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椎野茂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しいの しげる
椎野 茂
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 福岡県福岡市
生年月日 (1959-01-19) 1959年1月19日(65歳)
最終学歴 東京大学教育学部
職歴 東京放送TBSテレビ[注 1]アナウンサー(1984年4月 - 2016年3月)
TBSテレビ広報部担当部長(2016年4月 - 2019年1月)
活動期間 1984年 - 2016年
ジャンル スポーツ中継
出演番組・活動
出演経歴 #アナウンサー時代の担当番組を参照

椎野 茂(しいの しげる、1959年1月19日[1] - )は、日本アナウンサー

来歴・人物

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福岡県福岡市生まれ[1]東京都立富士高等学校東京大学教育学部を卒業[1]1984年4月に、TBS[注 1]へ第21期生アナウンサーとして入社した。同期に、柄沢晃弘[2][3]がいる。2004年10月には社内再編により他のアナウンサーとともにTBSテレビへの出向社員となり、2009年4月持株会社化に伴い、正式にTBSテレビの社員となる[注 1]

TBSへの入社後は、スポーツアナウンサーとして、野球ラグビーテニス、陸上競技など[注 2]の中継に出演[6][7]。一時は、テレビのニュース番組でスポーツキャスターを担当していた。1991年には、大学ラグビー・早明戦のラジオ実況で、第17回アノンシスト賞・ラジオ部門最優秀賞を受賞[7]。また、世界陸上マラソン中継や2004年アテネ五輪の女子マラソン野口みずきが金メダルを獲得したレース)の実況[8]を経験したほか、後年は「全日本実業団女子駅伝」のセンター実況を数年にわたって担当していた。

2007年6月24日横浜ベイスターズオリックス・バファローズ戦(横浜スタジアム)でのネット配信中継[9]で実況を担当した椎野は、中継ぎで登板しながら1も取れず、タフィ・ローズから本塁打を被弾して降板した横浜の投手(当時)・高宮和也に対し、「水差し野郎」などと辛辣な表現を重ねながら批評した[10]。その実況の様子は、ニコニコ動画YouTubeなどの動画投稿サイトで話題となった[9]

2016年4月1日付の人事異動でアナウンス職を離れ、総務局広報部担当部長[11]に異動した。異動の前日(3月31日)にBS-TBSで放送された横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツ(巨人)戦(場所:横浜スタジアム)中継が、アナウンサーとしての最後の実況担当になった[8]

2017年7月1日付の組織変更で秘書室広報部担当部長となった[11]

2019年1月31日を以って定年退職[要出典]

アナウンサー時代の担当番組

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スポーツ中継(テレビorラジオ)

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※特記ない限り、テレビ番組。担当競技は、野球テニスラグビーマラソン駅伝バレーボールゴルフ(2008年から担当)。

テレビ

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ラジオ

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b c 1951年5月にラジオ東京として会社設立。同年12月25日にラジオ放送局として開局。1953年12月よりKRTの略称を採用。1955年4月にテレビ本放送開始・ラテ兼営局となる。1960年11月29日に社名を東京放送・略称をTBSへ変更。以降、ラジオ局部門について「東京ラジオ」(1961年以降は「TBSラジオ」)と呼ばれるようになる。2001年10月にラジオ局部門がTBSラジオ&コミュニケーションズ(略称:TBS R&C)、2009年4月にテレビ局部門がTBSテレビへそれぞれ分離し、放送持株会社化(社名を東京放送ホールディングス・略称をTBSHDにそれぞれ変更)。TBSの略称はTBSテレビへ移行した。2016年4月にTBS R&CはTBSラジオへ社名変更。アナウンサーの配属先も、持株会社化を機にTBSテレビへ移行した(2004年10月のTBSテレビ発足時に東京放送在籍者が全て出向、2005年以降の新規採用者はすべてTBSテレビの在籍[16])。
  2. ^ ほかに、バレーボール[4]ゴルフ[5]がある。
  3. ^ TBS公式サイト内で配信されたプロフィールより、2013年より、ラジオでの不定期担当番組として、掲載[13][14]
  4. ^ TBS公式サイト内で配信されたプロフィールより、2013年より、ラジオでの不定期担当番組として、掲載[13][14]

