ホンダ・S2000
| ホンダ・S2000 AP1/2型 |
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AP1型(1999年4月-2005年11月)
AP2型(2005年11月-2009年8月)
AP2型 Type-S(2007年10月-2009年8月)
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| 販売期間 | 1999年-2009年 |
| 乗車定員 | 2人 |
| ボディタイプ | 2ドア オープン |
| エンジン | F20C型:2.0L 直4 250PS F22C型:2.2L 直4 242PS |
| 変速機 | 6速MT |
| 駆動方式 | FR |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
| 全長 | 4,135mm |
| 全幅 | 1,750mm |
| 全高 | 1,285mm |
| ホイールベース | 2,400mm |
| 車両重量 | AP1型:1,240-1,260kg AP2型:1,250-1,270kg |
| 先代 | ホンダ・S800 |
| -自動車のスペック表- | |
S2000(エスにせん)は、本田技研工業がかつて生産・販売していたオープン2シーターのスポーツカーである。
略称は「S2(エスニ)」または「S2K(エスツーケー)」
目次 |
[編集] 概要
本田技研工業創立50周年記念として、1998年に発表され、1999年4月に29年ぶりに販売されたFR車であった。環境性能を追求しており、10・15モード燃費も11~12km/Lとスポーツカーにしては良い方である。
[編集] 車体
オープンカーでありながらスポーツカーとしての運動性能を実現するために、クローズドボディと同等以上の剛性確保を目指し、閉断面の大型フロアトンネルと前後のサイドメンバーとを水平につなぐ「ハイXボーンフレーム構造」を採用した。あわせて、フロントピラーへは二重鋼管を内蔵し、乗員後方に高強度のロールバーを設置や、ツインドアビームを採用するなどにより、乗員の傷害軽減に配慮した構造も採用した。
[編集] パワープラント
駆動方式はホンダとしては29年ぶり(S800以来)となるFRである。エンジンは前車軸より後方に置かれ[1]、車体の前後重量バランスを50:50にすることに成功した。変速機は6速MTのみでAT車の設定はない。エンジンルームに縦置きにされた直列4気筒 DOHC VTEC NA 2.0L「F20C」エンジンは最高出力250PS(125PS/L)を発生し、許容回転数は9,000rpmである。
2004年からの北米仕様向けモデルは、エンジンを「F20C2」に変更した。従来の「F20C」を元に、シリンダーのボア径はそのままにストロークを84.0mmから90.7mmに延長し、排気量を2.2Lに拡大した。許容回転数は8,000rpmに下げられた。これは主に北米市場からの「乗りやすさ」を求めた要望によるもので、常用域におけるトルク増加が目的とされている。日本においても2005年11月のマイナーチェンジ時にエンジンを「F22C」に変更された。
[編集] エンジン仕様
| 型式 | F20C(AP1) | F22C(AP2) |
|---|---|---|
| 種類・シリンダー数 | DOHC・直列4気筒 VTEC | |
| シリンダー 内径×行程 mm | 87.0×84.0 | 87.0×90.7 |
| 総排気量 L | 1.997 | 2.156 |
| 圧縮比 | 11.7 | 11.1 |
| 最高出力 kW (PS) /rpm | 184 (250) /8,300 | 178 (242) /7,800 |
| 最高トルク N·m (kgf·m) /rpm | 218 (22.2) /7,500 | 221 (22.5) /6,500~7,500 |
| 燃料供給装置 | ホンダ PGM-FI 電子制御燃料噴射装置 | |
| 使用燃料・タンク容量 L | 無鉛プレミアム・50 | |
| 搭載時期 | 1999年4月 - 2005年11月 | 2005年11月 - 2009年8月 |
[編集] 初代 AP1/2型(1999-2009年)
- 1995年
- 1998年10月4日
- ツインリンクもてぎで行われた、本田技研工業 創立50周年記念イベント「ありがとうフェスタinもてぎ」で、ホンダの歴代社長がパレードする車に使用され、お披露目される。
- 1999年4月15日
- S800の後継のオープンスポーツカーとして発売開始。車種は1グレードのみで338万円。
- 2000年7月14日
- VGS(可変ギアレシオステアリング)を装備した「type V」が追加された。これに伴い、サスペンションやスタビライザーを柔らかく変更。
- 2001年9月14日
- 2003年10月17日
- 2004年4月
- 本田技研工業高根沢工場の閉鎖に伴い、鈴鹿製作所TDラインに移行。型式番号はAP1-200。
- 2005年11月24日
- 日本仕様がマイナーモデルチェンジで排気量が2.2Lとなり、型式がAP1→AP2に変更された。エンジンの最高出力は250→242PSに、許容回転数は9,000→8,000rpmへと落とされたが、低中速のトルクが向上した。スロットルボディにはDBWを採用。外観上の変更はなく、ホイールのデザイン変更に留め、内装ではドアに設けられたサイドポケットの変更のほかに、メーターに時計と外気温表示の追加がされた。
- 2006年
- モデルの北米仕様も同様の改良が施され、ギア比もローレシオ化された。日本仕様には設定されなかったクルーズコントロールが設定されており、250km/hまで設定できるようになっている。
- 2007年4月4日
- 2007年10月22日
- AP2初のマイナーチェンジが行われ、08モデルとして発表された。このマイナーチェンジでS2000では初となる電子制御システム(ABSとTCSに加え、横滑りを制御するシステム)を持つVSAが採用される。先に発表された北米仕様である「CR」の国内仕様として「TYPE S」が設定された。「TYPE S」はサーキット走行を重視した「CR」とは異なり、日常使用でのワインディング走行を重視したモデルであり、空力面とサスペンションセッティングを煮詰め直すことで、従来の標準仕様モデルよりも高速域の安定性と操縦感を向上させている。また、「TYPE S」は上原繁が本田技術研究所在職最後に手掛けた車となった。なお、「type V」は08モデル移行時に廃止されている。
- 2009年1月27日
- 同年6月に生産終了することを発表[2]。
- 2009年8月4日
- 生産終了の発表後も注文が相次いでいたため生産を続けていたが、週内に生産を終了することを発表した[3]。これにより、再びホンダのラインナップからFR車が消滅した。
[編集] 生産
- かつてNSXの専用生産工場として建設された同社栃木製作所高根沢工場で1999年の登場時より生産されていたが、2004年4月にホンダの完成車一貫生産構想に基づき、高根沢工場での生産を中止し、以後は同社鈴鹿製作所の少量車種専用ライン、TDラインへ生産を移管していた。
[編集] 脚注
- ^ いわゆるフロントミッドシップ。ホンダはFRビハインドアクスル・レイアウトと呼称している。
- ^ リアルオープンスポーツカーS2000の生産を終了(2009年1月27日広報発表)
- ^ S2000の生産を週内に終了 - 47news
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- S2000 公式サイト(本田技研工業)
- Sシリーズの歴史(本田技研工業)
- こだわりを受け継いだ 鈴鹿製作所 TDライン(本田技研工業)