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{{otheruses||北米向けのモデル(初代)|サイオン・xB}}
{{otheruses||北米向けのモデル(初代)|サイオン・xB}}
{{Infobox_自動車基本情報
| ロゴ=
| 画像= 2008 Toyota bB 01.jpg
| 画像説明= 2代目
| 車名= トヨタ・bB
| 販売期間= 2000年-2016
| 製造国=
| ボディタイプ=5ドア[[トールワゴン]]<br />3ドア[[ピックアップトラック]]
| 駆動方式= FF/4WD
| 先代=
| 後継=
| 別名=
}}
'''bB'''(ビービー)は、[[トヨタ自動車]]で生産(初代モデルのみ)・販売されていた小型[[トールワゴン]]で[[ネッツ店]]専売車。
'''bB'''(ビービー)は、[[トヨタ自動車]]で生産(初代モデルのみ)・販売されていた小型[[トールワゴン]]で[[ネッツ店]]専売車。


==概要==
== 概要 ==
初代は[[トヨタ・ヴィッツ|ヴィッツ]]([[トヨタ・NBCプラットフォーム|NBCプラットフォーム]])、2代目は[[トヨタ・パッソ|パッソ]]/[[ダイハツ・ブーン]]([[トヨタ・Aプラットフォーム|Aプラットフォーム]])をベースにしていた。
初代は[[トヨタ・ヴィッツ|ヴィッツ]]([[トヨタ・NBCプラットフォーム|NBCプラットフォーム]])、2代目は[[トヨタ・パッソ|パッソ]]/[[ダイハツ・ブーン]]([[トヨタ・Aプラットフォーム|Aプラットフォーム]])をベースにしていた。


== 初代 NCP3#型(2000年 - 2005年) ==
== 初代 NCP3#型(2000年-2005年) ==
{{Infobox 自動車のスペック表
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車種= 普通自動車
| 車名= トヨタ・bB(初代)
| 車名補= NCP3#型
| 車名補= NCP3#型
| 車名=トヨタ・bB(初代)
| 1枚目画像の説明=後期型
| 1枚目画像の説明=後期型
| 1枚目画像名=Toyota bB 2003 1.jpg
| 1枚目画像名=Toyota bB 2003 1.jpg
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| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 3枚目画像名=
| 製造国=
| 販売期間=[[2000年]]2月 - [[2005]]12月
| 販売期間=[[2000年]][[2月]] - [[2005年]][[12月]]
| 設計統括=[[多田哲哉]]
| 設計統括=[[多田哲哉]]
| デザイン=
| 乗車定員=5
| ボディタイプ=5ドア[[トールワゴン]]<br />3ドア[[ピックアップトラック]]([[オープンデッキ]])
| ボディタイプ=5ドア[[トールワゴン]]<br />3ドア[[ピックアップトラック]]([[オープンデッキ]])
| エンジン=[[トヨタ・NZエンジン|2NZ-FE]]型 1,298[[立方センチメートル|cc]] [[直列4気筒]][[DOHC]][[チェーン駆動]]<br />[[トヨタ・1NZ-FE|1NZ-FE]]型 1,496cc 直列4気筒DOHCチェーン駆動
| エンジン=[[トヨタ・NZエンジン|2NZ-FE]]型 1,298[[立方センチメートル|cc]] [[直列4気筒]][[DOHC]][[チェーン駆動]]<br />[[トヨタ・1NZ-FE|1NZ-FE]]型 1,496cc 直列4気筒DOHCチェーン駆動
| エンジン位置=
| トランスミッション=4[[オートマチックトランスミッション|AT]]
| モーター=
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|ストラット式]]<br />後(前輪駆動):[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]<br />後(四輪駆動):4リンク/トレーリング車軸式
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=4[[オートマチックトランスミッション|AT]]
| 駆動方式=[[前輪駆動]]/[[四輪駆動]]
| 駆動方式=[[前輪駆動]]/[[四輪駆動]]
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|ストラット式]]<br />後(前輪駆動):[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]<br />後(四輪駆動):4リンク/トレーリング車軸式
| 全長=3,825 - 3,945[[ミリメートル|mm]]
| 全=1,690mm
| 全=3,825 - 3,945 mm
| 全=1,640 - 1,695mm
| 全=1,690 mm
| 全=1,640 - 1,695 mm
| ホイールベース=2,500mm
| ホイールベース=2,500 mm
| 車両重量=1,070 - 1,130[[キログラム|kg]]
| 車両重量=1,070 - 1,130 kg
| 乗車定員=5
| 最大積載量=
| 別名=[[サイオン・xB]](北米)
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名= [[サイオン・xB]](北米)
| 先代=
| 先代=
| 後継=
| プラットフォーム=[[トヨタ・NBCプラットフォーム]]
| プラットフォーム=[[トヨタ・NBCプラットフォーム]]
}}
}}
シンプルかつ実用的なデザインでユーザーが手を加えやすいデザインとし、当時マイナーであった日本の[[カスタム|カスタマイズ]]文化が一般に定着されることを前提にして開発されたため、2000年1月7日の[[幕張メッセ]]で開催された[[東京オートサロン]]で、当時として異例の先行発表としてbB専用ブースを設けノーマルカーを一切置かずカスタムカーのみで初お披露目された。それらはトヨタのカスタマイズ部門[[モデリスタ]]のストリート・ビレットとディラーオプション装着車のキャルルックとSUPER V セレクションの3台と共にトヨタが選抜した当時人気のあった[[アフターマーケット]]・メーカー8社のダムド、Gスクエア、[[ヴァルド]]、データシステム、ゼノン、ジアラ、ラッキースター、ケンスタイルからオリジナル[[エアロパーツ]]を身にまとったドレスアップ/[[チューニングカー|コンプリートカー]]の合計11台のbBが展示された。なお、アフターマーケット・メーカー8社のエアロパーツ共々、日本全国のネッツ店で購入し装着する事が出来た。
シンプルかつ実用的なデザインでユーザーが手を加えやすいデザインとし、当時マイナーであった日本の[[カスタム|カスタマイズ]]文化が一般に定着されることを前提にして開発されたため、2000年1月7日の[[幕張メッセ]]で開催された[[東京オートサロン]]で、当時として異例の先行発表としてbB専用ブースを設けノーマルカーを一切置かずカスタムカーのみで初お披露目された。それらはトヨタのカスタマイズ部門[[モデリスタ]]のストリート・ビレットとディラーオプション装着車のキャルルックとSUPER V セレクションの3台と共にトヨタが選抜した当時人気のあった[[アフターマーケット]]・メーカー8社のダムド、Gスクエア、[[ヴァルド]]、データシステム、ゼノン、ジアラ、ラッキースター、ケンスタイルからオリジナル[[エアロパーツ]]を身にまとったドレスアップ/[[チューニングカー|コンプリートカー]]の合計11台のbBが展示された。なお、アフターマーケット・メーカー8社のエアロパーツ共々、日本全国のネッツ店で購入し装着する事が出来た。


