スズキ・ワゴンR

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ワゴンR(Wagon R)はスズキで生産されている軽トールワゴンである。

目次

[編集] 概要

代表的な軽トールワゴンでダイハツ・ムーヴホンダ・ライフとともに人気がある。マツダにはAZ-ワゴンとしてOEM供給されている。

軽自動車の弱点であった室内の狭さを、背を高く取ることで克服した軽の革命的モデルである。発売後、瞬く間に大ヒットとなった。室内高を高くするだけであれば三菱・ミニカトッポという先駆者があったが、このワゴンRは基本的にアルトセルボモードをベースにしているものの、アンダーフロアを二重構造にし座面も高く取ることで、それまでの自動車にはなかった快適性を創造した。足を窮屈に曲げずに座れることで圧迫感が軽減し、視点も高くなることにより眺望性・視認性も向上しそれに伴って開放感も向上した。ワンボックスカーでもこれらは実現していたが、ワンボックスカーは床面が高く乗降に難儀するが、2ボックスでは床面は地面からワンステップの高さのため乗降もスムーズとなった。実用性だけでなくホビー性にも長けていたため本来は幅広い趣味を持った若年の男性ユーザー層をターゲットとしていたが優れた使い勝手で購買層は瞬く間に老若男女の幅広い層(特にセカンドカーを望む主婦層)に拡大していった。

他車に与えた影響も大きく、ワゴンRを意識した対抗車種として、ダイハツ・ムーヴ、ホンダ・ライフ、三菱・トッポBJ(現在絶版)、スバル・プレオ(現在は商用グレードのみ。スバル・ステラがポジションを引き継いでいる)などが登場した。

2代目ベースではあるが派生車にサイズを拡大した普通自動車登録のソリオ(ワゴンRワイド→ワゴンRプラス→ワゴンRソリオ→ソリオと改名)がある。海外では、ワゴンRを基にしたオペル・アジラポーランドで生産されている。

また若者のドレスアップベース車としても人気があり、パーツも数多く発売されている。

販売においては車名別国内販売台数1位。すなわち、カローラシリーズよりも販売台数が多い。2003年1月から12月までの年間軽自動車販売台数でムーヴに抜かれるが、2003年4月から2004年3月の軽自動車販売台数で第1位となったため、一時ワゴンR、ムーヴの両方が「No.1」を名乗っていた。

[編集] 歴史

[編集] 初代(1993-1998年)

スズキ・ワゴンR(初代)
 
 
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メーカー {{{メーカー}}}
 
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製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 1993年9月 - 1998年10月
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 4人
 
ボディタイプ 4ドア/5ドア軽トールワゴン
 
ハイブリッド
 
エンジン F6A型 直3 SOHC 12V NA 660cc
(CT21S/CV21S)
F6A型 直3 SOHC 6V ターボ 660cc
(CT21S/CV21S)
K6A型 直3 DOHC 12V NA 660cc
(CT51S/CV51S)
K6A型 直3 DOHC 12V ターボ 660cc
(CT51S/CV51S)
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
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最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 3AT/4AT/5MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 3295mm
 
全幅 1395mm
 
全高 1640 - 1695mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2335mm
 
車両重量 730 - 800kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
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最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
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先代
 
後継
 
姉妹車/OEM スズキ・ワゴンRワイド
マツダ・AZ-ワゴン
 
車台共有車 スズキ・セルボモード
スズキ・アルト
マツダ・キャロル
 
同クラスの車 ダイハツ・ムーヴ
ホンダ・ライフ
三菱・ミニカトッポ
 

型式 [CT21S/CV21S/CT51S/CV51S]

