JNNフラッシュニュース
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JNNフラッシュニュース | |
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ジャンル | スポットニュース |
出演者 | 各項目参照 |
製作 | |
制作 | TBS(JNN) |
放送 | |
音声形式 | モノステレオ放送(2015年9月28日より) |
放送国・地域 |
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放送期間 | 1963年1月1日 - |
放送時間 |
月曜 『月曜名作劇場』内 火・金曜 20:54 - 20:57 水・木曜 21:57 - 22:00 土・日曜 20:54 - 21:00 |
放送分 | 火 - 金曜3分、土・日曜6、月曜約2分 |
特記事項: 放送時間は2017年10月からのもの。 | |
『JNNフラッシュニュース』(ジェイエヌエヌ フラッシュニュース、英称:JNN FLASH NEWS)は、TBS系列(JNN)で毎日夜に放送されているスポットニュース番組である。1963年1月1日放送開始[注 1]。2017年現在、同一タイトルで続いている在京キー局のスポットニュース番組では最も長寿のJNNの冠番組である。
目次
概要[編集]
特別番組(特番)編成によって繰り上げや繰り下げがある。提供スポンサーは系列各局ごとに異なる。また、本来ならば当番組も「JNN排他協定」の対象番組にあたることからローカル差し替えはできないが、地方の首長選挙や気象関係(台風接近や豪雨などで被害が出ているようなケース)、その他差し替えるに足るような大きな事件・事故があった場合は「特例」として、当該局のローカルニュースに差し替えられる場合がある。その場合も番組タイトルは変更されず、オープニングのタイトルは差し替えた局がTBSと同じタイトルを独自送出している。
通常はTBSの報道フロアから放送しているが、半期に一度放送される『オールスター感謝祭』では、休憩時間中に『感謝祭』のBスタジオからキャスターがニュースを2006年春まで伝えていた。しかし、2006年秋以降は大道具セット入れ替えの兼ね合いから、本番組そのものを内包する形式で放送(報道フロアからの放送)されている(一部の局ではスポンサーもそのまま入った)が、2009年春はニュースコーナーそのものがなかった。
近年は『オールスター感謝祭』以外にも、期首改編シーズンに放送時間が3時間以上になる特番を放送する場合やサッカーのキリンチャレンジカップ・FIFAワールドカップ予選等の国際試合中継のハーフタイム中においても、同様の形式で放送する場合がある。
また2013年頃から、21時枠ドラマ『木曜ドラマ9→木曜ドラマ劇場』『日曜劇場』の初回SPが放送される際は、20:58 - 21:00に縮小され[注 2]、そのままステーションブレイクなしでドラマに接続したり、直前番組を21:00まで伸ばしてステブレレス接続し、ドラマ終了後に当番組を放送する(枠交換)するケースも出ている。
番組本編に入る前のカウキャッチャー枠で、TBSの番組宣伝コマーシャルが挿入される場合がある(系列各局もこのカウキャッチャー枠をネットしている)。また、1988年3月ごろまでオープニングにはテーマソングが用いられていたが、2017年9月までBGMなどは使用していなかった[注 3]。2017年10月からオープニングには『JNNニュース』で使われているBGMが使用されている。なお、一部系列局でスポンサーが付く場合、スポンサーCMがエンドテロップの後にヒッチハイクCMとして流れる局(青森テレビなど)とその逆(スポンサーのCMを消化後、エンドテロップを流す局)がある。
20:54に放送される民放のスポットニュース番組では、唯一全国統一のタイトル[注 4]かつほぼ全国同時ネットしている番組である。たとえ系列局のローカルニュースを放送しても他局のようにタイトルを改変することはない[注 5]。また唯一ほぼ全国同時ネットとなっている理由としてはいわゆるJNN排他協定があると考えられる。また、フジテレビが当該時間帯のスポットニュースから撤退した2018年4月からは、当該時間帯における在京民放唯一のスポットニュース番組となった。
東京のTBSからJNN系列全国ネットで放送されるが、一部地域(IBC岩手放送、北陸放送、毎日放送、山陽放送、中国放送、RKB毎日放送など)では台風や大雨などの災害や、地方選挙等がある場合に各局からのローカルニュースに変更することがある。
