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[[2011年]][[4月9日]]にスペシャルドラマとして、「先生編」の30年後を舞台としたリメイク作品が放送された。主演は[[佐藤隆太]]と[[松下奈緒]]。また、スペシャルドラマの放送を前に[[関東ローカル]]で先生編の[[再放送]]が行われた。
[[2011年]][[4月9日]]にスペシャルドラマとして、「先生編」の30年後を舞台としたリメイク作品が放送された。主演は[[佐藤隆太]]と[[松下奈緒]]。また、スペシャルドラマの放送を前に[[関東ローカル]]で先生編の[[再放送]]が行われた。


== 先生編(1978年 - 1979年) ==
== 先生編 ==
===第1シリーズ(1978年 - 1979年)===
=== キャスト ===
==== 放送日程 ====
{| class="wikitable" style="text-align:center"
==== 若葉台小学校 ====
|-
;北野広大:[[水谷豊]]
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出
:北海道・小樽出身の新任教師。しばらくアルバイトをしていたが、結婚退職した教師の後任に決まり、校長の順三郎宅に居候の身になる。3年4組の担任。本人によれば「あまり良くない大学を、あまり良くない成績で卒業」し、教師となる。何事も体当たりでぶつかる。その型破りな教育方法で生徒たちに慕われているが、安達や一部の保護者たちと意見がぶつかってしまうことも多い。映画館で泣きながら電話をしている桃子を心配して追いかけるが、痴漢と間違えられてしまい、それ以来桃子とはお互いに意識し合うようになる。
|-
;小糸桃子:[[志穂美悦子]]
|第1話||style="text-align:right"|1978年10月{{0}}6日||オレが先生と呼ばれる日||rowspan="5"|布施博一||rowspan="2"|田中知己
:校長宅に下宿する教師。3年3組の担任。マドンナ的存在。学年[[ソフトボール]]大会では受け持ちクラスを全勝優勝へ導く。またダンスもうまい。父親は順三郎の教え子だったが、いまだに順三郎に甘えて借金を頼んでくる父に嫌気がさしていた。映画館で泣きながら父親と電話をしているところを広大に目撃され、追いかけてきた広大を痴漢と間違えて通報してしまう。
|-
;花井恵子:[[音無美紀子]]
|第2話||style="text-align:right"|10月13日||熱中先生最初の失敗
:校長宅に下宿する教師。5年2組の担任。雑学が豊富で、よくクイズ番組に出場している。
|-
;前田きく:[[執行佐智子]]
|第3話||style="text-align:right"|10月20日||UFOと謎の男の正体||吉野洋
:3年1組の担任で、3年生の学年主任。
|-
;小嶋田徳次:[[小倉一郎]]
|第4話||style="text-align:right"|10月27日||ああ! 聖職者のケガ||矢野義幸
:広大たちの同僚で、3年2組の担任。広大とは対照的に、生徒たちとは少し距離を置いて接している。小心者で体育授業は不得手。白衣を着ていることが多い。桃子に好意を寄せている。
|-
;安達勝也:[[小松方正]]
|第5話||style="text-align:right"|11月{{0}}3日||ぼくの先生はフィーバー||rowspan="2"|田中知己
:おおらかな校長と対照的に、口うるさい教頭。典型的なことなかれ主義者。広大が着任するまでは、代理で3年4組を受け持っていた。<br>スペシャル第1作にも登場しており、順三郎の後を受けて若葉台小学校の校長に昇進した設定になっている。
|-
;天城順三郎:[[船越英二]]
|第6話||style="text-align:right"|11月10日||熱中先生子連れ旅||松原敏晴
:蝶ネクタイがトレードマークの校長。自宅に教師を多数下宿させており、優しく信頼篤い好人物。趣味は犬語の研究。
|-
:悪ガキに対しては「言うことを聞けない子は赤ちゃんです」と、彼らを赤ん坊のようにあやして懲らしめる。
|第7話||style="text-align:right"|11月17日||熱中先生二ヵ月目のピンチ||布施博一||矢野義幸
:最終回近くで山梨県へ赴任することになった。
|-

|第8話||style="text-align:right"|11月24日||危険な関係プレイバック||布施博一<BR>桃井章||吉野洋
==== 他の学校関係者 ====
|-
;魚津早苗:[[島村佳江]]
|第9話||style="text-align:right"|12月{{0}}1日||二つの恋のメロディー||松原敏晴<BR>布施博一||田中知己
:校長宅に下宿する教師。大森の小学校に勤務。小宮のことを悪く思ってはいないが、同じ学校の音楽教師と婚約していた。
|-
:風邪をひいた早苗が「鰈が食べたい」と言ったのを広大が「カレー」と聞き間違え、早苗を好きな小宮の代わりに作る。それを見た桃子が誤解をしてやきもちを焼くというエピソードがある。
|第10話||style="text-align:right"|12月{{0}}8日||やって来たガキ大将||布勢博一<br />大和屋竺||梅谷茂
;八代徹:[[山口崇]]
|-
:綾子の弟。中学校教師で、担当教科は理科で趣味は天体観察。下宿では和装で過ごす。酒好きで飄々とした性格。綾子に甘えており、朝は自分で起きず、家事を手伝うこともしない。離婚歴があり、作中で前妻や彼女の引き取った息子と再会している。最終回近くで花井恵子と再婚することになった。
|第11話||style="text-align:right"|12月15日||涙の父母参観日||布施博一||田中知己

|-
==== 北野家 ====
|第12話||style="text-align:right"|12月22日||熱中先生と少年探偵団||桃井章||矢野義幸
;北野青空:[[池上季実子]]
|-
:広大の実妹。広大を頼って、[[俳優|女優]]を目指して小樽から上京する。『蜘蛛の巣』が主宰する劇団に入団。第2作では劇団が[[フランス]]で興行を行うことになり、渡仏するが、劇団がフランスで空中分解し解散してしまい、そのまま[[パリ]]でアルバイトをしながら滞在しているため、登場しない。<br>スペシャル第1作では帰国して結婚コンサルタントに転職。その後も仕事で海外を飛び回っており、天城邸にも気軽に出入りしている。
|第13話||style="text-align:right"|12月29日||故郷に帰った熱中先生||rowspan="5"|布施博一||梅谷茂
;北野大河:[[犬塚弘]]
|-
:広大の実兄、北海道で牧場を営んでいる。
|第14話||style="text-align:right"|1979年{{0}}1月{{0}}5日||消えたお年玉の謎||吉野洋

|-
==== 天城家 ====
|第15話||style="text-align:right"|1月12日||熱中先生と不思議な少女||田中知己
;天城育民:[[太川陽介]]
|-
:順三郎と綾子の一人っ子で高校生。やや不良っぽい現代っ子だが広大とはウマが合う。第2シリーズでは一浪の後東京農業大学に合格する。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は既婚で恐妻家であり、夫婦ゲンカの末に実家に一時逃げ帰ってきた設定になっていた。
|第16話||style="text-align:right"|1月19日||孫悟空vs熱中先生||矢野義幸

|-
;天城綾子:[[草笛光子]]
|第17話||style="text-align:right"|1月26日||ノコベンとメンコ大会||田中知己
:順三郎の妻。下宿している教師たちの間では母親的な存在。若いころに学生演劇をやっていたこともあり、青空の良き相談相手になっている。
|-

|第18話||style="text-align:right"|2月{{0}}2日||三年四組学級閉鎖||森崎東||矢野義幸
==== その他 ====
|-
*小宮新八郎:[[谷隼人]]
|第19話||style="text-align:right"|2月{{0}}9日||熱中先生と恋の破れガサ||rowspan="3"|布施博一||吉野洋
:近所の派出所の警察官。桃子に痴漢と間違われて逮捕しかけて以来、広大の良き喧嘩相手。早苗に気があるが振られてしまう。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は第2シリーズに出演した桜井音松と同僚になっていた。
|-

|第20話||style="text-align:right"|2月16日||若草物語 熱中篇||田中知己
*『蜘蛛の巣』マスター:[[奥村公延]](第2シリーズでは礼文島に住む広大の叔父役で、スペシャル第1作では広大が勤務する北海道・積丹半島の小学校校長役で出演)
|-
*『蜘蛛の巣』従業員・小百合ちゃん:[[梶弘子]]
|第21話||style="text-align:right"|2月23日||人情タコ焼き先生||矢野義幸
*『蜘蛛の巣』従業員・鉄ちゃん:[[吉見哲]]
|-

|第22話||style="text-align:right"|3月{{0}}2日||お雛さまとさびしい宇宙人||森崎東||吉野洋
|-
|第23話||style="text-align:right"|3月{{0}}9日||熱中先生と笑わない少女||布施博一||田中知己
|-
|第24話||style="text-align:right"|3月16日||3年4組フィーバーズ二連敗||桃井章||rowspan="2"|矢野義幸
|-
|第25話||style="text-align:right"|3月23日||3年4組父母会総会||rowspan="2"|布勢博一
|-
|最終話||style="text-align:right"|3月30日||さよなら熱中先生||田中知己
|}
==== ゲスト ====
==== ゲスト ====
; 第1回
; 第1回
328行目: 339行目:
* 三年四組児童の母親:水沢摩耶、五月晴子、太田淑子、岡田和子
* 三年四組児童の母親:水沢摩耶、五月晴子、太田淑子、岡田和子


=== スタッフ ===
==== スタッフ ====
* 企画:[[梅谷茂]]
* 企画:[[梅谷茂]]
* プロデューサー:[[清水欣也]]、[[永野保徳]]
* プロデューサー:[[清水欣也]]、[[永野保徳]]
340行目: 351行目:
* 制作・著作:日本テレビ
* 制作・著作:日本テレビ


