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2019年12月31日 (火) 07:02時点における版
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2019年の日本シリーズ | |
---|---|
ゲームデータ | |
日本一 福岡ソフトバンクホークス 4勝0敗 | |
試合日程 | 2019年10月19日 - 10月23日 |
最高殊勲選手 | ジュリスベル・グラシアル |
敢闘賞選手 | 亀井善行 |
チームデータ | |
福岡ソフトバンクホークス(パ) | |
監督 | 工藤公康 |
シーズン成績 |
76勝62敗5分 (シーズン2位/CS優勝) |
読売ジャイアンツ(セ) | |
監督 | 原辰徳 |
シーズン成績 |
77勝64敗2分 (シーズン1位/CS優勝) |
クライマックスシリーズ | |
セントラル・リーグ | |
パシフィック・リーグ | |
« 2018 2020 » |
2019年の日本シリーズ(2019ねんのにっぽんシリーズ、2019ねんのにほんシリーズ)は、2019年(令和元年)10月19日から10月23日まで開催された読売ジャイアンツ(以下、巨人)と福岡ソフトバンクホークス(以下、ソフトバンク)による第70回日本選手権シリーズ(70th Nippon Series)である。
概要
巨人のV9時代を支えた王貞治・長嶋茂雄両監督(当時)の「ON対決」として注目された2000年・巨人VSダイエー(当時)以来19年ぶりに、日本シリーズでの巨人とソフトバンクの対戦が実現した[1]。
巨人は2013年以来6年ぶり、ソフトバンクは2018年に続き3年連続の日本シリーズ出場となる。ホークスがソフトバンクになってからは初対戦となったが、ソフトバンクの前身球団である南海・ダイエー時代を含めると11回目で、2019年時点で日本シリーズの対戦カードとしては最多の対戦回数となる。過去10回の対戦成績は巨人の9勝1敗。日本シリーズは2015年以来続いていた初顔合わせの組み合わせが4年連続で途切れた。
巨人は5年ぶりにセ・リーグを制して、クライマックスシリーズでも勝ち上がっての日本シリーズ出場となる。ソフトバンクは2年連続でクライマックスシリーズでパ・リーグ優勝の埼玉西武ライオンズを破り、前年に続いてリーグ2位からの日本シリーズ出場となる。リーグ優勝ではないチームの日本シリーズ出場は2017年の横浜DeNAベイスターズ(2017年クライマックス・セでリーグ3位から2位・阪神と1位・広島に勝利して日本シリーズに進出)以来3年連続となる。
全試合ドーム球場で開催の日本シリーズは、2012年の巨人対日本ハム以来7年ぶりとなる。また、巨人が出場することにより、2015年のヤクルト対ソフトバンク以来4年ぶりに東京都で開催されるシリーズとなった。
最終的には、ソフトバンクが巨人に4試合全勝(いわゆる「スウィ―プ勝ち」)で、3年連続10回目の日本シリーズ優勝(日本一)に輝いた。これでソフトバンクは2014年以降の直近の6年間で5回の日本一に輝くことになった。ホークスとしては南海時代の1959年に4連勝で巨人に勝利して以来、今大会で60年ぶりに日本シリーズでの巨人への勝利になった。また60年前と同様、4試合全勝、かつ日本一決定は敵地球場(当時は、後楽園球場)となった。
ソフトバンクは今回のシリーズで、2005年に球団が福岡ソフトバンクホークスになって以来、セ・リーグ6球団全てと日本シリーズで対戦したことになった。またソフトバンクはすでに2018年の広島戦をもって、前身の南海時代を含め、既存セ・リーグ6チームから日本一を奪っているが、今回の優勝で、1989年の福岡移転後・2005年のソフトバンクへの親会社変更後に限ってもセ・リーグ6チームを相手に日本一を達成することとなった。これは、パ・リーグ球団史上初の快挙である。
また、2018年の日本シリーズ第3戦から続く日本シリーズにおける連勝を8に伸ばし、西武、巨人、ロッテに並ぶ日本シリーズタイ記録となり、また2シーズン連続での8連勝は、1975年から1976年にかけ阪急ブレーブス(現・オリックス・バファローズ)が達成した7連勝(2引分を含む)を越え日本シリーズ新記録となった。
4連勝での日本一は、2005年にロッテが阪神に4連勝して以来14年ぶり6回目、引き分け込みの無敗優勝は8回目。レギュラーシーズン2位以下のチームによる2年連続日本一は史上初のケース。また巨人は1990年の西武ライオンズ(当時)戦以来29年ぶり、「昭和・平成・令和」の三元号でそれぞれ1度づつ3度の4連敗を喫した。
また、今大会でのソフトバンクの勝利により、日本シリーズにおけるセントラル・リーグ代表チームとパシフィック・リーグ代表チームの勝利数が35で並んだ。1959年にソフトバンクの前身・南海が巨人を破り優勝した時点でセ・パがそれぞれ5勝で並んだ後、1960年の日本シリーズで大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)が大毎オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)を破り日本一となって以降、59年にわたりセ・リーグが優勢であり、2002年の日本シリーズで巨人が西武を破った時点でセ・リーグ32勝パ・リーグ21勝となり、両リーグの勝利数の差が史上最大の11まで広がったが、その後17年間でパ・リーグが14回優勝、特に2013年の日本シリーズで東北楽天が巨人を破って以降7年連続でパ・リーグが制したことにより、60年ぶりにパ・リーグが勝利数で並ぶこととなった。