Android

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Android
Android robot.svg
Android Logo (2014).svg
Android L Develpment Preview.png
Android 5.0 Lollipopのスクリーンショット
開発元企業 / 開発者 Google
オープン・ハンドセット・アライアンス
Android オープンソースプロジェクト (AOSP)
開発状況 開発中
ソースモデル FOSS
初リリース 2008年10月21日(6年前) (2008-10-21
最新安定版リリース 5.0 / 2014年11月3日(25日前) (2014-11-03
最新開発版リリース 5.0 / 2014年10月17日(42日前) (2014-10-17
対応プラットフォーム ARM, MIPS, x86, Power
カーネル種別 モノリシックカーネル
ライセンス Apache 2.0, GPLv2, LGPLなど[1]
ウェブサイト www.android.com
Google Nexusは、キャリアによる改変が一切施されていないAOSPの標準Androidが搭載されている[2]

Android(アンドロイド)とは、Googleによってスマートフォンタブレットなどの携帯情報端末を主なターゲットとして開発されたプラットフォームである。カスタマイズ版Linuxカーネル、ライブラリやフレームワークその他のミドルウェアART仮想マシン、主要なアプリケーションからなるソフトウェアスタック(集合)パッケージで構成されている。2014年現在、スマートフォン用のOSとしては、シェア1位である。

Android 4.4より古いバージョンのコンパイル方式は、ARTではなくDalvik仮想マシンが用いられていた。

概要[編集]

2003年アンディ・ルービン、リッチ ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトがアメリカカリフォルニア州パロアルトに携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発するAndroid社を設立した。2005年にGoogleがAndroid社を買収[3]し、一時はGoogleが「gPhone」という独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[4]

2007年11月5日 携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、Google[出典 1]、米クアルコム通信キャリアのT-モバイル (T-Mobile International) などが中心となり設立した規格団体 「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、OHA)が発表した。

無償で誰にでも提供されるオープンソースであり[5]Apache v2ライセンスで配布される。2008年10月からは対応する携帯電話が多数販売されている。

Androidのロゴには緑色のロボットのキャラクターが使われている。このキャラクターには正式名称はなく[6]、ユーザーによって様々な名前で呼ばれている。日本では「ドロイド君」と称されることが多い。

競合するモバイル向けプラットフォームは、マイクロソフトWindows PhoneアクセンチュアSymbian OSクアルコムのBrew MP、アップルiOSブラックベリーBlackBerryLinux FoundationTizenなどがある。

Googleはスマートフォンタブレット以外にもゲーム機腕時計冷蔵庫といった領域にもAndroidを搭載させる考えである[7]

特徴[編集]

通知バーは上部から下にスライドして展開する。それぞれの通知をタップすると、それらに最適なアプリで開くようになっている。それぞれの通知を左右にスライドして削除する。

この節では、Android Developers[1]から発表されている標準のAndroidについて記述する。サードパーティが独自に追加した機能は含まない。

インターフェース[編集]

Androidのユーザーインターフェースはメーカーごとに異なり、それぞれが独自のUIを開発している。カスタマイズが施されていない標準のAndroidは通称AOSP版と言われ、Android Open Source Projectのソースコードから直接ビルドしたものを指す。また、メーカーやサードパーティが開発したものはカスタムROMと言われている。

Androidの基本操作はタッチインターフェースとなっており、指を使って直感的な操作ができるようになっている。表示されたボタン類を押すタップ、長押しタップ(つまむ)、画面端からタップスライドしてメニュー類を表示するスワイプ、マルチタッチによるピンチや回転などができるようになっている[8]。画面をタップした際に、ボタンを押したという感覚を起こさせるために、本体をバイブで振動させる機能を持ち合わせる。ジャイロスコープGPS加速度計などのハードウェアをサポートしており[9]、アプリケーション側からそれらにアクセスして活用する事もある。ジャイロスコープは端末を縦向きから横向きに変更する際に使われる事が多い。ゲームの例ではレースゲームで車をハンドル操作する際、端末を傾けてハンドル操作に当てはめるものがある[10]

ホームスクリーン上には、パソコンデスクトップ画面のようにアプリケーションのアイコンが並び、アプリをインストールするとホームスクリーン上に自動的に配置される。また長押しタップでアイコンを移動したり、フォルダを作成して格納する機能を持つ。これに加えてウィジェットを配置できるようになっている。ウィジェットは、天気予報ニュースなどのライブ情報などがあり、ホームスクリーンから直接見ることが出来る。ホームスクリーンは画面外にも複数用意されており、画面を左右にスワイプすることで複数のホームスクリーン間を移動出来る[11]

画面上部にはステータスバーが配置されている[12]。ステータスバーは、新着メールSMSを受信したりデバイスを接続した時に、ユーザーに作業を中断させることなく知らせるシステムとして使われる[13]。また、多くのAndroid端末には、通信の切り替え、機内モード、システム設定など、頻繁に使われる機能も、この通知バーに格納されているものが多くある。日本国内では通称として通知バーと呼ばれている。

画面下部には「戻る」、「ホーム」、「アプリケーションリスト」の操作を実行できるナビゲーションバーが、Android 3.x、及び4.0以降から配置されている[14]。これ以前のバージョンでは、主にハードウェアキーが主流であった。

文字の入力[編集]

Androidには文字入力のためのIMEを搭載しており、テキストボックスを開くと画面上に仮想キーボードが表示される。この仮想キーボードを、タップやスワイプ操作する事によって文字を入力できるようになっている。サードパーティ製のIMEをインストールする事も可能になっている。IMEとハードウェアが対応していれば、BluetoothUSB接続の外付けキーボードを接続して入力することができる。また発声によって文字入力を行う音声入力システムも備える。

なお2014年現在、Android OSには標準で日本語入力用のIMEが搭載されていない。その為、日本語入力を行うには、Google日本語入力ATOKなどのサードパーティ製IMEをインストールする必要がある。国内販売されている端末は、最初から日本語入力できるようにiWnnPOBox Touch、ATOKなどが、メーカーによって搭載されている。

アプリケーション[編集]

Googleの認可を受けた端末には、アプリケーションマーケットとしてGoogle Playがインストールされている。[15]多くの端末では、このGoogle Playからアプリコンテンツをダウンロードして使えるようになっている。2013年7月時点のGoogle Play内では、100万本を超えるアプリケーションが提供されている。[16]

GoogleはGoogle Playを経由しないアプリ配布も認めており、APKファイルから直接インストールする事ができるようになっている。[17]

Google Playを経由しないアプリは野良アプリと呼ばれる。ただし一見普通のアプリに見えてもウイルスマルウェアを感染させる悪質なアプリも存在するためほとんどの書籍では「自己責任の元で実行してください」と記載されている[要出典]

構成[編集]

Androidは、カーネルからミドルウェア、ユーザインタフェースウェブブラウザ、電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。

カーネルにはLinuxの関連技術が使用されているが、その他の部分は様々な技術が用いられており、例えば標準Cライブラリの Bionic は NetBSD の libc と Linux の libc を組み合わせたものをベースにしている。

Androidのアーキテクチャ[出典 1]


機能
携帯電話網への対応 GSMUMTSCDMA2000EV-DOLTE
その他のネットワーク対応 Bluetooth無線LAN
各種ハードウェアへの対応 GPS加速度センサ磁気センサ、2D/3D描画支援ハードウェア(GPU)など
Webブラウザ WebKitベースのブラウザが組み込まれている。(4.4 KitKatからはChromiumベース)WebKitの機能は、他のアプリケーションからも利用可能である。
メール ショートメッセージサービス(SMS)及びマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が利用可能である。
その他のアプリケーション Java言語で作成されたアプリケーションをDalvik仮想マシン上で動かすことができる。Dalvikは通常のJava仮想マシンとは異なり、メモリの消費が低く抑えられているなど、モバイル向けに最適化された設計となっている。
アプリケーションマーケット Googleにより、Android用アプリケーションを配布、販売するGoogle Play Storeが運営されている。
マルチタッチ ネイティブに対応しており、HTC Heroなどの機種でサポートされている。ただし、Appleによる特許訴訟を避けるため、2010年2月までは、初期的にはカーネルレベルで無効化されていた[18]
データストレージAPI データ保存用にSQLiteが組み込まれている。
マルチメディアAPI Media Frameworkと呼ばれる映像と音声用のライブラリにより、H.263H.2643GPP/MP4コンテナ)、 MPEG-4 SP、WebMAMR、AMR-WB(3GPPコンテナ)、AACHE-AAC(MP4/3GPPコンテナ)、MP3MIDIVorbisWAVJPEGPNGGIFBMPWebPなどに対応している。
フォント FreeTypeフォントライブラリーにより、TrueTypeType1OpenTypeなどのフォント形式に対応している。
その他のライブラリー OpenGL ESOpenSL ESOpenMAX AL、Skia (SGL)、SSLzlib標準Cライブラリ (Bionic)、標準C++ライブラリ (libstdc++) など