=== 主題歌 ===
==== 主題歌 ====
: 「[[ぼくの先生はフィーバー]]」(歌:[[原田潤]]、作詞:[[橋本淳 (作詞家)|橋本淳]]、作曲:[[平尾昌晃]]、編曲:[[若草恵]])
: 「[[ぼくの先生はフィーバー]]」(歌:[[原田潤]]、作詞:[[橋本淳 (作詞家)|橋本淳]]、作曲:[[平尾昌晃]]、編曲:[[若草恵]])


:先生第1シリーズの主題歌である「ぼくの先生はフィーバー」は、オープニングでは通常1番の歌詞が放送されたが、第25話のOPでは2番の歌詞の部分が使用された。また、同じ日本テレビで放送されている『[[世界一受けたい授業]]』のテーマソングに使用されている(ただし、世界一バージョンとしてボーカルは当時のままであるがバックの演奏をリメイクしたもの。このバージョンは[[2005年]][[1月19日]]にCDで発売されている)。
:先生第1シリーズの主題歌である「ぼくの先生はフィーバー」は、オープニングでは通常1番の歌詞が放送されたが、第25話のOPでは2番の歌詞の部分が使用された。また、同じ日本テレビで放送されている『[[世界一受けたい授業]]』のテーマソングに使用されている(ただし、世界一バージョンとしてボーカルは当時のままであるがバックの演奏をリメイクしたもの。このバージョンは[[2005年]][[1月19日]]にCDで発売されている)。
=== 第2シリーズ(1980年 - 1981年) ===

=== 放送日程 ===
==== 放送日程 ====
{| class="wikitable" style="text-align:center"
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
|-
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出
|-
|-
|第1話||style="text-align:right"|197810月{{0}}6日||オレが先生と呼ばれる日||rowspan="5"|布施博一||rowspan="2"|田中知己
|第1話||style="text-align:right"|1980{{0}}7月{{0}}5日||帰って来た熱中先生||rowspan="19"|布施博一||rowspan="2"|田中知己
|-
|-
|第2話||style="text-align:right"|1013日||熱中先生最初の失敗
|第2話||style="text-align:right"|712日||二年三組とかわいそうな象
|-
|-
|第3話||style="text-align:right"|1020日||UFOと謎男の正体||吉野洋
|第3話||style="text-align:right"|719日||早くも恐怖通信簿||梅谷茂
|-
|-
|第4話||style="text-align:right"|1027日||ああ! 聖職者のケガ||義幸
|第4話||style="text-align:right"|726日||家庭訪問トラブル・ノート||
|-
|-
|第5話||style="text-align:right"|11月{{0}}3日||ぼくの先生はフィーバー||rowspan="2"|田中知己
|第5話||style="text-align:right"|8月{{0}}2日||熱中先生とさいての少女||田中知己
|-
|-
|第6話||style="text-align:right"|1110日||熱中先生子連れ旅||松原敏晴
|第6話||style="text-align:right"|8{{0}}9日||進め! 竹馬ライダーズ||梅谷茂
|-
|-
|第7話||style="text-align:right"|1117日||熱中先生二ヵ月目のピンチ||布施博一||矢野義幸
|第7話||style="text-align:right"|816日||盆踊り・サタディ・ナイト||田中知己
|-
|-
|第8話||style="text-align:right"|1124日||危険な関係プレイバック||布施博一<BR>桃井章||吉野洋
|第8話||style="text-align:right"|823日||ある日森の中熊さんに出会った||rowspan="2"|吉野洋
|-
|-
|第9話||style="text-align:right"|12月{{0}}1日||二つの恋のメロディー||松原敏晴<BR>布施博一||田中知己
|第9話||style="text-align:right"|9月{{0}}6日||二年三組新学期GO!!
|-
|-
|第10話||style="text-align:right"|12{{0}}8日||やって来たガキ大将||布勢博一<br />大和屋竺||梅谷茂
|第10話||style="text-align:right"|913日||父母参観日とアフリカのらーめん||田中知己
|-
|-
|第11話||style="text-align:right"|1215日||父母参観日||布施博||田中知己
|第11話||style="text-align:right"|920日||五年四組反乱||西本淳
|-
|-
|第12話||style="text-align:right"|1222日||熱中先生と少年探偵団||桃井章||矢義幸
|第12話||style="text-align:right"|927日||熱中先生と自転車泥棒||
|-
|-
|第13話||style="text-align:right"|1229日||故郷に帰った熱中先生||rowspan="5"|布施博一||梅谷茂
|第13話||style="text-align:right"|10{{0}}4日||熱中先生 お化け退治||rowspan="2"|田中知己
|-
|-
|第14話||style="text-align:right"|1979年{{0}}1{{0}}5日||消えたお年玉の謎||吉
|第14話||style="text-align:right"|1011日||先生をやめさせないで
|-
|-
|第15話||style="text-align:right"|112日||熱中先生と不思議な少女||田中知己
|第15話||style="text-align:right"|1018日||熱中先生と冷たいたち||吉野洋
|-
|-
|第16話||style="text-align:right"|119日||孫悟空vs熱中先生||矢野義幸
|第16話||style="text-align:right"|1025日||熱中先生 涙の晴れ舞台||佐藤重直
|-
|-
|第17話||style="text-align:right"|126日||ノコベンとメンコ大会||田中知己
|第17話||style="text-align:right"|11{{0}}1日||祖父母とボートレース||田中知己
|-
|-
|第18話||style="text-align:right"|2月{{0}}2日||三年四組学級閉鎖||森崎東||矢野義幸
|第18話||style="text-align:right"|11月{{0}}8日||マムシ・イモ掘り・テレビ局||西本淳一
|-
|-
|第19話||style="text-align:right"|2{{0}}9日||熱中先生と恋の破れガサ||rowspan="3"|布施博一||吉野洋
|第19話||style="text-align:right"|1115日||北野先生 大きらい!||田中知己
|-
|-
|第20話||style="text-align:right"|216日||若草物語 熱中篇||田中知己
|第20話||style="text-align:right"|1122日||北野先生 お父さんになって||布施博一<BR>桃井章||吉野洋
|-
|-
|第21話||style="text-align:right"|223日||人情タコ焼き先生||矢野義幸
|第21話||style="text-align:right"|1129日||夫婦ゲンカと熱中先生||rowspan="6"|布施博一||梅谷茂
|-
|-
|第22話||style="text-align:right"|3月{{0}}2日||お雛さまさびしい宇宙人||森崎東||吉野洋
|第22話||style="text-align:right"|12月{{0}}6日||豆腐屋ガンマン||田中知己
|-
|-
|第23話||style="text-align:right"|3{{0}}9日||熱中先生笑わな少女||布施博一||田中知己
|第23話||style="text-align:right"|1213日||遺言大喰競争||梅谷茂
|-
|-
|第24話||style="text-align:right"|316日||3年4組フィバーズ二連敗||桃井章||rowspan="2"|矢野義幸
|第24話||style="text-align:right"|1220日||サンタクロスとマッチ売りの少女||田中知己
|-
|-
|第25話||style="text-align:right"|323日||3年4組父母会総会||rowspan="2"|布勢博
|第25話||style="text-align:right"|1227日||熱中先生 真剣勝負||西本淳
|-
|-
|最終話||style="text-align:right"|330日||さよなら熱中先生||田中知己
|第26話||style="text-align:right"|1981年{{0}}1{{0}}3日||サギ師と裸の王様||田中知己
|-
|第27話||style="text-align:right"|1月10日||火事とケンカの居候||布施博一<BR>篠崎好||梅谷茂
|-
|第28話||style="text-align:right"|1月17日||熱中先生と三千万円の宝くじ||rowspan="4"|布施博一||佐藤重直
|-
|第29話||style="text-align:right"|1月24日||先生 愛ってなんですか?||田中知己
|-
|第30話||style="text-align:right"|1月31日||機関車やえもんと熱中先生||西本淳一
|-
|第31話||style="text-align:right"|2月{{0}}7日||やさしさ紙芝居||田中知己
|-
|第32話||style="text-align:right"|2月14日||校長先生に弟がいた!||布施博一<BR>田上雄||佐藤重直
|-
|第33話||style="text-align:right"|2月21日||雪国の熱中先生||rowspan="2"|布施博一||田中知己
|-
|第34話||style="text-align:right"|2月28日||熱中先生と長~い作文||西本淳一
|-
|第35話||style="text-align:right"|3月{{0}}7日||みね子が連れ戻される!?||布施博一<BR>篠崎好||梅谷茂
|-
|第36話||style="text-align:right"|3月14日||熱中先生と生徒会長||rowspan="3"|布施博一||rowspan="3"|田中知己
|-
|第37話||style="text-align:right"|3月21日||熱中先生 重大な決意
|-
|最終話||style="text-align:right"|3月28日||さようなら! さようなら! 熱中先生
|}
|}
== 先生編・第2シリーズ(1980年 - 1981年) ==
=== キャスト ===
==== 主要人物 ====
;北野広大:水谷豊
:父親、兄の病気、怪我などにより、第1作の最終回で北海道へ帰郷したが、教員と酪農の両立はかなわず、礼文島の叔父の仕事を手伝っているところを天城順三郎のつてで、もう一度東京の学校に帰る。最終回、小笠原諸島の兄島小学校の教員に欠員が生じたことを知り、自ら志願して小笠原へ旅立つ。
;川瀬(天城)みね子:[[二階堂千寿]](第2シリーズ)→不明(スペシャル第1作)
:北海道・礼文島から広大を頼って上京、早くに両親を亡くし叔母の世話になり、登校拒否となったところを、広大に救われる。叔母の再婚に伴い、校長宅に下宿し東京の学校へ転校する。最終回には天城順三郎校長、綾子夫妻の養女になる。<br><br>スペシャル第1作では成長した彼女と交際していた青年・宮脇良太([[松村雄基]])との結婚問題が主題のひとつになっている。<br>当初は順三郎夫妻から反対されて北海道に駆け落ち、あわや遭難という事態になって広大らに救助されるなどの紆余曲折あったものの、最終的には礼文島に渡って漁師となった良太の人となりを順三郎が認めて快く結婚を許され、良太とともに礼文島に帰ることになった。