なお、勝利試合数も、本シリーズ前の時点では、セ・リーグ202勝パ・リーグ201勝でセ・リーグ優勢だったが、ソフトバンクが初戦から連勝したことで第2戦終了時点で203勝と逆転し、こちらは1963年の日本シリーズ第1戦で西鉄(現・埼玉西武ライオンズ)が巨人に勝利した時点でパ・リーグが38勝37敗3引分で勝ち越して以来56年ぶりにパ・リーグの勝利数がセ・リーグを上回る形となった。最終的にソフトバンクが4勝0敗でシリーズを終えたことでパリーグの205勝202敗8引分となり、1959年、南海の4連勝によりパ・リーグが31勝27敗2引分として以来最大の勝ち越しを記録した。一方セ・リーグは、1974年の日本シリーズ第1戦で中日がロッテに勝利した時点で81勝57敗3引分と勝利数が史上最大の24上回り、2002年の日本シリーズで巨人が西武に4連勝した時点でも165勝144敗6引分と21上回っていたが、2003年以降の17回でパ・リーグ61勝に対しセ・リーグ37勝となったことで逆転される形となった。
なお、2014年度から引き続き6年連続で、NPBパートナーのSMBCグループ(三井住友銀行、三井住友ファイナンス&リース 、SMBC信託銀行、三井住友カード、SMBC日興証券、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、SMBCモビット、セディナ、日本総合研究所、三井住友DSアセットマネジメント)を冠スポンサーに迎え『SMBC日本シリーズ2019』として開催される[2]。SMBCグループが日本シリーズの冠スポンサーになってからの巨人の出場は初めてのこととなる[注 1]。また、NPBは同年10月に発生した「令和元年台風19号」での被災者支援を目的として、今大会の入場料ならびに公式グッズの売上金の一部を、大会後に台風19号における水害の被害を受けた被災地に、義援金として進呈することを発表している[3]。
今回は元号が令和になってから初めての日本シリーズ開催となる。今回も前年と同様に予告先発を採用した。
なお、この日本シリーズ終了をもって、巨人は阿部慎之助が現役を引退。第4戦の試合終了後に、右翼席スタンド側及び本塁ベース付近にて、それぞれ10回の胴上げが行われた(後者についてはソフトバンク側の申し出で実現し、ソフトバンクのキャプテン・内川聖一が音頭を取った)[4][5]。なお、一部では、このソフトバンク側の行動について、当時同時期に日本で開催されていたラグビーワールドカップ2019になぞらえて「ノーサイド(ラグビー用語で、試合終了後に敵味方の枠を超えてお互いの健闘を讃えあうこと)」と称された[6][7]。また、スコット・マシソンも引退の意向を表明した[8][9]。
レギュレーション
試合日程
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
---|---|---|---|---|---|
10月19日(土) | 第1戦 | 読売ジャイアンツ | 2 - 7 | 福岡ソフトバンクホークス | 福岡 ヤフオク!ドーム |
10月20日(日) | 第2戦 | 読売ジャイアンツ | 3 - 6 | 福岡ソフトバンクホークス | |
10月21日(月) | 移動日 | ||||
10月22日(火) | 第3戦 | 福岡ソフトバンクホークス | 6 - 2 | 読売ジャイアンツ | 東京ドーム |
10月23日(水) | 第4戦 | 福岡ソフトバンクホークス | 4 - 3 | 読売ジャイアンツ | |
優勝:福岡ソフトバンクホークス(3年連続10回目) |
- ※いずれかのチームが4勝先取した時点で、日本シリーズは終了とする。
- ※第5戦以前に中止試合が発生した場合、第5戦と第6戦の間の移動日は設けない。
- ※パ・リーグのホームゲーム(第1・2・6・7戦)では指名打者制を採用。
- ※引き分けがあり、第7戦で勝負がつかない場合は、第7戦の翌日に第8戦、第8戦でも勝負がつかない場合は移動日を挟んで東京ドームで第9戦が行われる。
試合開始時刻
- 福岡 ヤフオク!ドーム(ソフトバンク)→全試合18:30開始
- 東京ドーム(巨人)→全試合18:15開始
クライマックスシリーズからの勝ち上がり表
CS1st | CSファイナル | 日本選手権シリーズ | ||||||||
(6戦4勝制<含・アドバンテージ1>) 東京ドーム | ||||||||||
巨人(セ優勝) | ☆○○●○ | |||||||||
(3戦2勝制) 横浜スタジアム |
||||||||||
阪神 | ★●●○● | |||||||||
DeNA(セ2位) | ●○● | |||||||||
(7戦4勝制) 福岡ヤフオク!ドーム 東京ドーム | ||||||||||
阪神(セ3位) | ○●○ | |||||||||
巨人(セCS優勝) | ●●●● | |||||||||
ソフトバンク(パCS優勝) | ○○○○ | |||||||||
(6戦4勝制<含・アドバンテージ1>) メットライフドーム |
||||||||||
西武(パ優勝) | ☆●●●● | |||||||||
(3戦2勝制) 福岡ヤフオク!ドーム |
||||||||||
ソフトバンク | ★○○○○ | |||||||||
ソフトバンク(パ2位) | ●○○ | |||||||||
楽天(パ3位) | ○●● | |||||||||
