野上亮磨

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野上 亮磨
読売ジャイアンツ #23
20110319 Ryoma Nogami, pitcher of the Saitama Seibu Lions, at Yokosuka Stadium.JPG
西武時代
2011年3月19日 横須賀スタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県太宰府市
生年月日 (1987-06-15) 1987年6月15日(31歳)
身長
体重
177 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 ドラフト2位
初出場 2009年4月30日
年俸 1億5,000万円(2018年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

野上 亮磨(のがみ りょうま、1987年6月15日 - )は、読売ジャイアンツに所属する福岡県太宰府市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。妻はタレントの石川梨華[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

太宰府市立太宰府西中学校時代はフレッシュリーグの筑紫エンデバーズに所属し、高校は当時の硬式野球部の監督から誘いを受けた神村学園高等部へ進学。同校3年次の2005年第77回選抜大会に出場して準優勝投手となる。一躍プロのスカウトも注目する存在となり、プロ志望届を提出したが指名はなく、日産自動車に入社。

社会人時代は入社2年目の2007年から試合で起用され始め、当時エースだった石畝(いしぐろ)卓也とチームの2枚看板となり、同年は新日本石油ENEOS補強選手として都市対抗野球へ初出場を果たした。翌2008年はエースピッチャーとして活躍、チームを2年ぶりに第79回都市対抗野球へと導いた。

2008年10月30日に行われたドラフト会議埼玉西武ライオンズから2巡目指名を受け[2]12月6日に契約金8000万円、年俸1300万円の仮契約を結んだ[3]。背番号は「20」。

西武時代[編集]

2009年は即戦力として先発、中継ぎに起用され、25試合に登板。オフの契約更改では200万円増の1500万円で一発サインしたが、「もうちょっと上がるかと思った」と話した[4]

2010年は前年に引き続き、先発、中継ぎと起用され、登板試合数は増えたが、防御率は5.14と結果を残せなかった。

2011年には、一軍公式戦への登板が4試合にまで減少。イースタン・リーグ公式戦では、主に先発投手として起用されると、最多勝のタイトルを獲得した。契約更改では300万円減の1300万円でサイン[5]

2012年はキャンプから好調を維持し、開幕一軍スタート。ローテーションの谷間での先発やロングリリーフなどで登板していた。夏場以降はローテーションの一角として登板を続け、6連勝を含む、キャリアハイかつ昨年までの自己通算を上回る8勝を挙げた。契約更改では1500万円増の2800万円でサイン[6]

2013年は開幕一軍スタートを切ると開幕ローテーションの一角として期待されて順調に勝ち星を伸ばしていたが、夏頃のチームの不調と共に自身も調子を崩し、Aクラス入りとクライマックスシリーズの出場がかかったチーム事情から終盤では中継ぎに回った。9月26日東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではアンドリュー・ジョーンズに逆転タイムリーを打たれて負け投手となったが、それ以降は中継ぎとしてフル回転で10月1日には自身初となる10勝目を挙げた。最終的に岸孝之と並ぶチーム最多の11勝を挙げた。契約更改では2000万円増の4800万円でサイン[7]

2014年も開幕ローテ入りを果たしたが、交流戦から打ちこまれる場面が目立つようになり、防御率は5点台後半まで悪化し6月に登録を抹消された。一軍復帰後は中継ぎとして起用されたが、程なくして先発に戻ると8月22日北海道日本ハムファイターズ戦で初完投を記録する(先発として73試合目での達成は史上最長)[8]など終盤は調子を取り戻した。契約更改では300万円減の4500万円でサイン[9]

2015年も開幕ローテーション入りしたが、4月4日福岡ソフトバンクホークス戦で打球が足に直撃し、4月6日に登録を抹消[10]4月16日に1軍復帰し、3連勝を記録した。チームトップの4勝を挙げていたが、5月10日に背中の張りを訴え、再び登録を抹消[11]5月20日に再び1軍登録された[12]。しかし、7月1日のソフトバンク戦に勝利して以降、8試合白星を挙げられず(4敗)、9月からリリーフへ配置転換された。シーズン終盤の9月下旬から先発に復帰したものの勝ち星は挙げられず、後半戦は0勝4敗に終わった。この年は27試合の登板で7勝7敗、防御率4.22に終わった。契約更改では1300万円増の5800万でサイン。減額を予想していた野上は「ビックリしている。4年間の実績を評価してもらった」と話した[13]