==== 若葉台小学校 ====
;安達勝也(教頭):小松方正
;立花美幸:[[高田早苗 (女優)|高田早苗]]
:同僚教師で同じ2年生の担任で校長宅に下宿。最終回で広大に恋心を抱いていたことがあきらかになるが、広大は何も知らず小笠原へ旅立つ。
;田丸邦彦:[[秋野太作]]
:同僚教師で同じ2年生の担任で学年主任、最終回で離婚した元妻と復縁する。
;奥田朝:[[木内みどり]]<ref>第1作の20話で生徒の姉役で別人としてゲスト出演している。</ref>
:同僚教師。母親も教師であり、順三郎の恩師である。
;井原先生(教諭):[[中野遊]]
;松下先生(教諭):[[柄沢英二]]
;江川先生(教諭):[[沖恂一郎]]
;原先生(教諭):[[西尾徳]]
;前田きく(教諭):[[執行佐智子]]
;松崎瑞江(教諭):[[岡崎聡子]]
;風見玲子:[[山口いづみ (女優)|山口いづみ]]
:同僚で第1作で広大が担任した生徒の5年生に進級時の担任、校長宅に下宿、最終回で忠信と結ばれる。<br>その後、5人の子供をもうけている(スペシャル第2作で5人目を出産した)。
;天城順三郎(校長):船越英二

==== 天城家 ====
;天城育民:太川陽介
;天城信吾:[[横内正]]
:順三郎の実弟であり塾の経営者で、順三郎と教育問題で対立する。
;天城綾子:草笛光子
:順三郎の妻。自宅が先生たちの下宿であることから、彼らの母親的役割も担っている。

==== その他 ====
;田丸笑子:[[高見知佳]]
:邦彦の実妹。後半には校長宅に下宿。

;ロバート山形:[[安原義人]]
:喫茶店「蜘蛛の巣」の跡地に建った軽食店「ロバートドーナッツ」(第22話以後ロバートハウスに改装)の主人。怪しい英語混じりのしゃべりが特徴的だが、出自は山形県出身の日本人である。
;サユリ:[[杉真由美]]
:ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
;ルリ子:[[桜井恵美子]]
:ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
;黒丸正太郎:[[熊倉一雄]]
:元PTA会長の区会議員。選挙に立候補しようとした際、PTA会長の肩書きを利用しようとして天城校長に拒否されたことへの私怨から、執拗に広大と天城校長の失脚を狙う。第1シリーズでは1話のみの単発出演だったが、本シリーズではセミレギュラー化。
;佐藤忠信:[[蟹江敬三]]
:近所の派出所の警察官。最終回で玲子と結ばれる。<br>スペシャルには全作出演しており、第1作では北海道・積丹半島の広大と同じ町で駐在所詰めの警官をしており、広大を頼って北海道に駆け落ちしてきながら遭難しかけたみね子の救出にも一役買った。<br>その後第2作までの間に小学校に忍び込んだ窃盗犯([[小倉久寛]])を逮捕しながらその妻([[室井滋]])の一人芝居に騙されて脱走された責任を取って辞職。第2作目以降は玲子の実家を頼って東京に戻りピザ屋「ゼペットおじさん」を開業する。自宅は南多摩川小学校の学区内で、第3作では登校拒否の兆候を見せた長男の扱いを巡って広大と対立した。
<br>スペシャル版では上記の対立もあったが、全般的には広大の応援者の一人として何かと世話を焼いており、時には森林の中に迷い込んだ子供の救出に加わるなど、危険な役回りを買って出ることもあった。
;桜井音松:[[峰竜太]]
:近所の派出所の警察官。佐藤の同僚。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は同僚が第1シリーズに登場した小宮新八郎にかわっていた。
;北野大河:犬塚弘
:広大の実兄。第1作の最終話で怪我をしてしまい、父親の病気などもあり、牧場の維持が困難になり、広大が教師を辞めて帰郷することになったが、怪我の程度が思っていたよりも軽傷で、すぐ復帰してしまい、教師を辞めてまで帰郷した広大に対して申し訳なく思っている。

==== ゲスト ====
==== ゲスト ====
; 第1回
; 第1回
702行目: 684行目:
* 林田和夫:加瀬悦孝
* 林田和夫:加瀬悦孝


=== スタッフ ===
==== スタッフ ====
* 企画:梅谷茂、田中知己、清水欣也
* 企画:梅谷茂、田中知己、清水欣也
* プロデューサー:高野幹夫、永野保徳
* プロデューサー:高野幹夫、永野保徳
714行目: 696行目:
* 制作:日本テレビ
* 制作:日本テレビ


=== 主題歌 ===
==== 主題歌 ====
: 「やさしさ紙芝居」(歌:水谷豊、作詞:松本隆、作曲:平尾昌晃、編曲:石川鷹彦)
: 「やさしさ紙芝居」(歌:水谷豊、作詞:松本隆、作曲:平尾昌晃、編曲:石川鷹彦)
: 挿入歌「はあとふる」(歌:水谷豊)、ロックンロール・ティーチャー(歌:松木里江)
: 挿入歌「はあとふる」(歌:水谷豊)、ロックンロール・ティーチャー(歌:松木里江)


=== スペシャル番組(熱中時代スペシャル) ===
=== 放送日程 ===
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出
|-
|第1話||style="text-align:right"|1980年{{0}}7月{{0}}5日||帰って来た熱中先生||rowspan="19"|布施博一||rowspan="2"|田中知己
|-
|第2話||style="text-align:right"|7月12日||二年三組とかわいそうな象
|-
|第3話||style="text-align:right"|7月19日||早くも恐怖の通信簿||梅谷茂
|-
|第4話||style="text-align:right"|7月26日||家庭訪問トラブル・ノート||吉野洋
|-
|第5話||style="text-align:right"|8月{{0}}2日||熱中先生とさいはての少女||田中知己
|-
|第6話||style="text-align:right"|8月{{0}}9日||進め! 竹馬ライダーズ||梅谷茂
|-
|第7話||style="text-align:right"|8月16日||盆踊り・サタディ・ナイト||田中知己
|-
|第8話||style="text-align:right"|8月23日||ある日森の中熊さんに出会った||rowspan="2"|吉野洋
|-
|第9話||style="text-align:right"|9月{{0}}6日||二年三組新学期GO!!
|-
|第10話||style="text-align:right"|9月13日||父母参観日とアフリカのらーめん||田中知己
|-
|第11話||style="text-align:right"|9月20日||五年四組の反乱||西本淳一
|-
|第12話||style="text-align:right"|9月27日||熱中先生と自転車泥棒||吉野洋
|-
|第13話||style="text-align:right"|10月{{0}}4日||熱中先生 お化け退治||rowspan="2"|田中知己
|-
|第14話||style="text-align:right"|10月11日||北野先生をやめさせないで
|-
|第15話||style="text-align:right"|10月18日||熱中先生と冷たい女たち||吉野洋
|-
|第16話||style="text-align:right"|10月25日||熱中先生 涙の晴れ舞台||佐藤重直
|-
|第17話||style="text-align:right"|11月{{0}}1日||祖父母会とボートレース||田中知己
|-
|第18話||style="text-align:right"|11月{{0}}8日||マムシ・イモ掘り・テレビ局||西本淳一
|-
|第19話||style="text-align:right"|11月15日||北野先生 大きらい!||田中知己
|-
|第20話||style="text-align:right"|11月22日||北野先生 お父さんになって||布施博一<BR>桃井章||吉野洋
|-
|第21話||style="text-align:right"|11月29日||夫婦ゲンカと熱中先生||rowspan="6"|布施博一||梅谷茂
|-
|第22話||style="text-align:right"|12月{{0}}6日||豆腐屋とガンマン||田中知己
|-
|第23話||style="text-align:right"|12月13日||遺言と大喰い競争||梅谷茂
|-
|第24話||style="text-align:right"|12月20日||サンタクロースとマッチ売りの少女||田中知己
|-
|第25話||style="text-align:right"|12月27日||熱中先生 真剣勝負||西本淳一
|-
|第26話||style="text-align:right"|1981年{{0}}1月{{0}}3日||サギ師と裸の王様||田中知己
|-
|第27話||style="text-align:right"|1月10日||火事とケンカの居候||布施博一<BR>篠崎好||梅谷茂
|-
|第28話||style="text-align:right"|1月17日||熱中先生と三千万円の宝くじ||rowspan="4"|布施博一||佐藤重直
|-
|第29話||style="text-align:right"|1月24日||先生 愛ってなんですか?||田中知己
|-
|第30話||style="text-align:right"|1月31日||機関車やえもんと熱中先生||西本淳一
|-
|第31話||style="text-align:right"|2月{{0}}7日||やさしさ紙芝居||田中知己
|-
|第32話||style="text-align:right"|2月14日||校長先生に弟がいた!||布施博一<BR>田上雄||佐藤重直
|-
|第33話||style="text-align:right"|2月21日||雪国の熱中先生||rowspan="2"|布施博一||田中知己
|-
|第34話||style="text-align:right"|2月28日||熱中先生と長~い作文||西本淳一
|-
|第35話||style="text-align:right"|3月{{0}}7日||みね子が連れ戻される!?||布施博一<BR>篠崎好||梅谷茂
|-
|第36話||style="text-align:right"|3月14日||熱中先生と生徒会長||rowspan="3"|布施博一||rowspan="3"|田中知己
|-
|第37話||style="text-align:right"|3月21日||熱中先生 重大な決意
|-
|最終話||style="text-align:right"|3月28日||さようなら! さようなら! 熱中先生
|}

