ユニボール・ロダムコ(フランス語: Unibail-Rodamco SE)は、本社をパリに置く仏蘭にある商業用不動産に投資を集中している企業であり、商業用不動産への投資ではヨーロッパ最大である[2]。ユニボール・ロダムコが主に投資している商業用不動産は、ショッピングセンター、コンベンションセンター、オフィスビルの3種類に分けられ、総資産は約249億ユーロになる[3]。2007年6月、フランスに本社を置くユニボール(Unibail)とオランダに本社を置くロダムコ・ヨーロッパ(Rodamco Europe)が合併し成立した。株式はユーロネクスト・パリとユーロネクスト・アムステルダムで取引が行われている。
旧・ユニボール[編集]
ユニボールはWorms & Cieによって1968年に、ファイナンスリース部門として設立し、その4年後には、Bourse de Parisに上場した。1991年に、不動産への投資に特化することを決め、ファイナンスリースを縮小していった。ユニボールは、Forum des HallesやCNITのアーケードといったフランスにある30のショッピングセンターや、Tour Arianeを含むラ・デファンスにあるオフィスビル、Paris Expoグループがパリの中心や周辺に保有するコンベンションセンターといった不動産ポートフォリオを形成していった[4][5]。
旧・ロダムコ・ヨーロッパ[編集]
ロダムコ・ヨーロッパは、1979年にオランダの資産運用会社であるRobecoが不動産投資ファンドとして作ったロダムコ(Rodamco)が源流となっている。Robecoが1999年に世界各地にある上場企業を複数の上場企業に分割した時に、ロダムコ・ヨーロッパが設立された。ロダムコ・ヨーロッパはフランスやオランダにあるライバル企業を買収していく過程で、ヨーロッパ14カ国にショッピングセンターや不動産を保有することになった[6]。
合併以降[編集]
2007年4月10日、ロダムコ・ヨーロッパはユニボールと対等合併し、ヨーロッパ最大の上場不動産会社を設立することを発表した[7][8]。ユニボールがロダムコ・ヨーロッパの株式の8割を買い付けたことを発表した後に、2007年6月21日、両社の合併が正式に承認され[9]、6月25日、合併後の会社名はユニボール・ロダムコとなった[10]。2017年12月、オーストラリアとニュージーランドを対象とするディベロッパーのWestfield Corporation(ウェストフィールド・グループの関連企業)買収を発表した[11]。
外部リンク[編集]
AEX 25 構成銘柄(2018年3月19日入替時点) |
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緑字は2018年3月19日入替銘柄 |
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ユーロ・ストックス 50 構成銘柄(2018年9月24日入替時点) |
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ストックス 600 構成銘柄(2018年12月24日入替時点、上位225銘柄) |
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