ホンダ・CR-Z

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ホンダ・CR-Z
ZF1型
フロント
2011 Honda CR-Z front -- 2010 DC.jpg
リア
Honda CRZ Hybrid WAS 2010 9011.JPG
販売期間 2010年2月 -
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアハッチバック
エンジン LEA型:1.5L 直4 4バルブ i-VTEC
モーター MF6型:薄型DCブラシレスモーター
最高出力 エンジン(CVT):83kW/6,000rpm
エンジン(MT):84kW/6,000rpm
モーター:10kW/1,500rpm
最大トルク エンジン(CVT):144N·m/4,800rpm
エンジン(MT):145N·m/4,800rpm
モーター:78N·m/1,000rpm
変速機 CVT / 6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:車軸式
全長 4,080mm
全幅 1,740mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,435mm
車両重量 CVT:1,160kg
MT:1,130kg
ハイブリッド方式 HVホンダ・IMAシステム
燃費 CVT:22.8km/L
MT:20.6km/L
JC08モード
-自動車のスペック表-

CR-Z(シーアール-ズィー[1])は、本田技研工業が生産・販売するハッチバック型のスポーツタイプのハイブリッドカーである。

目次

[編集] 概要

CR-Zは、環境負荷を抑えることを優先されるハイブリッドカーにおいても、運転する楽しさを感じることの出来るスポーツ性を融合させた乗用車である。2+2のライトウェイトスポーツというパッケージは、CR-Xや初代インサイトを彷彿させるものである。2008年以降発売される地球環境を意識した車両を、ホンダでは「Honda Green Machine」と称し、CR-Zは「グリーンマシーン3号」[2]である。ハイブリッドシステムは、1.5L i-VTECエンジンとHonda IMAシステムを装備する。

ガソリンエンジン

搭載されるLEA型 1.5L 直4 SOHC i-VTECエンジンは、低回転時に2つの吸気バルブの片側を休止する1バルブ休止VTEC機構を採用し、低回転時のトルクと高回転時の出力を向上させながら、低燃費・クリーン性能を高次元で達成し、さらにIMAシステムの装備により、2.0Lガソリンエンジン並みの加速性能と低回転域のトルクを実現している。 当初はインサイト用のLDA型を流用することが企画されたが、より高出力を得るために1.5LのLEA型が開発された。L15A型用シリンダーブロックと、L13A型用シリンダーヘッドとが組み合わされたが、L15A型のデッキハイトはL13A型よりも20mm高く、インサイトよりも低いボンネットにエンジンを収めるために、L13A型シリンダーヘッドの流用や、インテークマニホールドエアクリーナーケースを、ボンネットの傾斜に沿ったフラットな形状にするなどの工夫がされた。 また、最高出力はアメリカのAT-PZEV(Advanced Technology - Partial Credit Zero Emission Vehicle:ゼロ排出ガス車として部分換算される先進技術搭載車)に対応するために114馬力に抑えられている。 それに組み合されるトランスミッションには、スポーツ走行にも適した専用設計の6速MTと、パドルシフトを採用し低燃費走行からスポーツ走行まで対応するCVTの2種類を設定した。CVTはホンダ初となる前進がDレンジのみの仕様となっている。

電子制御

ドライブ・バイ・ワイヤ (DBW) 、モーターアシスト(ハイブリッドシステム制御)、CVT変速制御、電動パワーステアリング (EPS) 、エア・コンディショナーなどを統合制御する『3ドライブモードシステム』を搭載する。きびきびとした走りと燃費性能を両立した「NORMALモード」、エンジンのトルク感を強調し、しっかりとした特性のあるステアリングとすることで、レスポンスの良い走りと手応えのあるハンドリングにより痛快な走りを楽しめる「SPORTモード」、エンジンのスロットル開度を控えめに制御しつつ、最適なエンジン効率を求めたモーターアシスト、エアコンの省エネ運転、アイドリングストップ時間の延長など、実用燃費向上を重視した「ECONモード」を備え、状況に応じて、ボタン一つで簡単に切り替えられる。NORMALまたはECONモード時には、燃費の良い運転をするとスピードメーター外周の照明が青色から緑色に変化するアンビエントメーターなどの、エコアシスト機能も備わる。

燃費運転度の採点履歴などを表示する「ティーチング機能」を備えるオプションの「Honda HDDインターナビシステム」は、専用通信機器により通信費が無料になる「リンクアップフリー」に対応し、ユーザーの利便性向上と車両の走行データ収集量の増加を図っている。