2016年も開幕から先発ローテーションに加わったが、4月20日の日本ハム戦から勝ち星を挙げられず、6月18日東京ヤクルトスワローズ戦からリリーフへ配置転換された。6月23日に先発の菊池雄星が登録を抹消された[14]ため、6月25日千葉ロッテマリーンズ戦から先発に復帰。先発として5試合に登板したが、0勝3敗と結果を残せず、8月から再びリリーフとなった。8月13日オリックス・バファローズ戦で2回2失点と抑えられず、8月14日に登録を抹消された[15]9月20日に1軍登録され、同日のオリックス戦で先発として登板。6回を4安打1失点4奪三振に抑え、前述の日本ハム戦(4月20日)以来の勝利投手となった。この年は22試合の登板で3勝9敗、防御率3.87に終わった。

2017年には、知人の紹介を機に4年前から交際していたモーニング娘。OGの石川梨華[1]と結婚したことを3月13日に発表した[16]。レギュラーシーズンでは、9月23日の対オリックス戦(メットライフドーム)で一軍公式戦初完封勝利を挙げる[17]など、右のエースとして活躍。2013年以来自身2度目の11勝を記録したほか、被打率を前年の.274から.237にまで改善させた。チームのレギュラーシーズン2位で臨んだ楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは、1勝1敗で迎えた10月16日の第3戦(メットライフドーム)でCS初の先発マウンドを任されたが、4回途中2失点で降板[18]。結局、チームはファーストステージ敗退を喫し、敗戦投手となった。レギュラーシーズン中に国内FA権の取得条件を満たしたことから、シーズン終了後の11月15日に、球団を通じて国内FA権の行使を表明。同日付で、NPBからフリーエージェント宣言選手として公示された[19]読売ジャイアンツ阪神タイガース横浜DeNAベイスターズが野上の獲得を検討し[20]、西武がFA権行使後の残留を認める方針を掲げていたが。11月下旬には、巨人に移籍することを西武に伝えた[21]

巨人時代[編集]

2017年12月1日に、読売ジャイアンツが野上の入団契約で合意に達したことを発表[22]12月4日付で、フリーエージェント宣言選手としての契約締結合意がNPBから公示された[23]。総額4億5,000万円という条件での3年契約で、背番号は23[24]

選手としての特徴[編集]

スリークォーターから平均球速約141km/h[25]、最速149km/h[26]ストレートスライダーチェンジアップカーブを混ぜる[27]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 西武 25 7 0 0 0 3 5 1 3 .375 247 56.2 60 9 23 1 2 33 4 0 29 28 4.45 1.46
2010 27 8 0 0 0 2 2 0 1 .500 319 68.1 92 9 23 1 4 40 4 0 40 39 5.14 1.68
2011 4 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 20 4.1 8 2 0 0 0 3 0 0 5 5 10.38 1.86
2012 23 15 0 0 0 8 5 0 0 .615 496 115.1 128 8 36 0 5 49 4 0 42 38 2.97 1.42
2013 30 24 0 0 0 11 7 0 1 .611 643 152.2 141 17 41 1 8 93 3 0 71 67 3.95 1.20
2014 25 21 2 0 0 8 10 0 1 .444 522 120.1 123 15 42 1 5 68 6 0 68 60 4.49 1.37
2015 27 22 0 0 0 7 7 0 0 .500 565 134.1 127 15 46 0 4 77 1 0 68 63 4.22 1.29
2016 22 18 0 0 0 3 9 1 1 .250 474 107.0 112 10 43 0 5 62 3 0 56 46 3.87 1.45
2017 24 24 2 1 0 11 10 0 0 .524 577 144.0 128 10 24 1 5 113 2 0 62 58 3.63 1.06
NPB:9年 207 142 4 1 0 53 56 2 7 .486 3863 903.0 919 95 278 5 38 538 27 0 441 404 4.03 1.33
  • 2017年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手












2009 西武 25 5 10 0 1 1.000
2010 27 2 11 0 1 1.000
2011 4 0 2 0 0 1.000
2012 23 10 27 0 1 1.000
2013 30 6 35 2 3 .953
2014 25 8 16 0 1 1.000
2015 27 11 22 1 0 .971
2016 22 5 22 0 2 1.000
2017 24 5 20 1 1 .962
通算 207 52 165 4 10 .981
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録

