ホンダ・フォルツァ

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フォルツァ(FORZA)とは、本田技研工業が製造販売しているスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

1999年東京モーターショーに市販予定車として出品されたNSS250をプロトタイプとし、2000年3月18日に細部変更を実施した市販量産モデルをフォルツァとして製造販売を開始した。車名はイタリア語で「力強さ」「元気」などを意味する。

折からのビッグスクーターブームに同社の250ccクラススクーターはフュージョンをリリースしていたが、ヤマハマジェスティスズキスカイウェイブのヒットにより、販売戦略上モデルチェンジを必要とされデビュー。

2005年には累計生産台数が3万台を突破し、2013年現在も製造販売が継続されている。

モデル別解説[編集]

2013年現在で2回のフルモデルチェンジが実施されているが、いずれもバックボーンフレームに水冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載する。

初代(MF06)[編集]

フォルツァ
MF06型[1]
PAP 0980.JPG
基本情報
排気量クラス 軽二輪
車体型式 BA-MF06
エンジン 249cc 4ストローク
水冷2バルブSOHC単気筒
内径x行程 / 圧縮比 72.7mm x 60.0mm / 10.5:1
最高出力 16kW (22PS)/7,000rpm
最大トルク 24Nm (2.4kgf・m)/5,500rpm
乾燥重量 159kg
車両重量 172kg
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2000年3月18日にフュージョン後継機種として発売。型式名BA-MF06。エンジンはフォーサイト搭載のMF04E型を流用するが、チューニングが変更され最高出力22psをマークする。

  • 希望価格:\539,000 販売目標:5,000台/年

遍歴[編集]

  • 2000年8月1日
ABS・アイドリングストップ装置を搭載するフォルツァSを追加
  • 希望価格:\589,000
販売目標をシリーズ合計で10,000台/年に修整するとともに車体色にピュアブラックを追加
リアボックスを装備するファルツァT・STを追加
  • Sはフォルツァ STはフォルツァSがベース 希望価格はベース車の\20,000高
販売目標をシリーズ合計で8,000台/年に修整
  • 2001年3月30日
フォルツァ・フォルツァSに\20,000高でカラーオーダープランを設定
マイナーチェンジで以下の変更を実施
  • シート下トランクスペースの拡大と照明の設置
  • ガソリンキャップをキー付きに変更
  • メーターの文字盤色をホワイトに変更
  • インストルメントパネル左側チケットボックスに着脱式仕切りを設置
  • 希望価格を全モデルで\10,000値上
  • 2002年5月31日
フォルツァ・フォルツァSに1,000台限定でスペシャルを追加
日本国内仕様の製造販売を中止
  • 一部海外向け仕様では製造販売を継続
加速装置(スロットル)の不具合についてのリコールを届出[2]

2代目(MF08)[編集]

フォルツァX・フォルツァZ
MF08型[3]
Forza z mf08.jpg
フォルツァZ Sパッケージ
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 BA-MF08
エンジン MF08E型 249cc 4ストローク
水冷2バルブSOHC単気筒
内径x行程 / 圧縮比 72.7mm x 60.0mm / 10.5:1
最高出力 16kW (22PS)/7,500rpm
最大トルク 24Nm (2.4kgf・m)/5,500rpm
乾燥重量 171kg
車両重量 185kg
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先代MF06からのフルモデルチェンジ車として2003年東京モーターショーで発表。2004年4月27日フォルツァXとして発売。型式名BA-MA08。「カンファタブル(快適)2シーター」をキーワードにタンデムでの快適性向上を追求したモデルである。車体デザイン以外の主な変更点を以下に示す。

遍歴[編集]

