「田園調布駅」の版間の差分

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|よみがな = でんえんちょうふ
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2020年2月14日 (金) 23:18時点における版

田園調布駅
復元駅舎(2010年3月22日
屋根はマンサード・ルーフという欧州中世紀の民家がモデルといわれる[1]
でんえんちょうふ
Den-en-chōfu[2]
地図
所在地 東京都大田区田園調布三丁目25-18[3]
北緯35度35分48.8秒 東経139度40分2.3秒 / 北緯35.596889度 東経139.667306度 / 35.596889; 139.667306座標: 北緯35度35分48.8秒 東経139度40分2.3秒 / 北緯35.596889度 東経139.667306度 / 35.596889; 139.667306
所属事業者 東急電鉄
駅構造 地下駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(東横線)24,148人/日
(目黒線)12,754人/日
(合計)36,902人/日
-2018年-
開業年月日 1923年大正12年)3月11日[4]
乗入路線 2 路線
所属路線 東横線[3]
駅番号 TY08[3]
キロ程 8.2 km(渋谷起点)
TY07 自由が丘 (1.2 km)
(0.8 km) 多摩川 TY09
所属路線 目黒線[3]
駅番号 MG08[3]
キロ程 6.5 km(目黒起点)
MG07 奥沢 (1.0 km)
(0.8 km) 多摩川 MG09
備考 東急電鉄直営駅
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田園調布駅(でんえんちょうふえき)は、東京都大田区田園調布三丁目にある、東急電鉄である[3]

概要

東横線目黒線が乗り入れている[5]。線路名称上では、当駅が正式な目黒線の終点であるが、東横線の当駅から日吉駅までは複々線で、そのうち2線を使用し目黒線の列車は日吉駅まで運行しており、当駅 - 日吉駅間でも両系統を案内上別路線として扱っている。駅番号は東横線がTY08、目黒線がMG08である[3]

駅長所在駅。田園調布管内として、当駅と多摩川駅および東急多摩川線沼部駅を管理している。当駅は大田区最西端の駅である。

歴史

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地下駅[12]。外側は東横線、内側は目黒線が使用する[12]。横浜方面と日吉方面、渋谷方面と目黒方面は同一ホームで乗り換えが可能である[12]。目黒線、東横線共にホームドアが設置されている。

改札口は地上1か所のみで、有人通路は「シースルー改札」である[12]

トイレは東急管理のものが改札内にあり、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置されている[12]。改札外にも自治体管理のトイレが設置されている[12]

改良工事前は3面4線の形態で、東側は目蒲線が、西側は東横線が使用し、駅舎も地上にあったが[4]、改良工事中は橋上駅舎となり、同時に現行の形態に変更された。

のりば

[12]

番線 路線 方向 行先
1 TY 東横線 下り 武蔵小杉横浜[12]元町・中華街方面[13]
2 MG 目黒線 武蔵小杉・日吉方面[14]
3 上り 目黒赤羽岩淵浦和美園西高島平方面[15]
4 TY 東横線 渋谷[12]池袋所沢川越市方面[16]

特徴

東西方向に傾斜があるため、東側の街区は改札口と同じ高さだが、西側の街区はおよそ建物1階分高くなっている。

西側に面した洋館風の旧駅舎は東横線複々線化事業の一環としての田園調布 - 多摩川間改良工事に伴い1990年平成2年)[7]9月4日に使用停止となり解体されたが[1]、改良工事が完成した2000年(平成12年)1月15日に復元された[1][7]。復元後は駅舎としての機能は持っていないが[1][7]、入口の裏側にエレベーター乗り場がある[12]

周辺が閑静な住宅街であることから夜間工事は不可能で、長期にわたる難工事となった。この改良工事では当初田園調布・多摩川両駅へのエレベーター設置の予定はなかったが、地元住民の運動により設置が決定され、その後の日本の鉄道駅の本格的なバリアフリー化の嚆矢となった。

埼玉高速鉄道線浦和美園駅および都営地下鉄三田線高島平駅を発着する臨時列車みなとみらい号」は、2006年(平成18年)8月運転分まで武蔵小杉駅で目黒線から東横線への転線を行っていたが、同年12月運転分より目黒線の日吉駅延長までの間と、最後の運転となった2011年12月24日の運転分では当駅で転線を行っていた。

