豊後竹田駅

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豊後竹田駅
駅舎。後ろは落門の滝。(平成17年3月)
駅舎。後ろは落門の滝。(平成17年3月)
ぶんごたけた* - Bungo-Taketa
玉来 (3.1km)
(5.9km) 朝地
所在地 大分県竹田市大字会々[1]
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 豊肥本線
キロ程 88.0km(熊本起点)
電報略号 ケタ
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
399人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1924年大正13年)10月15日[2]
備考 直営駅
みどりの窓口[1]
* 昭和44年までは「ぶんごたけ」で呼称[3]
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豊後竹田駅
配線図

玉来駅

1 2


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朝地駅

ホームの様子(2011年5月)
駅構内の様子(2007年8月)

豊後竹田駅(ぶんごたけたえき)は、大分県竹田市大字会々にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線である[1]

竹田市の代表駅で全列車が停車し、竹田市の表玄関にもなっている[1]。普通列車は昼の大分宮地行きを除き当駅で運行系統が分断され、大分方面と熊本方面への列車は当駅で乗り換えとなる。大分方面の列車は比較的多いが、熊本方面の列車は1日に下り7本・上り6本のみの運転である。また、夜間には当駅で滞泊する列車の設定がある。

歴史[編集]

1928年以前の駅の様子

開業当初から豊後竹田駅の名前であったが読みは「ぶんごたけえき」と濁音だった。これは竹田の地名の読みとは異なるものであったために1969年10月1日に現在の「ぶんごたけえき」に改められた[3]。かつては駅弁が販売されていた時期もあった。

荒城の月[編集]

1951年(昭和26年)、当時の竹田町民から寄贈されたレコードを使って、改札を担当する駅員が列車の発着時に瀧廉太郎作曲の歌曲「荒城の月」を流しており[5]、現在の発車メロディ接近メロディにあたるものとなっていた。当時は同じ瀧作曲の「菊」も流していた[5]

そのため、川端康成が1953年(昭和28年)に発表した「波千鳥」中に当駅で「荒城の月」の唱歌が流れることが登場している[4]

また、長年にわたり駅で流れてきたことから、地元の市民の間では竹田に帰ってきたことを感じさせる曲にもなっている[4]

当初は山田耕筰が編曲したものが流されていたが、1987年(昭和62年)秋に当駅で曲を聞いた小沢昭一が竹田市長に「廉太郎ゆかりの地には原曲がふさわしい」と要請[7]。これを受けた市は1988年(昭和63年)瀧廉太郎の原曲で、竹田市少年少女合唱団が歌ったものを作成、それを駅に依頼して流している[4][7]

自動放送導入後は、音声合成の接近放送鳴動後に引き続き、流れる。

駅構造[編集]

築堤上に島式ホーム1面2線を有する地上駅である[1]。ホームは10両編成分あるが(未使用部分も含む)、臨時列車回送列車以外では使用されることは無い。ホームの脇には夜間滞泊に使用される、車両留置用の側線が並んでいる[1]。駅舎とは地下通路で連絡している[1]

駅舎は、瀧廉太郎作曲の歌曲「荒城の月」で有名な岡城にちなみ武家屋敷風にしたものとなっている[6]直営駅みどりの窓口がある[1]。駅舎内部には待合所のほか、竹田観光案内所があり自動券売機が設置されている。ただし、自動改札機は設置されていない。

また、駅舎内のショーケースには瀧廉太郎が作曲した歌曲集『四季』の中から「」の楽譜が展示されている。

駅の横に駐車場と、乗務員宿泊所と通信機器室が併設されており、駅の奥には「竹田保線区」と呼ばれる保線基地がある。また、入れ換えのため構内の熊本方にはY字形の引き上げ線が設置されている。その他、駅裏に「落門の滝」という滝がありプラットホームからも望見される[1]

のりば[編集]

