ホンダ・ライフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ライフ(Life)は、本田技研工業が生産・販売している軽自動車である。

概要[編集]

1970年代に生産された初代は、2ボックス型のセダンと、バックドア(ハッチバック)を持つワゴン / バンの設定があり、同じプラットフォームを使う派生車種として、セミキャブオーバー型バンのライフステップバンピックアップトラックライフピックアップがあった。

横置きエンジン + 前輪駆動のレイアウトは、前作の「N360」や「ホンダ・Z」と同様であるが、エンジンは空冷から水冷に変更された。

初代の生産終了以降「ライフ」の名を引き継ぐモデルはなかったが、長いブランクを経て1997年に発表された軽トールワゴンでその名が復活した。その2代目はボディ形状から「ステップバンの再来」などと言われた。キープコンセプトの3代目、丸みを帯びたボディを採用し従来の軽ワゴンとは異なる風貌であった4代目を経て、オーソドックスかつ実用的な軽ワゴンに回帰した5代目に至り、ホンダの軽ラインナップがN-BOXをはじめとする「Nシリーズ」が中心となった現在も販売が続けられている。

2代目以降のモデルは八千代工業で製造されている。

初代 SA/WA/VA型(1971-1974年)[編集]

ホンダ・ライフ(初代)
SA/WA/VA型
バン デラックス
1st generation Honda Life.jpg
4ドアセダン GF
LifeSA4doorsedan.jpg
2ドアセダン ツーリング GR
Honda-LifeTouring.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1971年-1974年
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドア/4ドア 2ボックス型セダン
3ドア ハッチバックワゴン/バン
エンジン EA型:バランスシャフト4サイクル 水冷 360cc 直2 SOHC
変速機 4速MT/5速MT/3速AT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:車軸式
全長 2,995mm
全幅 1,295mm
全高 1,340mm
ホイールベース 2,080mm
車両重量 510kg
先代 ホンダ・N360
-自動車のスペック表-

エンジンとトランスミッションを直列に横置きした、いわゆるジアコーザ式レイアウトを採用し[1]、エンジンもN360と同様の直列2気筒ながら、空冷から水冷EA型へと変更されたことで、油臭や暖房能力の不足も解消され、快適性が大幅に向上した。翌年に発表されたシビックとの共通点も多く、その後のホンダ製乗用車の基礎が確立された時期のモデルでもある。また、ライフは日本で最初にエンジンにタイミングベルトを採用した自動車でもある。

販売期間が4年未満と短いが、初代シビックの世界的なヒットにより、工場をシビックの生産に傾注させるため、ライフの生産を打ち切る英断がなされたためであった。これには、軽自動車への車検の義務化や保安基準が新しくなったことにより、小型乗用車との価格差が縮まり、価格的なメリットが薄れ、軽乗用車市場が縮小していたという側面もあった。シビックの最廉価グレードが40万円前半であったのに対し、ライフは最終的には最も安いグレードでさえ35万円を超えるようになっていた。

4サイクル2気筒エンジンに一次振動を消すバランサーシャフトという組み合わせは、中村良夫東急くろがね工業時代に特許を取ったものであり、ライフ発売後、他社からも同様のエンジンを搭載した軽乗用車が販売された。

年表[編集]

  • 1971年
    • 6月1日 - NIII 360の後継車として登場した。新設計の360cc 直列2気筒 SOHC バランサーシャフト付4サイクル 水冷エンジンを搭載し、それまでのホンダの軽自動車と比べ、ファミリーカーとして快適性を向上させていた。また、ホンダ初の4ドアの採用でもあった。
    • 9月6日 - ライトバンを追加した。
    • 10月25日 - 3ドアハッチバックタイプの「ワゴン」を追加した。
  • 1972年
    • 5月1日 - ツインキャブ仕様エンジンを搭載した「ツーリング」を追加した。
    • 9月20日 - ライフステップバンを発売し、現在の軽トールワゴンと同様のパッケージングを具現化した。
  • 1973年
    • 8月21日 - ライフピックアップを発売した。
  • 1974年
    • Zとともに製造を終了した。これにより、ホンダは軽乗用車市場からトゥデイ発売まで一旦撤退する。