火曜日は2008年10月から2009年9月まで、20・21時台に『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』(19:55[注 6] - 21:48)が編成されたため、火曜のみ通常の放送時間が21:48 - 21:54に変更された。ただ、『キミハ・ブレイク』が『ぴったんこカン・カン』[注 7]の2時間スペシャル等で休止された際には、他の曜日同様20:54で放送されることもあった。
2009年春の改編では、タイトルはそのままで『JNN NEWS』(全国)と『TBS NEWS』(関東ローカル)の統合タイトル『THE NEWS』へのリニューアルに倣い、当番組内のテロップも『THE NEWS』仕様のものへと移行した(「はなまるマーケット」内のニュースも同様)。しかし、この『THE NEWS』が1年で終了し以前の『JNN NEWS』と『TBS NEWS』に戻ったため、2010年4月から現在の『JNN NEWS』と同様のテロップに移行した。
2012年3月26日、約20年ぶりにタイトルロゴ字体が変更された[注 8]。
2014年4月からは月-金曜のみリアルタイム字幕放送も開始、2017年4月からは日曜にも開始。またこの月より、水曜の『水トク!(第2期)』が19:56 - 21:54に繰り下がり、更に『水曜日のダウンタウン』が22時台に編成されるも、関東他一部地域で21:56[注 9] - 22:54に編成されたため、21:54 - 21:56に繰り下げ縮小されて放送される[注 10]。また同時期より、一部の曜日に19:00からの2時間番組が編成された時は、20:57 - 21:00に短縮して放送された。また19時からの3時間番組や、20時台からの2時間番組の時は21:48まで繰り下げるも、金曜以外の正式開始時刻が21:49:15(1分15秒の前CM入り。20時台でも同じ)なのに対し、金曜は前CMを2分増やして[注 11]21:51:30から始まる様になった。
2015年秋の改編で、木曜20時台番組の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』が21時台への2時間番組に拡大され、22時台の『櫻井有吉アブナイ夜会』が関東他一部地域のみ21:56[注 12] - 22:54に繰り上げ拡大されたため、木曜放送分は水曜放送分同様の放送時間と同じ、21:54 - 21:56に繰り下げ・縮小された。
2016年春の改編で、月曜20時台番組『直撃!コロシアム!! ズバッと!TV』が19:56 - 20:57枠に編成されたため、月曜放送分は20:57 - 21:00に縮小、火曜・金曜は21時台の『マツコの知らない世界』・『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』が20:57 - 22:00に拡大されたため、火曜・金曜放送分は20:54 - 20:57に縮小、水曜・木曜は22時台の『水曜日のダウンタウン』・『櫻井・有吉 THE夜会』[注 13]が21:57 - 22:54に縮小されるため、水曜・木曜放送分は21:54 - 21:57に拡大。月 - 金曜放送分は3分枠に統一された。
なお2017年1月より、月曜21時台番組『月曜名作劇場』が1時間繰り上がって20:00開始となるため、月曜放送分は21:50 - 21:53に繰り下げ。
同年10月より、月曜は従前より10分枠拡大となった『月曜名作劇場』の内包番組に変更となり[注 14]、水・木曜は従前より3分繰り下げとなった。なお、2019年3月をもって『月曜名作劇場』が終了となるが、同番組内包となっていた、『JNNフラッシュニュース』月曜版の同年4月以降の処遇は未定。
フラッシュニュース(関東ローカル枠)[編集]
- 19時台のうち、1時間番組を編成していた1989年10月 - 1992年9月の火曜、1991年4月 - 1992年9月の水曜の、それぞれ19:54 - 19:58の枠で放送されていた。ちなみに、同時期の月 - 木曜19:58 - 20:00、金曜19:28 - 19:30には天気予報を放送。
- その後、1992年10月 - 1994年3月、『ムーブ』開始により19時台が1時間番組に統一されたことに伴い、TBSでは月 - 木曜の19:54 - 20:00の枠で放送された。前半はローカルニュース、後半は関東地方の天気予報だった。
- ローカル枠のためJNNの文字はつかず、『フラッシュニュース』として放送された。
- テーマ曲は、『JNNフラッシュニュース』では廃止されていたものの、当番組は同時期の『JNN NEWS』の年末年始用の曲が使われていた。