スポーツモデルとしては珍しく坂道発進補助装置も全車標準装備となっている(ホンダとしても初)。

車体構造

軽量で高剛性なボディに新構造のフロントピラーや新開発のドアミラーの採用、ボディ下面の整流処理などを行い、ショート&ワイドボディでありながら、2代目インサイトと同等の空力性能を達成。また、欧州や北米など海外では比較的ポピュラーなシャークフィンアンテナを、日本国内で販売するホンダ車で初めて採用している。ドライビングポジションはシビックタイプRより約30mm低く設定され、スポーツドライビングを演出しているが、フロントウィンドウを左右に大きく回りこませ、コーナリング時の視界を確保させている。後部座席は2名分装備されているが、初代CR-Xと同様に最小限の空間しか無く、大人は上半身をかがめて座る必要がある[3]

走行性能向上のためタイヤはインサイトより大きな195/55R16が装着され、ホイールの固定部もP.C.D. 114.3/5穴になっている[4]

販売グレード

グレード体系は、ベーシックグレードの「β」と、クルーズコントロールや軽量アルミホイールHondaスマートキーシステムなどを装備した上級グレードの「α」の2グレードとした。いずれもオーディオレス仕様で、6速MT、CVT共に同一の価格となる。

コンセプトモデル
量産車両

[編集] 搭載エンジン

[編集] 初代 ZF1型(2010年 - )

  • 2007年 - 東京モーターショーにおいて、CR-Zコンセプトが初公開された。ハッチバックのスポーツハイブリッドカーであること以外の詳細は明かされなかった[5]。同年12月19日の年末社長会見において、当時のホンダ社長の福井威夫が、これをベースにした車を市販すると発表した[6]2008年(平成20年)12月22日から2009年(平成21年)1月19日までホンダ本社で行われたHonda Green Machine企画展に、インサイト・コンセプトやFCXクラリティと共に展示された。
  • 2009年7月13日 - 伊東孝紳の社長就任後初記者会見において、2010年(平成22年)2月に日本国内で発売されることが発表され[7]、同年9月の東京モーターショーにおいては、より市販モデルに近い「CR-Z CONCEPT 2009」が出展された[8]
  • 2010年1月 - 量産モデルが北米国際オートショーにおいてデビューし、日本では同年2月25日発表、翌26日に発売された。合わせて市販車(日本仕様)の概要も発表された[9]
  • 発売から1ヶ月後の3月24日には、目標である月間販売台数1,000台に対し、10倍の10,000台の受注を達成したことを発表した。なお購入者のうち、4割がハイブリッドカーとして世界初となる6速MT車であった[10]
  • 2010年11月2日 - ラスベガスで行なわれた2010 SEMAトレードショーにおいて、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントにより製作された2種類のコンセプトカー「CR-Z Hybrid R」と「CR-Z Racer」が公開された[11]。このうち「CR-Z Racer」は、12月3日から行われる25時間耐久レースに参戦した。予選でE3クラスのポールポジションを獲得し、決勝では2位に入賞した。
  • 2010年11月9日 - 2010-2011日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞した[12]
  • 2010年11月10日 - 2010年度グッドデザイン金賞を受賞した[13]
  • 2010年12月15日 - ホライゾンターコイズパール(外装)とブラック×シルバー(内装)の組み合わせが、オートカラーアウォード2011グランプリを受賞。[14]
  • 2010年12月22日 - 日本カー・オブ・ザ・イヤーの受賞を記念し、「α」をベースに、専用色アルミホイール、金属製ペダル(アクセル、ブレーキおよびクラッチ)、「Honda HDDインターナビシステム」を装備した「日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車」を発表(2011年1月14日販売開始、同年3月31日受注分までの期間限定販売)した。ボディカラーは専用色のみの設定で、運転席側のクォーターガラスに日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念ステッカーが貼り付けられる。
  • 2011年7月19日 - 新グレードとして、専用色内装(フロントシート、ドアライニング、メーターバイザーおよび6速MTのみシフトブーツ)、専用色アルミホイール、金属製ペダルを採用した「α・Black label(ブラックレーベル)」を追加した(8月8日販売開始)。併せて、一部改良を行い、「α・Black label」と「α」には2012年3月までの期間限定でオプションカラーを追加設定した。
  • 2011年10月6日 - ホンダコリアを通じて韓国で発売開始[15]
  • 2012年1月26日 - シート表皮、ドアライニング、ステアリングスイッチ、シフトノブ&ブーツステッチ(6MT車のみ)をボルドーで統一し、ペダル類にメタル製のプレミアムペダルを採用した特別仕様車「α・Dressed label(ドレスト レーベル)」を発売した(同年5月31日までの期間限定販売)。ボディカラーは新色で本仕様専用色を含む4色を設定した。

[編集] 車名の由来

Compact Renaissance ZERO」の頭文字から。なお、以前ホンダには2代目「バラード」の後期型に、「CR-Z」というグレードが存在していた。

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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