コンテンツにスキップ

徳島文理大学短期大学部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
徳島文理大学短期大学部
徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部
大学設置 1961年
創立 1895年
学校種別 私立
設置者 学校法人村崎学園
本部所在地 徳島県徳島市山城町西浜傍示180
北緯34度3分9.84秒 東経134度33分30.22秒 / 北緯34.0527333度 東経134.5583944度 / 34.0527333; 134.5583944座標: 北緯34度3分9.84秒 東経134度33分30.22秒 / 北緯34.0527333度 東経134.5583944度 / 34.0527333; 134.5583944
キャンパス 徳島キャンパス
学部 生活科学科
保育科
言語コミュニケーション学科
音楽科
商科[注 1]
ウェブサイト http://wwwt.bunri-u.ac.jp/tandai/index.html
テンプレートを表示

徳島文理大学短期大学部(とくしまぶんりだいがくたんきだいがくぶ、英語: Tokushima Bunri University Junior College)は、徳島県徳島市山城町に本部を置く私立短期大学。1895年創立、1961年大学設置。

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部は、当初村崎さいにより「女性の自立」を建学の精神として設置した。

教育および研究[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部における教育
    • 生活科学科
      • 生活科学専攻:「生活科学論」・「衣生活論」・「食生活論」・「住生活論」・「色彩学」・「カラーコーディネート検定対策講座」・「生活デザイン論」・「インテリアデザイン」・「木工デザイン」・「ファッションビジネス論」・「ファッションデザイン論」・「服飾史」・「デッサン」・「絵画」・「陶芸」など衣食住に関する科目のほか芸術系科目も含まれている。製菓に関する専門科目が履修できるパティシエコースもある。
      • 食物専攻:「栄養学総論」・「臨床栄養学」・「調理学実習」・「栄養指導実習」・「給食運営管理実習」など専門職として必要な科目を学ぶ。
    • 言語コミュニケーション学科:「英語・英会話」、「日本語・日本文化」、「プレゼンテーション」、「観光」の各フィールドからなり、「言語とコミュニケーション」・「文学入門」のベーシック科目と組み合わせて各フィールドから学生自らが科目を選択するシステムとなっている。
    • 保育科:「子どもの食と栄養」・「乳児保育」・「保育内容」などの理論科目ほか、附属幼稚園での「教育実習」や近隣の幼稚園・保育園の園児を招いてミュージカルブラックシアターなどを催す「児童文化」もある。2007年度より「道徳教育」や各教科教育法など小学校教員を目指す人のためのカリキュラムも用意されていた。
    • 音楽科:「音楽理論」・「ソルフェージュ 」・「音楽実技」・「合唱」・「合奏」・「音楽心理学」・「音楽療法実習」などの専門科目ほか、「医療事務概論」・「薬理概論」・「看護学」など生活科学科生活科学専攻の科目も履修できる。
    • 商科:「経済学」・「経営学」・「簿記論」・「会計学」・「ビジネス英語」・「工業簿記」・「事務管理」・「コンピューター概論」・「情報処理」・「秘書学概論」・「秘書実務」などの科目がある。「医療秘書概論」・「薬理概論」など生活科学科健康・福祉フィールドにある科目も履修できる。

学風および特色[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部は短期大学部でありながら、現在5学科(過去には6学科を擁していた)と組織的にはかなりの規模を擁しており、四国地方では屈指の総合短大となっている。
  • 設置されている学科は、大学の学部にあるものと類似しているところに特色がある。そのため短大卒業後、類似学部・学科への編入学が目立っている。
  • 全学科とも短期大学基準協会より地域総合科学科として適格認定を受けている(但し、食物専攻を除く)。
  • 実践的教育が重視されている。
  • チューター制が導入されている。

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 徳島キャンパス(徳島県徳島市山城町)
  • 旧・香川キャンパス(香川県さぬき市志度)

