スズキ・アルト
アルト (ALTO) はスズキのハッチバック型軽自動車。初代はフロンテの姉妹車として登場して大ヒットし、ワゴンRが登場するまでは、それまでのフロンテに代わり同社を代表する軽自動車であった。
この項目での型式は各世代の中から例を記す。仕様により型式が異なるものもある。型式末尾「S」はセダン、「V」はバン。尚、当項では派生車種である「アルト ワークス」「アルト ハッスル」「アルト エコ」についても記載する。
目次 |
[編集] 初代 SS30V/40V型(1979年 - 1984年)
| スズキ・アルト(初代) SS30V/40V型 |
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前期型
1979年5月 - 1982年10月 |
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| 販売期間 | 1979年5月 - 1984年9月 |
| 乗車定員 | 2 / 4人 |
| ボディタイプ | 3ドアハッチバック |
| エンジン | T5B型 0.55L F5A型 0.55L |
| 最高出力 | 28ps/5,500rpm (T5B) 28ps/6,000rpm (F5A) |
| 最大トルク | 5.3kgm/3,000rpm (T5B) 4.2kgm/3,500rpm (F5A) |
| 変速機 | 2速AT / 4速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,195mm |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,335 - 1,350mm |
| ホイールベース | 2,150mm |
| 車両重量 | 540 - 560kg |
| 最大積載量 | 200 / 100kg |
| -自動車のスペック表- | |
1979年5月、発売。軽乗用車スズキ・フロンテの商用車型姉妹車である。型式はH-SS30V。「軽ボンネットバン」と呼ばれる「節税型軽乗用車」ジャンルを創成し、その後の軽自動車市場に大きな影響を与えた。当時の軽乗用車市場は排気ガス規制対策と550cc規格移行前後の混乱・低迷期にあり、各社は在来モデルの排気量・車幅拡大などでお茶を濁す停滞状態に陥ってもいて、新たな展開が模索されていた。
この当時の日本で、乗用車は15%を上回る高税率の物品税を課されていたが、軽ボンネットバンを含む商用車は物品税非課税で、税制上格段に有利であった。スズキではそれを逆手にとって合法的に節税できる「実質前席2人乗り軽乗用車として機能する軽商用車(軽ボンネットバン)」という商品設定を図り、主に買い物や子どもの送り迎えなどに自動車を使う主婦層の需要喚起を新たに狙った。スズキでは開発に先立つ市場リサーチで当時“軽自動車の基本乗車人数は1~2人”というデータを得ており、前席の居住性が乗用車並みに確保できるバンの市場商品性に裏付けを持っていた[1]。
前輪駆動方式を採用した2ボックススタイルで車内容積はそれなりに広く、当時としてはそこそこ近代的な外観であった反面、機構的には従来モデルの旧型エンジン(T5A)から基本設計を流用した2ストロークエンジン(T5B)、リアサスペンションには廉価で軽量・コンパクトだが旧式な固定車軸のリーフ式サスペンションを採用するなど、簡素な低コスト構造に徹していた。排気ガス規制が緩い商用車であるため[2]、コストやトルクの面で有利な2ストロークエンジンの採用が容易であった。後部座席は商用車としての規制(荷台スペースを後部座席のスペースと同等以上にする必要がある)から折り畳み式のごく小型なものであったが、実質2人乗りと割り切られていたため大きな問題ではなかった。
それまでのデラックス化しつつあった軽乗用車とはまったく正反対の、機能に徹した低コスト設計が図られた。発売当時、日本の中古車市場では40万円から50万円程度の中古車の売れ行きが良好であったことから、そのクラスの需要層を狙い、45万円程度の廉価な新車を提供することを目標に開発が進められた。このためコストダウンを最優先に、安全上問題ない範囲での製造原価見直しが徹底追求された。装備は極めて簡素で、樹脂一体成形された単純な造形のダッシュボードパネル、廉価だが必要機能は満たせるゴム製フロアマット、ベニヤ板を背板に使った後部座席、廉価なグレー塗装のスチール製バンパー、電動モーターを全く使用しない手押しポンプ式ウィンドウウォッシャーなどが特徴である。ドア等の内張りを省略できる部分は鉄板塗装処理、ドア開閉用の鍵穴は運転席側のみで、なくとも済む助手席側鍵穴は省略している。また当初はモノ(単一)グレードで車種内の装備差別化をせず、標準装備はヒーターのみで、追加装備一切はオプションで補う設定とした。
これらの取り組みの結果、当初計画の45万円は達成できなかったが、本体価格「47万円」という、1979年当時の新車の軽自動車としては驚異的な低価格が実現された。この価格は自動車業界初の全国統一車両本体価格(ワンプライス)という点でも画期的であった。日本全国の顧客に平等な価格を提示できると共に、全国の宣伝媒体で等しく「アルト47万円」と銘打った効果的宣伝が可能となったのである。
発表されると市場に衝撃を与え、ほどなく大量のバックオーダーを抱える人気車種となった。「アルト」の成功を受け、他の軽自動車メーカーも追随して同様のコンセプトの軽商用車を発売し、「セカンドカー」需要を開拓した。当時、鈴木自動車工業社長に就任して間もなかった鈴木修が、社長就任後初めて陣頭指揮を執って製品化にあたった新型車であり、鈴木修自身にとっても自らの地位を確固たる物とした記念すべきモデルとなった。
ゼネラル・モーターズは、後のサターンとして結実する未経験の小型車開発にあたり、世界各社の小型車を徹底的に分解し、研究していたが、その中の一つであったこのアルトの設計に驚愕し、スズキとの提携を決めたと言われている[3]。スズキはOEM契約を結び、GMのロワエンドにあたるジオ(GEO)ブランド向け車種の生産を担当した。
[編集] 年表
- 1980年5月 - トルクコンバータ式2速AT車を発売。
- 1981年1月 - 3気筒SOHC4ストロークエンジン (F5A) 搭載車発売。型式は「H-SS40V」となった。
- 1981年10月 - 2シーター車を追加設定。軽ボンネットバンの急速な普及に対して商用車にも2%の物品税が課せられることになる。ただし2シーター車は対象外とされていたため、軽ボンネットバンの2シーター車は他メーカーからも一斉に設定された。これにより価格設定を変更し、2シーター車は従来の47万円になり、4シーター車は2万円上乗せされ49万円になった。
- 1982年10月 - マイナーチェンジ。全車規格形角形ヘッドランプとなると同時に、上級グレードとなるLタイプ・Gタイプを追加設定する。