  • 1993年9月 初代ワゴンR発売。デビュー当初は全車F6A型3気筒EPIエンジン(SOHC12バルブ)のみ。
  • 1994年RJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞。
  • 1995年2月F6A型3気筒インタークーラーターボエンジン(SOHC6バルブ)を搭載するRT-S追加。
  • 1995年10月 マイナーチェンジ。ホイールのPCDが全車114.3mmから100mmに変更。これに伴いRV(F6A、SOHC6バルブターボ)追加。既存のRT-SはRTに改名。ターボエンジン搭載車は全車マフラーカッターがデュアル化され最高出力が若干向上(61馬力→64馬力)する。
  • 1996年8月 5ドア追加(2WDのみ)。
  • 1997年2月 低価格車RC追加、普通自動車登録の「ワゴンRワイド」登場。
  • 1997年4月 マイナーチェンジ、K6A型3気筒インタークーラーターボエンジン(DOHC12バルブ)を搭載するRS追加。RXとFXが既存のF6A型3気筒エンジン(SOHC12バルブ)からK6A型3気筒エンジン(DOHC12バルブ)に換装される。
  • 1997年11月 前席ベンチシート/コラムAT(電子制御3速)モデル追加。エンジンはK6A。
  • 1998年3月 RR、コラムターボ追加。エンジンはRRがK6Aターボ、コラムターボにはF6A(SOHC6バルブ)ターボが搭載される。
  • 1998年5月 前席ベンチシート/コラムAT(電子制御3速)のFX/FT追加。
  • 初代モデルは当初、全グレードが「N/A」「右後部ドアのない4ドアモデル」「後部シートはヘッドレスト無しのベンチシート」「AT車は3速AT」であったが、後に「ターボ付モデル」「4速ATモデル」「5ドアモデル」「前席ベンチシート/コラムATモデル」「ヘッドレスト付き後部座席」とラインナップが増えた。そのためこの代のモデルは多岐にわたる。
  • キャッチコピーは「クルマより楽しいクルマ」。


[編集] 2代目(1998-2003年)

スズキ・ワゴンR(2代目)
前期型(1998年10月 - 2000年12月)
 
 
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メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 1998年10月 - 2003年9月
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 4人
 
ボディタイプ 4ドア/5ドア軽トールワゴン
 
ハイブリッド
 
エンジン F6A型 直3 SOHC 12V NA 660cc
(MC11S)
F6A型 直3 SOHC 6V ターボ 660cc
(MC12S)
K6A型 直3 DOHC 12V NA 660cc
(MC21S/MC22S)
K6A型 直3 DOHC 12V ターボ 660cc
(MC21S/MC22S)
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 CVT/3AT/4AT/5MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 3395mm
 
全幅 1475mm
 
全高 1640 - 1685mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2360mm
 
車両重量 730 - 830kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM スズキ・ワゴンRプラス/ソリオ
シボレー・MW
オペル・アジラ
マツダ・AZ-ワゴン
 
車台共有車 スズキ・MRワゴン
スズキ・アルト
スズキ・アルトラパン
日産・モコ
マツダ・キャロル
マツダ・スピアーノ
 
同クラスの車 ダイハツ・ムーヴ
ホンダ・ライフ
三菱・トッポBJ
スバル・プレオ
 

型式 [MC21S/MC11S/MC22S/MC12S]

  • 1998年10月 軽自動車の規格改定にあわせて2代目にフルモデルチェンジ。 基本的には初代のキープコンセプトだったが、女性ユーザーを意識し、全体的に多少丸みを帯びた。内外装の大幅な質感アップや、初代よりボディサイズを大きくしながら、最小回転半径を小さくするなど(4.6m→4.2m)、地道な改良を施し連続ヒットとなった。徹底的なコストダウンでも話題になり、派生車やOEM車と部品を共用化するため、ステアリングホイールやフルホイールキャップにスズキのマークが入れられなかった。極めて異例で、スズキらしい割り切りは良かったが、その後のマイナーチェンジで、再びそれぞれのマークが入った部品に切り替わった。またこの代でスポーティグレードであるRRグレード(実際は先代のモデル末期の時点でRRグレードが登場している)が生まれ、標準グレードとの差別化が明確となった。ちなみに前期型に限り、一部のグレードに耐熱樹脂ベルトを用いたCVT仕様(CVTは愛知機械工業製で、スズキと愛知機械工業の共同開発。同時期にフルモデルチェンジしたダイハツ・ミラにも採用)が存在していた。
  • 1999年3月 販売台数が100万台を突破。
  • 1999年10月 マイナーチェンジ。F6A型エンジンのNA仕様(直3・SOHC12バルブ・EPI)が廃止される。
  • 2000年4月 4ドア(運転席側1ドア:助手席側2ドア)廃止され全車5ドアとなる。
  • 2000年12月 マイナーチェンジ。ターボ、NA共に全車K6A型エンジンに統一。エクステリア関係ではフロントグリルの変更など。FXとFMに標準装備されていたタコメーターは一時的に割愛された。
  • 2001年12月 一部改良。FXとFMに再びタコメーターが標準で装備され、リアサスペンションのショックアブソーバーの取り付け位置がリアフェンダー内側前方からリアフェンダー内側後方に変更され、エクステリア関係ではスチールホイール装着車用の樹脂製フルホイールカバーのデザインが変更される。
  • GM製の燃料電池スタックを搭載してスズキ初の燃料電池自動車が試作されている。


[編集] 3代目(2003年-)

スズキ・ワゴンR(3代目)
前期型(2003年9月 - 2005年9月)
 
