エアーマンが倒せない
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エアーマンが倒せない(エアーマンがたおせない)は、2007年に同人サークル「てつくずおきば」のせらが作詞・作曲し、インターネット上で公開した同人音楽である。
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[編集] 概要
カプコンのファミリーコンピュータ用ゲーム『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に登場するボスキャラクターの1体「エアーマン」をテーマとした曲で、エアーマンに苦闘し蹉跌しながらも、幾度となく立ち向かうプレイヤー(ロックマン)の不屈の姿を描いている。歌詞の内容は、以下のようになっている。
- 1番は、ゲーム中に登場する難所、「消える足場」が攻略できず、そこを楽に突破するために必要な「アイテム2号」を手に入れたいが、そのために倒さなければならない「エアーマン」に歯が立たずやられてしまうという内容となっている。
- 2番は、エアーマンを楽に倒すために、弱点である武器「リーフシールド」を手に入れたいが、そのために倒さなければならない「ウッドマン」にもやはり歯が立たずやられてしまうという内容となっている[1]。
なお、タイトルと歌詞の内容からこの楽曲が「エアーマンステージ」のアレンジと勘違いされることもあるが、これは誤りであり、楽曲自体は『ロックマン2』のアレンジではなく独自のオリジナル曲である。
[編集] バージョン
「てつくずおきば」よりリリースされたものには、以下のバージョンが存在する。
- カラオケバージョン
- 最初に公開されたバージョン。MIDIによる打ち込みに合わせ、歌詞をカラオケのテロップ風に流す動画を表示するもの。「てつくずおきば」ホームページ上で、WMV形式で公開。この時点では歌詞は1番のみ。
- 2007年5月26日にニコニコ動画に転載され、そこから非常に数多く[2]の派生動画が作成される(#波及・影響の項を参照)。またその中で有志[3]により2番が作成される。
- TEAMねこかんversion
- 2007年6月1日に公開。同人音楽ユニットTeam.ねこかん[猫](チームねこかん)が2番も含めてロック調に編曲し歌い上げ、そこにせらがアニメーションをつけたもの。「てつくずおきば」ホームページ(WMV)とYouTube(FLV)で同時公開。
- 1ヵ月後の7月1日にニコニコ動画に転載された本動画は、2009年1月23日の時点で2,700,000を超えるニコニコ動画歴代12位の再生回数を記録する(マイリスト登録数では歴代5位)。またYouTube上のものも2009年2月28日時点で再生回数が4,500,000を超えている。アニメーションは歌詞の内容をほぼ忠実になぞったドット画だが、映画『ターミネーター2』のクライマックスやゲーム『ポケットモンスター』を意識したパロディなど、随所に小ネタが散見される構成となっている。
- 英語版『Can't Beat Air Man』
- 2007年12月24日に公開された、1番のみの英訳版。訳詞伊部利己豚麻呂(いべりこぶたまろ)、再編曲・歌、共にTeam.ねこかん[猫]。YouTubeとニコニコ動画で同時公開。動画はTEAMねこかんversionのものを一部差し替え、歌詞を表示させたもの。動画公開前に着うたが先行して配信開始されている。
- 赤い彗星Remix
- アップテンポのダンスミュージック風リミックス。アルバム『アニメ☆ダンス 〜アニソンヒット組曲〜』および『アニメ☆ダンス オンライン produced by Team.ねこかん[猫]vs』に収録。ニコニコ動画でも2008年10月に、せらの作成した動画と共に公開されている。
[編集] 展開
以下に使用されているのは、基本的に「TEAMねこかんversion」である。
- CD
- 2007年夏のコミックマーケット72で先行販売、その後2007年9月1日に同人販売店にて委託販売を開始。
- データトラックに、ネット上で公開した動画を高画質化・一部差し替えたものを収録。
- 着うた
- ドワンゴより配信。2007年10月5日より「TEAMねこかんversion」、11月30日から英語版が配信開始。同社の2008年上半期着うたフルランキングにて15位を記録した。[4]
- カラオケ配信
- 2007年10月31日よりJOYSOUNDにて、2007年12月12日よりDAMにて配信開始。UGAでも配信されている。
- アルバム収録
- 『CDで聞いてみて。 〜ニコニコ動画せれくちょん〜』に「TEAMねこかんversion」が、『アニメ☆ダンス 〜アニソンヒット組曲〜』および『アニメ☆ダンス オンライン produced by Team.ねこかん[猫]vs』に「赤い彗星Remix」が収録される。
[編集] 波及・影響
当時のニコニコ動画ではユーザー自身が楽曲を歌い、その音声に動画を付け加え投稿する動向があり、いわゆる「歌ってみた」動画の投稿が相次いでいた。それはこの作品も例外ではなく、同作品が投稿されて以降、多くの「歌ってみた」動画がニコニコ動画に投稿されていた。
その中でも「エアーマン」を現実の世の中やアニメ・漫画・ゲームなどの中の様々な突破困難な状況・存在に置き換えて歌い上げる、「○○が倒せない」「○○が(○○)出来ない」「○○が(○○)ない」といった替え歌動画も数多く投稿されている。
[編集] 問題
公開された動画内にはゲーム内のロックマンの画像が使われているため、著作権に抵触する可能性が存在するが(参考:ニコニコ動画#著作権問題)、『ロックマン2』の著作権所有元であるカプコンは正式なコメントを出していない。
この曲が作成された2007年は奇しくもロックマンシリーズ生誕20周年目に当たり、同年11月に行われた記念のイベントにてシリーズのエグゼクティブプロデューサー稲船敬二は、会場で動画を流した上で「会社的には色々とあるが、個人的には応援している」と発言した。
[編集] 参考文献
- ニコニコ動画ファンブック(晋遊舎) ISBN 978-4883806638
[編集] 脚注
- ^ なお、ウッドマンの弱点である武器を持つ「ヒートマン」のところへ辿り着くには、冒頭にある「消える足場」を突破しなければならず、ここにジレンマの堂々巡りが完成する。
- ^ ニコニコ動画の「エアーマンが倒せない」のタグ検索結果は2,200以上となっている(2008年3月現在)。
- ^ 後にTeam.ねこかん[猫]のボーカルと判明する。
- ^ http://pc.dwango.jp/link.php/d/special/f/half2008full/
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ニコ動で人気の「エアーマンが倒せない」、着うたに - ITMedia+D モバイル、2007年10月05日。

