スーパーファミコン

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スーパーファミコン
メーカー 任天堂
種別 据置型ゲーム機
世代 第4世代
発売日 日本の旗中華民国の旗 1990年11月21日
大韓民国の旗 1990年11月25日
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 1991年8月13日
欧州連合の旗メキシコの旗 1992年4月11日
オーストラリアの旗 1992年7月3日
ブラジルの旗 1992年
香港の旗 1993年
イスラエルの旗 1993年
CPU 16-bit 65C816 Ricoh 5A22 3.58MHz
対応メディア ロムカセット
ニンテンドウパワー
スーファミターボ
対応ストレージ バッテリーバックアップ
フラッシュメモリ
(サテラビューのみ)
コントローラ入力 ケーブル
外部接続 28ピン拡張コネクタ
オンラインサービス サテラビュー
(日本のみ)
XBAND
(北米・日本)
売上台数 日本の旗 1,717万台
アメリカ合衆国の旗 2,335万台
世界の旗 4,910万台[1]
最高売上ソフト 日本の旗 スーパーマリオカート 381万本[2]
世界の旗 スーパーマリオワールド 2061万本[2]
互換ハードウェア スーパーファミコンjr.
SF-1、SupaBoy
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
後方互換 ファミリーコンピュータ(AETROPORTのみ)
前世代ハードウェア ファミリーコンピュータ
次世代ハードウェア NINTENDO64
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スーパーファミコン(SUPER Famicom)は、任天堂より日本では1990年(平成2年)11月21日に発売されたファミリーコンピュータの後継機である家庭用ゲーム機。本項では欧米版「Super Nintendo Entertainment System」、韓国版「スーパーコンボイ」、復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」などについても併記する。

概要

型番はSHVC-001(SHVCはSuper Home Video Computerの略)。雑誌やマリオカートシリーズにおける『スーパーマリオカート』のリメイク作品のハード通称などでよく見られる略記・略称はSFCスーファミなど。欧米では“Super Nintendo Entertainment System”(スーパーニンテンドーエンターテインメントシステム、略称:Super NES、またはSNES)として発売された。

ハードウエアのスペックとしては、16ビットCPU の搭載、32,768色(15bpp)から選択可能な16色のカラーパレットと、それらのカラーを適用可能な16色スプライト、一画面あたり最大128個のスプライト同時表示、背景の多重スクロールと回転・拡大・縮小表示機能、ソニーDSPによるPCM音源の採用など、カタログスペックとしては同時代の一線級のものを取り揃えている。これによりファミリーコンピュータと比べ、表示や音源の処理能力が格段に向上した。

コントローラは本体に2個同梱される附属品となり、本体前面に2つ設けられているコントローラコネクタに接続する方式となった。I・IIコントローラの区別はなくなり、コントローラの右側にあるボタンはA・B・X・Y(A Button・ B Button・X Button・Y Button)の4つとなり、上部の左右にはL・Rボタン(L Trigger・R Trigger)が追加された。内蔵マイクは廃止された。またコントローラコネクタは拡張端子の役割も兼ねていたため、ここに接続する様々な周辺機器も発売された。

カセット差し込み口のシャッターは、ファミリーコンピュータ時代の手動式からスプリングによる自動開閉式に変更された。カセットを差し込む動きでシャッター部分が本体内部側へと倒れ、抜き出すと元に戻る。また電源スイッチを入れるとカセット差込口内部にツメが出る機構が備えられており、カセット前面下部のくぼみを引っかけロックするようになっている。これによって電源スイッチを入れたままカセットを抜き差しすることはできなくなった。イジェクトレバーはボタン式に変更された。通電時には電源ランプが点灯する。

カセット接続端子は中央部と両端部とに分かれており、ソフトによって使われ方が異なっている(カセットの項目を参照)。

ACアダプタRFスイッチ、75Ω/300Ω変換器はファミリーコンピュータと共通で、スーパーファミコン本体とは別売りであった。RCAピンジャックやS端子を備えたテレビの場合は別売りの専用ケーブルにより接続することも可能であった[3]

2007年10月31日をもって、スーパーファミコン、NINTENDO64などの「公式修理サポート」を終了した。スーパーファミコンで発売された一部のゲームはWiiWii UNewニンテンドー3DSの配信サービスであるバーチャルコンソールや、スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineでプレイすることができる。2020年現在は、新たにソフトが販売されることはなくなっているが、人気を博した一部のキラーソフトなどは1000円以上もの価格がつくこともある。

カセット

前世代機のファミリーコンピュータではメーカーやソフトによって様々な色やデザインのカセットが存在していたが、スーパーファミコンではほぼ全てのソフトが共通デザインのカセットを使用しており、例外的なデザインのカセットもそれを使用したソフトも少数である。

通常のカセットの場合、そのサイズはファミリーコンピュータ用カセットよりも一回り大きい。前面部は緩やかに湾曲しており、中央上部にはメインのラベル、下部には本体側ロック機構用のくぼみがある。背面部は平坦で注意書きラベルが張られており、前面部と後面部の固定には特殊形状のビスを2本使用している。色は本体と同色のライトグレー。

衛星放送専用(または対応)カセットの場合、そのサイズは縦方向にさらに大きく、前面上側にメモリーパック差込口を備えている。色は通常カセットよりも濃いグレー。周辺機器の一つであるスーパーゲームボーイもほぼ同様の特徴である。

