熊本駅

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熊本駅
白川口(東口)駅前の様子 (2015年5月24日)
白川口(東口)駅前の様子 (2015年5月24日)
くまもと - Kumamoto
所在地 熊本市西区
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物・駅詳細
熊本市交通局駅詳細

熊本駅(くまもとえき)は、熊本県熊本市西区にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。JR九州の駅は春日三丁目に、JR貨物の駅は蓮台寺四丁目にある。

本項では、熊本市交通局熊本駅前停留場についても記述する。

概要[編集]

熊本県の県庁所在地である熊本市の代表駅。

熊本における、鉄道の拠点である。九州新幹線の山陽新幹線新大阪駅まで直通する、みずほさくらの各列車、九州内を走るつばめや、阿蘇・大分や人吉方面の在来線の特急列車や観光列車を含め、全旅客列車が停車するターミナル駅である。ただし、ななつ星は客扱いはしない。 また、駅前の熊本市電の電停からは路面電車が熊本市街地や東部郊外の住宅地とを結び、バスターミナルからは九州各地を結ぶ高速バスや、熊本空港方面のバスも発着する、アクセス拠点である。

2011年(平成23年)3月12日九州新幹線鹿児島ルートの全線開通にともない、車両基地が南に移転した。元々の駅舎である在来線側を「白川口」、新設された西口を「新幹線口」とした。

なお、2006年(平成18年)9月24日より新幹線高架工事と在来線高架工事が開始されたため、のりばの変更が実施されている。また、それに伴い生まれる空間に新たに駅ビルを建設することになっている。

乗り入れ路線[編集]

JR九州の駅には、九州新幹線と、在来線の鹿児島本線豊肥本線の計3路線が乗り入れている。一部、豊肥本線と鹿児島本線は朝夕など、直通運転を行っている。九州新幹線は全列車が停車する。在来線の優等列車は、大分・別府と当駅を跨いで人吉までを結ぶ九州横断特急や、臨時列車として土日やゴールデンウィーク期間中、夏休み期間中などに、あそぼーいや、三角まで、A列車で行こうが、人吉までSL人吉などといった観光列車・特急列車が運転される。

豊肥本線は当駅が終点であるが、列車運行上は当駅を発車する列車が下り、当駅に到着する列車が上りとして扱われる。在来線での当駅の所属線は鹿児島本線である[1]

また、鹿児島本線宇土駅を起点とする三角線の列車が全て当駅を始発・終着として運行されており、2011年9月1日より当駅 - 三角駅間に「あまくさみすみ線」の愛称が使用されている。なお、当駅と川尻駅の間に新駅が建設される(西熊本駅)。

熊本市交通局の熊本駅前電停には幹線田崎線の2路線が乗り入れている。両路線はA系統として一体運転されている。

歴史[編集]

明治期の熊本駅
  • 1891年(明治24年)4月 - 熊本機関庫設置[2]
  • 1891年明治24年)7月1日 - 九州鉄道の駅として、玉名 - 熊本間の延伸と同時に飽田郡春日村に開業(翌年、同郡が託麻郡と合併し、飽託郡内となる)。
  • 1894年(明治27年)8月11日 - 九州鉄道線が川尻駅まで開通。
  • 1906年(明治39年)4月1日 - 春日村が町制施行し、飽託郡春日町内となる。
  • 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
  • 1914年大正3年)
    • 6月21日 - 宮地軽便線(現在の豊肥本線)が肥後大津駅まで開通。
    • 7月 - 北側に駅舎を新築して移転(現在地)。
  • 1921年(大正10年)6月1日 - 春日町が熊本市に編入合併され、熊本市内となる。
1924年の熊本駅周辺
  • 1924年(大正13年)8月1日 - 熊本市電 熊本駅前 - 浄行寺・水前寺間開業。
1931年(昭和6年)頃の陸軍熊本大演習の際に撮影された熊本駅舎。

今後の予定[編集]