初代ヴィッツシリーズのファンカーゴと[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]を共有し、エンジンは1,300[[立方センチメートル|cc]]と1,500ccの2種類が設定された。スタイルは箱型のアメリカンなもので、20歳代の男性をターゲットにした車種だが、箱型のボディ形状からなる広い室内や車体前後の見切りのよさなどもあって、幅広い層のドライバーから人気を得て、初期受注は計画の6.5倍の32,500台となった。
初代ヴィッツシリーズのファンカーゴと[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]を共有し、エンジンは1,300ccと1,500ccの2種類が設定された。スタイルは箱型のアメリカンなもので、20歳代の男性をターゲットにした車種だが、箱型のボディ形状からなる広い室内や車体前後の見切りのよさなどもあって、幅広い層のドライバーから人気を得て、初期受注は計画の6.5倍の32,500台となった。


なお開発にあたってはベースの初代ヴィッツ、ファンカーゴが存在していたこともあり、時代を先取りしたVRを用いた試作レスの「'''フルデジタル設計'''」で製作されている。
なお開発にあたってはベースの初代ヴィッツ、ファンカーゴが存在していたこともあり、時代を先取りしたVRを用いた試作レスの「'''フルデジタル設計'''」で製作されている。
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**[[1月8日]] - 販売不振により同年3月末で「オープンデッキ」を生産終了するにあたり、ベース車では設定されていない「ペールブルーマイカメタリック」をボディカラーに設定した特別仕様車「オープンデッキ オーシャンズバージョン」を発売。
**[[1月8日]] - 販売不振により同年3月末で「オープンデッキ」を生産終了するにあたり、ベース車では設定されていない「ペールブルーマイカメタリック」をボディカラーに設定した特別仕様車「オープンデッキ オーシャンズバージョン」を発売。
**[[4月8日]] - マイナーチェンジ。
**[[4月8日]] - マイナーチェンジ。
***バンパーを60[[ミリメートル|mm]]大型化し、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルやアンダースポイラーを追加。リアライセンスプレート(ナンバープレート)をバンパー付けからバックドア付けに変更し、大型カラードリアライセンスガーニッシュを装備。ボディカラーはオレンジメタリック、ダークグレイッシュオリーブメタリック、ダークブルーマイカ、ブラックマイカの4色を追加した7色に整理。内装ではステアリングホイールやインパネクラスターのデザインを変更し、イルミネーテッドエントリーやバックドアハンドルに内蔵されたスイッチを軽く押すだけであけることができる電気式バックドアオープナー、[[ティッシュペーパー]]ボックスをそのまま収納できるセンターロアボックスを全車標準装備し、フロントウィンドウには肌への刺激を軽減する[[赤外線]]カットガラスを採用。また、「Z Xバージョン」の[[輪駆動|2WD]]車には[[横滑り防止装置|VSC]]&[[トラクションコントロールシステム|TRC]]をオプション設定に追加し、「X Version」には[[ディスチャージヘッドランプ]]を採用。さらに、新グレードとして、「S」をベースにUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)、電動格納式リモコンカラードドアミラー等を装備した充実仕様「S W Version」を追加した。
***バンパーを60mm大型化し、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルやアンダースポイラーを追加。リアライセンスプレート(ナンバープレート)をバンパー付けからバックドア付けに変更し、大型カラードリアライセンスガーニッシュを装備。ボディカラーはオレンジメタリック、ダークグレイッシュオリーブメタリック、ダークブルーマイカ、ブラックマイカの4色を追加した7色に整理。内装ではステアリングホイールやインパネクラスターのデザインを変更し、イルミネーテッドエントリーやバックドアハンドルに内蔵されたスイッチを軽く押すだけであけることができる電気式バックドアオープナー、[[ティッシュペーパー]]ボックスをそのまま収納できるセンターロアボックスを全車標準装備し、フロントウィンドウには肌への刺激を軽減する[[赤外線]]カットガラスを採用。また、「Z Xバージョン」の[[輪駆動|2WD]]車には[[横滑り防止装置|VSC]]&[[トラクションコントロールシステム|TRC]]をオプション設定に追加し、「X Version」には[[ディスチャージヘッドランプ]]を採用。さらに、新グレードとして、「S」をベースにUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)、電動格納式リモコンカラードドアミラー等を装備した充実仕様「S W Version」を追加した。
***なお今回のマイナーチェンジモデルをベースに、新たに立ち上げた[[サイオン]]ブランドにて'''xB'''の車名で[[北アメリカ|北米]]でも販売されることとなる。''詳細は[[サイオン・xB]]を参照。''
***なお今回のマイナーチェンジモデルをベースに、新たに立ち上げた[[サイオン]]ブランドにて'''xB'''の車名で[[北アメリカ|北米]]でも販売されることとなる。''詳細は[[サイオン・xB]]を参照。''
**[[8月21日]] - 「Z」をベースにディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備しながらもベース車と同一の価格設定にした特別仕様車「Z HIDセレクション」を発売。
**[[8月21日]] - 「Z」をベースにディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備しながらもベース車と同一の価格設定にした特別仕様車「Z HIDセレクション」を発売。
*[[2004年]]
*[[2004年]]
**2月 - 仕様変更。全車で「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。同年4月には車両本体価格を[[消費税]]込の価格に変更。
**2月 - 仕様変更。全車で「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。同年4月には車両本体価格を[[消費税]]込の価格に変更。
**[[4月26日]] - 新生[[ネッツ店]]の誕生を記念し、特別仕様車「Z X Version・煌 NEO Edition」を発売。
**[[4月26日]] - 新生ネッツ店の誕生を記念し、特別仕様車「Z X Version・煌 NEO Edition」を発売。
**:「Z」をベースに、「X Version」の装備並びにステンレス製大型サイドロッカーモール、専用アルミホイールを装備するとともに、ドアミラーとアウトサイドドアハンドルをメッキ化。さらに、スポーティーな専用シートを採用した。
**:「Z」をベースに、「X Version」の装備並びにステンレス製大型サイドロッカーモール、専用アルミホイールを装備するとともに、ドアミラーとアウトサイドドアハンドルをメッキ化。さらに、スポーティーな専用シートを採用した。
**[[9月1日]] - 特別仕様車「S W Version・マジョーラII」・「Z X Version・マジョーラII」を発売。
**[[9月1日]] - 特別仕様車「S W Version・マジョーラII」・「Z X Version・マジョーラII」を発売。
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</gallery>
</gallery>


