スズキ・ジムニー

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ジムニーJimny )は、スズキ(1990年9月以前は鈴木自動車工業)1970年から市販している軽自動車オフロード四輪駆動車である。通常「ジムニー」は軽自動車モデルを指すが、当項目では普通自動車登録であるジムニーシエラ、ジムニーワイド等についても併記する。

目次

特徴[編集]

構造[編集]

ジープ以来の伝統的な四輪駆動車の構成を固持する、小型で軽量のパートタイム4WD車。低級振動や重量増などの不利をおして、今なお強度と耐久性を重視した梯子形フレーム(ラダーフレーム)を使い続け、サスペンションも前後とも固定軸を用いている。これは現代の自動車において、乗用車のみならずオフロード車であっても車台モノコック化、サスペンションの独立懸架化が進んでいる今日にあって、独自かつ稀有な存在である。そのため、本格オフロード車として日本のみに留まらず、海外でも高い評価が得られている。

小型軽量ボディやラダーフレーム、リジッドアクスル式サスペンション、大径タイヤなどの優位性により、特に純粋な悪路の踏破性能では四輪自動車としてトップクラスの性能を持ち、クロスカントリー競技のベース車としても使用されている。

一方、長年ジムニーユーザー=高い悪路走破性の要求、という構図から、SJ30発売の時点で6.00-16の悪路用バイアスタイヤ(いわゆる「ゲタ山タイヤ」)と、175/80R16の悪路用ラジアルタイヤ(MT=マッドテレーン)しか存在せず、RVブームの隆盛により高速道路での移動が必然となった時代になっても、不整地向け車両用両用ラジアルタイヤ(AT=オールテレーン)が追加されたのみになっていた。しかし、近年いくつかの事情[1]からはじめから舗装地主体のいわゆる「街乗りジムニー」ユーザーが増えたため、タイヤメーカーも需要を見越してSUV向け舗装地タイヤ(HT=ハイスピード・テレーン)の175/80R16サイズの設定をするようになってきている[2]

2000年9月-2001年2月と2001年2月-2002年1月に FR車(前者:ジムニーL、後者:ジムニーJ2)が発売されたこともあるが、現在は四輪駆動のみのラインナップとなっている。

40年以上の歴史で細かい改良は多いものの、モデルチェンジはわずか2回とモデルライフが長いのが特徴である。このモデルライフの長さが評価され、2008年10月8日にグッドデザイン賞の中でも、10年以上にわたって同一の商品コンセプトで継続的に生産販売されている商品等に与えられる特別賞「2008年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した(プレスリリース)。

販売[編集]

1977年に発売されたSJ20以降、普通車登録のジムニーも発売され、日本国外でも販売されている。日本国外では輸出、ノックダウン生産、現地生産を含め、多くの国で販売されており、現地で荷台や車体を架装したピックアップトラックワゴン(4ドアもある)など、ロングホイールベース車の比率も高い。車名も、「ジムニー」のほか、時期や仕向け地によって、「ブルート」、「サムライ」、「SJ410 / 413」、「シエラ」、「KATANA」などを使い分けている。

マツダOEM供給されたモデルはAZ-オフロードの名で2014年3月まで販売された。

用途[編集]

林道走破や釣り目的の山道・砂浜での走行にも耐えることから、それらを目的としたレジャードライブ用途にも用いられている。簡素で頑丈な構造ながら改造の余地が大きく、破損時の修復も比較的容易なため、ヒルクライム競技など悪路走行を前提としたアマチュアモータースポーツに出場することも多い。

歴史[編集]

開発前史[編集]

ジムニー開発のきっかけは、かつて軽オート三輪の先駆的メーカーでありながら、大手に押されて自動車業界からの撤退に至ったホープ自動車(現・ホープ)から、同社が開発した軽四輪駆動車「ホープスター・ON型4WD」(1967年完成)の製造権を、当時スズキ東京社長、現スズキ会長兼社長である鈴木修が、社内の反対を押し切る形で買い取ったことに端を発する。

「不整地用万能車」と謳われたON型4WDは軽自動車ながら高い性能を備えた四輪駆動車だったが、ホープ自動車の創業者でON型4WDの開発者でもある小野定良は、この設計を商業的に活かすにも、もはや自社に量産・販売能力がない実情を鑑み、大手メーカーへの製造権譲渡を決意した。ホープは同時期に遊園地の遊具開発に業態転換することで会社の命脈をつないだ。

小野は当初、ON型4WDのエンジンやパーツの供給元であった三菱重工業1970年三菱自動車工業の分離以前)に売り込んだが、ジープライセンス生産を行っていた三菱からは理解を得られず、スズキに提案を行なったところ、鈴木修が「軽四輪駆動車」というユニークなプランに関心を示し、ホープ側から製造権を買い取った。資料によれば当時の金額で約1200万円程だったと言われている。

このときスズキの幹部からは「売れなくて撤退した車の製造権を買ってどうするのか」、「社長の道楽」、「もしこんなものが売れたら社内をちょうちん行列で歩いてやる」という批判があったとの話もあり、鈴木修を除いた周囲からは、期待されていなかった模様である[3]。鈴木修はもともと銀行員から自動車会社の経営幹部に転身した人物で、元来技術者ではないため、それまで四輪駆動車がいかなる物かという基礎知識すら持っていなかった。しかし、小さなONが急勾配を登坂する様子を撮影した8mm映画でその驚異的な機動性を実見し、軽四輪駆動車の実用車としての可能性に開眼したという[4]

ごく少量が生産、販売されたホープスター・ON型4WDの組み立ては、ほとんどが手作りで、三菱エンジンのものが15台、検討用にスズキから依頼された、スズキエンジンのものが3台生産されたにとどまっている。結果としてホープスター・ON型4WDは、ジムニーのプロトタイプとしての役割を果たした。

初代 (1970年 - 1981年)[編集]

初代第1期(1970年-1972年)[編集]

スズキ・ジムニー
LJ10型
Suzuki Jimny LJ10 001.JPG
販売期間 1970年 - 1972年
乗車定員 3人
ボディタイプ
エンジン 空冷直列2気筒FB型
2サイクル 359cc
25PS/6,000rpm 3.4kg・m/5,000rpm
変速機 4MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
ホイールベース 1,930mm
車両重量 600kg
-自動車のスペック表-

1970年4月に軽自動車初の本格四輪駆動オフロード車として発表。

ON型4WDのドライブトレインは、前後リジッドアクスル、16インチホイール、2速のトランスファーなど、ジープ同様の本格的な構成であった。そこでスズキでは、ON型4WDの優れた機能はそのままに生かしながらも、自社生産向けに大変更を加えた。

パワーユニットは自社の軽トラックキャリイ用のエンジンとトランスミッションを流用し、ON型4WD同様に軽自動車枠内に収めた。規格品の鋼材を積極的に導入し、他の部品も自社の既存のものをなるべく流用することでコストを抑えた。また作業車としての用途に応えるため、トランスファーへPTO(動力取り出し装置)を組み込んで動力を取り出し、ウインチを動かすことができるようにした。このPTOウインチはSJ10/20まで純正オプションとして設定されている。