象徴[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部のカレッジマークは大学と同じものを使用している[93]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 生活科学科
    • 生活科学専攻 入学定員40名[1]
      • ブライダル・ファッションコース
      • デザイン・アートワークコース
      • パティシエコース
    • 食物専攻 入学定員40名[1]
  • 保育科 入学定員70名[1]
  • 言語コミュニケーション学科 入学定員20名[1]
    • 英語コミュニケーションコース
    • 観光ビジネスコース
  • 音楽科 入学定員20名[1]
    • 音楽療法コース
    • 演奏コース
    • ニューサウンドコース
    • 総合音楽コース
  • 商科 入学定員40名[1]
    • ビジネス実務コース
    • 医療事務コース
学科の変遷[編集]
  • 家政科→生活科学科
    • 家政専攻→生活科学専攻
    • 食物専攻
  • 保育科
  • 文科→言語コミュニケーション学科
    • 国文専攻→日本文学専攻 入学定員100名[注釈 4]
    • 英文専攻→英語文化専攻 入学定員100名[注釈 4]
  • 音楽科
  • 商科
  • 経営情報科→地域ビジネス情報科 入学定員140名[注 40]
取得資格及び変遷[編集]
  • 中学校教諭二種免許状
    • 家庭:生活科学科生活科学専攻にて取得できた。
    • 保健:生活科学科生活科学専攻(福祉養保コース)にて取得できた。
    • 国語:言語コミュニケーション学科日本語・日本文化フィールド[注 41]にて取得できた。
    • 英語:言語コミュニケーション学科英語コミュニケーションコース・観光ビジネスコースで取得できる。[注 42]
    • 音楽:音楽科
    • 職業:かつて商科に設置されていた教科目。
  • 幼稚園教諭二種免許状
    • 保育科
    • 音楽科
  • 小学校教諭二種免許状:保育科にて取得できた[86]
  • 保育士資格:保育科
  • 司書資格:言語コミュニケーション学科
  • 司書教諭:言語コミュニケーション学科
  • 栄養士免許・栄養教諭二種免許状:生活科学科食物専攻
  • なお、生活科学科のパティシエコースでは、製菓に関する専門科目を履修できるが、製菓衛生師の受験資格が得られるわけではないので注意が必要である。

附属機関[編集]

  • 村崎凡人記念図書館

研究[編集]

  • 『徳島女子短期大学研究報告』[98]
  • 『コンパクトシティ教育拠点構想における実践英語能力ステップアッププログラム 平成19年度文部科学省社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム委託業務成果報告書』[99]

教育[編集]

  • 社会人の学び直し対応推進プログラム
    • 「高度なコミュニケーション能力の習得を希望する現役英語教員・教員志望者または一般社会人を対象とする同時通訳訓練法を利用した集中プログラム」
    • 「英語運用能力の向上とTOEICでの高得点取得をめざす現役英語教員・教員志望者または一般社会人を対象としたプログラム」
    • 「英文法を基礎から学び直すための、ポッドキャスティングを効果的に利用したEラーニング教材の開発と提供」

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部のクラブ活動は、基本的に大学と合同となっている。

学園祭[編集]

  • 徳島文理大学短期大学部の学園祭は「山城祭」として、大学と合同で例年10月に行われている。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

徳島キャンパス[編集]

  • 使用学科:生活科学科・保育科・言語コミュニケーション学科・音楽科・商科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:村崎凡人記念図書館ほか
  • 交通アクセス:JR高徳線及び牟岐線徳島駅下車。

旧・香川キャンパス[編集]

  • 使用学科:経営情報科
  • 使用専攻科:なし

対外関係[編集]

系列校[編集]

社会との関わり[編集]

  • 「同時通訳8日間集中講座」や、地場産業である木工技術を活用したものづくりデザイン講座「わたしの椅子づくり」が行われている。
  • 1988年に右記の公開講座が実施された[100]

卒業後の進路について[編集]

編入学・進学実績[編集]

