フランシスコ・アキラ

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フランシスコ・アキラ
Francesco Akira
フランシスコ・アキラ Francesco Akiraの画像
2020年2月11日 後楽園ホールにて
プロフィール
リングネーム フランシスコ・アキラ
フランシスコ・ジュンコ・アキラ
アキラ
本名 フランシスコ・アキラ・ベニーニ
ニックネーム イタリアの美少年
Nova Fireball
身長 175cm
体重 70kg
誕生日 (1999-11-12) 1999年11月12日(24歳)
出身地 イタリアの旗 イタリア
ロンバルディア州ベルガモ
所属 新日本プロレス
トレーナー TAJIRI
青柳優馬
ウィル・オスプレイ
TJP
デビュー 2015年8月29日
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フランシスコ・アキラFrancesco Akira1999年11月12日 - )は、イタリア男性プロレスラーロンバルディア州ベルガモ出身。新日本プロレス所属。

経歴[編集]

2015年8月29日にICWでデビュー。

2019年2月、TAJIRIの推薦により、全日本プロレスのジュニアリーグ戦「Jr. BATTLE OF GLORY」に出場するため初来日[1]。7月、「Jr. TAG BATTLE OF GLORY」に大森北斗とのタッグで出場するため再来日を果たす。以後は日本で生活し全日本プロレスの道場に住み込みつつ、シリーズにフル参戦している。

2020年2月11日、後楽園ホール大会にて横須賀ススムの保持する世界ジュニアヘビー級王座に初挑戦するも敗北[2]。4月30日、無観客で行われたテレビマッチにおいて、宮本裕向&木高イサミ組が保持するアジアタッグ王座宮原健斗とのコンビで初挑戦したが、奮闘むなしくアキラが敗れた[3]。しかし奮戦が認められ、宮原、黒潮"イケメン"二郎ライジングHAYATOとユニット「ケントとイケメンとアキラとハヤトの大冒険」を結成[4][5]。10月24日、HAYATOと組んでゼウス&イザナギ組が保持するアジアタッグに再び挑むも、敗北を喫した[6]

2021年6月3日、トーナメント形式で開催されたJr. BATTLE OF GLORYに初優勝し世界ジュニアへの挑戦を表明[7]。同月26日大田区総合体育館大会、王者の岩本煌史に挑み、岩本から勝利を飾ってイタリア人初の世界ジュニア王者に輝いた[8]。しかし、SUGIとの初防衛戦に敗れ失冠[9]。アキラも9月16日の試合を以てイタリアに帰国した。

2022年4月9日、新日本プロレス両国国技館大会にてウィル・オスプレイが率いるUNITED EMPIREの新たなメンバーとしてアキラが登場、BEST OF THE SUPER Jr.参戦を宣言した[10]

6月20日、TJPとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座を奪取。

11月4日、TJPとのタッグでSUPER Jr. TAG LEAGUEを優勝。

人物・エピソード[編集]

  • 「アキラ」は本名で、親日家の母に付けられたもの。母は剣道の経験者で、日本の漫画好きでもある[11]
  • 全日本プロレスTVが2020年6月9日に公開した、道場のドキュメンタリー映像「This is ALL JAPAN DOJO」では、アキラへの密着を通して道場の一日が紹介されている[12]

得意技[編集]

ファイヤーボール[13]
UNITED EMPIRE加入後のアキラのフィニッシャー。
ハーフダウン状態の相手に対し、背後から走り込んでジャンプと同時に突き上げた両膝を後頭部に叩き込むダブル・ニー。
ウルティモ・ジロ[14]
変形フェイス・バスター
ターンオーバー式パイルドライバーの形で相手を逆さまに担ぎ上げ、右側に体を捻り反動をつけて相手の体を水平に旋回させて開脚ジャンプし、両足の間に相手を顔面からマットに落下させる。技名は、イタリア語で「最終ラウンド」の意味から。
ファイヤー・プレックス[14]
タイガー・スープレックスの形で相手をリフトアップさせ、相手を浮かしてジャーマン・スープレックスの体勢に抱え直してから反り投げる2段式の変形スープレックス技。
スピードファイヤー[15]
変形フェイス・バスター。
相手の頭部を自身の右脇下に抱えながらシングル・アンダーフックで相手の左腕を捕らえ、そのまま勢いよく前方回転して巻き込んだ相手の体。360°錐揉み回転させながら相手の顔面をマットに打ちつける。コークスクリュー式変形フェイス・バスター。
ブリュッタ・ファッチャ[16]
相手をリングに背を向けた状態でコーナーのセカンドロープに立たせ、股の間から首を捉えて後頭部をターンバックルに密着させるように固定し、上下逆さまとなった相手の顔面にトラース・キックを放つ。ウィル・オスプレイが使用するチーキー・ナンドス・キックと同型。
ファイヤー・ボム'99[17]
変形ヨシタニック。
相手の左腕をラ・マヒストラルの形で絡み取り、前屈みとなった相手の胴を左手で抱え込みながら一旦上体を反らして勢いよく体を360°前方回転し、後ろにひっくり返った相手を背中からマットに叩きつけてフォールを奪う。
Yutaka
スプリングボード・コークスクリュー・カッター。相手に背を向けて自らロープに走り、セカンドロープに飛び乗ってジャンプと同時に錐揉み回転を加えながら相手の頭部に飛びつき、顔面からマットに叩きつける。技名はアキラの実弟の名前に由来。
ローリングDDT
ムーンサルトプレス
延髄斬り
ダブル・ニー
アキラ・スー
不知火と同型。