== 2代目 QNC2#型(2005年 - 2016年) ==
== 2代目 QNC2#型(2005年-2016年) ==
{{Infobox 自動車のスペック表
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車種= 普通自動車
| 車名= トヨタ・bB(2代目)
| 車名補= QNC2#型
| 車名補= QNC2#型
| 車名=トヨタ・bB(2
| 1枚目画像の説明=後期型 Aero Package 2008年 - 2013年<br>フロント
| 1枚目画像の説明=後期型 Aero Package 2008年 - 2013年<br>フロント
| 1枚目画像名=2008 Toyota bB 01.jpg
| 1枚目画像名=2008 Toyota bB 01.jpg
97行目: 122行目:
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像の説明=
| 3枚目画像名=
| 3枚目画像名=
| 製造国=
| 販売期間=2005年12月 - [[2016年]]8月<ref>4WD仕様は2005年12月 - [[2014年]]7月。</ref>
| 販売期間=[[2005年]][[12月]] - [[2016年]][[8月]]<ref group=注釈>4WD仕様は2005年12月 - [[2014年]][[7月]]。</ref>
| 設計統括=古山淳一
| 設計統括=[[古山淳一]]
| ボディタイプ=5ドア[[トールワゴン]]
| デザイン=
| 乗車定員=5
| ボディタイプ=5ドアトールワゴン
| エンジン=[[ダイハツ・K3型エンジン#K3-VE|K3-VE]]型 1,297cc 直列4気筒DOHC<br />[[トヨタ・SZエンジン#3SZ-VE|3SZ-VE]]型 1,495cc 直列4気筒DOHC
| エンジン=[[ダイハツ・K3型エンジン#K3-VE|K3-VE]]型 1,297cc 直列4気筒DOHC<br />[[トヨタ・SZエンジン#3SZ-VE|3SZ-VE]]型 1,495cc 直列4気筒DOHC
| トラスミッション=4AT
| 位置=
| モーター=
| サスペンション=前:マクファーソン・ストラット式<br />後(前輪駆動):トーションビーム式<br />後(四輪駆動):[[リンク式サスペンション|3リンク/トレーリング車軸式]]
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=4速AT
| 駆動方式=前輪駆動/四輪駆動
| 駆動方式=前輪駆動/四輪駆動
| サスペンション=前:マクファーソン・ストラット式<br />後(前輪駆動):トーションビーム式<br />後(四輪駆動):[[リンク式サスペンション|3リンク/トレーリング車軸式]]
| 全=3,785 - 3,800mm
| 全=1,690mm
| 全=3,785 - 3,800 mm
| 全=1,635mm
| 全=1,690 mm
| 全高=1,635 mm
| ホイールベース=2,540mm
| ホイールベース=2,540 mm
| 車両重量=1,040 - 1,120kg
| 車両重量=1,040 - 1,120 kg
| 乗車定員=5
| 最大積載量=
| 自由項目1(項目名)=姉妹車
| 自由項目1(項目名)=姉妹車
| 自由項目1(内容)=[[ダイハツ・クー]]<br>[[スバル・デックス]]
| 自由項目1(内容)=[[ダイハツ・クー]]<br>[[スバル・デックス]]
| 自由項目2(項目名)=製造事業(委託)者
| 自由項目2(項目名)=製造事業(委託)者
| 自由項目2(内容)=[[ダイハツ工業]]
| 自由項目2(内容)=[[ダイハツ工業]]
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 先代=
| 後継=[[トヨタ・タンク]]<br/><small>※ただし3ヵ月間の空白期間あり</small>
| 後継=[[トヨタ・タンク]]<br/><small>※ただし3ヵ月間の空白期間あり</small>
| プラットフォーム=[[トヨタ・Aプラットフォーム]]
| プラットフォーム=[[トヨタ・Aプラットフォーム]]
}}
}}
先代は[[トヨタ・ヴィッツ|ヴィッツ]]と同じ[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]をベースにしていたが、コストと最小回転半径を小さくするためベースは[[トヨタ・パッソ|パッソ]][[ダイハツ・ブーン|ブーン]])用プラットフォームに変更となった(実際、最小回転半径は初代比0.6[[メートル|m]]縮小され4.9mとなった)。しかし、[[ホイールベース]]の延長によって居住性を高め、1.5[[リットル|L]]エンジン(詳細は後述)も設定されるなど、パッソより[[車格]]が上がっていた。
先代はヴィッツと同じプラットフォームをベースにしていたが、コストと最小回転半径を小さくするためベースはパッソ(ブーン)用プラットフォームに変更となった(実際、最小回転半径は初代比0.6m縮小され4.9mとなった)。しかし、[[ホイールベース]]の延長によって居住性を高め、1.5Lエンジン(詳細は後述)も設定されるなど、パッソより[[車格]]が上がっていた。


目標月間販売台数は5,000台(2005年12月当時)と発表されている。先進的かつ迫力あるデザインと若者の心を刺激するオリジナリティあふれる装備内容が評価され、初代bB同様前期型の販売は好調に推移し、発売から1か月間で月販目標台数5,000台の約2.5倍にあたる約1万2,500台を受注。初代に引き続き、若年層のみならず幅広い年齢層から好評を得た<ref>[http://www.toyota.co.jp/jp/news/06/Feb/nt06_0201.html 新型bB 受注状況について]</ref>。
目標月間販売台数は5,000台(2005年12月当時)と発表されている。先進的かつ迫力あるデザインと若者の心を刺激するオリジナリティあふれる装備内容が評価され、初代bB同様前期型の販売は好調に推移し、発売から1か月間で月販目標台数5,000台の約2.5倍にあたる約1万2,500台を受注。初代に引き続き、若年層のみならず幅広い年齢層から好評を得た<ref>[http://www.toyota.co.jp/jp/news/06/Feb/nt06_0201.html 新型bB 受注状況について]</ref>。