== 先生編・スペシャル番組(熱中時代スペシャル) ==
日本テレビ系列局にて下記3作品が放映された。1作目([[1987年]][[4月4日]]放映)は、先生編・第2シリーズより約10年後が舞台。さらに続編にあたる2作目([[1988年]][[10月26日]]放映)では前作の1年半後が舞台となっている。3作目は[[1989年]][[10月11日]]に放映。3作品共に、未DVD化。
日本テレビ系列局にて下記3作品が放映された。1作目([[1987年]][[4月4日]]放映)は、先生編・第2シリーズより約10年後が舞台。さらに続編にあたる2作目([[1988年]][[10月26日]]放映)では前作の1年半後が舞台となっている。3作目は[[1989年]][[10月11日]]に放映。3作品共に、未DVD化。


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* 製作・著作:日本テレビ
* 製作・著作:日本テレビ


=== キャスト ===
==== 若葉台小学校 ====
;北野広大:[[水谷豊]]
:北海道・小樽出身の新任教師。しばらくアルバイトをしていたが、結婚退職した教師の後任に決まり、校長の天城順三郎宅に居候の身になる。3年4組の担任。本人によれば「あまり良くない大学を、あまり良くない成績で卒業」し、教師となる。何事も体当たりでぶつかる。その型破りな教育方法で生徒たちに慕われているが、安達や一部の保護者たちと意見がぶつかってしまうことも多い。映画館で泣きながら電話をしている桃子を心配して追いかけるが、痴漢と間違えられてしまい、それ以来桃子とはお互いに意識し合うようになるが、父親、兄の病気、怪我などにより、第1作の最終回で北海道へ帰郷。
その後教員と酪農の両立はかなわず、礼文島の叔父の仕事を手伝っていたところ、第2シリーズの初回で天城順三郎と再会、その伝手でもう一度若葉台小学校に戻り2年3組の担任となった。<br>
第2シリーズ最終回で小笠原諸島の兄島小学校の教員に欠員が生じたことを知り、自ら志願して小笠原へ旅立つ。<br><br>
スペシャル第1作では北海道・積丹半島の小学校に異動して教師を続けており、小笠原から転居する段階で敦子と出逢い、結婚した。
<br>第2作以降は、第1作で勤務していた小学校が廃校になったことに伴い、再び順三郎の伝手で東京に戻り南多摩川小学校に赴任、3年5組の担任になる(その際、順三郎から天城邸を譲り受けて自宅とすることになった)。
;天城順三郎:[[船越英二]]
:蝶ネクタイがトレードマークの校長。自宅に教師を多数下宿させており、優しく信頼篤い好人物。趣味は犬語の研究。
:悪ガキに対しては「言うことを聞けない子は赤ちゃんです」と、彼らを赤ん坊のようにあやして懲らしめる。
:最終回近くで山梨県へ赴任することになった。
;安達勝也:[[小松方正]]
:おおらかな校長と対照的に、口うるさい教頭。典型的なことなかれ主義者。広大が着任するまでは、代理で3年4組を受け持っていた。<br>スペシャル第1作にも登場しており、順三郎の後を受けて若葉台小学校の校長に昇進した設定になっている。
=====第1シリーズ=====
;小糸桃子:[[志穂美悦子]]
:校長宅に下宿する教師。3年3組の担任。マドンナ的存在。学年[[ソフトボール]]大会では受け持ちクラスを全勝優勝へ導く。またダンスもうまい。父親は順三郎の教え子だったが、いまだに順三郎に甘えて借金を頼んでくる父に嫌気がさしていた。映画館で泣きながら父親と電話をしているところを広大に目撃され、追いかけてきた広大を痴漢と間違えて通報してしまう。
;花井(八代)恵子:[[音無美紀子]]
:校長宅に下宿する教師。5年2組の担任。雑学が豊富で、よくクイズ番組に出場している。最終回近くで八代と結婚、天城夫妻の義妹となった。<br>スペシャル第1作にも出演している。
;前田きく:[[執行佐智子]]
:3年1組の担任で、3年生の学年主任。
;小嶋田徳次:[[小倉一郎]]
:広大たちの同僚で、3年2組の担任。広大とは対照的に、生徒たちとは少し距離を置いて接している。小心者で体育授業は不得手。白衣を着ていることが多い。桃子に好意を寄せている。
=====第2シリーズ=====
;立花美幸:[[高田早苗 (女優)|高田早苗]]
:同僚教師で同じ2年生の担任で校長宅に下宿。最終回で広大に恋心を抱いていたことがあきらかになるが、広大は何も知らず小笠原へ旅立つ。
;田丸邦彦:[[秋野太作]]
:同僚教師で同じ2年生の担任で学年主任、最終回で離婚した元妻と復縁する。
;奥田朝:[[木内みどり]]<ref>第1作の20話で生徒の姉役で別人としてゲスト出演している。</ref>
:同僚教師。母親も教師であり、順三郎の恩師である。
;井原先生(教諭):[[中野遊]]
;松下先生(教諭):[[柄沢英二]]
;江川先生(教諭):[[沖恂一郎]]
;原先生(教諭):[[西尾徳]]
;松崎瑞江(教諭):[[岡崎聡子]]
;風見玲子:[[山口いづみ (女優)|山口いづみ]]
:同僚。第1作で広大が担任した生徒が5年生に進級したときの担任。校長宅に下宿、最終回で忠信と結ばれる。<br>その後、5人の子供をもうけている(スペシャル第2作で5人目を出産した)。

==== 他の学校関係者 ====
;魚津早苗:[[島村佳江]]'''≪第1シリーズのみ≫'''
:校長宅に下宿する教師。大森の小学校に勤務。小宮のことを悪く思ってはいないが、同じ学校の音楽教師と婚約していた。
:風邪をひいた早苗が「鰈が食べたい」と言ったのを広大が「カレー」と聞き間違え、早苗を好きな小宮の代わりに作る。それを見た桃子が誤解をしてやきもちを焼くというエピソードがある。
;八代徹:[[山口崇]]
:綾子の弟。中学校教師で、担当教科は理科で趣味は天体観察。下宿では和装で過ごす。酒好きで飄々とした性格。綾子に甘えており、朝は自分で起きず、家事を手伝うこともしない。離婚歴があり、作中で前妻や彼女の引き取った息子と再会している。最終回近くで花井恵子と再婚することになった。<br>
スペシャル第1作にも若干ながら登場している。

==== 北野家 ====
;北野青空:[[池上季実子]]
:広大の実妹。広大を頼って、[[俳優|女優]]を目指して小樽から上京する。『蜘蛛の巣』が主宰する劇団に入団。第2作では劇団が[[フランス]]で興行を行うことになり、渡仏するが、劇団がフランスで空中分解し解散してしまい、そのまま[[パリ]]でアルバイトをしながら滞在しているため、登場しない。<br>スペシャル第1作では帰国して結婚コンサルタントに転職。その後も仕事で海外を飛び回っており、天城邸にも気軽に出入りしている。
;北野大河:[[犬塚弘]]
:広大の実兄、北海道で牧場を営んでいる。<br>第1作の最終話で怪我をしてしまい、父親の病気などもあり、牧場の維持が困難になり、広大が教師を辞めて帰郷することになったが、怪我の程度が思っていたよりも軽傷で、すぐ復帰してしまい、教師を辞めてまで帰郷した広大に対して申し訳なく思っている。

==== 天城家 ====
;天城綾子:[[草笛光子]]
:順三郎の妻。下宿している教師たちの間では母親的な存在。若いころに学生演劇をやっていたこともあり、青空の良き相談相手になっている。
;天城育民:[[太川陽介]]
:順三郎と綾子の一人っ子で高校生。やや不良っぽい現代っ子だが広大とはウマが合う。第2シリーズでは一浪の後東京農業大学に合格する。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は既婚で恐妻家であり、夫婦ゲンカの末に実家に一時逃げ帰ってきた設定になっていた。
;川瀬(天城)みね子:[[二階堂千寿]]
:第2シリーズから登場。もとは早くに両親を亡くし北海道・礼文島で叔母の世話になっていたが、登校拒否となったところを広大に救われる。<br>叔母の再婚に伴い広大を頼って上京、校長宅に下宿し若葉台小学校へ転校、2年3組で広大の教え子になる。最終回で順三郎・綾子夫妻の養女になる。<br><br>スペシャル第1作では成長した彼女と交際していた青年・宮脇良太([[松村雄基]])との結婚問題が主題のひとつになっている。<br>当初は順三郎夫妻から反対されて北海道に駆け落ち、あわや遭難という事態になって広大らに救助されるなどの紆余曲折あったものの、最終的には礼文島に渡って漁師となった良太の人となりを順三郎が認めて快く結婚を許され、良太とともに礼文島に帰ることになった。
;天城信吾:[[横内正]]'''≪第2シリーズのみ≫'''
:順三郎の実弟であり塾の経営者で、順三郎と教育問題で対立する。