プログラミング言語[編集]

カーネルとライブラリー、ランタイムはほとんどがC言語またはC++で記述されている。アプリケーションとアプリケーション・フレームワークは、Google独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシン上の「Java Platform, Standard Edition(Java SE)のサブセット+Android拡張」環境で記述する[出典 2]

対応CPU[編集]

Googleが公式サポートしているCPUはARM(ARMv5以降)、MIPSx86である。ARM以外の環境はAndroid 2.3から対応した。端末シェアの多くはARMv7が占めているが、日本においては2014年3月に大手家電量販店のビックカメラが自社ブランド製品としてIntel Atom搭載のタブレットを発売[19]するなど、x86による製品も徐々に広がっている。

仮想マシン[編集]

Android 4.4以前のバージョンで動作するアプリケーションは、基本的にはDalvik仮想マシン(VM)上で動作する。Android OSは、プレ・インストール・アプリと、後からインストールするアプリを、公平に扱うのが特徴である。Apache HarmonyからSwingやAWTなどの一部のAPIを除去し、UIなどのAPIを追加したライブラリである。 Java CDCのAPIは、全てではないが、概ね含まれている。Sun Javaの互換性テストを通過していない。

Googleから提供されているSDKでは、Javaプラットフォームによるプログラム環境と、C/C++による開発がサポートされている。Java言語以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語(ScalaHecl)で書かれたプログラムがDalvik上で動作する。また、.NET Framework互換環境の1つであるMonoもDalvikに対応する計画がある[20]

Android 4.4(KitKat)からは、デベロッパー向けにART仮想マシンが実装された。ARTはAndroid Runtimeの略で、Dalvikよりもアプリケーションの動作効率などを向上させることを目的に開発された[21]。Dalvikの場合、多様なハードウェアに対応できるよう、アプリを中間コードの状態で保管しておき、実行直前にネイティブコードに変換して動作させるJOTコンパイル方式が採用されている。一方でART仮想マシンは、予め最初からネイティブコードに変換しておくため、実行速度や動作速度が向上する[22]

なお、Android 4.4では依然としてDalvikが標準となっており、ARTを用いるためには開発者向けオプションで設定が必要である。ただし、アプリケーションによってはART上では正常動作しないものもあり、Dalvikとの完全互換は保障されていない[23]

Android 5.0からは、ART仮想マシンが標準となった。5.0に搭載されたバッテリー改善システムと、ARTの効率性の良さという組み合わせによって、バッテリー持続時間がAndroid 4.4と比較して1.37倍と大幅に伸びた[24]

ブートローダー[編集]

ブートローダー(bootloader)とは、デバイスの電源を入れた際にフラッシュメモリ上にインストールされたLinuxカーネルを読み込み、そこからAndroidを起動させるシステムである。パソコンで例えると、BIOSという部分に相当する。ブートローダーのインターフェースは、一部の端末でアクセス可能である。多くの場合は、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時押ししながら電源を入れて起動させる事ができる。起動後に表示されるインターフェースは、fastbootモードとも呼ばれる[25]

開発環境[編集]

アプリケーション・ソフトウェア開発用にはAndroid SDK(Software Development Kit)が、ランタイムとライブラリーの開発用にはAndroid NDK(Native Development Kit)が無償提供されている[26]。Android SDK によって、Android携帯電話機とホストPCとをUSBで接続して、アプリケーション・プログラムを携帯電話機上で実行しながらPC上でデバッグすることができる。Googleが有償で提供するSIMロックフリーの開発専用携帯電話機や他社の専用の携帯電話機エミュレータでないと、低レベルのランタイムとライブラリーを書き換えることは出来ない[出典 2]。対応しているオペレーティングシステムはLinux(Ubuntu 8.04以降など)、Mac OS X v10.5.8 以降(Intel Mac)、Windows XP 以降である。開発環境には、Eclipseが推奨されている。IntelliJ IDEAなど他の統合開発環境も対応している。