エクステリアデザインは、初代では「箱」を強調していたが、当時大ヒットとなっていた[[ホンダ・フィット]]や2代目[[日産・キューブ]]に対抗するため、先進性も取り入れうねりを効かせたさらに派手なデザインとなった。[[フロントグリル]]には[[ネッツ店]]専売車種であることを表す楕円形に「N」をかたどったエンブレムが付けられており、初代ではバックモニター付車除き装着されていなかった<ref>[http://cdn.toyota-catalog.jp/catalog/pdf/bb-2/bb-2_200208.pdf]</ref>トヨタのCIエンブレムもリアドアに装着された。[[尾灯|リアコンビネーションランプ]]の形状は、以前販売されていた[[トヨタ・WiLL VS|WiLL VS]]にも似た形状となっていた。またアウタードアハンドルが初代の[[フラップ]]式からグリップ式に、リアナンバープレートの位置が初代のバックドア上からバンパー上に、それぞれ変更となった。
エクステリアデザインは、初代では「箱」を強調していたが、当時大ヒットとなっていた[[ホンダ・フィット]]や2代目[[日産・キューブ]]に対抗するため、先進性も取り入れうねりを効かせたさらに派手なデザインとなった。[[フロントグリル]]にはネッツ店専売車種であることを表す楕円形に「N」をかたどったエンブレムが付けられており、初代ではバックモニター付車除き装着されていなかった<ref>[http://cdn.toyota-catalog.jp/catalog/pdf/bb-2/bb-2_200208.pdf]</ref>トヨタのCIエンブレムもリアドアに装着された。[[尾灯|リアコンビネーションランプ]]の形状は、以前販売されていた[[トヨタ・WiLL VS|WiLL VS]]にも似た形状となっていた。またアウタードアハンドルが初代の[[フラップ]]式からグリップ式に、リアナンバープレートの位置が初代のバックドア上からバンパー上に、それぞれ変更となった。


ダイハツブランドでは、「'''[[ダイハツ・クー|クー]]'''」の名称で[[2006年]][[5月8日]]に発売された。外装はおとなしめなデザインとなり、装備も実用性を重視し、bBとの大幅な差別化を図っていた。なお、2代目はベース車やクー同様[[ダイハツ工業]]で生産されていた<ref>名義上の製造事業者がトヨタにもかかわらず[[スマートエントリー]]の名称がトヨタ側名称の「スマートエントリー&スタートシステム」ではなくダイハツ側名称の「キーフリーシステム」となっている理由はこのためである。</ref>。[[2008年]][[4月10日]]に[[トヨタ自動車]]・ダイハツ工業・[[富士重工業]]の3社による業務提携強化を発表し、その一環として、[[OEM]]車種の[[スバル・デックス]]を同年[[11月13日]]に発表・発売された。
ダイハツブランドでは、「'''[[ダイハツ・クー|クー]]'''」の名称で[[2006年]][[5月8日]]に発売された。外装はおとなしめなデザインとなり、装備も実用性を重視し、bBとの大幅な差別化を図っていた。なお、2代目はベース車やクー同様[[ダイハツ工業]]で生産されていた<ref group=注釈>名義上の製造事業者がトヨタにもかかわらず[[スマートエントリー]]の名称がトヨタ側名称の「スマートエントリー&スタートシステム」ではなくダイハツ側名称の「キーフリーシステム」となっている理由はこのためである。</ref>。[[2008年]][[4月10日]]に[[トヨタ自動車]]・ダイハツ工業・[[富士重工業]]の3社による業務提携強化を発表し、その一環として、[[OEM]]車種の[[スバル・デックス]]を同年[[11月13日]]に発表・発売された。


快適装備面では、特にオーディオ関連の装備を充実させており、最上級グレードの「Z Q Version」では[[コンパクトカー]]としては異例の9スピーカーやAUX端子を備え、[[デジタルオーディオプレーヤー]]などのポータブル機器を接続することも可能。さらにPレンジに入っているときのみ使用でき、フロントのシートを沈み込ませることにより、外からの視線をさえぎり、快適な姿勢でくつろぐことのできる「マッタリモード機能付フロントシート」を全グレードに設定していた。グレード体系は「S」・「Z」の2体制を継続し、「X Version」も初代に引き続き設定されたが、「Z」には新たに前述の「Q Version」が設定された。
快適装備面では、特にオーディオ関連の装備を充実させており、最上級グレードの「Z Q Version」では[[コンパクトカー]]としては異例の9スピーカーやAUX端子を備え、[[デジタルオーディオプレーヤー]]などのポータブル機器を接続することも可能。さらにPレンジに入っているときのみ使用でき、フロントのシートを沈み込ませることにより、外からの視線をさえぎり、快適な姿勢でくつろぐことのできる「マッタリモード機能付フロントシート」を全グレードに設定していた。グレード体系は「S」・「Z」の2体制を継続し、「X Version」も初代に引き続き設定されたが、「Z」には新たに前述の「Q Version」が設定された。


エンジンは刷新され、1.3Lダイハツ製[[ダイハツ・K3型エンジン#K3-VE|K3-VE]]型と、新開発のダイハツ製1.5L[[トヨタ・SZエンジン#3SZ-VE|3SZ-VE]]型エンジンが設定された。共に[[直列4気筒]][[DOHC]]16バルブ。これにより低排出ガス性能が高められ「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、2WD車は「平成22年度燃費基準」も達成した。
エンジンは刷新され、1.3Lダイハツ製[[ダイハツ・K3型エンジン#K3-VE|K3-VE]]型と、新開発のダイハツ製1.5L[[トヨタ・SZエンジン#3SZ-VE|3SZ-VE]]型エンジンが設定された。共に[[直列4気筒|直4]][[DOHC]]16バルブ。これにより低排出ガス性能が高められ「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、2WD車は「平成22年度燃費基準」も達成した。


北米市場向けのサイオン・xBは引き続き[[2007年]]まで生産され、日本国外向け[[トヨタ・カローラ|カローラ]]セダン / [[トヨタ・オーリス|オーリス]] / [[トヨタ・ブレイド|ブレイド]]などに使用されている[[トヨタ・MCプラットフォーム|新MCプラットフォーム]]を流用したコンセプトモデル・サイオン・t2Bを元に全面改良され、日本市場向けのbBと袂を分かつことになる。なお、同車は国内市場でも[[2007年]][[10月]]に「'''[[トヨタ・カローラルミオン|カローラルミオン]]'''」の名称で発売された。
北米市場向けのサイオン・xBは引き続き[[2007年]]まで生産され、日本国外向け[[トヨタ・カローラ|カローラセダン]] / [[トヨタ・オーリス|オーリス]] / [[トヨタ・ブレイド|ブレイド]]などに使用されている[[トヨタ・MCプラットフォーム|新MCプラットフォーム]]を流用したコンセプトモデル・サイオン・t2Bを元に全面改良され、日本市場向けのbBと袂を分かつことになる。なお、同車は国内市場でも[[2007年]][[10月]]に「'''[[トヨタ・カローラルミオン|カローラルミオン]]'''」の名称で発売された。