- 1983年10月 - 4WD「スノーライナー」シリーズ発売。12インチホイール&同12インチタイヤ[4]を採用し、リアデフには手動式のフリーホイールハブが装備されている。ブレーキシステムはFF車同様、4輪ドラムブレーキを用いる。
- 1984年4月 - エアコン付特別仕様車「マリアンヌ」を発売。
[編集] 2代目 CA71V/72V / CC71V/72V型(1984年 - 1988年)
| スズキ・アルト(2代目) CA71V/72V / CC71V/72V型 |
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|---|---|
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JUNA(後期型)
1986年7月 - 1988年9月 |
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| 販売期間 | 1984年9月 - 1988年9月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3 / 5ドアハッチバック |
| エンジン | F5A DOHC 12V I/Cターボ F5A DOHC 12V EPI F5A EPIターボ F5A ベンチュリーキャブ F5A シングルキャブ |
| 変速機 | 3速 / 2速AT 5速 / 4速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,195mm |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,400 - 1,435mm |
| ホイールベース | 2,175mm |
| 車両重量 | 540 - 630kg |
| 最大積載量 | 200 / 100kg |
| -自動車のスペック表- | |
1984年9月、71V型にフルモデルチェンジ。全車4ストロークエンジン(F5A)を搭載。一部車種に回転ドライバーズシートを採用した。また、スポーティーグレードの「S」には12インチラジアルタイヤ(135SR12)&ハーフホイールカバー付12インチスチールホイール、およびアルトとしては初となるフロントディスクブレーキが標準装備となる。 1984年12月、4WDシリーズ追加。発売当初は「スノーライナー」シリーズと呼ばれていた。プッシュボタン式のパートタイム方式で、今回から4WDシリーズ全車にフロントディスクブレーキおよびオートフリーホイールハブが採用された。 1986年7月にマイナーチェンジを受け、72V型となる。異形ヘッドランプの採用と、フロント周およ及びインパネの変更を行い、軽自動車初の気筒あたり4バルブ化された3気筒DOHCエンジンを搭載した「ツインカム12RS」シリーズを追加。これと同時に既存の「アルトターボ」はグレード名を「ターボSX」に改名。リアサスペンションには新開発の「アイソトレーテッド・トレーリング・リンク(I.T.L.)」式リジッドコイルサスペンション[5]を4WD全車およびスポーティーグレードを含むFF車の一部の上位グレードに採用。上記の「ツインカム12RS」の登場に伴い、既存の3気筒SOHC・シングルキャブレター仕様のエンジンを搭載したスポーティー風グレードの「S」が廃止。
[編集] 年表
- 1984年12月 - 4WDシリーズ追加。
- 1985年2月 - カラードバンパー&カラードフロントグリル、10インチカラードフルホイールカバー、エアコン等を特別装備した特別仕様車「麻美スペシャル」を発売。
- 1985年5月 - 「A」をベースに5速マニュアル、ディスクブレーキと12インチアルミホイール、タコメーター、ブロンズガラス、カラードバンパー、バケットシートを標準装備した特別限定車「キッズ」発売。
- 1985年9月 - 軽自動車初の電子制御燃料噴射装置 (EPI) 付き3気筒SOHCインタークーラーターボモデル「アルトターボ」を追加。
- 1985年10月 - アルト累計台数100万台を記念して特別仕様車として5ドアが追加された。軽ボンネットバンとして初の5ドア車となり、後にカタログモデルとなる。
- 1986年7月 - マイナーチェンジを受ける。
- 1986年7月 - コラム式2速ATとベンチシートを採用した特別仕様車「レジーナ」が発売された。サイドブレーキは、手で操作するステッキ式を採用している。また、エアコンと回転ドライバーズシートを標準装備したフロアシフト版の女性向け特別仕様車「ジュナ」も同時にラインナップされた。
- 1987年1月 - 「ウォークスルーバン」発売。
- 1987年2月 - 「アルトワークス」シリーズ発売。3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載し、軽自動車に64馬力の出力規制が設けられる発端となった。グレードは、FFの「RS-S(廉価版)」・「RS-X」、ビスカスカップリング式フルタイム4WDの「RS-R」。「RS-X」と「RS-R」には各種エアロパーツが標準装備されていた上に、ピンクを基調とした派手な内装も話題になった。
- 1987年8月 - FF車の一部の上位グレードのAT車が、2速ATからロックアップ付き3速ATに変更されて発売。
- 1988年5月 - エアコン、フロントバケットシート、ブロンズガラスなどを特別装備した特別仕様車「アルト ビーム」を発売。
[編集] 3代目 CA11S/11V/21S/21V / CR22S型(1988年 - 1994年)
| スズキ・アルト(3代目) CA11S/11V/21S/21V / CR22S型 |
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後期型
1991年9月 - 1994年11月 アルトハッスル
1991年11月 - 1994年11月 |
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| 販売期間 | 1988年9月 - 1994年11月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3 / 5ドアハッチバック |
| エンジン | 前期型 F5B型 0.55L 直3 SOHC 6V F5B型 0.55L 直3 SOHC 12V F5B型 0.55L 直3 DOHC F5B型 0.55L 直3 SOHC ICターボ F5B型 0.55L 直3 DOHC ICターボ 後期型 F6A型 0.66L 直3 SOHC 6V F6A型 0.66L 直3 SOHC 12V F6A型 0.66L 直3 SOHC ICターボ F6A型 0.66L 直3 DOHC ICターボ |