書き換え用SFメモリカセットの場合、形状は通常カセットとほぼ同様だが色はホワイト。メインラベルには書き換えたソフトのミニラベルを張るための余白部分がある。

特殊な形状のカセットと特殊チップを使用した一部の通常カセットは差し込み端子の数が両端部に8ピン分多い。

ソフトの箱や取扱説明書にも統一が行われており、通常カセットの場合はVHS用ビデオテープと同サイズの紙製の外箱と樹脂製のトレイ、縦長の中綴じ説明書[4]、衛星放送対応ソフトの場合はそれよりもやや横幅の広い外箱と紙製のトレイ、同じくやや横に広い中綴じ説明書というかたちに揃えられている。

ファミリーコンピュータではカセットや本体にごくわずかな振動があるだけでも動作停止していたが、スーパーファミコンはファミリーコンピュータに比べればいくぶん振動に対し強くなっている。

仕様

  • CPU: 5A22 65C816互換, カスタム 16bit
    • クロック周波数: 1.79MHz、2.68MHz、3.58MHzの三段階切替え(入力21.47727 MHz)
    • RAM: 128KB DRAM
  • グラフィック: S-PPU1およびS-PPU2(生産途中からPPUのワンチップ化や、S-CPUとのワンチップ化もあり)
    • RAM: 64KB SRAM(VRAM、スプライトデータ、カラーパレットデータ)
    • 解像度: ノンインターレース256×224, 512×224, 256×239, 512×239 / インターレース512×448, 512×478
    • 画面: スプライトとバックグラウンド(BG)面最大4枚
    • BGキャラクターサイズ: 32×32 - 128×128
    • BG領域: 最大1,024×1,024(内部)
    • 色: 32,768色中から選択
      • BG面の枚数と発色数の組み合わせをモード0 - 7から選択。モードにより各BG面は4色、16色、256色から8パレットまで設定可
    • スプライト: 1画面中に最大128枚、横制限32枚。16色8パレットまで設定可。サイズ8×8、16×16、32×32、64×64からゲーム中に2つまでを設定可。縦反転・横反転表示可
    • 特殊エフェクト: BG面拡大縮小回転(1軸)、半透明、モザイク、ウインドウ、ラスター
      • 2軸回転はラスターとの組み合わせによる
  • 音源チップ: S-DSP(DSP)および 制御用S-SMP(SPC700コア) クロック周波数1.024 MHz(入力24.576 MHz) ソニー製
    • RAM: 64KB SRAM(S-DSPに接続)
    • サンプリング周波数: 32kHz
    • 同時発音数: 8チャンネル
    • 16bit PCM音源 ステレオ(ADPCM
  • メディア: カートリッジ式
  • AV出力: RGB21ピン/S端子/ビデオ/RF
  • 拡張コネクタ
  • 外形寸法: 200mm(幅)×242mm(奥行き)×72mm(高さ)
  • 重量: 約600g

スーパーファミコンの基板(SNS-CPU-RGB-01)に実装されているLSIの例[注 1]

市場視点から見た特徴

日本での出荷台数約1,717万台、日本以外では約3,193万台、全世界累計出荷台数約4,910万台。対応ソフトは1990年から2000年の間に1,388タイトル(非ライセンス品を含まず)発売された。

開発当初は、当時最大の市場シェアを持っていたファミリーコンピュータとの互換性を維持する為の開発努力も試みられた。実際に一部では上位互換などとも宣伝されており、発売前のモックアップでは接続コードで繋ぐことによって映像音声出力およびコントローラを共通化した外部入力装置「ファミコンアダプタ」により互換性を保つことも提示されていた[5]。最終的には互換性の維持を断念し、新規プラットフォームとして発売された。しかしライトユーザーや大手ソフトメーカーの取り込みには成功し、すでに発売されていたPCエンジンメガドライブを超える規模のシェアを獲得。結果的に、第四世代、16ビットゲーム機の時代でも、任天堂はメインプレーヤーの座を堅持した。なお、最大市場の北米とフランスヨーロッパオーストラリア等の欧州市場では先行していたGENESIS(北米版メガドライブ)、メガドライブとほぼ互角の状態で市場を分け合うかたちに留まっている。

2003年に生産打ち切り、2007年には修理も打ち切られ、新規にゲームが作られることもなくなっているが[6]、未だに根強い人気を誇るハードである。2008年2月に調査が行われた「保有しているゲーム機ランキング」(オリコンランキング)でPlayStation 2(62.3%)、ニンテンドーDS(55.4%)に次ぐ第3位(42.5%)を記録した[7]

開発、経営視点での特徴

ローンチタイトルの『F-ZERO[注 2]』や少し遅れて発売された『パイロットウイングス』は、当時の他のゲーム機にはなかった、画像の拡大縮小回転といったスーパーファミコンの性能をフルに生かした内容であった。

CPUのクロック周波数は、3.58MHzと低めに設定され、競合機に比べ、演算速度そのものは高速とはいい難かった。また、音の品質にメモリ容量が大きく関わるPCMを音源としながら、その音源用DSPに用意されたバッファは64KBであり、他のゲーム機で多く使われたFM音源や、波形メモリ音源、PSGなどと異なる活用のノウハウを求められ、多彩な表現こそ可能にしたものの、特定の音色のみの品質が高くなったり、不自然ななり方になるなど、高品質な再生までには時間を要した。