- ☆・★=クライマックスシリーズ・ファイナルのアドバンテージ1勝・1敗分
出場資格者
福岡ソフトバンクホークス | ||||
---|---|---|---|---|
役職 | 背番号 | 名前 | 投 | 打 |
監督 | 81 | 工藤公康 | - | |
コーチ | 86 | 森浩之(ヘッド) | - | |
94 | 倉野信次(投手統括) | - | ||
98 | 髙村祐(投手) | - | ||
83 | 立花義家(打撃) | - | ||
88 | 関川浩一(打撃) | - | ||
80 | 本多雄一(内野守備走塁) | - | ||
93 | 村松有人(外野守備走塁) | - | ||
95 | 吉鶴憲治(バッテリー) | - | ||
投手 | 10 | 大竹耕太郎 | 左 | 左 |
13 | 二保旭 | 右 | 右 | |
17 | 岩嵜翔 | 右 | 右 | |
18 | 武田翔太 | 右 | 右 | |
19 | A.ミランダ | 左 | 左 | |
21 | 和田毅 | 左 | 左 | |
28 | 高橋礼 | 右 | 右 | |
29 | 石川柊太 | 右 | 右 | |
34 | 椎野新 | 右 | 右 | |
35 | L.モイネロ | 左 | 左 | |
38 | 森唯斗 | 右 | 右 | |
41 | 千賀滉大 | 右 | 左 | |
42 | 松田遼馬 | 右 | 右 | |
44 | R.バンデンハーク | 右 | 右 | |
57 | 嘉弥真新也 | 左 | 左 | |
63 | 川原弘之 | 左 | 左 | |
90 | R.スアレス | 右 | 右 | |
捕手 | 12 | 髙谷裕亮 | 右 | 左 |
31 | 栗原陵矢 | 右 | 左 | |
62 | 甲斐拓也 | 右 | 右 | |
65 | 九鬼隆平 | 右 | 右 | |
内野手 | 0 | 髙田知季 | 右 | 左 |
1 | 内川聖一 | 右 | 右 | |
4 | 川島慶三 | 右 | 右 | |
5 | 松田宣浩 | 右 | 右 | |
6 | 今宮健太 | 右 | 右 | |
8 | 明石健志 | 右 | 左 | |
23 | 周東佑京 | 右 | 左 | |
27 | Y.グラシアル | 右 | 右 | |
36 | 牧原大成 | 右 | 左 | |
68 | 三森大貴 | 右 | 左 | |
外野手 | 7 | 中村晃 | 左 | 左 |
9 | 柳田悠岐 | 右 | 左 | |
24 | 長谷川勇也 | 右 | 左 | |
32 | 塚田正義 | 右 | 右 | |
37 | 福田秀平 | 右 | 左 | |
51 | 上林誠知 | 右 | 左 | |
54 | A.デスパイネ | 右 | 右 |
読売ジャイアンツ | ||||
---|---|---|---|---|
役職 | 背番号 | 名前 | 投 | 打 |
監督 | 83 | 原辰徳 | - | |
コーチ | 87 | 吉村禎章(打撃総合) | - | |
81 | 宮本和知(投手総合) | - | ||
71 | 水野雄仁(投手) | - | ||
80 | 後藤孝志(打撃兼外野守備) | - | ||
77 | 元木大介(内野守備兼打撃) | - | ||
75 | 村田修一(打撃) | - | ||
79 | 相川亮二(バッテリー) | - | ||
98 | 村田善則(バッテリー) | - | ||
投手 | 11 | 山口俊 | 右 | 右 |
12 | 高橋優貴 | 左 | 左 | |
15 | 澤村拓一 | 右 | 右 | |
17 | 大竹寛 | 右 | 右 | |
18 | 菅野智之 | 右 | 右 | |
20 | S.マシソン | 右 | 右 | |
23 | 野上亮磨 | 右 | 右 | |
28 | 田口麗斗 | 左 | 左 | |
29 | 鍬原拓也 | 右 | 右 | |
32 | 鍵谷陽平 | 右 | 右 | |
35 | 桜井俊貴 | 右 | 右 | |
41 | 中川皓太 | 左 | 左 | |
42 | C.メルセデス | 左 | 両 | |
45 | 今村信貴 | 左 | 左 | |
49 | T.ヤングマン | 右 | 右 | |
57 | 高木京介 | 右 | 右 | |
67 | 古川侑利 | 右 | 右 | |
68 | 戸郷翔征 | 右 | 右 | |
97 | R.デラロサ | 右 | 右 | |
捕手 | 10 | 阿部慎之助 | 右 | 左 |
22 | 小林誠司 | 右 | 右 | |
27 | 炭谷銀仁朗 | 右 | 右 | |
38 | 岸田行倫 | 右 | 右 | |
46 | 大城卓三 | 右 | 左 | |
内野手 | 5 | 中島宏之 | 右 | 右 |
6 | 坂本勇人 | 右 | 右 | |
25 | 岡本和真 | 右 | 右 | |
33 | C.ビヤヌエバ | 右 | 右 | |
51 | 田中俊太 | 右 | 左 | |
56 | 山本泰寛 | 右 | 右 | |
60 | 若林晃弘 | 右 | 両 | |
63 | 増田大輝 | 右 | 右 | |
外野手 | 2 | 陽岱鋼 | 右 | 右 |
8 | 丸佳浩 | 右 | 左 | |
9 | 亀井善行 | 右 | 左 | |
36 | 石川慎吾 | 右 | 右 | |
39 | 立岡宗一郎 | 右 | 左 | |
43 | 重信慎之介 | 右 | 左 | |
44 | A.ゲレーロ | 右 | 右 | |
