ストリートファイター (ゲーム)

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ストリートファイター
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード[AC]
PCエンジン[PCE]
Wiiバーチャルコンソール
開発元 [AC]カプコン
[PCE]アルファ・システム
発売元 [AC]カプコン
[PCE]ハドソン
人数 [AC]1〜2人
[PCE]1〜2人
メディア [AC]アーケードゲーム基板
[PCE]CD-ROM²
[Wii]ダウンロード販売
発売日 [AC]1987年
[PCE]1988年12月4日
[Wii]2009年10月6日
価格 [AC]148,000円
[PCE]6,800円
[Wii]800Wiiポイント
  

ストリートファイター』 (Street Fighter) は、カプコン1987年に開発・発売した2D対戦型格闘ゲーム、およびこれを第1作とする対戦型格闘ゲームのシリーズである。1991年に発売された第2作『ストリートファイターII』は対戦型格闘ゲームブームの火付け役となり、社会現象となった。シリーズによっては同社の『ファイナルファイト』のキャラクターも登場する。

目次

[編集] ストリートファイター(初代)

基板の価格は148,000円。以下に述べる現代の対戦型格闘ゲームの基本的なフォーマットが既に存在したため、対戦型格闘ゲームの元祖とされる。

体力ゲージ
画面上部にキャラクター2人それぞれの残り体力を示す「体力ゲージ」が存在し、攻撃を他方に当てて相手の体力ゲージを減らし合う。
このような体力ゲージの概念はコナミの『イー・アル・カンフー』(1985年)が先に実現している。なお『イー・アル・カンフー』では中央の「K.O.マーク」から左右対称に双方の体力ゲージが配置され、中央に向かって減少していくのに対し、本作では体力ゲージが上下2段(プレイヤー側が上、CPU側または2Pプレイヤー側が下)に配置されており、いずれも右から左へ向かって減少していく。『II』以降ほぼ全ての対戦型格闘ゲームでは『イー・アル・カンフー』型のゲージが採用されており、歴史的に見れば本作のゲージ配置は特異である。
ラウンド制
試合開始から一方の体力が尽きるか、定められた制限時間を経過するまでが1ラウンドとなる。ラウンド終了時に体力がより多く残っている方がそのラウンドの勝者で、2ラウンドを先取した側が試合の勝者となる。なお後の作品と違い3ラウンドしかないため、引き分けは(プレイヤーにとっては)負けと同義である。
技の強弱
パンチ・キックのそれぞれに弱・中・強の3段階の強さが設定されている。弱攻撃は威力が小さい代わりに素早く出せて隙も少なく、強攻撃は威力が大きいが動作が重く隙も多い。中攻撃はこれらの中間である。
ガード
レバーを進行方向の逆に入れることで相手の攻撃をガードする。ガードすれば基本的にはダメージを受けない。ただし立ち状態・しゃがみ状態のいずれかのガードでなければ防げない攻撃もある。また、必殺技はガードしてもある程度の(軽減された)ダメージを受ける。一般にこのダメージを「削りダメージ」、このダメージを与えることを「削り」と呼ぶ。
必殺技
特定のレバー操作をしてからボタンを押すことで、強力な攻撃である必殺技が発動する。必殺技には「波動拳」「昇竜拳」「竜巻旋風脚」の3種類がある。ただし『II』以降の作品と違って、入力判定がシビアで出すのが難しい。稼動当初はインストラクションカードに存在することを明かしただけで、コマンドについては秘密扱いにしていた(竜巻旋風脚は技の記載すらなかった)。ただし発売とほぼ同時に『マイコンBASICマガジン』にコマンドが掲載されている。
威力は絶大で、一撃でゲージの1/3、昇竜拳と竜巻旋風脚に至っては一度に3発当たることがあるためゲージ全てを奪う事もあり、ラウンド開始後2-3カウントで勝ちとなるケースも頻繁で(もっとも敵の攻撃も威力が高いものが多く、やはり1-2カウント程度で負けとなるケースもざらにあった)、逆にあと1発でKOといった極めて不利な形勢からの逆転勝ちも頻繁であった。
対人対戦・乱入
あるプレイヤーが対CPU戦をプレイしているときに、他のプレイヤーが途中参加することにより、プレイヤー同士の対戦が開始される。これは俗に「乱入」と呼ばれる。日本では知らない人のプレイに乱入して対戦するということはほとんどなかったが、アメリカでは乱入対戦が盛んに行われ、『II』制作のきっかけにもなった。

