筑後船小屋駅

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筑後船小屋駅*
Chikugo-Funagoya Station 20161231.jpg
新幹線駅舎
(2016年12月31日)
ちくごふなごや
Chikugo-Funagoya
所在地 福岡県筑後市大字津島字東1088-2[1][2]
北緯33度10分40.5秒 東経130度29分32.6秒 / 北緯33.177917度 東経130.492389度 / 33.177917; 130.492389 (九州新幹線 筑後船小屋駅)座標: 北緯33度10分40.5秒 東経130度29分32.6秒 / 北緯33.177917度 東経130.492389度 / 33.177917; 130.492389 (九州新幹線 筑後船小屋駅)(新幹線)
福岡県筑後市大字津島字東1101-4
北緯33度10分41秒 東経130度29分29.5秒 / 北緯33.17806度 東経130.491528度 / 33.17806; 130.491528 (鹿児島本線 筑後船小屋駅)(在来線)
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 コヤ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅(在来線)
ホーム 2面3線(新幹線)[1]
2面2線(在来線)[1]
乗車人員
-統計年度-
771人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1928年昭和3年)7月20日*
乗入路線 2 路線
所属路線 九州新幹線鹿児島ルート
キロ程 51.5km(博多起点)
新大阪から673.8 km
久留米 (15.8 km)
(17.8 km) 新大牟田
所属路線 JB鹿児島本線
駅番号 JB  21 
キロ程 129.7 km(門司港起点)
JB20 羽犬塚 (3.6 km)
(2.5 km) 瀬高 JB22
備考 新幹線:直営駅
在来線:業務委託駅[2]
みどりの窓口[1][3]
* 2011年(平成23年)3月12日に現在地に移転。同時に船小屋駅から改称。
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新幹線改札付近
鹿児島本線側駅舎
在来線ホームと新幹線駅舎

筑後船小屋駅(ちくごふなごやえき)は、福岡県筑後市大字津島字東にある、九州旅客鉄道(JR九州)のである[1]

概要[編集]

筑後広域公園の中にある駅である[4]九州新幹線(鹿児島ルート)と、在来線の鹿児島本線の2路線が乗り入れている。鹿児島本線にはJB21駅番号が設定されている。

新幹線は新大阪駅発着の「さくら」が下り2本・上り2本停車しているが、それ以外は「つばめ」のみが停車するダイヤとなっている。2021年3月13日のダイヤ改正以前は当駅始発・終着の「つばめ」が1日1往復設定されていた[5]。在来線は普通列車の他に快速列車も全て停車する。2021年3月13日のダイヤ改正にて廃止された特急「有明」は通過していた。

当駅はもともと在来線(鹿児島本線)の船小屋駅(筑後市大字津島401番地・地図)として開業したが、2011年平成23年)3月12日の鹿児島ルート全線開業に合わせて従来の場所から約500メートルほど南に移設されたうえで新幹線併設駅(乗り換え駅)となり、同時に現在の駅名に改称された。なお、船小屋駅時代は普通列車のみが停車していた。

駅名の由来[編集]

江戸時代頃より、矢部川の一帯に土木用の船を格納する「小屋」がたくさん堤防に設けられた事が「船小屋」の由来である。旧藩時代の1689年元禄2年)に矢部川の河川工事用の平田舟を格納する小屋が設置され、小屋番の役職の監督下に置かれていたことから土地の住民は「御船小屋」と呼んでいたのが「船小屋」の通称になり地名に転じたと言われている。

開業時の地名は八女郡水田村だったが、温泉の採掘などにより「船小屋」の知名度が高かったため、そのまま駅名に採用された。

新幹線開業時に、従来の「船小屋」の前に、当駅の所在する市名「筑後」を付加し、「筑後船小屋」とされた。筑後は福岡県南部に存在する令制国であり、これに由来して福岡県南部地域一帯は筑後地方と称される。

歴史[編集]

新幹線駅設置までの経緯[編集]