2代目 JA4型(1997-1998年)[編集]

ホンダ・ライフ(2代目)
JA4型
Honda Life 001.JPG
Honda Life 002.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1997年-1998年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
エンジン E07A型:660cc 直3 SOHC
変速機 3速AT/5速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソン式
後:車軸式
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,575-1,635mm
ホイールベース 2,330mm
車両重量 750-770kg
-自動車のスペック表-

2代目トゥデイの基本コンポーネントを流用したトールワゴンとして登場した。パワートレイン、シャシ、内装(インパネ部)などはトゥデイとほぼ同一である。軽自動車法改正前の暫定的モデルだったためか、この代は約1年半しか生産されていない。

エンジンはE07A型 660cc 直列3気筒 SOHC 12バルブ PGM-FI仕様のみ。トランスミッションは5速MTと、トゥデイのギア比を見直した3速ATである。

装備も充実が計られ、運転席SRSエアバッグ、熱線吸収UVカットガラス、抗菌ステアリング等が標準装備され、ABSが全車にオプション設定された。グレード体系は「B」・「G」・「T」の3グレードであった。

年表[編集]

  • 1997年
    • 4月18日 - 「ライフ」の名称を復活させる(発売は4月27日)。
    • 12月15日 - 廉価グレードの「B」をベースに、AM/FMチューナー付カセットデッキ、キーレスエントリー、運転席側アームレスト、ボディ同色カラードドアミラー・バンパー・ドアハンドル、専用シート表皮、後席ヘッドレスト、バニティミラー、フロント間欠/リアワイパー、ホイールキャップを装備しながら、求めやすい価格設定にした特別仕様車「スーパーセレクト」を発表した。(発売は1998年1月4日


3代目 JB1/2/3/4型(1998-2003年)[編集]

ホンダ・ライフ(3代目)
JB1/2/3/4型
後期型(2001年–2003年)
Honda Life 2001.jpg
Dunk(2000年–2003年)
Honda Life Dunk 001.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1998年-2003年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
エンジン E07Z型:660cc 直3 SOHC
変速機 3速AT/5速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソン式
後(FF):車軸式
後(4WD):ド・ディオン式
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,605-1,610mm
ホイールベース 2,360mm
車両重量 800-880kg
-自動車のスペック表-

「K・ムーバー」シリーズの一つとして登場。安全・環境性能や実用性、経済性を向上させ、ロゴは「Life」から「LIFE」に変更になった。

1998年10月1日に改正された軽自動車規格に伴い、ボディサイズが全長3,395mm、全幅1,475mmに拡大され、衝突安全性能の向上が計られた。合わせて、助手席にもSRSエアバッグが標準装備された。

エンジンは、2代目からの車体の大型化に対応し、E07AからE07Zに変更した。低回転域のトルクを約20%向上させながら、LEV仕様となった。トランスミッションも基本的に2代目を踏襲した5速MTと3速ATで、AT車ではコラムシフトが採用された。新たに4WDも全車に設定された。

オーディオスペースが2DINサイズに拡大される前には、オプションでコンソールボックスが用意されていたが、先代は2DINサイズであったものが、このモデルでは1DINサイズに変更された。

「ライキー」というタヌキのようなキャラクターが存在し、カタログ等に登場した。

年表[編集]