- キャスターは若手アナウンサーがシフト制で担当し、放送後に当直勤務に入って当日最終と翌日早朝のラジオの『TBS NEWS』を兼務した。コジマまたは東鳩製菓(現:東ハト)の1社提供であった。
- 1994年春の改編でミニ番組(『E・T』→『Try It』)が編成されたことで一旦終了したが、1996年4月から1999年3月まで、同じ放送時間に『ニュース&ウェザー』に改題されて復活した。バーミヤンまたは「TOKYO1週間」(講談社)の1社提供であった。
放送時間[編集]
期間 | 放送時間 | 放送分 | |||||||
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月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 月 - 金曜 | 土・日曜 | |
1963年1月 - 1963年3月 | 19:56 1 | 20:56 | 4分 | ||||||
1963年4月 - 1963年12月 | 19:56 1 | 21:11 2 | 20:56 | ||||||
1964年1月 - 1969年3月 | 20:56 | ||||||||
1969年4月 - 1969年9月 | 20:56 | 21:26 3 | 20:56 | ||||||
1969年10月 - 1970年3月 | 20:56 | ||||||||
1970年4月 - 1971年3月 | 20:56 | 21:26 4 | 20:56 | ||||||
1971年4月 - 1972年3月 | 20:56 | ||||||||
1972年4月 - 1972年9月 | 20:56 | 21:26 5 | |||||||
1972年10月 - 1973年9月 | 20:55 | 21:25 5 | 5分 | ||||||
1973年10月 - 1982年9月 | 20:55 | ||||||||
1982年10月 - 1987年9月 | 20:54 | 6分6 | |||||||
1987年10月 - 1989年9月 | 20:54 | 19:54 7 | 20:54 | ||||||
1989年10月 - 2008年9月 | 20:54 | ||||||||
2008年10月 - 2009年9月 | 20:54 | 21:48 8 | 20:54 | ||||||
2009年10月 - 2014年3月 | 20:54 | ||||||||
2014年4月 - 2015年9月 | 20:54 | 21:549 | 20:54 | ||||||
2015年10月 - 2016年3月 | 20:54 | 21:549 | 20:54 | ||||||
2016年4月 - 2016年12月 | 20:57 | 20:54 | 21:54 | 20:54 | 3分 | 6分 | |||
2017年1月 - 2017年9月 | 21:5010 | 20:54 | 21:54 | 20:54 | |||||
2017年10月 - 2019年3月予定 | (単独番組としてはなし)11 | 20:54 | 21:57 | 20:54 |
- 放送分はCMを含む。
- 1 20時台が30分番組2本立てのため。
- 2 『圭三ショー』放送のため。
- 3 『金曜ロードショー』放送のため。
- 4 『金曜映画劇場』放送のため。
- 5 『サンデービッグプレゼント→日曜ゴールデンシリーズ』放送のため。
- 6 1987年10月 - 1989年9月の火曜日に限り、4分の放送。2014年4月23日から2016年3月30日の水曜日、2015年10月8日から2016年3月31日の木曜日に限り、TBSほか一部系列局では2分の放送(それ以外の系列局では6分の放送)[注 15]。
- 7 『ザ・ロードショー→火曜ロードショー→火曜ビッグシアター』放送のため[注 16]。
- 8 『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』放送のため。
- 9 水曜日は『水トク!』(第2期)放送のため[注 17]、木曜日は『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』放送のため。
- 10 『月曜名作劇場』放送のため[注 18]。
- 11 『月曜名作劇場』の内包番組。
系列局のタイトルとネット状況[編集]
○…同時ネット
放送局 | 番組名 | ネット状況 | 備考 |
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TBSテレビ | JNNフラッシュニュース | ○ | 制作局 |
北海道放送 | |||
青森テレビ | |||
IBC岩手放送 | [注 19] | ||