九州新幹線(鹿児島ルート)八代[注 1] - 西鹿児島間は、新幹線規格の構造物を建設するが狭軌(1,067 mm)の線路を敷設することで在来線との直通運転を行う新幹線鉄道規格新線(スーパー特急方式)で着工されていた。1996年(平成8年)12月の「整備新幹線の取扱いについて 政府与党合意」では九州新幹線(鹿児島ルート)の新規着工区間として船小屋 - 新八代間の新幹線鉄道規格新線が示された[9]。平成8年の合意に基づいて、1998年(平成10年)1月に「政府・与党整備新幹線検討委員会における検討結果」が公表され[10]、同年3月に船小屋 - 新八代間約83 kmの暫定整備計画が決定された。この時点では、博多方面から在来線(鹿児島本線)を走行する列車が船小屋駅(当時)の南方約1 kmに新設される南船小屋信号場からスーパー特急方式で建設された九州新幹線に乗り入れ、熊本・西鹿児島方面に至る計画であった[11]。その後、2001年(平成13年)に博多 - 西鹿児島(現 鹿児島中央)間の全区間がフル規格で着工されることが決定したが、この時点で九州新幹線の船小屋駅設置は盛り込まれなかった。2004年(平成16年)6月に国土交通省は九州新幹線の建設主体である鉄道・運輸機構に船小屋駅設置を認可した[12]。これについては、古賀誠の「政治駅」的設置だとして一部週刊誌で取り上げられている[13]

新幹線駅は当初、2面2線構造での計画だったが、JR九州の要望と負担により下り線に待避線追加し2面3線へと変更となり着工した。また、アクセス道路が福岡県と筑後市によって建設され、駅周辺には筑後広域公園が整備されている[14]

2011年(平成23年)3月12日ダイヤ改正では、在来線(鹿児島本線)の全快速列車が停車し、新幹線「つばめ」のうち1往復が当駅を起終点としていた(2021年3月13日のダイヤ改正にて消滅)[15][16]。2021年3月13日のダイヤ改正にて廃止された特急「有明」は停車していなかった。

駅構造[編集]

新幹線駅と在来線駅でそれぞれ駅舎を有する[1]。両線のホームは約50メートル離れており、乗り換えの際には一旦改札口を出る必要がある。

在来線改札口と新幹線改札口は離れており、連絡改札は設けられず、改札外に設けられる広場を通っての乗換えとなる。また、在来線駅舎にはみどりの窓口が設けられていない。このことについて2011年3月号の時刻表の巻頭にある路線図中に、JTB時刻表JTBパブリッシング)では在来線にはみどりの窓口がないことを示す白色の丸と新幹線にみどりの窓口があることを示す緑色の丸が隣り合わせに併記され、JR時刻表交通新聞社)では交点に緑色の丸が1つあるのみだった。同年4月号より、両者とも点に緑色の丸が1つあるのみである。

新幹線駅は高架駅の構造をとった直営駅で、みどりの窓口を有する。ホームは単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有しており、通過線はなく各ホームには可動式安全柵が設けられている。

待避列車と折り返し列車は副本線である13番線を使用する。副本線は下り本線側に設置されているが、駅前後に存在する渡り線を介すことで上下線どちらからでも入線することができ、上下線は逆だが新水俣駅と同じ構造となっている。

在来線駅は地上駅の構造をとり、JR九州サービスサポートへの業務委託駅である[2]。また、SUGOCAの利用が可能である。ホームは相対式ホーム2面2線を有し、互いのホームは跨線橋で連絡している。SUGOCA利用者向けの簡易読み取り機が改札口に設置されている。また改札内にはチャージ機の設置もある。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 JB 鹿児島本線 上り 久留米鳥栖博多方面
2 下り 大牟田玉名熊本方面
11 ■ 九州新幹線 上り 博多・小倉新大阪方面
12・13 下り 熊本・鹿児島中央方面

(出典: 筑後船小屋駅構内図 - JR九州)

かつてあった駅舎内の売店・案内所[編集]

利用状況[編集]

  • 2011年4月~12月の新幹線の1日平均利用者数は700人である[17]
  • 2012年2月の1日平均乗降者数は1,370人である[18]

各年度の1日平均利用人員は以下の通り[19][20][21]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2006年(平成18年) 248

2007年(平成19年) 230
2008年(平成20年) 224
2009年(平成21年) 216
2010年(平成22年) 237
2011年(平成23年)