  • 1998年
  • 1999年
    • 12月16日 - 「G」をベースに、プライバシーガラス(リアドア・テールゲート)、ボディ同色ドアミラー・ドアハンドル・テールゲートアウターハンドル、電動リモコンドアミラー、CDプレイヤー&AM/FMチューナーなどを装備し、専用シート表皮&布張りサイドドアライニングを採用した特別仕様車「メヌエット」を発売した。
  • 2000年
    • 5月15日 - 従来の「T」に代わり、AM/FMチューナー付CDプレイヤー、オートエアコン、プライバシーガラス(リアドア・テールゲート)、ボディ同色電動リモコンドアミラー・ドアハンドルなどを装備し、快適性能を充実した「L」を追加した。
    • 10月19日 - 「G」をベースに、ボディ同色の電動リモコンドアミラーとドアハンドル・テールゲートアウターハンドルを装備しながら、カスタマイズ重視の為オーディオレス仕様とし、ベース車よりも2万円安い価格設定にした特別仕様車「セレクト」を発売した。
    • 12月20日 - ターボエンジンを搭載した派生モデル「Dunk(ダンク)」を追加した。
  • 2001年
    • 5月24日 - マイナーチェンジをおこなった。フロントデザインを変更し、ヘッドライトは2灯式マルチリフレクターになった。また、「L」のドアミラーは横長デザインに変更し、アルミホイールやフルホイールキャップのデザインも一新した。一部グレードでテールゲートアウタードアハンドルを大型化すると共にメッキを採用した。「L」はドアハンドルにもメッキを採用した。また、シート地をグレー基調に変更し、「B」を除く全グレードで運転席パワーウィンドウスイッチ照明を追加。オーディオスペースも2DINサイズに拡大し、「B」を除く全グレードでオーディオレス仕様も設定し、「L」はアームレストをリア席にも設けた。また、全タイプで「優‐低排出ガス」認定を取得すると共に、燃費性能も向上された。なお、特別仕様車として発売していた「メヌエット」は上記仕様変更を行い、カタロググレードに格上げした。
    • 11月15日 - ターボ仕様派生車「ライフ ダンク」特別仕様車「TSスペシャル」・「TRスペシャル」を発売した。前者は「TS」をベースにプライバシーガラス、リアガーニッシュ、AM/FMチューナー付CDプレイヤー、メタリックセンターパネルを装備しながら、ベース車よりも1.7万円安くしたお買い得仕様で、後者はAM/FMチューナー付MD/CDチューナー、本革巻シフトノブを装備しながら価格を据え置いた仕様であった。なお、後者にはオーディオレス仕様も設定される。
    • 12月13日 - 「メヌエット」をベースに、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、AM/FMチューナー付MD/CDプレイヤー、メタリックセンターパネルを装備した特別仕様車「メヌエットDX」を発売した。
  • 2002年
    • 1月24日 - 「G」をベースに、プライバシーガラスを装備し、「メヌエット」に装備されているシートを採用しつつ、ベース車よりも5万円安く設定した特別仕様車「トピック」を発売した。ボディカラーも専用色を加えた8色が設定された。
    • 8月22日 - 「ライフ」・「ライフ ダンク」共にマイナーチェンジをおこなった。「ライフ」は充実グレード「メヌエット」をさらに充実し、ハーフシェイド・フロントウィンドウやメタリックセンターパネル、AM/FMチューナー付MD/CDプレイヤーを装備すると共に、シート表皮を上質化しつつ、従来より1万円値下げした。「G」もプライバシーガラスを装備、シート表皮を上質化しつつ、こちらは従来より5万円値下げした。そのほか、「L」もAM/FMチューナー付MD/CDプレイヤーを装備した。また、ボディカラーは「トピック」の専用色だったものを含む3色を追加し、10色となった。「ダンク」には新たに専用の外内装を装備したカジュアルグレード「Diva(ディーバ)」を設定した。その他、ヘッドライトリフレクターにブルーコーティングを施すと共に、「TR」ではアルミホイールをガンメタリック色に、シートにはシルバーステッチを施し、運転席アームレストとAM/FMチューナ付MDプレーヤー&インダッシュ6連奏CDチェンジャーを装備した。また、ボディカラーも追加された。
    • 12月5日 - 「G」をベースに、ボディ同色電動格納式リモコンドアミラーとメタリックセンターパネルを装備しつつ、ベース車よりも5万円安くし、FF・MT車はもちろん、FF・AT車でも90万円を切る価格を設定した特別仕様車「スーパートピック」を発売した。
  • 2003年
    • 5月15日 - 「G」をベースに、2002年12月発売の「スーパートピック」の装備に、AM/FMチューナー付CDプレーヤー、リア2スピーカー、親水ドアミラー+フロントドア撥水ガラスを追加装備した特別仕様車「スーパートピックCD」を発売した。ボディカラーは新色の3色を含む全9色を設定した。


4代目 JB5/6/7/8型(2003-2008年)[編集]