  • 2018年(平成30年)度 - 鹿児島本線・豊肥本線連続立体交差化完成予定。
    • 当初は2016年度完成予定だったが、工事区間にある埋蔵文化財(熊本城高麗門遺構、二本木遺跡など)発掘調査のため、完成が2年延期となった[4]
  • 2020年 (平成32年)度‐熊本駅白川口(東口)駅前広場整備事業完了予定。
  • 2021年 (平成33年)頃‐熊本駅新駅ビル完成・開業予定。
    • 2015年3月熊本駅新駅ビルの基本構想をJR側が表明。

JR九州[編集]

JR 熊本駅
白川口(東口)
白川口(東口)
くまもと - Kumamoto
所在地 熊本市西区春日三丁目15-1
所属事業者 JR logo (kyushu).svg九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 クマ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅・高架駅(在来線)
ホーム 2面4線(新幹線)
3面8線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
13,516人/日(降車客含まず)
-2014年-
乗降人員
-統計年度-
27,532人/日
-2014年-
開業年月日 1891年明治24年)7月1日
乗入路線 4 路線
所属路線 九州新幹線鹿児島ルート
キロ程 118.4km(博多起点)
新大阪から740.7km
新玉名 (28.0km)
(32.9km) 新八代
所属路線 鹿児島本線
三角線直通含む)
キロ程 196.6km(門司港起点)
上熊本 (3.3km)
(5.3km) 川尻
所属路線 豊肥本線
キロ程 0.0km(熊本起点)
(2.7km) 平成
備考 直営駅
みどりの窓口
楽チャリ
連続立体高架化事業中

在来線は3面8線を有する地上駅(一部高架駅)、新幹線は島式ホーム2面4線を有する高架駅である。駅舎は新幹線ホーム下と在来線東側に置かれている。新幹線ホームは8両編成にまで対応し、可動式安全柵が設置されている。なお、当駅と鹿児島中央駅は16両編成分までのホームの延伸が可能な構造で、当駅以北までは12両編成対応の路盤が準備されている。なお、在来線は2015年3月14日より一部高架ホームの供用が開始された。

西口と東口とを結ぶ地下通路(改札内・自由通路)を備え、在来線のホーム同士は跨線橋でも結ばれていたが、2015年3月14日からの一部高架ホームの供用により、跨線橋は1番のりば⇔2番のりば間のみを残し、他は全て閉鎖された。東館1階はコンコースになっている。2階には跨線橋と直結の改札が存在したが、これも2015年3月14日からの一部高架ホームの供用に伴い閉鎖された。また、1階と2階には「えきマチ1丁目熊本(東館)(旧:フレスタ熊本(東館))」が入っている。3階以上はJR九州熊本支社をはじめとするJR九州関連企業の業務スペースである(駅ビル)。西館にはコンコースと改札、「えきマチ1丁目熊本(西館)(旧:フレスタ熊本(西館))」などがある。

出札及び改札業務は直営駅で、マルス端末機及びPOS端末の設備がある。駅自動放送が導入されている。SUGOCAは2012年12月1日に導入された。在来線のみ利用可能で、新幹線(当駅⇔小倉駅・博多駅・新鳥栖駅・久留米駅・新八代駅間を含む)では利用できない。

今後、在来線の高架化が完了後、安藤忠雄によるデザインの駅舎が作られる。

のりば[編集]

2015年3月14日現在

のりば 路線 方向 行先
0A・0B(地上) 鹿児島本線 下り 松橋八代方面
豊肥本線 肥後大津阿蘇大分方面
三角線 住吉網田三角方面
0C(地上) 臨時ホーム
1・2(地上) 鹿児島本線 下り 松橋八代方面
豊肥本線 肥後大津阿蘇大分方面
4(高架) 鹿児島本線 上り 玉名大牟田博多方面
下り 松橋・八代方面
5(高架) 鹿児島本線 下り 松橋・八代方面
三角線 住吉網田三角方面
6(高架) 鹿児島本線 上り 玉名・大牟田・博多方面
下り 松橋・八代方面
三角線 住吉網田三角方面
11・12 ■九州新幹線 上り 博多・新大阪方面
13・14 下り 新水俣鹿児島中央方面

※3番乗り場は高架化工事のため閉鎖。

在来線特急等のりば
列車名 行先 のりば 備考
くまがわ 人吉 15
九州横断特急 1
別府 0A1
あそぼーい! 阿蘇・宮地 0A 不定期運行
全車指定席
(快速)SL人吉 人吉 6 不定期運行
全車指定席
A列車で行こう 三角 5 不定期運行
全車指定席
(快速)スーパーおれんじ 肥薩おれんじ鉄道線直通
水俣方面出水
2 土・休日のみ運転
  • 列車到着の遅れや出入庫等の都合により異なる場合がある。
  • 普通列車などの一部の列車は、土・休日運休または土・休日のみ運転のものがある。
  • 九州新幹線はこの先南へ進むと熊本総合車両所があり、当駅始発・終着列車も多い。
  • 在来線のホーム番号は東から振られているのに対し、新幹線は西から振られている。

高架化事業に伴うのりばの変更[編集]

在来線ホーム概略図(2015年3月13日まで)

以前の熊本駅は単式ホーム1面と島式ホーム2面であった。単式ホーム(1番のりば)は改札とつながっており、さらに八代方に切り込み式ホームを3線設け、それぞれ0番A・B・Cのりばとしていた。2面の島式ホームは改札手前から順に2番のりば、3・4・5番のりばとしていた。

2015年(平成27年)3月14日より、在来線の一部高架化により、新4~6番ホームの供用が開始されたため、のりばの変更と、二階改札の閉鎖が実施されている。主な変更点は以下の通り。

  • 旧3・5番のりば→高架化し、4・6番のりばとした。
  • 旧4番のりば→高架化し、新4番のりばの八代方に切り込み線を設け、そこを5番のりばとした。主に三角線が発着。
  • 0番A・B・Cのりば、1番のりば、2番乗り場に関しては変更なし。


えきマチ1丁目熊本[編集]

西館と東館がある。駅構内の商業施設の総称であり、現在西館で28店舗、東館で39店舗が営業をしている。西館の全店と東館の一部でSUGOCAが使用可能である。

東館1階

東館2階

西館

熊本市交通局[編集]

熊本市交通局 熊本駅前停留場
Kumamoto Station Kumamoto Tram.JPG
くまもとえきまえ - Kumamoto Station
所在地 熊本市西区春日三丁目
所属事業者 熊本市交通局(熊本市電)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
6,220人/日
-2011年-
開業年月日 1924年大正13年)8月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 田崎線A系統)
駅番号 3 
キロ程 0.0(熊本駅前起点)
A系統)起点田崎橋から0.5km
2 二本木口 (0.2km)
(-km) (祇園橋)*
所属路線 幹線A系統)
キロ程 0.0km(熊本駅前起点)
(二本木口)* (-km)
(0.5km) 祇園橋 4
* 運行系統上は直通(一部祇園橋方からの当駅折返し有)

電停は東口広場にあり、2面2線の構造である。駅前の交通量が多い事から、以前から一旦道路から外れ車道と隣りあわせとなった電停構造であったが、2010年(平成22年)4月26日より当駅から田崎橋への路線がサイドリザベーションとなり、ホームは車道とは全く別になっている。 中心市街地方面へのホームは広場と一体化している。また、JR駅舎から市電上下線の両ホームまでが、雲をイメージした1つの白い大屋根で覆われている。(一部のファンからビッグしゃもじの名で呼ばれている)

