ホンダ・シビックフェリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
ホンダ・シビック > ホンダ・シビックフェリオ

シビックフェリオ(Civic ferio)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の小型乗用車である。

日本国内市場において、5代目から7代目までのシビックセダンにこの名称が適用されていた。

目次

[編集] 初代 EG7/8/9/EH1/EJ3型(1991-1995年)

ホンダ・シビックフェリオ(初代)
EG7/8/9/EH1/EJ3型
初代(EG8型)
5th-Honda-Civic-sedan.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1991年1995年
乗車定員 4/5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン D13B:1.3L 直4 SOHC
D15B:1.5L 直4 SOHC
D15B:1.5L 直4 SOHC VTEC-E
D15B:1.5L 直4 SOHC VTEC
B16A:1.6L 直4 DOHC VTEC
ZC:1.6L 直4 DOHC
ZC:1.6L 直4 SOHC VTEC
変速機 5速MT/4速AT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,395mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,375mm
4WD:1,395mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 960-1,190kg
先代 ホンダ・シビックセダン(4代目)
-自動車のスペック表-
  • 1991年9月10日発表(発売は翌9月11日)。通称「スポーツシビック」。基本的には3ドアと同じようなグレード構成だが、フェリオにはスタンバイ4WDリアルタイム4WDが設定された。
  • 1992年9月、「ETi」に4速AT車を追加。D15Bシングルキャブレター仕様(91PS)の「ML」を発売。
  • 1993年5月、特別限定車「ML・X」を発売。
  • 1993年9月、マイナーチェンジ。助手席用のSRSエアバッグを設定。エアコンの冷媒を変更。4WD車はビスカスカップリングからデュアルポンプに変更。 ZC型 1.6L SOHC VTEC(130PS)を搭載し、パワーシート等を装備した「EXi」を追加、等。
  • 1993年に全日本ツーリングカー選手権 (JTC) へ参戦。
  • 1994年から全日本ツーリングカー選手権 (JTCC) に参戦。エンジンは1994年はインテグラB18Cを、1995年プレリュードH22Aを搭載していたが、コンパクトな車体が災いしタイヤ性能を生かしきれず、かなりの苦戦を強いられた。1996年にはベース車がアコードに変更され、一転して連勝を重ねた。
  • 1994年5月、プリモ店10周年を記念して、マニュアルエアコン、AM/FMラジオ付きカセットオーディオ、モケット地シートを標準装備した、特別仕様車「MXリミテッド」を発売。なお、ボディーカラーにはベース車設定のハーバードブルー、ローザンヌグリーンに加え、特別にボーグシルバーが設定された。
  • EG型は警邏用白黒パトロールカー(主に交番配置)や捜査車両として採用されていた。
グレード
  • DOHC VTECのB16A(MT車は170PS、AT車は155PS)を搭載した「SiR」(型式:EG9)
  • SOHC VTECのD15B(130PS)を搭載した「VTi」(型式:EG8)
  • 超低燃費志向のVTEC-EのD15B(94PS)を搭載した「ETi」(型式:EG8)
  • CVキャブレター(2連)SOHCのD15B(100PS)を搭載した「MX」(型式:EG8)
  • D15B(シングルキャブレター)(91PS)を搭載した「ML」(型式:EG8)
  • D13B(キャブレター)(85PS)を搭載した「EL」(型式:EG7)
  • SOHC VTECのZC(130PS)を搭載した「EXi」(型式:EJ3)
  • リアルタイム4WD仕様には、廉価版でCVキャブレター(2連)SOHCのZC(105PS)を搭載した「RTX」(型式:EH1)
  • 「RTX」の上位グレードでINTRACも選べるDOHCのZC(PGM-FI)(130PS)を搭載した「RT-Si」(型式:EH1)
  • 乗車定員は「SiR」が4名、その他のグレードが5名。


[編集] 2代目 EK2/3/4/5/8型(1995-2000年)