当初は同じコンパクトトールワゴンである[[トヨタ・ファンカーゴ|ファンカーゴ]]と統合される予定であったが、結局はそれぞれフルモデルチェンジすることとなり、ファンカーゴは車名も変えて[[トヨタ・ラクティス|ラクティス]]となった。
当初は同じコンパクトトールワゴンである[[トヨタ・ファンカーゴ|ファンカーゴ]]と統合される予定であったが、結局はそれぞれフルモデルチェンジすることとなり、ファンカーゴは車名も変えて[[トヨタ・ラクティス|ラクティス]]となった。
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== 車名の由来 ==
== 車名の由来 ==
'''b'''lack '''B'''oxの頭文字から命名された。なぜ小文字と大文字か、という疑問であるが、それは実際の車体が黒ではないことと、子供も大人も楽しめることを意味している
[[ブラックボックス]]('''b'''lack '''B'''ox)の頭文字から命名された。なぜ小文字と大文字か、という疑問であるが、それは実際の車体が黒ではないことと、子供も大人も楽しめることを意味している


==CM==
== CM ==
音楽を楽しめる車がコンセプトであったため、CMでは音楽を重視しており、初代は[[Wiggle]]が担当し、CDも発売された。2代目からは[[米米クラブ]]と[[HOME MADE 家族]]の[[コラボレーション]]の「[[アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ]]」、[[布袋寅泰]]と[[RIP SLYME]]のコラボレーション「[[BATTLE FUNKASTIC]]」などコラボレーション作品や、[[CHARA]]の「[[trophy]]」、後期型からは[[COMPLEX]]の[[BE MY BABY]]<ref>以前は[[トヨタ・セラ]]のCMに使われていた。</ref>が使用された。
音楽を楽しめる車がコンセプトであったため、CMでは音楽を重視しており、初代は[[Wiggle]]が担当し、CDも発売された。2代目からは[[米米クラブ]]と[[HOME MADE 家族]]の[[コラボレーション]]の「[[アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ]]」、[[布袋寅泰]]と[[RIP SLYME]]のコラボレーション「[[BATTLE FUNKASTIC]]」などコラボレーション作品や、[[CHARA]]の「[[trophy]]」、後期型からは[[COMPLEX]]の[[BE MY BABY]]<ref group=注釈>以前は[[トヨタ・セラ]]のCMに使われていた。</ref>が使用された。


== その他 ==
== その他 ==
bBは当初からカスタマイズされることを想定していたため、多くのメーカーからbB用のエアロパーツがラインナップされ、さまざまな形にカスタマイズされている。最近では初代モデルをベースに、全長をストレッチして[[リムジン]]仕様に改造されたモデルまで出現している。ちなみにリムジン仕様は、[[沖縄県]]の宿泊施設で宿泊客送迎用に使われている。
bBは当初からカスタマイズされることを想定していたため、多くのメーカーからbB用のエアロパーツがラインナップされ、さまざまな形にカスタマイズされている。最近では初代モデルをベースに、全長をストレッチして[[リムジン]]仕様に改造されたモデルまで出現している。ちなみにリムジン仕様は、[[沖縄県]]の宿泊施設で宿泊客送迎用に使われている。


== 脚注・参考 ==
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{reflist}}
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|group=注釈}}

=== 出典 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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* [[トヨタ自動車]]
* [[トヨタ自動車]]
* [[トヨタ・ヴィッツ]] - 初代ベース車
* [[トヨタ・ヴィッツ]] - 初代ベース車
* [[サイオン・xB]](販売終了)
* [[サイオン・xB]]
* [[トヨタ・パッソ]] - 2代目ベース車
* [[トヨタ・パッソ]] - 2代目ベース車
* [[トヨタ・タンク]] - 後継車
* [[トヨタ・タンク]] - 後継車
* [[ダイハツ・ブーン]] - パッソの共同開発車(3代目よりブーンの[[OEM]])
* [[ダイハツ・ブーン]] - パッソの共同開発車(3代目よりブーンのOEM)
* [[トヨタ・カローラルミオン]](販売終了)
* [[トヨタ・カローラルミオン]]
* [[トヨタ・ラクティス]] (関連車種)- [[SUBARU]](当時:富士重工業)に[[スバル・トレジア|トレジア]]をOEMとして販売していた。
* [[トヨタ・ラクティス]] - [[SUBARU]](当時:富士重工業)に[[スバル・トレジア|トレジア]]をOEMとして販売していた。
* [[ダイハツ・クー]] - 2代目と同一車種(販売終了)。欧州では[[ダイハツ・マテリア|マテリア]](販売終了)を名乗っていた。
* [[ダイハツ・クー]] - 2代目と同一車種。欧州では[[マテリア]]を名乗っていた。
* [[スバル・デックス]] - クーの[[OEM]](販売終了)
* [[スバル・デックス]] - クーのOEM


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2020年5月8日 (金) 13:19時点における版

トヨタ・bB
2代目
概要
販売期間 2000年-2016年
ボディ
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
3ドアピックアップトラック
駆動方式 FF/4WD
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bB(ビービー)は、トヨタ自動車で生産(初代モデルのみ)・販売されていた小型トールワゴンネッツ店専売車。

概要

初代はヴィッツNBCプラットフォーム)、2代目はパッソ/ダイハツ・ブーンAプラットフォーム)をベースにしていた。

初代 NCP3#型(2000年-2005年)

トヨタ・bB(初代)
NCP3#型
後期型
後期型(リア)
概要
別名 サイオン・xB(北米)
販売期間 2000年2月 - 2005年12月
設計統括 多田哲哉
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
3ドアピックアップトラックオープンデッキ
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム トヨタ・NBCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 2NZ-FE型 1,298cc 直列4気筒DOHCチェーン駆動
1NZ-FE型 1,496cc 直列4気筒DOHCチェーン駆動
変速機 4速AT
前:ストラット式
後(前輪駆動):トーションビーム式
後(四輪駆動):4リンク/トレーリング車軸式
前:ストラット式
後(前輪駆動):トーションビーム式
後(四輪駆動):4リンク/トレーリング車軸式
車両寸法
ホイールベース 2,500 mm
全長 3,825 - 3,945 mm
全幅 1,690 mm
全高 1,640 - 1,695 mm
車両重量 1,070 - 1,130 kg
テンプレートを表示

シンプルかつ実用的なデザインでユーザーが手を加えやすいデザインとし、当時マイナーであった日本のカスタマイズ文化が一般に定着されることを前提にして開発されたため、2000年1月7日の幕張メッセで開催された東京オートサロンで、当時として異例の先行発表としてbB専用ブースを設けノーマルカーを一切置かずカスタムカーのみで初お披露目された。それらはトヨタのカスタマイズ部門モデリスタのストリート・ビレットとディラーオプション装着車のキャルルックとSUPER V セレクションの3台と共にトヨタが選抜した当時人気のあったアフターマーケット・メーカー8社のダムド、Gスクエア、ヴァルド、データシステム、ゼノン、ジアラ、ラッキースター、ケンスタイルからオリジナルエアロパーツを身にまとったドレスアップ/コンプリートカーの合計11台のbBが展示された。なお、アフターマーケット・メーカー8社のエアロパーツ共々、日本全国のネッツ店で購入し装着する事が出来た。

