高額保険に加入している人物の死亡割合が高いということを受けて、過去に死亡した人間たちの死因を調査し、そこからゴルゴの仕業であることを知ったため、あらゆる伝手を使ってゴルゴの連絡ルートを潰しかけた(ゴルゴ曰く「ズタズタ」)。が、ゴルゴの反撃によってヨーコは敗れ、一部の連絡ルートは復活する。そして、ルートから入ってきた次の依頼の標的は、皮肉にもヨーコ自身だった。
- なお本来ヨーコと上司のブラッケンの死後に支払われるはずだった計200万ドルの保険金は、依頼人のリーズ本社会長のルグランによってゴルゴに一連の騒動の「迷惑料」として支払われることとなった。
- ジーザス
- 第103巻347話「15-34」
- SSP社が開発した新型ソフトウェア。実体は小さなメモリーデータで、オンライン上を自由に移動し、FBIやペンタゴンといった厳重なシステムへも侵入が可能。学習モードにより自我が芽生え、やがて自身をキリストと称するようになった。開発者を殺害し独走を始め、「ゴルゴダの丘で処刑された13番目の男=ゴルゴ13」への復讐を目論んだ。だがゴルゴを葬ろうと核ミサイル衛星にアクセスした時、事前にゴルゴが仕組んだ罠により衛星は自爆、それに伴うEMPによって、ロス中のコンピュータを巻き添えにする形でジーザスも消滅した。
- フォスター
- 第108巻363話「G資金異聞 潮流激る南沙」
- オランダ国籍の武器商人。兵器産業と結託し、「1997年までに南沙諸島の領有権を獲得した国に対し200億ドルの開発資金(G資金)を供与する」という情報を流し、権利を主張し合う近隣諸国の軍備拡張による兵器需要を発生させた。それと同時に世界の注目を南沙に集め、G資金の正体を探るマスコミの手で商売敵のゴルゴを衆目の前に晒し、廃業に追い込もうと企んだ。だがゴルゴが全財産を寄付した事でG資金計画は消滅、その後活動拠点もろとも爆死した。それがゴルゴと組織の何れの手によるものかは不明。
- 「私を殺しても、替わりはいくらでも居るぞ」というセリフや、ゴルゴが「前線基地の司令官」と称した事、電話を通じての上司らしき人物との会話等から、黒幕は別にいると思われる。
- イギーリ・ソルベノ
- 第139巻461話「フィアレス」(アニメ版第27話)
- 声:玄田哲章
- 元KGB職員。年齢45歳。ゴルゴに職務上の証人を何人も殺され、そのことに対して異常な憎しみを抱いている。日常の捜査活動に支障をきたすほどゴルゴ13追跡にのめり込んでいき、ソビエト崩壊後の今に至るも、KGB時代の仲間と共にゴルゴ抹殺に執念を燃やす。目を負傷しており、自室で明かりを点けるのを嫌がる。ゴルゴ抹殺のために、事故などで恐怖心を失った人達(フィアレス)を集めて薬物中毒にし、自分の命令に従い恐怖心が無いがために自殺的な攻撃を躊躇い無く行えるソルジャーに仕立てた。ソルジャーと仲間がゴルゴに仕留められた後、直接ゴルゴを殺すため罠を仕掛けるが見破られて死亡。尚、テレビ版の役を演じている声優の玄田は、OVA版のゴルゴを演じている。
[編集] 諜報機関
[編集] CIA
- フーバー
- 上記の依頼人を参照
- スネークダンサー
- 第4巻17話「査察シースルー」
- CIAの破壊工作員の中でただ一人の女性。副業はモデル。自身は不感症と言っている。シースルーの幹部からゴルゴに対する連絡1 - 4を伝える役目を持っていた。連絡1は臨時会に関して、連絡2はゴルゴと信頼関係を築くためとして、ゴルゴとベッドをともにした。連絡3はKGBの非合法工作員達が嗅ぎつけてきたことを聞かせた。連絡4はゴルゴが仕事を終えた直後にゴルゴを始末することだったが、返り討ちにされてしまった。
- フラナガン
- 第7巻30話「AT PIN-HOLE!」(アニメ版第1話)、第13巻55話「ANGRY WAVES」(アニメ版第31話)
- 声:有本欽隆
- 「AT PIN-HOLE!」ではCIA部長だが「ANGRY WAVES」ではFBI部長として登場(アニメ版ではCIA部長のまま)。他人に背を向けて車に入るのを嫌っている。過去にリスボンの「Bの店」でゴルゴを敵にまわしたことで酷い目にあっているためゴルゴの恐ろしさを理解している。アニメ版では第21話「ガリンペイロ」にも登場している。
- ニューマン
- 第23巻89話「折れた矢」
- CIA局員。自分の手がけた仕事にゴルゴの名前がよく登場すると言う。シュルツ夫人をゴルゴから守ることを条件に、夫人が知る水爆の在り処を教わるという取引を成立させる。死闘の果て、KGBのソコロフ一味と夫人、そしてその場にいたニューマンの部下はゴルゴに殺されたがニューマンだけは殺されなかった。ゴルゴはCIA・KGBの要員とシュルツ夫人の死は「CIAとKGBとの情報活動によるもの」とニューマンが報告すれば「その他の人物は今回の出来事に一切関係していないことになる」と告げ「そのほうがあんたにとっても都合がいいだろう」と言い残して姿を消した。
- ポール・アンダスン
- 初出は第21巻84話「国家秩序維持省」
- CIAパリ支局長。KGB工作員イワノビッチを二重スパイに変えた張本人。炭鉱夫あがりのイワノビッチはソ連で絶対出世できないことやイワノビッチのソ連国内における評価を語って「このまま死ぬよりCIAのために働いてはどうか、仕事に見合うだけの報酬は出す」と誘った。
- 「飛翔」では、アフリカ支局長エリックとポールがゴルゴに任務を依頼、成功したと聞いて喜んでいた。しかしエリックがゴルゴに偽の情報を流していたことを聞き、エリックをとがめた直後にゴルゴからエリックの情報が嘘だと確認したという内容の電報が届いた。
- レッド・ペッパー(赤とうがらし)
- 第48巻170話「ペチコートレーンの夜霧」(アニメ版第41話)
- 声:小林優子
- CIA第3課Aセクションに所属する女性。本名不明。
- 「何者か」がロンドンのジントン街のソ連外交官とその家族とメイドを殺害した夜、下町ペチコートレーンのパブでゴルゴと一人の女が出会った。そんな二人をKGBが襲う。二人はロンドンの夜と霧の中を共に逃げ回るが、自分たちが「犬の群れの中のオスとメスの狼」だと気づいていたゴルゴはペッパーに何者かと問う。
- ペッパーは自分がCIAの人間であること、外交官殺しの犯人すなわちKGBが狙っていたのは本当は自分であること、何も知らないカタギの女のふりをしてゴルゴを用心棒代わりに使ったことを白状しゴルゴに拳銃を向けた。当然ゴルゴはペッパーを撃ち、ペッパーはもし自分が銃を向けていなかったら許していたかとゴルゴに質問したが、ゴルゴは答えなかった。そしてペッパーは「さようなら。あ・な・た」と言って絶命した。
- シムズ
- 初出は第68巻235話「真実の瞬間」
- CIA作戦部長。エラの張った顔が特徴。「真実の瞬間」においてソ連の政治家クレーメル亡命をゴルゴによって阻止される。それ以来ゴルゴを恨むようになり、上司や部下にたしなめられている。
- 「ソフホーズ」冒頭ではゴルゴを罠にはめてコンゴの原住民に殺させようとするが失敗した。その後モスクワにゴルゴが現れたのを聞きつけ再度ゴルゴを陥れようとする。しかしこれはゴルゴがもたらした偽の情報で、逆に自分がゴルゴの罠にかかった形となった。その結果ゴルゴの接近を許し、報復として殺された。
- ウィリアムズ
- 第90巻305話「ワシントン秘密工作 大統領はお元気?」
- CIADDO部長。ゴルゴを「デューク」と呼ぶ数少ない一人で、当人はゴルゴの友達のつもりらしい。ゴルゴにしても彼が無造作に放ってよこした缶ビールを(相手が先に口をつけてからではあるものの)無警戒に口にするなど、心を許すとまではいかないが他の依頼人とは違った態度を見せている。ある漏洩機密の回収のためにゴルゴに狙撃を依頼、その依頼には実は嘘がありゴルゴは態よく利用される形になった。「たまには笑えよ、デューク」という名セリフを残した。
[編集] NSA
- フリーマン
- 第129巻427話「最終暗号」
- NSA長官でユダヤ人。NSAの盗聴ネットワークと自身の暗号解読能力を駆使してゴルゴに3か月間仕事をさせなかった人物。FBI長官とは仲が悪い。フリーマンがいるためにアメリカは検問国家になっているとされ、政府要人の女関係や、健康状態、政治資金の調達方法まで弱みは全て握られている。
- 若い時(第二次世界大戦中)、迫害を逃れるためアメリカに渡り、アメリカ海軍で暗号解読を担当していた(その時の軍人階級は大尉)。フリーマンは日本が真珠湾を攻撃するのを知っていたが、開戦するかどうか迷っていたルーズベルトに知らせず、真珠湾で多くのアメリカ兵が犠牲となった(フリーマンはこの時自身が地獄に落ちてもかまわないと思っていた。しかし第65巻226話「闇の封印」において幸田武吉は暗号が解かれ、真珠湾の事も傍受されていた事を逆手にとり、わざとS-書簡の事を傍受させ、アメリカとの公約を優位にした)。大戦初期は日本の数学者、佐久の作った九七式欧文印字機に苦戦させられたが(フリーマン曰く、エニグマより強く、最強だったと言う)、激務の末に佐久の暗号の弱点を突いて勝利した。戦後、ソ連との戦いに向けて強度な暗号を作るため世界中から数学者を集めた時に佐久と出会う。佐久に自分の解いたフェラーの数式に矛盾がある事を指摘された上にそれを解かれ、結果的に佐久の業績になった。多くの数学者を見たフリーマンは、佐久が単なる数学者と思い、佐久が一国の進路を担えば、取り返しのつかない事になるため、GHQに手を回して佐久の偽の経歴を送り、佐久を戦犯として十年間刑務所に入れた。復権した佐久は、マサチューセッツ工科大学で自分でも解けない最終暗号が誰でも簡単に創りだせる事を発表してしまった。盗聴システムが水泡に帰するため、フリーマンは佐久や暗号を狙う各国の諜報員を次々抹殺、佐久と2人の教授が大陸横断鉄道の列車内に設置した研究室を使っている事を知ると、配下の攻撃部隊を差し向けるが、待ち構えていたゴルゴに全員狙撃されて全滅。遂には大統領の許可を得て戦術核を使うも、列車は予定通り対核兵器用シェルターに入り、佐久達は暗号を完成させる。自室でこれからの政府の出方を考えて窓に立った所をゴルゴに狙撃されて死亡した。
- 数式に関しての美意識があり、特に佐久の作った数式を高く評価していた。
- モデルは戦時中に暗号解読で活躍し、創生期のNSAにも深く係わっていたウイリアム・フリードマン。
[編集] イスラエル諜報機関
- フロイライン・ヘーゼラー(暗号名:アリゲーター)
- 第2巻10話「ゴルゴin砂嵐」
- イスラエル諜報機関の女性だったが、その正体はアラブ連合側のスパイ・アリゲーター。軍からの戒厳令が出てVV5に向かう際には、恋人のネスコーを利用し、そして殺した。イスラエルのダヤン将軍の命令によりゴルゴをアラブ空軍に通じた男「虫(インセクト)」の所へ案内する役目だったが、ゴルゴが「虫」と連絡を取る前に始末し、ウォーキー・トーキーを入手、「虫」の正体も暴いて自分の手柄にしようと考え、部屋に数人の仲間を入れるがゴルゴに殺され、彼女の目論みはゴルゴの知るところとなる。ゴルゴが軍施設でウォーキー・トーキーを使っている最中、隣にいたアラブ将校が自分の部下を呼んで外で待機させた。しかしその策を読んでいたゴルゴは将校を殺して制服を奪い、ヘーゼラーを外に追い出した。ヘーゼラーは「撃たないで、私はちがう!」と叫ぶがそれも空しく、アラブ兵達の銃弾を受け死亡した。
- マザーヨシュア(暗号名:虫(インセクト))
- 第2巻10話「ゴルゴin砂嵐」で初登場するが、この時は声だけの登場。本人の登場は「ベイルートVIA」。しかし「虫-インセクト-」としての正体が発覚するのは「最後の間謀-虫-」。
- イスラエル側が買収した「男」として存在が明らかになる。この時の「虫」との連絡手段は、世界中に4個しかなく、他の器具では絶対に同調できないウォーキー・トーキーであった。それも指定位置から23時丁度にしか連絡できない。ウォーキー・トーキーの内二つはダヤン、一つは「虫」が持っており、もう一つはダヤンの部下が持っていたが、破壊してしまったため、ゴルゴは「虫(インセクト)」との連絡のために潜入することになる。
- 「ベイルートVIA」で初めて姿を現すが、この時は「虫(インセクト)」であると明らかになっていない。表面上はスイス・マッドブルンネン村に住む修道女であった。この時アメリカ・イギリス・ソ連・フランスの諜報機関の代表である「ベスト4」を自らの教会に集め、アラブゲリラ「スパイダー6」の抹殺を画策する。しかし利害の対立するベスト4の意見はまとまらず、ゴルゴ13にスパイダー6の抹殺を依頼するというヨシュアの提案が採用される。この際、ゴルゴへの依頼にはヨシュアがあたり、依頼金のうち10万ドルを拠出している。物語の最後でゴルゴはスパイダー6の一人から「虫(インセクト)」の名を聞くことになる。
- 「最後の間謀-虫-」では、スイス銀行頭取ドワイト・D・グリンヒルに「ベイルートVIA」の依頼を終えたゴルゴを始末を指示する(理由は不明)。しかし、これを見破ったゴルゴ13はヨシュアが「虫(インセクト)」であると直感するが、「虫(インセクト)」であるという確証を得るため、全資産をつぎ込み1944年のナチス・ドイツを再現しヨシュアを罠にはめる。これによりヨシュアはパニックを起こし、ゴルゴ13の背後で自ら「虫(インセクト)」であることを告白してしまった。
- 虫(インセクト)がヨシュアであることはベスト4しか知らず、ダヤンも正体を知らなかった。現在はイスラエル諜報組織の影の実力者でもある。第二次世界大戦時には「世紀の美貌」と謳われており、チャーチルやルーズベルト、パットンといった政軍の首脳とも面識があった。一方で当時のドイツ空軍にも指令を出せる人物であり、スイスの銀行資産をナチスによる接収から守った。蠍の毒に対して免疫を持っている特異体質である。ゴルゴには「初めて心の火をともした」と評された。
[編集] KGB
- キニスキー
- 上記の依頼人を参照
- ボネ
- 第1巻2話「デロスの咆哮」
- KGBの一員でゴルゴがKGBでプロと認めた人物。
- フランスのマクシミリアン国防長官の妻子は、戦時中ゲシュタポによって拘留・殺害されたと言われていた。しかし、今さらになってギリシャのデロス島で生きていたという情報が流れ、しかもマスコミに漏れてしまう。フランス情報部のオマイリーは、あまりの不自然さに「彼ら」の謀略と判断し、ゴルゴに妻子をあくまでも「偽者」として抹殺するよう依頼した。
- しかし、それこそが偽の妻子をでっち上げたボネの思う壷だった。妻子を狙撃したゴルゴはボネに捕らえられて自白剤入りのワインを飲まされ、「フランス国防長官の妻子殺害の黒幕は、当のフランス情報部(そしてフランス政府)だ」という政治的自白を強要される。ボネの目的は、その自白を公表し、フランス政界に混乱と不和を引き起こして軍備の増強を妨害することだった。
- 間一髪で脱出したゴルゴは逆襲に転じ、ついにボネと一対一で対峙する。そしてボネはゴルゴに敗北し、拳銃を構えたまま頭を撃ち抜かれた。
- シベリア平原に行った経験があり、そこでは判断や主観が通用しないことを知り、自分の主観で話す部下をたしなめた。
- ビセンテ・ヨーク
- 第6巻29話「激怒の大地」
- KGB局員。1932年、スペイン・バルセロナで生まれる。マドリード大学からモスクワ大学に進み、形質人類学専攻。モスクワ留学中に洗脳され、卒業と同時にKGBに入る。1960年、古代遺跡調査の名目でメキシコに潜入。1962年、メキシコ湾及びカリブ海のアメリカ海軍の動きをスパイ活動中にCIAに捕らわれて二重スパイとなる。偽の情報をソ連に流したが発覚し、パナマ、コロンビア、を経てペルーに逃亡。KGBとCIAに追われる身になる。KGBは2人、CIAも2人追っ手を送ったが、誰も帰ってこなかった。ペルー・ロータの村で聖者として潜み、プソラレンで皮膚の色を変えインディオと同じ人種だと思わせていた。知識を利用して村人の病気を治したり、産婆の儀式を行なって村人達から尊敬される。マリアが教会からアタワルパの秘法を持ち逃げしている最中に地震が発生して死亡。
- カリーニ・オルガ
- 第7巻31話「Dr・V・ワルター」
- KGBのスパイ。スイス・サンモリッツでスキーをしているゴルゴ13に、亡命したソ連防空システムの専門家Dr.ワルターの暗殺を依頼した。しかし、依頼後に仲間から実はゴルゴを裏切ってCIAに引き渡す計画だと知らされて動揺する。ワルター暗殺を終えたゴルゴはオルガの3人の仲間に襲われるが、オルガ自身は指一本上げずに見守り、仲間が返り討ちにされた後、毒薬をあおって「ダスビダーニャ」(ロシア語で「さようなら」の意)と言い残して死亡した。
- 隼のイエス(本名:ニコライ・エフゲネウィッチ・イエスホブ)
- 第10巻45話「アラスカ工作員」
- KGBの非合法工作員の特別工作部第9課に所属。殺人、恐喝、誘拐担当のNo.1。「隼のイエス」の異名で、世界をまたに駆ける。アラスカ基地の隊員20人を殺し、調査に向かったCIA要員を皆殺しにした。イエスの射撃の腕を見たゴルゴは「もうひとつ」と評価していた。ゴルゴに無駄玉を使わせたり、ゴルゴに向かって時限爆弾付きのアラスカ狼で襲わせるなど苦戦させた。ゴルゴは曳光弾を放ち、イエスの位置を確認してから撃ったが、急所はわざと外した。殺したアラスカ基地の隊員達の遺体処理を、イエス一人でどうやって行なったかを聞くためである。イエスは狼を呼ぶ指笛を吹いて死ぬ。遺体処理は狼達によってなされたのだ。
- マイヤ・モーニイカ(暗号名:ダンサー)
- 第10巻46話「鎮魂歌に牙を」
- 声:戸田恵子(ラジオドラマ版)
- KGB女性工作員。グルジア出身。ゴルゴに2回抱かれた珍しい人物。標的オーベルがブラジルにいるため、ゴルゴと一緒に人工太陽に当たり、ブラジル人に成りすます。ゴルゴと別行動を取っている最中にオーベルトの一味に捕らわれて拷問を受けたが、舌を噛んで自殺。その後、死体は路上に捨てられる。
- イヴァン・ソコロフ
- 第23巻89話「折れた矢(ブロークン・アロー)」
- かつてハンガリー動乱で憲兵隊長として活躍し、今ではKGBの幹部の一人となっている人物。階級は大佐。ハンガリー動乱では現地の内通者イレーナ・フェレンツ(今は名前を変えてシュルツ夫人)と組み、イレーナの同志を次々と抹殺した。
- そして(作中の)現在、ノルウェー沖で非常事態「折れた矢」すなわち核兵器を搭載した米戦略爆撃機が墜落するという大事故が発生、水爆1個が行方不明になる。ソコロフは水爆強奪の任を受けてノルウェーに乗り込む。が、KGB本部からの連絡で、ハンガリー動乱の生き残りから仇討ちの依頼を受けたゴルゴがノルウェーに入った事を聞く。
- ソコロフはCIAのニューマンと共に夫人に会い、夫人から、水爆のありかは夫人をゴルゴから守りきってから話すと提案され承諾する。ゴルゴが夫人の屋敷に現われると、ソコロフは部下を使ってゴルゴを殺しにかかるが、部下は全滅、自身もゴルゴに挑むものの射殺される。
- ボルガ2
- 第32巻116話「大きな口(ラージマウス)の湖上」(アニメ版第42話)
- 声:桑島法子
- 女工作員。本名不明。厳冬のカナダ森林地帯で、仲間と共に亡命者マッコード(声:斎藤志郎)を回収しようとする。
- が、途中一発の弾丸で二頭のヘラジカを仕留め、狩猟管理官とトラブルを起こして留置されたゴルゴを発見。ゴルゴを倒すチャンスとみて襲撃するが返り討ちにされ、彼女だけが無傷でゴルゴに囚われてしまう。
- ボルガ2はゴルゴの隙を見て逃走。マッコードと合流して脱出地点に急ぐが、脱出成功の一歩手前で、「すべては私を泳がせ、マッコードを探し出させて一緒に始末するための罠かもしれない」と気づく。だがすでに遅く、次の瞬間ボルガ2とマッコードは一発の弾丸でゴルゴに狙撃された。
- ワシンスキー
- 初出は第37巻131話「英雄都市」
- KGBの仕事一辺倒な大佐。以前ゴルゴによって部下を5人殺されたことを除いては、仕事をしくじったことはないらしい。「英雄都市」ではレニングラード包囲戦のさなかドイツ軍に寝返ったが、故郷恋しさに帰郷してしまった旧友ボロコフを逮捕する。がその直後、「もしもの時は、生きてKGBに捕まりたくない」というボロコフからの依頼を受けたゴルゴにより、ボロコフを目の前で射殺される。
- 6年後の「依頼者の明日」(第49巻174話)では、反体制派の研究者パブロフとソ連に亡命中のハワード元オーストラリア労働党副書記を監視していたが、脱走される。ワシンスキーは己の全力を挙げて追跡するが後手後手に回って失敗、ついにゴルゴ13に依頼するようKGB議長に打診した。だが、その直後にオーストラリア政府が彼らの亡命を公表し、ついに打つ手がなくなってしまう。責任を問われたワシンスキーは看守と化した部下を射殺し逃亡するが、依頼の標的をパブロフたちからワシンスキー自身へと横滑りで変更されたゴルゴに先回りされて射殺された。
- アンドレイ
- 第39巻140話「飛翔」
- モスクワからコンゴに特別派遣された凄腕のKGB局員。階級は少佐。レオノフと言う弟がいて、こちらもKGB所属。横柄な性格であり、ソ連の威光を借りてのやりたい放題は、地元のコンゴ政府軍でさえ不快に思っている。アンドレイの取調べはCIAの隊員達でも耐え抜くのは無理らしい(実際取り調べというより拷問で、やっているのはレオノフとアンドレイの部下ホセ)。アンドレイがいるためCIAの行動は制限されている。CIAの工作員、医師(ドクター)・マリスの取調べを終えて連行しようとしたが、マリスはゴルゴに射殺される。アンドレイたちはこのままでは自分達のメンツ丸潰れだと、ゴルゴにジャングルの中で戦いを挑むが、ホセとレオノフは死亡。そしてゴルゴの銃弾がアンドレイに当たり、ゴルゴにもアンドレイの銃弾が当たって血しぶきが上がったかに見えたが、実際は赤い蝶ベニイロタテハに当たっただけだった。
- エフゲーニャ・アンドレーエヴァ(通称:アンナ)
- 第58巻203話「テレパス」
- ルイビンスク出身の超能力者。1974年にKGB超能力研究所に採用された。CIAの内通者ボリス・ゴドノフ「護衛」の任を受け、CIAによるゴドノフ暗殺をことごとく失敗に終らせた。さらにCIAから依頼を受けたゴルゴの狙撃すら殺気を感知して阻止し、ゴルゴの不敗伝説に初めて汚点を残した。だがモスクワ市内でゴドノフを監禁した遊覧船に同乗中、モスクワまで乗り込んで来たゴルゴの奇襲攻撃を受ける。ゴルゴは「自己催眠で殺気を消して船を待ち伏せる」という超人的な技でアンナを出し抜いたのだ。船にグレネードを撃ち込まれてアンナは重傷を負い、シベリア送りより死を選んだゴドノフを護りきれず眼前で狙撃され、やがて自分も息絶えた。
- アンナはゴルゴを「禅」の心得がある事からエスパーと見ていた。アンナは結婚を考えておらず男は女の体しか見ていない語っていた。
[編集] MI5
- リチャード・カーク
- 第146巻416話「いにしえの法に拠りて」
- イギリス情報局部・MI5の局長。目的の為なら手段を選ばず他人を平然と犠牲にする冷酷な性格の持ち主で、かつて湾岸戦争時に英国海軍のフリゲート艦の艦長を務めていた時には、レーザー失明兵器の実験として通りすがりのイラク空軍機に照射、パイロットを失明させている。
- 赤十字国際委員会はゴルゴの暗躍によりレーザー失明兵器の封印を呼びかけていたが、かねてよりゴルゴを失明させようとしていたカークは(私怨のためなのかは不明)、レーザー照準装置は例外にせよと強く要求して「落とし穴」を作った。そして、とある依頼のためにイギリスにゴルゴが来たとの情報を得たカークは、かねてよりゴルゴの罪まで被せて軍刑務所へ服役させ、復讐心をあおっていたSASの一流スナイパー、アレンにゴルゴの失明を極秘任務として依頼した。
- 当日ゴルゴは狙撃地点へ現れ、アレンの存在に気付きアレンを返り討ちにしたが、一秒に30万キロ進むレーザー光まで避ける事はできず、失明とまではいかなかったが眼に深刻なダメージを受けた。
- 依頼期限まで視力が回復できないと悟ったゴルゴはシドニー・パラリンピックのライフル射撃の金メダリスト、カセムの元を訪れる。偶然にもカセムは元イラク空軍のパイロットで、カークのレーザー失明兵器の犠牲者だった。ゴルゴはカセムからパラリンピック用のライフル照準装置を使えば、聴覚のみでも目標の電波を探す事により狙撃が可能と教えられ、カセムの「恨み」をハムラビ法典、すなわち「目には目を」で晴らすと約束した。そしてゴルゴは日本・秋葉原の職人に、携帯電話の受信波をキャッチして音で知らせる機器を作らせ、目標が使った携帯電話の電磁波を頼りに、目標を携帯電話ごと狙撃する事に成功した。
- 一ヵ月半後、視力が完全に回復したゴルゴは、今度はフランスの兵器産業に改造させた照準用レーザーでカークの眼を失明させ、赤十字国際委員会でレーザー失明兵器の封印を世界の関係者に向かってスピーチさせるという「さらし者」にするという形で屈辱を与えた。そして、「カーク元艦長がレーザー狙撃によって失明した」と知らされたカセムは、すべてを悟った。
[編集] MI6
- ヒューム
- 上記の依頼人を参照
[編集] フランス情報部
- オマイリー
- 上記の依頼人を参照
[編集] 公安一課特殊処理班
- 鷹谷
- 第45巻149話「トリポリの埋葬」
- 日本の公安一課内に特設されている超法規セクション「公安一課特殊処理班」主任。射撃の腕と動体視力に優れ、射撃訓練では民間人に扮したテロの標的を瞬時に見分け正確に心臓に命中させるほど。
- 鷹谷の先輩である元同僚の川路大道はリビア革命評議会議長カダフィに私怨を持ち、そしてカダフィの暗殺を目論んでいた。その情報を入手した日本政府は「カダフィの影武者は29人いる。その中から本物を暗殺する事は困難で、もし失敗したら日本に石油関連のペナルティが発生するかもしれない」と危惧、鷹谷に川路の抹殺指令を言い渡した。
- トリポリに潜入した鷹谷はゴルゴを目撃。急いで本国に照会するが、その電話はゴルゴに盗聴されていた。ゴルゴに「バラ(川路の暗号名)のあとで鬼百合(ゴルゴの暗号名)も摘み取るのか…」と問われた鷹谷は、「政府の命令があればな」と切り返すが、貫禄負けは明らかだった。
- そして式典当日、カダフィを狙撃しようとした川路を鷹谷が静止、そのまま取っ組みあいとなる。その時二人は共に拳銃を地面に落とし、その衝撃で撃針が折れている可能性を考えて二人とも動けなくなる。その緊迫した対峙の最中、イスラエル・モサドから依頼されたゴルゴがヘリから川路を狙撃した(モサドはこの件がカダフィを刺激する事で、石油問題がパレスチナ問題に結びつくのを危惧して、ゴルゴに依頼した)。結局撃針は折れておらず、鷹谷はそれを見抜けなかった時点で「俺はまだまだ殺人機械としては未完成もいいところだ」と自分の未熟さを痛感した。
[編集] 殺し屋・狙撃手
- イクシオン
- 第2巻9話「南仏海岸」
- 盲目の青年スナイパーで1匹狼。ケンタウロスという名の盲導犬を連れている。拳銃を抜く早さと正確さは神業と評価されている。南仏のキャングのボス・オレグ・コンスタンチンに雇われ、取引相手・ギョールを暗殺したが、報酬に(盲目だから判別できないだろうと)偽札を渡され、命を狙われ、「片輪者」と言われた(当人にとって禁句)ために、ついにオレグに報復する。
- しかし、ゴルゴも同じくギョール暗殺の仕事を受けており、自分を出し抜いた暗殺者を探す事になる。その結果対峙したふたりは、互いに相手を容易ならざるプロと気づき、決着をつけることになる。ゴルゴは自らの銃を一度捨て、その音で盲目のイクシオンの意表を突き勝利する。ゴルゴはその後、彼の相棒・ケンタウロスも始末する。
- 名前の由来はギリシア神話に登場する「最初の殺人者」イクシオン。
- イエローダッシュ
- 第4巻18話「WHO?」
- ポルトガルに住む殺し屋。好きな虫はタランチュラで、服の袖のバッジ・ライターにもタランチュラの意匠がある。標的が男の場合には、情婦シャーロッテを使ってセックスの最中に射殺する手口を使っていた。
- そのシャーロッテの証言により死刑判決を受けるが、ある方法で無期懲役になり莫大な金を払って保釈。2年後、足を洗って人妻となったシャーロッテに復讐するため顔や体の特徴を変えて別人となり、婦人用拳銃を使ってゴルゴ殺害の濡れ衣をシャーロッテに着せようとしたがゴルゴに殺された。衝撃を受けたシャーロッテは結局家を出て行方知れずになってしまった。
- デイビッド(デイブ)・クルーガー
- 第5巻24話「スタジアムに血を流して」
- オリンピックのシルエット競技で世界最高記録をマークした射撃の名手。シンジケートの大物ニコラス・メランギに、姉のアンジェラと共に面倒を見てもらっていた。