| 変速機 | 4速 / 3速AT 5速 / 4速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,195mm(CA11S/11V) 3,295mm(CA21S/21V) |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,400mm |
| ホイールベース | 2,335mm |
| 車両重量 | 540 - 730kg |
| -自動車のスペック表- | |
1988年9月にフルモデルチェンジを受ける。3代目のアルトはホイールベースを一気に伸ばし、当時の軽自動車の中で一番長くすると共に、モデルバリエーションに従来のレジーナなどに加えて、国産車初の両側スライドドアを持つ「スライドスリム」を回転ドライバーズシートと併せて新たに加えた。 エンジンは先に3代目セルボに搭載されたF5B型直列3気筒SOHC12バルブを一部のグレードに採用した。このモデルからは2代目以降のマツダ・キャロルのベースモデルにも採用された。「ワークス」は独立車種として標準モデルのアルトとは異なるデザインになり、丸形2灯のヘッドランプにエアロパーツで武装した外観を持ち、スペックに関しては従来の過激さそのままだったが、マイルドなF5A / F6ASOHCターボ車(SX系)も設定された。後にF6AターボもDOHC化された。 韓国ではこのアルト5ドアモデルが、大宇国民車(現:GM大宇)により「ティコ(Tico)」または「フィノ(Fino)」のネーミングで1991年から2001年まで生産され(エンジンは3気筒796cc)。、ポーランドFSO工場やルーマニアオルトチット工場でも生産された。また、エジプトのスぺランザ社でもライセンス生産(1996年~2008年)された。また、中国では安徽安馳汽車により「安馳(Anchi)」(MC6330)のネーミングで1994年~2003年まで、および親会社の哈尔滨哈飛汽車により「百利(Baili)」(HFJ6330E)のネーミングで1999年~2004年まで生産された(エンジンは4気筒870cc)。
1989年4月、消費税施行に伴い、物品税が廃止されると、ボンネットバンのメリットが薄れたためアルトにも5ナンバー車を設定し、フロンテはアルトに統合される形で生産終了となった。これによって従来のモデルの大半が5ナンバーに切り替わったため、グレード名称の最後に「-S」が付加、さらに、5ドアバンを廃止する代わりに5ドアセダンを4車種設定するなど、セダン重視のラインナップとなる。
1990年3月にマイナーチェンジを受ける。新規格化に伴い、エンジンを550ccのF5B型から660ccのF6A型へ変更、さらにフロント部分を大幅変更、リヤバンパーも大型化して新規格に対応。ワークスも、バンモデルから乗用5ナンバーモデルへと変化。レジーナに5ドアを追加設定し、スライドスリムは右側(運転席側)のみをスライドドアとし、左ドア(助手席側)を5ドアのボディパネルに変更して、1:2ドアの形をとった。スライドドアにパワークロージャー機構を採用し、使い勝手を向上させている。
1991年11月、5ドアのBピラー以降の全高を1,600mmまで高め、荷室容積を拡大した「ハッスル」を追加。コンパクトカーが大きな荷箱を背負った、フランス車に多く見られるフルゴネットスタイルは欧州ではポピュラーな存在であるが、日本ではこのハッスルと日産・AD MAX以外に市販車はなく、ショーモデルでもオートザム・レビューをベースとしたM2 1004がある程度である。積載性、個性、存在感の面では秀でているが、日本では現在でも主流ではない。ハッスルのボディーは全て3ドアで、バンの「Hu」、ワゴンの「St」と「Le」の各グレードがあり、定員(バン「Hu-2」のみ2名)、トランスミッション、駆動方式(FFと4WD)の違いで計10車種からなる。通常のアルトを改造して生産する特装車扱いとなる。
[編集] 年表
- 1989年1月 - SOHC12バルブエンジンを搭載した上級グレード「エポP2」を追加。
- 1989年4月 - 物品税が廃止に伴い、ボンネットバンのメリットが薄れたためアルトにも5ナンバー車を設定。
- 1989年5月 - ワークスに特別仕様車「ワークスi.e」を発売。
- 1989年7月 - バン「Pe」、セダン「Lf-S」をベースにエアコンなどを装備した200万台達成記念特別仕様車「2M-V」、「2M-S」を発売。
- 1989年11月 - バン「Pe」、セダン「Pe-S」をベースにエアコン、AM/FMカセット、フォグランプを装備した特別仕様車「ビームR」、「ビームR-S」を発売。
- 1990年3月 - 新規格化に伴い、マイナーチェンジ。
- 1990年6月 - セダン「Ce-S」をベースに、エアコン、AM/FMカセット、カラーバンパー、ブロンズガラスなどを装備した特別仕様車「アフタヌーンティー」を発売。
- 1990年7月 - 「ワークスRS/X」をベースに、エンジンをSOHCインタークーラーターボに置換し、エアコン、パワーステアリング、専用アルミホイールなどを装備した特別仕様車「ワークス ターボi.e.」を発売。
- 1991年9月 - マイナーチェンジ。3ドア車のドアのアウターハンドルの形状を縦型から横型に変更。インパネも形状変更された。「ワークスRS/R」及び「ワークスRS/X」のリヤブレーキがディスク化された。また「レジーナ」が廃止され、「ワークス ターボi.e.」はカタロググレード化。
- 1991年11月 - 5ドアのBピラー以降の全高を高めて、荷室容積を拡大した「ハッスル」を追加。
- 1991年12月 - セダン「エポP2」をベースに、アゼストCDデッキ、専用シート&マスコットキーなどを装備した特別仕様車「Fスペシャル」を発売。
- 1992年5月 - セダンに「Ce-P」を追加。
- 1992年6月 - 「ワークスR」を追加。全日本ラリー選手権でダイハツ・ミラ X4Rに立ち向かうために開発されたラリー仕様車で4WDのみの設定である。変更点はMTのクロス化、フロントマフラーを変更、内装は軽量化のため簡略化されアンダーコートも最初から付いてない状態である。またラリーの規定のNに対応するためパワーウインドウの設定もなくエアコンはオプションになり、専用タービン、一段コアの多いインタークーラー、大型の羽のついたラジエターファン、ハイカムなどを特徴とする。リヤシートも軽量化のためバン用のを装着、そのため「ワークスR」は商用車登録の4ナンバーである。車両重量はベースのRS/Rが700kgであるのに対し20kg減の680kgとなっている。後期最終型の「ワークスR」には大型のボンネットフードや鍛造ピストンが奢られている。ちなみに白のみの車体色の設定だが競技用モデルのためドアミラーは黒になり、スチールホイールとなる。また専用ステッカーも貼られる。「ワークスR」はその翌年から2年連続して全日本ラリー選手権Aクラス&全日本ダートトライアル選手権AIクラスのチャンピオンマシンとなっている。