99 | 山下航汰 | 右 | 左 |
試合結果
第1戦
スコア
試合経過
先発投手は、ソフトバンクが千賀滉大、巨人が山口俊と、両チーム共に今季のレギュラーシーズンの最多奪三振に輝いた「エース級」同士の対決になった[10]。
先制点は巨人。2回表、「5番・指名打者」でスタメン出場の阿部慎之助が、千賀の152kmの外角高めに甘く入ったストレートをフルスイングしてライナー性の弾道を描いて右中間スタンドにソロ本塁打を放つ[10][11][12][13][14]。2回裏、ソフトバンクはジュリスベル・グラシアルが山口俊の146kmの内角高めのストレートを、右ひじを畳んで捌いて、左翼テラス席への2点本塁打を放ってすぐさま逆転[10][11][15]。3回表、2つの四球と暴投が絡んで「2死一、三塁」になった場面で、巨人の4番打者である岡本和真を迎えるが、千賀が内角をえぐる156kmのストレートで遊ゴロに打ち取る[10][16]。6回裏に2つの四死球が絡んで1死満塁の場面になり、中村晃が中堅への犠飛を放ってソフトバンクが1点を追加したが、この時点ではソフトバンクが「3対1」とリードしていたとはいえ、僅差のロースコアで試合が進んでいた[10][11]。
試合が大きく動いたのは7回の攻防。7回表、巨人は失策絡みで「2死二、三塁」と「一打で同点」の場面をつくり、代打に重信慎之介を起用するが、膝元のカットボールを見逃して三振に終わる[11]。7回裏、巨人は、山口俊からスコット・マシソンへと継投したが、先頭打者の松田宣浩が左翼に二塁打を放つと、松田宣の代走に周東佑京を起用する。次打者の内川の送りバントは投手正面であったが、周東の快足が生きてバント成功、1死三塁とする[17][18][19][20]。ここでソフトバンクは長谷川勇也を代打で起用、巨人は左腕投手である田口麗斗に継投する。するとソフトバンクは「代打の代打」として川島慶三を起用。川島は冷静に田口の低めのボールを見極めて四球を選んで「1死一、三塁」の局面をつくる[10][18][19][20]。次打者の牧原大成の場面で、ソフトバンクは初球に「偽装スクイズ」のサイン[10][18][19][20]。これに牧原が応えて「わざとバントを空振り」、スクイズと判断してしまった巨人の捕手の炭谷銀仁朗が三塁走者・周東の動きをけん制している間に、一塁走者・川島がまんまと二塁への盗塁に成功で「1死二、三塁」、つまり「一打で2点」の場面をつくる[10][18][19][20]。牧原は2球目に田口の真ん中低めのスライダーをうまくすくい上げて中前安打にして「2点適時打」にする[10][18][19][20]。その後、今宮健太も安打でつないで「1死一、三塁」の場面で打席には柳田悠岐。柳田は走者一掃の2点適時打を右前に放ち、この回は4点を挙げるビッグイニングになって試合を決定付けた[10][11][21]。その後、ソフトバンクは8回表に甲斐野央、9回表に森唯斗と継投する。巨人は9回表、1死から大城卓三が森のナックルカーブを捉えて右翼テラス席にソロ本塁打を放って意地を示す[10][22]。
最終的にはソフトバンクが「7対2」で快勝、1勝0敗にした[10][11]。敗れた巨人は山口が1発に泣き、リリーフ陣も踏ん張り切れなかった。
評価・解説
週刊ベースボールは、ソフトバンクの7回裏の攻撃について「試合を決定付けた見事な攻撃」と評価[10]。7回1失点と好投したソフトバンクの先発の千賀については「4回表以降に高い修正力を示した」[16]、6回3失点でまとめた巨人の先発の山口俊については「冷静な投球を示したが、2回裏にグラシアルに2点本塁打を浴びたときの甘く入ったストレートは、慎重さを欠いた悔やまれる1球になった」[23]、2回表に先制本塁打を放った阿部については「引退撤回を表明しても文句のない打撃」[12]とそれぞれ分析している。朝日新聞は、7回表の「2死二、三塁」の場面で千賀が重信に対して「ピンチに動じない投球」ができたことが勝負を分けたと評価[11]した一方で、山口俊が6回裏に中村晃の中犠飛で喫した1失点について「悔やまれる失点になった」[11]とそれぞれ分析している。
井口資仁は、千賀が丸佳浩に対してカットボールを使った内角攻めの投球をしたことを評価[24]。2回裏のグラシアルの本塁打は、「センター中心に着実に打ち返してくる打者なので、山口俊の紙一重の制球ミスを逃さずに本塁打にできた」と分析[25]。そして、7回裏の無死2塁から、内川の投手正面へのバントの際に三塁への進塁に成功したことが「試合の流れを決めた」と分析している[17]。
梨田昌孝は、松田宣の代走で周東を起用したこと、及び牧原に偽装スクイズのサインを出した工藤公康監督の采配が、試合の分岐点になったと分析[18]。谷繁元信は、ソフトバンクの「千賀ー甲斐拓也」のバッテリーの、1回表の坂本勇人の打席での内角攻め、及び3回表の岡本和真の打席でのフルカウントからの意表を突いた内角へのストレートを「相手に意識付けをする攻めの投球」と評価した一方で、巨人の「山口俊ー小林誠司」のバッテリーが、グラシアルに2点本塁打を浴びた後に「もう点を与えられない思いが強すぎて、無難な攻めに終始してしまった」と分析している[26]。江本孟紀は、千賀の投球について「1番打者の亀井善行にやられたら、坂本、丸、岡本に続くということをものすごく頭に入れたピッチングができていて、巨人の打線を分断できた」と評価している[27]。野口寿浩は、「7回裏に代走で周東を起用していたことで、内川が楽な気持ちで犠牲バントができた」と分析している[28]。また野口は、7回表の「2死二、三塁」での代打に重信が起用されたことについて「左の代打が不足していると感じた」とも述べている[28]。