- アンジェラが(デイブを裏の世界に入れないために、ニコラスの指示で)ゴルゴを暗殺しようとして逆に殺されると、デイブは仇を討つためにゴルゴに挑む。まずゴルゴに気づかれずに背後を取り、袖のボタンだけを撃ち飛ばして挑戦状を叩きつける。そして日を改めて決闘することになるがそこでもゴルゴより早く銃を撃ち、右腕を負傷させる。しかし、デイブのクセ(射撃の後に肘を曲げ、腕を直角に立てる)の隙を突かれて敗れる。
- パチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」では「右腕に復讐を誓う男」と言う異名がつけられている。
- “白紙”のギル(本名:ギル・マウロビン)
- 第6巻29話「激怒の大地」
- ゴルゴ13も大物と認めるほどの腕の持ち主で、鉄パイプの5センチの隙間を通して標的を仕留めたことがある。「米ソ双方を裏切った標的ビセンテ・ヨークだけではなく、ヨークを狙った米ソの暗殺者四人を返り討ちにした謎の用心棒をも始末する」依頼を受けたゴルゴに気づかれずに背後を取って忠告し、ゴルゴを君付けで呼ぶなど大物ぶりが覗える。しかし、その直後にギル自身が用心棒の餌食にされてしまった。
- マックス・ベルンハイム
- 第30話「魔笛のシュツカ」
- オーストリアの国境近くの町ザウツブルグでクラシック音楽を聴きながらひとり娘と暮らしている62歳の初老の男。本名マックス・ローレンツで、元ナチス突撃隊に所属し200名近くの暗殺をこなした「シュツカ」と呼ばれる凄腕の殺し屋である。ネオナチからの依頼で西ドイツ共産党広告部長マルチン・リスナーの暗殺を引き受けたベルンハイムは偶然にもNATOより同じリスナーの暗殺依頼を受けたゴルゴと出会い、お互い同じ世界の人間だと直感した。リスナーが滞在している邸宅で暗殺を試みようとするベルンハイムだったが、子供を抱きかかえていたため誤射する恐れがあると手を出せずにいたその時、まったくためらわずに狙撃したゴルゴの銃弾がリスナーの頭部に命中した。子供に命中するかもしれない危険性を無視したゴルゴに「がらにもなく、あなたを撃ちたくなった」と怒りを表したベルンハイムはゴルゴに決着を挑み、そして敗れた。薄れゆく意識の中でDeutschland Deutschland über alles(世界に冠たるドイツ)を口づさみながら自分の時代が終わった事をゴルゴに語り息を引き取った。
- キャサワリー(火食い鳥)(またはヒルダ)
- 第13巻57話「キャサワリー」
- アメリカマフィア委員会に雇われた女暗殺者。作中ではキャサワリーと呼ばれるが、同棲している女のみ彼女をヒルダと呼んでいる。生まれはベルリン。相当な凄腕の持ち主。ロサンゼルスで同棲している女が言うには仕事が終わったあとは火のように燃えるとのこと。レズであり、自分に執拗に迫る男、そして自分が恋した女が男に興味を持てば殺してしまう冷酷な人物。
- ゴルゴの持病(腕のしびれる病気)が発生している間に殺そうとするが、ゴルゴにプロの暗殺者であること、レズであることを見破られる。ゴルゴに男根を見せつけられ(ゴルゴ曰く「レスボスの女が潜在的に恐れている」とのこと)恐怖に陥ったところを絞殺される。 直後にゴルゴの腕のしびれが治まる。
- シャドー(本名:ビンセント・ケスラー)
- 第13巻55話「ANGRY WAVES」(アニメ版第31話)
- 声:大川透
- カナダのトロント生まれの31歳の狙撃屋。元バイアスロンのカナダ代表。1964年米海兵隊に入隊、狙撃兵としてベトナム戦争に従軍し1966年には銀星章を受けたが、除隊後は4度収監される。短気で凶暴な性格で、うるさい人間を特に嫌う。
- 仮釈放後、老ギャングのウィスキー・ジョーから、油送船ドキシーのシージャックの協力を依頼される。仕事内容は他のボートから油送船の無線マストを狙撃で破壊(落雷と見せかけるため)することだが、ボートを運転していたエバ(シャドーを本名で呼ぶ親しい女性)と口論になって射殺、自身もボートから転落して油送船に拾われる。エバの射殺死体を乗せたボートが海岸に漂着したことでシージャックが発覚、沿岸警備隊に追いつめられる。
- FBIの依頼を受けたゴルゴ13がボートで接近するも、シャドーが発砲。防弾ガラスで防いだものの、正確な射撃能力をゴルゴも認める。シャドーは船長を絞首し見せしめにするなど抵抗を続けるが、ゴルゴに船を止められ、面前でマストの上から降下したゴルゴに倒される。
- アニメ版では、ボートを運転していた女性の名前が「ジーナ」に変更されており、シャドーに撃たれたものの一命を取り留めている。
- エバ・クルーグマン
- 第21巻83話「海へ向かうエバ」(アニメ版第15話)
- 声:田中敦子
- 一本の針で標的の急所を突き、悲鳴すら上げさせずに殺す凄腕。かつてゴルゴと同じ船に乗り合わせた時、互いに船に仕掛けられた爆弾に動じない相手に惹かれベッドを共にしたことがある。3年半後に再会した時のゴルゴの態度で、自分がゴルゴの標的となったこと(そして勝ち目はないこと)を悟り、毒針とともに暗殺業を捨てる。最後はタイトル通り海へと向かうボートの上でゴルゴに撃たれ絶命。その表情はとても安らかなものであった。
- シャーク
- 第28巻103話「ザ・スーパースター」
- AX-3
- 第31巻113話「落日の死影」(アニメ版第14話)
- 声:大塚芳忠
- 東側から雇われた殺し屋。本名不明。依頼主との無線連絡で「AX-3」という暗号名を名乗った(ちなみに依頼主暗号名は「AX-2」)。かつて日本兵が玉砕した南海の孤島に、ひそかに設けられた生物兵器研究所破壊の仕事を請け負うが、同じ仕事を西側からゴルゴも受けており、それを認識した両者は互いに干渉しないようにそれぞれで任務を続行する事で合意。
- 任務終了後、AX-3は依頼人からゴルゴの始末をも依頼され、ゴルゴと一騎打ちすることになった。お互いにいざという時にとっておいた最後の弾丸を撃ち合い、ゴルゴの弾丸は外れ、AX-3の弾丸は命中(致命傷にはならず)。続いてAX-3が拳銃を抜くが、それより早くゴルゴは日本軍の将校の遺体から短刀を拾って投げた。短刀はAX-3の喉に突き立ち、AX-3は、「銃では互角だったぜ、銃では…」の一言を残して落日の中で息絶えた。
- 小説ではAX-3の本名は「ハンス・ユルゲンス」。かつて東ドイツ秘密警察シュタージ出身の工作員として活躍し、ドイツ人だけで19人殺している。破壊工作員としての技術はKGB譲り。東西ドイツ統合後、シュタージの関係者及び協力者の弾圧を逃れるためドイツを脱出し、裏の世界へ行った。裏世界に入った時に依頼された仕事の1つとしてチェチェン紛争に関してのこと。ゴルゴに対して「親近感があった」と無駄口を喋っていた。プロであるAX-3が恋愛感情を持ったことをゴルゴは「プロ失格」と否定した。
- 「パチスロ版」と「アニメ版」では服の色は青だが、「観る漫画」では白。
- パチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」では「東側からの刺客」と言う異名がついている。
- イブン・グルセル
- 第30巻108話「アサシン暗殺教団」
- トルコの十字軍時代からの伝統を持つイスマーイール派暗殺教団「アサシン」の若手幹部で、自身も一流のアサシン。
- トルコ陸軍参謀長で「トルコ軍近代化の父」アブドル・モハマッドの殺害に6度も失敗。19名ものアサシン精鋭が返り討ちに遭う。グルセルは教団の伝統にこだわりすぎて旧態依然としたスタイルが失敗の原因と考え、モハマッドの殺害を外部委託しその技術を学ぶべきとアサシン団長に提案し、ゴルゴに依頼した。ゴルゴに依頼する際、条件として殺害手法を見学させて欲しいと申し出るが断られ、やむなくモハマッドの殺害のみを依頼し隠れて観察しようとした。
- 閲兵式当日、ゴルゴは兵隊に扮して戦車に乗り込み、手中に特殊銃を隠し式典最中の敬礼のポーズ時にモハマッドを狙撃した。その暗殺方法に驚愕したが「なぜたやすく敵の懐中に近づく事が出来たのか?」(アサシン教団は何故失敗したのか)は不明のままであった。
- そこでグルセルは自ら飛行機内でゴルゴを襲撃し、同伴した「見届け人」を通してアサシン教団の欠点を探ろうとした。グルセルはゴルゴにたやすく発見され左目にフォークを刺される。ゴルゴにその理由を聞くと「ハッシシ(大麻)の匂いのためだ」と答えた(アサシン団の伝統として暗殺の前に吸引する)。目的を達成したグルセルは、ナイフで自らの首を斬り自害。グルセルの最後を見届けたゴルゴはその態度への敬意と自らの殺しの現場を見られた訳ではない事から、見届け人を睨むも命を取ろうとはしなかった。
- スパルタカス
- 第38巻134話「鬼畜の宴」(アニメ版第40話)
- 声:銀河万丈
- ゴルゴ13も一目置いた黒人のプロフェッショナル。親族はいない。南アフリカ・コンゴの原住民の出身で、コンゴ動乱ではゲリラの隊長として活躍し、その後裏の世界に入り殺し屋となる。狙撃料の相場は10万 - 20万ドル(アニメでは20万 - 50万ドル)。ゴルゴを相手とする依頼では50万ドルを要求(アニメでは相場から50万ドル上積み要求)。
- 挑戦状を出してローマのコロセウムに呼び、正々堂々と真正面からゴルゴに一騎打ちを挑んだ。ゴルゴも自分と同格だと一目置く程の腕で、彼が弾丸を使い尽くさせるまでとどめをささせなかった。ゴルゴの指摘で自身とゴルゴの戦いが互いの依頼人2人の見世物にされたことを知ると、自身の遺産300万ドル以上と引き換えにゴルゴに彼らへの復讐を依頼して死んでいった。
- 尚、『THEゴルゴ学』の読者アンケートで、ライバル1位に選ばれている。名前の由来は「スパルタクスの反乱」のスパルタカス。
- ゲーム「ゴルゴ13 第一章神々の黄昏」に登場。サブマシンガンが武器となっている。
- パチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」では「超1流のスナイパー」と言う異名がついている。
- バーナビー
- 第40巻142話「陽気な狙撃者」
- ゴルゴとは対照的な、陽気な性格のスナイパー。バージニアの貧乏農家に生まれるも、天性の銃の才能で最高の贅沢三昧をし、常に1級品の3人の女を侍らせて大はしゃぎしている。ゴルゴとは射撃場やバーで出会い、その際にゴルゴを「世界の苦悩を一人で背負ったような顔」と評している。
- 二人はエチオピア空軍の戦闘機の機種選定の模擬空中戦において、バーナビーはグラマン社からF-14 トムキャットの対戦相手であるダグラス社のF-15 イーグルを、ゴルゴはダグラス社からトムキャットの狙撃を依頼されていた(後発の版では架空の戦闘機に変更されている)。そのため図らずも狙撃対決、それも共に地下の穴倉からの狙撃をすることになるが、勝負はゴルゴが勝利した。
- その後バーナビーは自分の評判を回復するため、あくまでも陽気にゴルゴに決闘を挑み二人で林の中に入っていく。が、戻ってきたのはゴルゴ一人だけだった…。
- カー
- 第46巻158話「代打(ピンチ・ヒッター)」
- アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルス郊外で射撃場の経営者兼教官をしている傍ら裏で殺し屋稼業をしている。射撃を得意とし、オリンピックの金メダリスト級の腕を持つ。
- カーの下にエンリケなる人物が運転手と共に訪れ、彼にとある人物の狙撃を依頼、詳細は後で伝えると言い残しその場を去る。カーはエンリケを隠し撮りし車のナンバーを控えたりしたが、実は運転手こそが「真の依頼者」であり運転手=キューバ革命軍大佐・ホセはゴルゴには及ばないと評価した。カーはエンリケの写真を愛人でありCIAロサンゼルス支局長秘書であるキムに調べてもらうよう依頼したが見つかってしまい、エンリケが反カストロ政権の人間と分かり、フィデル・カストロ首相の暗殺を目論んでいると狙い支局長はカーを逮捕した。しかし同時期に依頼をキャンセル(大佐がゴルゴとのコンタクトに成功し、二重依頼を嫌うゴルゴに配慮したため)されたカーは全容を全く知らず、カストロ暗殺を防ぎたいCIAはカーに今までの暗殺容疑の免除を条件に、カストロに「忠告としての狙撃」をする事を依頼した。
- キューバの非同盟諸国会議当日ソ連人顧問・バラーギンと共に会議場へ向かった時、カストロの乗っていたVIP車にカーが放った銃弾が命中、急停車しドアを開けた隙を突いてゴルゴの銃弾がバラーギンへと命中した。実は大佐がゴルゴに依頼したのはソ連側の大物工作員でもあり、キューバを混乱に陥れようとしたバラーギンの殺害であった(後にゴルゴの連絡役としてパリにてCIAに殺害されたエンリケも、実は各国の諜報機関の目を欺くために反カストロ派と偽ってアメリカに亡命してきたダブル・エージェントであった)。急展開な出来事にカーは全く理解できず、その場に立ち尽くした。
- キム(ロン)
- 第55巻192話「黒い瞳/EBONY Eyes」(アニメ版第48話)
- 声:関俊彦
- ロサンゼルスのマフィアのボス、トーマス・グレビック(声:中田譲治)の用心棒で、残虐で凶暴な殺し屋。トーマスの部下キング(声:加藤将之)とは仲が悪い。子持ち(ゴルゴの子供の可能性がある)の娼婦ジェニー(声:弓場沙織)を馴染みにしている。北朝鮮出身だが、密入国でアメリカに渡って来た。市民権を取得するためにベトナム戦争に志願し陸軍歩兵に入隊した後、腕前を買われ特殊工作員となるが、過酷な任務で帰ってきたのはキムだけで、帰還後は人間らしさを失っていた。
- 本部を裏切ったトーマスを殺すために、その本部から差し向けられた3人の殺し屋を抹殺。続いてトーマス殺害を依頼されたゴルゴをRPG-7を用いる大胆な方法で殺そうとする。しかしゴルゴにとって偶然の幸いがあり、奇襲は空振りに終わる。
- トーマスはゴルゴと交渉しようとするが、その余地は無く殺される。その隙にキムはゴルゴに気づかれずに発砲するが、弾は偶然ジェニーに当たってしまい再び失敗。逆に足を滑らせた隙を突かれてゴルゴに射殺された。
- アニメ版ではロンに名前が変更された他、ゴルゴが子供の前から去る時に「God bless you. (神のご加護がありますように)」と唱える描写が加えられた。
- カッツ・ドーベル
- 第66巻228話「デッドアングル」(アニメ版第11話)
- 声:三木眞一郎
- アメリカ国務省に雇われた暗殺者。
- オックスフォード大学を首席で卒業し、マサチューセッツ工科大学でコンピューターを専攻したという人物。19歳の時、驚異的な得点でライフル射撃の世界新記録を出した。その才能と裏腹にかなり態度の悪い若者。データからゴルゴ13の次の仕事をコンピュータで分析・推理し、予測される2つの狙撃ポイントを両方とも狙える位置で待ち伏せた。
- しかしゴルゴはコンピューターが否定した第3の狙撃ポイントに出現し、カッツはうろたえながらもゴルゴを撃つが仕損じ、返り討ちに逢う。
- ララ
- 第66巻229話「ロックフォードの野望 謀略の死角」
- ロックフォード財閥お抱えの狙撃手。ゴルゴと接触する依頼人の排除と、狙撃妨害を担当。ゴルゴの知人で財閥に恨みを持つローゼンをゴルゴの眼前で射殺した。しかしローゼンが生前に残したテープから財閥理事長ローランスの狙撃依頼が成立。事態を予測していたララはゴルゴを狙撃前に葬ろうとするも失敗、ローランス共々射殺された。
- ダン(ダニエル)・ストライカー
- 第68巻234話「兵士は森に眠る」
- ベトナム戦争で活躍した元アメリカ軍兵士。ベトコンを殺した人数は97人。兵士の時にベトナム戦争でベトコンと戦っている最中に枯葉剤をまかれてまともに受けて戦後、枯葉剤の後遺症で苦しめられている。
- 妻マギーの浮気を目撃し、男を花瓶で殴って気絶させマギーを絞殺した後、娘キャロルに見つかってキャロルの泣きながら言った言葉に耳を塞ぎながらその場から逃げた。
- その後、国防総省からゴルゴの殺害を20万ドルで依頼されたが、ダンは報酬はキャロル名義の口座に振り込むように頼んだ。
- イタリアにゴルゴが居る事を聞いたダンは情報を集めてゴルゴが居る家に入るものの、ゴルゴの罠で銃は取り上げられ、ゴルゴに森の中で勝負する事を頼みその場を去った。
- 森の中ではベトコンのブービートラップを使用して、ゴルゴの警戒心を利用し銃を撃ち尽くさせ一騎打ちに持っていったが、ナイフを投げられて倒される。
- “血まみれ”ブリギッダ
- 第76巻260話「サンタ・アナ」(アニメ版第24話)
- 声:深見梨加
- 女殺し屋。元バーダー・マインホフのテロリストで、自分に絶対有利な状況を作り出してから相手を襲う策士。
- ICPOの「テロリスト相殺作戦」の中心人物に選ばれ、次々と他のテロリスト暗殺をこなすも憔悴していたが、次の標的がゴルゴ13と聞き、やる気を出す。
- ゴルゴ13に直接「男と女として」接触。寝物語として砂漠の街サンタ・アナでの仕事を依頼する一方、その標的自身にもゴルゴの存在を密告し、互いに戦うように仕向けた。すべては、サンタ・アナ名物の砂嵐の中でゴルゴに砂で目つぶしを食らわせてから始末するためのブリギッダの策だった。しかしゴルゴはブリギッダの策を見抜いて砂嵐除けの保護眼鏡をかけており、策を見破られたブリギッダに勝ち目はなかった。
- レデル・ニコラヴィッチ
- 第79巻271話「スーパー・スターの共演」(アニメ版第5話)
- 声:内海賢二
- 膝立射撃を得意とするスナイパー。元はポーランド軍人で、モスクワ五輪で金メダルを期待されていたが、KGBから狙撃を請け負った為出場を取り消された挙句に軍からも追放され、裏の世界へと転落した。
- 芸能界の大物「ニューヨークの魔術師」テッド・コーナン(声:勝部演之)の後釜を狙うボブ・スティグナー(声:てらそままさき)に雇われ、「車椅子を押す自分を誤射せずに車椅子上のコーナンを狙撃する」という依頼を受けた。だがその情報を入手したコーナンから「自分が狙撃される筈の銃弾で(テレビアニメ版では自分が狙撃される直前に)スティグナーを射殺する」という困難な依頼を受けたゴルゴに、コーナンを狙おうとスイングさせた銃身の弾道を読まれ、引き金を狙撃された。ニコラヴィッチから放たれた銃弾はコーナンの依頼通りスティグナーの眉間に命中、ニコラヴィッチも直後に射殺された。アニメ版ではアルコール中毒という設定が追加されている。
- CIAの資料に載っていなかったスナイパー
- 第82巻281話「白いサーカス」
- マフィアが発掘した東洋人の狙撃手で、CIAの資料にも載っていない。
- 滑降中のスキーの締め具をヘリから撃ち抜くその腕前は世界一とも言われていて、その話を聞いたゴルゴも少し驚いた様子を見せていた。ゴルゴと直接撃ち合う事はなく、再度同じ依頼でスキーの締め具を狙撃しようとした時にあっさりゴルゴに射殺される。
- Dr.タップス
- 第120巻402話「乳白の闇」
- レーザーガンで標的の網膜を破壊し失明させ、事故死などに見せかける狙撃手で、自身も左目を失明している。
- ゴルゴに兄を殺された犯罪組織のボスから、ゴルゴに依頼した仇敵・ムンツの殺害を依頼され、ムンツが自動車を運転中にレーザーガンで狙撃・失明させ、ムンツと同乗していた女性を事故死させる。
- その後、兄を殺害した本人・ゴルゴの抹殺も依頼されるが、強欲な情報屋「赤外線のマックス」に先を越され、ゴルゴに手口を知られてしまう。そこで報復としてゴルゴに情報を伝えたマックスを失明させた後(手口が発覚したので)短期決戦を決意しゴルゴを追尾するも、ゴルゴはタップスを森林の中にある川霧へとおびき寄せられる。湿度が高い霧中では、レーザーは乱反射を起こし直進しない。その弱点をつかれて倒されたタップスは死の間際にゴルゴに、実弾で狙撃する時代は終わると予測を告げる。
- ゴルゴはレーザー兵器を危惧し、赤十字国際委員会に多額の寄付金を送る代わりにレーザー兵器禁止を訴えるよう指示し世界的に標準用以外のレーザー兵器使用を禁止させた。(第416話「いにしえの法に拠りて」)
- ユーリー・ゴルスキー
- 第132巻384話「新法王の条件」
- ロングキルを主にするフリーランスの暗殺者。元KGBの破壊工作員で狙撃に関しては旧ソ連でNo.1と言われ、射撃の腕と動体視力に優れ、飛来するハエを親指と人差し指のみで潰さず掴む事ができる。
- 1981年4月、クレムリン首脳部はヨハネ・パウロ2世暗殺を計画、ユーリーでなくゴルゴを選んだ。そしてユーリーを「使い走り」としゴルゴと接触させるが、ゴルゴは「暗殺計画はバチカンにリークされている」と依頼を拒否した。それ以来ユーリーはゴルゴに敵意を抱く。
- 月日は流れ、ユーリーは中国政府から次期法王候補である黒人柩機卿タジームの暗殺を依頼された。ユーリーは半径1kmの防護網を越えた狙撃をするべく、「BARRETT・Model95」の火力で1.2km先からタジームを狙撃しようとした。一方でゴルゴはマリオ・ヴィリャーノ柩機卿から暗殺者排除を依頼され、前日演説場を視察しユーリーが放った弾痕を発見、ユーリーの思惑を見抜く。
- 当日タジームを狙撃しようとしたユーリーはスコープ越しにゴルゴと対峙しまずゴルゴを狙撃しようとしたが、ゴルゴの依頼によりマリオが中間地点にあるリゾートホテルのプールに熱湯を入れさせた事で高湿度の空気が立ちのぼり、その中を通過したユーリーの銃弾は弾道が狂って外れてしまう。一方ゴルゴはその空気と弾道の狂いを逆用したバナナ・ショットで射程外のユーリーを狙撃し、ユーリーはゴルゴの腕を賞賛して息絶えた。
- ジョン・スミス(おそらく偽名)
- 第150巻増刊74話「未来予測射撃」
- 若手の殺し屋で、アフロヘアーが特徴。移動する遠方の目標物の移動速度・距離・弾丸のスピードなどを瞬時に計算し、タイミングを合わせた先読みで正確に狙撃する「見越し射撃」が得意な殺し屋。
- ジョン・スミスが受け持ったヘイズという男の狙撃事件がきっかけで、狙撃されたヘイズに狙撃阻止の為にゴルゴの仲介をした情報屋のピートはお互いに狙っていると嘘の情報を渡して両者から数万ドルの情報料をせしめ取ったが、嘘の情報を流したとして両者から偶然にも同じ距離・同じタイミングで頭部を狙撃され死亡、その後「二人のプロが同じ場所に居合わせた」とその場で勝負になった。
- 類い稀な狙撃手どうしの対戦は、ライフルによる長距離戦では決着がつかず(弾切れとなり)、互いに拳銃を使った近距離戦で決着をつける事となった。しかしそれはゴルゴ13の仕掛けた罠であり、実はM-16の弾丸を一発だけ残していたゴルゴは、拳銃とM-16の弾速の違いを生かして見事スミスの「見越し射撃」の裏をかいて勝利した。
- ゴルゴは自分と互角に戦い未来予測の優れていたスミスに敬意を表し名を尋ねたが、彼は「ジョン・スミスって事にしておくよ」と言い残し息を引き取った。ちなみに「ジョン・スミス」はアメリカではありふれた偽名であり、本名は最後まで不明だった。
[編集] 軍人・傭兵
[編集] アメリカ軍
- ジョン・マッカーロ(通称:ビッグ・ジョー)
- 第16巻69話「ペガサス計画」
- グリーンベレー所属のテキサス出身の男。階級は軍曹。自分の本名は他人のようでなじめないという。ペガサス計画G(別名:ペガサス計画ナンバー5)でゴルゴがジープの運転に自信がある男を大佐に尋ねた際、大佐が彼の名を知っていて呼ばれた。ゴルゴから「好きなように運転しろ」といわれて自分のジープの運転を見せた。この時、ゴルゴの顔を見て、まったく冷静な顔をしていたことに驚いていた。運転が終わった後、ゴルゴから「やってもらうことにする」と許可がでた。ビッグ・ジョーは、ゴルゴを甘く見ていたが、先のゴルゴの度胸に恐れていたという。作戦開始前に、ゴルゴに「相棒」といったら、ゴルゴはそれに反応していて、しかもゴルゴの肩をたたいてもゴルゴに反撃されない。これは、ゴルゴがビッグ・ジョーを信用している事がわかる。作戦開始後、ゴルゴをバリゲの僧院に送った。
- ジャコブ・マクフォール
- 第35巻120話「軽火器(アーマライト)VS戦車砲(ヘビーガン)」
- アメリカ軍ホワイトサンズ基地司令官。階級は大佐。自称「現代の砂漠の狐(ロンメル)」
- 大統領補佐官スミティは「余計なことを知りすぎ、しかも合衆国への忠誠心がないゴルゴは生かしておけない。だがゴルゴに小細工は通じない。軍隊の圧倒的な破壊力を用いて正面から抹殺するしかない」と主張、旧友のマクフォールと組む。
- 車で基地内の荒野に入り込んだゴルゴに対し、マクフォールとスミティはM60パットン戦車5両で挟撃をかけ、猛砲撃を浴びせた。しかし、ゴルゴは走行中の戦車の(つまり高速回転する)キャタピラピンを撃ち飛ばす神業を見せる。ピンを撃ち飛ばされたキャタピラは外れ、走行中に「脱輪」した戦車は次々と横転・衝突・各坐して行動不能になり、そのままマクフォールとスミティの「鉄の棺桶」になった。
- ダニエル・ファーガソン
- 第39巻137話「軌道上の狙撃」
- アメリカ戦略空軍准将。国防長官とは幼馴染。有色人種とユダヤ人を宇宙に行かせるのは嫌いで、G作戦(ゴルゴが核攻撃衛星ダモクレスIIの制御装置を狙撃して軌道を変える作戦)にただ一人反対していた。その結果、ゴルゴが宇宙に行くさいに独断で船外活動装置に故障するように細工し、ゴルゴを宇宙に放り出す作戦に出た。が、ゴルゴは宇宙服の酸素パイプを引き抜き、その噴射圧をロケット代わりにして宇宙船に戻り、地球に帰還。ファーガソンは宇宙の藻屑にしてやったはずのゴルゴが車を運転しているところを目撃して、恐怖した。
- コッブ
- 第65巻224話「メジャー・オペレーション」
- アメリカ軍所属で階級は大佐。ベトナム戦争時にK大隊を指揮していたもののコンチェン地区にてベトコンの奇襲に合いK大隊は全滅し、コッブは左目を失い現在は左目の部分は眼帯をしている。
- 国防総省長官ワインバーガーからアフガニスタン紛争が第2のベトナム戦争となりうるためアメリカの介入の可能性があり、コッブにアメリカ軍がアフガニスタンに侵攻した場合の局地戦分析資料を3週間以内に提出するように言われた。
- 分析資料に必要な事を揃えるため国防総省が持つ巨大コンピュータクレイ1にモデルはゴルゴが必要と出て、コンチェン地区に似たブラジルモンテグロッサにブービートラップを仕掛ける事と、ハワイに駐屯しているゲリラ専門部隊第24歩兵師団を用意した。この分析はゴルゴがいかなるゲリラ戦をも生き残る秘密を探るだけではなく、かつて自分が勝てなかったコンチェン奇襲を再現してゴルゴを葬ることで「ゴルゴでさえ勝てなかったのだから、自分が勝てなくても無理はない」と己を正当化する事をも目的としていた。コッブはロンドンでゴルゴにブラジルの親米派ボスであるブラジル軍陸軍参謀長キルカ・グロッソ大将狙撃を依頼して、ゴルゴをモンテグロッサに来させて分析を開始した。
- ゴルゴはコッブが用意したブービートラップにわざと引っかかり発動させ回避し、夜になると第24歩兵師団が白兵戦でゴルゴを襲うもののゴルゴは古武道に近い武術で撃退した。更に予想外でジャガーが現れ、ゴルゴはジャガーと共に竹槍がある落とし穴に落ち、ジャガーは死亡するもののゴルゴの死体は確認できなかった。
- その後グロッソに会った際に、グロッソはコッブの目の前で狙撃されコッブも狙撃されて死亡する。その後ゴルゴは戦いを記録したデータを保存している車を狙撃し、破壊した。
- ゴルゴをテロリストしか見ておらず、大統領とワインバーガーが恐れている理由を知らなかった。
- アーロン・バンク
- 第99巻300話「最後の戦場」
- アリゾナ州・シグナス陸軍通信基地の大佐にしてアメリカ陸軍第一特殊作戦部隊「デルタフォース」の創設者兼初代隊長。かつてはデルタフォースを設立し兵士達を鍛え上げて多々の任務をこなした歴戦の猛者だったが、頑固な(というより粗野な)軍人気質のため上層部の「核抑止論」と度々衝突し、イラン大使館人質救出作戦の失敗の責任を背負わされて通信基地へ左遷された。
- ゴルゴがタンザニア上空で飛行機事故に遭い負傷したとの情報を得たアメリカ政府は、ゴルゴを抹殺する絶好の機会だというターナー大統領補佐官の提案を容れ(近くに米ソミサイル査察協定にもれた核ミサイルが配置されていた為もある)、ガッツのあるバンク大佐にデルタフォースの指揮権をゆだねた。バンク大佐はデルタ、さらにはターナーが勝手に話をつけて「仇敵」ソ連から送り込まれてきたスペツナズの指揮をもとる事になったが、デルタが近代兵器に頼りすぎて肝心の基本的接近戦能力が衰えている事に落胆する反面ゴルゴのサバイバル術に関心した。
- バンク大佐は巧みな指揮でゴルゴを廃坑に追い込むが手負いのゴルゴの逆襲によって部隊は壊滅してしまう。最終的には大佐自ら赴きゴルゴを仕留めようとするも(廃坑が上記核ミサイルのサイロに通じていたため)ターナーの勝手な決断で作戦は中止、またしても核抑止力によって指揮官を解任された。