また田崎橋側には折り返し設備がある。 健軍町方面行きの車両は出発時刻になると発車後、数メートル進み軌道信号待ちをする。信号待ち中の乗車はできない。

熊本市は2006年、鹿児島本線・豊肥本線連続立体交差化事業及び東口駅前広場整備に合わせ、JRとの乗り換えの利便性を向上させる目的からJR熊本駅新駅舎に市電を引き込む計画を提起し、同年、熊本県など関係機関と合意。2013年9月に東口駅前広場機能配置案を公表した。同案によると熊本市電田崎線の熊本駅前電停から直接二本木口電停方面に向かっている現在のルートから、双方に分岐点を設けて市電が東口駅前広場内を横切り、JR熊本駅新駅舎1階部分に進入、スイッチバック方式で再び東口駅前広場内を横切り本線上に戻るという計画であった。市電の軌道敷は歩行者が自由に往来できるトランジットモール形式を想定していた。ただ歩行者や自転車の往来について安全面の課題があるため、その可否に向けて検討を行い、2014年度中に結論を出すことになった。2015年2月、大西一史熊本市長は熊本市議会本会議において「歩行者・自転車の安全確保や駅前広場の自由な往来が制限されるという課題に解決策が見い出せていない」「(事業計画・日程や今後検討を進める市電そのものの延伸への影響も踏まえ)駅舎乗り入れを諦め、駅前広場計画を見直す」と述べ、計画断念を表明した[5]。今後は市電とバスタクシーとの乗り換え利便性の向上について検討するという。

のりば[編集]

  • A系統:辛島町・通町筋・健軍町方面(JR駅舎側)
  • A系統:田崎橋方面(道路側)

田崎橋行きの便は、運行状況によっては当電停で打ち切りとなり、先行する電車に乗り換えなければならない場合がある。

貨物駅[編集]

JR貨物の駅は、旅客駅の南方約1.3kmの熊本市西区蓮台寺四丁目1番13号に位置する。電報略号はマソである。旧・熊本操車場にあり、現在もJR貨物時刻表には熊本(操)と記述される。旅客駅とは別に着発線を備えており、豊肥本線から進入することはできない。

コンテナホーム付近は西側から、上り本線、熊本車両センター、下り本線、着発線4本、コンテナホームの順に並んでいる。コンテナホームは3面(うち1面は上屋付きホーム)、荷役線は5本あり、最も東側の着発線1本のみ着発線荷役方式(E&S方式)を採用する着発荷役線となっている。

また、駅構内には営業窓口のJR貨物熊本営業支店も置かれている。

取り扱う貨物の種類[編集]

貨物列車[編集]

2014年3月改正時点では、高速貨物列車のみ1日6往復停車する。そのうち1往復が当駅終着、1往復が当駅始発となっている。上り列車の行き先は東京貨物ターミナル駅名古屋貨物ターミナル駅大阪貨物ターミナル駅など[6]

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[7]

  • このしろ寿司
  • 天草大王地鶏かしわめし
  • 肥後牛とろ玉しぐれ
  • 天草大王地鶏めし
  • 鮎屋三代
  • 阿蘇赤うし

利用状況[編集]

  • JR九州 - 2013年度の1日平均乗車人員は13,516人で[8]、2014年度の1日平均乗降人員は27,532人である。
  • 熊本市交通局 - 2011年度の1日平均乗降人員は6,220人である。

なお、都市規模に対して利用者は少ないが(熊本市よりも都市規模の小さい大分市の代表駅の大分駅の方が多い。)、車社会であることと、当駅よりも、新水前寺駅の方が市街地に近く、また、当駅同様市電も乗り入れていることから、そちらを利用する乗客も多いためである。

駅取扱収入は82億3800万円(2011年度)で、JR九州の駅としては博多、鹿児島中央に次ぐ第3位(山陽新幹線の博多駅、小倉駅はJR西日本の駅)[9]であるが、乗車人員は7位である[8]

各年度の乗車人員は下表の通り(JR九州駅のみ)。最新年度のみJR九州公式サイト掲載のデータ[10]、それ以外は「熊本市統計書」に基く。また、乗降人員については、熊本市のホームページに基づく。
なお、小数点以下は四捨五入処理を行っている。