ファミリーコンピュータの場合と同様、カートリッジスロットは拡張バスでもあるため、そのCPU性能の低さを補うための、演算補助用のプロセッサや、実時間を反映させるためのRTC等の本体機能を補助する特殊チップをカートリッジに搭載したソフトも多く発売された。『パイロットウイングス』や『スーパーマリオカート』等では、DSP-1と呼ばれる固定小数点プロセッサを搭載し、回転、ベクトル演算を補佐。スターフォックスワイルドトラックスなどの3Dポリゴンでのゲームを実現したスーパーFXチップや、SA-1と呼ばれる、本体の5A22CPUと同じコアを10MHzで動作させ、本体のCPUと協調させてパフォーマンスを得るプロセッサ、ROM内のデータの伸張サポートや、プロテクト目的など、さまざまなものがソフトウェアに応じてカートリッジ内に搭載された。

開発環境としては当初はソニーの32ビットワークステーションNEWS(ニューズ)が用意されたが、当時のワークステーションは非常に高価であり結局は体力のある大手のソフトメーカー以外の参入を困難なものにした。

後期にはゲームの大容量化への対応、さらに競合他社への対抗策としてソニーと共同で専用CD-ROMシステム「プレイステーション」(後に発売されるソニーのゲーム機のプレイステーションとは名前は同じだが別物)の開発が進められていた。しかし、ソニーが米国のゲームショーでスーパーファミコンと互換性を持つCD-ROM機を発表して新聞でも報道された翌日、今度は任天堂が記者会見でフィリップス社とCD-ROM機の共同開発を発表したため、ソニーに冷や水を浴びせるかたちとなった。ソニーにとって任天堂はスーパーファミコン用の部品を卸していた顧客でもあったため、法的な手段には訴えず交渉を続けた結果、販売元がソニーから任天堂に移行するなど契約の変更がなされたが、その後両者は決裂した。

任天堂は当時の2倍速CD-ROMでもゲームの読出し速度が不十分であることや、ライセンス許諾権の取り扱い(ソニー独自にライセンスを発行でき、任天堂の影響外で市場を形成できてしまう)などCD-ROMの権利を巡っての意見の相違などの理由を挙げ、一方のソニーは任天堂側の変心を訴えている。1992年(平成4年)には任天堂の山内溥社長(当時)が初心会演説でCD-ROM機に対して否定的なコメントをしている。その後フィリップス社とのCD-ROM機が世に出ることはなく、スーパーファミコン互換CD-ROM機の計画は立ち消えとなった(スーファミの拡張機としてはサテラビューが発売された)。この"プレイステーション"が後にSCEから独自のゲーム機として発売された。任天堂による光ディスクを使用したゲーム機は、2001年(平成13年)のニンテンドーゲームキューブの発売を待つことになる。

ソニー久夛良木健によると、フィリップス社との共同開発機には、CD-iが採用されることになっており、CD-iをフィリップスと共同開発したソニーとしてCD-iにできること・できないことを理解しており、「任天堂さんとは道が離れた。進化の先に見ていたものが違った」と判断し、「だったら我々は我々の方法で、進化を加速させよう!」とソニーの独立したゲーム機、プレイステーションを開発することになった[9]