ホンダ・ライフ(4代目)
JB5/6/7/8型
後期型(2006年-2008年)
2006-2008 Honda Life.jpg
DIVA後期型(2006年-2008年)
2006-2008 Honda Life Diva.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2003年2008年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
エンジン P07A型:660cc 直3 SOHC
変速機 4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソン式
後(FF):車軸式
後(4WD):ド・ディオン式
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,575-1,595mm
ホイールベース 2,420mm
車両重量 840-950kg
-自動車のスペック表-

開発コンセプトは「ハートフルテクノロジー」。主に女性をターゲットに開発され、広告展開された。「Hondaメイドのおいしいデザイン」をテーマとする丸みを帯びたワンモーションフォルムとなり、ボクシーな先代、先々代とは印象の異なるスタイルになった。全高は軽トールワゴンとしては低い1,575㎜(4WD車は1,595㎜)に抑えられ、先代の途中からオプション設定となっていたルーフレールは完全に廃止された。

エンジンも新開発のP07A型 直列3気筒 660cc SOHC 6バルブ i-DSINA(52PS)とターボ(64PS)がラインアップされ、トランスミッションはMTが廃止されATのみとなり、変速数は3速から4速となった。

多機能表示ディスプレイがスピードメーターの横に設置し、価格面よりも走りやインテリアなどの質感が重視された。どの方向からでも握りやすく、アイスクリームスプーン等をイメージしたと言われる丸型のドアハンドルを装備した。全グレードに当時の軽自動車ではまだ珍しかったインパネシフトが採用された。

主に若い女性層をターゲットに想定していたが、走行性などにおいては重厚感を打ち出しており、現在でも評価が高い。オートカー・ジャパンの軽自動車対決テストでは2位となった。

発表時のグレード体系は「C」・「F」・「D」及び各グレードのターボ仕様(「Cターボ」・「Fターボ」・「Dターボ」)の6グレードで、先代で設定されていたターボエンジン搭載の派生モデル「ダンク」は「ライフ」のターボ仕様に吸収される形で廃止となった。2004年12月発売のスポーティ版特別仕様車「ディーバ」が人気を博し、翌年カタロググレードに昇格、専用デザインのバンパーが与えられた。「ディーバ」はその後のライフのスポーティグレードの名称となった。

年表[編集]