  • 全学科含めて、徳島文理大学への編入学が多い。

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx by bz ca cb cc cd ce cf cg ch ci cj ck cl cm cn co cp cq cr cs のみ
  2. ^ a b c 出典[16]
  3. ^ a b c うち男1
  4. ^ a b 最終募集となった1998年における体制[94][95]

補足[編集]

  1. ^ ほか学科も参照のこと。
  2. ^ ピーク時は2学科4専攻含む6学科
  3. ^ さぬき市
  4. ^ 現在の文部科学省
  5. ^ 出典[11]昨年度の資料[12]及び本年度のそれ[13]も其々参照のこと。
  6. ^ 出典[21]昨年度の資料[19]及び本年度のそれ[22]も其々参照のこと。
  7. ^ 出典[26]昨年度の資料[27]及び本年度のそれ[28]も其々参照のこと。
  8. ^ 出典[29]昨年度の資料[28]及び本年度のそれ[30]も其々参照のこと。
  9. ^ 出典[32]昨年度の資料[30]及び本年度のそれ[33]も其々参照のこと。
  10. ^ 右記資料がその記載の初見となっている[35]
  11. ^ 出典[37][38]
  12. ^ 出典[37][38]昨年度の資料[40]及び本年度のそれ[39]も其々参照のこと。
  13. ^ 出典[44]昨年度の資料[45]及び本年度のそれ[46]も其々参照のこと。
  14. ^ 出典[48]昨年度の資料[46]及び本年度のそれ[49]も其々参照のこと。
  15. ^ 出典出典[51][52]昨年度の資料[49]及び本年度のそれ[53]も其々参照のこと。
  16. ^ 出典[55]昨年度の資料[53]及び本年度のそれ[56]も其々参照のこと。
  17. ^ 出典[57]。うち1回生 1,847[58]
  18. ^ 出典[60]昨年度の資料[61]及び本年度のそれ[62]も其々参照のこと。
  19. ^ うち40
  20. ^ うち男14
  21. ^ うち男32
  22. ^ うち男48
  23. ^ うち男59
  24. ^ 平成11年度より学生募集停止[68]
  25. ^ うち男66
  26. ^ うち男31
  27. ^ うち男41
  28. ^ うち男80
  29. ^ うち男83
  30. ^ 出典[68][70]
  31. ^ うち男43
  32. ^ うち男29
  33. ^ うち男9
  34. ^ うち男12
  35. ^ うち男52
  36. ^ うち男50
  37. ^ 出典[72][73][74]昨年度の資料[75]及び本年度のそれ[76]も其々参照のこと
  38. ^ 出典[80][81]
  39. ^ 平成17年度より学生募集停止[82]
  40. ^ 最終募集となった2004年における体制[96]
  41. ^ 旧・文科国文専攻[97]
  42. ^ 旧英語・英会話文化フィールドさらに遡ること旧・英文専攻も含む[97]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 文部科学省高等教育局大学振興課'2022.
  2. ^ 事業年報 昭和35年度より。
  3. ^ 学校法人一覧 昭和36年度より。
  4. ^ 日本大学大鑑 1977年版より。
  5. ^ 短期大学一覧 昭和36年度 (短期大学資料 ; 第27号)より。
  6. ^ 文部省'61, p. 29.
  7. ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
  8. ^ 文部省'63, p. 35.
  9. ^ 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
  10. ^ 文部省'64, p. 35.
  11. ^ 短期大学一覧 昭和40年度 (短期大学資料)より。
  12. ^ 短期大学教育 (18)より。
  13. ^ 短期大学教育 (19)より。
  14. ^ 文部省'65, p. 38.
  15. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  16. ^ 短期大学教育 (20)より。
  17. ^ 文部省'66, p. 41.
  18. ^ 短期大学一覧 昭和45年度 (短期大学資料)より。
  19. ^ a b 短期大学教育 (28)より。
  20. ^ 文部省'70, p. 46.
  21. ^ 短期大学一覧 昭和46年度 (短期大学資料)より。
  22. ^ 短期大学教育 (29)より。
  23. ^ 文部省'71, p. 46.
  24. ^ 短期大学一覧 昭和48年度 (短期大学資料)より。
  25. ^ 文部省'73, p. 49.
  26. ^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