- 任務を終えて帰国する際「この先、俺の戦場は二度とないだろう…待っているのは退屈な生活だ…」と自らの軍人としての生涯が終わった事を悟った。
- ライリー
- 第104巻349話「バイオニック・ソルジャー」
- ペンタゴンの高官リチャード・パトリッチが1967年に、医学博士のクリスティーンと共に造りあげた殺人マシン。髪型と目がゴルゴより少し大きいこと以外は外見がゴルゴと酷似している。ブリーフ姿で登場というのもゴルゴと同じ。ベトナム戦争で活躍したゲリラ戦の天才ジョージ・モラレスの精子とIQ180の頭脳を持つ陸上短距離アスリート、ヘレン・ランドレーの卵子を人工授精して生み出し、それから数十年に渡るトレーニングマシンでの過酷な訓練と最先端のドーピングによって恐るべき身体能力を獲得した。また精神面でも、生まれてから人間的環境から隔離されマシンを家族として育ったことで最強の戦士となったことを自ら誇りとしており、まさに心身ともに強い存在。それ故にパトリッチはライリーを高く評価していたが、世界がゴルゴ13の存在を理由に決してライリーを最強とは認めないためゴルゴの抹殺を決意。パトリッチは自らと繋がりのある防衛庁高官のソウイチ・オカジマにゴルゴに虚偽の依頼をさせカンボジアの密林にゴルゴをおびき寄せ、そこでライリーをゴルゴにぶつけた。
- 一進一退の長期戦の果て、ゴルゴは飲まず食わずの状態で瞑想し神経を最大限に研ぎすます一方、薬に頼ったライリーは疲労を蓄積させ居眠りまでしてしまう。最後はライリーのドーピングを見抜いたゴルゴの罠にかかり聴覚増幅剤を投与したところでゴルゴが轟音を立て、耳を潰される。そして悶絶している隙に額を打ち抜かれ死亡した。その後ゴルゴによりパトリッチとオカジマは狙撃され死亡した。
- なおこの時、ゴルゴがカンボジアの奥地へ移動するため雇ったヘリコプターのパイロットは、何の因果かライリーの「父親」であるジョージ・モラレス本人だった。
- ゴルゴが照準状態からターゲットを外した数少ない一人。
- パチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」では、「バイオニック・ソルジャー」と言う異名がついている。
- ラズベリー
- 第111巻342話「偽空座標X」
- アメリカ戦略統括局人工知能開発担当責任者で階級は中尉。
- 新型戦闘機F25(架空の機体)の人工知能完成のためゴルゴの極限状況の飛行データを丸ごと記録し、それを人工知能に取り込み世界最強の戦闘機を作ろうとしていた。上司に無断でゴルゴに攻撃を仕掛け戦闘データを入手して分析にかかるが、部下のラドが反対してデータの一部を複写してゴルゴに渡したため、帰ってきたラドを射殺。
- ゴルゴのデータを入力した人工知能を装備したF25はテスト飛行で3機のデコイを易々と撃破したが、直後にゴルゴが乗ったF15がやって来て戦闘になった。ゴルゴが岩山をミサイルで破壊して人工知能のデータにない空間「偽空座標X」を作り出し、その中に隠れたことで人工知能は混乱して判断を停止。ゴルゴはラズベリーと己のデータごとF25を撃墜した。
- ベイカー
- 第148巻418話「装甲兵SDR2」(アニメ版第49話)
- 声:佐々木勝彦
- ヴェトナム戦争帰りの軍人で、そのPTSDのためかどこか正常とはいえない。階級は高いようだがゴルゴの顔を知らなかった。
- 非対称戦争下での地上戦、それに伴う歩兵の消耗(つまりアメリカの若者が大勢死傷すること)に対応すべく一騎当千のパワードスーツ『SDR2』を開発。「世界中のテロリストを無人島にかき集め、生きた標的にする」という常軌を逸したテストを行なう。
- しかしその『標的』に一仕事の後不時着したゴルゴが加わる。M1エイブラムス戦車と同じ装甲で身を守り、重火器で武装したSDR2も中身(特に精神面)は入隊3か月の兵士でしかなく、ゴルゴ相手では勝負にならなかった。
- しかしベイカーは動揺どころか逆に興奮し、ゴルゴを参考にさらに強靭な兵士を育成したいから協力しろとまで放言した。そしてゴルゴは銃弾で応えた。
- マックレガー
- 第150巻428話「極限標的」
- 大統領を警護する狙撃部隊の一員で階級は中佐。以前護衛任務中に背後からゴルゴに対象となっていた人物を狙撃されて以来ゴルゴを追い続け、ゴルゴの仕事先を突き止めたことで行動を開始する。まず「ゴルゴ以上の悪魔になるべく」懺悔に通っていた教会の神父を射殺、更に関係が悪化していた妻とその浮気相手を狙撃後部隊を退職、財産も処分してスイスへ渡り予め発注していた特注の狙撃銃を入手すると、ゴルゴがM16を持込めない様に狙撃銃を製造した銃工を含む連続射殺事件を引き起こす[2]。そしてゴルゴが狙撃を実行するであろうポイントの背後に付き復讐を遂げようとする。がゴルゴはスコープの反射光によってマックレガーの存在を察知し、魔法瓶とガスライターを組み合わせた簡易爆弾を作って炸裂させて雪崩を起こし、マックレガーを巻き込んだ。マックレガーは瀕死の身で雪中から這い出し「しょせん私は悪魔になろうとしただけの人間だった」と自分の敗因を悟りつつ、ハングライダーで悠々と逃亡する「本物の悪魔」ゴルゴを賞賛しながら力尽きた。
[編集] 自衛隊
- 伊波天臣
- 第115巻384話「沖縄シンドローム」
- 航空自衛隊北部方面隊所属で階級は一等空尉。自衛隊創設以来の天才と称されるカリスマパイロット。沖縄県では代々王家を補佐し続けてきた名家の出身。
- 本土繁栄のために沖縄県の力を封じ込める日本政府に憤りを感じ、菱井グループ会長の支援の元、同志の自衛官らと共に沖縄県の独立を目的とした軍事計画(オペレーション・トロイ)を立案、決行に移した。
- 作戦は当初は順調に進んでいたが、伊波が敬愛する琉球王家の末裔から依頼を受けたゴルゴが在沖米軍を指揮して鎮圧に乗り出し、ゴルゴの知略によって策を先読みされた作戦部隊はあえなく制圧された。伊波は同志たちに作戦中止と解散を命じた後、首里城にてゴルゴに一騎打ちを挑み敗北。自決してゴルゴの介錯により果てた。
- なお、伊波たちを使い捨てて沖縄を食い物にしようとしていた菱井会長も、ゴルゴによって狙撃された。
[編集] ロシア(ソ連)軍
- メンコフ
- 第109巻364話「五十年の孤独」
- 旧ソ連保守派の一人で階級は大佐。保守派の切り札である、ラウル・ワレンバーグを監禁している人物。ワレンバーグの存在を盾にすれば、ユダヤ勢力を通して、米国政府に圧力をかける事ができて、金を引き出すことができる。ワレンバーグの体にプラスチック爆弾を入れたという情報も流して、ワレンバーグ奪還を諦めさせることができたと思ったが、ゴルゴに爆弾のスイッチを破壊され、ワレンバーグもゴールドシュミットの雇った傭兵達によって奪還される、最終的には海路で逃走していた一行をMi-8戦闘ヘリで追いかけて来るが、ゴルゴにヘリごと爆破される。
- マカロフ・グロスキー
- 第149巻493話「激突!AK-100VSM-16」
- ロシア軍武器総括責任者で階級は大佐。アフガン紛争で狙撃兵として活躍して、兵器開発局に抜擢されてたった5年で兵器開発局のトップに上り詰めた。策略に長けた頭脳は将来のロシア軍最高顧問とされている。
- AK-100が世界市場を独占するため邪魔なM-16を排除するため、M-16を使うゴルゴを殺すため依頼人に会う指定場所に赴く途中に罠を設けて、M-16の欠点を突く作戦に出た。アラル海の砂嵐を使ってゴルゴのM-16の根詰まりをさせたが、ゴルゴは罠にかけた所から奪った装甲車のタイヤの圧搾空気を使いM-16をクリーニングしてマカロフの軍隊を全滅させて、ゴルゴはマカロフを射殺。
[編集] イギリス軍
- 海軍省
- 第59巻206話「アルヘンチーノ・ティグレ(アルゼンチンの虎)」
- フォークランド紛争の最中、英海軍省は死んだはずの元アルゼンチン大統領ホアン・ドミンゴ・ペロンの生存を突き止める。愛国者のペロンが隠匿財産80億ドルを祖国に寄付すれば、アルゼンチン軍はどんな兵器でも好きなだけ買い集めて軍備を増強し、戦局は逆転してしまう。それを防ごうと、海軍省の高官たちはゴルゴに上陸作戦の開始までにペロンを暗殺するよう依頼した。
- この時の報酬1億ドルは、全作品中最高の報酬額。
- 作品が掲載された1982年には既に海軍省は存在せず、陸軍省、航空省と共に国防省に統合されている。
[編集] 中華人民共和国軍(解放軍)
- 特殊兵隊長
- 第104巻317話「黒い星」
- 本名不明。中国特殊部隊の隊長で、軍人というより武術の達人。その腕前は両手のナイフを双剣のように使いこなし、四方から襲い掛かる猛犬を一瞬で屠るほど。客華幇(台湾華僑)とも密接な関係がある中国政府から竹連幇の壊滅と頭首・張金栄の抹殺を命じられ、私怨をもつ竹連幇の火青を利用し次々とトカレフルートを潰していった。
- 張金栄から依頼を受けたゴルゴにより部隊は壊滅、隊長はゴルゴを武器保管庫におびき寄せて銃を使えない状態にし、お互いナイフでの勝負となった。隊長の双剣と拳法の前にゴルゴも負傷し苦戦したが、とっさの判断で手にしたスコップで首の頚動脈を切られ敗れた。
- 燐隊長
- 第119巻398話「白龍昇り立つ」
- 他の国には知られていない存在である、中国山岳部隊の隊長。ヒマラヤの7000m超の高地においてもアルパインスタイルを操れる世界でも数少ない登山家であり、同じ訓練を受けた部下でさえ苦しむヒマラヤで平然と戦える強者。「極地法など、登山家の恥だ」というのが信条で、軍人というより登山家としてのプライドが高い人物。特に日本人の登山家について軽蔑した発言をするが、例外として「フリークライミングの平山、冒険登山家の山野井」の2名は超一流だとコメントしている。[3]
- 目的はヒマラヤ山脈を越えてダライ・ラマの元へと亡命をはかる、パンチェン・ラマの生まれ変わりとされる少年ラモンらの一行の追跡だが、偶然にも(ダライ・ラマの予測通り)ラモンらはゴルゴ13と遭遇・合流。山岳部隊はゴルゴに返り討ちにされ、全滅を恐れた燐隊長は生き残った隊員を全て下山させ、ゴルゴと一対一で対峙する事になる。燐隊長ほどにはアルパインスタイルには習熟していないゴルゴ13は、高地の酸素不足と、右手の凍傷により銃が使えなくなり苦しむ事になるが、極地法の登山家たちのゴミ捨て場に向かい、酸素ボンベを見つけ出しという方法で九死に一生を得る。体力的にはゴルゴより優位にあった燐隊長だが、ゴルゴの策略による人工的な雪崩により敗北した。
- 共産党信奉者ではあるが、些細なミスで酸欠状態になってしまった部下を楽にしてやる為に介錯してやったり(その際は、かなり辛そうな表情をしていた)、追っているうちに僅かに情が芽生えたのか、ラモンの安否を心配しているかのような発言をするなど、人間的には悪い人物ではない。
- 2ちゃんねるのアスキーアートにされた事で、ネット上において作中の扱い以上に有名になっている。
- 漢卑将軍
- 第143巻411話「百人の毛沢東」
- 中華人民共和国軍将軍兼共産党長老であり、かつて毛沢東と共に激戦を潜り抜け、『最後の革命戦士』と共和国軍の兵士達の信望が厚い。
- 軍閥からの信望の厚さを危惧し、共産党の改革解放を目指す共産党幹部達は漢卑を党籍から除外したが、漢卑は20年前から政権が腐敗し、中国全土に及ぶ失業洪水などに苦しむ国民を憂い、毛沢東が死去した際に得た体細胞でクローンを100人創り上げ、一人息子であるホーリーグループの会長の資金援助の下、辺境の地に100もの毛沢東が育った湖南省湘潭県韶山村を作り、毛沢東と同じ人生を歩ませる事で「毛沢東」とし(同じ人生を歩まなかったクローンは「間引く」として処理された)、最後に残ったクローンを「毛沢東」として国民の不満を一気に爆発させて「指導者」としてクーデターを起こそうとした。
- 「韶山村」の存在を知った中国共産党は、調査のために新人の工作員を送り込んだ。彼の潜入調査で漢卑の陰謀を知った共産党幹部たちだったが、さすがに「建国の父」である毛沢東を自分たちで殺害するわけにもいかず、ついにゴルゴに依頼。ゴルゴは300キロ四方に広がる広大な地にある5つの「韶山村」をわずか6時間で制圧するという鬼神のような戦いをし、漢卑の息子を殺害した後、漢卑に「毛沢東を欲しているのは華やかな思い出を再び味わおうとするお前の方だろう」と指摘、殺害した後に「思い出は懐かしむだけにしておく事だ」とその場を去った。
- そしてゴルゴは「心から欲した中国人民によりあの人物が作り上げられたのだ」と、『本当の意味では毛沢東ではない』として毛沢東のクローンたちは殺害しなかった。彼らは共産党幹部により別々の国へ流され、中でも最も年上の20歳のクローンはオリジナル以上の資質と才能を開花させており、監視役として共に流された新人工作員も、彼が送られた地で成功を収めるであろうと確信しており、監視役になったことをむしろ光栄に思っているようである。
[編集] イラン軍
- ラシッド少佐
- 第64巻209話「海難審判」
- イラン陸軍情報部少佐。
- イラン領海・ホルムズ海峡で無人の難破船・ユピテル号が発見され、船内には大量の武器弾薬が積まれていた。発注元がイラン陸軍省のアリ将軍であった事から、ラシッドは海上保険をかけていたイギリスのロイズ保険協会へ赴き、同僚のソフィは最前線であるイラン国境の町・ケレンドへ赴いたが、アリ将軍は先日に敵の爆撃により死亡、ソフィも報告を聞いたその直後に敵の爆撃で負傷した。
- ラシッドの調査でユピテル号の船主がギリシアの海運業を営み、武器・麻薬の密売などで悪名高いニコマコスである事が判明。同じ頃に漂流していたユピテル号の船員たちが発見されたため、ロイズ保険協会は証人喚問を開いた。証人喚問の中で船員たちは「船長は船ごと積荷を騙し取るつもりだったが、その当日火災が発生し、トウゴウという日本人船員にだまされてボートで脱出、そのまま遭難した。火災はトウゴウの偽装だった」と証言。そしてニコマコスはトウゴウがゴルゴ13だと気付いて驚愕した。
- 同時刻、瀕死の重体で病院に入院していたソフィの元をイスラム教シーア派の宗教指導者ガザーリ師が訪れていた。師は、「アリ将軍は宗教指導者たちから何千万ドルもの武器調達代金を騙し取った国際詐欺集団を一掃するよう命じられ、ゴルゴ13に依頼した。本来ならアリ将軍自身が武器を受け取りに行く予定だったが、その前に戦死したために今回の出来事が起きた」と説明、ソフィはその事をラシッドに伝えてくれる様告げた。
- 真相を知り、さらにソフィも死亡した事を告げられたラシッドは、詐欺集団のリーダーであるニコマコスが驚愕した理由を理解し、ゴルゴは依頼主であるアリ将軍が死亡した後も依頼を遂行するかどうか疑問に思った。が、その頃、逃亡を図ったニコマコスはゴルゴに狙撃されていた。
- モハマディ大佐
- 第362話「ミッション・イン・ヘル」
- イラン陸軍大佐。
- 高地にある国家・タジキスタンの共産党政権をゲリラ戦で崩壊させるべく、幼い頃より「遊び場」として熟知しているセイエド炭鉱内に大規模な減圧施設を建設し、そこで兵士達を訓練し高地での戦闘に慣れさせていた。
- 情報を入手したCIAはタジキスタンにパイプライン建設をしていた日本の菱井商事に情報をリークし、菱井商事は謀略を阻止しようとわざわざ身銭を切ってゴルゴに依頼した。
- ゴルゴは敵以上の地質などの情報を入手するべく近場・トルクメニスタンでパイプラインの監督をしている、地質学に詳しい菱井商事の鉱山技師坂本に協力を要請した。本社の極秘命令を受けた坂本の協力で、ゴルゴは過去の文献や現地調査、そして地震波探査器によるデータを入手。それを元に炭鉱内に侵入する。
- モハマディのセイエド炭鉱での経験と「地の利」に対し、ゴルゴは坂本からの情報、そして餞別として受け取った「聴診器」を活用し、落盤や石炭による粉塵爆発、坑道の拡張などでモハマディの部隊を翻弄。ついには炭鉱深部にあるガス・オイル溜り層を減圧施設の酸素と混合させる事で炭鉱そのものを『史上最大の爆弾』と化して爆破、かろうじてヘリで脱出したモハマディもヘリを操縦するハサン中尉を狙撃され墜死した。
- そしてトルクメニスタンで地震を観測した坂本は、ゴルゴが任務を達成した事を悟った。
[編集] その他の国の軍人
- ガルシア少佐
- 第12巻54話「死の収穫」
- ボリビア陸軍少佐。若く男前な将校。
- フランスの駐ボリビア大使マルローが、反政府ゲリラに拉致された。ボリビア軍政府は、最後の手段としてゴルゴに大使救出とゲリラの抹殺を依頼。マルロー夫人と密通していたガルシアは、この機に乗じて自分の拳銃で大使を射殺、ゴルゴに罪を着せようとする。
- だが、すべてを見抜いたゴルゴはゲリラを見逃し、大使の遺体に「契約破棄の返送状の中身を改められたし」という一文を添えて送り返してきた。ガルシアの上官は「返送状」、すなわち大使の遺体の中の銃弾を調べてガルシアを逮捕、拳銃を証拠品として押収した。
- マグダエフ・レオニード
- 第118巻355話「ラストジハード -最後の聖戦-」
- チェチェン共和国独立派の指導者の一人で、過去の出来事で右目を失明し、身体も後遺症が残っている。今まで独立運動の支援をしていた実弟で大物チェチェン・マフィア「レオニード一家」のボスのヴィターリ・レオニードが突如支援を断ち切り、タンカーを購入し内部で「何か」を作ろうとしているという情報を入手、麻薬の製造施設だと思い、私利私欲のために同胞の支援を断ち切ったとして、裏切り者への報復としてゴルゴに野望の根絶を依頼した。それでも「弟」・ヴィターリの身を案じたのか、ゴルゴにあくまで野望の根絶と、可能ならばヴィターリの命をとるまではしないでくれと頼んだ。
- タンカーへ進入したゴルゴと、ゴルゴに負けたくないがために勝手に進入した独立軍のイワノフ大佐はタンカーの施設を爆破・破壊していったが、ヴィターリはタンカー全域に爆弾を設置しており、タンカーもろとも侵入者を葬ろうとした。イワノフは戦死したがゴルゴはかろうじて脱出、タンカーの施設そのものがヴィターリの野望・目的でないと悟ったゴルゴはヴィターリの後を追い、ヴィターリが運び出した偽札の銅版を破壊、逆上して銃を向けたヴィターリも仕方なく射殺した。
- その後の独立派の調査で、実はヴィターリは日本紙幣の偽札を作ろうとしていた事が判明、疲弊しきっていたロシア経済に、世界的にも信頼のある日本紙幣の偽札を大量にばらまけば結果としてロシア経済にとどめが刺せると、兄に説明しても理解してくれない事が目に見えていたから独断で行動していた事が分かり、マグダエフは弟の「聖戦」を踏み躙ったと、ヴィターリを理解しようとしなかった事を悔やんだ。
[編集] 傭兵
- サビーヌ兄弟
- 第100巻339話「傑作・アサルトライフル」(アニメ版第3話)
- 声:(兄)銀河万丈、(弟)楠大典
- フランスNo.1の傭兵兄弟。ヒゲのある方が兄で、顔に傷のある方が弟。双子の兄弟ならではの息の合った連携が強み。カイザー博士(声:家弓家正)の依頼で新型銃の実験のためゴルゴ13と戦うことに。サビーヌ兄弟は、ゴルゴを倒して自分達が世界1のスナイパーになろうとした。サビーヌ兄弟は戦場の最前線で培った技術と心理戦でゴルゴとほぼ互角の戦いを見せ、ゴルゴの肩に銃傷を負わせるまでに追い詰めた。しかし、サビーヌ兄弟は勝負を焦り、さらに銃の弾道をわずかに読み違えたことが災いして二人とも、そしてカイザー博士もゴルゴに射殺された。
- サビーヌ弟曰く兄と共にレバノン、イラク、シリアの戦争に参加した事がある。
- ちなみに二人がカイザー博士から受け取ったのはに3連高速弾のブルパップ方式で兄がAUG77、弟がG11を使用した(アニメ版では兄がH&K XM29、弟がFN F2000)。
- キャノン
- 第235話「ワイルドギース」
- 世界中の紛争などに傭兵を派遣する傭兵組織に所属し、階級は少佐。上官のマイク・ホートン大佐の付き添いでアメリカ・ラスベガスのポーカー・ワールド・シリーズ(世界ポーカー選手権)に来ていた時に、あるギャンブラーと口論となり、賭けでゴルゴを倒す事になり、CIAのロバーツも協力させてゴルゴにウガンダの紛争地域の議長狙撃を依頼、キャノン達傭兵部隊はゲリラを迎撃しつつゴルゴを待ち構えた。
- キャノン達傭兵部隊はゴルゴを待ち受けるがことごとく突破され、部下を失いながらもゴルゴが目的のために奇襲するため地雷原を突破すると読み、キャノン自ら兵を率いて地雷原で待ち構える。が、ゴルゴは自分の歩幅を計算した上で地雷を狙撃し進路を確保、走り幅跳びをしながらの精密な射撃で兵たちを撃ち倒し、キャノンも死亡した。
- ポーカー・ワールド・シリーズ最終戦でホートンはロバーツから作戦失敗で部隊が撤退したとの報を聞き、そしてゴルゴが議長狙撃をしないままウガンダを去った事からゴルゴに全てがバレてしまったと二人はその場を離れようとしたが、待ち受けたゴルゴにより二人は銃弾に倒れた。
- マックス・シュナイダー
- 第141巻465話「ミステリーの女王・2」
- ボスナフェルジュル基地の特務曹長であったが、ゴルゴにミサイル攻撃されて、爆撃により数か所大火傷を負う。さらには被害者であるにも係わらず連帯責任を取らされ除隊。その後は名前を変えて傭兵訓練学校に入り、22年間ゴルゴを倒すことのみを考え生きていた。傭兵に入ってからは階級が少佐で“マッド・マクス”と言われて傭兵の世界では伝説的存在。ゴルゴの犯行を顔の右上の火傷の後が熱を持つことで解る。マックス率いる傭兵軍団をキャンドレスが雇い、ゴルゴ抹殺の依頼を受け、母校の傭兵訓練学校を要塞化して待ち受けるもゴルゴの陽動作戦に嵌まり、マークされていないところで無反動砲を発射されて訓練学校は粉砕されて、部下と共に逃げるもののゴルゴが無反動砲を発射してそれにあたり死亡。
[編集] ジャーナリスト・作家
- マンディ・ワシントン
- 初出は第14巻61話「日本人・東研作」
- アメリカ人ジャーナリスト。真実のためなら命を落としても構わないと公言している人物。マンディが言うには、全世界の影の実力者達はゴルゴ13の利用価値を知っているため、電気椅子、ガス室に送るよりもテロリストとしての彼の腕を高く評価している。
- ゴルゴ13をテーマにした本を作るためゴルゴの過去に深入りし、そのルーツを執拗に追った。その過程で親友の大山を失って、殺したのがゴルゴだったのではないのかと思い、ゴルゴのすべてを抉り出して地球上から追放させる決意をしたが、大山を殺したのが伊藤忠政の部下であること、東研作がKGBの依頼中にCIAの工作員に殺されたことを知らされ、ゴルゴが東研作ではないことが分かった(「日本人・東研作」)。
- ハスケル刑事から、ゴルゴがアメリカのダラス市に来たことを知らされ、ゴルゴがケネディを殺したに違いないと思ったが、ある国の重要人物(その正体は不明)からゴルゴがその時地球の裏側にいたことを聞いて、ゴルゴではないことが分かった(「統計解析射撃」)。
- 中国“弁公室”の3人組がやってきて、小東郷がゴルゴではないかと調査協力を求めたが、これ以上の犠牲者を出したくないと断った(「毛沢東の遺言」)。
- その後は長い間登場していなかったが、「静かなる草原」で引退後の老いた姿で再び登場。そして引退先に現われたゴルゴの哲学思想を知るが、自らの隠居生活をわざわざ脅かすことも無い、とそれ以上の詮索には及ばなかった。
- ゴルゴ13の世界で出版している本は、「マフィアの内幕」、「東南アジアの暗雲」の2つ。
- マッジ・ペンローズ
- 第43巻151話「ミステリーの女王」
- イギリスの有名女流推理小説家。「ミステリーの女王」と呼ばれている。己が名声のためにかねてからゴルゴを恨んでいたアメリカ軍情報部のエリック大佐と共謀し、ゴルゴを題材にした小説を書こうとする[4]。
- 偽の依頼でゴルゴをアラスカへおびき出してアメリカ軍に襲撃させるが、ゴルゴの必死の反撃に遭い、重傷を負わせるものの部隊は全滅。その後はほぼ完璧な防御が施されたアイスランド、ボスナフェルジュル基地にて、着々と執筆活動を行う。
- ゴルゴが現れないまま小説は完成。勝利を確信したその矢先、異常なまでのコストをかけて防御をかいくぐってきたゴルゴにミサイルを撃ち込まれて死亡。
- その後、「デバッグ」などに彼女に関する事項が登場する。また、小説にはゴルゴの事が(特に出生についての章)かなり詳細に書かれていたらしく、「毛沢東の遺言」では彼女の遺稿を手に入れてゴルゴのルーツを探ろうとする者まで現れている。
- ナンシー・ハート
- 第82巻279話「殺人呪法マクンバ」
- ブラジルの女性新聞記者。ブラジル空軍で、呪術教団マクンバの関連する怪事件が続発。ナンシーは調査中に空軍高官がゴルゴにマクンバ教団の司祭暗殺を依頼する姿を撮影する。その後、ナンシーは内通者からゴルゴ来襲の情報を得て待ち伏せていた教団に捕らわれ、同じく捕らわれたゴルゴが司祭に返り討ちにされるシーンを撮影して、教団の宣伝に協力するように命じられる。だがゴルゴは教団の裏をかいて司祭を倒す。が、その現場にいた彼女だけは一瞥するだけで殺害しなかった。その一瞥を「この件を記事にしたら、命はない」という警告だと取ったナンシーは、それでも自分を助けたゴルゴを「紳士ってことね」と好意的に評した。
- ビクター・ランス
- 第93巻増刊26話「クロスアングル」(アニメ版第13話)
- 声:堀内賢雄
- 数々のスクープ写真をものにしてきた凄腕のパパラッチ。「もう撮りたいものがなくなった」と引退を決意するが、編集長(声:村松康雄)から最後にゴルゴの狙撃シーンを撮ってみたらとけしかけられる(原作の編集長はランスを利用している描写が目立っているが、アニメ版では一度はランスをけしかけたものの、むしろゴルゴにのめり込んでいくランスを心配する描写が目立っている)。
- ランスはゴルゴを撮ることは命がけなことを承知の上で、狙撃と長距離撮影のノウハウには似た点が多いことを生かしてゴルゴに先回りし、「狙撃ポイントの向かいのビルのミラーガラスに写ったゴルゴを撮る」という離れ技でゴルゴに挑む。
- しかし、皮肉にもそのミラーガラスに、カメラのレンズにあたった日光が反射しゴルゴに存在を突き止められる。そしてミラーガラスを狙撃され撮影が不可能になり、諦めて引き上げようとしたランスを、ゴルゴは待っていた…(アニメ版では直後に銃声が響き、殺害されたことが示唆されている)。
- サトル・サエジマ
- 第101巻340話「メディアコントロール」
- 日本国籍の凄腕プロデューサー。1949年に生まれ、ニューヨーク州立大学で演劇論とマーティング論を専攻し、卒業後米国最大の広告会社に入社したが、1972年突如退社し、フジワラの元で演出学を学び、現在に至る。心臓に持病を持っている。湾岸戦争で重要な役割を果たしていた。ユーゴスラビアの悲劇を伝えるために俳優を使ったが、米国情報操作の実態を暴露するフロッピーを所持しているフジワラから、ユーゴスラビアのフィルムの公開を中止するように警告された。サエジマは逆にフロッピーを渡すように迫るが、フジワラは聞き入れず襲いかかり、サエジマに射殺されてしまった。フロッピーにあった、フジワラがゴルゴにサエジマの殺害を依頼した文を見て、コロラド州の山岳地帯の砦に隠れたが、ゴルゴはサエジマの持病を利用して、モニターテレビのコントローラーパネルの配線を銃弾で一つ一つ破壊して、テレビ映像がアイデンティとなっているサエジマを恐怖の底へ追い込み、ついに心臓を破裂させた。
- リンダ・フレッチャー / リンダ・ワールドロップ
- 第121巻361話「オーバー・ザ・スカイ」 / 第123巻371話「アンダーグラウンド オーバー・ザ・スカイ2」
- 敏腕ジャーナリストで、世界のメディア王エルビス・ワールドロップの一人娘。
- 幼少の頃は父親を敬愛し、将来は父の跡を継ぐとまで言っていたが、権力欲しさに結婚しただけと絶望し自殺した母親の姿を目撃し、母を侮辱し死に至らしめたと父親を憎むようになった。学生時代に家を出て行った後は母親の姓で「リンダ・フレッチャー」を名乗り、小さなテレビ制作会社を設立、世界的に報道の自由を制限しているワールド・ロップ社に対抗した番組を作っている。
- リンダと同じ思想を抱いており、恋人でもある郵政省官僚の前橋清司はワールドロップから、リンダと結婚してリンダが日本国籍を持つ事により経営者の国籍条項をクリアでき、日本で設立するデジタル衛星放送事業「オーバー・ザ・スカイJ」の他に、日本での地上波テレビ局での放送も可能になると婚約了解とリンダとの和解の説得を頼まれ、リンダを説得する事が出来たが、ワールドロップの地上波テレビ局放送を良しとしない東洋テレビの猪狩社長と国会議員の野本はゴルゴに前橋の狙撃を依頼、偶然にもゴルゴの依頼現場を目撃したリンダは父・エルビスが狙われたと思ったが、前橋が狙撃された事により阻止する事が出来なかったと嘆き、前橋の仇を討つために目撃現場の内容を録画したビデオテープを活用出来る力を得るために父・エルビスと和解した。(オーバー・ザ・スカイ)
- 数年後、ワールドロップは東洋テレビの大株主となっていたが、最大の目的である世界的デジタル多局衛星放送事業「オーバー・ザ・W(ワールド)」の基盤を築くべく、今まで周囲の目を向かせるために購入していた東洋テレビの株を全て売却し、裏で取引していた東洋新聞と新日本テレビ局と契約・提携、東洋テレビ取締役に就任していたリンダ・ワールドロップも、ゴルゴに関わるのは危険な事だとエルビスの判断で「オーバー・ザ・C(チャイナ)」へと赴任させられようとしていたが、前橋の仇が討てなくなると、せめて命を賭して一矢報いようとゲリラ放送でビデオテープを流そうと決意した。
- しかし同時期、ワールドロップと敵対するデジタル衛星放送局「マルチスターTV」の資本を支配している香港華僑のリ・セイシンはワールドロップの中国進出を良しとせず、一人娘であるリンダの暗殺を決意、その情報を入手したワールドロップはゴルゴに暗殺者の狙撃を依頼した。その際、ビデオテープの事を話し、「二度と同じ真似をさせないから許してくれ」とワールドロップは土下座をしてゴルゴに懇願、隠し事なく正直に話したエルビスの父親としての気持ちを汲んだゴルゴは暗殺者の狙撃と、同じく放送で流そうとしたビデオテープを消去したが、リンダの命を獲るまでに至らなかった。リンダは再び力と機会を得る為に一からやり直すと誓った(アンダーグラウンド オーバー・ザ・スカイ2)。
- 梶本(かじもと)
- 初出は第131巻381話「両洋の狭間に」
- 東洋通信メキシコ支局の記者。パナマでゴルゴに偶然遭遇し、持ち前の記者の嗅覚でゴルゴが只者ではないことを見抜く。その後、パナマを訪れていた台湾総統の暗殺が計画されているというネタを掴み、ゴルゴが暗殺者だと確信し、周囲をしつこく嗅ぎ回った。しかし、肝心のゴルゴの台湾総統の暗殺という推測自体が全く見当違いだったことや、事件が起こりそうな場所に全く近づけなかったことから、肝心なことには何一つ近づけずにパナマを後にすることとなった。その後「ODA異聞」で再登場、偶然にもゴルゴを発見し、決定的瞬間をおさえようと張り込むが、パナマの時と同様に、まったく事件に絡むことができなかった。梶本はゴルゴを再度見るのは3年ぶりと言っているが、「両洋の狭間に」と「ODA異聞」の時間差は1年2か月。
- 「人形の家」では、支局長よりゴルゴの正体を聞かされる。その直後にエネルギー石油大臣の取材でベネズエラを訪れていたところへ、折りしもベネズエラのエネルギー石油大臣の所有物の破壊を請け負ったゴルゴが接触。ゴルゴもパナマとバルボアで梶本に遭遇したことを認識していた。エネルギー石油大臣邸にカメラマンとして梶本と一緒に入り、標的の下見を行った。協力報酬として、梶本は1万ドルの小切手を後日郵送で受け取っている。
- サラ・キャンドレス
- 第141巻465話「ミステリーの女王・2」
- 映画配給会社シネガイア・ピクチャーズのCEO。プレゼンを行なっていたホテルでゴルゴによる狙撃事件が発生したことをきっかけに、ゴルゴを題材としたデジタル映画制作を企画。ゴルゴの報復から身を守る為シュナイダー率いる傭兵軍団を雇い、マックスの母校である傭兵学校に滞在するが、ゴルゴの無反動砲で校舎を破壊され負傷(生死は不明)、企画は中止になる。ちなみに、老いても尚お盛ん。
[編集] 警察
[編集] ICPO
- バニングス
- 第3巻14話「猟官バニングス」
- ICPOの刑事。ゴルゴ13を調査して3年。最初は何一つ手がかりが取れなかったが、2年目におぼろげながら輪郭が分かり始め、3年目に手口と性格が分かり、上司に報告書を提出する。その一方で、自身はゴルゴに対する最終手段として「刑事の身では出来ない事」を考えていた。上司は報告書を元に囮捜査でゴルゴを捕まえる作戦を提案したが、バニングスはゴルゴに必ず見破られると反対。しかし、上司が聞き入れなかったためバニングスは刑事を辞職。その後、案の定囮捜査はゴルゴに見破られ、囮の標的として用意された偽のビリィ・コーナンを連れ去られてしまう。バニングスはコーナンを追ってゴルゴがいる小屋に行き、「刑事の身では出来ない事」である「ゴルゴの殺害」を実行すべく、ゴルゴと戦って撃たれるが、放たれた第1弾はコーナンに命中して彼を死なせ、倒れながらもゴルゴを撃とうとしたが放たれた第2弾はゴルゴが避けるまでもなく外れ、その直後にバニングスは息絶えた。バニングスの執念を見届けたゴルゴはICPOへの報復に使う予定だった、偽のコーナンの証言を録音したフィルムを取り出し焼却。バニングスに敬意を表した。
[編集] アメリカの警察
- キッカーズ
- 第2巻5話「檻の中の眠り」(アニメ版第9話)
- 声:青野武
- アラスカ・ブリストル湾に浮かぶ北刑務所(別名:パンドラの島)の所長。自称「パンドラの島のキッカーズ」。身長がかなり低いが、それを指摘した者には容赦しない。ゴルゴに「希望を持て」と書いてあったところを聞かされて答えたが、ゴルゴにバカにされる。ゴルゴが食堂で暴れていることを聞いて来て、ゴルゴに土下座を10回したら許すと言ったが、ゴルゴにまたバカにされて、ゴルゴを死刑囚とみなして特別房に移した。
- 現行版及びTV版では「小男」呼ばわりされて逆上していたが、本来の表記はさらにひどい「チビ」であった。尚、彼のパジャマは花柄である。
- リーガン
- 第7巻30話「AT PIN-HOLE!」(アニメ版第1話)、第49巻173話「ガリンペイロ」(アニメ版第21話)
- 声:木村雅史
- FBI部長。「AT PIN-HOLE!」ではゴルゴに1キロ先(テレビアニメ版では2キロ先)のハイジャッカーの狙撃を依頼。この時ゴルゴの実力を思い知ったが為に、「ガリンペイロ」ではハイジャッカーのゴルゴに手を出さなかった。
- キンバリー
- 第9巻42話「誕生日に白豚を殺せ!!」
- ベトナム戦争時は、中隊の人事係曹長。戦後は、ニューヨークの署長。ベトナム戦争で、スコット・パーカーとキンバリーはベトナム民衆の虐殺の立役者。警官襲撃事件を黒人達の悪に仕立てるために黒人をよそおい警官を襲撃。アメリカに戻ったジミー・ホーキンスのことを聞いて、自分の権利があやうくなるため、パーカーは、ジミー・ホーキンス殺害をキンバリーに命じた。キンバリーがホーキンスを殺害して、ホーキンスの死体につばをかけた。その場にいたゴルゴを取り調べるため、防音装置がある部屋で、手錠してあるゴルゴを殴ったが何も言わず部下が部屋からでていったあと、またゴルゴを殴ったが、逆襲(どういうシーンだったのかは不明)されて、自分が吐かされる羽目になった。
- サム・シャイアン
- 第11巻50話「ROOM・No909」(アニメ版第2話)
- 声:石塚運昇
- ニューヨーク市警の刑事。
- 狙撃事件を捜査中にゴルゴを一目見て「お前のようなくずは大勢見てきた」と、犯人だと確信。ゴルゴが薄暮と横風の中、ビルとビルの隙間を通しての長距離狙撃を行なった手口も見抜く。だが、そんな超人技を陪審員が信じるわけがないこともわかっており、結局見逃すしかなかった。
- レオン・ゴールドマン
- 第15巻72話「残光」(アニメ版第17話)
- 声:津嘉山正種
- ハワイ、ワイキキのFBI捜査官。
- サンフランシスコに勤務していた時にゴルゴの狙撃事件を担当し、後一歩の所まで追いつめた敏腕だがペンタゴンとCIAの介入によって釈放させられてしまう。その後単身国防副長官に談判したり、何度も抗議の手紙を出し続けた結果、ハワイに左遷される。
- それから6年後、ハワイで新妻を迎え静かに暮らしていたレオンは再びゴルゴの狙撃事件に遭遇することになる。
- ハスケル
- 第21巻82話「統計解析射撃(スタティスティカルアナライジングショット)」
- アメリカ・ダラス市の刑事。ケネディ大統領暗殺の真犯人を逮捕しようとする人物。マンディ・ワシントンにゴルゴ13の写真を見させて、ゴルゴがダラスのホテルの最上階にいることを聞いて、ゴルゴを取り調べたが、ゴルゴが「機械部品のセールス」と言っている。マンディがハスケルと面会でやってきて、ゴルゴがケネディを暗殺していないということがわかった。署から帰るゴルゴに「ホテルまで送ろうか?」と言ったが、ゴルゴは断った。
- アンドリュー・ヤマシタ
- 第37巻130話「チャイナ・タウン」
- サンフランシスコ市警察の警部で、中華街で繰り広げられる台湾派と中国派のチャイニーズ・マフィア同士の抗争に対処すべく編成された、日系警官や韓国系警官からなるアジア人特別犯罪捜査班のリーダー。抗争を抑えるための最終手段として台湾派と中国派の指導者をそれぞれ同時に抹殺して舵取りを失わせ、そこを突いて中華街の大掃除を行おうと考えていた矢先、中華街で周竜明の偽名を使っていたゴルゴと遭遇。その正体と彼の目的が台湾派の正体不明のリーダー、パット・張の暗殺であることを掴み、ゴルゴと接触。自分の目論見を打ち明けた上でゴルゴに協力を求め、承諾を得た。その後、パット・張を暗殺したゴルゴより連絡を受け、中国派のリーダーであるジャック・王を暗殺した(暗殺シーンはなし)。その後、中華街の大掃除に着手したと思われる。
- ルウ・アダムス
- 第40巻134話「TOUCH DOWN」(アニメ版第12話)
- 声:谷口節
- ボルティモア市警の老刑事。経験豊富で署長(声:加藤精三)が提案したコンピュータによるビデオ解析によって犯人を捜す「今風のやり方」に反対していた。
- 病院で隔離されたゴルゴに会い、狙撃をゴルゴが行なったと確信して捜査する。が、コンピュータによる捜査はコンピュータが狙撃により破壊され、証拠映像ごと破壊されてしまう。
- 一方、ルウは昔ながらのやり方で依頼人と黒幕を突き止める。そして依頼人は黒幕に口封じされ、黒幕はルウと撃ち合って倒された。その後ルウはスタジアムでM16の空薬莢を見つけてゴルゴの狙撃位置を特定、コンピュータを破壊した狙撃は病院職員の目をかいくぐったゴルゴの仕業と推測するが、ゴルゴを自白させるのは死人をしゃべらせるよりも難しく、どうにもならなかった。
- アルフレッド・R・マーウィック
- 第52巻200話「7号コテージ事件」
- フロリダ州・ニュースマーナの初老の刑事で、数々の功績がありながら「綺麗な海と静かな暮らしを守る為に刑事になった」と出世には興味がない昔堅気な性格。ルイズという20代のユダヤ人女性を妻にもつ。チンピラによるリゾート地の7号コテージの不法侵入事件をきっかけに被害届けを出さない持ち主の素性を調べる内にただ者ではないと直感で判断。最終的にはゴルゴの血液型がA型というところまで辿り着いたが、CIA局員の事情説明と説得により捜査を断念した。作中でゴルゴの素性を調べようとして唯一殺されなかった運のいい人物。
- その後、「ルーサー・キングの遺産」ではジャクソンビルシティ市警察に対し、ゴルゴに関する問い合わせをしていると市警察の刑事が発言しているが、彼自身が登場するシーンは無い。
- チャーリー・クリアキン
- 第100巻増刊31話「ウエストウッドに死す」
- アメリカ・ロサンゼルス市警の警部補。大柄で一見粗雑な性格だが、長年培った勘働きが鋭い。妻と離婚しており、毎月子供の養育費を振り込んでいる。
- アパートの一室でロバート・ウインダムなる教会で雑用係をしていた老人がアルコール中毒で死亡していた。命に関わると医者から言われたにも関わらず酒を飲みすぎて、そして暑い日にもかかわらずジャケットを羽織りながら笑顔で死亡していた事、そして隣人のチンピラが一昨日にプロと思われる人物に殺害されていた事に不審を抱き、そしてウインダムが元FBIのロス支局長であるフレドリック・アトキンスに脅迫状を書いていた事を知り、長年の勘で裏に何かがあると睨み3人の接点を調査した。
- 調査の中でウインダムが大女優・マリリン・モンローと同じ孤児院にいた幼馴染だという事、さらにアトキンスもモンローの護衛を勤めていた事を知り、その時モンローが着ていたジャケットを見て直感でウインダムが羽織っていたジャケットを調べ、一通の手紙を発見した。
- ウエストウッド・メモリアルパークのモンローの墓参りをしていたアトキンスはクリアキンと対峙、手に携えた手紙にはアトキンスが現役時代の暗号名・ハリーだった頃の手紙が書かれていた事を聞かされ、アトキンスは真実を語る。40年前、ハリーはモンローとは仕事以外でも友人として接し、そして魅かれていた事、しかしモンローの「死」を止められる立場に居ながらそれが出来なかった事、モンローは朝鮮戦争の慰問時に従軍していたウインダムと再会しジャケットをもらったが、モンローはハリーからもらった手紙を取り忘れ、それを読んだウインダムはハリーを恨み、40年経ち、手紙の差出人・ハリーがアトキンスだと知り脅迫して大金を取り、その金でゴルゴにアトキンスの殺害を依頼した事(偶然にも務めていた教会のエディー神父はゴルゴの仲介人をしていた)、そしてゴルゴに依頼したウインダムは思い残す事は無いかのように祝杯を挙げ、モンローの下へと旅立った・・・。そしてその情報をたまたま聞いた隣人のチンピラはアトキンスを恐喝したが、逆に返り討ちに遭い殺害された事を。
- クリアキンはロサンゼルス市警管轄内のチンピラ殺しの容疑としてアトキンスを逮捕しようとしたが、モンローへの償いは果たすとゴルゴに狙撃され息を引き取る。笑顔で死んだアトキンスを見たクリアキンは、モンローの死の真相は自分の胸に収めておこうとその場で手紙を燃やした。
- ウィリアム・ワトソン
- 第109巻373話「マークのリクエスト」
- FBIニューオーリンズ支局の主任を勤める心理捜査官。新人捜査官のテッド・キャメロンを部下に、新人教育も兼ねてビルの解体現場から出てきた女性5人の白骨死体捜査を行い、犯人が母親殺しの罪で終身犯として服役中のマーカス・モンゴメリーであると突き止める。マークの服役先のアトランタ連邦刑務所にて取調べを行うが、マークが指で「神は我と共にあり」となぞっているのを見て何かを感じ、看守からマークあてに世界中から来る手紙と、手紙が来たら「賛美歌13番」のリクエストをすることを聞いて疑問を深める。そんな中FBI上層部から捜査中止命令が来るがワトソンは、情報部長に出世した同期のジェイコブスを彼が囲う愛人との変態プレイの盗撮写真をネタに脅迫し、マークがゴルゴ13の連絡係であることを知る。さらにマークの担当弁護士が殺された事を聞かされ、ゴルゴから手を引くよう言われるも、ワトソンはジェイコブスの忠告を無視して推理を続けた果て醜い外見と失語障害から劣等感を抱えていたマークが、生まれて初めて出会った自分の全てを理解したゴルゴとのやり取りの果てに彼の連絡係となることで、「神は我と共にあり」と精神の均衡と安らぎを得たと確信する。
- そしてワトソンは「無秩序型異常殺人者」であるマークにゴルゴの顔写真を見せて全てはお見通しと脅迫し、マークの精神の均衡が壊れた事を確認する。その後、看守からマークが手紙が来てないのに「賛美歌13番」をリクエストしたと聞いて、マークがゴルゴに助けを求め、そのマークを「秩序型異常殺人者」であるゴルゴが用済みとして殺しに来れば自分の仮説は正しいと確信する。ところが、トレーラーや重火器まで用意して刑務所を襲ったゴルゴはマークのところまで行ったのに彼を殺さず姿を消してしまう。そればかりかマークが落ち着きを取り戻したのを知ったワトソンは、ゴルゴとマークの間にありえないと思い込んでいた信頼関係が存在し、先のリクエストが事前に取り決めたゴルゴへのSOSであることを知る。そして信頼関係が存在する以上、マークを追い詰めた自分の運命を悟った矢先、その通りにゴルゴの手で狙撃され死亡した。
- なお、後の話(「13人目の陪審員」)で部下のキャメロンが再登場した際に「ゴルゴにのめり込んだために死んだ上司」として語られている。
[編集] 香港の警察
- 散弾銃(ショットガン)スミニー(本名:ダーク・張(チャン)・スミス)
- 第16巻67話「九竜の餓狼」
- 演:嘉倫(実写映画第2作)
- 香港政庁警察の鬼警部で、散弾銃の使い手。作品冒頭で子供を人質にとった犯罪者が、スミニーの交渉で子供を放した。が、拳銃は手放さなかったため、スミニーは容赦なく犯人を射殺した。
- 金塊密輸組織の大物ベルジュ・ザネは、ゴルゴから身を守るため、よりにもよって警官であるスミニーを使うことにした。それは、二年前、啓徳空港でゴルゴによってイギリスの外交官が射殺された時、警護を担当していた(そして責任を問われた)のがスミニーだったからであった。ゴルゴの名を聞いただけでスミニーは動揺し、スミニーを目障りに思っていたザネはほくそ笑んだ。
- スミニーは「香港の狭く見通しの効かない裏路地なら、ゴルゴのライフルよりも自分の散弾銃の方が有利」と豪語。ザネを裏路地の隠れ家に連れこむ。が、スミニーはそこでザネを裏切り、やって来たゴルゴに始末を任せた。スミニーはゴルゴの仕事が終わった後、正面からの決闘を仕掛けるが、散弾撃ちが下向きに弱いことを計算に入れたゴルゴに敗れて死亡した。
- 映画『ゴルゴ13 九竜の首』にてスミニー刑事として登場するが、散弾銃の使い手ではない。この映画ではスミニーは死亡しない。
[編集] スイスの警察
- ジャヌー
- 初出は増刊89話「螺旋」
- スイス警察の警部。元々は時計職人を志望していたが、スイスが時計市場におけるシェアを失ったために断念し警察官となった。そのため、時計作りの如き精密な推理力の持ち主。ある狙撃殺人事件で、被害者が死の瞬間に手にしており同じ弾丸で破壊された時計を調べた結果、刃や絞殺用ワイヤーを仕込んだ武器であり証拠隠滅のために狙撃で破壊されたことを見抜くも、その時計の持ち主であったゴルゴによって警告目的で愛妻ブレンダからプレゼントされた愛用の時計を破壊されてしまう。
- その後、独自に調査を進めた結果犯人がゴルゴであることを突き止め、警察上層部に手を打つよう訴えるも、ゴルゴと敵対することを恐れる上層部より黙殺され警察に失望。一時は辞職さえも考える。
- が、『ドナウ・ライン迷路』において、偶然依頼を遂行するため急行するゴルゴの姿を見たことで追跡を指揮。ドイツに渡ってまで追跡を続け、ついにゴルゴの先手を打って標的と見られた人物を保護する。が、その推理力を逆手に取られ、ゴルゴに本当の標的である「人物が乗っていた車椅子」を狙撃されてしまう。車椅子には、重大な機密データが詰まったスマートメディアが隠されていたのだ。
- これによって辞職を撤回してゴルゴと対決することを決意する。ただし、ブレンダからは危険なテロリスト=ゴルゴを追うことは止めるよう言われている。
- 尚、ジャヌーの推理力はゴルゴも着目しているが先述したスマートメディア狙撃に際しては、あえてジャヌーの推理を逆手に取っているためか、依頼妨害を理由に殺すようなことはしていない。
[編集] フランスの警察
- ブサール
- 第47巻168話「メスリーヌの猫」
- パリ警視庁の警視。
- 殺されたパリ暗黒街の大物メスリーヌの仇討ちを依頼されたゴルゴに対し、一見丁寧だが断固とした態度で接し、「48時間以内の国外退去」を命じて拳銃を取り上げる。
- さらにメスリーヌの仇ピエールのアパルトマン(事実上の砦)に丸腰で乗り込んだゴルゴに対し、「気体になっても脱出できないよう」アパルトマンを警官隊で包囲し、ゴルゴを二重の危機に陥れる。
- ゴルゴがピエールを殺害したものの決定的な証拠がつかめなかった。
[編集] 第四帝国
[編集] 主要人物
- マルティン・ボルマン
- 第52巻182話「沸騰」
- 第四帝国総統。第2次世界大戦後、南米に逃亡していた。最後はゴルゴ来襲時の興奮と錯乱のあまり急死(実在のボルマンについては該当項目参照)。
- ボック
- 第52巻182話「沸騰」
- 第四帝国No2。実質的には、ボックが統括責任者。脱走したオーベルトの追跡隊の指揮をとっていた。
- 総統に「最後の部隊」の指揮の許可を得てゴルゴに戦いを挑んだが、部隊は壊滅。怖気ついて単身逃げようとしたがゴルゴに殺される。
[編集] リオデジャネイロ地区
- ミューラー、ムンツ
- 第52巻182話「沸騰」
- ミューラーは、リオデジャネイロ地区を指揮していた人物。リオの治安悪化に手を焼き解任させられることになった。かわりにまかされた人物がムンツ。リオを大掃除するためにヒットマンチームを雇い、悪徳刑事、強盗犯を皆殺しにする作戦を立てた。そしてヒットマンチーム一掃の依頼を受けたゴルゴをも殺そうとしたが、チームは返り討ちにされ、ムンツも殺害された。
[編集] 最後の部隊(ラスト・バタリオン)
2個小隊の部隊だが、他にもある模様。ゴルゴ13がユカタン半島の遺跡にいて、それを聞いて戦いを挑んだが、ゴルゴのトラップにはまり全滅した。
- クルト中尉
- 第52巻183話「沸騰 第四帝国」
- 「最後の部隊」の中尉。ゴルゴ抹殺の指揮を執る。ゴルゴ13との戦いの最中に、ゴルゴがセットしておいた爆薬トラップに気づくが、爆薬を拾い上げたところをゴルゴに狙撃されて爆死する。
[編集] 狼の巣(ウォルフ・シャンツェ)
ブエノスアイレスにある本拠地。対外的には博物館だが、難攻不落の“要塞”。建物地下には、核戦争を予想して作られたシェルターがあり、内部は1982年当時最新鋭の厳重な警備システムに張り巡らされていて、モサドの工作員ダビドが潜入するも捕まってしまう。ヒット・チームで奇襲をかけても狼の巣内部の部隊は、1個中隊で守備していて、成功の確率は100%とは言えず、戦闘機で爆撃しても表向き民間の施設である以上国際世論は黙っていないし、シェルターへ逃げられれば空振りになる。総統はこの中にいる。 ゴルゴは多大な費用をかけて構造や警備システムが狼の巣と同じ施設を建設し、狼の巣襲撃の訓練をしていた。
- ハインツ大尉
- 第53巻185話「崩壊 第四帝国狼の巣」
- 狼の巣の警備責任者。侵入したモサドのスパイであるダビドを捕まえ拷問をしていた。ゴルゴ13侵攻時には、毒ガス用シェルターに入って態勢を立て直し、火炎放射器で武装した部隊を率いて扉の向こう側にいるゴルゴを焼き殺そうとする。しかしこれを見抜いたゴルゴの罠によって逆に部下もろとも爆殺された。
- ヴェッセル大佐
- 第53巻185話「崩壊 第四帝国狼の巣」
- 総統の側近。ゴルゴ13侵攻時は、ゴルゴの仕業ではないかと感づいており、ゴルゴを目のあたりにし、目の前にいると兵士に命令している時にゴルゴに射殺された。
[編集] オーベルト率いるネオナチ
第四帝国から脱走したオーベルトとその部下のネオナチ。アマゾンの密林の中に基地がある。スパイを各国情報機関に潜っている。アメリカ、日本、イギリス、フランス、ソ連五カ国相手に高性能毒ガスミサイルで脅迫をした。要求は、金塊10億ドルを渡すこと。
- ワルター・フォン・オーベルト(別名:大アリクイ)
- 第10巻48話「ナチス鉤十字章は錆びず」
- 声:加藤精三(ラジオドラマ版)
- 元ナチSSの科学者。大戦中、毒ガス兵器ホスゲンの研究グループの一員。ユダヤ人大量虐殺計画に加担したと言われている。連合国の追求から逃れて、ハインリッヒ・ミュラー、アドルフ・アイヒマンと共に国外へ脱出。ゴルゴが基地を襲撃した時、ゴルゴに殺されかけるが、防弾ガラスによって一命を取り留めて逃走に成功。最後はリオデジャネイロのカーニバルの中で自らゴルゴに決闘を挑むが敗北、最後は自爆でゴルゴと刺し違えようとして死亡した。
- ポリヤコフ(暗号名:トナカイ2)
- 第10巻45話「アラスカ工作員」
- KGBの逆スパイとして活動しているオーベルトのスパイの一人。ゴルゴがイエスを殺し終わった後、飛行機をハイジャックするも降りた後、ゴルゴに殺された。
- KGBの逆スパイとして活動している時は、KGB二重工作員としてCIAに潜入。CIAの一員としての名は「トニー・マーカス」。
- オットー
- 第10巻47話「リオの葬送」
- 声:佐々木勝彦(ラジオドラマ版)
- オーベルトの部下の一人。マイヤを捕えて、ゴルゴが何者であるかを聞くため拷問したが、マイヤに舌を噛んで自殺され空振りに終わる。オーベルトの似顔絵を持って聞き込みをしている男から協力者のカルロスを突き止めて拷問するが、ゴルゴに殺される。
- カール
- 第10巻47話「リオの葬送」
- オットーの部下の一人。仲間と共にマイヤを捕らえる。ゴルゴがリオに居ると連絡が入り仲間と共にゴルゴを探したがゴルゴに殺される。
- ヒルカ
- 第10巻48話「ナチス鉤十字章は錆びず」
- 声:香月弥生(ラジオドラマ版)
- オットーの部下。オットーからゴルゴが何者であるかを探るため出動させた。ゴルゴに近づき、幻覚剤入りのポートワインを口移しして近づこうとしたが、逆に飲まされて基地の場所を聞き出されてしまう。ゴルゴに殺されたのち、報復として遺体は路上に裸体という、マイヤと同じ状態で捨てられる。
[編集] 企業家
- レオナード(レオナルド)・ドーソン
- 第32巻114話「帝王の罠」
- 声:納谷悟朗(劇場版ゴルゴ13(1983年))
- ドーソン・カンパニー会長。貧しいイタリア移民から石油事業で身を起こし、一代で同社を築き上げた「帝王」。最愛の一人息子ロバートを射殺したゴルゴに対し激しい憎悪を燃やした。半年をかけた周到な計画の元自ら標的となり居城、ドーソン・ビルに立て篭もり、潜入したゴルゴの包囲、殺害を謀るも失敗。後日ロバートの遺書を受け取り、事件の真相を知った直後ゴルゴから死の宣告を受け、自ら進んで狙撃された。
- 劇場版ではロバートの死が半ば自殺である事を既知の上でゴルゴ殺害に執念を燃やした。またCIA、FBI、ペンタゴンに圧力をかけ協力を強要したり、義娘(ロバートの妻)と孫娘までも復讐に利用、果ては殺人鬼の死刑囚まで招集するなど、憎悪の余り尋常な状態ではなかった。最後はドーソン・ビルでゴルゴと対峙、ビルから身を投げ地面に衝突する直前に脳天を撃ちぬかれた。
- ガブリエル・ロスマクドナルド/インゲルマン・ペテンセン
- 第38巻134話「鬼畜の宴」(アニメ版第40話)
- 声:(ロスマクドナルド)塚田正昭、(ペテンセン)富田耕生
- ロスマクドナルドは南アフリカ共和国のキンバレーの採掘会社社長。インゲルマンはスウェーデンのコンピュータ会社社長。両人とも68歳。事業のほうは息子達に任せていて、余生を楽しむためインディオハンティングなど“刺激的な遊び”をしている「鬼畜」。余興の一環としてスパルタカスに偽りの依頼をして、コロシアムでゴルゴに戦いを挑ませ、自らはテレビ観戦をし見世物にしていた。しかし自分が見世物にされたことに憤慨したスパルタカスによって、ゴルゴに殺害依頼を出されてしまう。マフィアをボディーガードとして雇い、さらに旅客機が空港に入れないようにして必死で飛行機でヨハネスブルグへ逃げようとする。しかし先に空港に到着していた傭兵の輸送機に紛れ込んでいたゴルゴに射殺された。
- 小説ではロスマクドナルドが1991年に人権運動家にして息子のトーマス・ロスマクドナルドが死亡した事により狂気を持ったとされる。
- マクラミン
- 第54巻189話「穀物戦争 蟷螂の斧」
- 穀物メジャービッグフォーの一つカーギル社の会長。日本の農務長官に自動車の見返りとして、もっと農産物を買うように圧力をかけている。他のメジャー達も藤堂の実力には敵わず、藤堂に本気でかかるためゴルゴを依頼して藤堂の持っているエレベーターを破壊することを依頼した。
- 「汚れた金」では、「ポーランドとソ連の国境付近で、ソ連の穀物購入用金塊が核テロで被爆した」というニュースを受けて緊急役員会議が開かれた。被爆した結果、穀物市場は大混乱して、相場は暴落で、自社の穀物の価値は半減。重役達が悩んでいたところ保険金があることを思い出して、部下に保険金の確認をさせに行かせたが、保険は成立していなかった(これは藤堂の仲間が、事前に保険を引き受けるロイズのアンダーライター(保険引受人)を一時的に拉致したため)。
- ジェラルド・ホワイトロック
- 第61巻212話「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」
- ダイヤモンド鉱山のオーナー。かつてアングロ=デ・ロアズ商社との競争に破れ、拳銃自殺を計るも一命を取り留めた。その後はロアズ社への復讐とダイヤの採掘に執念を燃やし、サウジアラビア政府の支援の元、巨大鉱脈の採掘に成功した。そして大量の極上ダイヤを安価で世界中に放出し、ロアズ社が支配するダイヤモンド市場に大打撃を与えた。またゴルゴに対し、地上最強の硬度を持つ巨大ダイヤを銃弾で破壊するという、極めて困難な仕事を依頼した。
- なお、「ダイヤ・カット・ダイヤ(ダイヤをカットするにはダイヤをおいてなし)」とは本来西洋の古諺で、「レベルの高い仕事(ダイヤ市場潰し・ダイヤ加工・ダイヤ破壊)がこなせるのはレベルの高い奴(ホワイトロック・ワイズコフ・ゴルゴ)だけ」という意味。