年度 1日平均
乗車人員
増減率
1971年(昭和46年)
1972年(昭和47年)
1973年(昭和48年)
1974年(昭和49年)
1975年(昭和50年)
1976年(昭和51年) 13,529
1977年(昭和52年) 13,496 -0.2%
1978年(昭和53年) 12,759 -5.5%
1979年(昭和54年) 11,358 -11.0%
1980年(昭和55年) 10,750 -5.3%
年度 1日平均
乗車人員
増減率
1981年(昭和56年) 10,138 -5.7%
1982年(昭和57年) 10,114 -0.2%
1983年(昭和58年) 10,872 +7.5%
1984年(昭和59年) 10,456 -3.8%
1985年(昭和60年) 10,671 +2.1%
1986年(昭和61年) 10,870 +1.9%
1987年(昭和62年) 9,862 -9.3%
1988年(昭和63年) 9,436 -4.3%
1989年(平成元年) 10,362 +9.8%
1990年(平成2年) 12,172 +17.5%
年度 1日平均
乗車人員
増減率
1991年(平成3年) 12,597 +3.5%
1992年(平成4年) 13,228 +5.0%
1993年(平成5年) 13,276 +0.4%
1994年(平成6年) 13,324 +0.4%
1995年(平成7年) 13,113 -1.6%
1996年(平成8年) 13,023 -0.7%
1997年(平成9年) 12,710 -2.4%
1998年(平成10年) 12,307 -3.2%
1999年(平成11年) 11,870 -3.5%
2000年(平成12年) 11,502 -3.1%
年度 1日平均
乗車人員
増減率 1日平均
乗降人員
増減率
2001年(平成13年) 11,266 -2.0%
2002年(平成14年) 11,132 -1.2%
2003年(平成15年) 10,868 -2.4%
2004年(平成16年) 10,660 -1.9% 21,336
2005年(平成17年) 10,550 -1.0% 21,009 -0.2%
2006年(平成18年) 10,447 -1.0% 20,948 -0.3%
2007年(平成19年) 10,364 -0.8% 20,829 -0.6%
2008年(平成20年) 10,547 +1.8% 21,082 +1.2%
2009年(平成21年) 9,960 -5.6% 20,006 -5.2%
2010年(平成22年) 10,307 +3.5% 20,666 +3.2%
年度 1日平均
乗車人員
増減率 1日平均
乗降人員
増減率
2011年(平成23年) 12,434 +20.6% 24,831 +20.1%
2012年(平成24年) 12,774 +2.7% 25,532 +2.8%
2013年(平成25年) 13,516 +5.8% 26,995 +5.7%
2014年(平成26年) 27,532 +1.9%


駅周辺[編集]

ペデストリアンデッキからの駅前
駅前交番
くまもと森都心プラザ
花岡山から見た周辺(2011年)

周辺は熊本駅周辺整備事業が進行中である。

白川口[編集]

新幹線口[編集]

バス路線[編集]

白川口(駅東側)・新幹線口(駅西側)にそれぞれバス乗り場が設けられている。

白川口(駅東側)[編集]

熊本都市圏を運行する路線バスの多くが当駅前より発着しており、熊本交通センターに次ぐ熊本県内最大のバスターミナルとしての機能を有する。

かつては事業者別にそれぞれ乗り場が異なっていたが、2004年頃において上り・下り各1箇所に統合された。その後、2010年12月8日より熊本駅前周辺再開発事業に伴いバスのりばの移設が行われ、現在は下記4箇所にて乗降取扱を行っている。

  • 以前は、九州産交の駅前ターミナルビルも存在し、当ターミナルより発着する路線(快速バス・特急バス・空港リムジンなど)の改札業務等もおこなっていたが、建物老朽化ならびに諸事情等により2004年頃廃止・解体されたのち売却されている(跡地は北九州予備校熊本校)。その後、2011年3月12日からはのりば1(ホテルニューオータニ熊本南側)横に九州産交の駅前案内所が設置され、係員による発着時刻・のりば案内や乗車券販売などがおこなわれており、以前に比べると建物は小規模かつ簡素的ながらも当駅前での窓口業務が復活した。
    • 九州産交の旧駅前ターミナルは乗り場が3番まであった。熊本空港、大分、延岡、天草、定期観光バス等が乗り入れており、他のバスは発着所前にバス停があった。
  • 2004年頃から2010年までにかけて使われていた熊本交通センター方面行きの熊本駅前バス乗り場は、元々は熊本市営バス専用のバス停であり、以前は横断歩道の南側に産交バスと熊本電鉄バスのそれぞれ個別にバス停があった。乗客の不便解消と交通渋滞緩和のため、市営バスのバス停1箇所に乗り場が統合された。
  • 2010年12月8日より熊本駅前市街地再開発に伴い、バスのりばの大幅な変更・見直しが行われた。これまで使用されたバス停が廃止され、3箇所に分散されている。なお、2018年ごろまで、この状態でバスのりばの運用が行われることが熊本日日新聞で報じられている。
  • 高速道路を経由する都市間バス路線は当初はすべて熊本交通センターを起終点とし熊本駅前に発着するものはなかったが、2009年12月より長崎行宮崎行が、その後2011年には本州方面行き夜行バス(神戸・大阪・京都行名古屋行)が、さらに2013年4月には福岡行(スーパー便のみ)も停車するようになった。また、2013年8月からは「新高速乗合バス」制度に伴い従来のツアーバスから移行したロイヤルバスも当駅前に停留所を新設し乗り入れている。