東北放送 | |||
テレビユー山形 | |||
テレビユー福島 | [注 19] | ||
テレビ山梨 | |||
新潟放送 | |||
信越放送 | |||
静岡放送 | |||
チューリップテレビ | |||
北陸放送 | |||
CBCテレビ | |||
毎日放送 | |||
山陰放送 | |||
山陽放送 | [注 19] | ||
中国放送 | |||
テレビ山口 | |||
あいテレビ | |||
テレビ高知 | |||
RKB毎日放送 | |||
長崎放送 | |||
熊本放送 | |||
大分放送 | [注 19] | ||
宮崎放送 | |||
南日本放送 | |||
琉球放送 |
- なお、Gガイドのデータを利用している地上デジタル放送の電子番組ガイド(EPG)やYahoo!テレビなどのポータルウェブサイトの番組表では、「JNN」を省略して「フラッシュニュース」と表示する局もある。一方で、山陰放送では一時期テレビ公式サイト上で「BSSフラッシュニュース」と表記していた時期があった。
- 過去のネット局
- 朝日放送(現:朝日放送テレビ) - 腸捻転時代に『ABCフラッシュニュース JNN』と改題してネット受けしていた。
- 南海放送 - 木曜のみゴールデンタイムがTBS系列の番組を同時ネットしていた関係で当番組を番販で同時ネットしていた事がある。
夜のニュース枠の告知[編集]
- 2011年8月8日から2013年5月31日まで『NEWS23』[注 20]の放送日に限り、番組後半で『今夜のNEWS23』と題して、当日22時54分(通常の時刻、金曜は23時30分)放送の『NEWS23』の主な項目を当時のメインキャスター・膳場貴子(不在時はフィールドキャスターのアナウンサー)が紹介していた。ただし、重要ニュースが入った場合は行わなかった。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 放送開始年月日…[1]
- ^ 20:58:00から20:58:15までは21時ドラマのジャンクションに変えられ、カウキャッチャーは省かれる。
- ^ 毎日放送等では2000年ごろまで使用。
- ^ ただし、局によりウェブサイトなどの番組表で「JNN」がない「フラッシュニュース」と表記しているところもある。
- ^ 但し、1975年3月30日までJNN系列であった朝日放送では、系列局で唯一、『ABCフラッシュニュース』とタイトルとOP/EDを差し替えて放送していた。
- ^ 2009年3月17日までの半年間は19:56開始。
- ^ 2009年4月10日より、金曜日20時台へ移動。
- ^ その週の4月1日に信越放送のロゴ変更後の4月2日からのローカルニュース番組『SBCニュースワイド』の文字体と同じになっている。
- ^ これに該当しない地域では22:00飛び乗りとなる。詳細は水曜日のダウンタウン#ネット局と放送時間を参照。
- ^ ただし水曜21時に2時間番組が編成され、『水トク!』が19時開始に繰り上がった時は、20:58に繰り上げる事がある。
- ^ その代わり、直後の金曜21:54各局別ミニ番組(関東地区は『関東地方あしたのお天気』)へのステブレが2分縮小される。
- ^ これに該当しない地域では22:00飛び乗りとなる。詳細は「櫻井有吉アブナイ夜会#ネット局」を参照
- ^ 2016年4月7日より改題。
- ^ 『月曜名作劇場』休止時もその休止代替番組にて原則同様の措置となるが、まれに単独番組扱いで21:57 - 22:00の3分枠での放送となることがある。
- ^ 不定期に枠縮小する場合もあり。
- ^ テレビ高知のように、火曜日に限り同一タイトルのローカルニュースを放送して対応した地域もあった。
- ^ 『水トク!』繰り上げで20:58の時もあり
- ^ 枠移動後初回(2017年1月3日〈火曜日〉21:00から)は新春編成に伴う臨時枠移動が発生したため、曜日変更。
- ^ a b c d 緊急時は、自社のスタジオからローカルニュースを放送することもある。
- ^ 2012年度までは『NEWS23X』。
出典[編集]
参考資料[編集]
- 『TBS50年史』(2002年1月、東京放送編・発行)…国立国会図書館サーチの書誌情報
- 付録のDVD-ROM『ハイブリッド検索編』
- テレビ番組データベース
- 付録のDVD-ROM『ハイブリッド検索編』
関連項目[編集]
- TBSテレビ番組一覧
- JNN排他協定
- JNNニュース
- THE NEWS - 2009年3月から2010年3月のニュース枠。
外部リンク[編集]
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