その一方でスタイリングを重視し、武骨な形のON型4WDに比べ、スポーツ性を取り入れたデザインとなった。また商用車扱いとして販売価格や維持費を抑えるなど、購買、設計、生産技術、デザイン、営業などとの全方位的な折衝の末、商品として成立させた。

発表されると、維持費の安い軽自動車でありながら、大型の四輪駆動車以上の機動力を発揮する実用性で、「それまでにない軽自動車」として市場に評価され、スズキの販売力もあって、大きな商業的成功を収めることとなった。

当時のキャッチコピーは「自然に挑戦する男のくるま」、「男の相棒☆ジムニー」、「最前線志願」であり、カタログなどで使用された。

初代第2期(1972年-1976年)[編集]

スズキ・ジムニー
LJ20型
LJ20-1 幌モデル
Suzuki Jimny LJ20 001.JPG
販売期間 1972年 - 1976年
乗車定員 2(3) 人
ボディタイプ 幌 / バン
エンジン 水冷直列2気筒 L50型
2サイクル 359cc
28PS/5,500rpm 3.8kg・m/5,000rpm
変速機 4MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 2,955mm 
全幅 1,295mm 
全高 1,670mm/1,615mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 1,930mm
車両重量 625kg/660kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-
LJ20-1型[編集]

1972年5月、発表。

LJ10 との大きな違いは、エンジンを空冷から水冷に変更したことである。水冷となって快適な温水式ヒーターを得たことと、耐候性・安全性に優れるバンモデルの LJ20V が追加されたことも相まって、雪国寒冷地を中心に販売台数を伸ばした。外見ではフロントグリル穴の形状が、LJ10系の横長型から、縦型に変更され、容易に区別できる。

1972年7月には、ソニーと共同で LJ20 にソニーの18型カラーテレビUマチック方式のビデオデッキを搭載した「ビデオジムニー」を発売した。トランスファーPTO装置を使って発電し、電力を供給する仕組みであった。法人や自治体を販売対象と想定して、電源のないところでビデオの録画及び再生ができることを謳い、東京モーターショーにも出品したが、結局1台も売れなかった。ビデオジムニー専用の部品もあり、パーツリストには記載されている。

LJ20-2型[編集]

1973年11月発売。フロントマーカーランプ(車幅灯)とフロントターンシグナル(方向指示器)が分離され、リアターンシグナルランプが赤からオレンジに変わった。

1975年2月、幌モデルに向かい合わせの後席を持つ4人乗りの LJ20F を追加。居住空間捻出のため、スペアタイヤは荷室から車体背面に移動され、幌後半の高さも嵩上げされる。

初代第3期(1976年-1981年)[編集]

スズキ・ジムニー
SJ10型
SJ10 幌モデル(3型)
幌とロールバーは社外品
Suzuki Jimny SJ10 001.jpg
販売期間 1976年 - 1981年
乗車定員 2(3) 人
ボディタイプ 幌 / バン
エンジン 水冷直列3気筒 LJ50型
2サイクル 539cc
26PS/4,500rpm 5.3kg・m/3,000rpm
変速機 4MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,170mm 
全幅 1,395mm(幌)
全高 1,845mm(幌)
ホイールベース 1,930mm
車両重量 675kg-710kg
-自動車のスペック表-
SJ10-1型[編集]

1976年6月、発表。1976年の法律改正により軽自動車の規格が変更され、それに対応して、旧規格の車体サイズのまま、新しいLJ50型エンジン(水冷直列3気筒2サイクル)を搭載し、排気量を550ccクラス(539cc)へと拡大する。愛称は「ジムニー55ゴーゴー」となる。

幌型で向かい合わせとなる後席の居住性改善のため、幌後半の高さを増大した。

SJ10-2型[編集]

1977年6月、新しくなった軽自動車規格に合わせて、新規のホーシングとオーバーフェンダーにより、トレッドと車体サイズを拡幅する。 SJ20との部品共通化により、エンジンフードは盛り上がった形状となり、前端にはエアインテークが設けられた。 またステアリングホイールが太くなり、フロントバンパーも鋼板が厚くなった。さらにフューエルタンクが26リットルから40リットルに大型化され、航続距離が伸びた。

SJ10-3型[編集]

1978年11月、ヘッドランプの取り付け位置(光軸中心)が下がり、それに伴いフロントグリルのデザインが変更される。 また、幌タイプにメタルドアモデル(FM)が追加された。また、スイッチ類の設置場所変更など、操作性向上のためのマイナーチェンジが行われた。

SJ10-4型[編集]

ウインドウウォッシャーが電動式になるなど、装備を充実させるためのマイナーチェンジが行われた。


SJ20 ジムニー8[編集]
スズキ・ジムニー
SJ20型
輸出仕様 LJ80型
Meinlj80.jpg
販売期間 1977年 - 1982年
乗車定員 2(3) 人
ボディタイプ 幌 / メタルドア / バン
エンジン 水冷直列4気筒 F8A型
4サイクル 797cc
41PS/5,500rpm 6.1kg・m/3,500rpm
変速機 4MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,170mm 
全幅 1,395mm
全高 1,845/1,845/1,685mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 1,930mm
車両重量 715/735/760kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

1977年7月、発表。

SJ10 の車体に排気量800ccのF8A型エンジンを搭載した輸出仕様のLJ80を基に、日本国内向けとしたものである。このF8A型は、スズキの4輪車では初めての4サイクルエンジンであり、軽自動車の枠には納まらないため小型車登録車)となった。日本国内での登録台数は、1,799台にとどまっている。

輸出向けでは、幌とバンの他に、ホイールベースを延長したピックアップトラックが設定されており、これは2代目にも受け継がれた。


2代目 (1981年 - 1998年)[編集]

スズキ・ジムニー
SJ30型
550バン VC(1型)
Suzuki Jimny SJ30 001.JPG
販売期間 1981年 - 1987年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ 幌 / ハーフメタルドア / フルメタルドア / バン
エンジン 水冷直列3気筒 LJ50型
2サイクル 539cc
28PS/4,500rpm 5.4kg・m/2,500rpm
変速機 4速MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,195mm 
全幅 1,395mm
全高 1,710/1,690/1,690/1,700mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 690/730/740/750kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

2代目第1期(1981年-1984年)[編集]

1981年5月、発売。

11年ぶりのフルモデルチェンジとなり、快適性や操作性など、乗用車としての性能を向上させた。

キャッチコピーは「Tough & Neat」(タフ アンド ニート / タフ = 頑丈な、ニート = きちんとした、こぎれいな)で、オフロードとオンロード性能の両立をうたっており、カタログも男くささや野性味を打ち出した70年代とはうってかわり、女性ユーザーをも意識したものとなった。

いくぶん柔らかくされたリーフスプリング、前向きとなったリアシート、工具なしで簡単に前倒出来る幌モデルのフロントウインドシールド、フルメタルドアモデルの距離計がトリップメーター付きとなるなど、乗用車からの乗り換え組や、初心者でも扱えるよう配慮された設計となった。

同時期、すでにスズキの軽自動車のほとんどは4サイクルエンジンの「F5A型」に移行していたが、不整地では低回転時のトルクが重要となるため、「LJ50型」が継承された。エンジンの改良により、最高出力は28PSに向上し、減速時燃料制御機構と二段式消音システムの採用で2サイクル特有の排煙と騒音を抑えている。

トランスミッションは4速MTのみ。また、SJ30の取扱説明書にはハイオクガソリンを給油しないよう書かれているが、これはSJ30-1型発売当時、ハイオクガソリンが有鉛ガソリンだった名残であり、例によって「無鉛ガソリンをご使用ください」のステッカーもあるため現在の無鉛プレミアムガソリンを給油しても問題はない。

この SJ30 型は、同じ軽自動車規格の JA71 型の登場後も、エンジン、電装系、内装等のマイナーチェンジを行いながら、1987年まで生産が続けられ、併売された。日本では最後のクランクケース圧縮型2サイクルエンジン搭載の4輪自動車となったが、2サイクルならではの粘り強いエンジン特性と軽量な車重から、未だに根強いファンを持つ。

なおCMコピーでは「ジムニー」だけとなったが、SJ30 も JA71 発売以前(-3型まで)の正式な商標は SJ10 から引き続き「ジムニー55」である(取扱説明書に記載されている)。


SJ30-1型[編集]

1981年5月発表。

バリエーション

  • ソフトトップ
    • SJ30F - 幌ドア
    • SJ30FK - ハーフメタルドア
    • SJ30FM - フルメタルドア
  • メタルトップバン
    • SJ30V-VA (ベーシック・業務用)
    • SJ30V-VC - デラックス(個人向け、ベーシックより20kg増)
SJ30-2型[編集]

1983年8月、マイナーチェンジ。幌ドアのFが廃止される。

バンVA以外のフロントブレーキがドラムからディスクへ変更され、フリーホイールハブも設定される。ヒューズがガラス管からブレードタイプになる。

バリエーション

  • ソフトトップ
    • SJ30FK-2 - ハーフメタルドア
    • SJ30JM - フルメタルドア
  • メタルトップバン
    • SJ30V-VA
    • SJ30V-VC
SJ30-3型[編集]

1984年6月、マイナーチェンジ。インパネ全面が樹脂で覆われた。またラジオの搭載方法が変更され、現在標準的な1DINサイズのユニットをダッシュボード中央部下に取り付ける形になった。クーラーがそれまでの後組み形に代わって、ディーラーオプションのビルトイン形に変更された。エンジンは点火系が改良される。車体色に「ホワイト」と「シルバー」が設定される。

  • ソフトトップ
    • J30FK-3 - ハーフメタルドア
    • J30JM-3 - フルメタルドア
  • メタルトップバン
    • SJ30V-VA-3
    • SJ30V-JC-3
SJ30-4型[編集]

1986年2月、マイナーチェンジ。

  • ソフトトップ
    • J30FK-4 - ハーフメタルドア
    • J30JM-4 - フルメタルドア
  • メタルトップバン
    • SJ30V-VA-4
    • SJ30V-JC-4
SJ30-5型[編集]

1987年9月、マイナーチェンジ。JA71 の登場により、SJ30 は車種を大幅に整理され、幌とバンそれぞれに1車種のみが残された。

SJ30で唯一、ELR式シートベルトを採用している。

同年11月、生産終了。

  • ソフトトップ
    • J30JM-5 - フルメタルドア
  • メタルトップバン
    • SJ30V-JC-5
SJ40 ジムニー1000[編集]
スズキ・ジムニー1000
SJ40型
輸出仕様 SJ410 幌モデル
Suzuki SJ410 vr blue.jpg
Suzuki SJ410 hl blue.jpg
バンモデルのリア
1984-2007 Suzuki Sierra.jpg
販売期間 1982年 - 1984年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ ハーフメタルドア / フルメタルドア / バン / ピックアップ
エンジン 水冷直列4気筒F10A型
4サイクル 970cc
52PS/5,000rpm
8.2kg・m/3,500rpm
変速機 4MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,355mm
3,885mm(ピックアップ)
全幅 1,465mm
1,425mm(ピックアップ)
全高 1,680/1,680/1,690/1,720
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
2,375mm(ピックアップ)
車両重量 805/815/840/835kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

日本国内では、1982年8月に発売。

1981年にSJ410の輸出が始まり、日本国外で販売台数を伸ばしていた。しかし、ジムニー8の販売が芳しくなかったこともあり日本国内での販売は計画されていなかった。ところが、ユーザーから国内販売を求める声があがり、その希望にこたえる形で国内販売された。

エンジンは、SJ20 に搭載された F8A 型ボアストローク共にアップして 970ccとした F10A 型を搭載した。このF10A型は、当時のスズキでは最大排気量のエンジンであり、セルボの輸出仕様車(SC100)にも搭載されていたものである。2代目となるボディやフレーム、駆動系は、直列4気筒の F10A 型の搭載を前提として設計されている。

また、国内で販売されたジムニーでは初めてピックアップモデルが設定されたが、販売台数が321台と伸びず、この形式のみとなっている。荷箱は同社のキャリイのものを流用している。また、2型である SJ40T-DT はカタログには載ったものの、実際は販売されていないモデルとなった。ピックアップであるため、通常のモデルよりもホイールベースや全長が長くなっている。

軽自動車枠の SJ30 とは異なり、195SR15タイヤを標準装着としていたが、15インチホイール(5.5Jオフセット+10)は、PCD139.7mmの6穴仕様となった。これは、ホイールを軽モデルに流用できないようにするため、当時の運輸省の指導があったためとされる。ピックアップモデルのみ16インチホイールを採用したため、軽モデルと同じ5穴ホイールとなっている。

1986年の貨物自動車排出ガス規制に対応するため、小型車登録のジムニーは JA51 に移行した。軽貨物車は昭和53年規制で普通乗用車同様の規制値が適用されていた。日本国内での登録台数は、6,558台であった。

国内では3年ほどの販売であったが、日本国外モデルである SJ410 は、スペイン、インド、タイ、インドネシアなどで1998年頃までノックダウンおよび現地生産されていた。


世界記録[編集]

2007年4月21日、SJ413型ジムニーが南米オホス・デル・サラード火山で6,688m (21,942 ft)の自動車高高度走行ギネス世界記録を達成していた。

2代目第2期(1984年-1990年)[編集]

JA71[編集]
スズキ・ジムニー
JA71型
バン (1型)
Suzuki Jimny JA71 005.JPG
3型インタークーラーターボ
Suzuki Jimny JA71 001.JPG
パノラミックルーフ
Suzuki Jimny JA71 006.JPG
販売期間 1986年 - 1990年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ フルメタルドア / バン
エンジン 水冷直列3気筒 F5A型
4サイクルターボ 543cc
42PS/6,000rpm 5.9kg・m/4,000rpm
(ネット表記は4PS, 0.4kg・m減)
IC付き
52PS/5,500rpm 7.2kg・m/4,000rpm
変速機 5MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,195mm 
全幅 1,395mm
全高 1,670/1,680mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 780/810kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