  27. ^ 短期大学教育 (31)より。
  28. ^ a b 短期大学教育 (32)より。
  29. ^ 短期大学一覧 昭和50年度 (短期大学資料)より。
  30. ^ a b 短期大学教育 (33)より。
  31. ^ 文部省'75, p. 54.
  32. ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
  33. ^ 短期大学教育 (34)より。
  34. ^ 文部省'76, p. 53.
  35. ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
  36. ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
  37. ^ a b 文教協会'1987, p. 145.
  38. ^ a b 大学資料 (101)より。
  39. ^ a b 短期大学教育 (44)より。
  40. ^ 短期大学教育 (43)より。
  41. ^ 文部省'87, p. 71-72.
  42. ^ 文教協会'1988.
  43. ^ 文部省'88, p. 75.
  44. ^ 文教協会'1989.
  45. ^ 短期大学教育 (45)より。
  46. ^ a b 短期大学教育 (46)より。
  47. ^ 文部省'89, p. 77.
  48. ^ 文教協会'1990.
  49. ^ a b 短期大学教育 (47)より。
  50. ^ 文部省'90, p. 78.
  51. ^ 文教協会'1991.
  52. ^ 文部省高等教育局'1991.
  53. ^ a b 短期大学教育 (48)より。
  54. ^ 文部省'91, p. 81.
  55. ^ 文教協会'1992.
  56. ^ 短期大学教育 (49)より。
  57. ^ 文部省'92, p. 83.
  58. ^ 旺文社'1992.9, p. 420.
  59. ^ 文部省'93, p. 85.
  60. ^ 文教協会'1994.
  61. ^ 短期大学教育 (50)より。
  62. ^ 短期大学教育 (51)より。
  63. ^ 文部省'94, p. 86.
  64. ^ 文教協会'1996.
  65. ^ a b 文教協会'1997.
  66. ^ 文部省'96, p. 89.
  67. ^ 文部省'97, p. 91.
  68. ^ a b 文教協会'1999.
  69. ^ 文部省'98, p. 79.
  70. ^ 大学資料 (142)より。
  71. ^ 文部省'99, p. 83.
  72. ^ 文教協会'2000.
  73. ^ 大学資料 (146)より。
  74. ^ 旺文社'2000.05, p. 389.
  75. ^ 梧桐書院'1999.4.
  76. ^ 梧桐書院'2000.4.
  77. ^ 文教協会'2001.
  78. ^ 文教協会'2002.
  79. ^ 文教協会'2003.
  80. ^ 晶文社'04, p. 13.
  81. ^ 晶文社'04, p. 414.
  82. ^ a b 文教協会'2005.
  83. ^ 文教協会'2006.
  84. ^ 文教協会'2007.
  85. ^ 文教協会'2008.
  86. ^ a b 徳島文理大学短期大学部'2008.
  87. ^ 文教協会'2009.
  88. ^ 文教協会'2010.
  89. ^ 文教協会'2012.
  90. ^ 大学入試センター'2013, p. 27.
  91. ^ 大学入試センター'2014, p. 29.
  92. ^ 大学入試センター'2015, p. 29.
  93. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 358.
  94. ^ 文教協会'1998.
  95. ^ 梧桐書院'1998.3, p. 526.
  96. ^ 文教協会'2004.
  97. ^ a b 徳島文理大学'1991.
  98. ^ 徳島女子短期大学研究報告より。
  99. ^ コンパクトシティ教育拠点構想における実践英語能力ステップアッププログラム 平成19年度文部科学省社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム委託業務成果報告書より。
  100. ^ 大学資料 (107/108)より。

参考文献[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

全国短期大学一覧[編集]

日本の私立短期大学[編集]

短期大学案内(梧桐書院)[編集]

短期大学受験案内(晶文社)[編集]

蛍雪時代[編集]

大学入試センター[編集]

短期大学入学案内冊子[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]