出典

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  1. ^ a b c TBSホームページ内プロフィールを参照。
  2. ^ 東京放送 編「III 放送関係 7.TBSのアナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、239頁。「1984.4<21期生> 2人入社(男2) 柄沢晃弘 椎野茂」 
  3. ^ 東京放送 編「TBSのアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、28-29頁。「84.4 <21期生>2人入社 柄沢晃弘 椎野茂」 
  4. ^ 2000年当時のTBSホームページ内プロフィール(インターネットアーカイブ2000年10月21日付保存キャッシュ) ※実況担当競技の中でバレーボールが明記された最古の版。
  5. ^ 2011年当時のTBSホームページ内プロフィール(インターネットアーカイブ2011年9月30日付保存キャッシュ) ※実況担当競技の中でゴルフが明記された最古の版。
  6. ^ a b c d 東京放送 編「III 放送関係 7.TBSのアナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、239頁。「椎野茂『スポーツ中継(野球、ラグビー、テニス、陸上競技)』 TV「ニューススコープ(1986)」「スポーツチャンネル」「ニュースデスク(1988)」」 
  7. ^ a b c d e f 東京放送 編「TBSのアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、29頁。「椎野茂…『スポーツ中継(野球、ラグビー、テニス、陸上競技)』TV「おはようニュース&スポーツ(86)」「ニューススコープ(86)」「スポーツチャンネル(87)」「JNNニュースデスク(88)」 ★「'91 早明ラグビー実況」<第17回アノンシスト賞 ラジオ部門最優秀賞受賞>」 
  8. ^ a b c 最後の実況 - 『「アカサカサイクル」Writer&Rider赤坂英一の情報発信サイト』より、2016年3月31日付ブログ(文:赤坂英一=スポーツライター) ※リンク先は、インターネットアーカイブ同4月3日付保存キャッシュ。該当記事には、人事異動によりアナウンス職を離れること、その最後の仕事がBS-TBSにおけるDeNA対巨人戦中継の実況であったことが明記。
  9. ^ a b 【トレビアン】横浜vsオリックスで男子アナが異例の激怒!」『livedoor ニュースLINE、2007年8月22日。オリジナルの2022年2月13日時点におけるアーカイブ。2022年2月13日閲覧。
  10. ^ 野球バラエティ ぽけぽけ動画「【コラボ】もう水差し野郎とは呼ばせない!元横浜・高宮和也がプロスピでリベンジ!?」『YouTube』、該当時間: 1:582021年2月20日https://www.youtube.com/watch?v=jnDfZFOUofA2022年2月13日閲覧  - 高宮和也本人が出演している。
  11. ^ a b 文化通信(文化通信社)2017年7月4日号。
  12. ^ 『TBS50年史』DVD-ROM『ハイブリッド検索編』テレビ番組データベース→「年代別リスト」→「1992年」より参照。「椎野茂:実況」と明記。
  13. ^ a b c 2013年4月当時、TBS公式サイト内で配信されたプロフィール(インターネットアーカイブ同5日付保存キャッシュ)
  14. ^ a b c 2016年4月当時、TBS公式サイト内で配信されたプロフィール(インターネットアーカイブ同17日付保存キャッシュ)
  15. ^ ただし、1985年発行の『週刊読売』10月20日号P130より、すでにスポーツ担当として出演していたことが確認できる(番組名は「おはようニュース&スポーツ」表記)。
  16. ^ TBS社員7割子会社出向…安住、小倉アナも - ZAKZAK2005年1月21日付(インターネットアーカイブ同23日付保存キャッシュ)

参考資料

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  • 週刊読売』1985年10月20日号(読売新聞社発行)
  • 『TBS50年史』(2002年1月、東京放送編・発行)…国立国会図書館の所蔵情報
    • 資料編
    • 付録のDVD-ROM『ハイブリッド検索編』
      • テレビ番組データベース
      • 『TBSアナウンサーの動き』(ラジオ東京→TBSの歴代アナウンサーの記録を、同社の歴史とともにまとめた文書。PDFファイル。全34ページ)
  • 各種外部リンク

関連項目

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外部リンク

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