初代ヴィッツシリーズのファンカーゴとプラットフォームを共有し、エンジンは1,300ccと1,500ccの2種類が設定された。スタイルは箱型のアメリカンなもので、20歳代の男性をターゲットにした車種だが、箱型のボディ形状からなる広い室内や車体前後の見切りのよさなどもあって、幅広い層のドライバーから人気を得て、初期受注は計画の6.5倍の32,500台となった。

なお開発にあたってはベースの初代ヴィッツ、ファンカーゴが存在していたこともあり、時代を先取りしたVRを用いた試作レスの「フルデジタル設計」で製作されている。

TRDからコンプリートカー・「TRDターボ」が発売されていた。また、TRDで研修を修了した各ディーラーのメカニックが「TRDターボ」と同じ製品のターボキットを取り付けるチューニングプランも存在した。

年表

  • 2000年
    • 1月7日 - 東京オートサロンで発表。
    • 2月3日 - 発売。
    • 8月 - 一部改良。車両型式を「GH-」から「TA-」に変更。平成12年排出ガス基準25%低減レベルを達成。
    • 12月 - 一部改良および特別仕様車「マジョーラ」を発売。
      • EBD付ABSを全車標準装備化。これに伴い車体色のスーパーホワイトIIがホワイトに差し替えとなった。
      • 特別仕様車「マジョーラ」はマジョーラカラーの専用ボディカラー「エメラルドスペクトラシャイン」を採用した。2001年1月 - 3月までの期間限定生産であった。
  • 2001年
    • 6月11日 - ピックアップトラックタイプの「オープンデッキ」の追加および限定車「iバージョン」を発売。
      • 登録区分は4ナンバーではなく、5ナンバー(乗用車)である。車体の変更により、リアコンビランプの位置と寸法を変更する必要が生じ、N14#系ハイラックスの物が流用されている。なおこのモデルのリアエンブレムは通常の「bB」ではなく「OD(オープンデッキの略称)」が採用された。
      • 限定車「iバージョン」はインターネット限定で専用色「ストロングブルーメタリック」で塗装され、専用ユーロサスペンションが装備されていた。
    • 8月 - 専用ボディカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」を採用した特別仕様車「クリスタルホワイトエディション」を発売。2001年12月末までの期間限定生産であった。
  • 2002年
    • 1月8日 - 特別仕様車「Z 煌(きらめき)Edition・X Version」を発売。
      「Z」をベースに、「X Version」の装備内容に加え、ステンレス製の大型サイドロッカーモールとドアベルトモール、金属調塗装のフロントグリル、メッキ塗装の外装部品(アルミホイール・アウトサイドドアハンドル・ドアミラー)、専用シート&ドアトリム表皮、専用ブラック塗装のインサイドドアハンドルなどを採用し、クラシック調の内外装としたことで存在感を高めた。ボディカラーはブラックとボルドーマイカの2色を設定した。
    • 6月3日 - 特別仕様車「S Wiseセレクション・ナビスペシャル」および、本仕様からナビゲーションを省いた「S Wiseセレクション」を発売。
      「S」をベースに、ワイドマルチAVステーションII(GPSボイスナビゲーション付)、UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア・クォーターウィンドウ・バックドア)、アンサーバック機能付ワイヤレスドアロックリモートコントロール(キー2本付)、電動格納式リモコンカラードドアミラーなどを装備した。ボディカラーはブラックを含む6色を設定した。
  • 2003年
    • 1月8日 - 販売不振により同年3月末で「オープンデッキ」を生産終了するにあたり、ベース車では設定されていない「ペールブルーマイカメタリック」をボディカラーに設定した特別仕様車「オープンデッキ オーシャンズバージョン」を発売。
    • 4月8日 - マイナーチェンジ。
      • バンパーを60mm大型化し、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルやアンダースポイラーを追加。リアライセンスプレート(ナンバープレート)をバンパー付けからバックドア付けに変更し、大型カラードリアライセンスガーニッシュを装備。ボディカラーはオレンジメタリック、ダークグレイッシュオリーブメタリック、ダークブルーマイカ、ブラックマイカの4色を追加した7色に整理。内装ではステアリングホイールやインパネクラスターのデザインを変更し、イルミネーテッドエントリーやバックドアハンドルに内蔵されたスイッチを軽く押すだけであけることができる電気式バックドアオープナー、ティッシュペーパーボックスをそのまま収納できるセンターロアボックスを全車標準装備し、フロントウィンドウには肌への刺激を軽減する赤外線カットガラスを採用。また、「Z Xバージョン」の2WD車にはVSC&TRCをオプション設定に追加し、「X Version」にはディスチャージヘッドランプを採用。さらに、新グレードとして、「S」をベースにUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)、電動格納式リモコンカラードドアミラー等を装備した充実仕様「S W Version」を追加した。
      • なお今回のマイナーチェンジモデルをベースに、新たに立ち上げたサイオンブランドにてxBの車名で北米でも販売されることとなる。詳細はサイオン・xBを参照。
    • 8月21日 - 「Z」をベースにディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備しながらもベース車と同一の価格設定にした特別仕様車「Z HIDセレクション」を発売。
  • 2004年
    • 2月 - 仕様変更。全車で「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。同年4月には車両本体価格を消費税込の価格に変更。
    • 4月26日 - 新生ネッツ店の誕生を記念し、特別仕様車「Z X Version・煌 NEO Edition」を発売。
      「Z」をベースに、「X Version」の装備並びにステンレス製大型サイドロッカーモール、専用アルミホイールを装備するとともに、ドアミラーとアウトサイドドアハンドルをメッキ化。さらに、スポーティーな専用シートを採用した。
    • 9月1日 - 特別仕様車「S W Version・マジョーラII」・「Z X Version・マジョーラII」を発売。
      「S」・「Z」をベースに、前者は「W Version」、後者は「X Version」の装備を備えたうえで、ボディカラーに光の当たり方や見る人の位置によりダークレッドからカーキに変化する「アガットスペクトラシャイン」を採用した。
  • 2005年
    • 7月28日 - 特別仕様車「S W Version・HIDセレクションII」・「Z HIDセレクションII」を発売。
      「S」・「Z」をベースに共通装備としてディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備し、前者は「W Version」の装備品を、後者はリアプライバシーガラスを特別装備した。
    • 11月[1] - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
    • 12月 - 2代目と入れ替わる形で販売終了。

2代目 QNC2#型(2005年-2016年)