本作はアップライト筐体テーブル筐体の2種類が発売された。アップライト筐体ではプレイヤー1人につき1本のレバーの他に大きな2つのボタンが搭載され、攻撃にはこのボタンを叩くという特徴がある。このボタンを叩く強さに応じて(内蔵されている圧力センサーにより強弱を判定し)発動する技が弱・中・強の3段階に変化する。テーブル版は1レバー + 6ボタンで、パンチ・キックそれぞれの弱・中・強に6つのボタンが対応している。後者は後に『II』以降で採用されて主流となる操作体系と同様だが、本作ではボタンが押された状態から離されたときに入力判定が発生し、押しただけでは何も起きない点が次作以降と異なる(ただしコマンド技に関しては『II』以降でも離したときにも判定が生じるものがある)。テーブル筐体は、アップライト筐体よりもはるかにコマンド入力がシビアであったり昇竜拳が無敵になるなど、ゲーム内容そのものの違いもある(『II』以降の影響で「昇竜拳は無敵」という印象が強いが、最初の作品であるアップイト筐体版には無敵時間はなかった。逆にテーブル筐体版は上昇時のみならず下降時も無敵のため、昇竜拳のみでパーフェクト勝ちが可能)。また、日本国外ではアップライト筐体でも6ボタン仕様になっているものが少なくない。なおアップライト版の筐体はアタリゲームズ製である。

[編集] 家庭用移植版

1988年12月4日PCエンジンCD-ROM2用ソフト第1弾として『ファイティング・ストリート』 (Fighting Street) というタイトルでハドソンから発売されている[1]。同日発売であった『No・Ri・Ko』と並び、世界初となるCD-ROM媒体として用いたゲームソフトでもある。日本の家庭用ゲーム機としてはこれが唯一の移植となる。ちなみに移植を行ったのはアルファ・システム[2]

非常に良い移植度で、ボタンはアップライト筐体の「圧力センサー」を再現。ボタンを押している長さで弱・中・強を出し分け、2ボタンでプレイ可能になっている。また、クレジットは最初は4つしかないものの、ボーナスステージでパーフェクトを取ることにより、クレジットを1つずつ増やすことが出来る。2009年10月6日からWiiバーチャルコンソールで配信が開始され(要800Wiiポイント)、この際に販売元がハドソンからカプコンに変更された。

なお日本国外では、プレイステーション2用ソフト『CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2』、プレイステーション・ポータブル用ソフト『CAPCOM CLASSICS COLLECTION REMIXED』に収録されている。

[編集] 登場キャラクター

[編集] プレイヤーキャラクター

  • 隆(リュウ) - 1P側のキャラクター。『II』以降はカタカナ書きの「リュウ」となっている。
  • 拳(ケン) - 2P側のキャラクター。こちらも『II』以降での名前はカタカナ書き。本作では隆と性能は同じ。