新幹線口(駅西側)[編集]

島鉄バス
  • オーシャンライナー(島原小浜温泉行き)※ツアーバス、予約制
産交バス


かつて新幹線口開業時においては一般路線バスも停車していたが、2012年3月31日に乗入れ廃止。最寄バス停は、新幹線口開業前よりあった春日校前(新幹線口から西方へ徒歩3分)停留所を利用する。

産交バス
  • 田崎方面
    • 野1:アクアドーム(田崎町・白坪校前経由)
    • 西10:小島産交(田崎市場前・上高橋経由)
    • 西12:西区役所・小島産交(田崎市場前・西部車庫経由)
  • 交通センター方面
    • 野1:交通センター
    • 県14:健軍四つ角・沼山津(交通センター・通町筋・味噌天神・県庁・自衛隊前経由)
    • 県15:佐土原・木山産交(交通センター・通町筋・味噌天神・県庁・自衛隊前経由)

九州新幹線開業に伴う再開発[編集]

駅南側の春日2丁目(月星化成工場跡)では、国土交通省九州地方整備局により、現在熊本城敷地内にある国の合同庁舎の移転建替が進められている。うち、1棟目となるA棟は2008年7月に起工式が執り行われた。A棟は2010年3月完成、鉄骨造・地上12階地下1階建て、延べ床面積26,000m²、九州財務局、九州農政局、九州総合通信局、熊本労働局、九州地方整備局営繕事務所、熊本地方気象台が入居し職員数は約1600人程度となる。
2棟目となるB棟はPFI方式により建設され現在入札中である。B棟は2012年度着工予定。熊本行政評価事務所、熊本国税局、熊本国税不服審判所、熊本西税務署、熊本統計・情報センター、自衛隊熊本地方協力本部、長崎税関八代税関支署熊本出張所、九州地方環境事務所が入居予定である。
両棟合わせた延べ床面積は約52,000m²となり、福岡の合同庁舎を上回り九州最大規模となる[13][14]

駅東口側(東A地区)には、森ビル都市企画を代表者とする企業グループによる再開発ビル等の建設が行われた。駅正面からペデストリアンデッキで結ばれ、情報交流施設や熊本の食をテーマにした食料品店、ファッションブランドなどの商業施設(地上6階、地下1階)、超高層タワーマンション(地上35階、地下1階)、地権者が入る権利者棟(地上2階)で構成され、交流広場や坪井川を利用した親水公園等を含んだ施設となる。建築規模が当初計画より拡大して延べ床面積は約59,800m²となり、この事と用地交渉の難航により、全てが完成するのは2012年3月頃を目標とするよう変更された[15][16]

また、在来線の高架化が完了後、現在の駅舎を取り壊し新たに駅ビルをつくることになった。2015年3月23日、JR九州の青柳俊彦社長が、記者会見を開き、もともと計画されていた0番ホーム跡地に加え、さらにホテルやオフィスなど合計7haの敷地に建設することを発表した。駅ビルは最短で2020年頃完成するという。

その他[編集]