トヨタ・bB(2代目)
QNC2#型
後期型 Aero Package 2008年 - 2013年
フロント
リア
概要
販売期間 2005年12月 - 2016年8月[注釈 1]
設計統括 古山淳一
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム トヨタ・Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン K3-VE型 1,297cc 直列4気筒DOHC
3SZ-VE型 1,495cc 直列4気筒DOHC
変速機 4速AT
前:マクファーソン・ストラット式
後(前輪駆動):トーションビーム式
後(四輪駆動):3リンク/トレーリング車軸式
前:マクファーソン・ストラット式
後(前輪駆動):トーションビーム式
後(四輪駆動):3リンク/トレーリング車軸式
車両寸法
ホイールベース 2,540 mm
全長 3,785 - 3,800 mm
全幅 1,690 mm
全高 1,635 mm
車両重量 1,040 - 1,120 kg
その他
姉妹車 ダイハツ・クー
スバル・デックス
製造事業(委託)者 ダイハツ工業
系譜
後継 トヨタ・タンク
※ただし3ヵ月間の空白期間あり
テンプレートを表示

先代はヴィッツと同じプラットフォームをベースにしていたが、コストと最小回転半径を小さくするためベースはパッソ(ブーン)用プラットフォームに変更となった(実際、最小回転半径は初代比0.6m縮小され4.9mとなった)。しかし、ホイールベースの延長によって居住性を高め、1.5Lエンジン(詳細は後述)も設定されるなど、パッソより車格が上がっていた。

目標月間販売台数は5,000台(2005年12月当時)と発表されている。先進的かつ迫力あるデザインと若者の心を刺激するオリジナリティあふれる装備内容が評価され、初代bB同様前期型の販売は好調に推移し、発売から1か月間で月販目標台数5,000台の約2.5倍にあたる約1万2,500台を受注。初代に引き続き、若年層のみならず幅広い年齢層から好評を得た[2]

エクステリアデザインは、初代では「箱」を強調していたが、当時大ヒットとなっていたホンダ・フィットや2代目日産・キューブに対抗するため、先進性も取り入れうねりを効かせたさらに派手なデザインとなった。フロントグリルにはネッツ店専売車種であることを表す楕円形に「N」をかたどったエンブレムが付けられており、初代ではバックモニター付車除き装着されていなかった[3]トヨタのCIエンブレムもリアドアに装着された。リアコンビネーションランプの形状は、以前販売されていたWiLL VSにも似た形状となっていた。またアウタードアハンドルが初代のフラップ式からグリップ式に、リアナンバープレートの位置が初代のバックドア上からバンパー上に、それぞれ変更となった。

ダイハツブランドでは、「クー」の名称で2006年5月8日に発売された。外装はおとなしめなデザインとなり、装備も実用性を重視し、bBとの大幅な差別化を図っていた。なお、2代目はベース車やクー同様ダイハツ工業で生産されていた[注釈 2]2008年4月10日トヨタ自動車・ダイハツ工業・富士重工業の3社による業務提携強化を発表し、その一環として、OEM車種のスバル・デックスを同年11月13日に発表・発売された。

快適装備面では、特にオーディオ関連の装備を充実させており、最上級グレードの「Z Q Version」ではコンパクトカーとしては異例の9スピーカーやAUX端子を備え、デジタルオーディオプレーヤーなどのポータブル機器を接続することも可能。さらにPレンジに入っているときのみ使用でき、フロントのシートを沈み込ませることにより、外からの視線をさえぎり、快適な姿勢でくつろぐことのできる「マッタリモード機能付フロントシート」を全グレードに設定していた。グレード体系は「S」・「Z」の2体制を継続し、「X Version」も初代に引き続き設定されたが、「Z」には新たに前述の「Q Version」が設定された。

エンジンは刷新され、1.3Lダイハツ製K3-VE型と、新開発のダイハツ製1.5L3SZ-VE型エンジンが設定された。共に直4DOHC16バルブ。これにより低排出ガス性能が高められ「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、2WD車は「平成22年度燃費基準」も達成した。

北米市場向けのサイオン・xBは引き続き2007年まで生産され、日本国外向けカローラセダン / オーリス / ブレイドなどに使用されている新MCプラットフォームを流用したコンセプトモデル・サイオン・t2Bを元に全面改良され、日本市場向けのbBと袂を分かつことになる。なお、同車は国内市場でも2007年10月に「カローラルミオン」の名称で発売された。

当初は同じコンパクトトールワゴンであるファンカーゴと統合される予定であったが、結局はそれぞれフルモデルチェンジすることとなり、ファンカーゴは車名も変えてラクティスとなった。