- 1992年9月 - 特別仕様車「エポP2-S」を発売。以降、2か月の間に2台の特別仕様車が追加され、翌月には「Fe-P」を、その翌々月には前年に発売された「Fスペシャル」を発売。今回の「Fスペシャル」は3ドアセダン「エポP2-S」をベースとしたものである。
- 1993年5月 - 3ドアセダン「Ce-P」をベースに、エアコン、FMカセット、パワステ・パワーウィンドウを装備し、機能を充実した特別仕様車「Ce-S」を発売。
- 1993年11月 - 「ワークス ターボi.e.」をベースにAM/FMステレオ、パワードアロックなどを装備した特別仕様車「ワークスFスペシャル」を発売。
- 1994年4月 - 全タイプで一部改良。
[編集] 4代目 HA11S/11V/21S型(1994年 - 1998年)
| スズキ・アルト(4代目) HA11S/11V型 |
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|---|---|
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前期型
1994年11月 - 1997年4月 |
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| 販売期間 | 1994年11月 - 1998年10月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3 / 5ドアハッチバック |
| エンジン | F6A型 0.66L 直3 SOHC F6A型 0.66L 直3 SOHC ICターボ K6A型 0.66L 直3 DOHC ICターボ |
| 変速機 | 4速 / 3速AT 5速 / 4速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,295mm |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,400 - 1,405mm |
| ホイールベース | 2,335mm |
| 車両重量 | 600 - 710kg |
| -自動車のスペック表- | |
1994年11月にフルモデルチェンジを受けた。特に3ドア車はデザイン的に先代からのキープコンセプトでホイールベースを含むボディサイズは先代から据え置かれたが、「レジーナ」や「スライドスリム」などのバリエーションはなくなり、3ドアと5ドアの標準モデル、そしてスポーツモデルの「ワークス」のみとなる。先代のオーディオスペースは2DINであったが、こちらは1DINとなっている。先代はベスト・アルトのコンセプト通り大ヒット作となったが、コスト削減のためか4代目は身内であるワゴンRの影響によってやや影の薄れたモデルとなってしまった。フルモデルチェンジで「ワークス」の上級グレードの「RS/Z」のエンジンは新開発のオールアルミ製3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボのK6A型660ccエンジンを搭載し、ECUが16ビットへ変更。最高出力64ps/6,500rpm、最大トルク10.5kgm/3,500rpmを発生。なおF6A SOHCインタークーラーターボの「ie/s」は制御用コンピューターは従来どおり8ビットを採用。ただし最高出力が64ps/6,000rpm、最大トルクが10.0kgm/4,000rpmと、先代のSOHCモデルよりも性能が向上している。
[編集] 年表
- 1995年3月 - セダンに「Sv」を追加。
- 1995年5月 - 先代モデルに設定された競技仕様車の「ワークスR」が追加された。「RS/Z」をベースとし先代と同じくエンジンのファインチューニング、クロスミッションの採用、装備の簡略化など。エンジン出力に変化はないが最大トルクは11.0kgm/3,500rpmへと性能UPされている。ただし先代とは違い、乗用車登録の5ナンバーとなっている。
- 1995年6月 - 3ドアセダン「Sf/Se-4」をベースに、AM/FMカセットステレオ、電動リモコンドアミラーなどの快適装備を備えた特別仕様車「ウィズ」を発売。翌月には「ワークス ターボie/s」をベースに、アゼスト製AM/FMステレオ+4スピーカー、専用シート、パワードアロック&キーレスエントリーを装備した特別仕様車「ワークス ターボie/sリミテッド」を発売。
- 1995年11月 - 「ワークス」のみフロントフェイスを含むマイナーチェンジ。
- 1996年5月 - 3ドアセダン「Se/Se-4」および5ドアセダン「Le/Le-4」をベースに、ステレオ、パワーステアリング/パワーウィンドウを装備した特別仕様車「エポ」を発売。
- 1996年11月 - 「ワークス ターボie/s」をベースに、1995年7月発売の「ワークス ターボie/sリミテッド」の装備に加え、カーボン調センターパネル、専用アルミホイール、バックドアアッパースポイラーなどを装備した特別仕様車「ワークス ターボie/s Fリミテッド」を発売。
- 1997年4月 - マイナーチェンジ。フロントグリル、リアバックドアなどのデザインが変更される。ただしワークスは、155/55R14扁平タイヤアルミホイール (RS/Z) 、内装フルトリム、ホワイトメーターなどの小規模な変更に留まる。
- 1997年11月 - マイナーチェンジによりレギュラーグレード化した「エポ」をベースにハイパワーCDステレオを装備し、ワンランク上の内外装とした特別仕様車「エポリミテッド」を発売。
- 1998年1月 - 「ワークス ターボie/s」をベースに専用バケットシート、専用14インチアルミなどを装備した、特別限定仕様車「ワークス スズキスポーツリミテッド」を発売。
- 1998年5月 - 3ドアセダン「Sc」、5ドアセダン「Le」をベースに、AM/FMカセットステレオ、UVカットガラス、大型シートなどを装備した特別仕様車「ビーム」を発売。
[編集] 5代目 HA12S/22S/23S/12V/23V型(1998年 - 2004年)
| スズキ・アルト(5代目) HA12S/22S/23S/12V/23V型 |
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|---|---|
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バン(後期型)
2000年12月 - 2005年1月 |
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| 販売期間 | 1998年10月 - 2005年1月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3 / 5ドアハッチバック |
| エンジン | F6A型 0.66L 直3 SOHC 6V F6A型 0.66L 直3 SOHC 12V K6A型 0.66L 直3 DOHC F6A型 0.66L 直3 SOHC ICターボ K6A型 0.66L 直3 DOHC ICターボ |
| 変速機 | CVT 4速 / 3速AT 5速 / 4速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,440 - 1,455mm |
| ホイールベース | 2,360mm |
| 車両重量 | 600 - 720kg |
| -自動車のスペック表- | |
1998年10月7日、軽自動車規格改正と共にフルモデルチェンジ。この型からマツダへキャロルとしてボディパーツも大半が共通となるOEM供給を開始。最上級グレードの「エポP2」はオートエアコン、後席分割シート、シートベルトアジャスターを装備した。また、「Sc」にはDOHCリーンバーンエンジン搭載車(電子制御スロットル搭載)を設定し、10・15モード測定値で29km/Lの低燃費を実現。スポーツ仕様の「ワークス」はエンジンに可変バルブ機構・ドライブ・バイ・ワイヤを採用し軽自動車としては究極とも言える高性能化を図った。ただし今回は競技仕様車である「ワークスR」の設定はなくなった。 2000年12月5日にマイナーチェンジを受ける。フェイスリフトを行い、エンジンは全車、オールアルミ製のK6A型DOHCエンジンに統一されワークスを含むターボモデルは全て廃止。これにより、国土交通省の「優-低排出ガス車(☆☆)」認定を軽自動車で初めて取得(リーンバーンエンジン搭載車を除く)。「ワークス」、「アルトC」、「エポP2」が廃止され、オーソドックスな実用モデル(3ドア「エポ」、5ドア「エポ」、5ドア「エポエクストラ」、バン・3ドア「Vs」)のみの設定となる。また、上級仕様を装備しつつ、お買い得な価格に抑えた新グレード「21世紀記念スペシャルLx」を新設定。なお[ワークス」は「Kei ワークス」としてその役割を引き継いでいる。
[編集] 年表
- 1999年2月4日 - 「ワークスie」をベースに、運転席・助手席SRSエアバッグ、4輪ABSや快適装備を充実させた特別仕様車「ワークス リミテッド」を発売。
- 1999年3月16日 - 5ドア「エポ」をベースにSiターボエンジンを搭載した新グレード「エポターボ」を発売。
- 1999年5月6日 - DOHCリーンバーンエンジンとCVTを搭載し、低燃費を実現した、3ドア「Sc リーンバーン」CVT搭載車を発売。
- 1999年10月7日 - 一部改良。燃費・動力性能を向上。5ドアのセダンの最廉価モデルの「Lc」までは2速ワイパーであったがワイパー機能の間欠が全車標準となる。発売20周年を記念し、特別仕様車「エポエクストラ」を発売。また、セルボCの実質的な後継として、クラシック仕様である「アルトC」が設定された。「アルトC」には各種安全装備、フルロジックAM/FMカセット、フルオートエアコンが標準で装備された。
- 2000年5月18日 - スズキ創立80周年を記念し、5ドア「Lc」をベースに便利な装備を加えた特別仕様車「80周年記念車 Lx」を発売。
- 2000年9月28日 - インドでの生産・販売を開始。800ccエンジンまたは1100ccエンジンを搭載する。
- 2000年12月5日 - マイナーチェンジ。フェイスリフトを実施。ワークスが廃止される。フェイスリフト前のモデルでも「優-低排出ガス車(☆☆)」認定車も存在する。
- 2001年2月15日 - 「アルトC」の後継として「アルトC2」発売。
- 2001年7月23日 - 5ドア・3速ATでありながら、60万円台からの低価格とした新グレード「Lb」を発売。また、累計生産台数400万台を達成した。
- 2001年11月14日 - 上級装備を採用しつつ、求めやすい価格とした新グレード「N-1」を発売。
- 2002年4月10日 - 一部改良。5ドア「エポ(2WD車)」と新グレード3ドア「バン・VI」が「超-低排出ガス(☆☆☆)」認定を取得。低価格グレード「Lb」に5速MT車を追加設定。また、オプションだったセダンの運転席・助手席エアバッグが標準装備となる。
- 2002年12月4日 - セダンの5ドア「エポ(2WD車)」とバンの3ドア「VI」に5速MT車を設定。4速AT車も燃費性能を向上し改良。
- 2003年6月 - 「Lb」にCDデッキやホイールキャップなどを装備した「Lbスペシャル」を追加。
- 2004年6月 - 仕様変更。車両型式が変更されるとともに、「エポ」とバン「VI」の2WD車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。
[編集] 6代目 HA24S/24V型(2004年 - 2009年)
| スズキ・アルト(6代目) HA24S/24V型 |
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|---|---|
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G 4WD(前期型)
2004年9月 - 2006年12月 室内
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| 販売期間 | 2004年9月 - 2009年12月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
| エンジン | K6A型 0.66L 直3 DOHC |
| 最高出力 | 40kw(54PS)/6,500rpm |
| 最大トルク | 61N・m(6.2kg・m)/4,000rpm |
| 変速機 | 4速 / 3速AT 5速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,500 - 1,510mm |
| ホイールベース | 2,360mm |
| 車両重量 | 720 - 810kg |
| -自動車のスペック表- | |