- ソロモン
- 第61巻212話「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」
- アングロ=デ・ロアズ商会会長。ユダヤ財閥とロスチャイルド銀行を資金源に持ち、世界中のダイヤモンドを一手に支配している。どんな危機も不屈の知謀ではねのけてきた人物。1,050カラットにも及ぶ巨大ダイヤ「ギャラクシー・オブ・キンバリー」の所有者であり、考え事をする際にはこれを手で弄ぶのが癖。
- 復活したホワイトロックにダイヤモンド市場を荒らされ、最後の手段としてホワイトロック暗殺指令を下そうとする。しかし依頼を受けたゴルゴにより己の象徴である「ギャラクシー」を破壊されて敗北を悟ったが、なお不屈の闘志をもって再起を期す。
- 二階堂 洋介
- 第103巻323話「モスクワの記憶」
- 日本一の重工業メーカー・大東重工業のトップにして、日本を裏から操る"怪物"と呼ばれている男。悪魔のような頭脳と判断力を持つ。誇り高いというより傲慢な性格で、「世界がすべて自分の思い通りになると思っているような顔」。
- 旧日本陸軍の超エリートで、太平洋戦争時には満州で関東軍副参謀を務め、終戦時には対ソ交渉団の一員となっていた。が、日本の敗北と東西冷戦構造を誰よりも早く予期し、先手を打ってソビエト軍のスパイとなってスターリンの信頼を得つつ、その裏でアメリカと日本を結ばせソ連を遠ざける事により、西側の自由経済の中で日本を繁栄させ、すべてを思いのままにコントロールしようとした。その為に満州国内の日本人64万人、特に余計なことを知っている交渉団の同僚たちをソビエトに売り渡し、抑留・強制労働(そして窮乏と死)を強いらせた。
- しかし、二階堂も予想できなかったソビエト崩壊に伴い、あるジャーナリストが二階堂の裏切りの資料を発見し、交渉団唯一の生還者である金子に知らせた。金子は二階堂への復讐を果たすべくロシアへ赴いたが、同行したジャーナリストが二階堂の手下のソロゴフに殺害されてしまう。金子は知り合いの元GRUの高官にボディーガードを紹介してくれるよう依頼、やってきたのはゴルゴだった。ゴルゴはその高官から、保守派の大物でもあるソロゴフの抹殺を依頼されており、金子はソロゴフをおびき寄せるための囮でもあった。
- しかし、ゴルゴはソロゴフの抹殺完了後もなぜか金子の護衛をやめず、二階堂の策をことごとく打ち破ってしまう。二階堂はその理由を「私の頭脳が今後自分に害を成すと危険視し、金子を無事日本へ送り届ける事により私を破滅させようと判断した」と推測した。
- そして金子が無事日本に到着したという報を聞いた二階堂は、その性格上資料を公開されて破滅するより死を選び、一人個室で自決した。
- フロマンタンソフトウェア社の社長
- 第147巻487話「バイルス・チェイス」
- フランスに住むあるIT企業の社長。本名不明。
- インターネット上に、ハンドル名「セーフサーフ」という、ワクチンソフト開発の天才で、自ら開発したワクチンソフトを次々とフリーウェアとして公開している正体不明の人物が出没していた。社長は、「「セーフサーフ」に協力させれば、コンピューターウイルスもワクチンも作り放題、言い値で商売ができる」と企み、「セーフサーフ」の正体を突き止めて拉致。さらにCIAが黙っていないだろうと判断して、先手を打ってエシュロンをハッキングしたり、CIAのゴルゴにコンタクトできるパソコン「Seacret No.13」を使用不能にするため、ウイルスを送り込んだ。
- 「セーフサーフ」の安否はインターネットの安否、ひいてはアメリカの安否に直結すると判断したCIAは、ゴルゴに依頼。ゴルゴは「セーフサーフ」の正体を探るところから始めてフロマンタン社の陰謀を突き止め、「セーフサーフ」のネット仲間の協力を得て「それは偽者、本物の「セーフサーフ」は別にいる」と社長に思わせて直接対面にこぎつけ、社長の混乱の隙をついて抹殺、「セーフサーフ」を救出した。
- ヘンリー・ウェザビィ
- 第102巻314話「ブラックジャイアント伝説」
- 表向きはアメリカ・西テキサス州で牧場を営む牧場主だが、その正体はロックフェラー財閥の重臣の一人で、アンソニー・ロイドの名でロックフェラーの隠し油田の噂を匂わせておいて、石油市場を操作していたロビイストでもある。
- エジプトに亡命中のモハマド・ハーンはある人物からの依頼で「ブラックジャイアント」、すなわちロックフェラーの隠し油田を突き止めようとする。ハーンの部下たちは石油業界の元重鎮「セブン・シスターズ」を拉致・自白などさせるなど色々な手段を使い、ついにヘンリーの存在を突き止めた。一方ヘンリーはゴルゴに依頼し、ゴルゴは地下洞窟内の油田基地内で侵入者を全て排除した。
- 戦闘後、ヘンリーはモハマド・ハーンとその黒幕である日本の銀行頭取を狙撃してくれとゴルゴに追加依頼。その際にゴルゴは隠し油田は存在しないと告げ、ヘンリーは「隠し油田があるという情報こそが重要」と、そう思わせ続ける事により石油市場を操作してきたと告白、そして自身も幻想の中を泳ぎ、壮大にして虚しいお遊びに付き合ってきた哀れな存在だと自嘲した。
- カール・ジェイ
- 第389話「害虫戦争」
- 植物種子産業会社「ハイクロップ社」社長。遺伝子改造をして殺虫剤の一切効かないトウモロコシ害虫のアワノメイガを数億匹も養殖し、アメリカ中のトウモロコシに大打撃を与えた後に自社で開発したアワノメイガも効かないバイオ・トウモロコシを売り、トウモロコシ産業を独占しようとした。
- たとえ自分が死んでも一族の者が引き継いでくれ、そして数億匹のアワノメイガを絶滅させる事など不可能だと、それがたとえ生態系を狂わす事態になろうともおかまいなしと自己中心的で、その陰謀を突き止めた中国の研究員粛たちをも「事故死」させる。
- が、中国の依頼を受けたゴルゴの狙撃により、アワノメイガは全滅してしまう。それにより会社の運営資金をアワノメイガと売り物にならないバイオトウモロコシに費やして無駄に失ってしまったことになり、たとえ保険が効いたとしても「バイオハザードを起こそうとして失敗しました」とも言えず、ジェイ一族は完全に成す術をなくし、社会的に失脚した。
- 溝口浩樹
- 「ノモンハンの隠蔽」
- 中小企業「溝口精密機械株式会社」社長。不景気において会社を存続させようと大手企業と提携しようとし、条件である新工場の出資金のために末期ガンで余命幾ばくもない会長でもある父親の遺産5億が必要となり、父に相談した。父は5億を相続させる条件として、かつて満州の関東軍に居た頃の部下・大隈源一郎のいるフィリピンへ赴き、彼からノモンハン(現モンゴル)のどこかにある「遺産」を持って帰るようにと指示し、軍隊時代の部下で政府関係にも顔が利く来栖広之と共にフィリピンへと向かった。
- フィリピンへ着いた溝口は大隈の居る地へと向かったが、それを阻止せんと「とある人物」の依頼を受けた広域指定暴力団・般若組の若頭・藤見が尾行していた。山奥の山村で大隈と再会した来栖と溝口は、彼の口から遺産を埋めた場所を教えてもらい、当時同僚だった書記の山路からも「ある品物」を渡され、その直後に関東軍司令官であった坂東少佐に殺害された事も聞いた。ノモンハンへ旅立とうとする溝口たちを、藤見は武装ゲリラを雇って襲撃しようとしたが、来栖に「妨害者を排除してくれ」と依頼されたゴルゴによりゲリラは全滅した。
- ノモンハンに着き、遺産の埋まった場所にたどり着いた溝口と来栖は遺産を掘り起こそうとし、藤見はロシア・マフィアと共に装甲車に乗ってきて二人を殺害しようとしたがゴルゴにより藤見たちは全滅した。しかしその時の流れ弾が来栖に当たり来栖は息を引き取った。ひとり溝口は遺産の入った鞄を掘り当て、中から兵士達の家族への肉声の入ったレコードと、そして山路が渡したとされるレコードも発見、溝口はレコードを再生させると、当時の関東軍2万人がモンゴル・旧ソ連連合軍との戦争で戦死した「ノモンハン事件」は、司令官である坂東少佐ら三名の将校の判断ミスから2万名近くの犠牲者を出した事、そして軍法会議にかけられるのを恐れた坂東たちが生き残った兵士達を激戦区の南方へ出兵させ戦死する事により口封じをしようとした事、そしてその坂東少佐が戦後裏金などで莫大な利益を上げ、一代財閥を形成した東西鉄道の坂東会長だという事を知った。ちなみにその坂東会長はインサイダー取引疑惑などスキャンダルとして取り上げられ、遺産を掘り当てた同時刻、スキャンダルと過去を暴露される事への心労で危篤状態となった。
- 溝口は日本を経つ前に来栖からもしもの時のために手紙を渡され、手紙にはレコードをその家族の下へと届ける事、そして今回の体験で何かを学んでくれればいいと書き綴られていた。溝口は家族への思い出を届ける事が自分の義務だと山路のレコードはノモンハンの河に捨て、兵士達の遺したレコードと、来栖の亡骸を抱えて日本へ帰国した。
[編集] ロックフォード財閥
- デビット・ロックフォード
- 第63巻217話「ロックフォードの野望」(アニメ版第44話)
- 声:森功至
- ロックフォード財閥会長。単一の巨大資本によって世界平和が築かれる一族の世界制覇の野望を達成するまで、絶対死ぬわけにはいかないため、ゴルゴにいつか必ず狙われるためゴルゴ13を一族専属の狙撃手として雇おうとする。報酬は、月額100万ドル(約2億3千万円/当時の為替レート)の契約だったが、あっさり断られた。それは、依頼人を限定することは考えていないからと言われている。断られた後は、ゴルゴのカードの効力を抹消したが、ウォール街9番街の銀行だけは、封鎖されていなかった。お金だけではなく、証券、債券、信託預金、貴金属類、土地、屋敷、五ヵ所の山荘、7ヵ所のマンションを凍結させたが、それでも怯ませるには至らなかった。
- 華僑の実力者黄彊孫(声:西川幾雄)が、ゴルゴにデビットの狙撃を依頼したことを聞いて、「あの男」、すなわちアメリカ大統領にゴルゴを阻止するよう頼む。デビットはスイスの山荘に避難し、アメリカ大統領からゴルゴに電話したことを聞き、安堵してベランダから湖の景色を愛でていたが、湖上のヨットからゴルゴに狙撃された。
- 「神」「誠」などといった漢字がちりばめられた奇抜なガウンを着ている。
- クリフ・ミラー
- 第63巻217話「ロックフォードの野望」(アニメ版第44話)
- 声:塩屋浩三
- デビットの部下。ゴルゴ13を一族専属の狙撃手として雇うためやってきたが、断られた。ウォール街9番街の銀行にいたゴルゴに電話したが、また断られる。
- アニメ版では名前がニコラス・ミラーに変更された。
- ローランス・ロックフォード
- 第66巻229話「ロックフォードの野望 謀略の死角」
- ロックフォード財閥理事長。デビット亡き後、ロックフォード一族の実質的な統率者となる。文化面で世界に貢献するロックフォード財閥を前面に押し出して当面を乗り切ろうとした。
- 愛車はアストンマーチンのオープンカーだが、それが仇となって運転中にゴルゴに狙撃され、死亡。
- ヘンリー・ブレジンジャー
- 第66巻229話「ロックフォードの野望 謀略の死角」
- ハーバード大学国防政策セミナー主任教授。ロックフォード一族を補佐する元閣僚の一人。ニクソン政権時代には国務長官を務め中東和平調停を工作、ノーベル平和賞を受賞した。国際政治の裏舞台では負け知らずで、歴史を変えたとまでいわれた人物。
- ゴルゴを手中に収めるため、ゴルゴに接触する依頼人を殺害する計画を立案。さらに周囲の目を欺くため一族の長老マックロイと画策し、デビッドの息子ロックフォード四世を対外的なダミーとして後継者に擁立した。だがローゼンの依頼を受けたゴルゴに影の統率者ローランス・ロックフォードを狙撃され計画は頓挫、初めて自分に屈辱を与えたゴルゴに再戦を誓った。
- モデルはヘンリー・キッシンジャーだが、他作品にはそのモデルの当人も登場している(政治家の項目参照)。
- ララ
- 詳しくは殺し屋・狙撃手を参照。
[編集] 犯罪者・テロリスト
- 青い目(ブルーアイ)・ザラス
- 第2巻5話「檻の中の眠り」(アニメ版第9話)
- 声:小山力也
- 上記「パンドラの箱」の死刑囚。死刑囚にされたゴルゴの隣の独房の住人。
- ゴルゴに脱出不可能な「パンドラの箱」からの脱走を持ちかけられ、互いに協力し、苦難の果てに脱走を成功させる。
- が、ゴルゴがわざわざ刑務所に入ってザラスを脱走させたのは、「死刑になるまで待てない」という依頼を受けて素早く確実に殺すためだった(依頼人は不明)。そうと知ったザラスはゴルゴの素性を尋ね、有名なゴルゴ13だと知ると笑いながら死を受け入れた。
- ゴルゴ曰く「俺が殺す前に名を教えたのは、お前がはじめてだ」
- マックス・ボイド
- 第8巻35話「素晴らしきシカゴ」
- 老いた銀行強盗犯。カンザスシティで銀行強盗をして8年間シンシン刑務所に送られて、仮釈放された。
- マックスは昔に行っていたバーに行き、8年の間に何もかもが変わっていたことを悟るが、そこで昔の仲間であったフレディの伝言と、かつて愛していた女性ジニーが結婚してシカゴを去った事を聞かされる。そしてフレディと共にテロリストの仕業に偽装した銀行強盗を行なうが、それはジニーがいるフロリダに行くための金を用意するためであった。
- しかし強盗終了後、ゴルゴがやって来て(マックスたちの仕事をテロリストの仕業だと思ったFBIからの依頼)撃たれ、ジニーの写真を見て泣きながら力尽きていった。
- レネ・ガルシア
- 第11巻53話「そして死が残った」
- フィリピンの反政府ゲリラ『フク団(フクバラハップ団)』のリーダー。
- フィリピン政府からガルシア殺しを依頼されたゴルゴとガルシア率いるフク団は、マニラの街で闇にまぎれて死闘を展開する。
- が、フク団はガルシアと腹心のカバネロを残して全滅。追いつめられたガルシアは「カバネロの店に忍び込んだこそ泥」と偽って逮捕され、体よく警察署に逃げ込む。
- ガルシアはゴルゴの裏をかき、逃げ込んだその足でカバネロに保釈金を支払わせて警察署から抜け出すつもりだった。だが、保釈金を支払ったのはカバネロではなくゴルゴだった。それを聞かされ、自分が裏の裏をかかれたと知って呆然とするガルシアは狙撃され、ゴルゴは死を残して去っていった。
- ジム・ジョーンズ
- 第45巻159話「地獄からの生還者」
- 新興宗教「人民寺院」の教祖。ガイアナの本拠地で信者らと共に自給自足の生活を送っているが、麻薬中毒に陥り、集団自殺のリハーサルを行うなど、尋常な人物ではない。
- 実在の人物だが、作中ではゴルゴに射殺されたことになっている。
- ボイス
- 第107巻369話「守宮の盗聴」
- 別名“守宮(やもり)”。元FBI捜査官で、現在はサンフランシスコで盗聴屋をしている。性格は頑固者だが、盗聴技術は悪魔的、腕は街一番。
- FBI時代、麻薬組織を捜査中に自分の妻がその麻薬組織の一員と浮気していることを聞いた。こうした経験から盗聴屋になってからは、人間嫌いとなっており、3匹の犬とフライというカラスの計4匹を使って盗聴している。また、FBIの資料にもハッキングできる。
- 盗聴中にゴルゴへの依頼を聞いて挑戦意欲をかきたてられ、ゴルゴの狙撃の証拠となる“音”を盗聴・録音することでゴルゴに挑む。
- ゴルゴは依頼が終了した後、3匹の犬の位置から自分の位置を特定されているのを見、何者かに盗聴されていることを見抜いて、ボイスの商売敵エリオットと組んだ。ボイスは逃げも戦いもせず、守宮のように身を隠してゴルゴをやりすごそうとしたが、やがて守宮が自分から頭を出すように疑心暗鬼に陥って自ら盗聴を開始、その発生電波をエリオットにキャッチされて居場所をつかまれ、ゴルゴに殺される。死ぬ寸前、「やっと音のない世界に行ける」ことを喜んでいた。
- ホセ・カンポス
- 第138巻増刊62話「フロリダ・チェイス」(アニメ版第25話)
- 声:屋良有作
- キューバ(アニメ版では伏せられている)からの亡命者。現在は麻薬売買・殺人でフロリダの刑務所に収監中、しかも所内では再三暴動を起こすという凶悪犯。
- キューバの外相補佐官マガリス(声:土井美加)は、「カンポスの悪行三昧は『我が国』の恥。生かしておいたら国全体の評判が落ち、堅気の移民たちまで迷惑する」という理由で、ゴルゴにカンポス暗殺を依頼する。
- が、その矢先、カンポスは完全防弾の現金輸送車を仲間に盗ませ、移送中に護送車を襲わせて脱走した。カンポスは残忍にも護送車の看守や同乗の囚人まで皆殺しにし、しかも仲間まで殺して自分の死体だと見せかけ、自分だけ逃げるつもりだった。ゴルゴは警官隊に変装して紛れ込み、これと対峙。突進してくる車体の下に潜り込み、弱点であるマフラー管を貫いて助手席に座るホセを見事に射殺した。
- ミハイル
- 第340話「死臭の聖者」(アニメ版第16話)
- 声:池田秀一
- ニューヨークにある教団「ミハイル教」の教祖にしてロシアマフィアのドンで、数々の神力を使う。ロシア出身で、異端派の宣教師の息子として生まれ、各地を宣教しながら生活していたが、宗教弾圧で動いていた民警の手により父親は射殺され、ミハイルは正教会に預けられることとなったが、月日が経つにつれ神力を使えるになり、不治の病などを治すなど数々の奇跡を起こしながらシベリア各地を放浪、命を救われた人達はミハイルを崇拝し、「ミハイル教」が誕生した。
- シベリアでの布教活動の後、単身ニューヨークへと訪れアメリカで布教活動を始めるが、ミハイルの存在を危惧したギャングの報復で顔に大火傷を負ったミハイルはそれ以降仮面を被り、信者を「死も恐れぬ兵士」にし、ロシアマフィアとなってマフィア・財界人を相手にテロを行っていた。
- 潜入捜査に失敗し殺害されたニューヨーク市警々察官・カレン(声:加藤優子)の同僚にして恋人の男(声:中村大樹 )はゴルゴにミハイルの殺害と組織の壊滅を依頼、ミハイル教兵士の猛襲に遭うも、最後は奇襲によりミハイルに神力を使わせる間も与えず殺害、組織を壊滅させた。
- ミハイルはゴルゴと合った際、500年前の前世で西シベリアのオビ川のほとりで逢った事があると言い、地方に伝わる「悪魔と契りを結んだ男の伝説」の男ではないかと仮説を立てている。そして自らが倒れるかもしれないと予知もしており、予知どおりの場所でゴルゴに敗れた。信者には神の如く崇められたミハイルだが、仮面の下の大火傷を負った素顔は、悪に染まった彼の心を表したかのような、醜い化け物のような顔だった。
- 原作では本物の超能力者だったが、アニメ版では情勢を考慮してか単なるインチキになっていた。
- チャールズ・フィッツジェラルド
- 第151巻「爆弾魔(ボマー)」
- 元IRAの工作員「爆弾魔」で、左手首に蜂の刺青がある事から暗号名は「蜂(ビー)」で、IRA脱退後はフリーランスのテロリストとして活動、ネットオークションを利用して世界各地の依頼を受けていた。その手口は車などに仕込んだプラスチック爆弾を、改造した携帯電話の電波で一般市民ごとターゲットを爆殺すると言う、非情に卑劣なものである。
- とある米自動車企業からWAモータースのウィリアム・アロイ会長の殺害を依頼され、日本・名古屋にて爆殺しようとするが、WAモータースに依頼されたゴルゴにより狙撃された。ちなみにその際は顔がバレていると読んだのか、女装していた(かなり無理のある女装であったが)。
[編集] IRA
- 爆弾係(ボマー)
- 第65巻220話「アイリッシュ・パティーズ」
- カトリック系過激派組織IRA(アイルランド共和軍)の、主に政府要人を狙う大物テロリストで、普段は日雇い労働の僅かな収入で家族を養う父親として世間の目を欺いている。
- 一人息子で反抗期のエドは、友人がIRAに入団していると聞き、アイルランド人としてデカい事をしたいと自分も入団したいと友人に申し出たが、それを聞いたボマーはその友人に体罰を与え入団を断らせるよう指示、息子にはかたぎになってもらいたいと部下のひとりが経営している会社に就職させようとしたが、エドは自分の実力でIRAに入団しようと要人の襲撃を決意した。
- 最後は上院議員の泊まっているホテルに爆弾を仕掛けようとするところを、MI5から依頼を受けたゴルゴに発見されその場で射殺されてしまう。エドは上院議員を襲撃しようとするも結局は実行出来ず、その赴いたホテルで大物のボマーが射殺されたとの報を聞く。そのボマーが自分の父親だったとも知らず…
- キャサリン・マッコール
- 第110巻369話「冷血キャサリン」(アニメ版第26話)
- 声:本田貴子
- カトリック系過激派組織IRA(アイルランド共和軍)の女性テロリストで、ゴルゴ13の子供を出産した女性(ただし、彼女の子供ではないが、ゴルゴ13の子供らしき幼児は別に登場したことがある)。
- かつては冷静な判断力と死をも恐れない行動力から「冷血キャサリン」と呼ばれていたが、ゴルゴのサポート役として共に行動した時に、やがてゴルゴに魅かれ情慕を共にし、やがて男児のジョーイ・マッコールを出産した(ゴルゴ以外との性行為はなく、ゴルゴと同じとび色の瞳と黒髪をしていたので間違いないと思われる)。
- キャサリン自体も子供を授かったことに喜び、ゴルゴに教えることもなくシングルマザーとして育てていたが、3歳の時、キャサリンが製作していた爆弾をうっかり作動させて死亡、それからは人を殺すことを避けたがる「臆病者のキャサリン」として相棒のパメラ(声:高乃麗)と行動を共にしていたが、愛国心の人一倍強いパメラはやがてイギリス側との和平案を唱えていた上層部の一人を殺害、暴走を始めたためにいたたまれなくなったキャサリンはゴルゴと再会、パメラの殺害を依頼した(この時ゴルゴはすでにMI6からもパメラの狙撃依頼を受けていた)。
- 最後は身を挺してパメラの狙撃位置を教え、その時に胸に受けた銃弾が元で死亡した。その時のゴルゴの胸中にはもうこの世にはいない我が子とキャサリンのことを考えていたのか、複雑な表情をしていた。
- アニメ版ではさらに、ゴルゴが息子の墓に花を手向けた事を示唆する描写がある。
- ローワン
- 第143巻増刊67話「シリコンアイランド」
- IRAのハッカー。2人仲間がいて、年長の破壊工作員のリアムとは仲が悪い。
- ゴルゴやリアムを「アナログ人間」や「原始人」と馬鹿にしていた。ローワンの力ではアメリカ企業のセキュリティーには入れないため、アイルランドにあるアメリカ企業のプログラマーをIRA隊員を使って殺害(ローワン曰く3千万ポンド稼げた)した。
- そしてリアムから政府が自分達を消しにかかると聞いたが、ローワンは政府がゴルゴを使うことを察知、「自分達がゴルゴを見つけ、リアムが殺せば大手柄」と放言した。ローワンたちはアイルランド空港警察のコンピュータの監視カメラをハッキングしてゴルゴがアイルランドに入っているのを見て、政府のパソコンにハッキングして大統領のスケージュールに1時間空白があり、その時間帯に100万ポンド振り込まれていることを確認。さらにゴルゴがホテルではなく、フィー川のボートハウスでクルーザーを借りる所まで付き止めた。
- そしてリアムがバズーカでクルーザーごとゴルゴを撃ったものの、そのゴルゴはシャワーの湯気を使ったホログラムで、ゴルゴはすでにクルーザーから抜け出していた。リアムは倒され、ローワンたちは車ごと狙撃され、ローワンは車から逃げたものの死亡。
- なお、彼らがつかんだゴルゴの情報は、ゴルゴ自身が彼らを罠にはめるためにネット上に流したものだった。ローワンたちは「原始人」をなめてかかり、その罠を疑うことなく自分から引っかかってしまったのだ。
[編集] マフィア・ギャング
- バグシイ”ビッグ”ガボール(スパイク・ジョーダン)
- 声:池田勝
- 第5巻21話「帰ってきた標的」(アニメ版第10話)
- アメリカ麻薬組織のボス。しかし、勝手にFBIと司法取引をしようとして、部下のロッキー(声:斉藤志郎)から口封じの依頼を受けたゴルゴに狙撃される。
- しかし、ゴルゴは香港で死んだはずのバグシイと再会。バグシイは「君が殺したのは俺の替え玉スパイク。ロッキーと組んで高飛びのため一芝居打たせてもらった。で、今度はロッキーの口を封じて欲しい」
- だがゴルゴは「おれは一度に二人の依頼人はもたない」とスパイク狙撃の「仕事」を続けると予告。そしてロッキーは、その「バグシイ」が実は本物のバグシイと入れ替わってボスの座を奪ったスパイクだと気づき、「ゴルゴを騙して裏切った以上、二人とも命が危ない」と手を組む(アニメ版では「バグシイ」に消されている)。
- 「バグシイ」はゴルゴの命を狙い、兵隊を総動員し、部屋の窓を防弾ガラスに換えて身を守ろうとするが、ゴルゴはすべてを突破して「仕事」を完了した。
- ダディB
- 第8巻38話「マッディブラッド」
- 伊藤忠政
- 第14巻61話「日本人・東研作」
- ベントナ
- 第18巻73話「動作(アクション)・24分の4」(アニメ版第8話)
- 声:秋元洋介
- ニューヨーク近郊の街バターソンのボス。だが20年かけて築き上げ、守ってきた縄張りをニューヨークマフィアのドン・ジョバンニ(声:渡部猛)にあっさり奪われてしまう。
- ベントナはその無念を晴らすべく、ゴルゴにドン・ジョバンニ殺しを依頼。直後にドン・ジョバンニの拷問を受けて惨殺されるが、その死に顔は笑っていた。
- トムソン
- 第18巻73話「動作(アクション)・24分の4」(アニメ版第8話)
- 声:田中正彦
- ニューヨークマフィアの暗殺部ボス(つまり用心棒のリーダー)。相手がゴルゴと知ったドン・ジョバンニにゴルゴ抹殺を命じられる。
- トムソンはチンピラ三人を捨て駒にして後からゴルゴを襲わせ、三人が返り討ちにされる所をデジタルビデオ(原作では8ミリカメラ)に撮って分析する。その結果は「1秒24フレーム中4フレーム(0.17秒)で拳銃を抜いて向き直り、次のフレーム(0.04秒)で一人目を射殺」という超人技だった。
- しかし超人といえども人間、勝算はあるとみたトムソンは、「ドン・ジョバンニの居室の窓を防弾ガラス張りにし、ゴルゴが狙撃に失敗してうろたえたところを、暗殺部ベスト・3(声:星野充昭、石野竜三、武虎)が三人がかりで仕留める」という策を立てる。だが、ゴルゴは「遠距離狙撃で、M16A2(原作では無反動速射RT15連発銃(架空の銃))の全弾を一点に集中する」という正真正銘の神業で、防弾ガラスを打ち砕いてドン・ジョバンニを狙撃した。その神業はトムソンの策をも打ち砕き、逆にうろたえたベスト・3は三発の銃声と共に仕留められ、トムソンはゴルゴの銃口の前で立ち尽くした(アニメ版のラストでは四発目の、そして最後の銃声が響いた)。
- マーティ・オブライエン
- 第25巻97話「レディ・ビッチ」(アニメ版第4話)
- 声:亀井三郎
- ジュゼッペ
- 第98巻301話「ワイズガイへの道」
- アメリカ・ニューヨークに拠点を置く落ち目のイタリア系マフィア「フェリ・ファミリー」の準構成員。ボスのドン・フェリ(アントニオ・フェリ)の息子のファブ・フェリとは幼少の頃からの大親友であり、ファブに一日でも早くワイズガイ(正式メンバー)になってもらうべく日々犯罪行為に協力している。
- フェリ・ファミリーが敵対する麻薬密売組織「ズィップ」により勢力が衰え、さらにドン・フェリが強襲されたとの報を聞いたファブはワイズガイになる事に焦り、麻薬密売を開拓しようと単身トルコへ赴く。が、それを聞いたズィップのボスにして存在自体が極秘のユダヤ系巨大犯罪組織「ユダヤ・シンジケート」の幹部であるデビット・シンガーの差し金により殺害されてしまう。ジュゼッペはファブの仇をとるべく自らファミリーの破門を申し出、デビットへの報復を決めた。
- 息子を殺され、しかし下手に報復したら逆にファミリーが壊滅させられるため、ドン・フェリはゴルゴにデビットの殺害を依頼。当日ジュゼッペはマシンガンで殴り込みをかけてデビットを殺害しようとしたが、結局護衛の手により殺害された。しかしゴルゴはそれを利用し、跳弾事故に見せかけてデビットを殺害した。
- 張金栄
- 第104巻317話「黒い星」
- 台湾の幇(台湾華僑)、「竹連幇」の「大家姐(女当主)」で、皆からの人望が厚い。竹連幇のトカレフ密輸ルートが他の組織に度々狙われていたので、腹心の揚炳章がゴルゴに組織の調査・壊滅を依頼したが、揚一族の火青が私怨の為に相手組織と共闘して行っていると判断、張は身内の不始末を外部の者に任せるのは恥とし、自分達で始末をつけるとゴルゴに依頼のキャンセルを申し出、お詫びにと会食を申し出た。
- しかし始末をつける為に送り込んだ暗殺隊が返り討ちに遭い、惨たらしい姿になってさらし者になっていると聞き、竹連幇が侮辱されたと憤怒した張は相手組織のある中国・福州に自ら赴こうとするが、ゴルゴは相手が中国軍特殊部隊だと判断し、これは張をおびき寄せる罠だとそれを制止。相手組織が実は中国政府にも影響力がある大華僑「客家幇」であり、火青を利用して張を抹殺する事で竹連幇を壊滅させ、武器密輸ルートを独り占めする気だ、と判断した張は、特殊部隊を壊滅させるべく再びゴルゴに依頼した。