  • 2004年7月30日
2段階(Dモード・Sモード)オートマチックモードと6速マニュアルモードの選択が可能な電子制御式CVTSマチック)を搭載するフォルツァZを発売
  • 希望価格 フォルツァX:\597,450 フォルツァZ:\628,950
  • 2005年2月17日
動力伝達装置(ミッション)の不具合についてのリコールを届出[4]
  • 2005年7月12日
受注期間ならびに4,000台限定でフォルツァZ スペシャルを発売
  • 専用シート表皮・赤色スマートカードキーを採用し差別化
  • 希望価格:\640,500
3月27日にフォルツァZの、5月22日にフォルツァXのマイナーチェンジおよびフォルツァ・ZにABS装着モデルの追加を実施
共通変更点
  • 車台番号MF08-1300001 -
  • 尾灯LED
  • ウィンカーレンズをクリア化
  • フロントスクリーン・ヘッドライトのデザイン変更
  • 一部車体色の廃止追加
フォルツァZ
  • SマチックのMTモード7速化および自動変速するATモードを追加
  • キックダウンを加速に設定変更
希望価格 フォルツァX:\609,000 フォルツァZ:\640,500 フォルツァZ ABS:\703,500
  • 2006年7月28日
受注期間ならびに3,000台限定でフォルツァZ スペシャルを発売
  • 専用シート表皮の変更・ホイール&ブレーキキャリパーのゴールドカラー化などの差別化を実施
  • 希望価格:\651,000
フォルツァZならびにフォルツァZ ABSに\21,000高でSパッケージを追加
  • カーボン調シート表皮・ゴールドエンブレムなどを採用し差別化
  • 2007年12月
製造販売中止

3代目(MF10)[編集]

フォルツァZ
MF10型[5]
Forzazmf10.jpg
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 JBK-MF10
エンジン MF10E型 248cc 4ストローク
水冷4バルブSOHC単気筒
内径x行程 / 圧縮比 68.0mm x 68.5mm / 10.2:1
最高出力 16kW (22PS)/7,500rpm
最大トルク 22Nm (2.2kgf・m)/6,000rpm
車両重量 201kg
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2007年12月25日にMF08型からフルモデルチェンジされ発売。型式名JBK-MF10。車体デザイン以外の主な変更点を以下に示す。

  • Sマチック搭載のフォルツァZならびにABSのみとする
  • 自動車排出ガス規制に適合させるためエンジンの弁機構を4バルブに変更した「Evolver 4V」の搭載
  • 新設計フレームの採用
  • 前輪のディスクブレーキ取付位置を左側から右側に移設
  • 負荷判別制御つきCVT「ホンダSマチックEVO」を搭載
  • スイングユニット取り付け部に「CCリンク」追加
  • フロント収納部の引き出し方法をノブ式→プッシュ式に変更
  • インストルメントパネルの意匠変更
  • LEDテールランプの廃止
希望価格 フォルツァZ:\693,000 フォルツァZ ABS:\756,000

遍歴[編集]

通常の無段変速機搭載のフォルツァXと全グレードにFM/AMラジオ機能つきビルトインオーディオを採用した「オーディオパッケージ」を追加。
  • 希望価格 フォルツァZ:\651,000
  • オーディオパッケージ X:\68,250高 Z:\630,000高
カラーリングを変更
マイナーチェンジを実施しフォルツァXを廃止
カラーリングを変更
受注期間が同年4月10日までならびに300台限定でフォルツァZ スペシャルエディションを発売
  • 専用シート表皮の変更・ホイール&ブレーキキャリパーのゴールドカラー化などの差別化を実施
  • 希望価格:\699,300

フォルツァ Si(MF12)[編集]

フォルツァ Si2013年7月19日に発売。この車両は2012年11月12日にはイタリアのミラノショーで次期モデルのベースとしてNSS300 FORZA[6]として先行発表されていたもので、エンジンを279ccから248ccに変更した日本仕様にあたり、生産はタイホンダで行なわれている。

全体的なスタイリングはフォルツァZを踏襲しているが、ウインカーがヘッドライトの上部に配置されテールランプは直線的な意匠となっている。なお車体構造とエンジンは全面的に刷新された。

仕様のバリエーションはABSの有無による2種のみ。なおスマートカードキーは採用されておらず、オーディオパッケージの設定もない。

輸出仕様[編集]

当初は以下の車名で販売された。

  • Jazz(欧州)
  • REFLEX(北米)

欧州では2代目MF08型からフォルツァの名称に変更されたが、北米地区ではフルモデルチェンジが行われず初代MF06型がREFLEXのまま長らく販売された。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]