==== その他 ====
=====派出所の警察官=====
;小宮新八郎:[[谷隼人]]
:近所の派出所の警察官。桃子に痴漢と間違われて逮捕しかけて以来、広大の良き喧嘩相手。早苗に気があるが振られてしまう。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は第2シリーズに出演した桜井音松と同僚になっていた。
;佐藤忠信:[[蟹江敬三]]
:近所の派出所の警察官。第2シリーズから登場。北海道出身で何かとみね子のことを気にかけていた。最終回で玲子と結ばれる。<br>スペシャルには全作出演しており、第1作では北海道・積丹半島の広大と同じ町で駐在所詰めの警官をしており、広大を頼って北海道に駆け落ちしてきながら遭難しかけたみね子の救出にも一役買った。<br>その後第2作までの間に小学校に忍び込んだ窃盗犯([[小倉久寛]])を逮捕しながらその妻([[室井滋]])の一人芝居に騙されて脱走された責任を取って辞職。第2作目以降は玲子の実家を頼って東京に戻りピザ屋「ゼペットおじさん」を開業する。自宅は南多摩川小学校の学区内で、第3作では登校拒否の兆候を見せた長男の扱いを巡って広大と対立した。
<br>スペシャル版では上記の対立もあったが、全般的には広大の応援者の一人として何かと世話を焼いており、時には森林の中に迷い込んだ子供の救出に加わるなど、危険な役回りを買って出ることもあった。
;桜井音松:[[峰竜太]]
:近所の派出所の警察官。第2シリーズから登場。佐藤の同僚。<br>スペシャル第1作にも出演しているが、その時は同僚が第1シリーズに登場した小宮新八郎にかわっていた。
=====第1シリーズ=====
*『蜘蛛の巣』マスター:[[奥村公延]](第2シリーズでは礼文島に住む広大の叔父役で、スペシャル第1作では広大が勤務する北海道・積丹半島の小学校校長役で出演)
*『蜘蛛の巣』従業員・小百合ちゃん:[[梶弘子]]
*『蜘蛛の巣』従業員・鉄ちゃん:[[吉見哲]]
=====第2シリーズ=====
;田丸笑子:[[高見知佳]]
:邦彦の実妹。後半には校長宅に下宿。
;ロバート山形:[[安原義人]]
:喫茶店「蜘蛛の巣」の跡地に建った軽食店「ロバートドーナッツ」(第22話以後ロバートハウスに改装)の主人。怪しい英語混じりのしゃべりが特徴的だが、出自は山形県出身の日本人である。
;サユリ:[[杉真由美]]
:ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
;ルリ子:[[桜井恵美子]]
:ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
;黒丸正太郎:[[熊倉一雄]]
:元PTA会長の区会議員。選挙に立候補しようとした際、PTA会長の肩書きを利用しようとして天城校長に拒否されたことへの私怨から、執拗に広大と天城校長の失脚を狙う。第1シリーズでは1話のみの単発出演だったが、本シリーズではセミレギュラー化。
== 刑事編(1979年) ==
== 刑事編(1979年) ==
=== キャスト ===
=== キャスト ===

2014年1月23日 (木) 08:59時点における版

熱中時代
ジャンル テレビドラマ
出演者 水谷豊
製作
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
先生編
プロデューサー清水欣也
永野保徳
オープニング原田潤
「ぼくの先生はフィーバー」
放送期間1978年10月6日 - 1979年3月30日
放送時間金曜日21:00-21:54
放送枠金曜劇場 (日本テレビ)
放送分54分
回数26
刑事編
プロデューサー高野幹夫
永野保徳
深山由美子
オープニング水谷豊
「カリフォルニア・コネクション」
放送期間1979年4月7日 - 10月6日
放送時間土曜日21:00-21:54
放送枠土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数26
先生編・第2シリーズ
プロデューサー高野幹夫
永野保徳
オープニング水谷豊
「やさしさ紙芝居」
放送期間1980年7月5日 - 1981年3月28日
放送時間土曜日21:00-21:54
放送枠土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数38
熱中時代スペシャル 帰ってきた北野広大
笑って下さい 涙して下さい 6年ぶり教え子と再会!
プロデューサー高橋靖二
佐藤丈
放送期間1987年4月4日
熱中時代スペシャル 三年五組の叛乱
プロデューサー平林邦介
都竹廣明
放送期間1988年10月26日
熱中時代スペシャル 嵐を呼ぶ男
プロデューサー平林邦介
放送期間1989年10月11日
熱中時代スペシャル 水谷教授の華麗な冒険
放送期間1980年4月3日
熱中時代(2011年ドラマスペシャル)
プロデューサー西憲彦(日テレ)
梶野祐司(ホリプロ)
出演者佐藤隆太
松下奈緒
船越英一郎
オープニング原田潤
「ぼくの先生はフィーバー〜世界一バージョン」
放送期間2011年4月9日
放送時間21:00 - 23:18
放送分138分
公式サイト
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熱中時代』(ねっちゅうじだい)は、1978年10月から1981年3月まで、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマのシリーズである。北野先生(水谷豊)と小学生たちを描く学園ドラマ(計2シーズン)と早野刑事を主役とする刑事ドラマ(1シーズンのみ)が放映された。

概要

1978年10月6日から1979年3月30日にかけて全26回で毎週金曜日21時から放送された。当時社会問題になり始めていた教育現場でのさまざまな困難に、体当たりで熱中する北野先生の姿が共感を呼び大ヒットした。初回の視聴率は12.2%(ビデオリサーチ)であったものの、最終回の視聴率はニールセンで46.7%、ビデオリサーチで40.0%を記録。ビデオリサーチによる初回の視聴率からの伸び27.8%は歴代最高記録である。

その後、1979年4月7日から10月6日まで、「刑事編」全26回が、1980年7月5日から1981年3月28日まで、先生編の第2シリーズが毎週土曜日21時から全38回で放送された。こちらは平均視聴率27.8%を記録。

「刑事編」は、同シリーズながら設定を一新した別世界の作品であり、人物や世界観のつながりは一切ない。また、「先生編」の第2シリーズは、第1シリーズの完全な続編である。なお、タイトルに○○編と付いているのは「刑事編」のみであるが、便宜上ここでは学園シリーズを「先生編」、刑事シリーズをタイトル通り「刑事編」とする。

「先生編」については1987年春、1988年秋と1989年秋にそれぞれ2時間の単発ドラマが製作され、家庭を持った主人公が時代と共に変わっていく子供達の気質に戸惑いながらも奮闘を続ける姿が描かれた。

また、海外では1984年から1985年香港の外国語チャンネルでも放送された。

2011年4月9日にスペシャルドラマとして、「先生編」の30年後を舞台としたリメイク作品が放送された。主演は佐藤隆太松下奈緒。また、スペシャルドラマの放送を前に関東ローカルで先生編の再放送が行われた。

先生編

第1シリーズ(1978年 - 1979年)

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1話 1978年10月06日 オレが先生と呼ばれる日 布施博一 田中知己
第2話 10月13日 熱中先生最初の失敗
第3話 10月20日 UFOと謎の男の正体 吉野洋
第4話 10月27日 ああ! 聖職者のケガ 矢野義幸
第5話 11月03日 ぼくの先生はフィーバー 田中知己
第6話 11月10日 熱中先生子連れ旅 松原敏晴
第7話 11月17日 熱中先生二ヵ月目のピンチ 布施博一 矢野義幸
第8話 11月24日 危険な関係プレイバック 布施博一
桃井章
吉野洋
第9話 12月01日 二つの恋のメロディー 松原敏晴
布施博一
田中知己
第10話 12月08日 やって来たガキ大将 布勢博一
大和屋竺
梅谷茂
第11話 12月15日 涙の父母参観日 布施博一 田中知己
第12話 12月22日 熱中先生と少年探偵団 桃井章 矢野義幸
第13話 12月29日 故郷に帰った熱中先生 布施博一 梅谷茂
第14話 1979年01月05日 消えたお年玉の謎 吉野洋
第15話 1月12日 熱中先生と不思議な少女 田中知己
第16話 1月19日 孫悟空vs熱中先生 矢野義幸
第17話 1月26日 ノコベンとメンコ大会 田中知己
第18話 2月02日 三年四組学級閉鎖 森崎東 矢野義幸
第19話 2月09日 熱中先生と恋の破れガサ 布施博一 吉野洋
第20話 2月16日 若草物語 熱中篇 田中知己
第21話 2月23日 人情タコ焼き先生 矢野義幸
第22話 3月02日 お雛さまとさびしい宇宙人 森崎東 吉野洋
第23話 3月09日 熱中先生と笑わない少女 布施博一 田中知己
第24話 3月16日 3年4組フィーバーズ二連敗 桃井章 矢野義幸
第25話 3月23日 3年4組父母会総会 布勢博一
最終話 3月30日 さよなら熱中先生 田中知己

ゲスト

第1回
第2回
第3回
  • スナック「蜘蛛の巣」従業員:市川正、水岡影宏、額賀見知子
  • 小糸源三:南原宏治
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
  • 谷田かね子:今井和子
  • 三年四組女子の母親:太田淑子
  • 授業参観の父親:辻村真人
  • 授業参観の母親たち:岡田和子、麻ミナ、柏木優子、泉よし子
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
  • 東和美:風吹ジュン
  • バー「通せんぼ」の客:津村隆
  • 三年四組児童の母親:麻志奈純子
  • 上代田八丁目派出所の警官:市川治
  • 小宮の同僚の警官:反金敏雄
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
  • 五年二組児童の母親:青山眉子
  • 三年四組児童の母親:水沢摩耶、五月晴子、太田淑子、岡田和子

スタッフ

主題歌

ぼくの先生はフィーバー」(歌:原田潤、作詞:橋本淳、作曲:平尾昌晃、編曲:若草恵
先生第1シリーズの主題歌である「ぼくの先生はフィーバー」は、オープニングでは通常1番の歌詞が放送されたが、第25話のOPでは2番の歌詞の部分が使用された。また、同じ日本テレビで放送されている『世界一受けたい授業』のテーマソングに使用されている(ただし、世界一バージョンとしてボーカルは当時のままであるがバックの演奏をリメイクしたもの。このバージョンは2005年1月19日にCDで発売されている)。

第2シリーズ(1980年 - 1981年)

