スーパーパンチアウト!!

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スーパーパンチアウト!!』とは、1985年に稼働されたアーケードゲーム及び、1998年ニンテンドウパワーで配信されたスーパーファミコン用のボクシングゲーム。後者は海外では1994年に一般発売されている。また、スーパーファミコン版は2009年7月7日にはWiiバーチャルコンソールで、2014年4月9日にはWii Uのバーチャルコンソールでも配信された。

アーケード版[編集]

前作の正常進化版であり、基本システムに変更された部分はないが、新要素としてダッキングが登場した(レバーを上に引っ張るという斬新な操作だった)。他に様式も各国のチャンピオンに挑戦するというものに変わった。ちなみに当時、人気作の続編が登場するのは極めて珍しかったという。

登場人物[編集]

ベア・ハッガー(BEAR HUGGER)
カナダのチャンピオン。上半身裸にオーバーオールという奇抜な姿をしている。両手パンチという反則スレスレの技を使って来る。その他、腹部への攻撃が全く通じない。日本版の実況の名前読み上げは「ロッキー熊五郎」。3周目ではなぜか登場しないが、4周目以降では復活する。
ドラゴン・チェン(DRAGON CHAN)
香港のチャンピオン。下半身にカンフーの稽古着のようなものをはいている(構えもカンフーそのもの)。ボクシングの典型的な反則技である蹴りもして来る。
ウォッカ・ドランケンスキー(VODKA DRUNKENSKI)
ソビエト連邦のチャンピオン。ファミコン版に登場したソーダ・ポピンスキーと同一人物と思われる。
グレート・タイガー(GREAT TIGER)
インドのチャンピオン。前作のピストン・ハリケーンの使い回しのキャラであり、行動パターンも似ている。登場は2周目までで、3周目以降は出てこなくなる。
スーパー・マッチョマン(SUPER MACHO MAN)
世界チャンピオンで本作のラスボス。ハンマーパンチを使い、これを食らうと一発でダウンするので注意。日本版での実況の名前読み上げは「スーパーボディービル」。

前作同様、1周クリアすると行動パターンが増えた相手と防衛戦扱いでプレイヤーが負けるまでゲームが続く。

スーパーファミコン版[編集]

前作、『パンチアウト!!』の続編。基本システムはアーケード版に基づいている。新要素については以下を参照。

  • 対戦相手のセコンドの指示が表示されるようになった。相手の行動の予測に役立つ。
  • キャラクターのプロフィールと会話が表示されている画面では、そのキャラをイメージした音楽が流れる。
  • 必殺パンチがボタン連打で高速ラッシュ、通常押しで強力な一撃「アッパーカットフック」に分岐する。また、これも上下の選択が可能。
  • セーブデータを8個まで作成出来るようになった。

登場人物[編集]

主人公[編集]

特定の名前はなく、好きな名前を付ける事ができる。海外ではこちらもファミコン版初代と同様の "Little Mac" (リトル・マック)の名で知られていた。金髪の青年であり、ファミコン版やWii版のリトル・マックとは外見が大きく異なる。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では、リトル・マックのカラーバリエーションのひとつとして本作での姿を元にしたと思われる金髪のカラーがある。

対戦相手[編集]

MINOR CIRCUIT(マイナーサーキット)[編集]
ガビー・ジェイ(GABBY JAY)-ガビー・ジェイタイプ
フランス出身、56歳、110パウンド、1勝99敗。練習相手として最適だが、彼のセコンドに従われると体力を回復されてしまう。行動パターンが前作及びアーケード版のグラス・ジョーに似ている(プロフィールの一部やイニシャルも同じで、名前のスペルも似ている)。
やられると「フオォ」と叫んで倒れる。
ベア・ハッガー(BEAR HUGGER)-ベア・ハッガータイプ
カナダ出身、32歳、440パウンド、17勝12敗。アーケード版の両手パンチや腹部攻撃が通じない特性は本作でも健在。そのため普通に腹部攻撃をしても「ぼーん」という音がするだけで全く意味がない。但し彼が挑発をして来た場合は腹部攻撃が一瞬の間有効になる。
やられると「オウ?」と叫んで倒れる。
ピストン・ハリケーン(PISTON HURRICANE)-ピストン・ハリケーンタイプ
キューバ出身、25歳、170パウンド、21勝10敗。アーケード版での必殺技「ハリケーンラッシュ」は本作でも健在。髪型が大幅に変更されている。前作のピストン本田の名前と行動パターンは彼のパロディ(余談だが、勝利時の動きはピストン本田と全く同じである)。
やられると「ウアッ!」と叫んで倒れる。
ボールド・ブル(BALD BULL)-ボールド・ブルタイプ
トルコ出身、36歳、290パウンド、34勝19敗。アーケード版及び前作の必殺技「ブルチャージ」は本作でも健在。最初の難関であるが、マイナーサーキットとしてのチャンピオンである故か、前作に比べるとかなり弱体化してしまっている。
やられると「オオアッ」と叫んで倒れる。
MAJOR CIRCUIT(メジャーサーキット)[編集]
ボブ・チャーリー(BOB CHARLIE)-ガビー・ジェイタイプ
ジャマイカ出身、26歳、140パウンド、24勝13敗。回転アッパーカットを放って来る(フェイントもある)。ポジションとしては前作のドン・フラメンコに近い。元ネタはボブ・マーレイ
声はガビー・ジェイとほぼ同じ。
ドラゴン・チェン(DRAGON CHAN)-ドラゴン・チェンタイプ
香港出身、22歳、130パウンド、15勝7敗。アーケード版での蹴り技は本作でも健在。さらに本作では「龍牙三連舞」という連続蹴りもしてくる。元ネタはジャッキー・チェン及びブルース・リー
やられると「フニャフ~ン」と(少し情けない声で)叫んで倒れる。
マスクド・マッスル(MASKED MUSCLE)-マスクド・マッスルタイプ
メキシコ出身、29歳、240パウンド、19勝5敗。マスクと膝当てを装着しており、プロレスラーのような風貌をしている。頭突きや、毒性を帯びた唾を吐いての攻撃もして来る。尚マスクド・マッスルタイプはアーケード版のウォッカ・ドランケンスキーと動きが全く同じ。
やられると「ウオアアア」と叫んで倒れる。
Mr.サンドマン(MR.SANDMAN)-ボールド・ブルタイプ
アメリカ合衆国出身、28歳、230パウンド、29勝3敗。前作の強力なアッパーカットは本作でも健在。ちなみに2代目だと思われる(前作では31歳だったが、本作では28歳になっているため)。しかし、外見には特に違いはない。2度ダウンさせるとそれまでとは強さが大幅に変化するようになる。
声はボールド・ブルと同じ。
WORLD CIRCUIT(ワールドサーキット)[編集]
アラン・ライアン(ARAN RYAN)-ピストン・ハリケーンタイプ
アイルランド出身、23歳、160パウンド、18勝10敗。行動パターンがアーケード版のピッツァ・パスタに似ている。さらにピストン・ハリケーン以上に素早い上下ラッシュも使ってくる。尚ピストン・ハリケーンタイプではあるが、うつぶせに倒れる。スターパンチをやると、腹部を掴んでこちらの体力を吸収してしまう。
声はピストン・ハリケーンと同じ。
平家 陽炎(へいけ かげろう、HEIKE KAGERO)-ドラゴン・チェンタイプ
日本出身、19歳、120パウンド、14勝8敗。顔つきが歌舞伎の女形のようである。「ほーっほっほっほっほっ」と笑う。長髪を振り回したり、前作のグレート・タイガーのような分身の術も使って来る。
笑ったとき以外はドラゴン・チェンより少し声が低く、やられると「ンンンンッ!」と叫んで倒れる。
マッド・クラウン(MAD CLOWN)-ベア・ハッガータイプ
イタリア出身、27歳、390パウンド、17勝9敗。名前の通りピエロで、ボールを投げつけて来たり裏拳攻撃もしてくる。また、ベア・ハッガー同様腹部攻撃が全く通じない。
声はベア・ハッガーと同じ。
スーパー・マッチョマン(SUPER MACHOMAN)-マスクド・マッスルタイプ
アメリカ合衆国出身、28歳、230パウンド、29勝3敗。回転パンチは本作でも健在。アーケード版同様、ダッキングで避けるとよい。なお回転パンチは最大で8回飛んでくるため、ダッキングのタイミングに注意。さらに本作では「エクササイズ」の名を冠した3種類の攻撃を使ってくる。
声はマスクド・マッスルと同じ。
SPECIAL CIRCUIT(スペシャルサーキット)[編集]
ナルシス・プリンス(NARCIS PRINCE)-オリジナル
イングランド出身、20歳、150パウンド、12勝3敗。美少年だが、名前の通りナルシストで、上半身にシャツを着ている。冷静な判断と動きで主人公を惑わせるが、顔を触られるのが苦手で、顔面に攻撃をヒットさせるとキレて冷静さを失ってしまう。
やられると「アァオーウ」と叫んで倒れる。
回 鍋肉(ホイ・コウロウ、HOY QUARLOW)-オリジナル
中国出身、78歳、100パウンド、62勝13敗。全身にカンフーの稽古着のようなものを着ている。78歳にもなる老人だがかなり動きが激しい。基本攻撃は杖で、更に蹴りや裏拳を使うなど、恐らく全キャラ中で一番イレギュラーな存在。ダウンさせるとふっとぶ。
やられると「ホゥアーッ」と叫んで倒れる。
リック・ブルーザー(RICK BRUISER)-リック・ブルーザータイプ
出身地不明、年齢不詳、210パウンド、41勝1敗。チャンピオンのニック・ブルーザーの双子の弟。陽気な性格。打撃を浴びると時々発狂し、肘で攻撃してくる(命中してしまうと一定時間経つかダウンするまで当たったほうの拳でパンチが出来なくなってしまう)。また、アッパーカット後に肘で攻撃してくることもある(この場合は命中しても攻撃不能になることはない)。
やられると「ウワオッ」と叫んで倒れる。
ニック・ブルーザー(NICK BRUISER)-リック・ブルーザータイプ
出身地不明、年齢不詳、210パウンド、42勝0敗。リック・ブルーザーの双子の兄で、本作のラスボス。リックと違い異常なほどの冷静さを持ち、1試合目には唯一何も話さない。彼もリックと同様に肘を使っての2種類の攻撃をしてくる上、ガードをしても体力を奪われるほどの強烈なラッシュを繰り出すこともある。
リック・ブルーザーと違い(声の高さは同じ)、やられると「オワアッ」と叫んで倒れる。

外部リンク[編集]