素根輝

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獲得メダル
日本の旗 日本
女子 柔道
世界団体
2017 ブダペスト 70kg超級
グランドスラム
2016 東京 78kg超級
2017 東京 78kg超級
2018 パリ 78kg超級
グランプリ
2017 デュッセルドルフ 78kg超級
世界ジュニア
2017 ザグレブ 78kg超級
世界カデ
2015 サラエボ 70kg超級

素根 輝(そね あきら、2000年7月9日 - )は、福岡県久留米市出身の、日本人女子柔道選手である。階級は78kg超級。身長163cm。体重108kg。握力は右45kg、左47kg。バスト138cm。リーチ160cm。血液型はA型。段位は初段。組み手は左組み。得意技は大内刈体落。現在は南筑高校に在学[1][2]

経歴[編集]

「世界で活躍する人になってほしい」とい願いから「輝」と名付けられたという[3]。父親と5歳年上の長男、2歳年上の双子の兄も柔道に取り組んでいたことから、柔道は7歳の時に脩柔館で始めた。それまではピアノ水泳を習っていた[1][2][4]。幼い頃から中村美里に憧れを抱いていたという[5]。小学校5年の時に全国少年柔道大会の福岡県予選で全国優勝することになる古賀早也香に敗れたことが転機となり、今まで以上のトレーニングを積んだ結果、6年の時には県予選で古賀に一本勝ちすると、本戦でも45kg超級においてオール一本勝ちで優勝を飾った。また、全国少年柔道大会の個人戦では優勝した男子選手の村尾三四郎に準々決勝で判定負けしたものの5位、団体戦では3位になった[1][2]

久留米市立田主丸中学へ進むと、1年の時には全国中学校柔道大会70kg超級で準決勝までオール一本勝ちするものの、決勝で大成中学3年の粂田晴乃にGSに入ってから送襟絞で敗れた[1]。団体戦では準決勝で大成中学と対戦すると、先鋒戦で勝利するがチームは敗れて3位だった。近代柔道杯団体戦でも準決勝で大成中学Aチームと対戦して、大将戦で勝利するもののチームは敗れて3位にとどまった。2年の全国中学校柔道大会では準決勝までオール一本勝ちすると、決勝では大成中学3年の永田かなを指導1で破って優勝した[1]。団体戦では決勝で大成中学と対戦して、大将戦で永田と引き分けるなどして2位に終わった。3年になると、全日本カデ決勝で大成高校2年の粂田を合技で破るなどオール一本勝ちで圧勝して、17歳以下の世界一を決める大会である世界カデの代表に中学生として唯一選ばれた。世界カデでも5試合オール一本勝ちで優勝した。なお、団体戦にはケガのため出場しなかった[6]。パワー、技のキレ、スタミナどの点においても際立っており、超中学級との評価を受けている。さらには、年上の選手にも絶対に負けたくないと、道場や倉庫を改装した自宅のトレーニングルームで朝から晩まで猛稽古を積んでいる[2][4][7]。続く全国中学校柔道大会では個人戦の決勝で帝京中学3年の高橋瑠璃を指導2で破り2連覇を果たした。団体戦では全試合一本勝ちして田主丸中学の初優勝に貢献した[8]

2016年には南筑高校へ進学すると、1年の時には4月の全日本カデで2連覇を達成した[9]。7月の金鷲旗ではチームの準決勝進出の原動力となるも、敬愛高校の新森涼に指導3で敗れて3位だった[10][3]。9月の全日本ジュニアでは決勝まで進むと、今大会やインターハイの福岡予選で敗れていた高校チャンピオンである敬愛高校3年の児玉ひかるを指導2で破って高校1年生ながら優勝を飾った[11]。11月の講道館杯では高校1年ながら決勝まで進むが、東海大学2年の朝比奈沙羅に有効で敗れて2位だった[12]。12月のグランドスラム・東京では今大会の52kg級で2位になった夙川学院高校1年の阿部詩の16歳141日に次ぐ16歳148日で決勝まで進んで朝比奈と対戦するが、指導1を先取するも追いつかれると、GSに入ってから指導2を取られて優勝はならなかった[13]。2017年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは準々決勝でウクライナのイリーナ・キンゼルスカに敗れるも、その後敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[14]。 3月の全日本選手権九州予選では準決勝で児玉に敗れて本戦への出場を果たせなかった[1]。続く全国高校選手権個人戦では決勝で大成高校2年の和田梨乃子を合技で破るなど、準決勝の指導2勝ち以外は全て一本勝ちして優勝を飾った。団体戦では準決勝の大成高校戦で勝利するもチームは敗れて3位だった[15][16]