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1話 1980年07月05日 帰って来た熱中先生 布施博一 田中知己
第2話 7月12日 二年三組とかわいそうな象
第3話 7月19日 早くも恐怖の通信簿 梅谷茂
第4話 7月26日 家庭訪問トラブル・ノート 吉野洋
第5話 8月02日 熱中先生とさいはての少女 田中知己
第6話 8月09日 進め! 竹馬ライダーズ 梅谷茂
第7話 8月16日 盆踊り・サタディ・ナイト 田中知己
第8話 8月23日 ある日森の中熊さんに出会った 吉野洋
第9話 9月06日 二年三組新学期GO!!
第10話 9月13日 父母参観日とアフリカのらーめん 田中知己
第11話 9月20日 五年四組の反乱 西本淳一
第12話 9月27日 熱中先生と自転車泥棒 吉野洋
第13話 10月04日 熱中先生 お化け退治 田中知己
第14話 10月11日 北野先生をやめさせないで
第15話 10月18日 熱中先生と冷たい女たち 吉野洋
第16話 10月25日 熱中先生 涙の晴れ舞台 佐藤重直
第17話 11月01日 祖父母会とボートレース 田中知己
第18話 11月08日 マムシ・イモ掘り・テレビ局 西本淳一
第19話 11月15日 北野先生 大きらい! 田中知己
第20話 11月22日 北野先生 お父さんになって 布施博一
桃井章
吉野洋
第21話 11月29日 夫婦ゲンカと熱中先生 布施博一 梅谷茂
第22話 12月06日 豆腐屋とガンマン 田中知己
第23話 12月13日 遺言と大喰い競争 梅谷茂
第24話 12月20日 サンタクロースとマッチ売りの少女 田中知己
第25話 12月27日 熱中先生 真剣勝負 西本淳一
第26話 1981年01月03日 サギ師と裸の王様 田中知己
第27話 1月10日 火事とケンカの居候 布施博一
篠崎好
梅谷茂
第28話 1月17日 熱中先生と三千万円の宝くじ 布施博一 佐藤重直
第29話 1月24日 先生 愛ってなんですか? 田中知己
第30話 1月31日 機関車やえもんと熱中先生 西本淳一
第31話 2月07日 やさしさ紙芝居 田中知己
第32話 2月14日 校長先生に弟がいた! 布施博一
田上雄
佐藤重直
第33話 2月21日 雪国の熱中先生 布施博一 田中知己
第34話 2月28日 熱中先生と長~い作文 西本淳一
第35話 3月07日 みね子が連れ戻される!? 布施博一
篠崎好
梅谷茂
第36話 3月14日 熱中先生と生徒会長 布施博一 田中知己
第37話 3月21日 熱中先生 重大な決意
最終話 3月28日 さようなら! さようなら! 熱中先生

ゲスト

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
  • みね子の母:白川和子
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
第31回
第32回
第33回
第34回
第35回
第36回
  • 藤森忠次:宍戸錠
  • 藤森久美子:天地総子
  • 父親・昌彦:梶哲也
  • 林田ますみ:絵沢萌子
  • 松之助:小林昭男
  • 林田和夫:加瀬悦孝
  • 職人・哲夫:倉富勝士
第37回
  • 母親:大森暁美、榊ひろみ、一谷伸江、有吉ひとみ
  • 林田和夫:加瀬悦孝
第38回
  • 先生:浦山紀子、谷村慶子
  • 林田和夫:加瀬悦孝

スタッフ

  • 企画:梅谷茂、田中知己、清水欣也
  • プロデューサー:高野幹夫、永野保徳
  • 脚本:布勢博一、篠崎好田上雄桃井章
  • 演出:田中知己、梅谷茂、吉野洋西本淳一佐藤重直
  • 音楽:平尾昌晃
  • 選曲:鈴木清司
  • 効果:倉橋静男(東洋音響)
  • 監修:遠藤豊吉
  • 製作協力:生田スタジオ、ユニオン映画
  • 制作:日本テレビ

主題歌

「やさしさ紙芝居」(歌:水谷豊、作詞:松本隆、作曲:平尾昌晃、編曲:石川鷹彦)
挿入歌「はあとふる」(歌:水谷豊)、ロックンロール・ティーチャー(歌:松木里江)

スペシャル番組(熱中時代スペシャル)

日本テレビ系列局にて下記3作品が放映された。1作目(1987年4月4日放映)は、先生編・第2シリーズより約10年後が舞台。さらに続編にあたる2作目(1988年10月26日放映)では前作の1年半後が舞台となっている。3作目は1989年10月11日に放映。3作品共に、未DVD化。

1作目は小笠原から北海道・積丹半島に移って小学校教師を続けている広大が、二年三組(第2シリーズ)の同窓会のために上京するというのが主な流れで、そこに成長したみね子の結婚問題やかつての教え子の受験問題や難手術に端を発する葛藤などを交えて展開する。
この時点で、広大は既に敦子(荻野目慶子)と結婚している。

2作目以降は1作目で勤務していた小学校の廃校に伴い、順三郎の計らいで帰京し南多摩川小学校に赴任する。
マニュアル通りの画一的な教育が行われている中でかつての若葉台小学校時代と変わらない自由奔放なスタンスで臨んだことから生徒や教員たちとの葛藤を抱えるも、次第に生徒たちや保護者との間に信頼関係を築き、やがて教員たちもそのやり方を理解して受け容れていく流れを主体に、広大がある教え子の抱える家庭的な問題や内面的な問題に向き合い解決していく姿を交えて描いている。
なお、第2作以降は順三郎から天城邸を譲り受けて自宅としている(しかし、同僚となる南多摩川小学校の教員3人(柳沢慎吾渡辺正行伊藤かずえ)が既に下宿している)。
 ※柳沢・渡辺は2・3作目共通、伊藤は2作目のみ。

1作目では妹・青空(結婚コンサルタントに転職した設定)、育民、新八郎、音松(なぜか新八郎と同僚になっている)、八代・恵子夫妻、安達(順三郎の後任で若葉台小学校の校長に昇進)が再登場しているほか、忠信・玲子夫妻が1~3作共通で登場している(1作目は広大と同じ町の駐在所に勤務、2作目以降は帰京してピザ屋に転職の設定。ただし玲子は2作目においては設定のみ)。
また、南多摩川小学校の教員として校長役で石井光三、教頭役で小林克也、学年主任役で岡本麗が、また敦子の母親役で加藤治子、生徒の父親役で宍戸錠がゲスト出演した(石井・宍戸は3作目、岡本・加藤は2作目のみ。)

熱中時代スペシャル 帰ってきた北野広大 笑って下さい 涙して下さい 6年ぶり教え子と再会!
スタッフ
  • 企画:梅谷茂、田中知己、清水欣也
  • プロデューサー:高橋靖二
    佐藤丈
  • 脚本:布施博一、水島総
  • 演出:田中知己
  • 音楽:平尾昌晃
  • 音楽ディレクター:鈴木清司
  • 効果:倉橋静男、小池秀晴(東洋音響)
  • 監修:遠藤豊吉
  • 制作協力:生田スタジオ、札幌テレビ放送
  • 製作・著作:日本テレビ
熱中時代スペシャル 三年五組の叛乱(水曜グランドロマン
スタッフ
  • 企画:梅谷茂
  • プロデューサー:平林邦介都竹廣明
  • 脚本:布施博一
  • 演出:田中知己
  • 音楽:平尾昌晃
  • 技術:関吉一
  • 照明:関真久
  • カメラ:富沢義明
  • 音声:神谷直美
  • VE:阿部繁雄
  • VTR:山下輝良
  • 編集:伊藤信行
  • MA:大森良憲
  • PM:島孝之
  • 美術:伊東清
  • 音楽ディレクター:鈴木清司
  • 音響効果:倉橋静男、高橋渉(サウンドボックス
  • テーマ曲:「語りつぐ愛に
唄:薬師丸ひろ子、作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお、編曲:武部聡志
  • 監修:遠藤豊吉
  • 制作協力:NTV映像センター、生田スタジオ
  • 製作・著作:日本テレビ
熱中時代スペシャル 嵐を呼ぶ男(水曜グランドロマン
スタッフ
  • 企画:梅谷茂
  • プロデューサー:平林邦介
  • 脚本:布施博一
  • 監督:田中知己
  • 音楽:平尾昌晃
  • 技術: 関吉一
  • 照明:関真久
  • カメラ:平川守利
  • 音声:神谷直美
  • VE:田中拓己
  • VTR:橋本慶一
  • 編集:伊藤信行
  • MA:大森良憲
  • PM:島孝之
  • 美術:伊東清
  • 音楽ディレクター:鈴木清司
  • 音響効果:倉橋静男、高橋渉(サウンドボックス)
  • テーマ曲:「瞳がほほえむから
唄:今井美樹、作詞:岩里祐穂、作曲:上田知華、編曲:佐藤準
  • 監督補:西本淳一
  • 監修:遠藤豊吉
  • 制作協力:NTV映像センター、生田スタジオ
  • 製作・著作:日本テレビ

キャスト

若葉台小学校

北野広大:水谷豊
北海道・小樽出身の新任教師。しばらくアルバイトをしていたが、結婚退職した教師の後任に決まり、校長の天城順三郎宅に居候の身になる。3年4組の担任。本人によれば「あまり良くない大学を、あまり良くない成績で卒業」し、教師となる。何事も体当たりでぶつかる。その型破りな教育方法で生徒たちに慕われているが、安達や一部の保護者たちと意見がぶつかってしまうことも多い。映画館で泣きながら電話をしている桃子を心配して追いかけるが、痴漢と間違えられてしまい、それ以来桃子とはお互いに意識し合うようになるが、父親、兄の病気、怪我などにより、第1作の最終回で北海道へ帰郷。

その後教員と酪農の両立はかなわず、礼文島の叔父の仕事を手伝っていたところ、第2シリーズの初回で天城順三郎と再会、その伝手でもう一度若葉台小学校に戻り2年3組の担任となった。
第2シリーズ最終回で小笠原諸島の兄島小学校の教員に欠員が生じたことを知り、自ら志願して小笠原へ旅立つ。