 
スティングレー (2007年2月 - )
 
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メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2003年9月 -
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 4人
 
ボディタイプ 5ドア軽トールワゴン
 
ハイブリッド
 
エンジン K6A型 直3 DOHC 12V NA 660cc
K6A型 直3 DOHC 12V ターボ 660cc
K6A型 直3 DOHC 12V
直噴ターボ 660cc
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 CVT/4AT/5MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前:ストラット
後:I.T.L.
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 3395mm
 
全幅 1475mm
 
全高 1635 - 1655mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2360mm
 
車両重量 810 - 940kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM マツダ・AZ-ワゴン
 
車台共有車 スズキ・MRワゴン
スズキ・アルト
日産・モコ
日産・ピノ
マツダ・キャロル
 
同クラスの車 ダイハツ・ムーヴ
ホンダ・ライフ
ホンダ・ザッツ
ホンダ・ゼスト
三菱・eK
日産・オッティ
スバル・ステラ
 

型式 [MH21S]

  • 2003年9月30日に3代目にフルモデルチェンジ。引き続きキープコンセプトではあるが、2代目で丸みを帯びたエクステリアから初代に立ち返り再びスクエアデザインとなったが、インテリアについては初代・2代目よりも質感・使い勝手が向上している。設計段階から5ドア専用設計だった。スポーツグレードのRR-DIには軽市販車初の直接噴射式ターボエンジンが搭載された。全グレードにタコメーターを標準装備する。なお、この型からエンブレムが社章の「Sマーク」をデフォルメしたものから「Sマーク」そのものになり、以後スズキ車全車種に装着される。また、リアにもエンブレムが付くようになったが後の一部改良で「SUZUKI」の文字が消える。同じGM系列のスバルと共同開発(2003年当時)したフロントサスペンション用ロアアームを採用している。シートアレンジや居住性が先代からあまり改良されなかったことなどで、ユーザーや評論家にはあまり評価されず[要出所明記]、販売面でもフルモデルチェンジの割に大きくは伸びず、ワゴンRより早い2002年12月にフルモデルチェンジしたダイハツ・ムーヴに2003年の軽自動車の販売台数No.1を譲ることになった。
  • 2003年12月 販売台数が200万台を突破。
  • 2004年1月には14インチアルミやエアロパーツ、CD/MDオーディオや革巻きステアリングホイールを装備して価格をベース車両の税別6万円アップに抑えた特別仕様車を発売。後にボディカラーを増やし、ターボにも同様の特別仕様車を発売したこともあって、2004年の年間軽自動車販売台数ではムーヴから年間No.1を奪還した。
  • 2004年9月12日にモデルチェンジした6代目アルトが同じ車台を用いた。
  • 2004年12月15日 一部改良でエンジンの環境性能や内装の質感が向上したほか、特別仕様車は前照灯のリフレクターがブルーリフレクター、車幅灯のレンズがブルーレンズとなり、Mターボエンジンを搭載する特別仕様車にはさらに専用のフロントグリルが与えられた他、RRと同様のフロントフォグランプを装備、価格がベース車両の税別6万円アップから税別8万円アップになった。
  • 2005年8月 マイナーチェンジ。フロントグリルやホイールキャップ、リヤコンビランプのデザインを変更。内装は、自発光式メーターの新採用や、インストルメントパネルの改良などが挙げられる。
  • 2006年3月 販売台数が250万台を突破。5月に250万台達成記念車を発売。
  • 2007年2月 派生モデル「ワゴンRスティングレー」発売。横長タイプのディスチャージヘッドランプや半透明フロントグリル、先端を高くしたボンネット、クリアタイプのテールランプ(前期タイプのもの)等、従来のモデルとは全く印象の異なる一層の不良っぽさを強調したエクステリア及び黒色基調で統一されたインテリアが特徴。エクステリアに関しては全車にエアロパーツとアルミホイールが標準装備となる。本来の車名は「ワゴンRスティングレー」だが「スティングレー」と呼ばれる事が多い。
  • 2007年5月 一部改良。CVT仕様車(CVTはJatco製)追加。


[編集] 車名の由来

『ワゴンもある』ということからワゴンRとなった。当初は「ジップ(ZIP)」という名前で発売予定であり、鈴木修社長(当時)も承諾していたが、開発を手がけた戸田昌男氏(後の社長)が、あまり良くないと主張したことから、急遽変更されたことが、戸田元社長の葬儀での鈴木会長の弔辞で明らかにされた。[1]

3代目のバリエーションモデル・「スティングレー」は「STING(刺激)」と「RAY(光線)」を合わせた造語としている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