2年の時には4月の体重別準決勝でリオデジャネイロオリンピック銅メダリストであるミキハウス山部佳苗と対戦して、GSを含めて11分近い戦いの末に体落の技ありで破ると、決勝では三井住友海上稲森奈見に指導2を先取されるもGSに入ってから体落の技ありで逆転勝ちして、今大会を16歳で制した。1996年に66kg級で優勝した当時土浦日大高校3年の一見理沙以来21年ぶりとなる高校生優勝となった[17][18][19]世界選手権の個人戦代表にはなれなかったが、世界団体のメンバーに選出された[20]。7月の金鷲旗では準決勝の大成高校戦で4人抜きすると、決勝の夙川学院高校戦では4人抜きした阿部詩を横四方固で破った後に他の選手にも次々と勝利を収めて、たった一人で相手チーム5人全員に一本勝ちする史上に残る圧巻の内容でチームを初優勝に導いた[21][22]。8月のインターハイ団体戦では全勝したものの、チームは準決勝の桐蔭学園高校戦で敗れて3位だった。個人戦では順当に優勝を飾った[23][24][25]。9月の世界団体では初戦のみの出場だったが勝利すると、その後チームも優勝を飾った[26]。直後にはジュニア交流大会に出場してオール一本勝ちで優勝した[27]。10月の世界ジュニアでは初戦でヨーロッパジュニアチャンピオンであるフランスのロマヌ・ディッコから技あり2つを取った後に抑え込むなど準決勝まで全て寝技で一本勝ちすると、決勝では同じくオール一本で勝ち上がってきた三井住友海上の児玉と対戦して、指導2を先取されるも技ありを取り返して優勝を飾った[28][29]。初開催となった男女混合による団体戦では、初戦から決勝まで自らが試合に出る以前にチームが勝利を決めてしまったために、結局一度も試合に出ることなく優勝を果たした[30]。11月の講道館杯では決勝で環太平洋大学3年の井上あかりに開始早々の肩固で敗れて2位にとどまった[31][32]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で韓国の金珉程を横四方固で破るが、決勝では朝比奈に反則負けして2年連続2位にとどまった[33]<[34]。2018年2月のグランドスラム・パリでは準々決勝でキンゼルスカヤを技ありで破るが、準決勝ではグランドスラム・東京で一本勝ちしていた中国の王彦に合技で敗れて3位だった[35][36]

世界ランキング[編集]

IJF世界ランキングは2400ポイント獲得で13位(18/2/26現在)[37]

  • 世界ランキングの年度別変遷
2016年 2017年
順位 39 15

(出典[1]JudoInside.com)。

戦績[編集]

(出典[1]JudoInside.com)。

テレビ出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2017」近代柔道 ベースボールマガジン社、2017年4月号
  2. ^ a b c d 「解体新書 素根輝」近代柔道 ベースボールマガジン社、2018年2月号 26頁-29頁
  3. ^ a b 1年生大将、南筑を4強に導く「目標のベスト4に入れたのは良かった」/柔道 サンケイスポーツ 2016年7月23日
  4. ^ a b 田主丸攻めてV2狙う サニックス旗福岡国際中学生柔道、26日開催 西日本新聞 2014年12月24日
  5. ^ 著名な柔道選手インタビュー 素根輝
  6. ^ Cadet World Championships 2015 - Sarajevo
  7. ^ 柔道女子のニューヒロイン素根輝がアテネ金の塚田真希から得たことは?
  8. ^ 平成27年度 全国中学校体育大会 第46回 全国中学校柔道大会 試合結果
  9. ^ 平成28年度全日本カデ柔道体重別選手権大会 大会結果掲載
  10. ^ 柔道女子準決勝 敬愛 対 南筑
  11. ^ 平成28年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  12. ^ 平成28年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  13. ^ 女子78キロ超級は朝比奈が初優勝 柔道グランドスラム東京大会 日本経済新聞 2016年12月4日
  14. ^ 男子100キロ超級、影浦が原沢破りV 柔道GP大会 日本経済新聞 2017年2月27日
  15. ^ 高1素根輝が初V「ホッとした」柔道全国高校選手権 日本経済新聞 2017年3月20日
  16. ^ 第39回全国高等学校柔道選手権大会
  17. ^ 阿部が男子66キロ級連覇=女子78キロ超級は16歳の素根-選抜体重別柔道 時事通信 2017年4月1日
  18. ^ 16歳、地元で初の頂点=選抜体重別柔道 時事通信 2017年4月1日
  19. ^ 16歳素根輝、リオ銅の山部撃破「気持ち上回った」 - 柔道 日刊スポーツ 2017年4月2日
  20. ^ 全柔連、女子代表9人を発表 軽量2階級で2人ずつ起用/柔道 サンケイスポーツ 2017年4月16日
  21. ^ 柔道・金鷲旗
  22. ^ 南筑の素根、圧巻の決勝5人抜き「気持ちが結果につながった」/柔道 サンケイスポーツ 2017年7月23日
  23. ^ 南筑エースの素根、2冠逃し「悔しい」/高校総体 サンケイスポーツ 2017年8月11日
  24. ^ 柔道女子78キロ超級、素根が初優勝 日本経済新聞 2017年8月12日
  25. ^ 各種データ 決勝記録
  26. ^ 日本が男女混合団体で金メダル 決勝でブラジルを圧倒 産経新聞
  27. ^ 素根らが優勝=柔道日ロジュニア 時事通信 2017年9月8日
  28. ^ 素根、梅津が優勝=柔道世界ジュニア 時事通信 2017年10月22日
  29. ^ World Championship Juniors 2017
  30. ^ Word Junior Championship Teams 2017
  31. ^ 柔道・講道館杯 世界選手権「金」の素根は準優勝 NHK 2017年11月11日
  32. ^ 平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  33. ^ 朝比奈、ライバル対決は指導で決着「互角だった。うかうかしていられない」/柔道 サンケイスポーツ 2017年12月3日
  34. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  35. ^ 浦、向、藤原がV 新井2位 柔道グランドスラム - 柔道 日刊スポーツ 2018年2月12日
  36. ^ Gold Medals, Good Judo and Fairplay
  37. ^ World ranking list
  38. ^ めざせ!2020年のオリンピアン

外部リンク[編集]