1986年1月に発売。

それまでの2サイクルエンジンに代わり、軽規格のジムニーでは初めて電子制御燃料噴射装置(スズキEPi)および4サイクルターボエンジンが搭載された。

550ccのターボエンジンと、5速マニュアルトランスミッションの組み合わせにより、高速走行での余裕と静粛性は高まった。低回転域のトルクが2サイクルに比べ不足する反面、ターボが効くと出力が急に立ち上がるという二面性を持つため、オフロードではシビアなスロットル操作が要求された。スズキ自身もその点を良く把握しており、実用グレードとして従来の2サイクルエンジンを搭載したSJ30型も併売となった。

1987年11月、インタークーラー装着車が登場。これによって最大過給圧が1.5倍にアップした結果約14馬力の出力向上を果たし、車両重量もわずかに増大した。バンはインタークーラーありとなしが併売されたが、後者は実用グレードとして細身大径タイヤを装着しており、最低地上高が他のグレードより20mm高く設定されている。また、この時からエンジンの性能がグロス表記からネット表記へ移行した。

小型車のJA51で登場していたパノラミックルーフが追加される。

パーキングブレーキプロペラシャフト部のセンターブレーキから通常の後二輪制動式に変更され、ボンネット上にインタークーラー用のエアスクープが追加された。フロントグリルもボディー同色の鋼板製から JA51 型同様の樹脂製となり、フォグランプが内蔵された。内装は後のJA11と共通の物となるなど、主要部品の多くがJA11でも引き続き使用されることとなる。

また、3型から4型まで、およそ90km/hで速度警告音ブザー)が鳴っていた。

1989年11月、軽ジムニー初の特別仕様車「ワイルドウインドリミテッド」(1000台限定)発表。


JA51 ジムニー1300[編集]
スズキ・ジムニー1300
JA51型
販売期間 1984年 - 1988年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ ハーフメタルドア / フルメタルドア / バン / ワゴン / パノラミックルーフ
エンジン 水冷直列4気筒 G13A型
4サイクル 1324cc
70PS/5,500rpm 10.7kg・m/3,500rpm
変速機 5MT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,355mm
全幅 1,465mm
全高 1,690/1,690/1,700/1,845
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 830/840/860/870
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

1984年11月に発売。

カルタスに搭載されていた3気筒のG10A型エンジンに1気筒を足して1300となったG13A型エンジンを搭載。1気筒増えたにもかかわらず、シリンダーブロックアルミを多用し、約20kg軽量となった。

また、普通車ジムニー初の5ナンバー登録(乗用)車が登場。

1985年12月、ハイルーフに明かり取り窓を備えたパノラミックルーフを追加。

1986年10月、普通車ジムニー初の特別仕様車「ウインターアクションスペシャル」(100台限定)を発表。

2代目第3期(1990年-1995年)[編集]

JA11[編集]
スズキ・ジムニー
JA11型
バン パノラミックルーフ
Suzuki Jimny JA11 001.JPG
販売期間 1990年 - 1995年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ フルメタルドア / バン / パノラミックルーフ
エンジン 水冷直列3気筒 F6A型
4サイクル IC付きターボ 657cc
1990年2月-(1型)
55PS/5,500rpm 8.7kg・m/3,500rpm
1991年6月-(2-4型)
58PS/5,500rpm 8.8kg・m/3,500rpm
1995年11月-(5型)
64PS/6,000rpm 10.0kg・m/4,000rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
全長 3,295mm
全幅 1,395mm 
全高 1,670/1,680/1,825
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 820/850/860kg
(ボディタイプと順不同)
-自動車のスペック表-

1990年2月発表。(JA11-100001~)

軽自動車の規格拡大により排気量が110ccアップされ、前後バンパーも大型化された。これにより JA71 ではフロントグリル埋め込みだったフォグランプの位置が、バンパー上に変更された。

JA71 に引き続き、バンは最低地上高の異なる2グレードが用意されたが、エンジンは全車インタークーラー付きターボに統一された。

サスペンションスプリングとダンパーの見直しが行われ、オンロード、オフロード共に乗り心地と操縦安定性が向上した。

マイナーチェンジで実用域でのエンジントルクの向上等、年毎に改良が続けられた。また、限定車を頻繁にリリースすることで市場での競争力を維持すると共に、その中で評価の高い装備を標準化する方針が採られた時期でもあった。

1990年10月、限定車の「ワイルドウインドリミテッド」を発表(バンHCベース、1000台限定)。

1991年6月、2型(JA11-150001~)
グリルなど外観を変更。最高出力が58PSに向上。ラジエーターファンのシャフト接続を直結からフルードカップリング接続へ変更。酸化触媒、EGRの採用により、平成2年排出ガス規制に適合した。又、このモデルからアルミホイールもディーラーオプションで設定される。

1991年11月、限定車の「ワイルドウインドリミテッド」を発表(バンHCベース、2400台限定)。このモデルに限り、パワーステアリングが初めて装備される。

1992年7月、3型(JA11-200001~)
一部のグレードにパワーステアリングを標準装備し、バンHCには3速AT車が設定された 。ルーフキャリアを標準装備とした、限定車の「スコットリミテッド」を発表(バンHCベース、3000台限定)。

1992年11月、限定車の「ワイルドウインドリミテッド」を発表(バンHCベース、3500台限定 JA11-210767~)。

1993年6月、限定車の「スコットリミテッド」を発表(バンHCベース、3000台限定 JA11-230319~)。

1993年11月、限定車の「ワイルドウインドリミテッド」を発表(バンHCベース、5000台限定 JA11-245770~)。

1994年4月、4型(JA11-280001~)
廉価グレード「バンHA」にパワーステアリングを標準装備。安全関連装備の見直しも行われる。

1994年6月、限定車の「サマーウインド」を発表(バンHCベース、4500台 JA11-285009~)。JA11唯一の赤系塗装車を設定。

1994年11月、限定車の「ワイルドウインドリミテッド」を発表(バンHCベース、5000台 JA11-297109~)。

1995年2月、5型(JA11-320001~)
マイナーチェンジ。これに先駆け、特別仕様車の「ランドベンチャー」を発表(バンHCベース)。エンジンはアルトワークスと揃えられ最高出力が64PSへと向上した。追って5型標準車も64PSへと揃えられる。
このマイナーチェンジは三菱パジェロミニ」の発売を意識したもので、3速オートマチックトランスミッション、フルトリム内装など、それまであくまで実用車であることを優先してきたジムニーにとって、おおよそ考えられなかった装備が採用された。


JB31[編集]
スズキ・ジムニーシエラ
JB31型
販売期間 1993年 - 1995年
乗車定員 4人
ボディタイプ ワゴン
エンジン 水冷直列4気筒 G13B型
4サイクル 1298cc
70PS/6,000rpm 10.4kg・m/3,500rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション リーフリジッド
ホイールベース 2,030mm
車両重量 970-980kg
-自動車のスペック表-

1993年5月、発表。

エスクードの登場により廃止された国内用登録車(小型車)ジムニーが、JA51以降の復活となる。

日本市場への再投入で、型式は JB31 となり、トレッドのワイド化、燃料供給のインジェクション化、ギアリングの更なる高速化など、北米市場に合わせた改良がなされたサムライがベースとなっている。軽ジムニーとの差別化のため、サブネームとしてオーストラリア向けジムニーに使われていた SIERRA(シエラ)が追加された。

サムライのマイナーチェンジで、G13A 型エンジンはわずかに1.3Lを越え、仕向け地によっては税金や保険の区分で不利益をこうむるため、排気量を1.3L未満に抑えた G13B(G13BA) 型エンジンへ変更された。

なお、JA51 までの小型登録(登録車)ジムニーは、一輪あたりの荷重(強度)の関係から、軽ジムニーのホイールの流用を防ぐため、国内仕様のみ6穴ホイールであったが、新規格の軽ジムニー用ホイールの強度が上がったことと、規制緩和でその縛りがなくなり、JB31からは再び5穴ホイールとなっている。PCDはいずれもホープスター・OM以来の139.7mmである。

1993年11月から3速AT車設定。

1994年6月、限定車「エルク」(1000台限定)発売。

1995年5月、「シェラデザインズリミテッド」発売。

2代目第4期(1995年-1998年)[編集]

JA12 / JA22[編集]
スズキ・ジムニー
JA12型
ワゴン XLリミテッド (JA12W)
Suzuki Jimny JA12W 001.JPG
ワゴン XL(JA12W) リヤ
Suzuki Jimny JA12W 002.JPG
販売期間 1995年 - 1998年
乗車定員 2(4) 人
ボディタイプ 幌 / ハードトップ / バン
エンジン 水冷直列3気筒 F6A型
4サイクル IC付きターボ 657cc
64PS/6,000rpm 10.0kg・m/4,000rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
全長 3,295mm
全幅 1,395mm 
全高 1,670/1,680/1,700mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 860kg-930kg
-自動車のスペック表-
スズキ・ジムニー
JA22型
ランドベンチャー (JA22W)
Suzuki Jimny JA22 003.JPG
販売期間 1995年 - 1998年
乗車定員 4人
ボディタイプ ハードトップ / パノラミックルーフ
エンジン 水冷直列3気筒 K6A型
4サイクル IC付きターボ 658cc
64PS/6,500rpm 10.5kg・m/3,500rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
全長 3,295mm
全幅 1,395mm 
全高 1,680mm/1,825mm
(ボディタイプと順不同)
ホイールベース 2,030mm
車両重量 890kg-910kg
-自動車のスペック表-

1995年11月、発表。

ジムニー史上初めて、サスペンションに従来のリーフスプリングに代わってコイルスプリングを採用し、主にオンロード走行における操縦安定性と快適性を向上させたモデルとなった。

それまで軽モデルは貨物車(4ナンバー)のみであったが、前年に三菱からパジェロミニが出たことを受け、乗用車(5ナンバー)中心のラインナップに改められた。バンHAと幌CC以外はすべて乗用グレードとなり、後に4ナンバー車は消滅することになる。

JA22 には、ジムニー史上初のDOHCとなる K6A 型エンジンが搭載され、パワーの向上が図られた。同時に高速時の静粛性向上のため、トランスファーの高速段のハイギアード化も進んだ。これらはパジェロミニ登場以降の市場の要求によるものである。ユーザーの使用状況や、業務や山間部などでのニーズに合わせ、F6A 型SOHCエンジンを搭載したJA12系のバンおよび幌モデル(いずれも4ナンバー)は、従来どおりのギアリングのまま残された。

パワーステアリングは、JA22は電動式、JA12には油圧式が採用されている。

2型をもって、軽モデルとしては JA71-3 型からの設定であったパノラミックルーフ車が廃止された。

後期型ではフロントハブの動力断続に、エアロッキングハブを用いたドライブアクション4WDシステムが搭載された。


JB32 ジムニーシエラ[編集]
スズキ・ジムニーシエラ
JB32型
Suzuki-JimnySierra-2nd 1995-front.jpg
Suzuki-JimnySierra-2nd 1995-rear.jpg
販売期間 1995年 - 1998年
乗車定員 4人
ボディタイプ ハードトップ
エンジン 水冷直列4気筒 G13B型
4サイクル 1298cc
85PS/6,000rpm 10.8kg・m/3,000rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
ホイールベース 2,030mm
車両重量 960kg
-自動車のスペック表-

JA12 / 22の登場に合わせて1300シリーズもサスペンションスプリングがコイル化された。

G13B 型エンジンはSOHC16バルブ化され、出力が向上した。

すぐに特別仕様車「ELK(エルク)」が発表されたため、実際に販売された車輌はほとんどがこの仕様である。

JB31 では軽モデルと左右スプリングの取付けスパンが異なっていたが(サムライの訴訟による改良)、JB32 は JA12 / 22 とコイルスプリングの位置は共通で、アクスルハウジング(ホーシング)の延長でワイドトレッド化している。広いトレッドど狭いスプリングスパンを持つため、オフロードのクローリングでの脚の伸び(接地性)が向上したと言われている。

3代目(1998年-)[編集]

JB23[編集]

スズキ・ジムニー
JB23型
XG 9型
Suzuki Jimny XG JB23W D9.JPG
XG 5型
Suzuki Jimny JB23 011.JPG
XG 4型
Suzuki Jimny JB23 009.JPG
販売期間 1998年 -
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアワゴン
エンジン 水冷直列3気筒 K6A型
4サイクル IC付きターボ 658cc
64PS/6,500rpm 10.8kg・m/3,500rpm
変速機 5MT/4AT
駆動方式 FR/パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
全長 3,395mm
全幅 1,475mm 
全高 1,680-1,715mm
ホイールベース 2,250mm
車両重量 970kg-1,000kg
-自動車のスペック表-

1998年10月、JB23W-1 型発表。(JB23W-100059〜125412)

軽自動車規格の改正に伴いフルモデルチェンジされた。

デザインはそれまでの箱型から丸みを帯びたものに大きく変更され、車体寸法も拡大された。乗車定員は4名で、バンモデルはなく、5ナンバーワゴンのみの設定となる。ただし、郵政仕様など(現:日本郵便仕様)は貨物化改造され、4ナンバー登録されている。

ジムニー伝統のラダーフレームと、前後リジッドアクスルサスペンションを継承しつつも、衝撃吸収構造となったフレームやサスペンションなどはいずれも新設計され、オンロードでの操縦安定性と、オフロードでの走破性の向上を果たした。また、フロントのデフキャリアには、アルミ製がおごられているが、これは軽モデルのみの仕様となる。

