セント・ギガ
| セントギガ → クラブコスモ → WINJ St.GIGA → CLUB COSMO → WINJ |
|
|---|---|
| 種別 | BSテレビジョン音声多重放送 |
| 放送対象地域 | |
| コールサイン |
JO33-BS-TAM1(1997年まで) JO23-BS-TAM1(1997年以降) |
| チャンネル | BSアナログ 5ch 独立音声放送 |
| 放送期間 | 1991年3月30日 - 2005年3月31日 |
| 運営会社 | 衛星デジタル音楽放送株式会社 → 株式会社ワイヤービー → World Independent Networks Japan株式会社 |
| 親局 / 出力 | 11.80420GHz / 106W |
| 特記事項:データ放送のコールサインは、JO33-BS-TDM1(1997年まで)、JO23-BS-TDM1(1997年以降)。
呼び出し符号は「SDAB衛星テレビジョンおんせいたじゅうほうそう」。 BSアナログ放送の廃止と、BSデジタル音声放送『WINJ』への移行により、閉局。 |
|
セント・ギガ(St.GIGA)は、衛星デジタル音楽放送株式会社が開局した、世界初の衛星放送によるデジタルラジオ放送局。1990年11月より試験放送、1991年3月30日、本放送を開始。同年9月1日、有料放送を開始した。
目次 |
[編集] 放送内容
「タイム・テーブル」ならぬ、潮の干満と月の運行を基準とする「タイド・テーブル」に則った、時報なし・ニュースなし・DJなし・トークなしの編成を実現した。独自にデジタル収録した高品質な世界各地の自然音と、「Voice」と呼ばれる詩のナレーション、サウンド・デザイナーの選んだデジタル音源の音楽とがミックスされた、放送史上類を見ない番組(「音の潮流」)が絶え間なく送り出された。いわゆる番組の境界を設けない「ワンフォーマット」編成は、日本の放送局としてはKBCラジオ(1990年度-1992年度に「KBC-INPAX」として事実上の同等の編成を実施)に次ぐものであった。
ただし、WOWOWとアナログ放送周波数帯域を共有していた関係上、Bモード音声の番組(クラシック音楽)が放送されている間は「音の潮流」は休止となっていた。
ステーション・コールはカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』に登場するハーモニウムの発するメッセージから採った「"I'm here." "I'm glad you're there." "We are St. GIGA"」(ただし、原典では"Here I'm."と"So glad you're"である)。
当初はWOWOW本体で音楽PCM放送を行うことを主張したが、マスコミ集中排除の原則からWOWOW本体ではなく、別の法人として衛星デジタル音楽放送会社が運営を行うことになった(ラジオの製作1991年1月号より)
[編集] 衛星データ放送
音楽放送の他に、任天堂と共同で広告収入による無料の衛星データ放送を行っていた時期がある。任天堂のゲーム機スーパーファミコンに専用周辺機器サテラビューを接続し受信端末とするもので、1995年4月23日に「スーパーファミコンアワー」の名称で放送が開始された。
この際、音楽放送にはデータ放送との連動を目的とした時間帯が設けられた。タレントやアイドルを多数起用した情報トーク番組、バラエティ番組を盛り込み、中高生を中心とした聴取者を若干ながら増加させたものの、これらは有料放送の加入者増につながることはなかった。さらにタイド・テーブルを好む従来の聴取者からは反感を買う結果となった。
規模を縮小しながらも放送は継続されたが、1999年4月には任天堂が撤退したため「セントギガ衛星データ放送」へ名称を変更し、そして2000年6月30日を以って放送を終了した。
詳細は「サテラビュー」を参照
[編集] 経緯と現状
運営会社だった衛星デジタル音楽放送株式会社は2001年に事実上倒産、株式会社ワイヤービーの傘下となり、2003年3月31日付をもって吸収合併され消滅した。翌4月からはワイヤービー衛星音楽放送事業部門として局名を「クラブコスモ(Club COSMO)」と改め、放送が継続されたが、同年10月1日、同部門の営業権および無線局免許は別会社のWorld Independent Networks Japan株式会社(WINJ)に譲渡された。
ワイヤービーは事業譲渡の直後に倒産。譲渡内容に含まれていなかった番組と自然音のDATはWINJ社が占有したが、破産管財人によって241本の自然音テープが競売にかけられ、WINJ社が500万円で落札した。(同時に予定されていた番組テープ1588本の競売は、権利関係が複雑すぎるという破産管財人の判断で中止となった。)
WINJの編成はセント・ギガ(およびクラブコスモ)から大幅に変更されるとの告知があった(クラブコスモ契約者には、想定タイムテーブルや編成方針の記されたパンフレットが送付された)が、実際には新規の番組は数えるほどしか制作されなかった。2006年3月の時点でも、1日の放送時間のうち14時間から16時間ほどは、セント・ギガ時代に制作された「音の潮流」の再放送(もしくは「音の潮流」を模倣した番組)で占められていた。そして2006年11月1日、放送機器メンテナンスの名目で放送を休止した(この時点で事実上の放送終了)。2007年度中の再開を予定していたが、2007年11月14日、放送法第52条の24第2項に基づき、委託放送事業者の認定取り消しとなり、名実共に放送終了となった。
「World Independent Networks Japan」も参照