スペシャル第1作では北海道・積丹半島の小学校に異動して教師を続けており、小笠原から転居する段階で敦子と出逢い、結婚した。
第2作以降は、第1作で勤務していた小学校が廃校になったことに伴い、再び順三郎の伝手で東京に戻り南多摩川小学校に赴任、3年5組の担任になる(その際、順三郎から天城邸を譲り受けて自宅とすることになった)。

天城順三郎:船越英二
蝶ネクタイがトレードマークの校長。自宅に教師を多数下宿させており、優しく信頼篤い好人物。趣味は犬語の研究。
悪ガキに対しては「言うことを聞けない子は赤ちゃんです」と、彼らを赤ん坊のようにあやして懲らしめる。
最終回近くで山梨県へ赴任することになった。
安達勝也:小松方正
おおらかな校長と対照的に、口うるさい教頭。典型的なことなかれ主義者。広大が着任するまでは、代理で3年4組を受け持っていた。
スペシャル第1作にも登場しており、順三郎の後を受けて若葉台小学校の校長に昇進した設定になっている。
第1シリーズ
小糸桃子:志穂美悦子
校長宅に下宿する教師。3年3組の担任。マドンナ的存在。学年ソフトボール大会では受け持ちクラスを全勝優勝へ導く。またダンスもうまい。父親は順三郎の教え子だったが、いまだに順三郎に甘えて借金を頼んでくる父に嫌気がさしていた。映画館で泣きながら父親と電話をしているところを広大に目撃され、追いかけてきた広大を痴漢と間違えて通報してしまう。
花井(八代)恵子:音無美紀子
校長宅に下宿する教師。5年2組の担任。雑学が豊富で、よくクイズ番組に出場している。最終回近くで八代と結婚、天城夫妻の義妹となった。
スペシャル第1作にも出演している。
前田きく:執行佐智子
3年1組の担任で、3年生の学年主任。
小嶋田徳次:小倉一郎
広大たちの同僚で、3年2組の担任。広大とは対照的に、生徒たちとは少し距離を置いて接している。小心者で体育授業は不得手。白衣を着ていることが多い。桃子に好意を寄せている。
第2シリーズ
立花美幸:高田早苗
同僚教師で同じ2年生の担任で校長宅に下宿。最終回で広大に恋心を抱いていたことがあきらかになるが、広大は何も知らず小笠原へ旅立つ。
田丸邦彦:秋野太作
同僚教師で同じ2年生の担任で学年主任、最終回で離婚した元妻と復縁する。
奥田朝:木内みどり[1]
同僚教師。母親も教師であり、順三郎の恩師である。
井原先生(教諭):中野遊
松下先生(教諭):柄沢英二
江川先生(教諭):沖恂一郎
原先生(教諭):西尾徳
松崎瑞江(教諭):岡崎聡子
風見玲子:山口いづみ
同僚。第1作で広大が担任した生徒が5年生に進級したときの担任。校長宅に下宿、最終回で忠信と結ばれる。
その後、5人の子供をもうけている(スペシャル第2作で5人目を出産した)。

他の学校関係者

魚津早苗:島村佳江≪第1シリーズのみ≫
校長宅に下宿する教師。大森の小学校に勤務。小宮のことを悪く思ってはいないが、同じ学校の音楽教師と婚約していた。
風邪をひいた早苗が「鰈が食べたい」と言ったのを広大が「カレー」と聞き間違え、早苗を好きな小宮の代わりに作る。それを見た桃子が誤解をしてやきもちを焼くというエピソードがある。
八代徹:山口崇
綾子の弟。中学校教師で、担当教科は理科で趣味は天体観察。下宿では和装で過ごす。酒好きで飄々とした性格。綾子に甘えており、朝は自分で起きず、家事を手伝うこともしない。離婚歴があり、作中で前妻や彼女の引き取った息子と再会している。最終回近くで花井恵子と再婚することになった。

スペシャル第1作にも若干ながら登場している。

北野家

北野青空:池上季実子
広大の実妹。広大を頼って、女優を目指して小樽から上京する。『蜘蛛の巣』が主宰する劇団に入団。第2作では劇団がフランスで興行を行うことになり、渡仏するが、劇団がフランスで空中分解し解散してしまい、そのままパリでアルバイトをしながら滞在しているため、登場しない。
スペシャル第1作では帰国して結婚コンサルタントに転職。その後も仕事で海外を飛び回っており、天城邸にも気軽に出入りしている。
北野大河:犬塚弘
広大の実兄、北海道で牧場を営んでいる。
第1作の最終話で怪我をしてしまい、父親の病気などもあり、牧場の維持が困難になり、広大が教師を辞めて帰郷することになったが、怪我の程度が思っていたよりも軽傷で、すぐ復帰してしまい、教師を辞めてまで帰郷した広大に対して申し訳なく思っている。

天城家

天城綾子:草笛光子
順三郎の妻。下宿している教師たちの間では母親的な存在。若いころに学生演劇をやっていたこともあり、青空の良き相談相手になっている。
天城育民:太川陽介
順三郎と綾子の一人っ子で高校生。やや不良っぽい現代っ子だが広大とはウマが合う。第2シリーズでは一浪の後東京農業大学に合格する。
スペシャル第1作にも出演しているが、その時は既婚で恐妻家であり、夫婦ゲンカの末に実家に一時逃げ帰ってきた設定になっていた。
川瀬(天城)みね子:二階堂千寿
第2シリーズから登場。もとは早くに両親を亡くし北海道・礼文島で叔母の世話になっていたが、登校拒否となったところを広大に救われる。
叔母の再婚に伴い広大を頼って上京、校長宅に下宿し若葉台小学校へ転校、2年3組で広大の教え子になる。最終回で順三郎・綾子夫妻の養女になる。

スペシャル第1作では成長した彼女と交際していた青年・宮脇良太(松村雄基)との結婚問題が主題のひとつになっている。
当初は順三郎夫妻から反対されて北海道に駆け落ち、あわや遭難という事態になって広大らに救助されるなどの紆余曲折あったものの、最終的には礼文島に渡って漁師となった良太の人となりを順三郎が認めて快く結婚を許され、良太とともに礼文島に帰ることになった。
天城信吾:横内正≪第2シリーズのみ≫
順三郎の実弟であり塾の経営者で、順三郎と教育問題で対立する。

その他

派出所の警察官
小宮新八郎:谷隼人
近所の派出所の警察官。桃子に痴漢と間違われて逮捕しかけて以来、広大の良き喧嘩相手。早苗に気があるが振られてしまう。
スペシャル第1作にも出演しているが、その時は第2シリーズに出演した桜井音松と同僚になっていた。
佐藤忠信:蟹江敬三
近所の派出所の警察官。第2シリーズから登場。北海道出身で何かとみね子のことを気にかけていた。最終回で玲子と結ばれる。
スペシャルには全作出演しており、第1作では北海道・積丹半島の広大と同じ町で駐在所詰めの警官をしており、広大を頼って北海道に駆け落ちしてきながら遭難しかけたみね子の救出にも一役買った。
その後第2作までの間に小学校に忍び込んだ窃盗犯(小倉久寛)を逮捕しながらその妻(室井滋)の一人芝居に騙されて脱走された責任を取って辞職。第2作目以降は玲子の実家を頼って東京に戻りピザ屋「ゼペットおじさん」を開業する。自宅は南多摩川小学校の学区内で、第3作では登校拒否の兆候を見せた長男の扱いを巡って広大と対立した。


スペシャル版では上記の対立もあったが、全般的には広大の応援者の一人として何かと世話を焼いており、時には森林の中に迷い込んだ子供の救出に加わるなど、危険な役回りを買って出ることもあった。

桜井音松:峰竜太
近所の派出所の警察官。第2シリーズから登場。佐藤の同僚。
スペシャル第1作にも出演しているが、その時は同僚が第1シリーズに登場した小宮新八郎にかわっていた。
第1シリーズ
  • 『蜘蛛の巣』マスター:奥村公延(第2シリーズでは礼文島に住む広大の叔父役で、スペシャル第1作では広大が勤務する北海道・積丹半島の小学校校長役で出演)
  • 『蜘蛛の巣』従業員・小百合ちゃん:梶弘子
  • 『蜘蛛の巣』従業員・鉄ちゃん:吉見哲
第2シリーズ
田丸笑子:高見知佳
邦彦の実妹。後半には校長宅に下宿。
ロバート山形:安原義人
喫茶店「蜘蛛の巣」の跡地に建った軽食店「ロバートドーナッツ」(第22話以後ロバートハウスに改装)の主人。怪しい英語混じりのしゃべりが特徴的だが、出自は山形県出身の日本人である。
サユリ:杉真由美
ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
ルリ子:桜井恵美子
ロバートドーナッツ(第22話以後ロバートハウスに改装)の従業員。
黒丸正太郎:熊倉一雄
元PTA会長の区会議員。選挙に立候補しようとした際、PTA会長の肩書きを利用しようとして天城校長に拒否されたことへの私怨から、執拗に広大と天城校長の失脚を狙う。第1シリーズでは1話のみの単発出演だったが、本シリーズではセミレギュラー化。

刑事編(1979年)

キャスト

主要人物

早野武(大門署捜査一係刑事):水谷豊
元は交通課の白バイ警官。愛車はスバル360
ミッキー・フランクリン(早野ミッキー):ミッキー・マッケンジー
日本へ父親を尋ねてきたテキサス娘。第一回の事件で武と出会う。第八回で結婚する。

大門署

捜査一係
武が配属されるまでは一番の下っ端だった。
婦警

その他

美弥の友人で武とも知り合い。
  • ヨッちゃん(喫茶「竹の子」の店員):松金よね子
  • 竹林奈津子(大門署近くの喫茶「竹の子」のママ):草笛光子
  • 寺坂乙吉(武が下宿する家の主人):伴淳三郎