2004年9月13日にフルモデルチェンジを受ける。ワゴンRと同じプラットフォームを用いる。このモデルより長年ラインナップされていた3ドア車や2シーターが廃止される。また、グレード体系も見直し、「E」・「G」・「X」となる。変速機は「E」・「G」は5速MTと3速ATの2種類、「X」は電子制御式4速ATのみの設定。室内高は5代目に比べ30mm高くなっている。ボディカラーのムスクブルーメタリックはオートカラー・アウォード2005[6]でオートカラーデザイナーズ賞のエクステリアカラー部門を受賞している。5代目に引き続きマツダにキャロルとしてOEM供給している。エンジンは先代に引き続き全車K6A型DOHCエンジンを搭載するが、先代に存在していたVVT仕様とリーンバーン仕様、液晶付きフルオートエアコンはこの代ではそれぞれ廃止されている。 2005年1月12日、バンもフルモデルチェンジ。この代からバンも5ドアとなり、16年ぶりに5ドアバンが復活する。ボディカラーはスペリアホワイト(26U)1色のみの設定で前後バンパーには同社のキャリイ同様、塗装はがれの心配がない白色樹脂を使用している。
[編集] 年表
- 2005年5月9日 - 乗用車モデルの「G」をベースに、アルミホイールや電動格納式ドアミラーなどを装備した特別仕様車「Gスペシャル」。商用車モデルのバンにはキーレスエントリーやパワードアロックなどを装備した新グレード「VP」を発売。バン「VP」発売に伴い、現行のバンは「VS」となった。
- 2006年1月5日 - 低価格グレードの「E」をベースに、パワーウィンドウ、12インチフルホイールキャップ[7]を装備した「E II(イーツー)」を発売。同時にボディカラーの「ミントグリーンメタリック」を廃止する替わりに、「ラベンダーメタリック」を追加。
- 2006年7月10日 - 「G」をベースに、専用フロントグリル、電動格納式ドアミラー、スモークガラス(リア・バック)を装備した特別仕様車「G II(ジーツー)」を発売。同時に仕様変更され、「E II」・「G」・「Gスペシャル」の2WD・5MT車と「X」の4WD車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得するとともに、「G」・「Gスペシャル」の5MT・4WD車と「X」の2WD車が「平成22年度燃費基準+10%」、「G」・「Gスペシャル」の2WD・5MT車は「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成。ボディカラーも入替が行われ、「キャッツアイブルーメタリック」と「ココナッツベージュメタリック」を廃止する替わりに「ミルクティーベージュメタリック」追加。
- 2006年12月11日 - マイナーチェンジ。「E」と「X」はフロントグリルの形状変更ならびにウインカーの位置をフロントバンパー上部に移設。「G II」は前期型同様、ヘッドランプの隣に配置。また、シート表皮はブラウン系に変更された。ボディカラーは「アンティークローズメタリック」と「ライムグリーンメタリック」を追加し、「ラベンダーメタリック」を廃止。2WD・3速AT車の排ガス性能・燃費性能を向上。また、特別仕様車として発売していた「E II」、「G II」がカタログモデルに昇格。同時に「E II」は新仕様の「E」に改名。これに伴い「G」と「X(セットオプション装着車)」が廃止された。バンはシート表皮デザインの変更程度である。
- 2007年1月22日 - 日産自動車へも「ピノ (PINO)」の名称でOEM供給開始。2010年1月29日まで販売された。
- 2007年6月 - 「X」のみ仕様変更。4輪ABS(EBD・ブレーキアシスト付)を標準装備化。
- 2007年9月12日 - お買い得特別仕様車「E II」を再発売。今回はCDオーディオやパワーウィンドー等を標準装備した「E」をベースに、電波式キーレスエントリーおよびセキュリティアラームシステム、ボディカラー同色のカラードアハンドル、UVカットガラス(フロント)が特別装備されており、当グレード専用のボディカラーとして「マルーンブラウンパール」が新たに設定された。
- 2008年7月 - 仕様変更。新ボディカラーとして、「エアブルーメタリック」と「クラッシーレッドパール」を追加。また、「E II」専用色として設定されていた「マルーンブラウンパール」は全グレードで設定可能に。これにともない、「ブライトレッド2」、「ムスクブルーメタリック」、「アンティークローズメタリック」、「ライムグリーンメタリック」を廃止。[8]お買い得特別仕様車の「E II」は、再びカタログモデルに昇格。
- 2008年11月 - 「G II」の2WD車のみ仕様変更。
- 2009年3月 - 世界累計販売台数1,000万台を達成(アルトラパンなどの派生車や海外仕様車を含む)。
- 2009年4月 - 4速AT車専用の最上級グレードの「X」とバン「VS」が廃止。これにより、セダンは「G II」が最上級グレードとなり、バンは「VP」のみとなる。ただしOEM車のキャロルとピノはこれまで通り4速AT車を継続設定。
- 2009年5月12日 - 発売30周年を記念し、最廉価グレードの「E」をベースに電波式キーレスエントリー(ハザードランプアンサーバック付)・パワードアロック(バックドア連動)・セキュリティアラームシステム、かつての最上級グレードの「X」に採用されていたドアサッシュ・Aピラーブラックアウト、誕生30年記念デカール(バックドアに貼付)を装備した特別仕様車「誕生30年記念車」を発売。ボディカラーは特別設定色のノクターンブルーパールなど5色を設定。価格はベース車の1.05万円高に抑えた。
[編集] 7代目 HA25S/25V/35S型(2009年 - )
| スズキ・アルト(7代目) HA25S/HA25V/HA35S型 |
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|---|---|
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フロント
リア
G4 室内
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| 販売期間 | 2009年12月 - |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
| エンジン | アルト・アルトバン: K6A型 0.66L 直3 DOHC VVT アルトエコ: R06A型 0.66L 直3 DOHC 吸排気VVT |
| 変速機 | CVT / 4速AT / 5速MT |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| サスペンション | 前:マクファーソンストラット式 後:I.T.L.式 |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,520mm(エコ) 1,535mm(FF) 1,545mm(4WD) |
| ホイールベース | 2,400mm |
| 車両重量 | 710 - 810kg |
| -自動車のスペック表- | |