グレードは、黒バンパーで装備を簡略化したベーシックな「XA」、量販グレードの「XL」、最上級の「XC」の3種。それぞれに5速マニュアルトランスミッションと、4速オートマチックトランスミッションを設定し、計6車種での販売開始となった。

パワーウインドウや集中ドアロック(1型XAは非装着)、エアバッグABS(1型はセットオプション)などの装備も、乗用車同様に装備された。

1999年10月、2型 (JB23W-200010-208859) へ変更。排出ガス規制に対応するための改良のほか、エアバッグ、ABSを全車標準装備し、安全装備も充実させている。XAにはパワーウィンドウも装備された。

2000年4月、3型 (JB23W-210001-242251) となり、ABSユニットなどが変更された。 ※JB23W-225504以降のキーレス装備車は赤外線式から電波式キーレス(1ボタン)に変更となる。

2000年9月、2WDモデルの「ジムニーL」を追加設定。 2001年2月、2WDモデルの「ジムニーL」の後継車種として、専用の車体色、フロントグリル、バンパーなどを設定し、15インチホイール&タイヤなどを装備した「ジムニーJ2」を発表。

2002年1月、4型となる (JB23W-310014-348640) 。

エンジンフードと独立したグリルが採用された(J2では既に採用)。エンジンの改良、インタークーラーの大型化が行われ、中・低回転域のトルクが改善された。同時に2WDモデルのJ2が廃止された。

2004年10月、5型となる (JB23W-400001-) 。

マイナーチェンジ。インパネ意匠変更、トランスファーの切り替えがレバー式からスイッチ式へ変更された。同時にトランスファーの型式が変更になり、Hi / Lo のステップ比(それぞれのギア比の差)が大きくされた。 マニュアルトランスミッションは、オーバードライブタイプ(1:0.790)を止め、5速を直結 (1:1.000) とし、代わりにデフを1:5.375から、1:4.909へと高速化した。これによりシエラを含め、マニュアル、オートマチックの区別なく、ファイナルレシオは統一された。リアシートの座面分割引き起こし機構が廃止され、座面一体固定式となった。

2005年10月、6型となる (JB23W-500001-) 。

ドアミラー変更およびマニュアルヘッドライトレベライザー等の装備がされた。

2008年6月 7型となる (JB23W-600001-) 。

シリンダーヘッドの改良で中・低回転域のトルクが改善された。  エアロッキングハブコントローラと4WDコントローラが統合され、2H-4L間の直接シフトが可能になった。  空調温度調節ダイヤル変更、エンジン補機の変更など。

2010年9月 8型となる (JB23W-650001-) 。

フロントパイプ変更(キャタライザー)、故障診断装置追加、リアシートベルト機構の変更、シート表皮変更、ステアリングのステッチ色シルバーに変更、灰皿照明廃止、XC標準のオーディオの変更など。

2012年5月 9型となる 。

改正保安基準である「衝突時の歩行者頭部への衝撃緩和」に対応するため、フロントフードの高さや構造を変更したほか、後席シートにISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するなど、一部仕様変更を実施。

2014年3月 マツダへのOEM供給終了。

2014年8月 10型となる(以前発売され、11型まで改良されたKei同様、機種記号の世代を表す数字が2桁に対応していないため、9型では"-9T"だったのが、10型では"-DT"に更新されている)。

メーターやシート表皮などのデザインを変更した。特にメーターはガソリン・水温計・ATシフトインジケーターをデジタルに、タコメーターレッドゾーン領域は久方ぶりに変更され7000~9000回転となる。

JB23型の特別仕様車[編集]
KANSAI
1999年6月に発売されたファッションデザイナー山本寛斎が内装・外観をプロデュースした特別仕様車。2種類の専用色、マッドフラップ、スキッドプレート、本革巻きステアリングホイール、ホワイトメーターカーボン調インパネガーニッシュなどを追加。価格は「XC」の15万円高。1型及び「XC」をベースグレードとした唯一の特別仕様車であった。
ワイルドウインド
2000年5月に発売された特別仕様車。元々はスズキ創立80周年とジムニー発売30周年を兼ねる記念車して発売されていた。
後述の「ランドベンチャー」と交互で2002年5月に発売されたが、後述の「FISフリースタイルワールドカップリミテッド」がFISとの契約終了に伴って販売を終了したことを受け、2005年12月に3度目の発売を開始した際に冬季発売の特別仕様車の位置づけとなり、以降、2006年11月、2007年11月、2008年11月と発売された。
FISフリースタイルワールドカップリミテッド
2000年11月に発売された、FISとのタイアップによる特別仕様車。以後、2002年1月、同年11月、2003年11月とスキーシーズン毎に発売された。
ランドベンチャー
2001年5月に発売された特別仕様車。初期モデルはサイドアンダーガーニッシュとバンパーをクールベージュメタリックとすることでスタイリッシュな2トーンカラーの外観で発売されていた。[1]
前述の「ワイルドウインド」と交互で2003年5月に発売したが、春季発売の特別仕様車の位置づけとなり、以降、2004年5月、2005年5月、2006年6月、2007年6月、2008年6月、2009年6月と7年にわたり毎年発売された。
そして、ブランクを経て、2014年8月に通算9期目モデルとして発売。今回は前席のシート表皮(背もたれ・座面)にセーレンが開発した夏は熱くなりにくく、冬は冷たく感じにくい素材「クオーレモジュレ」を採用した。
X-Adventure(クロスアドベンチャー)
2010年4月に発売された特別仕様車。この名称はサロモンがヨーロッパで行われているマウンテンバイクカヌーなど複数の競技を数日間かけて行うアドベンチャーレースの名称である。元々はジムニー誕生40周年記念車として発売されていた。ラインナップも特別装備を備えた「X-Adventure XC」に加え、5MT車には装備内容を簡素化して機能性を追求した「X-Adventure XA」も設定された(「X-Adventure XA」は600台限定販売)。
2012年5月には前席のシート表皮(背もたれと座面)に撥水・透湿・消臭機能を持つアキレスの「カブロンソフト」を採用するなど、新仕様で再発売された。


JB33 ジムニーワイド[編集]

スズキ・ジムニーワイド
JB33型
1998 Suzuki Jimny 01.jpg
欧州向け リア
Suzuki Jimny Heck.JPG
販売期間 1998年 - 2000年
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアワゴン
エンジン 水冷直列4気筒G13B型
4サイクル 1298cc
85PS/6,000rpm 11.3kg・m/4,500rpm
変速機 5MT/4AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
全長 3,550mm
全幅 1,600mm 
全高 1,670-1,705mm
ホイールベース 2,250mm
車両重量 1,000-1,010kg
-自動車のスペック表-
1998年1月 JB33W-1型 JB33-100001-[編集]