第2戦
スコア
試合経過
先発投手は、ソフトバンクが右のアンダースローの高橋礼、巨人が左腕投手のクリストファー・クリソストモ・メルセデス。
試合は5回裏、ソフトバンクの2死まで、両チーム合計で29人目まで走者が全く出ない(投手から見た場合、いわゆる「パーフェクト」)投手戦で試合が進む[29]。初めての走者は5回裏の2死からの松田宣の左前安打であった[29]。ソフトバンクは5回裏2死1、2塁、巨人は6回表1死2塁といずれも得点圏にランナーを進めるも得点には至らず、7回表まではスコアレスドローで試合が進む。
先制点は7回裏、ソフトバンクに入る。巨人はこの回から2番手投手の大竹寛を起用するも、先頭打者のアルフレド・デスパイネの強烈な三ゴロを、6回表の攻撃で死球を受けた若林晃弘に代わり三塁手として守備から途中出場した山本泰寛がファンブルして失策にしてしまい出塁、ソフトバンクはデスパイネに代走・周東を起用。大竹は打者グラシアルに1球も投げないうちに、一塁へ3度牽制球を入れるほど周東の足を警戒、結果制球が乱れ、カウントが3ボール1ストライクとなったところで周東がスタートを切りランエンドヒット、グラシアルの打球が左前にはずむ間に周東は三塁を陥れ「無死一、三塁」でソフトバンクが得点のチャンスをつくる[30][31]。ここで松田宣が、大竹の甘く入ったシュートを仕留めてバックスクリーンに放ち、3点本塁打になる[32][33]。8回裏も柳田悠岐の左翼テラス席へのソロ本塁打[34]、福田秀平の右翼席への2点本塁打[35]で加点して「6対0」にする。巨人は9回表に、ソフトバンクの3番手投手の高橋純平の制球難に乗じて3つの四球を絡めて3点を返したが、時すでに遅しであった[32]。
最終的にはソフトバンクが「6対3」で勝利、2勝0敗にした[32]。巨人は守備のミスが失点に響き、本拠地東京ドームでの胴上げはなくなった。
評価・解説
7回裏に決勝の3点本塁打を放った松田宣は、「メルセデスはパ・リーグにはあまりいない『ゴロアウト型の投手』であったので難しかったが、投手が交代したチャンスをものにできた。最高の舞台で最高の場面で、最高の当たりができた」と述べている[32]。メルセデスは6回を「76球、被安打1、無失点」でまとめたものの、「足が張った」ために降板になったとのことだが、結果的にはメルセデスの降板が試合の流れを変えることになってしまった[32][36]。
7回裏の松田宣の本塁打の場面について、槙原寛己及び野口は、「代走の周東がいることで、(巨人の2番手投手の)大竹にいつものリズムで投げさせなかった。その結果、大竹の決め球であるシュートの曲がりがわずかに早くなって本塁打になった」と分析している[37][38]。
高橋礼の投球について、朝日新聞は「沈んで落ちるシンカーに巨人打線がタイミングを外された」[32]、槙原は「高橋礼のストレートは球速表示以上に威力がある。捕手の甲斐は内角に加えて高めの直球を意識させていた。それに対して巨人の左打者は工夫をせずにただ引っ張る打撃に終始してしまった」[39]、谷繁は「アンダースローだが140km程度の速球があることで、巨人打線が内角の球に詰まらされる場面が目立った」[40]とそれぞれ分析している。
大島康徳は、7回裏の山本の失策がきっかけで試合の流れをソフトバンクに明け渡したと述べた上で「(山本の失策は)イージーミスで、巨人の脆さが出た試合になった」と分析[31]。また、この試合でも巨人の救援投手陣の失点が試合のポイントになったが、これについて「先発投手が早い回で降りると救援投手が持ちこたえられない弱点が解消されなかった(結果である)」と述べている[31]。野口は、甲斐のリードに着目して、「巨人打線に対して狙い球を絞らせない絶妙なリードができていて、頼みの綱である上位打線を分断できている」と評価している[41]。若松勉は、坂本の打撃内容に着目して、「第1戦、第2戦を通して、狙い球を絞れていないように見える」と分析(この試合で坂本は「3打数0安打」であった)[42]。
第3戦
スコア
試合経過
先発投手は、巨人が左腕投手(大卒1年目)の高橋優貴、ソフトバンクが右腕投手のリック・バンデンハーク。この試合からセ・リーグ球団の本拠地開催になるために指名打者がない試合になることから、ソフトバンクのデスパイネの起用法が注目されていたが、デスパイネは「4番・左翼手」でスタメン出場した[43][44]。
先制点は巨人。1回裏、先頭打者の亀井が、バンデンハークの154kmの内角高めのストレートを振り抜いて右中間スタンドの上段にソロ本塁打を放つ[43][45][46]。2回表、ソフトバンクはグラシアルが高橋のスライダーをとらえてバックスクリーンにソロ本塁打を放ち同点にする[47]。3回表、ソフトバンクは「2死一、二塁」からデスパイネが中前に適時打を放ち1点を勝ち越す[43][48]が、3回裏、巨人は1死から亀井が、2打席連続本塁打になる右翼ポール際のバルコニー席への特大のソロ本塁打を放ち、「2対2」の同点にする[43][46]。