1・2 豊肥本線 (上り) 宮地熊本方面
(下り) 三重町大分方面

利用状況[編集]

  • 2012年度の1日平均乗車人員は399人(前年度比-1人)である。
  • 利用客は大分方面に通う高校生や専門学校生が多い。県立竹田高等学校の生徒も多く利用する。
乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 528
2001 559
2002 540
2003 533
2004 495
2005 492
2006 467
2007 442
2008 415
2009 391
2010 411
2011 400
2012 399

駅周辺[編集]

駅前には竹田市の中心市街地が広がっており、駅前の道路が国道502号で横切っている。

公共施設[編集]

  • 竹田市役所
  • 竹田市社会福祉センター
  • 竹田直入教育会館
  • 竹田市役所下木分庁舎
  • 竹田駅前郵便局
  • 竹田郵便局
  • 竹田警察署竹田駅前交番
  • 竹田消防署

教育[編集]

医療機関[編集]

  • 加藤病院
  • 老人保健施設 岡の苑

道路[編集]

その他[編集]

バス路線[編集]

駅前に豊後竹田駅前バス停があり、大分バス(大野竹田バス)の路線バスが発着している。また、竹田温泉 花水月(駅前から川沿いを西に200m)には竹田温泉 花水月バス停がある。

大分バス(大野竹田バス)
  • 豊後竹田駅前
    • 玉来・竹田~久住~直入支所線
      • 竹田交通/久住・長湯温泉経由 直入支所行  (平日は概ね1時間毎に運行されるが、土休のデータイムは2時間毎となる)
    • 竹田~高伏・雉が平~直入支所線
      • 竹田交通/雉が平・高伏・長湯温泉経由 直入支所行  (1日数便ずつのみ)
    • 竹田~郷野~直入支所線
      • 竹田交通/浅地・里野・長湯温泉経由 直入支所行  (平日3往復のみ)
    • 玉来・竹田~久住~梅の木線
      • 梅の木行/竹田交通経由玉来行  (平日・土曜2往復のみ)
竹田市コミュニティバス
  • 竹田駅
    • 竹田交通~雉が平線
      • 雉が平行/竹田交通行  (月・金に2往復運行)
    • 玉来・竹田~高伏~直入支所線
      • 高伏・長湯経由 直入支所行  (平日4便・土曜3便・休日2便の運行)
      • 竹田交通・玉来行  (平日土曜3便・休日2便の運行)
九州産交バス

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
豊肥本線
普通
玉来駅 - 豊後竹田駅 - 朝地駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 屋根を反らせ、正面に千鳥破風のような三角屋根を付けるとともに、壁を白く塗った[6]
  2. ^ 開業以来の上屋が老朽化していたため。景観に配慮して、63mにわたって木造で新築した。また、待合室をホーム端から中央に移すなどした。総事業費5000万円[8]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、25頁。
  2. ^ a b 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』27号・豊肥本線/久大本線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
  3. ^ a b c “「ぶんごたけた」に変わる 豊後竹田駅の呼称”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 4. (1969年10月2日(夕刊)) 
  4. ^ a b c d e 竹越萌子(2014年4月15日). “ひとえきがたり 豊後竹田駅 大分県、JR豊肥線 「荒城の月」に迎えられ故郷実感”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  5. ^ a b c “好評の「荒城の月」豊後竹田駅 放送を始めて十二年”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 8. (1963年4月26日(朝刊)) 
  6. ^ a b c “歓迎ム−ドに人の波… JR九州 各地で祝賀行事 武家屋敷風の駅舎に 豊後竹田駅”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 9. (1987年4月2日(朝刊)) 
  7. ^ a b c ““原曲”を流します お客送迎の「荒城の月」/JR豊後竹田駅”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 11. (1988年7月21日(朝刊)) 
  8. ^ “城下町の風格漂う玄関 豊後竹田駅で改装記念式典”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 16. (2012年3月15日(朝刊)) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]