2013年(平成25年)3月16日の東横線の東京メトロ副都心線乗り入れに伴う優等列車(急行・特急・通勤特急)の10両編成化に対応できるように、地下化当時から渋谷方に2両分ホームが延長された[11]

東横線・目黒線の多摩川駅寄りには、東急多摩川線への連絡線が設けられており、同線の多摩川駅(5・6番線ホーム)へ直通している。この連絡線は2000年(平成12年)8月5日以前に目蒲線が使用していた。

利用状況

各線の2018年度の1日平均乗降人員は以下の通りである[17]

  • 東横線 - 24,148人
  • 目黒線 - 12,754人

年度別1日平均乗降人員

近年の1日平均乗降人員・乗換人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[18][19][20]
年度 東横線 乗換人員 目黒線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 24,337 −0.1% 11,545 8,857 2.9%
2004年(平成16年) 23,900 −1.8% 26,554 8,623 −2.6%
2005年(平成17年) 24,081 0.8% 26,476 8,829 2.4%
2006年(平成18年) 24,450 1.5% 26,637 9,219 4.4%
2007年(平成19年) 25,730 5.2% 29,369 9,979 8.2%
2008年(平成20年) 25,841 0.4% 24,892 10,500 5.2%
2009年(平成21年) 25,715 −0.5% 23,016 10,638 1.3%
2010年(平成22年) 25,335 −1.5% 23,120 10,578 −0.6%
2011年(平成23年) 25,348 0.1% 23,773 10,573 −0.0%
2012年(平成24年) 25,555 0.8% 24,730 10,955 3.6%
2013年(平成25年) 24,321 −4.8% 24,451 11,983 9.4%
2014年(平成26年) 23,768 −2.3% 25,257 12,071 0.7%
2015年(平成27年) 23,871 0.4% 26,078 12,143 0.6%
2016年(平成28年) 24,160 1.2% 26,983 12,472 2.7%
2017年(平成29年) 24,435 1.1% 27,984 12,740 2.1%
2018年(平成30年) 24,148 -1.2% 12,754 0.1%

年度別1日平均乗車人員

近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。

年度 東 横 線 目 蒲 線 出典
1990年 42,058 32,586 [21]
1991年 41,139 31,770 [22]
1992年 39,381 30,230 [23]
1993年 38,833 28,564 [24]
1994年 13,488 3,745 [25]
1995年 13,123 3,557 [26]
1996年 13,178 3,444 [27]
1997年 13,090 3,468 [28]
1998年 12,611 3,701 [29]
1999年 12,433 3,724 [30]
年度 東 横 線 目 黒 線 出典
2000年 12,614 3,888 [31]
2001年 12,019 4,381 [32]
2002年 12,170 4,189 [33]
2003年 12,238 4,336 [34]
2004年 12,151 4,315 [35]
2005年 12,164 4,413 [36]
2006年 12,332 4,608 [37]
2007年 12,869 5,005 [38]
2008年 12,926 5,241 [39]
2009年 12,868 5,304 [40]
2010年 12,622 5,268 [41]
2011年 12,623 5,268 [42]
2012年 12,737 5,455 [43]
2013年 12,129 5,948 [44]
2014年 11,827 5,978 [45]
2015年 11,902 6,022 [46]
2016年 12,038 6,186 [47]
2017年 12,167 6,323 [48]

駅周辺

噴水を中心とした西口ロータリー、そこから広がる放射状および同心円状の道路、街路樹銀杏並木は旧駅舎と合わせて広く知られており、田園調布ランドマークである[5]。商業施設は東側に存在する。特に西側は都内でも有数の高級住宅街である[49][50]

バス路線

改札口北側にバスターミナルがあり[5]東急バス[51]が運行している。

乗り場 系統 経由 行先
1 渋11 自由が丘駅入口・東京医療センター前・駒沢公園東口 渋谷駅
三宿
2 園01 上野毛駅・瀬田営業所 千歳船橋
上野毛駅 瀬田営業所
3 中町五丁目
4 蒲12 雪が谷・池上警察署 蒲田駅
池上営業所

日曜日と祝日の午後は隣の自由が丘駅前周辺が歩行者天国で通行止めになるため、同駅を発着する東急コーチ自由が丘線(自01・02・11・12)は折り返し待機のため当駅まで回送される。

かつては成城学園前駅駒沢大学駅羽田空港大森駅へ行く路線バスも存在した。またIKEA港北への無料シャトルバスも運行されていた。

駅名の由来

駅設置当時の1923年(大正12年)地名は荏原郡調布大字上沼部字旭野であり、村名をとって「調布駅」としたものである。間もなく「田園」を冠することになるが、東急では「田園都市づくりから」としている。地名はその後の1889年(明治22年)荏原郡東調布町になり、1932年(昭和7年) 東京市に編入した時に大森区「田園調布」になった。

「調布」の由来は、古来この地で朝廷調(「みつぎ」。租税の一種)として手作りの布を納めていたことによるものである。

ギャラリー

隣の駅

東急電鉄
TY 東横線
特急・通勤特急
通過
急行・各駅停車
自由が丘駅 (TY07) - 田園調布駅 (TY08) - 多摩川駅 (TY09)
MG 目黒線
急行
大岡山駅 (MG06) - 田園調布駅 (MG08) - 多摩川駅 (MG09)
各駅停車
奥沢駅 (MG07) - 田園調布駅 (MG08) - 多摩川駅 (MG09)

脚注

  1. ^ a b c d e f "田園調布駅旧駅舎を復元" (pdf) (Press release). 東急電鉄. 27 December 1999. 2015年1月13日閲覧
  2. ^ 東急線・みなとみらい線路線案内 (PDF)
  3. ^ a b c d e f g 田園調布駅|各駅情報”. 東急電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 東急の駅、pp.50-51。
  5. ^ a b c d e 田園調布駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  6. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1925年12月16日(国立国会図書館デジタル化資料)
  7. ^ a b c d e 特集 東急線らしさ、つぶぞろい!田園調布 奥沢 緑が丘 大岡山」(pdf)『HOT ほっと TOKYU』第383号、東京急行電鉄、2012年1月20日、2015年1月13日閲覧 [リンク切れ]
  8. ^ 鉄道ファン』第3巻第8号、交友社、1995年8月、125頁。 
  9. ^ 目蒲線が目黒線と東急多摩川線に変わります!」(pdf)『HOT ほっと TOKYU』第222号、東京急行電鉄、2000年7月20日、2015年1月13日閲覧 
  10. ^ 田園調布駅「関東の駅百選」記念 パスネットとクラフトのセット発売」(pdf)『HOT ほっと TOKYU』第229号、東京急行電鉄、2000年12月1日、2015年1月13日閲覧 [リンク切れ]
  11. ^ a b c "特定都市鉄道整備事業実施状況" (pdf) (Press release). 東京急行電鉄. 15 May 2013. 2015年1月12日閲覧
  12. ^ a b c d e f g h i j 田園調布駅|駅構内図”. 東京急行電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  13. ^ 東横線標準時刻表 田園調布駅 横浜 元町・中華街方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  14. ^ 目黒線標準時刻表 田園調布駅 日吉方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  15. ^ 目黒線標準時刻表 田園調布駅 目黒方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  16. ^ 東横線標準時刻表 田園調布駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  17. ^ 2018年度乗降人員 - 東京急行電鉄
  18. ^ 区勢要覧 - 目黒区
  19. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  20. ^ 東京都統計年鑑
  21. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)226ページ
  22. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)232ページ
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  28. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  29. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  30. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  31. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  32. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  33. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  34. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  35. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  36. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  37. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  38. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  39. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  40. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  41. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  42. ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
  43. ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
  44. ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
  45. ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
  46. ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
  47. ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
  48. ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
  49. ^ 『高級住宅街の真実 セオリー2008 vol.2』講談社 2008年3月25日
  50. ^ 高級住宅街の代名詞である田園調布 - 東京の高級住宅街、住むならどこがベスト/日本一のブランド力を誇る「田園調布」
  51. ^ 東急バス時刻表(田園調布駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月13日閲覧。

関連項目

参考文献

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

外部リンク