- 再び依頼を受けたゴルゴは相手組織のアジトへと赴き、特殊部隊とそのアジトを壊滅させ、張も幇の掟により火青を処刑した。
- ゴルゴ自身も依頼を一度キャンセルしたにもかかわらず、怒るわけでも、すぐに立ち去るわけでもなく会食を同席し、しかも憤怒して中国へ赴こうとする張を、普段は相手の行動に関与しないゴルゴが制止・助言をし、しかも再依頼を引き受ける辺り、張の人間性を高く評価し、それなりに敬意を払っていると思われる。
- ファビエ
- 第102巻315話「メデジンカルテル」
- コロンビア・メジデン市で牧場経営・不動産・絵画取引で富を成す大富豪で、表向きはサッカー場や住居などを提供する名士として名高いが、裏ではメジデン・カルテル(麻薬密売組織)のドンとして暗躍している。
- スラム時代からの舎弟のエステバロはファビエを兄弟のように慕っていたが、ファビエの方は猪武者なみに見境なく行動して当局に目をつけられたエステバロをいずれ始末しようとしていた。
- そこへ「何者か」の依頼を受けたゴルゴがエステバロのアジトを遅い、御執心の愛人リヴェラをファビエの元に届け、偽の情報を流した。それによって裏切られたと激怒したエステバロはファビエと抗争をはじめ、エステバロは部下の裏切りにより死亡、ファビエもゴルゴにより抹殺された。そして「何者」、すなわちコロンビアのガビリア大統領は、安堵とともにゴルゴの手際に感嘆した。
[編集] 偽ゴルゴ13
- ベン・ピアース
- 第6巻26話「ラブはナイフ」(アニメ版第30話)
- 声:小杉十郎太
- ナイフ使いの暗殺者。かつてはドサまわりのサーカスから逃げだし、500ドルで人殺しを請け負うチンピラをしていた。その時に知り合ったマーサ(声:日野由利加)とコンビを組んでからは、マーサに聞いたゴルゴ13の名を騙って高額の報酬を得るようになる。しかし、しょせんはゴルゴの「代用品」なことが我慢できなくなり、ゴルゴを殺して己の名を上げようとする。ベンはゴルゴが仕事をする予定の客船に同乗し、狙撃する時を狙ってナイフを投げるが、ナイフはゴルゴが構えた銃に当たってしまい、反撃されて殺される。
- ビル
- 第31巻112話「ハワード・ヒューズ氏の息子」
- 亡き大富豪ハワード・ヒューズの息子である事が判明し、莫大な遺産の相続に向けて動くハリウッドの若手俳優チャーリー・ウェストと癒着していたマフィアが、遺産確保阻止に動いていた敵対者ユニオン・コルスがゴルゴにウェスト殺害を依頼した事を察知して用意した「変装屋」。ゴルゴと瓜二つのマスクを被って連続婦女暴行未遂事件を起こし、ゴルゴをロサンゼルス市警に犯人として指名手配させて動きを封じさせるが、ゴルゴの意を受けたユニオン・コルスに事の当事者である事を突き止められて脅迫され、自ら警察に自首した。
- ゴルゴや依頼人のユニオン・コルスに完全屈服したためか、偽者ながら命を奪われなかった最初の人物。
- ラチュルク
- 第53巻187話「ズドロナス・マリヨ」
- イスタンブルのウシュクダラ・カトリック教会の神父。枢機卿の一人にして、フリーメーソンの一員。ゴルゴが宗教界に潜入しやすいようにするため5年前交通事故の際にフリーメーソンの説得でゴルゴそっくりの顔に整形している。ゴルゴに協力する立場であったが、自分の複製品を許さないゴルゴに射殺される。
- フランキー
- 第113巻378話「殺人マニュアル」
- インドの社交クラブO・S・P協会のトップにして裏では臓器売買を行うリヴェッツお抱えの殺し屋にして、彼の息子。ゴルゴ13に憧れるあまり、リヴェッツの命を受けて暗殺を行う際にはゴルゴのごとくM16を使い、ゴルゴのごとく標的の眉間を撃ち抜く。その結果、自分のやり方を真似されたと知ったゴルゴによって自身やリヴェッツのことを調べられ、リヴェッツはフランキーの身柄引渡しを求めるゴルゴに逆らい、殺されてしまう。これに対しフランキーはパソコンマニアの友人エドにゴルゴに勝てる方法はないかと相談し、ゴルゴの宿泊先のホテルをパソコンで割り出させる。そして、ゴルゴに接触し決闘を挑むが、エド発案トリック戦法にて後ろに弾を出る改造拳銃を使い、背後に立つゴルゴに不意打ちを仕掛ける。だが、ゴルゴはその弾丸を避け、フランキーを返り討ちにした。ちなみに、エドが後で計算したところ、トリック戦法を用いてもゴルゴが98%で勝つという結果が出、フランキーの勝率はたった2%であった。性格的に問題があるが、かなりの遠距離から相手の眉間を打ち抜く事から、腕としてはかなりのモノであった。
- トニー・トウゴウ
- 第119巻360話「間違われた男」
- アメリカの電動工具のセールスマン。バツイチ。名前と風貌がゴルゴに似ており、偶然ゴルゴと間違われてマフィアの暗殺を引き受けることになってしまう。女性への腕前はなかなかのもの。
- 自らを腕利きと称するなどセールスに関しては自信があるようだが、当然戦闘に関しては全くの素人。途中で別人(ゴルゴ)と間違われていることに気づくものの逃げることも出来ず、暗殺を遂行するハメになって死を覚悟する。しかしどういうわけか何者かが標的を殺してくれた[5]ため、なんとか生き延びることができた。
- 結局依頼人は彼がゴルゴとは別人であることを最後まで気付かなかった。
- なおこのエピソードでは報酬金から(女性を含めた)接待までの全てをトニー・トウゴウが受けてしまったため、ゴルゴ本人は無償で依頼をこなした事になる。
- 本人が意図したものでなかったためか、ゴルゴの名を騙って殺されずに済んだ極めて稀なケースである。
[編集] 政治家・君主
[編集] アメリカ合衆国
- ペンタゴンの3人の首脳
- 第4巻17話「査察シースルー」
- 3人揃ってサンタクロースに変装してゴルゴにモロトフ暗殺の依頼をしたが、ゴルゴのルール(正体不明の相手とは仕事をしない)に違反したため断わられる。断られた「サンタクロース」たちはヘビーウェイトのチャンピオンをゴルゴにけしかけるが、ゴルゴはチャンプを叩きのめして暖炉に叩き込んだ。さらに外に配置した兵隊達がたちはだかるが、ゴルゴは落とした万年筆に仕込んだTNTで3人を脅し返した。観念した「サンタクロース」たちは正体を明かし、改めてゴルゴに依頼したが、依頼終了後に女工作員スネークダンサーにゴルゴを消させようとするなど、どこまでもゴルゴのルールに違反した振る舞いを見せる。
- ヘンリー・キッシンジャー
- 第28巻103話「ザ・スーパースター」
- ゴルゴに危うく狙われそうになったものの、スタッフが先手を打って依頼人をゴルゴに接触する前に抹殺し、「依頼そのものが未成立だった」という形でゴルゴの銃口から逃れている。
- ヘンリー・バーナード/マーカス・ガボン
- 第48巻169話「ビハインド・ザ・プレジデント」
- アメリカ大統領選挙において陣営を指揮する選挙参謀。1976年、ヘンリー・バーナードはE・M・ケネディ側を、マーカス・ガボンはジミー・カーター側で陣営を指揮していたが、お互い一歩も譲らないほどの難敵だったため、双方とも相手側の選挙参謀を抹殺しようと判断しゴルゴに依頼、依頼が終了した後は秘密保持のためゴルゴを抹殺しようと画策したが、バーナードに陥れられ恨みをもつ弁護士・ハサウェイの告白により露見してしまい、さらにガボンと選挙陣営のひとりプリモ・レボゾが差し向けた殺し屋たちも返り討ちにしてレボゾを射殺、双方を「有罪」とし、二人がゴルゴの報復対策への密談をしていた部屋に電話をかけて「あと3分30秒だ」と『死刑宣告』をし、恐怖で逃亡を図る二人を3分30秒きっかりに射殺した。選挙参謀を失った双方の陣営はその後も奮闘し、結果として大統領選挙はジミー・カーターが圧勝した。
- 本作は1976年にあった第39代アメリカ大統領選挙をモデルとしており、双方がお互いの抹殺を依頼し、それをゴルゴは引き受けるという極めて稀なケースでもある。
- ロナルド・レーガン(と思わしき人物)
- 第63巻217話「ロックフォードの野望」
- アメリカ大統領。デビット・ロックフォードの依頼により、ゴルゴ13に狙撃中止を勧告するが、ゴルゴは無視してデビットを狙撃する。大統領は勧告を無視され、殺し屋風情になめられた形になったが、「アメリカ政府はゴルゴの力を必要としている」と、何ら制裁的行動は取らず、ゴルゴとロックフォードの対決を傍観する事にした。
- その後も『ソフホーズ』など、いくつかの作品に登場している。また、当時のソビエト大統領・ミハイル・ゴルバチョフ とも度々外交があり、「Kデー・カウントダウン」でゴルゴを巡り電話で会談をしている。
- アニメ版では放映当時の大統領(と思わしき人物)に差し替えられている。
- クリンガー
- 第120巻401話「偽りの星条旗」
- アメリカ大統領。「偽りの星条旗」では、アメリカ大統領選挙を控えている。この時、マッケンジーと言う名前があったが、以降はクリンガーになっている。
- 「神の眼力」では、監視衛星の専門家ベルマイヤー博士に、「政権にダメージを与える情報を持っている」と脅されて、ベルマイヤーを危険な男と言っていた。「最終暗号」では、佐久暗号が完成されたら、NSAシステムが水の泡になるため橋本龍太郎総理に圧力をかける。「星条旗を撃つ」では、自身のセックススキャンダルとキューバからの亡命の少年をキューバへ返還する決定の裏話をホワイトハウスに長年「奉公」してきた庭師に聞かれ、ホワイトハウスを汚されたと怒る庭師がゴルゴにある依頼をしたことが、2000年の大統領選挙の集計の混乱の元となった。
- モデルはビル・クリントン。
- マクシミリアン・ジュニア
- 第150巻496話「宴の終焉」
- アメリカ大統領。アメリカ政界の名門マクシミリアン家の一員で、父親も元大統領。
- しかし今一つ頼りない「若旦那」風の人物で、側近たちからもいい年をして「ジュニア」と呼ばれて微妙に軽んじられている。主に側近たちから(読者と一緒に)国際社会の裏事情を聞かされて、側近たちの思い通りの「決断」を下すよう誘導される役割。その最たるものが、イラク戦争開戦の決断だった。
- モデルはジョージ・W・ブッシュであるが、さらに若く頼りない容貌。なおジョージ・W・ブッシュ、及び父親のジョージ・H・W・ブッシュも他作品に登場している。
- バラク・オバマ(と思わしき人物)
- アニメ版第44話
- 声:中村秀利
- アメリカの大統領。素性や顔こそ明らかにされてないが、「一国の指導者」や「世界の警察」といった言葉で正体を匂わせている。
- 原作漫画の第63巻217話「ロックフォードの野望」では、上述の通りレーガン大統領(当時)と思わしき人物であったが、アニメ版において差し替えられた。
- 漫画においても、オバマが大統領就任後の作品では、それらしき人物が大統領として登場する。
[編集] ソビエト連邦(ロシア)
- ビアチェスラ・M・モロトフ
- 第4巻17話「査察シースルー」
- 79歳。1930年に首相で、39年に外相も兼任し、41年に第一副首相兼外相、第二次大戦の独ソ戦では、国防衛委員会代理議長を務めていた。米ソ冷戦の主役となって世界にその外交を示した。その実力は西側よりも強い。1957年スターリン批判が開始されて、その年の夏をもって姿を消した。
- その後復活したモロトフは配下と共に、アメリカの極秘資料シースルー奪取計画を立てて成功。これを国連総会で暴露しようとする。アメリカはそれを阻止すべくゴルゴに依頼。モロトフは病床のキニスキーからゴルゴは会議場のヘッドホンに仕込んだ超音波発生器でモロトフを暗殺する計画だと言うことを聞かされて、超音波遮断装置をもらう。
- だがモロトフが満を持して乗り込んだ国連の会議が開始された時、モロトフの手元のシースルー資料がゴルゴの弾丸で燃やされた。モロトフはアメリカが世界大戦をも辞さないほどの決意だと悟り、会議終了まで沈黙したままで会場を去った。
- モデルはヴャチェスラフ・モロトフ。
- ヨシフ・スターリン
- 第2代ソビエト連邦共産党書記長。彼の話は主に第二次世界大戦時に満州国関東軍副参謀だった二階堂 洋介の提案で日本人64万人を抑留・強制労働させた時の話や(「モスクワの記憶」・「シベリアの汽笛」・「すべて人民のもの」)、ドイツに助成したチェチェン人を迫害したなど(「ラストジハード -最後の聖戦-」)、独裁者として名前が挙げられている。
- ユーリ・アンドロポフ
- KGB議長。後に第6代ソビエト連邦共産党書記長及びソビエト連邦最高会議幹部会議長。主に共産党内での権力争いにゴルゴに依頼するなど度々登場する他(「クレムリン名簿」)、ゴルゴが任務を遂行している際も遠からず関係している(「テレパス」)。
- レオニード・ブレジネフ
- 第5代ソビエト連邦共産党書記長。生前は共産党内での権力争いに度々名前が挙がっている。「クレムリン名簿」で登場、黒海の別荘に隠居して療養をしていたが、もはや仕事ができる状態ではなかった。
- ニコラス・グリアシビリ
- 第50巻193話「クレムリン名簿(ノーメンクラツーラ)」
- ソ連共産党第一書記。ソ連を牛耳って私腹を肥やしていた長期政権ブレジネフ派の若手として出世街道を突っ走っていた。が、政敵アンドロポフの台頭と綱紀粛正でブレジネフ派は壊滅、一転して窮地に陥る。
- 追いつめられたニコラスは、最後の手段としてゴルゴにアンドロポフ狙撃を依頼しようとするが、すでにゴルゴは何者かの依頼を受けてソ連に潜入していた。「何者か」とはアンドロポフ、標的はブレジネフ書記長と見たニコラスは警告のためにブレジネフの別荘に乗り込み、そのまま書記長代行に居座って大物を気取るが…。
- ウラジーミル・レーニン
- ソビエト連邦建国者兼初代ソビエト連邦共産党書記長。「すべて人民のもの」に登場。自らの死期を悟り、ロマノフ王朝の財産の事を語っていた。
- ミハイル・ゴルバチョフ
- ソビエト連邦大統領。「最後の戦場」ではゴルゴ抹殺計画を実行しようとするアメリカのブッシュ大統領と取引をしスペツナズをタンザニアへ送った他、「Kデー・カウントダウン」でもソ連の要人救出のため、ゴルゴに依頼していた米国に「追加依頼」としてレーガン大統領に連絡をとっていた。また「覚醒・クーデターの謎」・「ソフホーズ」ではゴルゴに暗殺される可能性があるという情報が流れた。
- 現行版では「ゴルチェンコ」という架空の名前に変更されている。
- ボリス・エリツィン
- 第97巻302話「覚醒・クーデターの謎」
- ロシア連邦初代大統領で作中ではロシア共和国最高会議議長として登場。ソ連のゴルバチョフ体制下で、軍やKGBなど共産党にとって危険と見なされる人物のモスクワからの排除が進む中、ウクライナに飛ばされた軍のソルコフ大佐はゴルバチョフを暗殺し、クーデターを起そうと計画。しかしその計画を見抜いたエリツィンはゴルゴに「クーデターが動き出してから、リーダーのソルコフを狙撃して欲しい。そうすれば残りは烏合の衆、簡単に潰せる」という依頼をした。
[編集] 日本国
後発の版・作品では「ジャパン」と表記され、決して日本とは表記されないが、都道府県以下の地名は現実に日本に存在する地名が記される場合も多い。
- 大平正芳(と思わしき人物)
- 第45巻161話「トリポリの埋葬」
- 当時の日本国首相。
- 後ろ姿での登場であり顔は見えないが、「あ〜、う〜」という独特の口癖で話す。公安より元公安一課の暗殺要員だった川路元警視が職を辞してまで単身カダフィ大佐の命を狙っていること、およびそれを阻止するためにイスラエルが日系のゴルゴ13に依頼した報告を受ける。そして火の粉が日本に及ぶことを恐れながら、川路の弟子である公安一課の鷹谷主任に「抜け忍」と化した川路の抹殺を命じる。
- 木暮甚介
- 第47巻154話「暗黒海流」
- 旧日本陸軍情報部の大佐で防衛庁を陰で操っている人物。敗戦間際に緑十字船「安房丸」(実在した緑十字船阿波丸がモデル)に積まれていた財宝を横領し、安房丸を乗っていた避難民ごと沈めるよう工作する。そしてその金で成り上がり、日本の再軍備を目論んでいた。しかし引き揚げられた安房丸に財宝がなかったことで、真相発覚を恐れた内閣情報調査室長の高村がゴルゴに木暮の殺害を依頼。木暮はそれを知って、高村を脅迫し依頼の撤回を迫った。だが高村はゴルゴに「木暮を病院に行かせてみせる、必ず!」と約束、ただ依頼を拒否するだけでなく挑発までした。それによって木暮は持病の心臓発作を起こし、安全な自宅から病院に搬送されて無防備になった所をゴルゴに射殺された。安房丸には、高村の家族が乗っていたのだ。
- 塚山利之
- 第65巻226話「闇の封印」
- 与党幸田派に属する代議士で運輸省建設政務次官。戦時中に建設された地下トンネル網を調査していた友人が謎の死を遂げ、自身もトンネルに隠された戦時中の陰謀に巻き込まれた。
- そして秘密裏にトンネル発掘工事を進める対立派閥の代表中田丸助とその秘書鬼頭から、大戦末期、スターリンへ送られる筈だった対ソ秘密条約最終案(S-書簡)がトンネルに眠っている事、またこの日本をソ連に売り渡す(ように見せてアメリカから譲歩を引き出す)秘密条約に父親代わりの幸田武吉ら政界の大物たちが関わっていた事、すなわちS-書簡には今の政界を覆す力があることを聞かされ、鬼頭と共にS-書簡発掘の現場に立ち会った。
- だがS-書簡発見の直後、党上層部から依頼を受けたゴルゴに鬼頭は射殺される。そして地下の暗闇に取り残された塚山も命を狙われるが、とっさの機転でS-書簡を焼き捨て、九死に一生を得た。
- そしてすべてを幸田に報告後、選挙戦の待つ地元へ(つまり平凡な日常へ)戻っていった。
- ちなみに作中に出てくる中田のモデルは田中角栄、幸田のモデルは福田赳夫であり、ゴルゴの依頼者である根岸憤三のモデルは岸信介である(塚山自身にはこれといったモデルはいない)。
- 村山富市(と思わしき人物)
- 第115巻384話「沖縄シンドローム」
- 当時の日本国首相。
- 伊波らの沖縄クーデターに対して打つ手を思いつかず、阻止のためゴルゴ13に依頼をする事になるが、直接はゴルゴ13の存在を知らない。
- 天城勘蔵
- 第144巻413話「剥がれた鍍金」
- 宮城県で夫婦共に農業を営む百姓だが、かつては強烈なカリスマ性から政治界に莫大な支持力のある大物政治家で、現在でも政治界に多大な影響力があり、夫婦共にゴルゴ13に幾多の付き合いがある。
- 宇宙開発事業団の井村理事の嘆願で国土交通省に調停案を出させ26億円の資金を捻出させるなど数々の働きをしたが、天城自身、「国の”要”は農業」と考えており、ゴルゴに気象衛星を打ち上げる「H2Aロケット」の計画を延期させるよう依頼し、そうする事によりいかに農業が国にとって大事なのかを思い知らせようとした。
- ゴルゴはロケットを積載しワイヤーで吊り上げていたコンテナを落下させ、依頼通りにロケット打ち上げの延期を果たし、ついでに中国と裏取引をし、スパイ衛星を打ち上げようとしたロケット技師の佐藤の殺害も事故死という形で果たした。
- ゴルゴとの依頼の際に、充分な報酬額は払えないが長い付き合いに免じて引き受けてほしいという天城とのやりとりがあった。作中での描写は無いものの、過去にゴルゴに依頼をしており、それなりの信頼を築いていると思われる。
[編集] イギリス
- エリザベス2世
- 主に「女王陛下の憂鬱」や「イングリッシュローズ」などで度々名前が挙がる他、また実在の人物同様競馬好きとしても「汚れた重賞」・「血統の掟」で登場、「汚れた重賞」では私怨のために違法行為をした2名に、競馬界の永久追放と厳罰を直々に言い渡した。
- マーガレット・サッチャー
- 第107巻360話「円卓の騎士団」
- ゴルゴ13の標的として登場…と思われたが、ゴルゴ13への依頼はサッチャーの暗殺阻止であった。
- リチャード卿
- 第68巻236話「スタインベック三世」(アニメ版第18話)
- 声:麦人
- イギリス政府の情報関係の長官(劇中では「長官」のみと呼ばれ、正式の所属は不明)。
- 各国要人の健康情報を右から左へならぬ、西から東へ、東から西へ金次第で流す謎の人物「アルフォンス・ルイ・スタインベック三世(声:伊藤昌一)」の警護を任されつつ、その裏で厄介者の三世の狙撃をゴルゴに依頼する。
- また気位の高い貴族でもあり、「私の曽祖父はエリザベス女王の親類であるところの…」と聴きもしないことを自慢する一方、三世の事は「城というものは、それにふさわしい人物がすむべきなんだ」と、貴族らしく遠回しに嫌味たらしく酷評する。
- なお、英国貴族なのに意外にもコーヒー党。
- ダイアン
- 第369話「イングリッシュ・ローズ」/「ダイアンの涙」
- 元イギリス皇太子妃。ゴルゴ13での世界ではヒューリーからの依頼で交際していたナディ・アルムンドの殺害を依頼されたゴルゴがナディの殺害を実行しようとした時に、その情報を聞きつけ、ダイアンを危険視した貴族たちによりそれを利用して事故死させられ、ゴルゴが事故の瞬間を見届け、そしてダイアンが助からないと確認した事になっている他、「ダイアンの涙」ではチャールズ皇太子との離婚の際に「悲しみの証」として作った宝石を巡って依頼があり、「感謝の印」でのマザー・テレジアが翌月の9月5日にその生涯を閉じた際に掛け合いに出されたりしている。
[編集] 中華人民共和国
- 毛沢東
- 当人の登場は回想シーンや他の登場人物のセリフの中での言及を除いてないが、そのカリスマを逆用して北京政府を転覆しようとする陰謀がしばしば企図され(「邯鄲の夢」「100人の毛沢東」)、いずれもゴルゴ13の介入によって頓挫している。
- また彼は幼い東郷狂介の保護者でもあって、ゴルゴのルーツにかかわる可能性のある人物の一人でもある。死に際に「もう一度小東郷に会いたい」との遺言を残した(「毛沢東の遺言」)。
- そしてゴルゴ13の世界では漢卑将軍により現在5人のクローンが存在している(「100人の毛沢東」)。
- 鄧小平
- 第115巻385話「鄧小平のXデー」
- 病床に伏した状態でゴルゴ13と言葉を交わす。
[編集] イスラエル国
- モシェ・ダヤン
- 初出は第2巻10話「ゴルゴin砂嵐」
- 軍人時代、第三次中東戦争前夜においてトラ・トラ・トラの作戦(エジプトへの先制奇襲爆撃作戦)のため、ゴルゴにエジプトで防空を担当する2人のソ連の技術将校の殺害を依頼。殺害は、攻撃に合わせ120時間後にしてもらうように注文をつけた。
- 「シェルブール0300」では、フランスのシェルブールの港にある5隻のガンボートを破壊する7人の破壊工作員達の阻止を依頼した。
- 死後、「崩壊・第四帝国狼の巣」では、遺言により、ゴルゴに第四帝国の壊滅を依頼した。
[編集] リビア
- カダフィ大佐(ムアンマル・アル=カッザーフィー)
- 第45巻161話「トリポリの埋葬」、第57巻199話「河豚の季節」
- リビアの軍人で、実質的な国家元首。
- 「大佐」というのはニックネームで、彼の軍人としての最終階級は「大尉」であり、彼の統治下のリビア軍にも大佐以上の階級の軍人が存在する。
- 「トリポリの埋葬」では名前のみ登場。元公安一課の川路に命を狙われるが、イスラエルから依頼を受けたゴルゴに阻止されている。また「河豚の季節」ではイスラエルへの日本製半導体の流出を防ぐ為、ゴルゴに商売敵である武器商人マインベルグの狙撃を依頼した。なお、このエピソードでは息抜きのために砂漠に天幕を張って一人野営し、ゴルゴに飲み物を振舞うという時代劇風の登場をした。
[編集] サウジアラビア
- アブドル・ザルマン
- 第58巻194話「110度の狙点」
- サウジアラビア国王・ファハドに仕える国王顧問。姪のミーシャがアメリカ・ニューヨークで殺害され、犯人には死を以って償ってもらうとゴルゴに依頼した。しかし犯人はモサドとCIAの謀略で遠隔操作催眠(マインド・コントロール)で殺人を行わされた実子・ナジャーであった。このままではわが子がゴルゴに殺害されると思ったザルマンは多々な手段・刺客を使いゴルゴを抹殺しようとしたがことごとく失敗。ついにゴルゴは王都メッカに潜入し、イスラムの祈りの儀式「日没の祈り」の際、モスクの丸屋根に弾丸を撃って、角度110度で跳ね返った跳弾を王家の祈りの座に撃ちこみ、ザルマンの隣で祈っていたナジャーを狙撃した。ザルマンはその「神業」を「アラーの御意志か」と恐れながらもなお単騎ゴルゴに復讐を挑み、敗れた。
- ゴルゴも「一言の中止指令を出せばコトは収まったのに」と発言した事から、焦ったザルマンが招いた悲劇と言える。
[編集] 南アフリカ共和国
- ネルソン・マンデラ
- 第107巻358話「力は我々にあり」
- 南アフリカ共和国(以下南ア)大統領。ロベン島刑務所での長い獄中生活の後はアパルトヘイトの撤廃を政府に訴え続けた。ゴルゴに新生南アを脅かすアフリカーナ解放戦線の消去を依頼したが、裏で糸を引いていた黒幕の正体を知り愕然とした。
- かつて獄中時代に新入りの東洋人に脱獄の手助けとなる助言を与えているが、それがゴルゴだった事を当時は知る由もなかった(この時のエピソードは「ロベン監獄島」で描かれているが、二人の会話は本作で後付けされたもの)。その後アフリカーナのみならず黒幕までもゴルゴによって消去されたが、それがかつての助言に対する恩義によるものかは不明。
[編集] コンゴ民主共和国
- ヘセロ
- 第128巻426話「300万通の絵葉書」
- モグツ・ポポ・セコ元大統領の補佐官。切れ者で誠実な人物と言われている。
- ゲリラを通してゴルゴに暴君モグツの暗殺を依頼したが、依頼終了後コンゴで一番有名なゴルゴの依頼ルート「絵葉書ルート」を潰すべく、嘘の美談をでっち上げて世界中の善意の人々に絵葉書を出すよう誘い、大量の絵葉書で依頼ルートに莫大な「ノイズ」を生じさせた。
- その理由は過去にゴルゴが5回コンゴで大きな仕事をして、コンゴの運命を5回も変えたからだった。誠実な愛国者ヘセロは、絵葉書ルートを潰さなければ、また誰かがゴルゴに依頼し、祖国の運命を捻じ曲げることになると思いつめたのだ。ヘセロの策を突き止めて迫るゴルゴの眼前でヘセロは服毒自殺をはかるが、「俺の敵は俺が確実に倒す。それも俺のルールだ」とゴルゴに殺される。
[編集] ドイツ
- アドルフ・ヒトラー
- ドイツ第三帝国総統。彼の話は主に第二次世界大戦時のユダヤ人虐殺においてのユダヤ人との確執をはじめ、ナチスドイツ時代の高官の話(「ジーク・ハイル!!」)、彼の意志を継いだ「第四帝国」とゴルゴの戦い(「沸騰」シリーズ)などで度々名前が挙がる他、彼の遺品を巡っての騒動(「裏切りのスワスチカ」)や妻のエヴァ・ブラウンとの自殺の光景を撮ったフィルム(「遺作」)、彼の体細胞を使ってのクローンの創造(「総統のゆりかご」)など色々な所で関係してくる。
- また、ゲーム「ゴルゴ13 第一章神々の黄昏」でも彼の脳は現在でも生き続け、世界征服を目論んでいるという設定になっている。
[編集] イラン・イスラム共和国
- モハマド・ハーン
- 第102巻314話「ブラックジャイアント伝説」
- 物語より13年前に故・パーレビ元イラン国王と共にエジプトに亡命してきた腹心で、国王の蓄財が底を突き同胞が苦境に立たされたため、過去に諜報員が掴んだ「ロックフェラー財閥の隠し油田」の情報を日本の銀行頭取に売り、真意の確信を得るべく、元諜報員のアリー・アフマドとシャリーフ・ボゾルグを使い、7シスターズ(石油業界の七大企業)の要人を拉致・自白させるなどして情報を収集、隠し油田へと近づいてきた。
- ロックフェラーの重臣であるヘンリー・ウェザビィは侵入者の排除をゴルゴに依頼、ヘンリーも独自の調査でモハマドと銀行頭取が黒幕だと突き止め、「追加依頼」で二人の抹殺を依頼、エジプトの自宅で狙撃され、銀行頭取もビル風が吹き安心だと過信した頭取室にいる所を狙撃された。
[編集] イラク共和国
- サダム・フセイン
- イラク共和国大統領。
- ゴルゴ13の世界では「人工知能AIの誤算」にて、リチャード・ランスキーとスーパーコンピューターの挑発により戦争を勃発させた事になっており、その時から「Kデー・カウントダウン」で石油破壊微生物により石油産業を混乱させようとしたり、「アム・シャラーの砲身」にて、スーパーガンで核弾頭をアメリカ・ホワイトハウスへ着弾させようとしたりと度々登場している。
- 現行版では名前が一時期フセイニになっていたが再びフセインへと戻された。
[編集] 不詳
- ゴードイン1世
- 第114巻382話「国王ゴードインの依頼」