背番号[編集]

  • 20 (2009年 - 2017年)
  • 23 (2018年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 西武野上が婚姻届!愛妻元モー娘。石川梨華ベタ褒め”. 日刊スポーツ (2017年3月14日). 2017年3月14日閲覧。
  2. ^ 2008年 ドラフト会議開催!”. 埼玉西武ライオンズ (2008年10月30日). 2016年11月13日閲覧。
  3. ^ 西武2位野上仮契約「負けん気は強い」”. 日刊スポーツ (2008年12月6日). 2016年11月13日閲覧。
  4. ^ 陽気な野上 一転して渋い表情「もうちょっと…」”. スポニチアネックス (2008年12月6日). 2016年11月13日閲覧。
  5. ^ 西武 契約更改”. スポニチアネックス. 2016年11月13日閲覧。
  6. ^ 【西武】野上倍増「先発で勝負したい」”. 日刊スポーツ (2012年12月4日). 2016年11月13日閲覧。
  7. ^ 【西武】11勝野上 2000万増4800万”. 日刊スポーツ (2013年12月6日). 2016年11月13日閲覧。
  8. ^ 西武・野上 登板129試合目で初完投「変な空間にいた感じ」スポーツニッポン 2014年8月23日付記事
  9. ^ 西武 野上、300万円減でサイン、来季は「先発で勝負」”. スポニチアネックス (2014年12月8日). 2016年11月13日閲覧。
  10. ^ ソフトバンク・中田が登録抹消…6日のプロ野球公示”. Baseball King (2015年4月6日). 2016年11月13日閲覧。
  11. ^ 西武の勝ち頭・野上が抹消 10日のプロ野球公示”. Baseball King (2015年5月10日). 2016年11月13日閲覧。
  12. ^ 公示(出場選手登録・抹消)”. 埼玉西武ライオンズ. 2016年11月13日閲覧。
  13. ^ 西武・野上、予想外のアップに笑顔も「責任を感じている」”. サンケイスポーツ (2015年12月4日). 2016年11月13日閲覧。
  14. ^ 西武菊池雄星が抹消、登板予定ロッテ戦は野上が先発”. 日刊スポーツ (2016年6月24日). 2016年11月13日閲覧。
  15. ^ 公示(出場選手登録・抹消)”. 埼玉西武ライオンズ. 2016年11月13日閲覧。
  16. ^ 野上亮磨投手 入籍のお知らせ”. 埼玉西武ライオンズ (2017年3月13日). 2017年3月13日閲覧。
  17. ^ a b 西武 9年目・野上がプロ初完封!自身2度目のシーズン2桁勝利”. スポーツニッポン (2017年9月23日). 2017年9月23日閲覧。
  18. ^ 西武・野上、プロ初のCS先発も試合作れず・・・4回途中2失点で降板”. サンケイスポーツ (2017年10月16日). 2017年12月20日閲覧。
  19. ^ 2017年度 フリーエージェント宣言選手”. 日本野球機構 (2017年11月15日). 2017年12月20日閲覧。
  20. ^ 西武野上FA行使伝達 阪神、DeNAなど動向注視”. 日刊スポーツ (2017年11月14日). 2017年12月20日閲覧。
  21. ^ 【巨人】西武FA・野上の獲得決定!3年4.5億で 電光石火、鹿取GM“参戦”から2日”. スポーツ報知 (2017年11月28日). 2017年12月20日閲覧。
  22. ^ “野上亮磨投手とのFA合意について”. 読売巨人軍公式サイト. (2017年12月1日). http://www.giants.jp/G/gnews/news_3912302.html 2017年12月4日閲覧。 
  23. ^ 2017年公示 フリーエージェント宣言選手契約締結合意 - 日本野球機構(2017年12月4日)
  24. ^ 野上巨人と合意「飛び込め」鹿取GM口説きにグラッ - 日刊スポーツ(2017年12月1日)
  25. ^ 1.02 - Essence of Baseball | DELTA Inc.
  26. ^ データが証明、巨人が獲得調査する西武野上の魅力
  27. ^ 小関順二 『プロ野球スカウティングレポート2009』 アスペクトムック、2010年、370頁。ISBN 978-4-7572-1744-7

関連項目[編集]

外部リンク[編集]