軽規格変更が施行される10月まで発表を待ったJB23型に対し、これに先行して発表された。

外見上の特徴はワイドトレッド用のホーシングと、オーバーフェンダーで、これを外すと新規格軽に合致するように設計されている。ただし内部にも相違があり、軽ジムニーとは異なりフロントのデフキャリアは一般的な鋳鉄製になっている。

エンジンはG13B型をJB32から踏襲しているが、点火方式をディストリビューター+フルトランジスタから、ディストリビューターなしの同時点火(2コイルプラグヘッドコイル)とした他、カムプロフィールが多少異なる。

4速AT車はロックアップ機構を持ちJB23用4速ATとは異なる。

また、「JZリミテッド」という特別仕様車が存在する。

1998年7月 JB33-11562-[編集]

タイロッドエンド形状を変更。一部のアルミホイールが装着できない状況を改善。

1999年10月、グッドデザイン賞受賞。JMを廃止し、上級グレードのJZ のみとなる。最終JB33-116353。


JB43 ジムニーシエラ(ジムニーワイド)[編集]

スズキ・ジムニーシエラ(スズキ・ジムニーワイド)
JB43型
ジムニーシエラ
Suzuki Jimny Sierra.jpg
ジムニーシエラ リア
Suzuki Jimny Sierra rear.jpg
販売期間 2000年 -
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアワゴン
エンジン 水冷直列4気筒M13A型
4サイクル 1328cc
88PS/6,000rpm
12.0kg・m/4,000rpm
変速機 5速MT / 4速AT
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッド+コイル
全長 3,550mm
全幅 1,600mm 
全高 1,705mm
ホイールベース 2,250mm
車両重量 1,060kg
-自動車のスペック表-
2000年4月 JB43W-2型 JB43W-100001-[編集]

(当初から1型は存在しない。エンジン変更をマイナーチェンジととらえた特殊な表記である)

グレード表記を変更。JZを「ベースグレード」へと改称。 以後、装備のバリエーションは「特別仕様車」が補う。 エンジンを 新開発のM13A 型へ変更したJB43Wは、当初、ジムニーワイドの名称のまま販売される。

2002年1月 JB43W-3型 JB43W-110001-[編集]

「ジムニーシエラ」に改名。日本国内でのシエラの名は、1998年1月にJB32W の販売を終了して以来の復活となる。

2004年10月 JB43W-4型 JB43W-200001-[編集]

JB23とともに4型となり、インパネ意匠やトランスファー切り替えをレバー式からスイッチ式とするなどの変更を受ける。

2005年11月 JB43W-5型 JB43W-300001-[編集]

ドアミラー変更およびマニュアルヘッドランプレベライザー等の装備が追加される。

2006年1月、ルーフキャリア撥水素材の内装トリムなど、アウトドアライフ向け装備を充実させた特別仕様車「ワイルドウィンド」を発表。2006年4月までの期間限定生産となる。2006年11月、2007年11月にも発売される。

2006年6月、茶系の本革シートを採用した特別仕様車「ランドベンチャー」を発表。2007年6月にも発売された。

2007年からの特別仕様車に関しては、2006年からの輸出モデルに採用された形状のフロントバンパーが装備される。 JB33 および3型までのJB43 型は、JB23 と異なる遮光傘内蔵のヘッドランプを採用している。JB43-3 型からは JB23 とヘッドランプが共用となったが、日本国外用は依然遮光傘を採用している。

2008年6月 JB43W-6型 JB43W-400001-[編集]

JB23-7型の変更に準拠した空調パネルの小変更および4WDシステム(4WDコントローラとエアロッキングハブコントローラを統合)の変更など。

特別仕様車として2008年6月、2009年6月「ランドベンチャー」、2008年11月、「ワイルドウインド」、2010年4月9日、誕生40年記念車、X-Adventure(クロスアドベンチャー)を発表。

2010年9月 JB43W-7型[編集]

法改正に伴い車載故障診断装置を搭載。

2012年5月 JB43W-8型 JB43W-560001-[編集]

改正保安基準である「衝突時の歩行者頭部への衝撃緩和」に対応するため、フロントフードの高さや構造を変更し、フロントバンパーのデザインを変更。また後席シートにISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するなど、一部仕様変更を実施。特別仕様車クロスアドベンチャー発売。

2014年8月 JB43W-9型[編集]

ジムニー同様にメーターやシート表皮などのデザインを変更すると同時に、横滑り防止装置&トラクションコントロールを新たに標準装備した。併せて、特別仕様車「ランドベンチャー」を発売。

日本国外輸出と現地生産[編集]

北米[編集]

ロー&ワイド化された
サムライ

北米では1971年頃に LJ10 が「ブルート」として約2000台輸出された後、間をあけて1985年から SJ413 ジムニー1300「サムライ」 (Suzuki SJ) が販売された(SJ410ジムニー1000はアメリカ・ハワイ州にのみ輸出されていた)。また、SJ413 ロングホイールベース仕様はその後カナダで販売されていた。

転倒訴訟

1988年6月に「サムライ」が、コンシューマー・レポートにより、横転しやすいとしてアメリカ政府にリコールを要請された。これは「Jターン」と呼ばれる急旋回テストを行なった際、タイヤをリフトさせたという実験結果に基づいたものである。
さらにこのことがCBSテレビの報道番組「60 Minutes」に取り上げられたことで、購入代金返還を求める集団訴訟が起こされた。ただしこの訴訟は、事故の状況や関係者の証言から、全米ハイウェイ輸送安全局 (NHTSA) が、「すべてのサムライの事故は道路状況や無謀運転が原因」と裁定し、結果的にスズキ側の勝訴となった。

この訴訟は、当時クライスラーの会長であったリー・アイアコッカが、巨額の開発費をつぎ込んだ新型車である、ジープ・チェロキーの販売を成功させるため、ライバル車の「追い落とし」キャンペーンを仕掛け、スズキがそのスケープゴートにされたという説がある。アイアコッカは以前フォード在籍時代に自社のブロンコの拡販のため、オフロード車の代表とも言えるAMCジープ CJ-5(en:CJ-5)を相手取り転倒訴訟の槍玉にあげた経歴も持つ。なおこの説については「スズキジムニーの20年史」で取り上げられているものの、真偽は定かではない。

なお訴訟の時期においてスズキは、サムライに自動車保険を無料でつけるキャンペーンを行ない、逆に売り上げを伸ばした。この後にサムライは、ワイドトレッド化、左右スプリングの取り付けスパンの拡大、ばねやダンパーレートの見直し、低ハイトタイヤの採用などにより、低重心化と操縦安定性の向上が図られた。

この保護貿易政策に対抗すべく、スズキは1986年ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁事業カナダCAMIオートモーティブ(カミ)を立ち上げ、1998年よりエスクードの現地生産版である「サイドキック」の販売を開始する。それと同時に、GMが立ち上げた小型車専用ブランドの「ジオ」からもエスクードのバッジエンジニアリングモデルとなる「トラッカー」の販売が開始され、ジオ消滅後もシボレーブランドでの販売が継続されていたこともあり、JB33 / 43 相当車の北米での販売はされていない。