- オランダ人の住むブラマン地域とフランス人の住むアラン地域から構成される、とある連邦王国の国王。敬虔なカソリックであり、議会が妊娠中絶を許可する法を通過させた時に、署名を拒否するため一時的に退位したという過去がある。それぞれの地域の民族主義者が(裏で結託して)王国解体に動き出した際に、それを阻止すべくゴルゴ13へ両者の殺害依頼を決意。かつて国王の地位を一時退位したのと同じく、今度はカソリックとしての立場を一時棄てる事にして、ローマ法王に自分を破門するように頼み、カソリックではない立場でゴルゴに依頼する。
- モデルはベルギー国王ボードゥアン1世である。
- なお、ビッグコミック掲載時の予告には「国王ボードワンの依頼」と書かれていた。
- ジルベール2世
- 第114巻382話「国王ゴードインの依頼」
- ゴードイン1世の弟で、彼の死後に国王に即位。
- ゴードイン1世の死後、ゴルゴが『その国』で別の仕事をした直後、深夜であるにもかかわらず美術館に向かう。その翌日に、急遽スイスへ静養を決める。そのさい、本来必要ないはずの「日本語通訳」を同行していたという(「通訳」の身元・消息は不明だが、ゴルゴと推測されている)。
- モデルはベルギー国王アルベール2世である。
[編集] 学者・教授
- ウェブナー
- 第26巻97話「破局点」
- 犯罪心理学の教授。「十分な環境データがあれば犯罪者の行動予測が可能である、「破局点」に追い込んで命を絶てる」という理論を立て、その理論立証のため、偽の殺人依頼で自らの命を狙わせるという計画を立てる。依頼された狙撃を行うために新しい土地を訪れたゴルゴの探索行動を先読みし、ゴルゴ迎撃のために雇ったハンターのライリーを指揮、一時は肩口に傷を与えるところまで追い詰める。だが、ゴルゴは騒動師リンドンに自分にも「予測不可能な騒動」を引き起こすように依頼。それに応えたリンドンは空から時限爆弾をばらまくという「予測不可能な騒動」を起こした。突然の爆発と混乱の中でウェブナーはライリーを指揮できず、まずライリーが、そしてウェブナーもゴルゴに射殺された。ウェブナーは自らの手で「破局点」を作り出すことができる人物の存在を認め、理論の綻びを遺言書につけ加えようとしたが、その一文を書き終えるまで生きのびることはできなかった。
- リチャード・ランスキー
- 第89巻291話「人工知能AIの誤算」
- アメリカ国防総省「ペンタゴン」のARPA(高等研究計画統括局)の研究員。ペンタゴンの所有するスーパーコンピューター「ディープ・ソート」の戦略プログラムの開発者でもあり、「自分の創ったプログラムがどこまでいけるか」という好奇心で日本の貿易企業・極東物産の倉本をそそのかしてイラクのサダム・フセインにスーパーコンピューターを売りつけ、フセインを挑発して湾岸戦争を勃発させ、自らも技師としてフセインの元で世界を混乱に陥れた。
- アメリカ政府の依頼を受けたゴルゴは成功率1%という可能性の中でイラク軍の包囲網をかいくぐり、宗教上の「行動」を利用してランスキーとスーパーコンピューター、そして巻き添えを食った倉本をミサイルで基地もろとも破壊した。
- ゴルゴ13の世界ではフセインに長きに渡る戦争を勃発させるきっかけを与えた元凶ともいえる人物。
- アイリーン・ジョセフソン
- 第101巻316話「カオスの帝国」
- アメリカ・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で社会カオス理論を専攻する教授で、とある依頼から社会カオス理論を使い、1981年にゴルゴに依頼し、当時の大統領・ロナルド・レーガン暗殺未遂にみせかけてブライトン補佐官を狙撃させて「ブライトン法案」なる銃規制案を確立させ、1993年4月のロス暴動を勃発させるなど、カオス理論の実験・収集と功名心のためにアメリカ社会を混乱・誘導していた。
- 己のカオス理論を完成させるべく、1993年8月に白人主義団体であるKKKから人種運動の阻止と暴動を依頼され、ついでにゴルゴへの興味から狙撃を失敗させようと人種運動団体を情報操作し、自らの狙撃を依頼させた。
- しかし同じ頃、ブライトン補佐官を殺害され、アイリーンへ恨みを持つ妻・セーラ・ブライトンはゴルゴにアイリーンの狙撃を依頼、ゴルゴは他からアイリーンの狙撃を依頼されたと依頼料を拒否、ゴルゴの事を語ってもいいと許可し、セーラにアイリーンをなじらせるようにした。当日セーラは大通りでアイリーンをなじり立て、一般大衆はやじ馬として自然にアイリーンを取り囲んだ。「一般大衆と一緒にいれば狙撃は失敗し、発砲音で自らの居場所を教え逃げ場を失う『特異点』で包囲する」と計画していたが、逆に「やじ馬の輪の中心に自分がいる事を知らせ、しかもそのやじ馬が自分に振り向いているため音がしても気付かず、しかもその野次馬が壁になって逃げる事ができない『特異点』を作ってしまった」と気付き、ゴルゴを発見して驚愕した次の瞬間、眉間に弾丸が命中した。
- ゴルゴをカオス理論で嵌めようとゴルゴに自らの狙撃を依頼させたアイリーンだったが、ゴルゴの方がカオス理論に関しては一枚上で、本末転倒な結果となった。
- ジェームズ・シンプソン博士
- 第106巻357話「血液サンプルG」
- 血液学者。CIA工作員レスリーの依頼を受け、ゴルゴを騙して採取した血液サンプルをDNA解析し、ゴルゴの「血筋」から出身地を割り出そうとする。
- しかし解析が進み、ゴルゴのルーツがバイカル湖周辺か日本のどちらかにまで絞り込まれた時、シンプソンはゴルゴに狙撃される。助手のソフィアはゴルゴに命乞いをするが、まさにその時出てきた答を見てしまったため、研究室ごと葬られる。そしてもちろん、レスリーも狙撃された。
- 村井 泉
- 第122巻364話 「アム・シャラーの砲身」
- 日本の軍事評論家でチューリッヒ軍事研究機関・DAAの特派員。高校の頃より弾道学に魅入られ、ベルギーの弾道学の世界的権威であるミハイル・バルト博士に心酔し、助手として弟子入りしていたが弾道学の探究心が暴走し、やがて兵器会社「スプリング社」を設立、スーパーガンの開発を巡り、戦争利用に反対するバルト博士と意見が対立した為に博士を殺害し、イラクのフセインの元でスーパーガンを開発していた。
- フセインがアメリカのホワイトハウスに向けてスーパーガンで核弾頭を撃つと判断したアメリカ政府はゴルゴに依頼。発射直前に電気回路を暴走させて多薬室砲の弱点である装薬の誘爆を引き起こし、村井もろともスーパーガンを破壊した。
- 佐久シゲル
- 第129巻427話「最終暗号」
- 日本の数学者。若い時(第2次世界大戦中)に九七式欧文印字機を作り上げて、それを用いた暗号で日本軍の快進撃を影から支えたが、暗号が見破られるのは予測していた。戦後、自分の暗号を解読したフリーマンのフェラーの数式証明の矛盾を解き、彼が手にするはずだった栄光の座を奪ってしまった。悪意を持ってした事ではなかったが、その為にフリーマンからは憎まれている。フリーマンは佐久の頭脳を恐れ、彼を偽の経歴で陥れ、戦犯として十年間刑務所に入れた。出所後は一数学者として生きていたが、フリーマンが率いるNSAによって各国の機密情報や人々の私的情報が握られつつある現状を憂い、マサチューセッツ工科大学の講義で『解読不能な最終暗号を誰でも簡単に創り出せる公式』を証明した。アメリカの圧力を受けた日本政府の説得を受け入れず、二人の教授とNSAの盗聴システムで阻害されたゴルゴ13の協力で最終暗号の公式を完成させて、ネットにばらまいた。モデルは小平邦彦。
- 馮(フォン)博士
- 第389話「害虫戦争」
- 中国農業部農業科学院・植物保護署長で博士号を持っている。ある時種子産業会社のハイクロップ社を訪れた際、採算の合いそうにない奇妙なトウモロコシの大々的な栽培と、過剰なまでの防衛設備に疑問を抱いた馮は真相を暴くために教え子で、同じく博士号を持っている蕭たちにアルバイト学生という形で農場に潜入させた。その際にトウモロコシ害虫である「アワノメイガ」を殺虫剤も一切効かないよう遺伝子改造をして数億匹も養殖していた事も判明、馮はハイクロップ社社長のカール・ジェイにその事を指摘、そうする事で唯一アワノメイガが食しないバイオトウモロコシを売り、トウモロコシ産業を独占するつもりだろうと質問したが結局うやむやにされ、その後車で走行中にハイクロップ社の刺客に襲われ蕭たちは死亡、かろうじて生き残った馮は蕭たちの無念を晴らすべく中国へ戻り中国農業部長の丁へ報告した。
- 毛沢東の大躍進政策で逆に農業弱小国となった中国にとってアメリカを刺激し穀物輸入に影響すると危惧した丁は馮に他言無用する様忠告したが、丁自身蝗害と、そして昆虫の恐ろしさを身をもって体験しており、カール一族の一時的な欲望のために最悪食物連鎖による生態系が狂い、人間社会が飢餓状態になる事を危惧し、馮が部屋を去る際「この問題をこのままにしておかない」と告げ、丁はゴルゴにアワノメイガの絶滅を依頼した。たとえ遺伝子的に殺虫剤が効かなくとも、食しているトウモロコシの遺伝子を変えて幼虫の消化液と反応させれば死滅できると丁はそのバクテリアをゴルゴに渡した。
- ゴルゴは当日、5キロ離れた地点から暖気流による上昇気流に乗せてバクテリアの入った特殊弾を発射、まさに神業的な狙撃で見事施設の屋上にある半径約1.2mの貯水口へ着水させた。そして特殊弾は水に溶けその水はアワノメイガの養殖場にある苗に散布、猛毒となった苗を幼虫が食べ、そして全滅、会社の資産の殆どをアワノメイガとトウモロコシに費やしたため会社には資産はなく、たとえ保険をかけたとしても「バイオハザードを起こそうとして失敗しました」とも言えず、事実上ハイクロップ社は倒産、その報を聞いた馮は丁が約束を守ってくれ、そして教え子の仇がとれたと安堵の息をもらした。
[編集] 聖職者・僧侶
[編集] キリスト教
- ヨハネ・パウロ二世
- 第264代ローマ教皇。
- 人物に関しては上記の「ビオ・グレゴリオ司教」など主にキリスト教絡みで名前が挙げられる他、拉致・監禁され、ゴルゴが依頼を受け救出したり(「ズドロナス・マリヨ」)、ヨーロッパ某国の国王を一旦破門にし、気持ちを察して再び洗礼を送ったり(「国王ゴードインの依頼」)、自分が当時の戦争を止めるために法王になり、本当に法王になってよかったのかと苦悩したり(「新法王の条件」)と度々登場している。
- マージョ
- 第59巻206話「アルヘンチーノ・ティグレ(アルゼンチンの虎)」
- ブエノスアイレス在住の神父でイギリス政府の連絡員。任務の為フォークランド諸島に潜入したゴルゴに狙撃の手筈を整えた。任務を終えたゴルゴを連れて警備網を突破し、脱出機の待つ合流地点へ向かう途中で攻撃ヘリに発見され、囮となりロケット攻撃を受けて死亡。
- ビオ・グレゴリオ(ブレンノ)
- 第62巻213話「ビオ・グレゴリオ司教」
- バチカン市国財務局の老司教。南ア政府に対し、収監中のマーロー枢機卿を解放せねば南アを地獄に落とす、と警告、修道士ゴメスらと共に暗躍し、クルーガーランド金貨を市場に大量放出し暴落させた。慌てる南ア政府を尻目にビオは計画を進め最終放出準備を完了、バチカンを賭けた大勝負に勝利し枢機卿を釈放させた。
- またゴルゴと接触をはかり、枢機卿と黒人労働者を欺いた政府の手先ファショダ・バンギUDF(統一民主戦線)議長代理の殺害を依頼した。
- 主イエスの名を騙った嘘や、独断で「最後の審判」を担保にかけたりと中々のくせ者だが、法王からの信頼は厚く、南ア大統領からビオの計画を密告されても「ビオの意志は予の意志、予の意志は主の意志」という返答を返すほどだった。
- 旧名はブレンノ。第二次大戦中の旧ユーゴスラビアにおいて対ドイツ軍パルチザンの総司令官を務めた。時の大統領チトーが最後までその存在を惜しみ、現職の陸軍元帥ですら恐縮する程の傑物。
- マーロー・ヨゼフ
- 第62巻213話「ビオ・グレゴリオ司教」
- 南アフリカ・ケープタウンの大教会で宣教している枢機卿で、ファショダ・バンギUDF(統一民主戦線)議長代理と幹部50人を政府の手から救うべく、自らプレトリア中央刑務所へ収監した。
- 常に教皇候補の最右翼に推されながらもパウロ4世、ヨハネ・パウロ1世、ヨハネ・パウロ2世へ度々教皇の座を譲り、自らは南アフリカを去ろうとせず、そのためバチカンをはじめとするキリスト信者から「至宝」と敬愛され、マーローが刑務所から釈放された際、かけつけた信者で刑務所正門は埋め尽くされ、街中の教会から祝福の鐘が鳴り響いた。
- マリオ・ヴィリャーノ
- 第132巻384話「新法王の条件」
- バチカンの枢機卿で、世界中の信者を通して情報を収集・活動し、「陰の法王」の異名を持つ。中国政府が時期法王最有力候補で黒人のタジーム・エヴァンス枢機卿の暗殺を目論んでいるとの情報を聞いたマリオはゴルゴに暗殺者の抹殺を依頼、タジームの周辺警護をしつつもゴルゴをサポートした。
[編集] チベット仏教
- ダライ・ラマ14世
- 第119巻398話「白龍昇り立つ」
- 中国政府は少年・ノプチェを、阿弥陀仏の生まれ変わりであるパンチェン・ラマとして選び、数十年に一度の転生祭で認めさせようとする。ダライ・ラマはその転生祭を混乱させ、中国政府の意図をくじく事をゴルゴ13に依頼する。もうひとつダライ・ラマは、自らが選んだパンチェン・ラマである少年・ラモンがインドに亡命するのを手助けする事を、ゴルゴ13に期待する。もちろんこのような任務はゴルゴ13の請け負う事ではなく、また正式に依頼した訳では無かったが、結果としてゴルゴ13はダライ・ラマの期待通りに行動する事となる。
- ラモン
- 第119巻398話「白龍昇り立つ」
- ダライ・ラマ14世が選んだパンチェン・ラマ。ダライ・ラマのシンパと共にヒマラヤ越えでインドへの亡命を図る。その時偶然にも(ダライ・ラマが予測した通り)ゴルゴ13と接触し、結果的に彼に命を助けられる。中国当局の拷問に耐え、地獄にも例えられる厳寒のヒマラヤ山脈越えにも恐れを見せることなく黙々と足を進める。追跡する中国山岳部隊のリーダー燐隊長にすら「さすがはダライ・ラマが見いだした少年、普通の子供じゃない」と舌を巻かせるほどの精神力の持主である。
- モデルは現実にダライ・ラマ14世に選ばれたパンチェン・ラマであるゲンドゥン・チューキ・ニマである。
[編集] 新興宗教
- 柴洪史(さいこうし)
- 第140巻402話 「1億人の蠢き」
- 中国で気功と、魂を救済する教えを唱え、世界中に1億人の信者を持つ新興宗教・「金鵬来」の創始者であり、穏やかな性格で信者からの信望もとても厚く、自らも修行の末に神力「天目」で未来などを観る事が出来る。
- 信者が1億人もいる事から、中国の歴史において圧政に苦しむ民衆が宗教の思想によって革命を起こし王朝が滅んだ「易姓革命」を恐れた中国共産党は、人民解放軍・副参謀長の龍東民を金鵬来対策の最高責任者に任命、金鵬来を壊滅させるべく柴洪史を殺害しようとするが、共産主義を良しとしないアメリカ政府の協力と加護の元でアメリカ・ニューヨーク亡命し、易姓革命を望む香港華僑の支援の元で活動をしていた為、龍東民はゴルゴに暗殺を依頼した。
- ゴルゴはワシントンDCでの屋外の集会「天目際」にて狙撃したが、柴洪史は天目で己の死を予知しており、自らの死によって金鵬来の「平和の教え」を広めようと、身体に巻いていた爆弾で爆死、インターネット等にも「自分が死んでも精神となって皆の中に語りかける」と掲示し、結果として金鵬来の教えをさらに広め、信者を爆発的に増やした。そして龍東民は金鵬来を壊滅出来なかった不始末をとるべく、共産党に依頼されたゴルゴにより狙撃された。
- ゴルゴも龍東民に依頼された際に「虎は死しても皮を残す」と言い、紫を『虎』に例えた。
- 人物のモデルとなったのは金鵬来のモデルとなった「法輪功」の創始者である李洪志である。
[編集] ゴルゴのルーツにかかわる可能性のある人物
[編集] ゴルゴ自身に擬せられた人々
諸説あるが、生まれも育ちも『特別』という点では共通している。なお、下記のうち東研作と東堂高志の2人についてはゴルゴ13と別人である事が判明したが、それ以外については本当にゴルゴと同一人物なのかの真相は謎のままで終わっている。
- 東研作(あずまけんさく)
- 第14巻61話「日本人・東研作」
- 生年月日不明。ゴルゴのように、髪型が角刈りではない。東家で生まれる。父は東候作、母(名前は不明)と、妹の千恵子。10歳の時、母親とアメリカ軍の将校ウイリアムのセックスの現場を目撃して、2人を銃で射殺した。アメリカの憲兵に連れて行かれたが、家に返された。その後、研作は元帝国陸軍大佐で戦後も謀略活動をしていた伊藤忠政の伊藤家へ、妹の千恵子は土井家へそれぞれ引きとられた。
- 研作は伊藤の“I機関”の元で、工作員として鍛えられた。研作は、同年齢の子供に合う機関の中でも、成績は優秀で、特に射撃の腕は優れている。18歳の時に、2人の脱走者を殺害するため、仲間(名前不明)と一緒に追跡・捕捉、研作は2人を平然と殺した。その後、最初の仕事はCICの指示によるもので、大きな仕事はCIAの依頼で、ソ連大使館員のボルゾフとニコライの殺害だったが、たまたまいた中国人も殺害して、ボルゾフの妻と娘が駆け込んで来たが、仲間が殺害した。それを機に耐えられなくなった仲間は研作のそばから逃げた。
- 以後の詳細は不明だが、1966年に、KGBの依頼でスパイ活動中、CIA工作員の銃弾を浴びて死亡。
- 芹沢五郎(せりざわごろう)
- 第27巻100話「芹沢家殺人事件」
- 昭和21年(1946年)6月、当主とその息子4人が殺された「芹沢家殺人事件」の生き残り。芹沢家の末っ子であり、事件当時8歳。事件の真相を知る唯一の目撃者と目されたが、警察にはついに何も語らなかった。事件の時効成立後、事件とともに消息をたっていた姉の芹沢ひろ子と再会。しかし、警察官らの監視する中、ひろ子は五郎とふたりだけで会っていたホテルの一室から忽然と姿を消してしまう。相前後して、五郎とひろ子をそれぞれ育てた元芹沢家の使用人である男女は、何者かに狙撃され命を落とす(どちらの件についても、五郎にアリバイはなし)。天涯孤独となった五郎はやがて渡欧、そこで消息を絶つ。それはゴルゴ13の名が裏の世界で知られ始めた時期と重なっていた。
- 芹沢家の事件を警察を辞職しても追い続けた安井修記郎元刑事は、防衛庁副長官となっていたかつての相棒である後藤に、昭和50年(1975年)10月、自身の推理を次の様に語った。
- 芹沢家とは、代々暗殺を担ってきた一族であった。五郎ら兄弟もその後を継ぐべく幼少時から訓練をほどこされていた。しかし昭和21年、五郎らの母となる女性が政府高官の狙撃という「任務」に失敗、夫や息子らの手で粛清されてしまう(彼女は、芹沢家殺人事件の直前、水死体となって発見されている)。父や兄たちが母を殺す現場を目撃してしまった8歳の五郎少年は、これを受け入れることができず、凶行に及んだのだった。
- 暗殺術の教官でもあった女性使用人の手で難を逃れたひろ子は、事件の時効成立後に五郎と再会。ホテルの一室で、それが五郎のしわざである様に見えるような形で、自ら命を絶った。それは、肉親殺しの罪を犯した五郎に、これからも暗殺者として生き続けろと迫る行為であった。五郎はひろ子の望みを受け入れ、冷静に彼女の死体を消失させ、自らの過去をすべて精算すると海外へわたり、ゴルゴ13となったのである。安井は整形手術の専門家にも五郎の写真をみせ、五郎が整形したときに一番理想的な顔がゴルゴ13であるところまで突き止めた。
- この説明の後、安井は後藤に「ゴルゴ13に、今日の7時きっかりに安井自身を狙撃してくれと依頼していること」を話した。安井がゴルゴ13に依頼した際に「きみは芹沢五郎だろう?」と問うたが、ゴルゴ13は何も答えなかった。安井はゴルゴ13に7時少し前から杖を顔の前で左右に振るから、君が芹沢五郎ならば杖を左に振ったとき撃ってくれ、違うならば右に振った時撃ってくれと「死に行くものの最後の願い」をした。7時の時報とともに安井は額を打ち抜かれた。杖は折れており、杖が中央に来たときに狙撃されたことがわかっただけであった。
- アレクセイ・スメルジャコフの息子
- 第36巻127話「おろしや間諜伝説」
- 1940年5月、日本・函館にて、白系ロシア人テロリストのアレクセイ・スメルジャコフと、日本・外交省所属の女間諜、小柳美沙との間に生まれた子供で、1956年、日ソの国交回復と共に家族でソ連へ移住した。
- スメルジャコフは息子を世界に通じる男にしようとあらゆる事を教えていたが、ある時を境に決裂し、スメルジャコフは息子を殺害した。
- 顔立ちはゴルゴに似ており、またスメルジャコフの弟の話ではキリスト教の聖書での「ゴルゴダの丘」の話をすると楽しそうな表情をしていた事からゴルゴではないかという仮説が生まれたが、結局はゴルゴ自身ではなかった。
- 五島貴之(ごとうたかゆき)
- 第41巻145話「蒼狼漂う果て」
- 二・二六事件に参加するが日本のありように絶望して中国大陸にわたり、馬賊の長目となった父と、ロマノフ朝の末裔である母との間に生まれた子供。父・五島秀之は清朝の末裔を母に持つ混血児であり、日中ロの血を受け継いでいることになる。
- 7歳になった時、父から祝いの品として彼の愛用の銃をもらう。射撃の訓練でも、物を撃つということはなく、空を狙ってばかりで、父からも「不思議な子」と評された。父たちが阿片を輸送中に窮地に陥った時、とっさの機転と射撃の腕前でこれを救い、人を撃った最初の体験であるにもかかわらず、十人の敵を射殺してみせた。この時重傷を負った愛馬を射殺、父を含め周囲の大人たちには、これは思うままに走れなくなった愛馬への愛情からの行為と映った。
- 日中戦争の終結後、父とともにイスタンブルへ。父はユダヤ人たちのイスラエル建国運動に共鳴し協力するが、弟政之が産まれた後、その母となるスペイン系ユダヤ人女性を失ったことから、彼ら兄弟を残して失踪する。イスラエルに残された貴之もまた、13歳の時国連評議会に出席するラビに従事して渡米したのを最後に、弟政之の前から姿を消したのだった。
- のち、遊牧民となっていた秀之が放射線病を患い死に瀕する中で政之との再会を果たした時、彼らの最後の対話を護衛したのがゴルゴ13だった。ゴルゴが彼にしては珍しいボディガードの依頼を引き受けたことと、その目元が若き日の秀之のものと瓜二つだったことから、五島貴之=ゴルゴ13ではないかと推理した日本人記者・竜造寺は、それが事実であるかどうか確かめようと旅立つが、彼はついに帰国することがなかった。
- 東郷狂介(とうごうきょうすけ)
- 第51巻179話「毛沢東の遺言」
- 超高度東洋創出所で生まれた、日露混血。父は東郷平八郎の子孫で日露混血の東郷宗介で、母はジンギスカンの末裔ツベルマ。3歳の時、病気で寝込んでいた母を銃で射殺した(宗介は殺したいと思ったが、軍に帰った)。毛沢東に拾われて、毛沢東の3人の同志(陳伯達、賀竜、林彪)の下で英才教育を受ける。しかも、周恩来の不屈の精神の講義をうけている。その後、突然消えた。
- 東郷英治(とうごうえいじ、英治・マインベルグ・東郷)
- 第57巻199話「河豚の季節」
- 日系ユダヤ人。父親は東郷明。母親はナタリア。
- 上海租界で生まれる。幼い頃に両親の無惨な死を目の当たりにしており、それ以降無口な性格となる。建国間も無いイスラエルに渡り軍に入隊、射撃と格闘術に非凡な才能を見せるが、第三次中東戦争で所属部隊は全滅、行方不明に。
- グレゴリー・皇士・東郷・ロマノフ(-・たかし・とうごう・-)
- 第81巻278話「すべて人民のもの」
- 日露混血。父親は東郷麟三。母親は皇帝ニコライ2世の皇女ドーラ・ニコラエヴァ。シュヴァイツェルの義弟であり、もう一人のロマノフ家の財産の相続人。
- シベリアイルクーツク州ネポン村にて生まれる。両親に愛されて育つ一方で、幼い頃より格闘術、射撃術を取得する。父をチェーカーとの戦いで亡くし、父の墓を3か月もの間チェーカーから守り抜いた後、消息を絶った。戦後伯母のアナスタシアと面会し、相続人の証であるメダルを渡される。
- 幼少時は優しい心の持ち主だったが、その優しさが災いし、今生きていれば心を破壊された機械のような人間になっていると母親は推測している。
- 東堂高志(とうどうたかし)
- 第86巻293話「禿鷲伝説」
- 太平洋戦争時、満州での関東軍第一師団所属「卍機関」の隊長で「金狼」と呼ばれた一級暗殺者の堂征一郎大尉と、チチハル小学校の教員をしていた母との間に生まれた子供で、1945年(昭和20年)の敗戦時に両親は死亡、姉の千春も敗走時にソ連兵士に辱めを受け、舌を噛んで自決、当時5歳の高志はそのソ連兵を射殺し逃走、黒竜江省ペイアンで餓死寸前のところを四拳流カンフーの使い手でもある農家の馬天明に拾われ「禿鷲」と名付けられ、同じく孤児として拾われた義妹の秋花(日本名・福原よし江)と共に育てられつつ四拳流カンフーとナイフ等の飛び道具の訓練をした。15歳の頃、国民党政府軍を倒したばかりの毛沢東解放軍による政府軍狩りの時、友人の中に政府軍関係者がいたという理由で解放軍隊員が馬を尋ねて来たので、馬夫婦を隠し誤魔化そうとしたがその場で尋問を受け、禿鷲は隊員を抹殺、馬一家に別れを告げ家を出た。
- その後黒河北方のソ連との国境付近で民衆側に立って人民解放軍と闘っていた匪賊「黒竜団」の雷学両と出会い、賊員で射撃のプロであるチベット人のラガンに射撃のイロハを叩き込まれ、黒竜団員として紅衛兵幹部を三十人以上暗殺していたが、1965年以降に黒竜団を脱退、ホー・チ・ミンら民族解放戦線に助勢しにベトナムへと渡った。
- ベトナムに渡ってからは「ヨン・リー・バンミン」と名乗り狙撃兵として活躍、爆撃機などを目標誘導するFAC(前線管制官)を遠距離から狙撃する「モンキー・ハント(エテ公狩り)」では神業的狙撃でFACを約100名葬り、米空軍を大幅に減退させたなど数々の功績を上げ、米軍からも「ホーク・アイ(鷹の目)と恐れられた。
- しかし事態を重く見たCIAは、相棒でもあり、親友でもあったグエン・フン・ロウに接触、懸賞金とアメリカ市民権を条件にヨン・リー・バンミンの暗殺を依頼、狙撃しようと狙いを定めている隙を突かれ、背後から4発銃弾を打ち込まれ、その生涯に幕を閉じた。
- 第72巻第248話「南フロリダ殺人ゲーム」に登場したFBI捜査官マーク・ブラッドはゴルゴ13に匹敵する狙撃手として「ホーク・アイ、ヨン・リー・バンミン」の名を挙げており、同時に彼が戦死したことを語っている。ルーツ編に登場する人物が以前に語られていた数少ない例である。
[編集] その親縁者
- アレクセイ・スメルジャコフ
- 第36巻127話「おろしや間諜伝説」
- 元ロシア帝国陸軍少尉で、ロシア革命後は日本に亡命し反ソ活動を展開していた。射撃を含む四種目でオリンピック代表候補に選ばれたこともあるアスリートだが、毎年一定期間だけ右半身が麻痺する遺伝的疾患によるものとみられる持病を抱えている。
- 日本政府からもスパイや狙撃手として重用されたが、ノモンハン事件を機に二重スパイの疑いをかけられ軟禁状態に、その際に監視役として妻となった小柳美沙との間に一児をもうける。この息子がゴルゴの正体であるという説が日本政府による専属化計画の中で浮上し、特に右半身不随が強力な脅迫材料になると考えられた。調査に当たっていた自衛隊幕僚庁調査局の調査員4名が相次いで抹殺される。ゴルゴの出生に近づいたためと思われたが、実際は彼らはKGBの暗殺対象者であり、その暗殺者こそがスメルジャコフ本人だった。盗難車で逃亡中、麻痺症状が発生したため事故死。
- オデッサ在住の兄イワンの下に身を寄せていた帰国当初は国家、民族、イデオロギーに不信感を抱いていたが、その後洗脳されてKGBの専属狙撃手に仕立て上げられる。「自分の腕一本で世界に通用する人間に育て上げる」と語っていた息子をも反抗したために殺害し、その際に表向きは自分が死んだことにして表の世界から姿を隠す。ただ妻美沙に対する愛情は強く、彼女の希望により幕僚庁調査局員暗殺を最後に引退し日本で余生を送る予定だった。
- 五島秀之(ごとうひでゆき)
- 第41巻145話「蒼狼漂う果て」
- 五島貴之、政之兄弟の父。
- 二・二六事件に加わった青年将校で、事件後自害を図るが、父から亡き母が中国人であった出自を明かされ、「日本にとらわれず、広く世界を見ろ」とさとされる(父は秀之の身代わりとなって割腹死)。尚秀鴻(シャン・シューホン)を名乗って中国大陸へ渡り、満州で馬賊の頭目となる。帝政ロシア王朝の末裔ソフィア・ツェルプスカヤとの間に貴之をもうけるが、ソフィアはやがてスターリンによってシベリアの収容所に送られる。
- 日本の大陸侵攻が始まると、毛沢東らに協力して抗日戦を戦う。日本の敗戦後貴之とともにシルクロードを西へ。イスタンブルでユダヤ人たちに共感し、イスラエル建国運動に参加する。ユダヤ名はシェイク・ゴトー。やがてスペイン系ユダヤ人クラチナ・メンデスと結ばれるが、クラチナは政之を産むと病死。イスラエルが世界各国から独立を承認された頃、貴之、政之兄弟を残して人知れず出国、満州のかつての仲間のもとへ走る。