4回表のソフトバンクの攻撃で、試合が大きく動く。巨人は3番手投手として、高卒1年目の戸郷翔征を投入するが、この回2人目の打者である内川が、外角低めのカットボールを左手一本で技ありの左前安打を放つ[49][50][51]。これで戸郷は精神的にリズムを乱してしまい、次打者の甲斐に死球を与えて「1死一、二塁」、さらにその次打者であるバンデンハークは投前に送りバントをするが、戸郷は三塁に悪送球をしてしまって失策になり「1死満塁」の場面をつくってしまう[43][49][50][51]。この場面で巨人は戸郷の続投を選択するが、代打で登場した長谷川勇に勝ち越しになる中堅への犠牲フライを許して[44][50][51]、柳田に押し出しを与える[43][50][51]。なおも「2死満塁」の場面で、デスパイネに左翼に2点適時打を浴びて、この回ソフトバンクが4点を挙げて「6対2」になり、試合の流れが決した[43][49][50][51][44][48]。
その後は両チーム共に得点が入らないまま、試合終盤を迎える。9回裏、巨人は先頭打者の阿部が右前安打で出塁すると、増田大輝を代走に起用。ソフトバンクの5番手投手の森の暴投での進塁時に三塁への進塁を欲張ってしまって憤死(いわゆる「暴走」)してしまい[52][53]、その後も巨人は得点を挙げられずに試合終了。
最終的にはソフトバンクが「6対2」で勝利、3勝0敗にして日本一に王手をかけた[43]。敗れた巨人は3番手戸郷の乱調が誤算で、打線も坂本勇が「11打数1安打」、丸が「9打数0安打」と封じられた状況で第3戦を終えることになってしまった(第3戦は坂本勇、丸はいずれも無安打に終わった)[54][55]。
評価・解説
デスパイネのスタメン起用について、監督の工藤はデスパイネは交流戦でも左翼手としての守備の経験(5試合)があるので、問題ないと思っていた」[44]、ヘッドコーチの森浩之は「デスパイネを先発で使うということは、『先に点を取る』ということ」[43]とそれぞれ述べている。この試合でデスパイネは「3打数2安打3打点」の活躍、2安打はいずれも適時打であった[43][44][48]。
4回表にソフトバンクが一気に4点を挙げた場面について、スポーツニッポンは、4回表の内川の左前安打が試合の流れをソフトバンクに呼び込んだと指摘[49]。朝日新聞は、4回表に戸郷がバント処理の失敗で「1死満塁」の場面になった際でも巨人ベンチが続投の判断をしたことに対して、毎日新聞は、4回表の同点の場面で戸郷を登板させたこと自体に対して、それぞれ「巨人の救援投手陣の層の手薄さを物語っている」と分析している[43][50]。野口は、戸郷の起用について「追い詰められたチームの継投策であり、巨人の救援投手陣の苦しい事情が示されている」と指摘[56]。真中満は、「戸郷は、内川に難しい球を安打にされて、リズムが狂ってしまい、バント処理の失敗で傷口を広げてしまった」と分析[51]。西本聖は、戸郷がバンデンハークのバント処理の失敗した場面に着目して「完全に自分を見失ってしまった。経験の浅い投手の心理状態を考えれば、巨人ベンチはここで投手交代を決断すべきであった」と分析している[57]。東尾修は、戸郷が柳田に押し出しの四球を与えた場面に着目して、「戸郷にはこの場面で投げ切れる力はまだない。(捕手の大城の)内角への要求はあまりに酷な配球になった」と述べている[58]。また、デスパイネの戸郷からの2点適時打を「ミートに徹したコンパクトな打撃で試合の流れをほぼ決めた」と評価している[59]。
9回表の増田の走塁ミスについては、野口は「最終回で4点負けているのだから、ランナーをためなくてはいけない場面であり、焦りばかりが出た走塁ミスになった」[56]、真中は「絶対にアウトになってはいけない場面。ボーンヘッドに近い」[53]とそれぞれ指摘している。
第3戦を含めて、坂本勇と丸がほぼ完全に封じられた試合が続いていることについて、スポーツライターの鷲田康は、「ソフトバンクのバッテリーが内角への残像を植え付ける配球ができている」と分析[60]。野口は、「同じ球種やコースを続けて要求できる甲斐のリードは『勇気のある配球』である。特に坂本勇に内角を続ける配球は、タイミングを狂わせることに成功している」と評価している[61]。東尾は、「『バンデンハークー甲斐』のバッテリーが、緩いカーブをうまく使う配球で封じ込めている」と評価している[62]。
また、浜名千広は「石川柊太を5回に投入して2イニングをパーフェクトの内容で投げたことが大きかった」ことを評価している[63]。
第4戦
試合経過
先発投手は、巨人が菅野智之、ソフトバンクがベテランの左腕投手の和田毅。菅野は本来はエース級と位置付けられる右腕投手であるが、このときは腰痛に苦しみ、直近の試合である阪神タイガースとのクライマックスシリーズでは登板なしに終わっていた。菅野は第4戦に登板するにあたって、「投げたら動けないくらいの覚悟で投げたい」などと意気込みを述べていた[64]。
試合は、3回終了まではスコアレスドローの展開で進む。菅野はこのときまでは、1安打無失点に抑える危なげない投球であった[65][66]。
先制点は4回表、ソフトバンクに入る。「1死一、三塁」からグラシアルが、フルカウントからの外角のスライダーをバックスクリーン左に3点本塁打を放つ[67][68]。対する巨人は、6回裏の2死一塁から、4番の岡本がソフトバンクの2番手投手であるロベルト・スアレスから、157kmのストレートをフルスイングして右翼席に2点本塁打を放って1点差に詰める[69]。
試合が大きく動いたのは7回表。1死から福田の三ゴロを岡本が弾いて失策になり、次打者の松田宣が遊撃への内野安打で「1死一、二塁」の場面になる[70]。ソフトバンクは長谷川勇を代打で起用、打球は二塁手へのゴロになる。しかしここで、二塁手として途中出場していた山本が、併殺プレーを焦ってしまい悪送球になり、ソフトバンクが1点を追加、「4対2」になる[65][70]。その後、次打者の甲斐野の送りバントが内野安打になり、「1死満塁」になって菅野は降板した(菅野は結局、「6回3分の1、自責点3」で降板。その後、2番手投手として登板した中川皓太が、代打の内川を二ゴロ併殺に打ち取ったので、この回はこれ以上の追加点はなかった)[65][7]。