2009年12月16日、フルモデルチェンジし同日より販売開始。月間販売目標は7000台と発表されている。 ボディーは鋼板の板厚の見直しと高張力鋼板の使用範囲を拡大したことで、剛性を高めながら軽量化を行い、空力性能に配慮された形状となり、ホイールベースは2,400mmに拡大。エンジンは先代のK6A型に5代目以来となるVVTを搭載。さらに、インテークマニホールドの変更などにより吸気効率を高め、燃費を向上した。また、5代目のリーンバーンエンジン仕様以来となるCVT車が設定されたが、CVTはパレットで採用されているジヤトコ製の副変速機構付CVTを採用。トルクコンバータ式AT車は全車が4速ATとなり、20.0 - 22.6km/L[9]の低燃費を実現し、環境対応車普及促進税制対象グレードが全グレード・全仕様に拡大。さらにはバン「VP」も「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を新たに取得した為、環境対応車普及促進税制対象グレードになった。フロントデザインはより丸みを帯び、ウィンカーは紡錘形ヘッドランプの上方に移動[10]。インパネも全体に丸みを帯びたフォルムとなり、横基調のデザインを取り入れた。また、「F」以上のグレードに標準装備されるCDプレイヤーはインパネ中心部にあわせた専用デザインとなり[11]、販売店装着アクセサリーのiPod/USB接続ユニットを設定。また、大型スピードメーターは文字盤・燃料計・計器類の背景を白地にしたほか、オド・トリップメーターには瞬間燃費・平均燃費・渡航可能距離を表示する機能が加えられた。グレード体系も一部変更となり、従来の「G II」に相当する「F」を追加すると共に、最上級グレードの「X」を再設定。特に「X」はアルトでは初採用となるキーレスプッシュスタートシステムやイモビライザーが装備された。トランスミッションはグレードにより5MT/4AT/CVTの3種類を設定。ボディカラーは新色の「シャイニーグリーンメタリック」を含む6色を用意[12]。OEM車種のキャロルはアルトがフルモデルチェンジした翌日の12月17日にフルモデルチェンジされたが、ピノは旧型のまま販売が続行され、翌年1月に廃止となった。
2011年11月24日、派生車種「アルト エコ」を発表(HA35S型)。エンジンを3代目MRワゴンに採用されているR06A型に置換するとともに、エンジンや副変速機構付CVTのパーツを見直したことでフリクション(摩擦抵抗)を低減し、エンジンルーム周辺の骨格と足回り部品の構造を見直し、タンク容量をHA2#系の30Lから20Lに変更、転がり抵抗を減らした新開発の専用タイヤを採用することでパワートレイン全体における燃費性能と省資源性能を向上。同時に、車高を15mm低くし、フロントバンパー形状を変更したことでて車両下部の空気抵抗を、車軸ベアリング構造の見直しにより回転抵抗を減らしている。また、シリーズ初採用となるアイドリングストップシステムについては停車時に加え、ブレーキを踏んで速度が9km/h以下の状態でもエンジンを自動停止し、アイドリングストップ時間を延長することで更なる低燃費化を実現するとともに、スズキ車初の新機構スターターモーターの搭載により、アイドリングストップが作動して完全に停車する前でもエンジンを再始動してスムーズな再加速を可能にした他、ハンドルやアイドリングストップOFFスイッチの操作でもエンジン再始動が可能である。また、坂道発進時に後退を抑制するヒルホールドコントロールも備えている。リアコンビランプとハイマウントストップランプにはLEDを採用し、給油ポンプシステムを軽自動車初の省電力型に変更。これらを採用した結果、「G」のCVT車に比べて20kgの軽量化(740kg)と標準車比30%以上の燃費向上(JC08モードで30.2km/L)を実現した。グレードは「ECO-L」と「ECO-S」の2グレードでともに2WD・CVTのみの設定。ボディカラーは標準車に準じるが、白系は「スペリアホワイト」に代わり、エコ専用色として緑味を帯びた「リーフホワイト」が用意される。また、アイドリングストップシステム搭載車の証として、バックドアには「IDLING STOP」エンブレムが装着される。
[編集] 年表
- 2009年10月 - 新型アルトコンセプトを第41回東京モーターショーで発表[13]。
- 2009年12月16日 - 発表・発売。
- 2010年1月19日 - 2009年度グッドデザイン賞受賞。
- 2010年2月 - 5MT車の販売開始(バン「VP」の2WD車及び「E」・「F」に設定)。
- 2010年5月1日 - 仕様変更。パワーウインドウ・キーレスエントリーなし、オーディオレスの最廉価グレード「E」を廃止。「F」が最廉価グレードとなる。
- 2010年5月11日 - 「G」の4WD・CVT車をベースに、「X」に標準装備されているキーレスプッシュスタートシステム、イモビライザーを追加装備し、リアシートを分割可倒式(ヘッドレスト付)に変更した新グレード「G4(ジーフォー)」を追加。「G4」の発売に伴い、「G」・「X」の4WD車は廃止となり、4WD・4AT車は「F」のみの設定となった。
- 2010年11月1日 - 仕様変更。ボディカラーの「シャイニーグリーンメタリック」に替わり、「ブルーイッシュブラックパール3」を追加。
- 2011年11月24日 - R06A型エンジンやアイドリングストップシステムを備えた低燃費仕様の派生モデル「アルトエコ」を発表(同年12月13日販売開始)。
[編集] 脚注
- ^ スズキはそれまでにもフロンテバンからフロンテハッチで固定客層を堅持しており、それが生かされた。
- ^ 同型エンジンを搭載した乗用車フロンテは排気ガス浄化に不利な2ストロークエンジンで規制をクリアするため触媒に空気を送るエアポンプを装着していが、商用車は規制が緩いため、アルトには不要であった。
- ^ GMと提携関係を持った自動車メーカーの中で、唯一スズキのみがGM側からのオファーによることは特筆に値する。
- ^ FF車は全て10インチホイール&同10インチタイヤ
- ^ 実質的にはラテラルロッド(左右方向)を加えた3リンクコイルリジッドサスペンションだが、通常1個であるトレーリングリンク(前後方向)とアクスルビーム(車軸[[梁 (材料)|]])を繋ぐゴムブッシュの数が2個となっているのが特徴。
- ^ オートカラー・アウォード2005
- ^ 4WD車は13インチフルホイールカバーが標準装備。
- ^ OEM車のキャロルやピノもこれに準じ、ボディカラーの設定を変更。また、「クラッシーレッドパール」と「マルーンブラウンパール」は「E II」と「G II」のみ設定。
- ^ いずれもJC08モード走行、トランスミッション・駆動方式により異なる。
- ^ なお、フロントデザインはバン「VP」・「E」と「F」以上のグレードで異なる。また、バン「VP」と「E」のバンパーは材料着色樹脂バンパーを採用。