  • 駅西側にあった熊本鉄道事業部の車両基地、熊本運輸センターの車両倉は煉瓦造りで有名だったが、移転に伴いこれも解体された。
  • 近年まで、都道府県庁所在地駅の中で唯一、駅名標が全て旧国鉄型の駅であったが、前述の通り、2006年9月24日に、のりばの変更が実施されたのに伴い、新しくなったのりばには、JR九州仕様の駅名標が設置された。
  • 駅名標のイラストは、当駅に設置されている駅スタンプと同様のデザインとなっている。
  • 一方、九州新幹線ホームの駅名標は他駅同様青地白文字である。
  • 新幹線口には地下水都市を象徴する親水施設がある
  • 劇場版「妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!」公開に併せ、当駅を「毛馬本(ケマモト)駅」に扮装させるイベントが行われた(平成26年12月6日~平成27年3月1日まで→平成27年3月29日まで延長)。主人公「ケータ」の祖母の故郷「ケマモト村」にある「ケマモト駅」にちなんでおり、駅員の名札・駅名標・ホーム・改札・みどりの窓口等、構内各所で本作品の妖怪が出現した。また、ケマモト村ご当地キャラクターの「ケマモン」も登場した。


駅舎デザイン[編集]

新幹線・在来線高架工事に伴い整備された鉄筋コンクリート2階建の新幹線口駅舎は、地域の特性と自然をコンセプトに鉄道・運輸機構(JRTT)がデザインしたもので、2007年6月24日に発表された[17]

日本三名城の1つに数えられる熊本城や雄大な自然をイメージしたもので、出入口の門柱は城門、防風壁は長塀を模すなど熊本城の持つ「和」の心をイメージしつつ、ガラス張りの壁を採り入れる事で、ホームから熊本の街並みを眺望できるよう配慮されている[17]

白川口駅舎は4階相当部の大半がいわゆる書き割りとなっており、窓穴はあるがハリボテである。

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
九州新幹線
新玉名駅 - 熊本駅 - 新八代駅
鹿児島本線
快速「スーパーおれんじ」(土休日のみ運転)
熊本駅 - 八代駅
普通
上熊本駅 - 熊本駅 - (川尻信号場) - 川尻駅
三角線(宇土駅までは鹿児島本線)
熊本駅 - (川尻信号場) - 川尻駅
豊肥本線
  • 特急「九州横断特急」停車駅(一部は当駅始発・終着)
普通
熊本駅 - 平成駅
熊本市交通局
A系統(田崎線・幹線)
二本木口電停 (2) - 熊本駅前電停 (3) - 祇園橋電停 (4)

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ a b 『鉄輪の轟き』p.54
  3. ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2002年11月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、 21頁。
  4. ^ 高架化完了2年遅れ18年度末に JR鹿児島線 - 熊本日日新聞2012年8月10日
  5. ^ 熊本市電の熊本駅舎乗り入れ断念 市長表明2015年2月18日 熊本日日新聞
  6. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、 74-81頁。
  7. ^ 『JR時刻表』2015年7月号、交通新聞社2015年、 404頁。
  8. ^ a b KYUSHU RAILWAY COMPANY 2012会社案内”. 九州旅客鉄道. 2013年7月26日閲覧。
  9. ^ 平成23年度決算発表
  10. ^ JR九州交通・営業データ
  11. ^ 旧「NTT病院前」バス停。2013年4月1日にバス停の名称を「森都病院前」に改称した。
  12. ^ 自衛隊前・東町中央・佐土原・北花立・益城インター口・グランメッセ前・テクノリサーチパーク入口・阿蘇くまもと空港に停車、降車可能。
  13. ^ http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=20&Knum=10218&PageType=list
  14. ^ http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=19&Knum=10369&PageType=top1
  15. ^ http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=20&Knum=10306&PageType=list
  16. ^ http://www.k-tower.in/
  17. ^ a b “九州新幹線・熊本、新玉名の駅舎デザインが決まる”. 読売新聞(地域版ニュース熊本) (読売新聞西部本社). (2007年6月24日) 

参考文献[編集]

  • 『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会、九州旅客鉄道、1988年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]