歴史

  • 1987年 - 9月9日京都新聞にて、山内溥社長(当時)が初めてスーパーファミコンに言及する。
  • 1988年11月21日 - 任天堂本社にて正式発表。同年に本体と同時発売のソフト『マリオブラザーズ4』、『ドラゴンクエストV』が発売されると発表される[10]
  • 1989年 - 当初7月発売予定だったが、サードパーティ集めの難航や半導体不足などを理由に秋に延長され、さらに再度延期された[11]
  • 1990年
    • 11月21日 - 日本国内で発売開始。セット内容は本体のほかコントローラ2個と取扱説明書のみで、テレビとの接続ケーブルやACアダプタは含まれていない。これらはファミリーコンピュータと共用できるという理由で同梱されなかった。同時発売ソフトは『スーパーマリオワールド』と『F-ZERO』。人気により売り切れが相次ぎ、品薄状態が続く。
    • 12月 - シャープよりスーパーファミコン内蔵テレビ「SF1」発売[11]。画面サイズは14型と21型の2種類。
  • 1991年7月 - 『ファイナルファンタジーIV』発売。本体の普及に大きく貢献する。
  • 1992年
    • 1月 - 大容量化の周辺機器『スーパーファミコンCD-ROMアダプタ』をフィリップス社と共同開発を記者会見で発表するがお蔵入りに。
    • 3月 - スーパーファミコンの音源の性能をプレゼンテーションする目的で制作された音楽作品「任天堂スーパーファミコン・ゲームミュージック」が発売された。冒頭8曲は音楽制作機材を用いたリアレンジ版で、リアレンジは元ゴダイゴ浅野孝已が担当した。
    • ゲームの大容量化によりソフト価格が高騰。定価を「1万円程度」とするソフトが多くなる[11]。しかし『ストリートファイターII』、『スーパーマリオカート』、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』などの人気ソフトが相次いで発売されたことでゲーム機市場の主導権を握ることとなった。この状態は次世代機への世代交代となった1996年(平成8年)頃まで続く。
  • 1993年
    • 2月21日 - スーパーFXチップを初搭載した3Dポリゴンソフト『スターフォックス』が発売。
    • 春 - 味の素マヨネーズの懸賞に非売品スーパーファミコンソフト『もと子ちゃんのワンダーキッチン』が登場。以降、非売品ソフトを景品として採用する動きが盛んに。
  • 1994年
  • 1995年
  • 1996年
    • 1月頃 - 任天堂が自社ソフトの価格上限を引き下げると共に、ソフト評価機関スーパーマリオクラブで一定の評価を得たサードパーティ製ソフトのロイヤリティを引き下げると発表。ソフト定価を1万円弱に設定した次世代機NINTENDO64の発売を見据えた措置であったが、これによりソフトの価格高騰に歯止めがかかる。
    • 8月14日 - 本体の希望小売価格を9,800円に引き下げ。本体値引きクーポン券の期限切れによる代替措置。当時の実売価格は1万円台前半で推移していたが、日本国内において希望小売価格の値下げが行われたのは初めて[12][11]
    • 11月 - 任天堂より『スーパードンキーコング3』を発売。世間では64など次世代機に移行している中で、人気シリーズの続編ということもあって国内販売180万本を記録。晩年期を代表する作品となった。
  • 1997年
    • 9月30日 - 東京都内のローソンにてゲーム書き換えサービス「ニンテンドウパワー」の試験運用開始。順次日本全国に拡大。
    • 12月1日 - ニンテンドウパワーで『平成 新・鬼ヶ島 前編』『平成 新・鬼ヶ島 後編』『同級生2』の3作が初の書き換え専用新作ソフトとして供給開始。
  • 1998年
  • 1999年
    • 3月31日 - 任天堂が衛星データ放送事業から撤退。4月以降、サテラビュー向け放送サービスはセント・ギガ単独提供で継続。
  • 2000年
    • 6月30日 - セント・ギガがサテラビュー向け衛星データ放送終了。
    • 12月1日 - ニンテンドウパワーにて『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』書き換え開始。当時最後のスーパーファミコンソフトとなっていた。
  • 2002年8月31日 - ニンテンドウパワー、ローソン店頭でのサービスを終了。以降は任天堂本社、各営業所へ引き継がれる。
  • 2003年9月30日 - 部材調達の困難等を理由にファミリーコンピュータとともに本体の生産を打ち切った(生産終了)。累計販売台数は約4,900万台であった。
  • 2007年
    • 2月28日 - ニンテンドウパワーサービス終了。
    • 10月31日 - スーパーファミコンの修理受付終了。
    • 11月 - 「クラブニンテンドー」の2007年度(平成19年度)プラチナ会員特典の内容が発表され、その一つとして「Wii スーパーファミコン クラシックコントローラ」が賞品として登場、翌年4月に希望した会員に発送された。このコントローラは、その名の通り、Wiiのクラシックコントローラとして本機のコントローラをほぼ完全に復刻させたもので、パッケージもスーパーファミコンの箱の絵柄に似せてある。

周辺機器

任天堂純正

スーパーファミコン用コントローラ(SHVC-005)
スーパーファミコン用カセット(SHVC-006)の例。本体に差し込み電源を入れるとラベル下のくぼみにカセットをロックするツメが引っかかる(写真はスーパーマリオワールド。著作権保護のためにモザイク加工をしている)。
ステレオAVケーブル
(SHVC-008)
型番 名称 備考
SHVC-001 スーパー
ファミコン
1990年(平成2年)11月21日発売。本体カラーは、グレー。
SHVC-001 SHVC-JPN-1 スーパー
ファミコン
後期型。1995年(平成7年)頃発売。本体カラーは、グレー。1998年(平成10年)3月27日には一部の機能を廃止し、小型化した「スーパーファミコンJr.」も発売された。スーパーファミコンJr.については後述。
SHVC-005 コントローラ スーパーファミコン専用のコントローラ。本体に2つ同梱。ファミリーコンピュータのコントローラに比べ、大幅にボタン数が増えた。初期のモデルはLRボタン表記が2色成型でなされているが、途中からエンボス加工に、またラバードームも強化版に変更された。
SHVC-006 カセット スーパーファミコンのソフト媒体のROMカセット。イジェクト防止機構の溝が付いている。
SHVC-007 モノラル
AVケーブル
スーパーファミコンの映像と音声をテレビに出力するケーブル。音声はモノラルで出力される。AV仕様ファミコンでAV出力するときにもこれが必要。
SHVC-008 ステレオ
AVケーブル
スーパーファミコンの映像と音声をテレビに出力するケーブル。音声はステレオで出力される。AV仕様ファミコンや、NINTENDO64ニンテンドーゲームキューブでAV出力するときにもこれが必要。
SHVC-009 S端子
ケーブル
スーパーファミコンの映像と音声をテレビに出力するケーブル。音声はステレオで出力される。ステレオAVケーブルより高い画質で出力できる。初期型は、ケーブルの途中に小さなボックスが付いており、そこから3つのコードが分かれるようになっていた

[13]。NINTENDO64・ニンテンドーゲームキューブでも使用可能。

SHVC-010 RGBケーブル スーパーファミコンの映像と音声をテレビに出力するケーブル。音声はステレオで出力される。スーパーファミコンで最も高い画質が出力可能。
SHVC-013 スーパースコープ ワイヤレス式の光線銃。肩に背負い使用する。電源は単三乾電池6本。
SHVC-014 レシーバー
パック
スーパースコープの附属品。スーパースコープから発信される赤外線信号を受信する。コントローラコネクタ2に接続して使用する。
SHVC-027 スーパーゲームボーイ スーパーファミコンでゲームボーイ/カラー共通のソフトを使用できる。
SHVC-028 衛星放送
専用カセット
8MメモリーパックやROMパックを接続するのに使用するカセット。
SHVC-029 サテラビュー スーパーファミコンの衛星放送サービスを利用するための機器。28PIN拡張コネクタに接続して使用する。
SHVC-030 専用
AVセレクタ
サテラビュー、BS機器、テレビの接続に使用する。
SHVC-031 専用8M
メモリーパック
サテラビューで配信されるデータを保存するメモリー。8Mbit(1MB)。
SHVC-032 専用
ACアダプタ
スーパーファミコン、サテラビュー、専用AVセレクタに電源を供給する機器。線の途中にAC-DCコンバータがある。サテラビューを使用するときはこれを使用する。
SHVC-033 専用電源
中継ボックス
スーパーファミコンとサテラビューの電源を共同で使えるようにする機器。DCカプラ。スーパーファミコンのDC INに接続する。
SHVC-039 ROMパック メモリーパックと異なりデータの書き換えは出来ず、読み出し専用。
SHVC-040 衛星放送
専用カセット
8MメモリーパックやROMパックを接続するのに使用するカセット。SHVC-028の後期型で、機能は同じ。
SHVC-041 SFメモリ
カセット
ニンテンドウパワーの書き換えに使用するカセット。
SHVC-042 スーパーゲームボーイ2 スーパーゲームボーイに、通信機能を搭載したもの。
SHVC-101 スーパー
ファミコンJr.
スーパーファミコンを小型化したもの。底面の28PIN拡張コネクタが廃止されたほか、RF出力、S端子出力、RGB出力が廃止された。RF出力には、ファミリーコンピュータ用のRFスイッチとNINTENDO64用のRFモジュレータを使用する。
SNS-016 マウスコントローラ スーパーファミコン用のマウス。SHVC-016は確認されていない。マリオペイントに附属。
単品販売もされた。コントローラコネクタに接続して使用。
SNS-017 マウスパッド マウスコントローラ用のマウスパッド。マリオペイントに附属。SHVC-017は確認されていない。
SNS-102 コントローラ スーパーファミコンJr.に附属。日本での単品販売はされていない。
HVC-002 ACアダプタ 本体同梱。ファミリーコンピュータと共用。スーパーファミコンJr.、AV仕様ファミコン、バーチャルボーイ(別途ACアダプタタップが必要)にも流用可能。
HVC-003 RFスイッチ アンテナ線を介してテレビに接続させるための混合器。
ビデオ入力に対応していないテレビで必要になる。NINTENDO64、ニンテンドーゲームキューブと共用。
HVC-004 75Ω / 300Ω変換器 75Ω同軸ケーブルを300Ωフィーダ線に変換する。ファミリーコンピュータと共用。
NUS-003 RF
モジュレータ
スーパーファミコンJr.をテレビにRF接続させるための変換器。コンポジットビデオ入力に対応していないテレビで必要になる。NINTENDO64と共用。本来はNINTENDO64の周辺機器。
NUS-009 RFスイッチUV RFスイッチの改良版。ファミリーコンピュータNINTENDO64と共用。本来はNINTENDO64の周辺機器。

※映像音声用のケーブルはその後に発売された任天堂家庭用ゲーム各機でも使用可能(ゲームキューブまで)ただし機種によっては使用不可のケーブルもある。

その他(ライセンス商品)

スーパージョイカード(ハドソン)
連射機能付のコントローラー。
スーファミターボ(バンダイ)
スーファミターボ専用カセットを使用するためのアダプタ。
ターボファイルツイン(アスキー)
外部記録媒体。電源は乾電池。
ターボファイルアダプターを接続することにより、ファミコン周辺機器のターボファイル、ターボファイルIIも使用可能。
マルチプレイヤー5
スーパーファミコンで3人から5人でプレイする際に使用する機器の総称。この規格は、任天堂が定めてはいるものの、任天堂自身からは発売せず、ハドソンホリ電機といったサードパーティ各社よりライセンス品が発売された。
XBANDモデム スターターキット(カタパルト)
通信対戦サービス用の周辺機器。電話回線・対応ソフト・専用プリペイドカードを接続しマッチング対戦やメール通信サービスなどを利用することが可能。他にゲーム業界の情報を知るためのニュースやBANDWIDTHのサイトにもアスセスするなどのインターネットにも近いサービスでもある。ゲーム雑誌にはXGALSが広告として載せられていた[14]
通信セットNDSF
NTTデータ製。「通信モデムNDM24」と、テンキーつきのキーパッド(コントローラ)などのセット。JRA PAT(競馬の電話投票システム)用。
スーパーファミコンボックス
業務用のスーパーファミコン。
プレイステーション(未発売)
スーパーファミコンとCD-ROMアダプタの一体型ゲーム機。ソニーから1993年に発売される予定だったがお蔵入りに。ちなみに後に発売される『プレイステーション』との関連は、商標とロゴを流用しただけであることから、全くの別物。2015年7月、実際の所有者が写真および動画を公開し[15]2016年7月に別の情報が公開された[16]

スーパーファミコンジュニア

スーパーファミコンジュニア(SUPER Famicom Jr.)は、1998年3月27日に発売された、スーパーファミコンの基本性能はそのままにデザインを一新・小型化し、RF出力、RGB21ピンケーブルおよびS端子ケーブルによる映像出力、RF端子、カセットイジェクト機構、拡張端子(サテラビューとの接続端子)を廃した廉価機である。型番はSHVC-101。同時発売ソフトは『星のカービィ3』。

セット内容は本体とコントローラ1個(型番はSNS-102と、従来のSHVC-005とは若干デザインが異なり、長さも2倍の約2mに延長されている)、取扱説明書のみだった。

RF出力端子は搭載されておらず、RF接続するには別売のNINTENDO64用のRFモジュレータ(NUS-003)が必要となる。AV仕様ファミリーコンピュータ用のRFモジュレータ(HVC-103)は使用できない。

サテラビューとの接続端子が省略されているので、サテラビューを必要とするソフトウェアは使用できなかった。また、SHVC-001とはコントローラ1(1コン)端子とコントローラ2(2コン)端子の位置が異なるので、一部サードパーティ製のワイヤレスコントローラなど両方の端子へのコネクタが一体型となっている周辺機器は使用できない。

Super Nintendo Entertainment System

Super Nintendo Entertainment System発音:[sú:pər ninténdou èntərtéinmənt sístəm]、スーパーニンテンドー エンタテイメントシステム)は、スーパーファミコンの北米版、・ヨーロッパ版。また、“Nintendo Entertainment System”(略称:NES、ファミリーコンピュータの北米・ヨーロッパ・アジアオーストラリア版)の後継機にあたる。

コンソールに“Super Nintendo”の部分が大きく表記されていたため、現地では「スーパーニンテンドー」の愛称で親しまれた。“SNES”もしくは“Super NES”と略されることが多い。メーカー型番はSNS(北米)、SNSP(ヨーロッパ)。

基本スペックは日本版スーパーファミコン(以下、日本版)と同一だが、以下の点が異なる。

北米版
北米廉価版
  • アメリカ合衆国、カナダ向けの北米版は初代機のSNS-001が1991年8月23日に発売された。本体およびカセットの外形デザインが角ばった形状に、配色が青紫基調に、フォントが斜体に変更されている。
  • 電源周り、RF出力周りも異なる。ACアダプターのDC側プラグおよび本体側DCジャックのジャックの形状が異なるので、日本版のACアダプターは使用することができない。映像出力は日本版や韓国版(スーパーコンボイ)と同じくNTSC出力である。
  • カセットの物理的な外形が異なるので、日本版やヨーロッパ版SNESとのカセット間の互換性はない。ただし、非ライセンス品の変換アダプタの使用や本体もしくはカートリッジの加工で、仕向地の異なるカセットを使うことは可能である。
  • 1997年10月20日に廉価版のSNS-101が、日本版のスーパーファミコンジュニアより半年ほど先駆けて発売された。スーパーファミコンジュニアと同様にRF出力、RGB出力、S端子ビデオ出力、カセットイジェクト機構、拡張端子(日本以外ではサテラビューは発売されなかったので、使用できる周辺機器はなかった)が省略されている。
  • 北米では1998年を最後にSNES版のソフトが発売されない状況が続いたが、2014年に16年ぶりの新作となる「Nightmare Busters」が発売された。「Nightmare Busters」はもともと1994年に開発されていた作品で、開発中止により幻のゲームとなっていた[17]
ヨーロッパ版
ヨーロッパ版
  • EUとオセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)向けのヨーロッパ版は1992年に発売された。北米版とは違い、本体・カセットは日本版・韓国版と同じデザイン・配色である。
  • 映像出力はPALまたはSECAM出力であり、フランス向けを除いてカセット入口の蓋には「PAL VERSION」と記されている。映像出力の他にロゴ類、電源周り、RF出力周りが異なる。ヨーロッパ圏は国によって電源の安全基準やテレビの放送方式が大きく異なることから、同じヨーロッパ版でも出荷地によって本体側DCジャックが日本版と同一のものもあれば、北米版SNES・韓国版と同一のものもある。もちろんRF出力の出力チャンネルも出荷地によって異なる。
  • カセットの形状は日本版と同じではあるが、CICが異なるため日本版・韓国版や、カセットの物理形状そのものが異なる北米版との互換性はない。ただし、非ライセンス品の変換アダプタの使用や本体もしくはカートリッジの加工で、仕向地の異なるカセットを使うことは可能である。
  • EUとオセアニアでは日本版スーパーファミコンジュニアや、北米版SNS-101に相当する廉価版は発売されなかった。

Nintendo Super System

Nintendo Super System英語版(ニンテンドースーパーシステム)は、PlayChoice-10英語版に似た業務用のSNESである。任天堂VS.システムのようにゲームセンターなどで設置されていた。

