悪魔城ドラキュラ (スーパーファミコン版)

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悪魔城ドラキュラ
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 スーパーファミコン
開発元 コナミ
発売元 コナミ
プロデューサー 北上一三
ディレクター 上野雅弘
プログラマー 上野雅弘
音楽 安達昌宣
荘司朗
工藤太郎
美術 Nyankun Hara
シリーズ 悪魔城ドラキュラシリーズ
人数 1人
メディア 8メガビットロムカセット
発売日 日本の旗1991年10月31日
アメリカ合衆国の旗1991年12月
欧州連合の旗1992年8月27日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
その他 パスワードコンティニュー方式
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悪魔城ドラキュラ』(あくまじょう-、英題: Super Castlevania IV)は、コナミから1991年10月31日に発売されたスーパーファミコン用ソフトのアクションゲーム

概要[編集]

悪魔城ドラキュラシリーズ初のスーパーファミコン用ソフトである。ゲームシステムは、横視点スクロールのステージクリア型ジャンプアクション。ファミコン、MSX2、アーケード、X68000でも同名の作品が発売されているが、それぞれゲーム内容は異なる。主人公はシモン・ベルモンドで、メイン武器が鞭、ストーリーは蘇った魔王ドラキュラ伯爵を倒しに悪魔城へ乗り込む、という点は共通しているが、ステージ構成や音楽などはほぼ一新されており、新作に近いリメイクと言える。回転・拡大縮小といったスーパーファミコンならではの機能を使った演出も盛り込まれた。

2006年にはインターネットのi-revoにて配信開始され、さらに同年2006年にはWiiバーチャルコンソールで、2013年にはWii Uのバーチャルコンソールでもダウンロード配信が開始された。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

悪魔城ドラキュラ」の項の、システムに関する説明も参照。

主人公シモンを操作し、全部で11のステージを順にクリアしていく。ステージ内にエリア単位の区分けはあるが、その間にファミコン版のような扉は設置されていない。

ファミコンの『悪魔城ドラキュラ』や『悪魔城伝説』に比べ、キャラクターのグラフィックが大きくなったほか、鞭の操作アクションも大幅に自由に変更されている。横方向だけでなく、真上や斜めにも打つ事が可能で、ジャンプ中は十字キーを入れた方向(8方向)に打ち分けることもできる。また、鞭攻撃ボタンを押したままにすると鞭を垂らし、空中を飛んでくる敵や飛び道具に対して簡易防御のように使うことができる。この状態で十字キーを入れると鞭を振り回し、近くにいる敵を連続で攻撃することができる。ただし、鞭を垂らしたり振り回したりしている間の攻撃力は低い。

ステージ中の所々にあるコウモリの形をしたリングにムチをひっかけることで、シモンが振り子のようにぶら下がってジャンプ移動する。他にも、ジャンプ中の空中制御やしゃがみ移動ができるようになり、ジャンプして十字キー上を押したままにすることで階段の途中へ飛び乗ることも可能になっている。また、スーパーファミコンでボタンが増えたことによりサブウェポン攻撃が1つのボタンで行えるようにもなった(デフォルトではRボタン)。

ゲームオーバー時には『悪魔城伝説』同様にプレイヤー名と4×4の行列にアイテムが表示され、電源を切ってもこのパスワードを入力することで進んだステージから再開することができる。

演出[編集]

本作では悪魔城内に入るまでに、悪魔城周辺の広大な敷地内にある多彩な5つのステージを通過していく。ハードがスーパーファミコンになったことで映像や音楽が圧倒的に進歩し、悪魔城ドラキュラの世界がよりリアルに表現されるようになった。

悪魔城ドラキュラシリーズの世界観はゴシックホラーを基にしているが、本作ではシリーズの他の作品と比べてもホラー部分が強調されており、ゲーム全体にわたって徹底したホラーの雰囲気作りが行われている。各ステージはどれも暗い色彩で緻密に描かれており、怪物の巣食う古城とその敷地内という雰囲気をよく出している。音楽も他の作品と比べて暗めなものが多く、雰囲気作りの演出としての役割も強い。オープニングタイトル画面もそうしたホラー演出が行われている。不気味な音楽が流れるなか、気味の悪い虫が這う古びたレンガの壁が映し出され、「悪魔城ドラキュラ」のロゴからは血が滴り落ちる。稲妻が光り、コウモリが飛ぶ音とともにコウモリの影が壁に映し出される。メニューをセレクトすると狼の遠吠えがする。ゲームは終始この様な調子で進行する。

各ステージはどれも不気味ながら個性的なものとなっているほか、新しく登場した敵キャラクターも舞踏会の参加者の姿をした亡霊、中身の無い棺おけ、絵画の中から手を伸ばす女など印象に残るものが多い。仕掛けも同様に多彩なものとなっている。なお、ゲーム全体にわたってホラーの雰囲気作りが行われているのに対し、ドラキュラを倒した後のエンディングの演出は短いながらもプレイヤーに解放感を与えるものとなっている。

スーパーファミコンの機能を生かした様々な演出も行われている。多重スクロールをはじめとして、背景として動く物体、複数のBGを利用したフェンスの奥と手前を移動できるステージ、拡大縮小回転機能を生かした回転する部屋、回転する筒の中のような通路、振り子のように揺れる巨大なシャンデリアの上を渡っていく部屋、半透明機能を使った無数の亡霊(敵ではなく、演出なのでダメージは受けない)が湯気のように画面を流れていくステージなど、スーパーファミコンの機能が多彩な方法で活用されている。敵やボスの中にも、拡大回転縮小するものや、半透明のものが存在する。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー: Mr Kitaue(北上一三)
  • トータルディレクター: Jun Furano(上野雅弘)
  • メインプログラマー: Jun Furano
  • プレイヤープログラマー: Yaipon(八井田満)
  • エネミープログラマー: Great K Nitta(新田晴紀)、Ete Pow Konoz、Jun Furano、Yaipon
  • メインデザイナー: Nyankun Hara
  • VRAMデザイナー: Nyankun Hara、S Kushibuchi(櫛渕敏)
  • オブジェクトデザイナー: Pechi、S Kushibuchi、Nyankun Hara
  • サウンドデザイナー: Masanori Oodachi(安達昌宣)、Souji(荘司朗)、Taro(工藤太郎
  • SUPER VOICE: Akkun

評価[編集]

ファミリーコンピュータMagazineの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中23.3点となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 お買い得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.0 4.1 3.6 3.8 4.1 3.7 23.3

脚注[編集]

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  1. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 157頁。

外部リンク[編集]