欧州[編集]

サムライ レジントップ サムライ II 1.9ターボディーゼル
サムライ レジントップ
サムライ II 1.9ターボディーゼル
ジムニー カブリオレ

欧州では、スペインの現地法人であるサンタナ(Santana Motor)が生産を行なっている。

SJ410から生産を開始し、その後SJ413となり、現在は日本でいうJB33/JB43に相当する1300モデルが生産され、欧州で販売されている。SJ413サムライからロングホイールベースが生産、販売の主体となっており、サムライIIでは他の地域では見られないサンタナ独自のフロントマスクや、渦流室式ターボディーゼルエンジンが設定されるなど、欧州独自の仕様が目立つ。

サンタナで生産された SJ410 には、「SANTANA」の銘板が付けられた。また、F10A 型エンジンのヘッドカバーにも「SANTANA」のロゴが鋳込まれている。

JB43に当たるモデルには、2WDや、日本仕様にはないカブリオレルノーコモンレールターボディーゼルエンジン搭載車等が存在する。2006年モデルからフロントバンパー形状などが変更された。

オーストラリア[編集]

ホールデン・ドローバー

オーストラリアでは、日本で言う SJ10 に相当するモデルが LJ50 として、SJ20 に相当するモデルが LJ80 として販売された。

LJ50 および LJ80 には、現地での使用状況に合わせ、日本では販売されなかったピックアップモデルキャブシャシ(荷台なし仕様)が設定されていた。後に販売された SJ410 および SJ413 は「SIERRA」(シエラ)という名称で販売された。ロングホイールベース車も設定され、現地メーカーによるFRPトップを装着した車両もあった。

また、GMとの提携に基づき、GMの現地ディーラーであるホールデン(Holden)に車体を供給し、「DROVER 4WD」としても販売された。スズキブランドである「SIERRA」との違いは、フロントマスクのデザインと、角形となったヘッドランプである。また、現地企業ブランドのため、税制面での優遇措置があり、「SIERRA」より安く販売されていた。

アジア[編集]

カタナ

東南アジアでは、SJ410と日本で言うJA51系統に相当する1,300ccモデル (SJ413W) が、かつてインドネシアタイで生産されており、参考出品の形で東京モーターショーにも度々展示されている。

途中からはロングホイールベース車のみの生産となり、インドネシアでは「SJ410」→「SJ413」→「カタナ」、タイでは「カリビアン」の名称で販売されていた。フロントマスクは 縦スリットから JA12 / 22 のものへ、さらに角型ヘッドランプの独自のものへと変わっているが、現地の事情に合わせ、SOHC 8 バルブのエンジンと前後リーフリジッドサスペンションを踏襲している。

台湾など、アジア仕様のJB43相当車(SN413-2005モデル)搭載の M13A 型エンジンにはVVTが採用されていない。2006年モデルからは日本仕様のものとは異なるバンパーが採用されている。(のちに日本仕様の特別仕様車に流用される)なお台湾では2006年6月現在ATモデルを販売。

インド[編集]

インドではスズキの子会社であるマルチ・スズキ・インディアが「ジプシー」(Maruti Gypsy) という名称で、最初は日本でいうSJ40系に相当するモデル (SJ410) を、後にJA51系に相当するモデル (SJ413 / 413W) を ノックダウン生産している。

日本ではピックアップ以外では販売されなかったホイールベース2,375mmのロングが中心で、2WDモデルも多く販売されているが、ピックアップは生産されていない。現在は4WD/2WDともにロングのみで、パワートレインは、G13BB 型 M​​PFI 16バルブガソリンエンジンに、5MT+副変速機付きトランスファー(4WD)の組み合わせとなっている。現地コーチビルダーによる多くの派生ボディが存在し、4ドアワゴンも存在する。

SJ410 で鋼板の縦スリットであったフロントグリルは、SJ413 では JA11 系のものになっている。また、インドで生産した SJ410 を「SUZUKI STOCKMAN 4WD」として、オーストラリアへ輸出していた。


車名の由来[編集]

  • ジープJeep)型のミニという意味を込め、「Jeep」と「Mini」「Tiny」をかけあわせ命名されたものであり[5]、メーカーの公式発表でも「発音のしやすさ、覚えやすさなどから作った造語である」とされている。
  • 普通自動車モデルの「ジムニーシエラ」は、「ジムニー」に加え、「山脈」を意味する英語「SIERRA」から[6]
  • 北米発の愛称は「Suzy(スージー)」。

車名[編集]

  • 軽自動車として同一車種名での歴史の長さを誇る車種のひとつである。誕生から長い間、法定費用の面で有利な軽貨物となる4ナンバー規格(商用車)で販売されており、5ナンバーの軽乗用仕様の登場は1995年からと、比較的新しい。貨物仕様は1998年に廃止された。

脚注・出典[編集]

  1. ^ そのひとつが、軽自動車の各モデルからのMT設定の減少にともなうものである。特に年配者を中心としてオートマチックトランスミッションに忌避感のあるドライバーは少なくなく、さりとて軽トラックでは困るという理由から、全グレードにMTが必ず設定されているジムニーへの移行ユーザーが目立つようになっている。
  2. ^ ラジアルタイヤの175/80R16は国内外問わず採用しているのは軽自動車ジムニーのみという「ジムニー専用サイズ」である。SJ20の形式認定の際、日本国内で登録車となるジムニーには履けないようにと運輸省から通告され、このため軽自動車ジムニーはホイール取り付けボルトが5本に対して登録車ジムニーはSJ40Tを除き6本になっている。
  3. ^ 鈴木修本人談。出典→大日本絵画・CCV / CCVブックス、スズキジムニーの二十年史
  4. ^ 当時の鈴木修は、娘婿のまだ若い幹部という立場のため、浜松のスズキ本社プロパーの重役陣からは疎んじられており、失策を理由に東京の販売会社に半ば左遷されていた。これが東京の軽自動車業界人と親交を深めるきっかけとなり、鈴木はON型完成以前から東京在住の小野定良と親しくなっていた。また三菱製エンジンのエアクリーナーの仕様がON型シャーシ搭載に合致しない部分があったものの、三菱の改良協力を得られず、小野は苦慮していた。これを知った鈴木修がスズキ製軽自動車エンジンの予備品を(本社には内密でホープに横流しして)調達・改造する手配を申し出、最終的に小野が鈴木にON型の行末を委ねる動機になったともいう。以上は鈴木修「俺は、中小企業のおやじ」(2009年・日本経済新聞社)での鈴木修の回想による。同書で鈴木修は「ジムニー」が「ジープ」と「ミニ」の合成名であったことを肯定している。
  5. ^ ~ジムニー誕生40周年にあたって~ 世代を超えて。時代を超えて。おかげさまで、ジムニーは誕生40年スズキ株式会社公式サイト内より
  6. ^ ジムニーシエラを新発売 スズキ株式会社スズキ株式会社 - 広報 ジムニーシエラを新発売

参考文献[編集]

OEM供給車[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]