ホンダ・シビックフェリオ(2代目)
EK2/3/4/5/8型
2代目(EK型・北米仕様)
Honda Civic front 20070520.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1995年2000年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン D13B:1.3L 直4 SOHC
D15B:1.5L 直4 SOHC
D15B:1.5L 直4 SOHC VTEC
D16A:1.6L 直4 SOHC
B16A:1.6L 直4 DOHC VTEC
変速機 5速MT/4速AT/CVT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,450mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,390mm
4WD:1,405mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 960-1,160kg
-自動車のスペック表-
  • 1995年9月4日発表(発売は翌9月5日)。通称「ミラクルシビック」。先代も広くスポーティな小型ファミリーカーとして高く評価されており、全体的にはキープコンセプトであった。このフルモデルチェンジでは、このクラスとしては比較的大きかったボディをさらに大きくし、より広い室内を持つこととなった。
  • このモデルには、後に姉妹車として、ベルノ店ではインテグラSJ(シビックと同様EK3型)、クリオ店では2代目ドマーニ(MB3/4/5型)が発売された。
  • 前期型のトップグレードは「Si II」(後期型は「Si」。前期型にも「Si」は存在するが、3ドア「SiR」同様のレースベースモデル)。エンジンは先代同様のB16Aだが、弱点の低速のトルク特性が若干改善されている。
  • 先代のVTEC-Eエンジンと「VTi」のSOHC VTECエンジンの特徴を併せ持ち、3段階バルブ切り替えを可能とした3ステージVTEC[1]を搭載した「Vi」。AT車はホンダマルチマチックというCVT仕様。「継ぎ目のない加速と軽自動車並みの低燃費」を売りにしていた。
  • エクステリアは、ハッチバック同様 前期型(E-EK型)と後期型(GF-EK型)ではフロントとリアのデザインが異なる。インテリアでは、カーオーディオが1DIN(前期型)から2DIN(後期型)へ。前期型については、北米仕様以外バンパーにもモールが装着されている。
  • 1997年2月17日に、排出ガスに含まれる有害物質を従来の1/10レベルまで低減した「ホンダクリーンエアビークル」の第1弾として、「LEV」というグレードが設定された。1998年9月3日には、「Mi」と「ML」にもLEVの技術が適用され「LEV」が廃止された。
  • 1998年9月3日には、「Vi-RS」というグレードも設定される。このグレードは「Vi」をベースに、「Si」の外観・足回りを丸ごと採用したという走り志向なセッティングがなされており、標準装備としてフルエアロが奢られる。(リヤウイングはロータイプでハイマウントストップランプ内蔵)
  • シビックのアフターパーツがほとんど流用可能であるためカスタムカーのベースとして近年人気が出始めている。またサスペンションはフロントのみインテグラ(DB,DC)および先代のEG型のものが流用可能である。(リヤは形状が若干異なるため流用不可能)
  • 教習車として使用された例がある。
グレード
  • DOHC VTECのB16A(MT車は170PS、AT車は155PS)を搭載した「Si」および「Si II」(型式:EK4)
  • SOHC 3 Stage VTECのD15B(130PS)を搭載した「Vi」および「Vi-RS」(型式:EK3)
  • SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「Mi」および「ML」(型式:EK3)
  • D13B(91PS)を搭載した「EL」(型式:EK2)
  • 低公害車仕様のSOHC 16ValveのD16A(105PS)を搭載した「LEV」および「LEV II」(型式:EK8)
  • リアルタイム4WD仕様で、SOHC 16ValveのD16A(120PS)を搭載した「RTi」(型式:EK5)


[編集] 3代目 ES1/2/3/ET2型(2000-2005年)

ホンダ・シビックフェリオ(3代目)
ES1/2/3型
3代目後期(ES型・フロント)
Honda Civic (seventh generation, first facelift) (front), Serdang.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2000年2005年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン D15B:1.5L 直4 SOHC
D15B:1.5L 直4 SOHC VTEC
D17A:1.7L 直4 SOHC VTEC
変速機 5速MT/4速AT/CVT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,435mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,440mm
4WD:1,460mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 1,050-1,180kg
後継 ホンダ・シビック(8代目)
-自動車のスペック表-
  • 2000年9月13日発表(発売は翌9月14日)。型式はES型(排ガス規制の対応等で細かく型番が変わっているので、コーションプレートを見れば年式が分かる)。ホイールベースは先代と同じ2,620mmであるが、5ドア車より60mmも短い。
  • 搭載されるエンジンは、1.5LがVTEC無し、VTEC有、VTEC有リーンバーン仕様の3種類。1.7LはSOHC VTEC仕様のみ。先代、先々代のような8,000rpm超のエンジン搭載グレードは存在しない。ファクトブックからVTEC有も片バルブ停止機能であることから、高回転でのカム切り替えではなく先々代のVTEC-E相当である。
  • トップグレードの「RS」は、ローラーフォロワ型ロッカーアームダイレクトイグニッション等を採用したD17A型エンジンを搭載し、先代より高められた車体剛性や電動パワーステアリングや4輪ディスクブレーキが装着された[2]。しかし、セダン型乗用車不振の影響を受け、2003年のマイナーチェンジで廃止[3]
  • 後期ES3では「XL」のみが4輪ディスクブレーキとなったが、MTの設定は「X」のみとなる。7代目シビックで4輪ディスクブレーキは「タイプR」のEP3はもちろん、フェリオでは「RS」,「XL」,5ドアは「XS」が存在する。
  • 4WD仕様車以外はリアフロアがフラット。5ドアとは違いインパネシフトでは無い。4ドアもインパネシフトとしたが、北米ホンダから反発があった為に幻となった。フルフラットによる居住性の高さが、カー・オブ・ザ・イヤー受賞にも貢献した(限定モデルも発売されている)。
  • 2001年12月14日に、フェリオをベースにしたシビックハイブリッド(ES9)がデビューした。外観等 特に目立った変更はなく目新しさが感じられないという意見もあるが、元々当該フェリオのcd値はかなり低く、空力性能に優れている(ただし、フロント下部にはアンダーフロアパネルを装着し、トランクリッドには専用エアスタビライザーを装備するなど空力をさらに追求している)。同時に、代替燃料である天然ガスを使用し国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得した「シビック GX」を発表した。
  • 2005年、シビックが8代目にモデルチェンジされた際に、日本国内でのラインアップがセダンのみになった為、「フェリオ」の名称は消滅した。
グレード
  • SOHC VTECのD17A(130PS)を搭載した「RS」、「X」および「XL」(型式:ES3)
  • SOHC VTECリーンバーンのD15B(105PS)を搭載した「iE」(型式:ES1)
  • SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「B」および「C」(型式:ES1)
  • リアルタイム4WD仕様で、SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「B4」および「C4」(型式:ES2)
  • 「B4」の上位グレードで、SOHC VTECのD15B(115PS)を搭載した「L4」(型式:ES2)
  • 「L4」の上位グレードで、SOHC VTECのD17A(130PS)を搭載した「X4」(型式:ET2)


[編集] 搭載エンジン

[編集] 車名の由来

[編集] 脚注

  1. ^ 3ステージVTECの技術は、後のR18A型エンジンにも搭載されている。
  2. ^ フロントは先代3ドア「SiR」と同一であるが、リアはそれより強化されている。
  3. ^ 「RS」はES3-100,110,120が存在するが、街中で見かけることは稀である。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス