ケニー・オメガ

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ケニー・オメガ
Kenny Omega in November 2008.jpg
プロフィール
リングネーム ケニー・オメガ
本名 Tyson Smith
ニックネーム カナダの路上王
北米路上王者
Canadian X
The Destiny Flower
身長 183cm
体重 91kg
誕生日 1983年10月16日(31歳)
出身地 カナダマニトバ州
デビュー 2000年
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ケニー・オメガ(Kenny Omega、本名:タイソン・スミス(Tyson Smith)、1983年10月16日 - )は、カナダマニトバ州出身のプロレスラー

身長183cm。体重91kg。

来歴[編集]

ウィニペグ近郊のトランスコナ出身。2000年2月にウィニペグのローカル団体 Top Rope Championship Wrestling でプロレスデビュー。当初はサーフィン初心者にもかかわらず「ハワイのサーファー」というギミックだった[1]が、のちに『ストリートファイター』の波動拳などを得意技として使用する「ゲーム・アニメ好きのギークおたく)」というギミックに変更した。

北米ではROHや、JAPWPWGなどのアメリカのインディー団体で活躍。WWE傘下のDSWに参戦していたこともあるが「レスラーとしての環境としては最高だが、ロボットに作り替えられるようだった」として自ら退団している。

YouTubeなどの動画投稿サイトにエニウェア・マッチの動画が公開され、一部の日本のレスリングファンなどから話題になる。本人の猛烈な高木三四郎への売込み[2]によりDDTがケニー・オメガを日本に招聘し、2008年7月に初来日した。その後継続してDDTのリングに登場している。

2009年1月に再来日した際より飯伏幸太とタッグ「ゴールデン☆ラヴァーズ」を結成し、第28代CMLL認定KO-Dタッグ王座を獲得するなどの結果を残している。

2010年1月31日には新日本プロレスに初参戦。新日本プロレス主催の『BEST OF THE SUPER Jr.XVII ~STRIKE GOLD~』に出場し、決勝進出こそ叶わなかったが、金本浩二田口隆祐など新日本の有力選手から勝利し、ブロック3位の成績を残した。

8月30日にはSMASH.7にも参戦。カナダ時代の師匠であるMentalloと対戦し勝利。

度重なるアピールが実を結び、10月11日新日本プロレス両国大会では、飯伏幸太とのタッグ「ゴールデン☆ラヴァーズ」としてIWGPジュニアタッグ王座に挑戦。 息のあった連携など驚異的な動きで新日本ファンの度肝を抜き、熱戦の末にプリンス・デヴィット&田口隆祐のApollo55を下して戴冠を果たした。その後は2度(Apollo55、邪道&外道)の防衛を果たしている。

2011年6月19日、中澤マイケルとのタッグでKO-Dタッグを奪取するも、6月24日のワンマッチ興業でHARASHIMA&HERO!組に敗れ、防衛に失敗した。

7月29日、DDT新木場1stRing大会で全日本プロレスへの参戦希望を表明、これが受けて全日本プロレスのジュニアヘビー級リーグ戦への参戦が決定した。

9月11日、全日本のジュニアヘビー級リーグ戦開幕戦で世界ジュニアヘビー級王者・KAIから勝利、リーグ戦決勝には進出できなかったものの、リーグ戦を優勝したKAIからの指名を受け、10月23日両国国技館大会での世界ジュニアヘビー級王座への挑戦が決定した。

10月23日、世界ジュニアヘビー級王座戦に勝利し、第31代王者となる。

2012年8月18日、DDT初の日本武道館大会のメインイベントで飯伏幸太が保持するKO-D無差別級王座に挑戦するも敗れる。飯伏とはこれが4年ぶり2度目のシングル戦であった。

12月23日、後楽園ホール大会でエル・ジェネリコに挑戦して勝利、KO-D無差別級王座初戴冠。HARASHIMA中澤マイケルを相手に防衛するも、2013年3月20日、入江茂弘に敗れ、防衛失敗。

2014年10月3日、DDTとの契約を10月いっぱいで終了し、新日本プロレスに移籍することが発表された[3]

人物[編集]

北米路上王者・北米路上王などを名乗り、エニウェア・フォールマッチを得意としている。日本のインディープロレス事情に詳しく、アイスリボンなどの女子団体、田中安全プロレスなどのどインディー団体について並々ならぬ知識を有している。

また、テレビゲームや日本の漫画、アニメなどにも詳しく、リングネームも『ファイナルファンタジーVIII』に登場する最強の敵オメガウェポンに由来する。

海外に拠点を置く外国人レスラーにしては珍しく日本語の習得にも熱心で、カナダの興行で同室になった日本人レスラーKUSHIDAが賞賛するほど上達している。近年では通訳を介さず日本語のみでマイクパフォーマンスも出来るほど。2011年全日本金沢大会においてKAIからの世界ジュニア挑戦者指名を受諾する際も、「お前はもう死んでいる」と北斗の拳で使われるセリフを引用し応じてみせた。同年10月に世界ジュニア王者になって以降はさらに上達し、タイトル戦前の記者会見では相手を日本語のみで駄洒落なども交えつつ挑発するなど、流暢と言っていいレベルである。2012年、エル・ジェネリコの持つKO-D無差別級ベルトに挑戦表明するも、流暢な日本語でのものだったためジェネリコに「English Please.」と返答される一幕も。 そして現在では会話のみならず読み書きも上達し、メールでもひらがな・カタカナ・漢字を使いこなすという。

元々は、路上マッチを好み得意とする飯伏幸太に喧嘩を売る形で来日したが、シングルで対戦して以来国籍や言語を越えて友情が芽生えたようである。メディア取材やバックステージコメントでも飯伏については「愛する人」と公言して憚らない。

得意技[編集]

片翼の天使
変形のベルディゴ。クロイツ・ラスで決めることができない強敵に使う最大のフィニッシュホールド。2011年11月27日 DDT後楽園大会で田中稔相手に初披露。技名はファイナルファンタジーVIIの曲名から。
クロイツ・ラス(エレクトリックチェアジャーマン
対戦相手を肩車で担ぎ上げてから、空中でキャッチしてそのままジャーマンスープレックスで後方に投げる。雪崩式でも出す。現在の主なフィニッシュホールド。
名称はネットゲーム廃人の「クロイト」という人物がゲームをしつつ発狂する映像を見て、「クロイトの怒り(croyt's wrath)」の威力を表現したかったことから。
波動拳
ストリートファイター』シリーズのリュウが使う、架空の技。
試合中に波動拳のポーズをとり、対戦相手の胸板に両手で掌底を撃ち放つ。技を受けた選手は後方に大きく吹き飛ぶ。
また、発展技である真空波動拳や滅・波動拳を使うこともある。タッグにおいてはパートナーがその勢いを利用してジャーマンをかけたり二人で波動拳を放つこともある。
フラッシュマンズ・タイムストッパー
通称「STOP!エンズイギリ」。相手に向かって「STOP!!」と制し、思わず止まってしまったところに延髄斬りを見舞う。
蒼い衝動
クロスレッグ式フィッシャーマン・バスター
技名はbeatmania IIDXに収録されている同名の曲から。
コタロー・クラッシャー
背後から相手を飛び越えながらのフェースクラッシャー。
トニー・ジャー・スペシャル
助走を付けて「トニー・ジャー!」と叫びながらのダブルニーアタック。
ダブルラリアット
ストリートファイターシリーズのザンギエフの必殺技。
ファイナルアトミックバスター
同じくザンギエフの必殺技。ジャーマンスープレックス→バックブリーカー→スクリューパイルドライバーの連携だが、超人的なムーヴゆえヨシヒコにしか仕掛けられない。実況では上記のように呼ばれたがムーヴはアルティメットアトミックバスターのものである。技をかける前にはザンギエフ同様「祖国ノ為ニー!」と叫ぶ。
オメガ・アトミックバスター
上記のファイナルアトミックバスターをケニー流にアレンジした技。クロイツ・ラス2連発からスクリューパイルドライバーに移行する技。やはりこの技を受けたのはヨシヒコのみ。

合体技[編集]

ゴールデンシャワー
飯伏幸太との合体技。二人とも同じコーナーに上り、二人一緒にファイヤーバードスプラッシュを行う。
PKこころ
飯伏幸太との合体技。二人による合体パイルドライバー。
リング上で行うα、サードロープから行うβ、セカンドロープから行うγ、トップロープから行うΩの4種類がある。
命名の由来はMOTHERシリーズの必殺技「PK〜」(MOTHERシリーズのPSI体系を参照)。
「こころ」とした理由は、二人が愛し合っていること及び技をかけている二人のポジションがハート型に見えることを表現したため。
クロススラッシュ
飯伏幸太との合体技。二人同時にコーナーで刀を振るう動作をし「クロススラッシュ!」と叫び、対角線に走り込んでの同時ケブラーダ。名前の由来はゲームクロノ・トリガーの「X斬り」(英語ではX-slash)から。
フリーダム・コール
佐々木大輔との合体技。ケニーが相手をカナディアンバックブリーカーに担ぎ、大輔がダブルインパクト式エルボーを叩きつける。

同時のグラウディングシューティングスタープレスなど名前の付いていない連携技は他にもあり、多彩で独自なコンビネーションを誇る。

タイトル歴[編集]

新日本プロレス
全日本プロレス
DDTプロレスリング
その他
  • PCWヘビー級
  • PCWタッグ(パートナーはロースキルズ→クリス・スティーヴンス)
  • CWEタッグ(パートナーはダニー・ドゥガン)
  • JAPWヘビー級
  • JAPWライトヘビー級
  • PWG World Championship
  • 第2代日本海6人タッグ選手権王座(パートナーはりほミスター6号

入場テーマ[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 急にデビュー戦が決まり、コスチュームとしてハワイ好きの父のアロハを拝借したことから
  2. ^ それ以前にも高木宛に経歴などを書いたアピールのメールを送っていたが「英語が読めなかったからか」(ケニー談)返事はなかったという。それがわかりやすいアピールとして前述の動画を撮るきっかけになった。
  3. ^ 「ジュニアヘビーのトップクラスであることを見せたい」とケニー・オメガがDDTから新日本プロレスへの移籍を発表!”. バトル・ニュース (2014年10月3日). 2014年10月3日閲覧。

外部リンク[編集]