  • 2003年
    • 9月4日 - フルモデルチェンジを発表した(NA車の発売は9月5日、ターボ車の発売は10月6日)。月間目標販売台数は15,000台。
  • 2004年
    • 1月20日 - 「第19回カーセンサー Uカー・オブ・ザ・イヤー」軽自動車部門 特別賞を受賞した[2]
    • 4月22日 - 「F」、「Fターボ」をベースに、エアロパーツや13インチアルミホイール、ディスチャージヘッドライトを装備しスポーティな外観にしたほか、マイクロアンテナとAM/FMチューナー付MD/CDプレーヤーも装備した特別仕様車「F・エアロプレミアム」を発売した。
    • 10月14日 - 一部改良をおこなった。「F」はインテリアカラーにグレーを追加し、「D」で採用していたフロントベンチシートも合わせて設定された。「D」は新たにフルオートエアコンを標準装備した。また、同年4月に発売された特別仕様車「F・エアロプレミアム」は従来標準装備していたディスチャージヘッドライトとAM/FMチューナー付MD/CDプレーヤーをメーカーオプションに変更したことで価格を8万円値下げした。ボディカラーはブルー系とパールホワイト系で入れ替えをおこなった。燃費性能が向上されたため、「Cターボ」・「Fターボ」のFF車も「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。
    • 12月24日 - 「F」をベースに、エアロパーツ、スモークタイプのリアコンビランプ、専用色の14インチアルミホイール、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、マイクロアンテナを装備しつつ、オーディオレス仕様とした特別仕様車「ディーバ(DIVA)」を発売した。なお、「ディーバ」のグレード名は3代目の派生車「ライフダンク」のマイナーチェンジに伴う追加以来の復活となり、「ライフ」としては初めて設定される。ボディカラーには専用色を設定した。
  • 2005年
    • 2月3日 - 「C」をベースに、プライバシーガラスを装備し、オーディオレス仕様とした特別仕様車「C・スタイル」を発表した(発売は翌2月4日)。
    • 8月25日 - 「F」をベースに、13インチアルミホイールを装備し、オーディオレス仕様とした特別仕様車「F・スタイル」を発売した。
    • 10月21日 - 一部改良をおこなった。2004年12月に発売した特別仕様車「ディーバ(DIVA)」が好評を得た為、カタロググレードに昇格した。新たに専用フロントグリル、スモークドメッキ・ヘッドライトガーニッシュ、専用色14インチアルミホイールなどを採用した。新たにターボ仕様の「ディーバターボ」を追加すると共に、既存グレードのターボ車を「Fターボ」に絞り、タイプ構成を見直した。また、全グレードにサイドターンランプ、ハイマウント・ストップランプ、レベリング機構付ヘッドライトを標準装備し、「C」を除く全グレードにメカニカルキー内蔵の「Hondaスマートキーシステム」をメーカーオプションに追加した。また、FF車は全グレード「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。ボディカラーは先代にも設定されていた3色と「ディーバ」専用色には2色を追加した。同時に「F」をベースに、エアクリーンフィルターつきフルオートエアコン、ハーフシェイド・フロントウィンドゥ、キーレスエントリー一体型キーを装備した特別仕様車「ハッピーエディション」を設定した。
  • 2006年
    • 9月28日 - マイナーチェンジをおこなった。新たにバック駐車時にステアリング操作を支援する「Hondaスマートパーキングアシスト・システム(音声案内のみの簡易タイプ)」を「ハッピーエディション」・「Fターボ」・「ディーバ」・「ディーバターボ」の各FF車にメーカーオプション設定した。また、「F」と「ディーバ」にはセキュリティアラーム、アレルフリー高性能脱臭フィルター、キーレスエントリー一体型キー2本を新たに標準装備した。エクステリアはフロントバンパー、ヘッドライト、リアコンビランプ、ドアハンドルなどのデザインを一新した。「ディーバ」はエアロフォルムバンパーのデザインを変更し、ドアミラーウィンカーを採用した。「ディーバターボ」にはさらにフロントフォグライトも装備された。なお、前期型では中央にあったフロントのナンバープレートの位置が右にオフセットされた。また、「LIFE」のロゴは4代目のモデルチェンジ時に「LiFE」に変わり、さらに後期型で2代目以来となる「Life」となり、リアのエンブレム位置も前期型の右側から左側に移動し、「ディーバ」は「Life」ではなく「Diva」のエンブレムのみが装着された。同時に、2005年10月発売の特別仕様車「ハッピーエディション」はベース車の仕様変更に伴い、特別装備品をフルオートエアコンとハーフシェイド・フロントウィンドウに変更した。さらに、「C」をベースに、EBD付ABS+ブレーキアシストとウォッシャー付リアワイパー(FF車のみ)を非搭載にし、ブラック テールゲートガーニッシュ(FF車のみ)を装備した特別仕様車「トピック」を発表した(発売は10月5日)。
  • 2007年
    • 6月7日 - 「DIVA」をベースに、フルオートエアコンとフロントフォグライトを装備した特別仕様車「スペシャル」と「C」をベースに、EBD付ABS+ブレーキアシスト、プライバシーガラスを省く代わりに、マルチアングルアウタードアハンドル(カラード)を装備した特別仕様車「スーパートピック」を発売した。
    • 11月8日 - 「F」をベースに、Hondaスマートキーシステム、フルオートエアコン、AM/FMチューナー付CDプレーヤー、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、ドアミラーウインカーを装備した特別仕様車「ハッピースペシャル」を発売した。
    • 12月20日 - 「C」をベースにした特別仕様車「コンフォートスペシャル」、「ファインスペシャル」を発売した。両者共、AM/FMチューナー付CDプレーヤー、マルチアングルアウタードアハンドル(カラード)、アレルフリー高性能脱臭フィルターを装備するが、前者はフルオートエアコンと電動格納式リモコンカラードドアミラーも装備した充実仕様で、後者はEBD付ABS+ブレーキアシストを省いたお買い得仕様である。