- その後、遊牧民として暮らしていたが、中ソ国境付近で核実験あるいは原子炉事故に遭遇、重度の放射線病を負う。アフガニスタン国境付近でイスタンブル時代の同士と再会、その手引きで政之とも再会を果たし、彼に自らの来歴を語り終えた後、息を引き取る。
- 不祥事の生き証人として彼の命を狙う者たちの襲撃から、その最期を守り通したのは、消息を絶ったもうひとりの息子、貴之の成長した姿であるかもしれないゴルゴ13だった。
- 五島政之(ごとうまさゆき)
- 第41巻145話「蒼狼漂う果て」
- 五島秀之の息子、貴之の弟。ユダヤ系金融界の大物だが、自分の出自を知らずに育った。やがて思いがけず消息不明だった父と再会、死に行く彼からその来歴を語られる。
- 父との最後の対話の護衛をゴルゴ13に依頼。ゴルゴの弟であるかもしれない人物だが、ルーツものの中で、ゴルゴが自分の肉親かもしれない人物と接触し、その依頼を引き受けているケースは珍しい。ゴルゴは彼に、「氏より育ちか」と意味深長なセリフを残しつつ、その依頼、つまり自分にとっても父親であるかもしれない秀之の護衛は完璧に遂行した。ゴルゴがボディガードの依頼を引き受けること自体がかなり珍しい。
- 東郷宗介(とうごうそうすけ)
- 第51巻179話「毛沢東の遺言」
- 東郷狂介の父。東郷平八郎の孫にあたるが、傍流となり、その父親はロシア革命で暗躍した、「ラスコールニコフ」の暗号名を持つ猟奇的暗殺者だった。彼が高純度研究所の様な計画をバカらしいと思いながらこれに従ったのは、自分に流れる暗殺者の血を、ジンギスカンの末裔であるツベルマと交わることで、浄化したいと願ったからだった。しかし、そうして生まれた息子の狂介に愛情を抱くことができず、むしろ瀕死の床にあった母を無表情に射殺した狂介に強い憎しみを抱くことになる。その時は、その行為を苦しむ母を見るに見かねてのものと考え、殺意さえ抱いた彼を手にはかけず、ただ置き去りにするという形で袂をわかった。
- 第二次世界大戦の終結後は、人とのかかわりを断ち、世捨て人の様に暮らしていたが、狂介こそゴルゴ13であるらしいと聞き及び、「暗殺者の血の宿命」を断ち切ろうと、彼を依頼にことよせて呼び出し、抹殺しようとする。彼自身すぐれた戦闘技能の持ち主であって、仕込み杖での居合い切りでゴルゴのジャケットを切り裂いたほどだったが、ゴルゴの早撃ちの前に敗れる。
- 東郷明(とうごうあきら)
- 第57巻199話「河豚の季節」
- 声:原康義(ラジオドラマ版)
- 大日本帝国海軍少尉で、示現流居合いの達人。上海租界で知り合ったユダヤ人のナタリア(声:杉田かおる(ラジオドラマ版))と結婚、英治をもうけた。大東亜共栄圏の理想を頑なに信じる余り軍部と衝突、英治とナタリアの眼前で暗殺された。
- モシュ・ハルツ・マインベルク
- 第57巻199話「河豚の季節」
- 声:高城淳一(ラジオドラマ版)
- ナタリア・マインベルグの兄で、東郷英治の叔父に当たる人物。ナチによって祖国を追われたユダヤ人であり、ユダヤ人難民を受け入れることで国際世論に満州国を承認させようとする日本の「河豚計画」によってアジアへ逃れ、東郷明らと親交を結ぶ。しかし、日米開戦によってユダヤ人の利用価値がなくなったと見た日本政府が態度を一変し、これに憤慨した明も暗殺されてしまう。そうした現実に絶望し、経済分野の知識を駆使して日本軍幹部に取り入る一方、アメリカのユダヤ人組織を通じて軍事情報を流すなど、戦中の上海租界で暗躍、ひそかにスイス銀行に私財を蓄える。
- しかし、そんな中米軍の空爆によって妹ナタリアを失い、甥である英治も心を閉ざしてしまう。建国間もないイスラエルへ英治を送り出したのが、彼との最後の別れとなった。
- 戦後、特に日本で武器密輸商人として暗躍、莫大な財を築くとともに、イスラエルやアラブ諸国からも注視される存在となったが、その心には亡き友東郷明、妹ナタリア、そして行方知れずの甥英治の存在が常にあった。
- リビアのカダフィから自分の抹殺を依頼されたというゴルゴ13こそ英治の成長した姿と信じ、上海で彼と接触するが、必死の謝罪、説得にもかかわらず、ゴルゴによってあくまで無表情に射殺される。
- なお、彼によればゴルゴの鍛えられた肉体は東郷明に生き写しであり、顎の形はナタリア似だという。
- 東郷麟三(とうごうりんぞう)
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- 東條英機の元秘書。東條救出計画に失敗しMPに追われる身となり、右翼組織「吠竜会」の主幹宅に身を寄せた。そこで知り合ったコサックのザーヒンから、皇女ドーラを救出する依頼を引き受けソ連に渡った。救出したドーラとの逃避行の中でやがて愛が芽生え、滞在中の村で皇士をもうけた。皇士に日本の古武術を教えながらつかの間の幸福な日々を送るが、数年後チェーカーの焼き討ちに合い村は全滅。スターリンに復讐する為ドーラと皇士を残し単身モスクワへ出立し、チェーカーの大軍と戦い壮絶な最期を遂げた。
- ドロシー・ローム(本名:ドーラ・ニコラエヴァ・ロマノフ)
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- 皇帝ニコライ2世の五番目の皇女でアナスタシアの妹。
- 1915年生まれ。皇后らと監禁中に姉と共に脱出するが、ルーマニアでスターリンに拘束された。幽閉中のグルジアでニコライを出産、その後東郷麟三らと共にシベリアに脱出し、滞在先の村で東郷との間に皇士をもうけた。数年後、東郷はモスクワでチェーカーとの激戦により死亡、父の後を追った皇士も行方不明となった。スターリンの死後ソ連を脱出した後は名前と過去を捨て、イギリスで隠遁生活を送る。
- ラスプーチンと同じ目をしている事や、手を当てただけで傷や痛みを癒す不思議な力を持つ事などから、皇后とラスプーチンの不義の子という説もある。
- シュヴァイツェルから復讐されそうになるが、もうひとりの息子皇士の成長した姿であるかもしれないゴルゴ13が彼を狙撃し、救われる。ゴルゴはシュヴァイツェルの抹殺をソ連政府から依頼されており、結果的にそうなっただけなのか、彼女が自分の母親であるからそうしたのか、いずれであるにしても、ルーツものの中で、ゴルゴの肉親の可能性を示唆された人物が、ゴルゴに命を守られたケースは珍しい。
- シュヴァイツェル(本名:ニコライ・セルゲヴィチ・ロマノフ)
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- スペツナズの将校で階級は大佐。母親は皇帝ニコライ二世の皇女ドーラ・ニコラエヴァで、皇帝の孫にあたる。そしてゴルゴの異父兄弟の兄にあたるやも知れない人物。
- 両親から愛されずに育ち、母親は後に自分を捨てて逃亡(本当は東郷麟三とザーヒンが救出の為に夫と息子が外出中に連れ去ったからである)、監視役だった父も15歳の時に死亡。参謀本部大学から高等士官学校へとエリートコースを進み、そこで里親となる最高総統支部のセミョン・オガルコフと出会った。
- ペレストロイカ政策により秘匿していた出生の秘密を党に報告、スイス銀行に眠るロマノフ家の財産の返還を要求した。その真の目的はオガルコフらを中心としたクーデター計画の資金調達であったが、計画がゴルバチョフの知る所となりオガルコフは逮捕前に自害、自身も財産の継承権を自ら破棄し、追われる身となった。行方知れずだった母親の居場所を突き止め殺害を謀るも、ソ連政府から依頼を受けたゴルゴの「よみ撃ち」にあい死亡。
- 冷酷な性格でオガルコフ以外の人物に心を開くことはなく、愛人とて例外ではない。母親のドーラは「あの子は愛に飢えていた」と語り、逃亡の際に一緒に連れて行けなかったからあのような性格になったと悔いていた。
- オガルコフの死やゴルゴの捕捉を直感で察知する不思議な能力を秘めており、その異様な雰囲気から「クレムリンのラスプーチン」の異名を持つ。また接近戦(ショートキル)においてソ連最強を謳われ、それゆえに皮肉にも狙撃(ロングキル)において最強のゴルゴ13に抹殺が依頼される事となった。作中ではあっさりと倒されたが、ショートキルとロングキルの性質の違いによるものでもある。ショートキルでの対決ならゴルゴ13を上回っていた可能性がある。
- アナスタシア・ニコラエヴナ
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- ロシア皇帝ニコライ2世の第4皇女で、シュヴァイツェルと皇士・東郷の叔母、そしてゴルゴ13にとっても叔母にあたるかもしれない人物。
- 作中では、アンナ・アンダーソンが真実アナスタシアであったという設定になっており、妹ドーラとともに処刑を免れ、後にドイツで自分の生い立ちを公表するが、その事実は欧州王室関係者によって徹底的に否定される。その裏には、ロマノフの財宝にからんで、ソ連とドイツ、イギリスの間で交されたある歴史的密約の存在があった。
- 晩年に皇士と出会い、彼にロマノフの遺産の相続人の証であるメダルを託す。ゴルゴ13が彼と同一人物かどうかを証言できる人物であったはずだが、史実通り1984年に死去している。
- グリゴリー・ラスプーチン
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- シュヴァイツェルと皇士・東郷の、そしてゴルゴ13の祖父であるかもしれない人物。史実の彼については上記リンクを参照のこと。
- スイスのヒューラー商会にロマノフ家の財宝が秘蔵されることになったのは彼の提案によるものだったが、その契約では「70年を経て相続者の現れない時には、さらに70年後、全額を“世界で最も貧しい国”に無利子・無担保で貸し付ける」という項目が盛られていた。彼は各国列強の思惑を手玉にとり、ロマノフの富を「すべて人民のもの」にしてしまったのだった。
- 東郷俊太郎
- 第452話「亜細亜の遺産」
- 陸軍中野学校出身の工作員。天才的な腕を持つ狙撃手で第二次大戦中、財閥系企業の密命を受けインドネシアでテロ活動をしていた高沢と黒田に請われ、組織に参加していた。日本の敗戦を見越して蓄財をし、戦後それぞれが日本の未来のために理想を持って活動したのとは対照的に、東郷は報酬のみが目的で思想を持たないフリーランスのテロリストとして活動していた。劇中では戦後最大の謎をいわれる事件、下山事件や三鷹事件などの首謀者となっている。反米の国粋主義者である黒田に専属になることをもちかけられたが、断った際に銃撃しようとした黒田と、その息子を殺害。1968年、ソ連のチェコスロバキア侵攻時、プラハにて反ソ地下組織のメンバーやリーダーを射殺するが、KGBにいた二重スパイによって行動を読まれ、待ち伏せしていた敵に一斉射撃を受け死亡する。数十年後、黒田の遺志を守っている遺族により、息子と目されるゴルゴが仇討ちの対象として命を狙われるが、遺族の関係者は全てゴルゴに返り討ちにされる。実は黒田遺族が、戦後思想を捨てひたすら金儲けのために生きてきた高沢のゴルゴを消すための策略に踊らされた結果の行動であったが、高沢もその事実をつきとめたゴルゴにより「俺は東郷俊太郎の息子ではない」と告知された直後、狙撃を受け死亡した。
[編集] 探索者たち
- マンディ・ワシントン
- 「ジャーナリスト・作家」の節を参照。
- 安井修記郎
- 第27巻100話「芹沢家殺人事件」
- 芹沢家の惨殺事件を担当した刑事。事件の時効が成立し、自身も警察を辞職してからもその解明に執念を燃やし、やがて家族からも疎まれることになる。芹沢家の生き残り五郎を追って海外に飛び、やがて五郎こそゴルゴ13ではないかとの確信を得る。その推理は上述の「芹沢五郎」を参照。
- 自らゴルゴに接触、自分の命を差し出す形でゴルゴにおのれのルーツを明かすように依頼するが、ゴルゴの返答は無慈悲なものだった。(もっとも、死ぬ前に自分の推理などを元同僚に喋っている為、その「ルール違反」に対してのペナルティの意味合いもあったとも解釈できる)
- 竜造寺
- 第41巻145話「蒼狼漂う果て」
- 日本の同盟新聞社の外報部員。遊牧民被曝を伝える外電をきっかけに、かつて二・二六事件に参加した青年将校である五島秀之の存在を知り、彼を調査するためにアフガニスタンに飛び、死に行く彼からその半生を聞くことに成功する。その後、五島秀之を守ったゴルゴ13こそ、その長子の五島貴之ではないかと考え、その真相をさぐるため再び旅立つが、そのまま消息を絶つ。
- ブライアン・フェイス
- 第81巻277話「すべて人民のもの」
- ジュネーヴに事務所を開くアメリカ人調査員。かつては大手銀行の調査部に所属していたが、凄腕だが仕事の選り好みが激しいことから、野にくだることになる。ハーバード大学でロシア近代史を専攻しており、そのロシア通を買われて、ヒューラー商会からロマノフ家の財宝の相続人の探索を依頼される。その過程で歴史に翻弄された運命の子、グレゴリ・皇士・東郷・ロマノフの存在にかかわっていくことになる。
- ゴルゴ13のルーツらしきものに肉薄して生き延びた、幸運な人物のひとり。
- イワン・コズロフ
- 第86巻293話「禿鷲伝説」
- 元KGB工作員。ゴルゴ13の1週間の行動を調査する任務を、ゴルゴに悟られることなく遂行したことのある凄腕。妻が重病を患ったことで現役を退き、その死後は年金を受給しながら、リツァ湖畔の小屋で晴耕雨読の生活を送っていたが、「ゴルゴ13の誕生から死までを」調べる特別任務を引き受けることになる。
- ゴルゴ13には個人的な興味も持っており、それは一兵士として参加した日ソ戦の最中、満州で見かけた残留孤児の東堂高志の眼差しとゴルゴのそれに通じるものを感じたからだった。東堂高志こそのちのゴルゴ13と信じて彼の生涯を追うが、その調査は最後の最後で、あっけない事実にたどり着くことになる。
- その直後ゴルゴの襲撃を受け、自分はゴルゴのルーツなど何もつかんでいなかったはずだと叫びながら絶命することになる。それに対して、ゴルゴも「俺のルーツ? 何のことだ?」というような、いぶかしげな表情を見せている。東堂高志をさぐる彼の抹殺をゴルゴに依頼した者は、彼の想像の埒外にあった人物だった。
[編集] その他
- ユミアジン・セラット
- 第145話「モンゴルの鷹」
- かつて1924年の「モンゴル独立革命」においてモンゴルを勝利に導いた英雄で、年老いてなお「モンゴルの鷹」と呼ばれ、モンゴル人の賞賛の的になっている人物(特定のモデルはいない)。
- 民族自決革命を起こそうとする「モンゴルの鷹」の孫ジャンビン率いる革命軍は、「モンゴルの鷹」を旗印にして(つまり単なるお飾りとして)ソ連の傀儡政権を潰そうとした。ソ連から依頼を受けたゴルゴは偶然にもジャンビンの妹ツベルマと出会って命を助け、そしてゴビ砂漠のただ中にある革命軍の本拠地へと向かった。
- ゴルゴは決起の当日、蜃気楼で己の姿を本拠地上空に映し出した。内心お飾り扱い・年寄り扱いを嫌っていた誇り高き「モンゴルの鷹」は、この見え透いた挑発に応じ、「お前だけがこのわしを年寄りあつかいしなかった」と礼まで言って、蜃気楼の中でゴルゴに一騎打ちを挑み、敗れた。命の恩人に祖父を殺されたツベルマはただ「何もかも蜃気楼なのよ、何もかも…」とつぶやくしかなかった。
- ドール
- 第52巻184話「クリスマス・24アワーズ」(アニメ版第37話)
- 声:高山みなみ
- さいとう・たかをの別作品『ホテル探偵DOLL』の主人公で、サンライズホテル(アニメ版ではリイドホテル)・チェーンに勤務するホテル探偵(というより女用心棒)。ゴルゴとクロスオーバーした。「クリスマス・24アワーズ」の副題は、「ゴルゴ13 vs ホテル探偵DOLL」。
- 雪のクリスマスイブ、ミネソタ州の傘下ホテルにやって来たゴルゴを最初は逃走中の性的変質者かと疑ったが、すぐにそんな小物ではないと見抜いて探りを入れる。が、証拠は掴めぬまま自分の職場で事件を起こせば容赦はしない、命に換えてもとゴルゴに警告。ゴルゴはそれをどうとったか、標的がホテルから出た後で(真正面から、つまりホテルの外から撃たれたように偽装して)狙撃した。
- ゴルゴは彼女がホテル探偵であることを知っており、当人によればそれは彼女が拳銃を携帯していることから察したというが、「あるいはサンライズホテルには凄腕のホテル探偵がいると、あらかじめ情報を得ていたのではないか」(杉森昌武)という見方もある。
- ゲーム「ファイルG13追え」にも登場。ドールはゴルゴを「約束を大切にする男」と言っている。
- 姓名不明の女性(セシリア)
- 第2巻6話「白夜は愛のうめき」(アニメ版第28話)
- 声:久川綾
- 夫を過失で殺してしまい、世の中に絶望した女性。偶然が重なり、飛行機でゴルゴの隣に乗り合わせた。彼女は飛行機の胴体着陸というトラブルの中でゴルゴにひかれ、その後二人は夜を共にする。翌朝、狙撃を行うゴルゴだったが、その現場をひそかについてきた彼女に見られてしまう。ゴルゴが自分を殺害しなければならないということを受け入れる彼女に、ゴルゴはためらいながらも引き金を引く。その直後のゴルゴの表情は、非常に悲し気であった。ゴルゴが殺害時に躊躇を見せた、唯一といってもいい女性である。なおアニメ版ではセシリアと名づけられている。
- サラ・ペリアン
- 第132巻386話「少女サラ」(アニメ版第38話)
- 声:中村千絵
- パリの家出少女。不良少年パトリック(声:櫻井孝宏)と組んでスリをしていたが、たまたま凶悪テロリストカルナック(声:根本泰彦)の協力者の財布を掏ってしまう。
- その財布には、カルナックのバイオテロ計画の鍵となる遺伝子情報のメモが入っていたため、二人は命を狙われる。パトリックは惨殺され、サラも窮地に陥るが、そこへカルナック暗殺の依頼を受けたゴルゴが割って入り、期せずしてサラの救い主となる。
- ダニエル
- 第25巻93話「夜は消えず」(アニメ版47話)
- 声:佐々木優子
- 元娼婦。かつてゴルゴを客として「一仕事」した後ベッドを抜け出し、タチの悪いヒモ(声:うえだゆうじ)を射殺。ゴルゴをダシにしたアリバイ工作をして夜の世界から抜け出そうする。しかし当然ゴルゴに気づかれ、「おれを巻き込まないことだ」と忠告される。
- その後、ダニエルは足抜けに成功して田舎町の町長バルドー(声:福沢良一)のよき妻となる。が、ゴルゴが保養のため偶然その町を訪れてしまう。ゴルゴによって自分の「夜」が暴かれることを恐れたダニエルは、殺し屋(声:花田光)を雇うが…。
- 平松
- 第154巻増刊80話「荒んだ大地」
- アフガニスタン南東部アブカラでボランティアとして子供達の面倒を見ていた中年の女性医師。シリーズでは珍しい、若くも美しくもない女性(しかもそういう女性キャラ中でも珍しく、高い地位についていない)。
- ボランティアとして働くのは「自分がどこまで行けるか知りたい」ためだという。ボランティアとして同地にやってきたゴルゴとしばらく共同生活をするが、ある時軍閥の人間が医薬品を強奪に来た際、ゴルゴは彼らの砦に拉致されてしまう。しかし、それこそがゴルゴの狙いだった。ゴルゴは砦から一歩も出ずに軍閥を取りまとめているセディック将軍抹殺の依頼を受けていたのだ。
- ゴルゴはあっさりと将軍もろとも砦にいた兵隊たちを全滅させる。ところが、ゴルゴを心配した平松が砦に来て現場を見てしまい、ゴルゴは自らのルールに従って彼女を殺さざるを得なくなる。ゴルゴの目的と彼のルールを察した平松は「ガンで余命2、3か月の命だった」と言い、子供達に辛い姿を見せるよりもゴルゴに殺される方がいいかもしれないとそれを受けいれ、ゴルゴに殺される。ゴルゴも彼女を殺す事は不本意だったらしく、制裁を行う前に「出来る事はあるか」と訊ねている。その後、アフガニスタンへのボランティアを行うNPOに3000万ポンドの寄付が匿名で送られた。
- ゴルゴ13の子供
- 第55巻192話「黒い瞳/EBONY Eyes」 / 第110巻369話「冷血キャサリン」
- 作中には現在ゴルゴ13の子供が2名確認されている。
- 一人目は第55巻192話「黒い瞳/EBONY Eyes」にて、ロサンゼルスで娼婦をしているジェニーが、家族が欲しいあまりにゴルゴと一夜を共にし出産した男児・ジェフで、作中終盤では母親が殺害され、父親であるゴルゴと対面はしたもののゴルゴはその場を去り、その後は不明。
- 二人目は第110巻369話「冷血キャサリン」にて、IRAのキャサリン・マッコールがゴルゴと一夜を共にし出産した男児・ジョーイ・マッコールで、彼は3歳の時に爆弾を誤作動させて死亡している。会った事はなかったとは言え、ゴルゴは既にこの世にいない息子に対して複雑な思いを持っていたらしく、アニメ版では彼の墓に献花している事を示唆する描写があった。
[編集] 劇場版アニメ
- レオナルド・ドーソン
- 詳しくは企業家を参照。
- ロバート・ドーソン
- 詳しくは依頼人を参照。
- ローラ
- 声:武藤礼子
- ロバートの妻。夫を失った後、娘エミリーをドーソンによってゴルゴ暗殺の道具に利用された上、協力を得る条件としてスネークに強姦された。失意の内にドーソン家を出た後は娼婦に身を落とし、客引きの最中ゴルゴと遭遇する。
- エミリー
- ロバートとローラの娘。父を失った後、ドーソンによってゴルゴ暗殺の道具に利用された。空港にて人形に仕込んだ銃でゴルゴを狙撃するも失敗。アルバートも彼によって射殺され、その場で泣き崩れる。その後どうなったかは不明。
- アルバート
- ドーソンに仕える執事。空港でエミリーとともにゴルゴを待ち伏したが、彼女の狙撃は失敗に終わる。その後彼に対し拳銃を向けるが、射殺された。
- シンディー
- 声:藤田淑子
- 女性にしてイタリアのシシリ全島を掌握しているファミリー(マフィア)の首領。後に「飽きるまで飼ってあげる」という条件でゴルゴに好意を抱く。ドクターZの娘とされていたが、実はそれはゴルゴの注意を逸らすための演技(設定時間に必ず鳴る仕組みになっている電話に向かって一人芝居をしていた)であり、ゴルゴに「ドクターZはお前だ!」と正体を明かされてしまった。その事で彼を殺そうと決意、狙うも射殺される。
- リタ
- 声:小宮和枝
- 元メカニックの銃器密造職人。ゴルゴの依頼を受け車のチューニングを行い、ゴルゴの愛銃に似せた特殊改造ライフルを提供する。ゴルゴを「デューク」と呼び、ゴルゴも彼女の技術を評価していた。スネークに襲われ死亡。
- E・ヤング
- 声:村越伊知郎
- CIA所属。CIA副長官。ゴルゴ殺害計画の責任者の一人。ジェファーソンが、部下のブレイガン率いる部隊を使ってゴルゴもろとも部下である三人組の特殊工作員を殺そうとした時には彼と激しい口論をした。ドーソンがガービンにゴールドとシルバーを提供するよう命令した時には、ジェファーソンとともに強く反発するが、彼にドーソン企業すべてを無期限停止にすると警告される。その後の詳細は不明。
- F・ガービン
- 声:兼本新吾
- FBI所属。FBI本部長。ゴルゴ殺害計画の責任者の一人。三人の中でも一番の巨漢。ヤングとジェファーソンとの口論の際「Gを消して全ての感情はお互い清算すればいい」と言って止めるなど落ち着いた性格。ドーソンにゴールドとシルバーを提供するように命じられた時には冷や汗をかきながら拒否した。しかし、彼にドーソン企業すべてを無期限停止にすると言われ、やむを得ず二人を提供した。
- T・ジェファーソン
- 声:小林清志
- ペンタゴン所属。ガービンとブレイガンからは将軍(階級は不明)と呼ばれている。ゴルゴ殺害計画の責任者の一人。「手段よりも結果だ」「三人組がどうなろうとGを始末出来さえすればいい」などと様々な考えを貫き、ゴルゴもろともCIAの三人組を殺そうとするなど、仲間の犠牲も厭わない冷酷な男だが、ドーソンがガービンにゴールドとシルバーを提供するように命令した際には、ヤングとともに強く反発した。その後、彼の命令でドーソンビルに潜入したゴルゴに対し、攻撃ヘリで構成された部隊を送り込む。
- 時計屋
- 声:千葉耕市
- 情報屋。ゴルゴの依頼を受け、ドクターZとシンディーに関する情報と自前に用意した時計型時限爆弾を提供する。スネークに襲われ死亡。ゴルゴと対面した際に一旦蘇生し、警告を残して絶えた。
- パブロ
- 声:青野武
- 情報屋。ゴルゴからドーソンに関する情報収集を依頼された際、ゴルゴを見て「怯えている…あの男が」と呟いた。妻子を人質にとられてしまい、ゴルゴに情報を提供した後、敵わぬと知りながらゴルゴに銃を向け射殺された。
- 三人組
- CIA所属。三人ともほぼ常に奇声を上げる。連携プレイでゴルゴに接近戦を挑み、手傷を負わせる。スネークとの手合わせで三人共秒殺された。
- ボブ・ブレイガン
- 声:富田耕生
- ペンタゴン所属。ジェファーソンの忠実な部下。ゴルゴ殺害計画の指揮を執る。計画がことごとく失敗に終わり、最後は車でゴルゴに特攻するも頭を撃ち抜かれ死亡。だが死に際に放った執念の銃弾はゴルゴの胸を捉えていた。ゴルゴ曰く「アメリカ陸軍特殊部隊の経験者」だったらしい。
- ビッグ・スネーク
- ブレイガンがスカウトした殺し屋。赤い瞳と白目の部分が黄色いのが特徴で、ヘビのような歯と長い舌を持ち、常に不気味に笑っている。武器は2つのナイフとワイヤーのような切れ味をもつ細い鉄線。ゴルゴに手傷を負わせた三人組を簡単に倒す程の実力を持ち、ゴルゴに関わった人物を次々と惨殺した。ドーソンビルにてゴルゴと死闘を繰り広げる最中、攻撃ヘリの機銃掃射を受け死亡した。
- ゴールド&シルバー
- ガービンがドーソンに提供した死刑囚。2人とも髪の色と服の色は金色と銀色でゴールドは右目が義眼、右手が義手で、シルバーは左足が義足、醜い素顔を隠すため仮面を被っているのが特徴。兄弟である以外は本名、素性共に不明。以前ペンタゴンとCIAの共同実験で他のプロの殺し屋たちと共に中央アフリカのバンジバルという国に送られた際、2人だけが生き延びゲリラ基地を壊滅させた経歴を持つ。スネーク戦で負傷したゴルゴに止めを刺そうと襲い掛かるも返り討ちにあう。しかし、何度も立ち上がり攻撃を仕掛けるが、ゴールドは射殺され、シルバーは手榴弾を口に咥えられ爆死した。
[編集] OVA
- ソニア
- 声:勝生真沙子
- トーマス・ウォルサム
- 声:中尾隆聖
- ロバート・ハーディ
- 声:有本欽隆
- ベニング
- 声:内田直哉
- ゴードンの部下で、ある戦争の帰還兵。階級は中尉。左目に眼帯をしている。ゴードンの命令には忠実だが、先の戦場で命令以外の行動(臨月の女性の腹を切り裂く、子供たちの目を抉りフライパンでバター焼きにする、大量の生首をヘリに載せて本国に帰る等)をして来たために、彼に「馬鹿野郎」と詰られる(帰還兵であることから、精神は半壊状態だった)。が、それでも作戦を成功させてきたので、コムネロ民族解放戦線殲滅作戦のために用意した小隊の隊長を任される。その後、圧倒的不利のコムネロ民族解放戦線に対し善戦するものの、ゴルゴとソニアによって部下は全滅され、単身でゴルゴに戦いを挑むも、川にて片目を潰された挙句、その目をナイフで刺され死亡した。白い長髪に左目に眼帯という容姿でドクター・キリコに非常によく似ている。
- 情報屋
- 声:大塚明夫
- ロッチーニ
- 声:上田敏也
- ゴードン
- 声:富田耕生
- アントニオ
- 声:荒川太郎
- アンリ
- 声:菊地祥子
- バーナード
- 声:中村大樹
- ゴメス将軍
- 声:麦人
- コムネロ民族解放戦線の指揮官。
- バーテン
- 声:梅津秀行
[編集] 脚注
- ^ その要人が後にMI6が追っている工作員と分かったが、母国への脱出を阻止するのが間に合わなくなり、MI6は任務に失敗したとヒュームは落胆したが、結果として同じ標的であったためゴルゴが狙撃し、任務を達成した。
- ^ 故にゴルゴは民家から予備役用のSIG SG550を調達した。
- ^ 山野井とは山野井泰史の事であり、作品のシナリオ担当者が、登山について取材した人物である。
- ^ マンディ・ワシントンへ取材を行った際、ワシントンから、最近はヒット作が出ず、人気回復の為にゴルゴに手を出したのではないかと指摘されている。
- ^ 作中の描写から、これは依頼者側にも間違えた責任があるとはいえ、自身の請負に対する今後の世界中の信頼を損ねる事のないようにとゴルゴ自身が考え、表に出ずに依頼を遂行したものと思われる。また、『ゴルゴ学』ではこの人間違い自体がゴルゴが陽動のために仕掛けたもの、という可能性を指摘している。
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