Googleは、2013年5月15日に開催されたGoogle I/OでAndroid Studioと称する新たな統合開発環境を開発中であることを表明した[27]。これはIntelliJ IDEAをベースにしたオープンソースによるAndroid専用の開発環境であり、ビルドツールとして従来のApache AntではなくGradleを採用している。また、レイアウトのデザインもよりグラフィカルで端末実機のイメージに近くなるとされる。ただし、2014年現在もベータ版リリースに留まっており、正式リリースの目処は立っていない。(ベータ版はAndroid Developersのサイトから自由にダウンロード可能)

Android SDKでは、Android Virtual Device(AVD)と呼ばれるPC上で動作する仮想デバイスを用いることができる。対応CPUと同様にARM、MIPS、x86の3種類のアーキテクチャをエミュレーションするソフトウェアがSDKに同梱されており、これにロードされるシステムイメージもAndroidバージョンごとにそれぞれ提供されている。ユーザーがこれらを選択をして、任意のAndroidバージョンとCPUエミュレーターの組み合わせによるAVDを作成する。ただし、一般的なエミュレーターと同様に他のコンピューターシステムをエミュレーションするために動作が非常に重く、快適なデバッグを行うことは難しい。これをカバーするため、仮想化支援機能をサポートしているx86アーキテクチャのCPUが搭載されたホストマシン上では、x86システムイメージによるAVDを高速化することができる。WindowsおよびMacOSにおいては、Intelが提供するIntel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)によってIntel VTによるサポートを有効にすることができる。また、Linux版のSDKにおいては、x86エミュレーター自体がKVM上で動作させることが可能となっており、Intel VTまたはAMD-Vによるサポートによって高速化することができる。

Google Mobile Service[編集]

ほとんどのAndroid端末には、プロプライエタリ・ソフトウェアのGoogle Mobile Service(GMS)アプリがプリインストールされている。Google Play 、マップ、ギャラリー、カレンダー、Gmail、トークなどが含まれる。GMSアプリの搭載は互換性テストのCompatibility Test Suite(CTS)を通過し、Googleにライセンスを与えられた端末のみ認められている。オープンソースの Android から派生して、これらのアプリが入っていない場合は、CyanogenMod Gapps[28] などから root 権限で /system フォルダにコピーしてインストール可能。

エミュレーション・モデル[編集]

基本ハードウエアを「goldfish」と定義しており、SDK のQEMUエミュレータはそれを踏襲している。サポートしているスペックは下記の通り。ただし、2007年10月当時のスペックである。

  • goldfishモデル
    • メインメモリ:96MB
    • VRAM:8MB
    • 画面サイズ:480×320画素(HVGA)、または320×240画素(QVGA)、ともに縦長または横長配置[出典 1]

バージョン[編集]

歴代のコードネームのうち、1.5からは頭文字がバージョンの発表順にCからのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており、それぞれに前述のマスコットのロボットがコードネームの菓子に扮している。

シェア[編集]

スマートフォン[編集]

ガートナーの調査によると、世界でのスマートフォンの販売台数のシェアの推移は以下の通り[29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40][41]

時期 総数 Android iOS Symbian BlackBerry Bada Microsoft その他
2009年第2四半期 40,971,800 1.8% 13.0% 51.0% 19.0% 9.3% 5.8%
2009年第3四半期 41,093,300 3.5% 17.1% 44.6% 20.7% 7.9% 6.2%
2009年第4四半期
2010年第1四半期 54,505,500 9.6% 15.3% 44.2% 19.7% 6.8% 4.4%
2010年第2四半期 62,058,100 17.2% 14.1% 40.9% 18.7% 0.9% 4.9% 3.2%
2010年第3四半期 81,132,600 25.3% 16.6% 36.3% 15.4% 1.1% 2.7% 2.5%
2010年第4四半期 101,150,300 30.5% 15.8% 32.3% 14.6% 2.0% 3.4% 1.5%
2011年第1四半期 99,775,000 36.4% 16.9% 27.7% 13.0% 1.9% 2.6% 1.5%
2011年第2四半期 107,740,400 43.4% 18.2% 22.1% 11.7% 1.9% 1.6% 1.0%
2011年第3四半期 115,185,400 52.5% 15.0% 16.9% 11.0% 2.2% 1.5% 0.9%
2011年第4四半期 149,041,800 50.9% 23.8% 11.7% 8.8% 2.1% 1.9% 0.8%
2012年第1四半期 144,391,700 56.1% 22.9% 8.6% 6.9% 2.7% 1.9% 0.9%
2012年第2四半期 153,686,100 64.1% 18.8% 5.9% 5.2% 2.7% 2.7% 0.6%
2012年第3四半期 169,178,600 72.4% 13.9% 2.6% 5.3% 3.0% 2.4% 0.4%
2012年第4四半期 207,662,400 69.7% 20.9% 1.2% 3.5% 1.3% 3.0% 0.3%
2013年第1四半期 210,046,100 74.4% 18.2% 0.6% 3.0% 0.7% 2.9% 0.3%
2013年第2四半期 225,326,200 79.0% 14.2% 0.3% 2.7% 0.4% 3.3% 0.2%
2013年第3四半期 250,231,700 81.9% 12.1% 0.2% 1.8% 0.3% 3.6% 0.2%