7回裏の巨人の攻撃、「2死一、二塁」から丸がリバン・モイネロから日本シリーズ初安打になる適時二塁打を左越えに放って、再び1点差に迫る(このときまで、丸は「15打席で無安打」であった)[7][71]。
その後は両チーム共に得点が入らず、最終的にはソフトバンクが「4対3」で逃げ切って勝利、ソフトバンクが4勝0敗(いわゆる「スウィ―プ」)で日本一に輝いた[7]。なお、今季限りでの引退を表明していた阿部は、6回裏に代打で出場。第1打席は死球、第2打席(これが現役最終打席になった)は二ゴロであった[72][73]。
評価・解説
中畑清は、「(ソフトバンクは)自分自身のミスを絶対に許さない姿勢がチーム全体での意識として徹底されているから、的確な状況判断ができて相手のミスにつけ込めて、誰が出場してもプレーの質を落とさない『全員野球』ができる」と評価した一方で、「巨人はソフトバンクのチームとしての『圧力』に押され続けて四死球や守備のミスを繰り返してしまった」「(その象徴的なプレーが)第4戦の7回表の『最悪な失点』につながった岡本、山本の守備のミスであり、力投した菅野の足を引っ張った」と分析している[74][75]。また中畑は、「『真のチームリーダー』である松田宣の存在」もソフトバンクの「レベルの高いチームづくり」に大きなプラスの影響をもたらしているとも述べている[74]。
西村龍次は、9回裏のソフトバンクの中村晃の一塁守備(9回裏から一塁手の守備固めで途中出場していた)を「一つ一つは目立たなくても、やるべきことをきちんとやりきる姿が球際の強さにつながっている」と評価した上で、「ソフトバンクはレギュラー陣が調子を落としたとき、瞬時に定位置を奪ってしまいそうな選手が常に控えている一方で、巨人は坂本勇や丸といった看板選手への依存度が強いので彼らが調子を落としたときに取って代わるだけの選手がいない(ことによる差があった)」と述べている[76]。野口は、「ソフトバンクは、各選手がその瞬間に何をすべきかを非常によく分かっている」「ソフトバンクと巨人では、選手層及び経験で大きな差があった。特に坂本勇と丸については、最後にようやく回復しかけて、終わってしまった。ソフトバンクのバッテリーが完璧に対策できていた」と述べている[77]。和田一浩は、「ソフトバンクは長谷川勇、内川が代打での出場、中村晃が守備固めの出場であり、武田翔太は出場なしに終わった一方で、巨人はアレックス・ゲレーロ、阿部に対して代走を出せないように、戦力差が歴然としていた」と厳しく述べている[78]。
また、野口は「特に坂本勇と丸については、最後にようやく回復しかけて、終わってしまった。ソフトバンクのバッテリーが完璧に対策できていた」[77]、立浪和義は「ソフトバンクのバッテリーの内角攻めの勇気ある配球に、坂本勇と丸が本来のスイングを崩されてしまった」[79]とそれぞれ述べている。実際、この日本シリーズを通して、坂本勇、丸はいずれも「13打数1安打、打率.077」に終わり、「逆シリーズ男」と形容するメディアもあったほどであった[80][54][81]。
表彰選手
- 最高殊勲選手賞(MVP):ジュリスベル・グラシアル[82]
- 敢闘選手賞:亀井善行
- 優秀選手賞:高橋礼、松田宣浩、アルフレド・デスパイネ
始球式・国歌独唱
始球式
- 第1戦:素根輝(2019年世界柔道選手権大会 78㎏超級金メダリスト)[83]
- 第2戦:伊藤健太郎(俳優、冠スポンサー・三井住友銀行のCMキャラクター。「劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」・ナハネ役[注 2]、連続テレビ小説「スカーレット」・川原武志役[注 3])[83]
- 第3戦:吉野彰(旭化成名誉フェロー・2019ノーベル化学賞受賞者)[83]
- 第4戦:上地結衣(車いすテニス2020年東京パラリンピック代表。冠スポンサー・三井住友銀行のCMキャラクター)[84]
国歌独唱
- 第3戦:影山ヒロノブ(シンガーソングライター、JAM Projectのリーダー)[85][86]
テレビ・ラジオ放送およびネット配信
日本シリーズはレギュラーシーズンとは異なり、(一社)日本野球機構管轄のため、あらかじめ放送権を指定されている。なお順延の場合でも各戦のテレビ中継もスライドとなる。
テレビ放送
- 第1戦(10月19日)
- フジテレビ系列[注 4] ≪地上波≫[87]
- 放送時間:18:30 - 21:59(65分延長)
- NHK BS1[88]
- 放送時間:18:15 - 21:50(マルチ編成を実施し、101chにて放送)・21:50 - 22:00(マルチ編成を実施し、102chにて放送)
- フジテレビONE ≪有料CS≫[89][注 5]
- 放送時間:18:30 - (23:00)(試合終了まで延長)
- 第2戦(10月20日)
- TBS系列 ≪地上波≫[90]
- 放送時間:18:00 - 21:50(50分延長)
- NHK BS1[88]
- 放送時間:18:15 - 21:50(マルチ編成を実施し、101chにて放送)・21:50 - 22:00(マルチ編成を実施し、102chにて放送)
- TBSチャンネル2 ≪有料CS≫(録画放送)[91]