1,370
2012年(平成24年) 1,546
2013年(平成25年) 1,748
2014年(平成26年) 1,880
2015年(平成27年) 2,042
2016年(平成28年) 1,049
2017年(平成29年) 1,120
2018年(平成30年) 1,170
2019年(令和元年) 1,154
2020年(令和02年) 771

駅周辺[編集]

九州芸文館
HAWKSベースボールパーク筑後

筑後市の南端部にありみやま市との市境に近い。なお、筑後市の中心部は当駅ではなく隣の羽犬塚駅の周辺である。

道路

施設

バス路線[編集]

  • 西鉄バス久留米 - 筑後船小屋駅前バス停
    • 50番・53番:船小屋・羽犬塚駅・免許試験場(53のみ)・高良台・西鉄久留米・JR久留米駅方面

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)
■ 九州新幹線
久留米駅 - 筑後船小屋駅 - 新大牟田駅
JB 鹿児島本線
快速・区間快速・普通
羽犬塚駅 (JB20) - 筑後船小屋駅 (JB21) - 瀬高駅 (JB22)

船小屋駅時代のギャラリー[編集]

移転前は旧国鉄熊本鉄道管理局管内[22] に多数存在するカプセル式の簡易な駅舎だった。移転に際して駅舎が新設された。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 後に新八代に変更

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、21頁。
  2. ^ a b c 福岡支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月23日閲覧。
  3. ^ JR時刻表 2017年2月号 さくいん地図にて
  4. ^ 隣接する九州芸文館や県の広報では「全国初の『公園の中にある駅』」と紹介されることが多いが、1930年開業の芦野公園駅、1935年開業の海ノ中道駅(公園整備は1980-90年代)、2004年開業の荒子川公園駅、2008年開業の舎人公園駅など前例は少なくない。
  5. ^ 当駅到着が23:59のため。
  6. ^ 渡邉修 2009, p. 33989.
  7. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日) 
  8. ^ “九州新幹線2駅のホームが無人に 筑後船小屋と新大牟田”. 西日本新聞. (2017年3月11日). http://qbiz.jp/article/105351/1/ 
  9. ^ 平成8年12月25日 整備新幹線の取扱いについて 政府与党合意”. 国土交通省. 2004年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月1日閲覧。
  10. ^ 平成10年1月21日 政府・与党整備新幹線検討委員会における検討結果”. 国土交通省. 2004年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月1日閲覧。
  11. ^ 片山正 2000, p. 27032.
  12. ^ “九州新幹線博多・新八代間の工事実施計画の変更認可について” (プレスリリース), 国土交通省, (2004年6月24日), http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/08/080624_.html 2014年12月26日閲覧。 
  13. ^ 週刊新潮2007年11月9日号など
  14. ^ (主)八女瀬高線,(一)船小屋停車場水田線:九州新幹線筑後船小屋駅アクセス道路(福岡県公式サイト)[リンク切れ]、および 筑後船小屋駅の概要(筑後市公式サイト)[リンク切れ]
  15. ^ 平成23年春ダイヤ改正
  16. ^ 2021年3月ダイヤの見直し - 九州旅客鉄道、2020年12月18日
  17. ^ 九州新幹線鹿児島ルート全線開業後一年を経過して~人流の変化と新幹線駅からの二次交通~”. 国土交通省 九州運輸局. 2013年1月10日閲覧。
  18. ^ 筑後市都市再生整備計画 事後評価シート フォローアップ報告書”. 筑後市. 2013年1月10日閲覧。
  19. ^ 筑後市市勢要覧 資料編(交通)JR九州各駅の乗車人員”. 筑後市. 2019年3月5日閲覧。
  20. ^ 駅別乗車人員(2020年度)
  21. ^ 統計ちくご - 9 市民生活 (PDF)”. 筑後市. 2019年3月5日閲覧。
  22. ^ 国鉄時代は荒木駅以南が熊本局管内だった。

参考文献[編集]

  • 片山正「整備新幹線建設計画と現状」『JREA』第43巻第7号、日本鉄道技術協会、2000年7月、 27029-27032頁、 ISSN 04472322
  • 渡邉修「整備新幹線の建設概要」『JREA』第52巻第1号、日本鉄道技術協会、2009年1月、 33895-33898頁、 ISSN 04472322

関連項目[編集]

外部リンク[編集]