[編集] 敵キャラクター

これらのキャラクターはCPU専用で「プレイヤーに倒される存在」として登場する。

  • 烈(レツ) - 日本代表。剃髪していて、僧のような風貌をしている。かっては少林寺拳法の師範だったが、私闘を繰り返した為に破門にされた(いわゆる破戒僧)。『II』には登場していないが、東芝EMIドラマCDシリーズ(2作目以降)に登場する。その際にダルシムの知人だと判明する。アメリカンコミック版では剛拳の旧知で、少年時代のリュウと手合わせするが、殺意の波動の片鱗を見せたリュウに叩き伏せられてしまう。
  • 激(ゲキ) - 日本代表の忍者。忍術の強さを証明する為に戦う。手裏剣攻撃と微塵隠れの術(テレポート)が得意技。バルログとは「鉤爪使い」という点でライバル関係にある。
  • ジョー - アメリカ代表の白人マーシャルアーツ使い。裏マーシャルアーツ界のチャンプ。ローリングソバットが得意技。
  • マイク - アメリカ代表の黒人ボクサー。試合中に対戦相手を殺害したため、ボクシング界から追放された。
  • 李(リー) - 中国代表の拳法家。自分が真の格闘家と認めた人物としか戦わない。『III』に登場するユンヤン兄弟とは親戚関係。中平正彦のコミック『さくらがんばる!』にも登場している。
  • 元(ゲン) - 中国代表の殺し屋。独自の暗殺拳を使う。後に『ストリートファイターZERO』シリーズと家庭用『ストリートファイターIV』に登場する。
  • バーディ - イギリス代表。パンクファッションの大男で、酒場の用心棒をしている。後に『ZERO』シリーズに「バーディー」の名で再登場するが、本作に比べると色黒の肌になっている。
  • イーグル - イギリス代表。成金貴族の用心棒をしており、2本の棍棒を武器とする。後に『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』でプレイヤーデビューして、『ZERO3↑』(ゲームボーイアドバンス版のみ)と『ZERO3↑↑』に再登場する。
  • アドン - タイ代表のムエタイ使いで、サガットの一番弟子。後に『ZERO』シリーズに再登場する。
  • サガット - タイ代表のムエタイ使いで、本作の最終ボス。本作でリュウに負けたことが後の作品における彼のストーリーの根底にある。後に『II』や『ZERO』など多くの続編に登場する。『II』以降でサガットの胸にある大きな傷は「昇龍拳」によるもの。

[編集] シリーズ

[編集] 主要スタッフ

  • 岡本吉起(エグゼクティブプロデューサー)
  • 船水紀孝(プロデューサー)
  • 西谷亮(原案/ディレクター)
  • 安田朗(原案/キャラクターデザイナー)
  • 西村キヌ(イラストレーター)
  • BENGUS(水戸椎土/CRMK)(イラストレーター)
  • イケノ(イラストレーター)

[編集] 逸話

  • 『ストリートファイター』シリーズ(特に『II』)の大ヒットは、その後数々の亜流作品を生むなど、2D格闘アクションゲームの祖となった。カプコンはデータイーストの『ファイターズヒストリー』を著作権侵害である(データの吸い出しをベースに制作されている)として民事訴訟を起こしたが、和解している。
  • 2003年には「ストリートファイターシリーズ15周年」として、関連する様々な商品展開がなされたが、本来は2002年が『ストリートファイター』から数えて15周年であり、公式サイトにも「ファイティング・ストリートから数えて15周年である」という記述がされていた。
  • 経営難により2004年頃、本作およびシリーズ作品の版権がカプコンU.S.Aへ売却されている。

[編集] 関連商品

  • ストリートファイター アート・コミック・アンソロジー
2009年3月14日 エンターブレイン ISBN 978-4-7577-4719-7
殆どのシリーズのキャラクターが登場し[3]、これまでストリートファイターのメディアミックスに携わった漫画家達が執筆しているイラストとアンソロジーコミック。
  • ストリートファイター アートワークス 覇
2009年4月2日 カプコン ISBN 978-4-86233-214-1
ストリートファイター20周年記念のイラスト集。カプコン関連は初代『ストリートファイター』[4]から『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』まで。他社の作品に参加したストリートファイター[5]作品もある。

[編集] 脚注

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  1. ^ HUDSON GAMENAVI ~ハドソンゲーム情報サイト~
  2. ^ アルファ・システム 開発タイトル一覧
  3. ^ 『EX』シリーズは除く。
  4. ^ かなり少数しかない。『II』以降の作品が殆ど
  5. ^ SNK作品は、西村キヌがSNKに提供した作品のみ

[編集] 参考文献

  • 『ALL ABOUT ストリートファイター』- プレイステーション2版『ハイパーストリートファイターII 〜Annybersary Edition〜』限定版の特典。『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』(ISBN 4-88554-676-1) のうち『ストリートファイター』シリーズの部分だけを抜粋した物である。

[編集] 外部リンク