- 放送時間:翌3:30 - 8:00
- 第3戦(10月22日)
- 日本テレビ系列≪地上波≫
- 放送時間:18:00 - 22:04(70分延長)
- NHK BS1[88]
- 放送時間:18:00 - 21:50(マルチ編成実施せず)・21:50 - 22:00(マルチ編成を実施し、102chにて放送)
- 日テレジータス≪有料CS≫[92]
- 放送時間:18:00 - 22:00(試合終了まで延長)
- 第4戦(10月23日)
- 日本テレビ系列≪地上波≫
- 放送時間:18:00 - 21:49(55分延長)
- 日テレジータス≪有料CS≫[92]
- 放送時間:18:00 - (22:00)(試合終了まで延長)
- 第5戦は日本テレビ系列と日テレジータス、第6戦はテレビ朝日系列とNHK BS1、第7戦はテレビ東京系列とNHK BS1で放送予定であった。
ラジオ放送
- RKB毎日放送(ローカル)、九州朝日放送(ソフトバンク主催試合はNRNネット[注 6])、ニッポン放送(巨人主催試合はNRNネット)にて全戦制作・放送された。巨人主催試合は文化放送(ローカル)、ラジオ日本(ローカル…第3戦のみ)にて制作・放送された。
- また、NHKラジオでは、第2戦のみFM放送[注 6]、それ以外はラジオ第1放送にて制作・放送された[93]。
- 地元球団が出場しない地域のラジオ局では、東海ラジオ、毎日放送が全戦NRNネットで中継した[注 7]。
- この他NRN系列では、四国放送が2年ぶりに中継ネットを行ったほか、西日本放送・山口放送・大分放送・宮崎放送が前年に引き続きネット受けを行った。
- 一方で、今大会の中継を見送ったのラジオ局は以下の通り。
ネット配信
基本的には、地上波で中継を行うテレビ局の傘下にあるネット配信業者が中継を行った。
- 第1戦
- フジテレビONEsmart
- 第2戦
- 第3・4戦
なお、第5戦はhulu・ジャイアンツLiveストリーム(DAZNの配信はなし)、第6戦はAbemaTV、第7戦はParaviで配信が予定されていた。
脚注
注釈
- ^ 2011年から冠スポンサーが付くようになってから巨人は2012年、2013年と2年連続で出場していたが、この時の冠スポンサーはコナミだった。またSMBCグループが冠スポンサーになって以降、日本シリーズに一度も出場していないセ・リーグ球団は中日のみとなった(ちなみにパ・リーグ球団で出場していない球団は楽天、西武、ロッテ、オリックス)。
- ^ 当日のテレビ中継を行ったTBSテレビが製作委員会のメンバーに入っているためで、本作は2019年12月27日に公開される。
- ^ NHKが衛星テレビ放送・ラジオ中継を実施した関係で、後半以降に登場する。
- ^ 日本テレビ系列とのクロスネット局テレビ大分を除く。
- ^ フジテレビ系列 ≪地上波≫とは異なる実況、解説で放送。
- ^ a b 文化放送とNHKラジオ第1はラグビーワールドカップ2019実況生中継のため、第2戦を文化放送はネットせず、NHKラジオ第1はNHKーFMに迂回。
- ^ 毎日放送は前年まで第1・2・6・7戦をNRNネット、第3 - 5戦をJRN(非NRN)ネットで中継していた(朝日放送ラジオはその逆のネット関係)。
- ^ 朝日放送ラジオは、前年までは地元球団の阪神タイガースやオリックス・バファローズ(前身球団の阪急ブレーブス→オリックス・ブレーブス→オリックス・ブルーウェーブを含む。過去には近鉄バファローズ→大阪近鉄バファローズ・南海ホークスも)の出場の有無にかかわらず、日本シリーズの中継を放送していた。
出典
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- ^ 「日本シリーズ2019」特別協賛社に株式会社三井住友銀行 (一社)日本野球機構
- ^ 令和元年台風第19号 義援金について一般社団法人日本野球機構(NPB)公式サイト 2019年10月19日
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- ^ TBS CS[TBSチャンネル]. “プロ野球 SMBC日本シリーズ2019「第2戦 ソフトバンク×巨人」 | スポーツ”. TBSテレビ. 2019年10月19日閲覧。
- ^ a b “日テレがお届けするCSスポーツチャンネル | CS放送 日テレジータス”. 日本テレビ放送網. 2019年10月13日閲覧。
- ^ 放送予定NHKスポーツオンライン
関連項目
外部リンク
- SMBC日本シリーズ2019 - NPB.jp 日本野球機構
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | 横浜DeNAベイスターズ | 優勝 | 埼玉西武ライオンズ | 2位 | 福岡ソフトバンクホークス |
3位 | 阪神タイガース | 4位 | 広島東洋カープ | 3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位 | 千葉ロッテマリーンズ |
5位 | 中日ドラゴンズ | 6位 | 東京ヤクルトスワローズ | 5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 6位 | オリックス・バファローズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 :CSファイナル敗退 | |||||||