しかし2009年4月以降より実施されたエコカー減税に同車は2016年8月の販売終了時まで対象外であったことが影響しており、販売的にはかなりの苦戦を強いられた。

兄弟車であったクーやデックスの販売が終了したが、bBは2016年8月末まで販売が継続され、発売から10年を超えるロングランとなった。

年表

  • 2005年
    • 10月22日 - 東京モーターショーにて、「クルマ型MUSIC PLAYER」をテーマにしたコンセプトモデル「bB CONCEPT」を発表。
    • 12月26日 - フルモデルチェンジ。
  • 2006年
    • 5月31日 - 「Z」で好評を得ているCD・AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ、アームレストコントローラー、9スピーカーなど「光と音」を演出するための装備を充実させた「S Q Version」を追加。
  • 2007年
    • 1月23日 - 特別仕様車「S Garnet edition」を発売。
      「S」をベースに、上級グレードで採用されているキーフリーシステム(バックドア連動・電波式・アンサーバック機能付)、電動格納式リモコンカラードドアミラー、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)を装備し、機能面を充実するとともに、シャイニングレッドとミントブルーメタリックオパールの2つの専用ボディカラーを設定した。
    • 8月28日 - 一部改良および特別仕様車「S Garnet edition II」を発売。
      • 全車にサイドターンランプ付カラードドアミラー、ルームランプ、パーキングブレーキ戻し忘れ防止ブザーを採用するとともに、ボディカラーには同年1月に発売された「S Garnet edition」の限定色だったシャイニングレットとミントブルーメタリックを新色として追加した。また、「Q Version」はスピーカーを2か所追加して11スピーカーとなる。
      • 特別仕様車「S Garnet edition II」は同年1月に発売された「S Garnet edition」のバージョンアップ仕様で、新たにディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)を追加装備した。
  • 2008年
    • 10月6日 - マイナーチェンジ。
      • 「S」・「Z」はフロント周りやリアコンビネーションランプのデザインなどを変更し、シンプルで親しみのあるデザインに。一方で従来の「X Version」・「Q Version」を刷新した「Aeroパッケージ」・「Aero-Gパッケージ」は力強いブロックメッシュを採用した新フロントグリルを採用し、リアコンビネーションランプやアルミホイールのデザインを変更し、ワイルドで個性的なデザインとした。ボディカラーはグレイッシュパープルメタリックオパール、パールホワイトI、シャンパンゴールドメタリックの3色を追加し、全10色となる。
      • 室内ではシート表皮のデザインを変更し、運転席・助手席にコンビニフック、助手席シートバックにファスナー付マルチポケット(Aero-Gパッケージを除く)をそれぞれ追加。「S」・「Z」はベージュのシートカラーを追加(一部ボディカラーでは設定不可)した。「マッタリモード機能付フロントシート」は、「リラックス(休息)モード機能付フロントシート」に改名し「Aero-Gパッケージ」専用装備として設定を継続。
      • また、新グレードとして、「Z」をベースに、キーフリーシステム(バックドア連動・電波式・アンサーバック機能付・電子カードキー1本)、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、専用アルミホイール、本革巻き3本スポークステアリングホイールなどを装備した「Z Lパッケージ」を追加した。
      • しかし、リーマンショックに端を発する世界不況とエコカー減税の対象外であることが影響し、販売状況は前期型に比較して激減した。
  • 2009年
    • 8月19日 - 特別仕様車「S HIDセレクション」を発売。
      「S」をベースに、ディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、フロントフォグランプを特別装備すると共に、特別内装色に「オリーブドラブ」を設定し、ボディカラーは専用色の「マルーンブラウンマイカ」を含む4色を設定した。キーフリーシステムとエンジンイモビライザーシステムを追加装備した「キーフリーシステム装着車」もラインナップする。
  • 2010年
    • 7月2日 - 一部改良。
      「Z Aero-Gパッケージ」にディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機構付)を追加装備し、また、ボディカラーに「ライトグリーンメタリック」、インテリアに「オリーブドラブ」をそれぞれ追加設定した。なお、JC08コールドモードへの対応により、低排出ガス車認定レベルが「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」へ格下げ。
  • 2011年
    • 11月24日 - 一部改良および新パッケージ「煌(きらめき)」を追加。
      • ボディカラーに「ブロンズオリーブパールメタリック」を追加設定し、「Aero-G Package」にはリアシートにスライド機構を追加した。
      • 新パッケージ「煌(きらめき)」は「Aero Package」の装備に加え、鏡面のように仕上げたフロントメッキグリルをはじめ、内外装のいたるところにめっき加飾を施し、アームレストで室内のイルミネーションの調整ができるアームレストコントローラーや11スピーカーを採用するなど煌き感を演出し、光と音を楽しむ個性をより一層際立たせる。リラックス(休息)モード機能付フロントシートは廃止。ボディカラーは「ブラックマイカメタリック」を含む4色を設定している。
  • 2013年
    • 2月21日 - 一部改良および新パッケージ「煌-G」を追加。
      • ボディカラーに「パールホワイトIII」を追加。また、パッケージ体系の見直しにより、「Aero Package」と「Aero-G Package」を廃止した。
      • 新パッケージ「煌-G」は「煌(きらめき)」の装備内容に加え、ファブリック&合成皮革の専用シート表皮を採用するとともに、ディスチャージヘッドランプにLEDクリアランスランプを追加し、リアシートスライド機構、アームレストコントローラー(イルミネーション・オーディオ)も標準装備した。
  • 2014年
    • 8月8日 - 一部改良(9月1日販売開始)[4]
      • VSC&TRC、ディスチャージヘッドランプ&LEDクリアランスランプを全車に標準装備して安全面を強化。
      • 外観は「S」・「Z」に15インチアルミホイールを採用。「S"煌"」・「Z"煌"」にはメッキ調サイドモールテープを採用し、スーパーUVカット・IRカット機能付フロントドアガラスを標準装備。「Z」・「Z"煌"」にはキーフリーシステムをオプション設定した。
      • ボディカラーは「S」・「Z」専用色の「グレイッシュパープルメタリックオパール」を廃止する替わりに、「S"煌"」・「Z"煌"」専用色の新色として、「ムースピンクパールメタリック(オプションカラー)」を追加した。
      • なお、今回の一部改良に伴い4WD仕様が全て廃止され、パッケージ体系を見直し、「煌-G」及び「Z」に設定されていた「L Package」を廃止した。
  • 2016年
    • 6月 - 「シャイニングレッド」および「ブロンズオリーブパールメタリック」のボディーカラーの生産を終了。
    • 7月[5] - オーダーストップ、ならびに上記以外の残りの全ボディーカラーの生産を終了。それ以後は全て在庫のみの販売となる。
    • 8月[6] - 車種整理の対象、および販売終了に伴い、ホームページの掲載を終了。これにより、およそ16年の歴史に幕を下ろす。後継車は3ヶ月間の空白期間後に発売されたタンクとなる。

車名の由来

ブラックボックスblack Box)の頭文字から命名された。なぜ小文字と大文字か、という疑問であるが、それは実際の車体が黒ではないことと、子供も大人も楽しめることを意味している

CM

音楽を楽しめる車がコンセプトであったため、CMでは音楽を重視しており、初代はWiggleが担当し、CDも発売された。2代目からは米米クラブHOME MADE 家族コラボレーションの「アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ」、布袋寅泰RIP SLYMEのコラボレーション「BATTLE FUNKASTIC」などコラボレーション作品や、CHARAの「trophy」、後期型からはCOMPLEXBE MY BABY[注釈 3]が使用された。

その他

bBは当初からカスタマイズされることを想定していたため、多くのメーカーからbB用のエアロパーツがラインナップされ、さまざまな形にカスタマイズされている。最近では初代モデルをベースに、全長をストレッチしてリムジン仕様に改造されたモデルまで出現している。ちなみにリムジン仕様は、沖縄県の宿泊施設で宿泊客送迎用に使われている。

脚注

注釈

  1. ^ 4WD仕様は2005年12月 - 2014年7月
  2. ^ 名義上の製造事業者がトヨタにもかかわらずスマートエントリーの名称がトヨタ側名称の「スマートエントリー&スタートシステム」ではなくダイハツ側名称の「キーフリーシステム」となっている理由はこのためである。
  3. ^ 以前はトヨタ・セラのCMに使われていた。

出典

  1. ^ bB(トヨタ)2000年2月~2005年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月9日). 2020年1月9日閲覧。
  2. ^ 新型bB 受注状況について
  3. ^ [1]
  4. ^ TOYOTA、bBを一部改良 - トヨタ自動車 プレスリリース 2014年8月8日
  5. ^ bB(トヨタ)のカタログ”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月9日). 2020年1月9日閲覧。
  6. ^ bB(2005年12月~2016年8月)”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月9日). 2020年1月9日閲覧。

関連項目