基板はスーパーファミコンのものを応用した物と推定される。ネオジオのように中の基板にカセットを刺すシステムを採用している。コインを入れたら特定の時間以内にしか遊べない。

スーパーコンボイ

スーパーコンボイ슈퍼 컴보이/Super COMBOY)は、スーパーファミコン(SNES)の韓国版である。発売元が任天堂ではなく現代電子産業(現・SKハイニックス)となっているが、同時期のセガサムスン電子との提携とは異なり、韓国でのライセンス生産ではなく任天堂からOEM供給したものである[注 3]。現代電子の型番はHGM、任天堂の型番はSNSN。

  • 外形デザインは日本版スーパーファミコン(以下日本版)やヨーロッパ版SNESとほぼ同じで、「Super Nintendo Entertainment System」ロゴの上にハングルで「슈퍼 컴보이スーパーコンボイ)」とロゴが記されており、出荷時期によって電源ボタンやリセットボタン、電源ランプ、コントローラのボタンの表示が日本版やヨーロッパ版と同様に英語のままのもの、英語の代わりに朝鮮語のハングルがモールドおよび印刷されているもの、モールドされた英語表記の周辺にハングルが印刷されているものの3種類がある。
  • 映像出力はNTSC出力である。電源周り、RF出力周りは日本版と異なり、本体側DCジャックのジャックの形状が異なるので、日本版のACアダプターは使用することができない。RF出力周りはロットによって省略されているものも存在する。
  • カセットはスーパーコンボイのロゴと共に、「Super Nintendo Entertainment System KOREAN VERSION」のロゴが記されている。北米版・ヨーロッパ版のSNESと違いCICが日本版のカセットと同一なので、スーパーコンボイで日本版のソフトを使ったり、逆に韓国版のソフトをスーパーファミコンで使うことが可能である。CICが異なるヨーロッパ版や、カセットの物理形状そのものが異なる北米版との互換性はない。

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
メーカー 任天堂
種別 復刻系据置型ゲーム機
発売日 日本の旗 2017年10月5日
アメリカ合衆国の旗 欧州連合の旗 2017年9月29日
売上台数 世界の旗 528万台
前世代ハードウェア ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
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本体を小型化し21種類のスーパーファミコン用ソフトを内蔵した復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が2017年10月5日に発売された[18][19]。収録作品の中には、当時開発されながら発売に至らなかった『スターフォックス2』も含まれている。同様のコンセプトで2016年に発売されたファミリーコンピュータの復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」では本体と共にコントローラーも小型化されていたが、本機種では同じサイズで再現されている[注 4]。ゲームを中断したポイントを保存できる「いつでもセーブ」、セーブポイントから時間を巻き戻してやり直せる「リプレイ」機能などが備えられている[20]

CEROレーティングはB(12才以上対象)。既存のロムカセットの使用やダウンロード等による後からのゲームの追加はできない[21]。スーパーストリートファイターIIでは、ガイルステージの地面のロゴが削除されているなどグラフィックに細かな変更あり。

欧米では、“SNES Classic Edition”(北米)、“Nintendo Classic Mini: Super Nintendo Entertainment System”(欧州)として2017年9月29日に発売された。日本版とは一部収録内容が異なる[22]

2018年9月15日に、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』と、『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の2つに加えて、「ニンテンドーUSB ACアダプター」が付属された『ニンテンドークラシックミニ ダブルパック』が、15,077円(税込)にて発売された。

収録ゲーム(日本版)

「*」は欧米版に収録されていないタイトル。

収録ゲーム(欧米版)

( )内は日本版の作品名。「*」は日本版に収録されていないタイトル。

  • Contra III The Alien Wars(魂斗羅スピリッツ)
  • Donkey Kong Country(スーパードンキーコング)
  • EarthBound(MOTHER2 ギーグの逆襲)*
  • Final Fantasy III(ファイナルファンタジーVI)
  • F-ZERO(F-ZERO)
  • Kirby Super Star(星のカービィ スーパーデラックス)
  • Kirby's Dream Course(カービィボウル)*
  • The Legend of Zelda: A Link to the Past(ゼルダの伝説 神々のトライフォース)
  • Mega Man X(ロックマンX)
  • Secret of Mana(聖剣伝説2)
  • Star Fox(スターフォックス)
  • Star Fox 2(スターフォックス2)
  • Street Fighter II Turbo(ストリートファイターII ターボ)*
  • Super Castlevania IV(悪魔城ドラキュラ)*
  • Super Ghouls 'n Ghosts(超魔界村)
  • Super Mario Kart(スーパーマリオカート)
  • Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars(スーパーマリオRPG)
  • Super Mario World(スーパーマリオワールド)
  • Super Mario World 2: Yoshi's Island(スーパーマリオ ヨッシーアイランド)
  • Super Metroid(スーパーメトロイド)
  • Super Punch-Out!!(スーパーパンチアウト!!)*

周辺機器

型番 名称 備考
CLV-301 ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
CLV-202 専用コントローラー 本体に2つ同梱。
CLV-003 ニンテンドーUSB ACアダプター ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータと共用。
WUP-008 ハイスピードHDMIケーブル ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ、Wii UNintendo Switchと共用。本体に1つ同梱。
USBケーブル マイクロUSB規格。ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータと共用。本体に1つ同梱。