5代目 JC1/2型(2008年- )[編集]

ホンダ・ライフ(5代目)
JC1/2型
後期型DIVA(2010年-)
5th generation Honda Life Diva.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2008年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
エンジン P07A型:660cc 直3 SOHC
変速機 4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソン式
後(FF):車軸式
後(4WD):ド・ディオン式
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,610-1,630mm
ホイールベース 2,420mm
車両重量 810-940kg
-自動車のスペック表-

2008年9月18日に、広報発表において、エアバッグの容量を連続変化や、排気制御により、高い保護性能と低衝撃性を両立した運転席用「i-SRSエアバッグシステム」(連続容量変化タイプ)を5代目ライフから搭載することが発表された。10月からティザー広告が始まり、従来のカジュアルバージョン(事実上の標準グレード)の「G」、スポーティーグレードの「DIVA」に加え、ファッション性を高めた新グレード「PASTEL(パステル)」が加わった。

5代目では「デイリー・スマイル・テクノロジー」のコンセプトの元、特に運転のしやすさに配慮されている。細いフロントピラーサッシュ一体型の大型三角窓、フロントワイパー位置の見直し、アイポイントとウエストラインの最適化、リアクォーターウィンドウの採用(6ライト化)、テールゲートウィンドウの大型化、後席シートバック形状の見直し、埋め込み式ヘッドレストの採用、など、前方・側方・後方すべてにおいて視界と見切りを改善している。

車両寸法は全長・全幅は相変わらず軽自動車枠一杯であるが、全高は1,610mm(FFモデル:先代比+35mm)と高めに設定されており、室内容積の拡大に貢献している。プラットフォームを一新することにより、先代比で約40kgの軽量化を実現した。また、ナンバープレートの位置は、先代のテールゲート上から2・3代目と同様、リアバンパー上に戻された。

バックモニター付オーディオが、軽自動車で初めて標準装備され(「C」を除く。後に標準装備からオプションに変更された)、これによりHondaスマートパーキングアシスト・システムは、音声案内の簡易タイプから、前後進ともにハンドル操作のアシストが行なわれるようになった。尚、モニター部分はコスト追求の面からプレイステーション・ポータブル(PSP-3000用)のものが流用された[3]

年表[編集]

  • 2008年
    • 11月6日 - 5代目へのフルモデルチェンジを発表した(発売は翌11月7日)。
  • 2009年
    • 6月4日 - 「PASTEL」、「PASTELターボ」をベースにディスチャージヘッドランプ等を装備した特別仕様車「HIDスペシャル」を発表した(発売は6月11日)。また、「G」や「PASTEL」の専用色を他のグレードへ拡大適応した。
    • 10月15日 - 一部改良をおこなった。NAエンジンのFF車及びターボエンジンの4WD車において燃費性能を向上し、それぞれ「平成22年度燃費基準+15%」、「平成22年度燃費基準」を達成した。電動パワーステアリングの改良を行い、ステアリング性能を向上した。また、「PASTEL」にはハーフシェイド・フロントウィンドウを、「DIVA」にはハーフシェイド・フロントウィンドウ、テールゲートスポイラー、マイクロアンテナを追加装備した。さらに、機能を充実した新グレードとして、「G」にはフルオートエアコン、アレルフリー高性能脱臭フィルター、運転席ハイトアジャスター、チルトステアリングなどを装備した「コンフォートセレクト」を、「DIVA/DIVAターボ」には14インチアルミホイール(「DIVA」のみ、「DIVAターボ」は標準装備)、ディスチャージヘッドライト、合成革巻ステアリングホイールを装備し、バックモニター付オーディオを非装着にした「クールセレクト」を追加した。また、同年12月には「G」と「パステル」にボディカラーが追加された。
  • 2010年
    • 5月17日 - 「C」をベースに、EBD付ABS+ブレーキアシスト、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リア・リアクォーター・テールゲート)、カラードドアミラー(手動式)&アウタードアハンドル、フルホイールキャップなどを装備した特別仕様車「コンフォートスペシャル」と「DIVA」をベースに、バックモニター付オーディオ、Hondaスマートキーシステム、イモビライザー、セキュリティアラーム、ハーフシェイド・フロントウィンドを非装備にした特別仕様車「スペシャル」を発売した。
    • 11月18日 - マイナーチェンジをおこなった。助手席リフトアップシート車は12月9日より発売した。「G」はフロントグリルを刷新し、ヘッドライトはプロジェクタータイプに変更した。内装はシルバー加飾のワイドセンターパネルと常時点灯3眼メーターを採用し、ウォッシャー付リアワイパーとフロントセンターアームレストを標準装備した。また、「Hondaスマートパーキングアシストシステム」も車速設定の見直しにより使いやすさを向上した。「DIVA」も「G」同様に改良が加えられたが、フロントグリルはクロームメッキ塗装の専用デザインに、プロジェクタータイプに変更したヘッドランプはディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機構付)、ワイドセンターパネルはピアノブラック調となり、常時点灯3眼メーターにはブルーイルミネーションが追加され、差別化が図られた。また、ドアミラーウインカーと専用のスポーツシートを標準装備した。合わせて、前期型で装着されていた「Life」ロゴのエンブレムが無くなり、「DIVA」ロゴのエンブレムが右側から左側へ移動した。「DIVA」ロゴのエンブレムのみを装着するのは4代目後期型以来となる。さらに、全車にはリアカメラや照明付きオーディオリモートコントロールスイッチなどを追加装備し、ディーラーオプションのナビゲーションを求めやすい価格で装着できる「ナビ装着用スペシャルパッケージ」も設定された。なお、今回のマイナーチェンジにより「PASTEL」は廃止、ターボ車は「DIVA・ターボ スマートスタイル」のみとなった。
  • 2011年
    • 8月22日 - 「G」をベースに、上級グレード「スマートプラス」の装備品とプロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム、オートレベリング機構付)、カラードフロントグリル、ハーフシェイド・フロントウィンドウを装備した特別仕様車「HIDスマートスペシャル」を発売した。
    • 11月28日 - 「DIVA」をベースに、14インチアルミホイール、フルオート・エアコンディショナー、Hondaスマートキーシステム等を装備し充実仕様にするとともに、シフトノブボタン・エアコンアウトレットノブ・インナードアハンドルにクロームメッキを施した特別仕様車「スマートスペシャル」を発表した(発売は12月22日)。
  • 2012年
    • 1月26日 - 「C」をベースに、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア・リアクォーター・テールゲート)、フルホイールキャップ、EBD付ABS、バニティミラー付サンバイザー(運転席・助手席)、全面UVカット機能付ガラス、ダークシルバー塗装フロントグリル、カラードドアミラー、カラードアウタードアハンドル、ドアサッシュブラックアウト(ボディー色が黒の場合はボディ色と同色)を装備した充実仕様の特別仕様車「コンフォートスペシャル」を発売した。
    • 6月14日 - 一部改良を行った(発売は翌6月15日)。各グレードで装備内容の充実が図られており、「C」は高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア・リアクォーター・テールゲート)、フルホイールキャップ、EBD付ABSなどを、「G」はHondaスマートキーシステム、イモビライザー、セキュリティアラームなどを、「DIVA」は「G」の追加装備内容に加え、フルオート・エアコンディショナー、ブルーイルミネーション照明付フロントドリンクホルダー、14インチアルミホイール等をそれぞれ標準装備した。なお、今回の一部改良により、グレード体系を「C」・「G」・「DIVA」・「DIVA・ターボパッケージ」に整理した。

車名の由来[編集]

  • Life:英語で生命、生活を意味する。
  • DIVA:ラテン語で『女神』の意味。
  • PASTEL:画材の一つであるパステルのこと。

脚注[編集]

  1. ^ ギアの配置をずらすことによりフィアットの特許を回避していた。
  2. ^ ライフ「第19回カーセンサー Uカー・オブ・ザ・イヤー特別賞」を受賞 - Honda プレスリリース 2004年1月20日(2010年5月22日閲覧)
  3. ^ ベストカー2012年9月10日号

関連項目[編集]

外部リンク[編集]