日本国内でのスマートフォンの利用者数(契約者数)の推移は以下の通り[42][43][44][45][46]

時期 総数 Android iOS (iPhone) Microsoft その他 調査会社
2010年6月 435,000 2,557,000 2,144,000 コムスコア
2010年9月 5,702,000 841,000 3,347,000 1,475,000 39,000 コムスコア
2010年12月 6,975,000 2,174,000 3,787,000 831,000 183,000 コムスコア
2011年3月 9,764,000 4,601,000 3,906,000 1,257,000 コムスコア
2011年11月 15,100,000 61.0% 33.0% 5.7% 0.3% コムスコア
2012年2月 19,300,000 61.4% 34.2% 3.9% 0.5% コムスコア
2012年3月 62.2% 33.7% 3.7% 0.4% コムスコア
2012年6月 24,086,000 64.1% 32.3% 3.2% 0.4% コムスコア
2013年1月 40,610,000 63.3% 34.8% 1.9% MM総研
2013年9月 50,150,000 63.0% 35.6% 1.4% MM総研

タブレット[編集]

世界のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[47][48][49][50][51][52][53][54][55][56]

時期 総数 Android iOS Windows その他 調査会社
2010年第4四半期 10,700,000 29.0% 68.2% 2.8% Strategy Analytics
2011年第2四半期 15,042,000 29.2% 61.4% 8.6% Strategy Analytics
2011年第3四半期 17,200,000 29.2% 64.5% 6.4% Strategy Analytics
2011年第4四半期 26,800,000 39.2% 57.4% 1.9% Strategy Analytics
2012年第1四半期 18,700,000 34.2% 63.1% 2.7% Strategy Analytics
2012年第2四半期 24,944,000 29.3% 68.3% 2.4% Strategy Analytics
2012年第3四半期 24,700,000 41.3% 56.7% 2.0% Strategy Analytics
2012年第4四半期 52,500,000 43.6% IDC
2013年第1四半期 40,600,000 43.4% 48.2% 7.4% 1.0% Strategy Analytics
2013年第2四半期 51,700,000 67.0% 28.3% 4.5% 0.2% Strategy Analytics
2013年第3四半期 47,600,000 29.6% IDC

日本国内のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[57][58][59][60]

時期 総数 Android iOS Windows その他 調査会社
2010年4月〜2010年9月 350,000 20,000 320,000 10,000 ICT総研
2010年10月〜2011年3月 540,000 50,000 480,000 10,000 ICT総研
2011年4月〜2011年9月 1,180,000 370,000 780,000 30,000 ICT総研
2011年10月〜2012年3月 1,580,000 490,000 1,040,000 50,000 ICT総研
2012年4月〜2012年9月 1,930,000 750,000 1,180,000 MM総研
2012年7月〜2012年9月 1,010,000 46.4% 39.2% 14.4% IDC Japan
2012年10月 59.0% 39.7% 1.3% BCN
2012年11月 46.5% 51.9% 1.6% BCN
2012年12月 57.7% 40.3% 2.1% BCN
2013年4月〜2013年9月 3,420,000 42.8% 46.2% 11.0% 0.0% MM総研

バージョン[編集]

2014年7月7日現在のGoogle Play Storeへのアクセス統計によるバージョンごとの世界シェア[61]

バージョン別のシェア
OS コードネーム API レベル シェア
Android 4.4 KitKat 19 17.9%
Android 4.3 Jelly Bean 18 9.0%
Android 4.2 Jelly Bean 17 19.7%
Android 4.1 Jelly Bean 16 27.8%
Android 4.0.3 - 4.0.4 Ice Cream Sandwich 15 11.4%
Android 4.0 - 4.0.2 Ice Cream Sandwich 14
Android 3.2 Honeycomb 13
Android 3.1 Honeycomb 12
Android 3.0 Honeycomb 11
Android 2.3.3 - 2.3.7 Gingerbread 10 13.5%
Android 2.3 - 2.3.2 Gingerbread 9
Android 2.2 Froyo 8 0.7%
Android 2.1 Eclair 7
Android 2.0.1 Eclair 6
Android 2.0 Eclair 5
Android 1.6 Donut 4
Android 1.5 Cupcake 3
Android 1.1 Butter Cookie 2
Android 1.0 Applepie 1

韓国でのシェア[編集]

2014年1月24日、米ストラテジー・アナリティクスは88カ国を対象にスマートフォン向けオペレーティングシステムのシェアを調査した。その結果は、大韓民国のAndroidシェアが93.4パーセントと、世界で最もシェアが高い事が発表された。市場全体でのAndroidのシェアは2014年時点で67.5パーセントであるのに対し、25.9パーセント高い水準である。調査対象国の中で9割を超える国となっている[62]

ライセンス[編集]

Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache 2.0 に準じる。ただし、WebKitのライセンスはLGPLであり、カーネルとそのライブラリなどのLinux部分のライセンスはGPLである。Androidのライセンスでは、Androidのオープンソースを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのように公開する必要がない。しかし、カーネル部とそのライブラリはLinuxに基づくので、GPL系オープンソースのライセンスが採用され、公開が求められる[出典 2]

Gmail、Google Talk、Google Maps、Google Play Storeなどの一部のGoogleアプリケーションは、Androidと密に連携しているがプロプライエタリなライセンスで提供されている[63]。したがって、カスタマイズしたAndroidにこれらのアプリケーションを載せるためには、Googleの許諾を得るか、アプリケーションをGoogle提供のファームウェアからバックアップし、権利を侵害していないカスタム版に再インストールする(カスタム版にはアプリケーションをバンドルしない)必要がある(CyanogenModの項を参照)。

タブレット向けのバージョンであるAndroid 3.xはスマートフォンへの対応が不完全であるということを理由としてソースコードの公開が見送られていた[64] が、4.0.1 から再度公開に戻った [65]。ただし、3.x のソースコードは git の履歴の中に存在するだけで、git のタグとしては割り振られていない[66]

歴史[編集]

Android 4.4 kitkat

2005年にGoogleの、アンディ・ルービンが設立したプラットフォームベンダーである米Android社を買収[67]したことから一時はGoogleが「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[68]2007年11月に「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。

2007年11月5日、携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、米検索最大手Google、米クアルコム通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体 OHAが発表した。

2008年[編集]

2009年[編集]

2010年[編集]

  • 1月5日 - Googleより、世界初のAndroid 2.1を搭載したNexus Oneが発売された[77]
  • 12月16日 - Googleより、世界初のAndroid 2.3を搭載したNexus Sが米国で発売された。

2011年[編集]

2012年[編集]

  • 7月10日 - Android 4.1が公開された。最初にGalaxy NexusMotorola XoomNexus Sのグローバルモデル向けにアップデートを開始した[78]
  • 11月13日 - Android 4.2が公開された。Nexus 4Nexus 10に標準搭載されて発売された[79]

2013年[編集]

  • 7月24日 - Android 4.3が公開された。Nexus 4Nexus 7Nexus 10向けのアップデートを開始[80]
  • 11月1日 - Googleより、世界初のAndroid 4.4を搭載したNexus 5が発売された。

2014年[編集]

  • 3月18日 - スマートウォッチ向けにカスタマイズされたAndroid Wearをリリース。
  • 6月25日 - カーナビゲーションシステムのAndroid Autoを発表。
  • 6月26日 - Android Lのデベロッパープレビュー版を、Nexus 5Nexus 7向けに提供開始[81]
  • 9月15日 - Googleより、新興国市場向け低価格帯スマートフォンのAndroid Oneが発表された[82]
  • 10月15日 - Android Lの正式版となるAndroid 5.0が発表された[83]
  • 11月3日 - Android 5.0の正式版を公開[84]

世界での発売端末[編集]

セキュリティ[編集]

Androidアプリケーションの権限リスト画面

Androidのアプリケーションは、スーパーユーザー権限を要求する一部の特殊なアプリを除き、システムの重要領域やユーザー情報にアクセスできないようサンドボックスで動作する[85]

権限に関してはユーザー側にも視覚的にわかるように、アプリをインストールする際、必要な権限のリストを表示するパーミッション機能がある。例えば「Google マップ」の場合は、位置情報の読み取り(GPSへのアクセス)があり、「カメラ」だと撮影マイクによる録音などの権限が要求リストに表示される。この機能は、アプリケーションに無関係の怪しい権限(ブラウザアプリがカメラ録画を要求する等)の存在をユーザーが自発的に確認する事ができる[86][87]
Android 4.3からは、アプリ毎に個別に権限を設定できる機能が実験的に追加されたが、OSの断片化に繋がるため4.4から無効になった[88]

その他に、端末の位置情報を逆探知したり、リモートロックできるAndroid デバイス マネージャー(ADM)も提供されており、盗難や置き忘れの対応策のひとつとされている。

日本でのセキュリティ[編集]

トレンドマイクロ社によると、2012年(平成24年)1月から3月の間に、Androidの不正アプリが約5,000種発見されたとしている。また、同社では、2012年(平成24年)4月に人気アプリである写真共有サービス「Instagram」や、アクションパズルゲーム「Angry Birds Space」などの偽アプリ配布サイトが存在し、特定のWebサイトにアクセスし、モバイル端末に他のファイルをダウンロードするなど、不正な動作を行う偽アプリがダウンロード出来るようになっていたことを確認している。「Google Play(旧Android Market)」などの公式サイトにおいて偽アプリが確認されるケースも出てきており、アプリを通じての不正行為は拡大する一途となっている。

このような課題に早急に対応していくために、日本は、2011年(平成23年)10月に「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」を設置し、スマートフォンを狙うマルウェア等に対する事業者等における対策の在り方や、利用者への情報セキュリティ対策の啓発の必要性について検討を進めてきた。同研究会では、同年12月の中間報告で、スマートフォン利用者が最低限取るべき情報セキュリティ対策として、「スマートフォン情報セキュリティ3か条」33を提唱し、2012年(平成24年)6月に最終報告を取りまとめた。また、2011年(平成23年)12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」が開催され、スマートフォンにおける利用者情報が安心・安全な形で活用され、利便性の高いサービス提供につながるよう、諸外国の動向を含む現状と課題を把握し、利用者情報の取扱いに関して必要な対応等の検討が進められている。2012年(平成24年)4月には、スマートフォンを巡るサービス構造、利用者情報の取扱いに関する現状、利用者情報の管理等の在り方及び利用者に対する周知の在り方等の今後の論点を取りまとめた中間取りまとめ及び利用者自身が注意すべき事項を整理した「スマートフォンプライバシーガイド」34が公表された。 (参照:平成24年総務省「情報通信白書」)

組み込み用Android[編集]

"Open Embedded Software Foundation"(OESF) がAndroidを基に、機能を追加した組み込み用プラットフォームを開発中である。OESFのWebには2005年からのタイムスタンプがある。日本のOESFはWebによると2009年2月12日に設立された。2011年3月現在のバージョンは、Android 2.2を基にしEM3(OESF Embedded Master 3)と呼ばれる。2011年3月にオープンソースとして一般向けに公開された[89]

IP電話、デジタルテレビ、マルチメディア、DLNA、Bluetooth、リモートコントロール、ポインティング・デバイス、ネットワーク管理、ユーザーインターフェース、SDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIから使用する。EM1の機能拡張は全てではないと推測されるが、Linuxカーネル部分と同じ深さでハードウェア上に直接載る低レベルで実装される。EM2は、Android 2.0を元に開発され、2010年10月に公開された。Androidそのものが軽量化を意図して設計されているが、OESF版ではさらに基本コンポーネントだけに絞り、必要な機能を選んで追加できる[出典 3]

個人情報収集問題[編集]

2011年04月、Wall Street Journal(Web版)が、Androidは個人情報(Android利用者の氏名や場所、付近のWi-Fiネットワークの信号強度や位置情報)を取得・蓄積し、Googleに送信していると報じた。セキュリティ専門家が台湾HTC製のAndroidスマートフォンを調べた際に、これらの情報を少なくとも1時間に数回、Googleに送信していたことが確認されたという[90]。 この報道に対し、GoogleはAndroid搭載端末から位置情報を収集していることは認めたが、すべてあらかじめユーザーの同意を得た上で行っており、また収集したデータは匿名化された形でGoogleのサーバーに送られていることから、プライバシー上問題はないと主張している[91]

2011年05月、韓国警察は、Android利用者の位置情報を無断収集した疑いで、米Google韓国法人のGoogleコリアを家宅捜索し、位置情報の収集に関するデータを押収した。警察関係者は「携帯電話向け広告を扱うGoogle子会社のアドモブが、利用者の同意なくスマートフォン向けアプリケーションを通じて個人の位置情報を収集した疑いがある。押収物を分析し、個人情報の収集量や収集方法を把握する」と話している[92]

システム領域のカスタマイズ[編集]

root化[編集]

Androidではセキュリティ等の理由からユーザーやアプリケーションがある階層以上にしかアクセスできないように制限がなされている。その制限を解除し最低階層にアクセスできるようにすることを、root化(rooting)、root権を取るという。これにより、より高度な動作をするソフトウェアが実行可能になるが、ほとんどの場合販売元との規約に反するため、サポートを受けられないなどのデメリットが生じる。iOSでのjailbreakに近い。

ただ、AndroidセキュリティチームのNick Kralevichによれば、Googleはroot化を認めている。root化はユーザーの権利の一つであり、一方でユーザーの責任でそれに伴う不利益を受けることは仕方ないという見解を示している。またroot化によってアプリケーションや各種コンテンツの開発者、キャリア会社の権利は侵害されないとしている[93]

ブートローダーのアンロック[編集]

Androidのアップデートは、このブートローダーを経由してアップデートされるが、大半の端末ではブートローダーがロックされている。ブートローダーがロックされていると、メーカーの電子署名が入ったアップデートしか受け付けないようになっている[94]。これに対して、ユーザーが自由にカスタムROMをインストール出来るように、一部の端末ではブートローダーをアンロックする方法がGoogleによって公開されている[95]
通常これらは改造行為となり保証外になるのが通常だが、中にはこの行為前提で初めからブートローダーがアンロックされた状態で出荷される端末もある[96]

fastbootモード[編集]

fastbootモード(ファーストブートモード)とは、PC側のコマンド操作によってシステム領域の書き換えやパーティション操作を行うための機能である。fastbootのコマンド機能は前述に加え、ブート、リブート、アプリのアンインストール、ファイルの転送、システムのバックアップ、ブートローダのアンロックなど様々なコマンドに対応する[97]

イースターエッグ[編集]

Android 2.3 Gingerbread以降からは、ジョークの画像やアニメーションを表示する機能が隠されている。いわゆるイースターエッグと呼ばれるものである。この機能にアクセスするには、端末の設定情報から端末情報を開き、一覧にあるAndroidのバージョンを3回連続でタップすると表示される。なおAndroidのバージョンによって、表示される内容が異なる。

  • 2.3(ジンジャーブレッド) - ゾンビの群れの中にAndroidのロボットが表示される。このイラストは、多くのゾンビアートを手がけるジャック・ラーソンによって描かれた。
  • 3.x(ハニカム) - Androidのロボットを、昆虫デフォルメしたイラスト。
  • 4.0(アイスクリームサンドイッチ) - 黒いビスケットに包まれたアイスクリーム状のロボットイラスト。ロングタップすると、8ビットデザインのロボットが無数に飛び交うアニメーションに移動する。
  • 4.1(ゼリービーンズ) - ゼリービーンズの形をする笑ったAndroidロボットが表示される。ロングタップすると、それが無数に飛び交うアニメーションに切り替わる。ロボットはタップして移動したり弾き飛ばす事ができる。
  • 4.4(キットカット) - アルファベットKが表示され、左右をタップすると回転する。数回タップする事で、キットカットのロゴデザインを象ったAndroidロゴが表示される。ここからロングタップすると、4.4以前で全ての歴代バージョンのアイコンがタイル型のインターフェースで表示される。
  • 5.0(ロリポップ) - Android Lの開発者プレビュー版は、ランダムと大きさをした四角形が表示され、下部にビルド番号が表示される。ロングタップすると、4.4と同じくタイル型のインターフェースが表示される。

脚注[編集]

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  6. ^ えっ!Droidじゃないの?『残念ながら、Android のロボットについては正式名称はありません。』byグーグル・広報部ご担当者さま。 - ITMedia
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出典[編集]

  1. ^ a b c 蓬田宏樹、他著「Androidの野望」日経エレクトロニクス 2007年12月17日号 p.47-69
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  3. ^ 道本健二 『組み込み向けAndroidは2010年2月に公開 OESFがロードマップを発表』 日経エレクトロニクス 2009年9月21日号 p.33

関連項目[編集]

外部リンク[編集]