※このほかWii用のクラシックコントローラ(RVL-005)、クラシックコントローラ PRO(RVL-005(-02))はニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンでも使用可能。ただし、説明書には記載されていない。この場合、クラシックコントローラのHOMEボタンを押すと、本体のリセットボタンを押したことと同じになる。逆に、こちらのコントローラー(CLV-202)をWiiリモコンに繋いでも使用可能。

脚注

注釈

  1. ^ 基板バージョンによっては搭載LSIが異なる。
  2. ^ 『F-ZERO シリーズ』の主人公である「キャプテン・ファルコン」は、元々スーパーファミコン自体のイメージキャラクターとして作られていた[8]
  3. ^ 現代電子は本機のみならず、NES(日本国外版ファミリーコンピュータの名称)、ゲームボーイ、NINTENDO64のライセンス販売も行っていた。
  4. ^ また、任天堂公式アナウンスはされていないが、接続端子がWiiの拡張端子と共通化されているため、Wiiのクラシックコントローラーを接続してもプレーできる。同様の理由からクラシックミニのコントローラーをWiiリモコンなどに接続することも可能で、WiiやWii Uのバーチャルコンソールのゲームを本機のコントローラーで遊ぶことも可能である。また、本家スーパーファミコンのコントローラー端子から形状を変えた関係でコントローラー接続部が本家の発売当時と別物になるため、クラシックミニでは本家スーパーファミコンのコントローラー接続部を模した蓋が取り付けられた。

出典

  1. ^ 任天堂株式会社 連結販売実績数量推移表” (PDF). 任天堂. 2013年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月24日閲覧。
  2. ^ a b http://www.vgchartz.com/platform/11/super-nintendo-entertainment-system/
  3. ^ 本体側との接続に使われるコネクターの形状が独自規格であるため市販の映像ケーブルは使用不可。この規格はニンテンドーゲームキューブまで使われることになる。
  4. ^ 稀にではあるが「スーパーマリオワールド」のような折り畳み式の説明書もあった。
  5. ^ ワンダーライフスペシャル『学年誌が伝えた子ども文化史 昭和50〜64年編』小学館、2018年、39頁(『小学六年生』1989年1月号記事の再録)、ISBN 978-4-09-106615-2
  6. ^ 任天堂公認ソフト。非公認ソフトとしては2014年に『Nightmare Busters』、2017年に『Unholy Night: The Darkness Hunter 魔界狩人』が発売されている。20年の時を経て…スーパーファミコン新作『Nightmare Busters』が遂に出荷”. インサイド (2014年1月22日). 2014年1月24日閲覧。 / まさかのSFC用"新作"対戦格闘ゲーム「Unholy Night」プレビュー”. IGN Japan (2017年4月16日). 2017年6月27日閲覧。
  7. ^ スーパーファミコン、現在でも所有率4割強 オンラインゲームのオリコンランキング 2008年2月7日
  8. ^ 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」発売記念インタビュー 第2回「F-ZERO篇」” (2017年9月7日). 2018年7月10日閲覧。
  9. ^ ファミ通プレイステーション クラシック
  10. ^ スーパーファミコン発売前夜”. ニコニコチャンネル (2013年8月1日). 2017年2月21日閲覧。
  11. ^ a b c d e 株式会社QBQ編『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年、101頁、ISBN 9784866400082
  12. ^ 「スーパーファミコン9800円に テコ入れ狙い下げ ソフトは据え置き 任天堂、来月14日から」 『日本経済新聞』1996年7月19日付朝刊、第13版、第13面。
  13. ^ old.jpgSHVC: スーパーファミコンMiragePalace[出典無効]
  14. ^ WEEKLYファミ通. 株式会社アスキー. (1996年6月28日) 
  15. ^ ソニーがかつて任天堂と共同開発したスーパーファミコン互換「PlayStation」の実機が見つかる”. GIGAZINE (2015年7月6日). 2017年6月27日閲覧。
  16. ^ 任天堂とソニーが共同開発した幻のゲーム機「Nintendo PlayStation」”. GIGAZINE (2016年7月25日). 2017年6月27日閲覧。
  17. ^ まじかっ! スーパーファミコンの新作ソフトが16年ぶり発売”. ねとらぼ (2014年1月24日11時24分更新). 2014年1月27日閲覧。
  18. ^ ファミコンに続いて、スーパーファミコンが小さくなって再登場!”. 任天堂 (2017年6月27日). 2017年6月27日閲覧。
  19. ^ ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン、10月5日発売決定! 幻の『スターフォックス2』のほか、国内では『FE 紋章の謎』や『パネルでポン』などを収録”. ファミ通.com (2017年6月27日). 2017年6月27日閲覧。
  20. ^ 「ミニスーファミ」に「リプレイ」機能 ゲームオーバー寸前からやり直し可能”. ITmedia (2017年8月22日). 2017年9月22日閲覧。
  21. ^ スーパーファミコンの21タイトルを収録した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」”. 任天堂 (2017年6月27日). 2017年6月27日閲覧。
  22. ^ 小型スーパーファミコン“SNES Classic edition”が発表、9月29日発売。『スターフォックス2』など18以上の作品を収録【海外ニュース】”. ファミ通.com (2017年6月27日). 2017年6月27日閲覧。

関連項目

外部リンク