合体技[編集]

ザ・リーニング・タワー
TJP&フランシスコ・アキラの連携技。
TJPが相手を肩車で担ぎ上げ、アキラがコーナー最上段からジャンプして頭部に飛びつき、そのまま落下してマットに叩きつける合体式Yutaka。
技名は「傾いた塔」という意味であり、アキラの母国イタリアにあるピサの斜塔を表しているという。
2/2
TJPとアキラが対角のコーナーに分かれ、リング中央の相手の頭の前後にランニングニーパットを撃ち込む。

タイトル歴[編集]

新日本プロレス
全日本プロレス
ICW
  • ICWタッグ王座
RSW
  • Rising Sun王座
ASCA
  • ASCAタッグ王座

入場テーマ曲[編集]

  • Come With Me Now – Kongos

脚注[編集]

  1. ^ 2/4【全日本】初来日アキラ、Jr.リーグ戦で「イタリアンレスリングがどこまで通用するか試したい」”. プロレス格闘技DX (2019年2月4日). 2020年12月30日閲覧。
  2. ^ 2/11【全日本】ススムが初挑戦アキラ突破で世界ジュニア初防衛、岡田が奪還名乗り”. プロレス格闘技DX (2020年2月11日). 2020年12月30日閲覧。
  3. ^ イタリアから単身修行中アキラ、タッグ王座届かず”. 日刊スポーツ (2020年5月1日). 2020年5月11日閲覧。
  4. ^ “【全日本】宮原、ヨシタツらが新ユニット結成!「エボリューション」は不穏ムード”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2020年7月1日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/196571 2020年12月30日閲覧。 
  5. ^ 7/25【全日本】聖地初登場・宮原軍のユニット名が「ケントとイケメンとアキラとハヤトの大冒険」に決定、宮原&イケメンは世界タッグ挑戦表明”. プロレス格闘技DX (2020年7月25日). 2020年12月30日閲覧。
  6. ^ 10/24【全日本】ゼウス&イザナギがアジアタッグ辛勝V1 アキラ&HAYATO奮闘もあと一歩届かず”. プロレス格闘技DX (2020年10月24日). 2020年12月30日閲覧。
  7. ^ 6/4【全日本】JBOG覇者・アキラが一夜明け会見 世界ジュニア挑戦を熱望”. プロレス格闘技DX (2021年6月4日). 2021年6月4日閲覧。
  8. ^ 6/26【全日本】岩本まさかの陥落 アキラが歓喜の世界ジュニア初戴冠、SUGIが挑戦表明”. プロレス格闘技DX (2021年6月26日). 2021年6月27日閲覧。
  9. ^ SUGIが全日本プロレスで世界ジュニア王座初戴冠!三冠ヘビー級王者とのシングル戦にも自信!「ヘビー王者からジュニアが勝つ面白い展開がお見せできれば」”. バトル・ニュース (2021年7月23日). 2021年9月24日閲覧。
  10. ^ 【新日本】Jr.戦線風雲急!デスペラードV3成功で石森迎撃へ フランシスコ・アキラはBOSJ参戦”. 東スポWEB. 2022年4月10日閲覧。
  11. ^ フランシスコ・アキラ選手よりインタビューコメントが到着!”. 全日本プロレス (2019年2月4日). 2020年12月30日閲覧。
  12. ^ [AJPW TV] This is ALL JAPAN DOJO (YouTube). 全日本プロレス. 11 June 2020. 2020年12月30日閲覧
  13. ^ 【新日本・BOSJ】フランシスコ・アキラがSHO破る鮮烈デビュー 次戦のヒロムに「俺がお前を終わらせる」”. 東スポWeb. 2022年5月15日閲覧。
  14. ^ a b Best of the Super Jr. Update: night 1”. NEW JAPAN PRO-WRESTLING. 2022年5月15日閲覧。
  15. ^ AKIRA (フランシスコ・アキラ)のTwitter - 2022年5月15日
  16. ^ Best of the Super Jr. Update: night 3”. NEW JAPAN PRO-WRESTLING. 2022年5月18日閲覧。
  17. ^ Best of the Super Jr. update: night 5”. NEW JAPAN PRO-WRESTLING. 2022年5月21日閲覧。

外部リンク[編集]