ゲスト

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回

スタッフ

主題歌

カリフォルニア・コネクション」(歌:水谷豊、作詞:阿木燿子 作曲:平尾昌晃 編曲:鈴木茂)
刑事編と先生編第2シリーズのオープニングでも通常は1番の歌詞が放送されていたが、時々2番の歌詞が放送されることがあった。
刑事編の主題歌「カリフォルニア・コネクション」および、先生第2シリーズの主題歌「やさしさ紙芝居」は、2008年に水谷が歌手活動を再開した際にセルフカバーされ、アルバム『TIME CAPSULE』に収録された。

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1話 1979年4月07日 新米刑事現わる 布施博一 田中知己
第2話 4月14日 熱中刑事vs謎の怪盗
第3話 4月21日 熱中刑事苦心の張込み 新沢浩
第4話 4月28日 泥棒夫婦まとめて御用
第5話 5月05日 赤頭巾と熱中刑事 田中知己
第6話 5月12日 アイ・ラブ・タケシ
第7話 5月19日 サヨナラ! タケシ 新沢浩
第8話 5月26日 熱中刑事ついに結婚
第9話 6月02日 新婚刑事 三度のピンチ 田中知己
第10話 6月09日 ニセ熱中刑事現わる
第11話 6月16日 金庫破りナンバーワン 伊藤祥二
第12話 6月23日 熱中チーム九回逆転 松原敏晴 新沢浩
第13話 6月30日 新婚旅行で大手柄 布施博一 田中知己
第14話 7月07日 タンジョウビオメデトウ 伊藤祥二
第15話 7月14日 紫色の熱中刑事 松原敏晴 田中知己
第16話 7月21日 ミッキーをだました男 布施博一 新沢浩
第17話 7月28日 熱中刑事vs幽霊泥棒 松原敏晴
第18話 8月04日 誘拐された娘たち 布施博一 田中知己
第19話 8月11日 敵ながら天晴れ! 声色サギ
第20話 8月18日 荒野の熱中ガンマン 新沢浩
田中知己
第21話 9月01日 熱中刑事タヌキ狩り 伊藤祥二
第22話 9月08日 七つの顔の悪党 新沢浩
第23話 9月15日 KO強盗と放火魔 松原敏晴 田中知己
第24話 9月22日 女装刑事vs殺人鬼 布施博一 新沢浩
田中知己
第25話 9月29日 熱中刑事ワナにかかる 田中知己
最終話 10月06日 ハッピーだぜ! 熱中刑事

番外編スペシャル

熱中時代スペシャル 水谷教授の華麗な冒険
木曜ゴールデンドラマ」の処女作として1980年4月3日読売テレビ・日本テレビ系放映。ケニアアメリカフランスでの大々的なロケーションを敢行し、人文学者である水谷教授の活躍を描く。出演者は藤岡琢也、細川俊之など刑事編からのスピンオフが多いものの、先生・刑事編ともにストーリー的な繋がりは全くない。また、本作ではユニオン映画が直接制作を請け負っており、シリーズ中唯一のフィルム撮影によるテレビ映画として制作された。
スタッフ
  • 企画・監督:田中知己
  • 脚本:布施博一
  • 音楽:菅野光亮
  • 制作:日本テレビ、ユニオン映画

高視聴率の要因とその他

  • 熱中時代(先生編)は従来の学園ドラマではあまり取り上げることがなかった小学校教諭を主人公にした画期的作品だった(従来の学園ドラマは中学・高校教師を主人公とすることが多かった)。従来、この種のドラマをあまり見ることのなかった視聴者層を獲得したことが高視聴率に結びつけることができた要因と考えられる。当時文部大臣だった砂田重民衆議院議員も欠かさず見ていたそうである。
  • 主演の水谷は、子供の面倒見が良く出演した子供達に大変慕われていたようで、このため、撮影でも小学校教諭としての役柄や、小学校という雰囲気を自然に作り出せたのも成功の一因であると言われている。最終回の主人公が学校を去るシーンの撮影では、生徒役の子供達が、撮影が終了して水谷と別れるのを惜しんで、演技ではなく本当に泣いていたという逸話も残っている。
  • また、水谷の役作りは北海道で出会った教師を元に行ったとのこと(2008年4月26日放送、テレビ朝日SmaSTATION!!』より)。
  • 先生編第1シリーズのロケ地は、山形県東置賜郡高畠町の高畠町立時沢小学校であり、当時の在校生もエキストラで出演している。
  • 先生編第2シリーズの最終回では、水谷が演じる主人公が小笠原諸島兄島小学校に赴任することになっているが、実際には兄島は無人島である。
  • 主演の水谷豊が歌った『熱中時代・刑事編』の主題歌「カリフォルニア・コネクション」は65万枚(オリコン最高2位)の大ヒットとなった。
  • 早野武(刑事編)の口癖は、巷でも大流行した。
  • 主演の水谷豊は、『熱中時代・刑事編』で共演したミッキー・マッケンジーと結婚をするも、数年後に離婚した。
  • 『刑事編』の役名の早野潮田など、赤穂浪士から取っている。
  • 『刑事編』のレギュラーの多くは『オレの愛妻物語』繋がりとなっている。
  • 北海道の舞台となった礼文島礼文町の道場牧場は日本最北端の牧場として有名だったが、現在[いつ?]では閉場している。

熱中時代(2011年ドラマスペシャル)

2011年4月9日21:00 - 23:18に放送。NNS29局同時ネット、ハイビジョン制作解説放送実施(副音声解説:石丸博也)。レギュラー版で校長を演じた船越英二の息子・船越英一郎がこのドラマスペシャルで校長を演じている。視聴率は9.4%。

佐藤と松下がCMで共演している「アリナミン」の武田薬品工業が特別協賛を行い、特別版(本作のメイキング映像が織り込まれている)のCMも流された。

終了直前に新たなトラブルを暗示する転校生が登場するなど明らかに続編を意識した内容だったが、2012年4月現在のところ制作されていない。

キャスト

若葉台小学校

教職員
南雲大地:佐藤隆太
主人公。3年2組担任、北野広大の元教え子。動物園でバイトをしながら教員試験を受け続け、やっと合格する。広大のような教師になろうと奮闘するが、良かれと思っての行動が必ずしもいい結果に結びつかないなど、理想と現実のギャップに苦しむ。
朝比奈遥:松下奈緒
3年1組担任の女性教師。かつては生徒と親密に接するような指導を是としていたものの、失敗した過去を持つ。過去の自分と似たような方針を取る大地に対して批判的に接する。
東条慶介:市川亀治郎
6年2組担任。
瀬口真里:小池栄子
6年1組担任。
理科教師:米村でんじろう
山口智子:縄田智子
家庭科教師。
教師:酒井健太郎
内藤 源太:渡辺いっけい
副校長。
歴代校長(写真のみ):堺正章(友情出演)
白川龍太郎:船越英一郎
校長。天城順三郎と同様に蝶ネクタイがトレードマーク。悪ガキを懲らしめる際の癖と自宅に教師を多数下宿させているのも同じ。
3年2組生徒
6年1組生徒
4年の時に遥が担任を受け持つクラスにいたが、遥にある約束を破られてから、不信感を募らせる。

保護者

花の母親。昼はトラック運転手、夜は警備員のパートをしている。
ワタルの祖父。桜川農豚園を経営している。

白川家

龍太郎の息子。
龍太郎の妻。

その他

ラーメン店店主。
大地がバイトしていた緑が丘動物園の飼育係。
大地の元上司。
大地の母親。

スタッフ

関連項目

  • 土曜グランド劇場
  • 先生は一年生
    同じ日本テレビ制作で『熱中時代(先生編)』と同じコンセプトで、新任小学校教諭の奮闘記であり、主演は榊原郁恵
  • 新・熱中時代宣言
    同じく日本テレビ制作の学園ドラマ。企画や演出の要所に『熱中時代(先生編)』を意識した作りをしている。上記の『先生は一年生』に続いて主演は榊原郁恵
  • 若草学園物語
    日本テレビ制作の学園ドラマ。作品世界は異なるが、船越英二と草笛光子が「学園長の天城順三郎と妻の綾子」というほぼ同一の役で出演している。
  • 科学と学習
    先生編第2シリーズ放映当時、「2年の学習」誌上で連動企画が行われた。
  • 3年B組金八先生
    TBS制作の学園ドラマ。『金八』プロデューサーの柳井満は「先に放送された『熱中時代(先生編)』が小学校を舞台にしてヒットしていたので、うち(金八)は中学校にしようという事になった。」と語っている[2]
  • 教師びんびん物語
  • みにくいアヒルの子
  • カックラキン大放送!!
    日本テレビ制作のバラエティ番組。「秀樹の体育に夢中時代」というコーナーが放送され、西城秀樹が「北野灯台(きたの とうだい)、本名はミズタニ ミジメ」という体育教師に扮した[3]

脚注

  1. ^ 第1作の20話で生徒の姉役で別人としてゲスト出演している。
  2. ^ 『テレビがくれた夢 柳井満編』(TBSチャンネル2013年制作)
  3. ^ 2011年に、日テレプラスで第64回(1980年9月19日放送分)から第66回(1980年10月3日放送分)として放送された際(同局での放送は、話数が飛ばされて放送されている)、第64回で「今日で2時間(目)になる」と説明していることから、1980年9月12日放送分でも同コーナーがあったと思われる。西城自身は、1980年9月12日放送から10月3日放送まで短期レギュラーを務めた他、ゲストでも複数回出演していた。

外部リンク

日本テレビ 金曜劇場
前番組 番組名 次番組
熱中時代
(先生編第1シリーズ)
日本テレビ 土曜グランド劇場
熱中時代・刑事編
熱中時代
(先生編第2シリーズ)
池中玄太80キロ
(第2シリーズ)