熊崎風斗
くまざき かざと 熊崎 風斗 | |
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プロフィール | |
出身地 |
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生年月日 | 1989年7月19日(33歳) |
最終学歴 | 明治大学情報コミュニケーション学部 |
勤務局 | TBSテレビ |
部署 | 総合編成本部 アナウンスセンター[1] |
活動期間 | 2013年 - |
ジャンル | スポーツ |
配偶者 | あり |
公式サイト | TBS公式サイト |
出演番組・活動 | |
出演中 |
スポーツ中継 ひるおび!(月曜午後枠) Nスタ(金曜) アフター6ジャンクション(月曜) ほか |
出演経歴 | 後述 |
熊崎 風斗(くまざき かざと、1989年〈平成元年〉7月19日 - )は、TBSテレビのアナウンサー。
経歴[編集]
山梨県甲府市の生まれで、千葉県立薬園台高校を経て明治大学情報コミュニケーション学部へ入学。スポーツ中継での実況を志望していたことから、大学卒業後の2013年にアナウンサーとしてTBSテレビへ入社した[2]。同期入社のアナウンサーは国山ハセン[3]・小林由未子・笹川友里[4] で、入社式のイベントを兼ねて収録された『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』で、テレビ番組へのデビューを果たした。
2013年の『夏サカス2013 笑顔の扉 デリシャカス~番組グルメでおもてなし~』の期間中、「デリシャカス食べ歩き隊」としてのPR活動で国山・小林と共にアナウンサーとしての活動を本格的に始めた。その後は、スポーツアナウンサーとして活動しながら2018年4月から『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)の月曜放送分で宇多丸(RHYMESTER)のパートナーを担当。苗字の読み方(熊崎=クマザキ)にちなんで「クマス」と呼ばれているほか、同年6月26日に結婚したことを、同年7月9日の番組内で発表した[5]。2019年12月に第1子(女児)[6]、2022年3月に第2子[7]、2023年5月に第3子が誕生。
2021年開催の東京2020夏季オリンピックではラジオ中継、2022年開催の北京冬季オリンピックではテレビ中継の実況・リポート要員としてジャパンコンソーシアムへ派遣されている。北京冬季大会・スノーボード競技女子ビッグエア決勝中継(2022年2月15日にNHK総合テレビで生放送)[8][9]の実況では、17歳[10]で出場した村瀬心椛の銅メダル獲得(冬季オリンピックに出場した日本出身の女子選手としては歴代最年少のメダリスト誕生)[11]の瞬間を伝えた[12]。
さらに2022年度には、JNN・JRN加盟局の優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞で、ラジオ・スポーツ実況部門の最優秀賞に選ばれた。第166回天皇賞(2022年10月30日に東京競馬場で催された中央競馬の重賞競走)のTBSラジオ制作分中継(同局では『爆笑問題の日曜サンデー』内で放送)で担当した実況が高く評価されたことによる[13]。
人物[編集]
プロ野球では北海道日本ハムファイターズのファン。入社試験で打席での中田翔 (現:読売ジャイアンツ) の物真似をしたことがHBCラジオ『ファイターズDEナイト!』のパーソナリティでもある斉藤こずゑによって明かされている[14]。
『アフター6ジャンクション』内でグラビアアイドル紹介コーナー[15]を持つなど、「グラビアアイドル」というジャンルに広い知見を持つ。常に誰かがデビューする中で、どうやって個性を磨き世に出るかを想像することが楽しいと述べている[16]。
プロ野球選手(投手)で、埼玉武蔵ヒートベアーズ・埼玉西武ライオンズを経て2023年から北海道日本ハムファイターズへ在籍している松岡洸希は従弟に当たる[17]。
出演番組[編集]
特記しない限り、いずれもTBSグループで制作。
現在[編集]
- スポーツ中継(野球、陸上、駅伝、マラソン、バドミントン、バレーボール、バスケットボール、フィギュアスケート、競泳、競馬、カーリング、スノーボードなど)
- 2020東京オリンピックでは、野球・競泳・体操競技のラジオ中継や報道素材(いずれもジャパンコンソーシアム制作分)向けの実況を担当。担当時点での年齢は32歳で、ラジオ中継の実況要員としてジャパンコンソーシアムへ派遣されたアナウンサーとしては最も若かった。
- オリンピックのジャパンコンソーシアムには、前述した東京夏季大会の閉幕から半年後(2022年2月)に開催された北京冬季大会でも、テレビ中継の実況要員(カーリング・ビッグエア担当)として派遣。ビッグエアの実況は派遣されるまで未経験だったにもかかわらず、男子の競技中継(NHK BS1で放送)では、解説を担当する予定だった三浦豪太が出演を急遽見合わせたこと[18]から、予選・決勝を通じて実況と解説の「1人2役」をこなした。また、2月14日(月曜日)に実況を担当した女子ビッグエア予選の中継(解説:名取崇史)は、NHK BS1に加えて地上波(TBSテレビ系列)で生放送。
- プロ野球では、TBSラジオが『TBSラジオ エキサイトベースボール』として中継を自社向けに放送していた時期から、関東圏の球場における読売ジャイアンツ・横浜DeNAベイスターズ主管試合でビジター地元局(JRN加盟局)向け裏送り中継の実況・リポーターを随時担当。自社向け放送業務の終了に伴って、平日ナイトゲームの基本中継枠で『アフター6ジャンクション』の放送を開始した2018年以降も、月曜以外の曜日には裏送り中継への出演を続けている[19]。
テレビ[編集]
- Nスタ(2013年10月2日 - )
- 不定期での出演を皮切りに、2014年3月28日まで水曜日、2014年4月5日から2015年3月26日まで木曜日、2015年4月3日から2022年9月30日までは金曜日、2022年10月4日から2023年3月21日まで火曜日、2023年3月30日から木曜日と金曜日にニュースプレゼンターを担当。2021年には、6月24日から7月16日まで、木曜日にも第2部(JNN全国ニュースパート)限定で出演していた。
- ひるおび(午後枠プレゼンター、2020年9月28日 - )
- スポーツアナウンサーとしての活動を優先する期間に休演することを前提に、2022年6月27日まで月曜日、同年7月6日から水曜日を担当。
- With☆ベイスターズシリーズ(ナレーター)
- 2021年版(『with☆ベイスターズ2021』)から担当。2022年版(『with☆ベイスターズ2022』)では後輩アナウンサーの小林廣輝(当時)がナレーターを引き継いでいたが、小林が7月31日付でTBSテレビを退社することを受けて、同月8日放送分からナレーションを再開。
- ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!(不定期)
ラジオ[編集]
- アフター6ジャンクション(月曜パートナー、2018年4月2日 - )
- 2020東京オリンピックの開催期間中には、ジャパンコンソーシアムへ派遣されたため、開幕週(2021年7月19日)から3週間にわたって休演。休演中の8月4日(水曜日)には、自身が実況する野球競技準決勝・日本対韓国戦中継(関東地方ではNHKラジオ第一・ニッポン放送・文化放送との並列放送)が、本来の放送時間帯の大半(19:00以降)に組み込まれていた(番組自体は18時台限定の短縮放送で対応)。
- 生放送には基本として月曜日にのみ登場しているが、金曜日20時台の「アトロク フューチャー&パスト」(放送週の主な企画を曜日ごとに振り返るコーナー)では、月曜日の本番後に収録したコメント音源を放送。熊崎が出演する月曜分では20時の時報直前(厳密には19:58)にグラビアアイドルの紹介を行っていることから、振り返りの中でも(放送後のポッドキャストでの配信、年度下半期ではさらに月曜分の当該時間帯をネットしない地方局に向けて)改めてその内容を取り上げている。なお、2022年9月30日以降の同コーナーでは、自身の苗字「熊崎」にちなみ、宇多田ヒカルの『ぼくはくま』をコメント音源を放送する際のBGMに使用している。
- 日比麻音子(水曜パートナーで後輩アナウンサー)によるクイーンズ駅伝テレビ中継でのスポーツ実況デビュー(2021年11月)をきっかけに、TBSテレビで全国ネット向けの中継を制作する駅伝(クイーンズ駅伝やニューイヤー駅伝など)の特集を水曜日に放送する場合にも、「(日比にとっての)駅伝実況のパイセン(先輩)」として出演している。2022年10月以降は、『Nスタ』でも日比と共演している[20]。
- 2022年北京冬季オリンピックにおけるビッグエア中継の実況(前述)が一躍注目されたことを受けて、閉幕翌日の2月21日(月曜日)には日本への帰国中で出演できなかったにもかかわらず、テレビ中継での実況ダイジェスト音源や小笠原亘[21]の解説を交えた実況特集が「CULTURE TALK」(18時台後半のコーナー)で放送された(当日は小沢光葵が全編でパートナー代理を担当)。なお、北京冬季オリンピックでの実況については、本人が6週間振りに出演を再開した3月7日(月曜日)の「CULTURE TALK」でも改めて特集。
以下の番組はいずれも、不定期で担当。
- 森本毅郎・スタンバイ!(スポーツコーナー「スポーツスタンバイ」の進行)
- 爆笑問題の日曜サンデー(番組内の競馬中継で実況)
- パンサー向井の#ふらっと(ニュースキャスター)
過去[編集]
テレビ[編集]
- TBSニュース(日曜14時前、2013年10月6日 - 2014年3月30日)
- JNNフラッシュニュース(隔週木曜→隔週月曜→隔週水曜→隔週火曜→隔週土曜、2013年10月 - 2017年3月)
- S☆1(2016年4月 - 2017年3月)
- 本来は、番組の終盤に内包される『JNNニュース』(全国ニュースの最終版)を隔週土曜日に担当。2016年のリオデジャネイロオリンピック期間中は、先輩のスポーツアナウンサー・佐藤文康(当時は土・日曜日ともサブキャスターを担当)のジャパンコンソーシアム派遣に伴って、土曜日のみサブキャスター代理を務めていた。佐藤に代わって伊藤隆佑がメインキャスターに起用された2017年4月以降も、伊藤の不在日にメインキャスター代理を随時担当。
- あさチャン! (月・火曜日スポーツキャスター、2019年4月1日 - 2020年9月22日)
- レギュラーで出演する前にも、前任者の石井大裕による海外出張期間中(2015年4月6日 - 9日)に代演。担当期間中には、月曜日の夕方から『アフター6ジャンクション』(3時間の生放送番組)へ出演した後に、翌朝(火曜日)の本番へ臨んでいた。
- SASUKE(2020年12月29日・2021年12月28日・2022年12月27日) - サブ実況
- 自身が出演する『アフター6ジャンクション』においても、度々『SASUKE』に関する話題をオープニングやフリーゾーンの時間帯に取り上げることがある。また、2021年の第39回大会放送前にあたる同年12月13日の「BEYOND THE CULTURE」(20時台の特集コーナー)では、同番組の総合演出・乾雅人とチーフプロデューサー・村口太郎をゲストに「“名もなきアスリートたちのオリンピック“『SASUKE』特集」が放送された。
- 2分でわかる! PRODUCE 101 JAPAN SEASON2の楽しみ方(ナレーター、2021年4月10日 - 6月12日)
- 毎週土曜9:25 - 9:30
- 濃縮PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 密着150日 デビューまでのカウントダウン(2021年4月15日未明(14日深夜) - 6月10日未明(9日深夜))
- 毎週木曜未明(水曜深夜)1:58 - 2:28
- SKE48 ZERO POSITION 〜チームスパルタ!能力別アンダーバトル〜(TBSチャンネル1/不定期、主にスポーツ系企画に出演)
- ラヴィット!(2022年8月5日、2023年1月25日・4月12日)
ラジオ[編集]
- サンデースポーツ&ニュース(2013年10月6日 - 2014年3月30日)
- ザ・トップ5(シーズン5水曜日、2015年9月30日 - 2016年3月23日)
- 都市型生活情報ラジオ 興味R(2017年4月3日 - 2018年3月26日)
- サタデースポーツ&ニュース(不定期出演、2014年10月 - 遅くとも2018年3月)
- ジェーン・スー相談は踊る(代行MC、2016年2月27日)
- ジェーン・スー 生活は踊る(堀井美香の代行アシスタント、2017年3月24日)
- 伊集院光とらじおと(番組内9時からの『TBSニュース』を不定期で担当)
- 生島ヒロシのおはよう定食・生島ヒロシのおはよう一直線(2022年8月23日)
- 朗読のミカタ(2022年10月24 - 28日、JRN全国ネット向けの収録番組)
- 自身がプロ野球実況に携わっていることに加えて、日本シリーズが開催される期間に放送されることから、『公認野球規則 2022 Official Baseball Rules』(ベースボール・マガジン社)に記載されている規則の一部を放送用に手直しした文章を朗読した。
- 井上貴博 土曜日の『あ』(パーソナリティ代理、2023年1月14日)
- 先輩アナウンサーでもある井上貴博が、喉の不調で出演を見合わせたことに伴う代演。
- Adam by GMO presents ゲージュツ爆発チャンネル!(2023年1月の毎週日曜日) - ナビゲーター
- 月替わりでパーソナリティ(熊崎が担当した2023年1月では、育児漫画が話題の「犬犬」が担当)とナビゲーターが入れ替わる番組で、TBSテレビ所属の男性アナウンサーからは唯一ナビゲーターとして出演した。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “TBSテレビ 企業情報 組織図”. TBSテレビ. (2021年11月1日) 2022年5月20日閲覧。
- ^ TBS新人アナ初仕事は食べ歩き!? 日刊スポーツ 2013年5月27日。同年10月7日閲覧。
- ^ 2022年12月31日付で退社したことを機に、映像プロデューサーやタレントとして活動。
- ^ 一般職で採用された後にアナウンスセンターへ異動した。2021年2月28日付で退社したことを機に、フリーアナウンサーや経営者に転身。
- ^ TBS熊崎風斗アナウンサー ラジオ生放送中に結婚発表する miyearnZZ Labo 2018年7月10日。同年7月10日閲覧。
- ^ TBS熊崎風斗アナ、第1子女児誕生を生報告 ホラン千秋ら祝福 ORICON NEWS 2019年12月13日。2023年5月22日閲覧
- ^ TBS熊崎風斗アナ、第2子誕生をラジオで生報告 ツイッターで決意つづる「今後も謙虚に貪欲に頑張っていきます」 ORICON NEWS 2022年4月4日。2023年5月22日閲覧。
- ^ 【スノボビッグエア】岩渕麗楽の大技に中継席どよめく 熊崎アナも解説の渡辺伸一氏も「すごい」 日刊スポーツ 2022年2月15日。同日閲覧。
- ^ 【スノボビッグエア】TBS熊崎アナが鬼塚雅を称える 転倒も「11位です。世界の11位です」 日刊スポーツ 2022年2月15日。同日閲覧。
- ^ 北京冬季オリンピックへ派遣された日本選手団では、他の競技を含めても男女を通じて最年少の代表選手。
- ^ 村瀬がスノーボード銅メダル 冬季五輪の日本女子最年少〔五輪〕 時事通信社 2022年2月15日。同日閲覧。
- ^ 【スノボビッグエア】村瀬心椛が銅「最年少メダリストの誕生です」熊崎アナの声も裏返る 日刊スポーツ 2022年2月15日。同日閲覧。
- ^ 2022年度(第48回)アノンシスト賞全国審査会(TBS放送センターで2日間にわたって開催)最終日の翌日(2023年5月15日)に月曜パートナーとして出演した『アフター6ジャンクション』twitter公式アカウントからの報告ツイートを参照
- ^ 2016年04月05日(火)熊崎さん初登場☆ ファイターズDeナイト!!公式ブログ 2017年4月5日。同年8月5日閲覧。
- ^ 実際には、青年誌や週刊誌の企画で表紙とグラビアページのモデルを務めた後輩の女性アナウンサーも、自身の感想を交えながら随時取り上げている(過去には日比などが該当)。
- ^ “TBSアナウンサー・熊崎風斗が語るグラビア愛「グラビアは観た瞬間、自分を"青春"に戻してくれる」 - エンタメ - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2019年8月7日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ TBSテレビ『Nスタ』2019年10月18日放送
- ^ 新型コロナウイルス感染者との濃厚接触が男子ビッグエア予選の前日(2022年2月6日)までに確認されたことに伴う措置。
- ^ 横浜スタジアムでのDeNA主管試合については、TBSラジオが裏送り向け中継の制作業務から2022年限りで撤退。これに伴ってTBSテレビから(他局制作分を含めた)ラジオ中継に向けたアナウンサー・野球解説者の派遣も終了したため、2023年以降はテレビ中継にのみ出演している。
- ^ 日比は2021年10月1日 - 2023年3月7日(井上貴博の休暇に伴うメインキャスター代理と日比自身の休演の関係で実際の担当期間終了が早まった)は月・火曜ニュースプレゼンター、2023年1月6日 - 3月24日はニュースプレゼンターと並行して金曜キャスターを兼任、2023年3月27日からは月・火・金曜メインキャスター。
- ^ スポーツアナウンサーとしての先輩で、冬季オリンピックでは熊崎に先んじて、バンクーバー大会(2010年)・ソチ大会(2014年)でジャパンコンソーシアムに派遣。