- ^ アクセサリーのオーディオやナビゲーション装着時、標準装備オーディオは外され、代わりにオーディオ交換ガーニッシュが装着される。バン「VP」と「E」は最初からガーニッシュ装着済で1DINポケットも装備される。
- ^ バン「VP」はスペリアホワイトのみ、「E」はスペリアホワイト、シルキーシルバーメタリックのみ
- ^ 第41回東京モーターショーへの出品概要スズキニュースリリース
[編集] 関連項目
- スズキ (企業)
- スズキ・アルトラパン - アルトの派生車種。
- スズキ・フロンテ - 当初のアルトはフロンテの派生車種であったが、のちにフロンテがアルトに統合された。
- スズキ・ワゴンR - かつてのアルトに代わる現在のスズキの代表車種。
- マツダ・キャロル - アルトのOEM車。
- 日産・ピノ - アルトのOEM車。
- 光岡・レイ - アルトのOEM車。
- ザ・ベストハウス123 - コラボレーションCMがつくられたことがある。
[編集] 外部リンク
| スズキ車種年表 1955年〜1989年 1990年代以降 -> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種類 | 1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| 軽セダン | スズライトSFセダン | スズライト・フロンテ360 | フロンテ360 | フロンテ71 | フロンテ | フロンテ | フロンテ | フロンテ | |||||||||||||||||||||||||||
| コンパクト | フロンテ800 | カルタス | カルタス | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| スポーツ | フロンテクーペ | セルボ | セルボ | アルトワークス | |||||||||||||||||||||||||||||||
| SUV | ジムニー | ジムニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジムニー8 | ジムニー1000 | ジムニー1300 | エスクード | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 商用車 | スズライトSL/SP | スズライトTL | アルト | アルト | アルト | ||||||||||||||||||||||||||||||
| マイティボーイ | セルボ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| スズライトキャリイバン | キャリイバン | エブリイ | エブリイ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| スズライトキャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ | |||||||||||||||||||||||||||||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| <- 1980年代以前 スズキ車種年表 1990年以降 | ||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種類 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | |||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | |
| ハッチバック | ツイン | |||||||||||||||||||||
| アルト | アルト | アルト | アルト | アルト | ||||||||||||||||||
| アルトラパン | アルトラパン | |||||||||||||||||||||
| セルボモード | セルボ | |||||||||||||||||||||
| カルタス(AA44S) | スイフト(HT51S)/シボレー・クルーズ | |||||||||||||||||||||
| カルタス(クレセント)(GA11S) | スイフト(ZC/ZD) | スイフト | ||||||||||||||||||||
| エリオ | SX4 | |||||||||||||||||||||
| セダン | カルタス・エスティーム | カルタス(クレセント)セダン | エリオセダン | SX4セダン | ||||||||||||||||||
| キザシ | ||||||||||||||||||||||
| ワゴン | ワゴンR | ワゴンR | ワゴンR | ワゴンR | ||||||||||||||||||
| MRワゴン | MRワゴン | MRワゴン | ||||||||||||||||||||
| パレット | ||||||||||||||||||||||
| ワゴンRワイド | ワゴンR+/シボレー・MW | ワゴンRソリオ/シボレー・MW | ソリオ/シボレー・MW | ソリオ | ||||||||||||||||||
| スプラッシュ | ||||||||||||||||||||||
| カルタス(クレセント)ワゴン | ||||||||||||||||||||||
| ミニバン | エブリイランディ(エブリイ+) | |||||||||||||||||||||
| ランディ | ランディ | |||||||||||||||||||||
| スポーツ | アルトワークス | アルトワークス | アルトワークス | |||||||||||||||||||
| カプチーノ | ||||||||||||||||||||||
| キャラ | ||||||||||||||||||||||
| カルタス・コンバーティブル | ||||||||||||||||||||||
| クロスオーバー | Kei | |||||||||||||||||||||
| SX4 XG | ||||||||||||||||||||||
| SUV | ジムニー | ジムニー | ||||||||||||||||||||
| ジムニー1300シエラ | ジムニーワイド | ジムニーシエラ | ||||||||||||||||||||
| エスクード | エスクード | エスクード | ||||||||||||||||||||
| X-90 | グランドエスクード | |||||||||||||||||||||
| 商用車 | エブリイ | エブリイ | エブリイ | エブリイ | ||||||||||||||||||
| キャリイ | キャリイ | キャリイ | ||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | |