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駅自動放送

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駅自動放送(えきじどうほうそう)とは、鉄道駅における自動アナウンスのことである[1][2]

概要

駅でのアナウンス業務を自動音声化したものである。以前より用いられてきたシステム[注釈 1]は駅ごとに管理され、駅員が運行状況を収集して操作し送出するスタンドアローンタイプで[1]、小規模鉄道事業者では現在でも引き続き用いられている[4]が、近年では主な鉄道事業者が列車運行管理システムを導入し、列車ダイヤに応じてアナウンスする内容をシステム側で制御して自動送出させることで、複数の駅の自動放送を一括管理する仕組みとなっている[2]

東日本旅客鉄道(JR東日本)の東京圏輸送管理システム (ATOS) の場合、音節+助詞ごと(「今度の」「電車は」「発」など)に音源が細切れになって管理されており、その音源は4千種類にも上る[1]。これを同一の人物が吹き込んで音源を作成し、組み合わせて送出される[1]。臨時列車の運行などのたびに音源の作成が必要になり、年2-3回は収録が行われるという[1]。ほとんどの駅で上りと下りで男声・女声が使い分けられる[1]。加齢により担当者の声質が変化したときなどに担当者の交代が行われ、全ての音源が差し替えられる[1]

なお、日本では当たり前のように駅構内で告知放送が行われているが、そもそもヨーロッパの鉄道では駅構内や車内で不必要に長々と案内放送をする習慣はなかった。しかし、各国で施行されたバリアフリー法の影響もあってか、自動アナウンスの種類が増加傾向にあるという[5]。それでも、英語圏でのアナウンスは必要最低限の表現を用いている(例えば「電車とホームの間が、一部広く空いているところがございます。お降りの際は、足元に十分ご注意ください」という表現を「Mind the Gap, Please」で済ませるなど)との指摘もある[5]

関連項目

脚注

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注釈

  1. ^ JR東日本によると、駅自動放送が最初に使われ始めた時期について正確な記録は残っていないという[1]。なお、日本国有鉄道日立製作所と共同開発した東海道・山陽新幹線向け列車運行管理システム「新幹線運行管理システム」(COMTRAC) を東北上越新幹線に導入を計画する1981年の時点で、COMTRACに駅自動放送を含めた旅客情報制御装置 (PIC) 機能が備わっていることが日立評論に掲載された論文により明らかになっている[3]

出典 

  1. ^ a b c d e f g h “JRの自動音声「中の人」交代 駅名など新たに録音”. 朝日新聞. (2015年4月27日). https://www.asahi.com/articles/ASH3Z5226H3ZUTIL02R.html 2019年4月29日閲覧。 
  2. ^ a b 建設プロジェクトを支える新技術 東京圏輸送管理システム(ATOS)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月29日閲覧。
  3. ^ 榎本竜幸、柳沢啓二、池田宏、久保裕、緒方健二、服部暁彦「東北・上越新幹線運転管理システム(コムトラック)」『日立評論』第63巻第11号、日立製作所、1981年11月、 27-32頁。
  4. ^ 小型自動放送装置”. 永楽電気. 2019年4月29日閲覧。
  5. ^ a b 橋爪智之 (2016年9月21日). “日本の鉄道「英語アナウンス」は回りくどい? 英国のようにもっとシンプルで問題なし!”. 東洋経済オンライン. 2019年4月29日閲覧。