スズキ・ツイン

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ツインTwin )は、スズキが発売していた軽自動車である。

スズキ・ツイン
EC22S型
フロント
Suzuki Twin 003.JPG
リア
Suzuki Twin 002.JPG
販売期間 2003年1月-2005年9月
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアセダン
エンジン K6A型 直3 DOHC 4バルブ
変速機 4AT(ハイブリッド)
5MT/3AT(ガソリン)
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トレーリングアーム
全長 2,735mm
全幅 1,475mm
全高 1,450mm
ホイールベース 1,800mm
車両重量 570kg(MT車)
600kg(AT車)
600kg(ハイブリッド)
後継 なし(モデル廃止)
-自動車のスペック表-

概要[編集]

乗車定員は2人で、2,735mmの短い全長と丸みのある外観が特徴で、既存のフルキャブオーバー型軽トラックと同等かそれ以下の数値(2003年当時)を持ったショートホイールベース(1,800mm)のため、最小回転半径はフルキャブオーバー型軽トラックとほぼ同等の3.6mとなる。

また、ハイブリッド車で34km/L(10・15モード、「ハイブリッドA」)、ガソリン車でも26km/L(10・15モード、「ガソリンA」)と低燃費である。

当初、ガソリンエンジン車のほか、市販の軽自動車で初となるハイブリッド車があったが、高価で売れず後者はその後受注生産に変更し2005年2月に廃止され、一般車の方も販売不振で同年9月末をもって生産中止となった。 発売開始から短命に終わった同社の四輪車としてはマツダ・オートザムAZ-1のOEM車種にあたるキャラ以来10年ぶりとなった。

スタイル・機構 [編集]

最大出力32kW(44馬力)の3気筒DOHCエンジンのほか、ハイブリッド車はエンジンとトランスミッションの間に最大出力5kWのモーターを搭載してエンジンをアシストする。ハイブリッドの蓄電池は他社の一般的なハイブリッド車と異なり、二輪用MFバッテリー(鉛蓄電池)をHV向けに改良した物が使用されている。この12Vバッテリーを8個直列したバッテリ・ブロック(96V)を2つ直列することで192Vとしている。 駆動方式は前輪駆動のみで4WDの設定はない。

ボディタイプは2ボックス2ドアの2シーターセダンで後部は荷物の出し入れができるようにするためガラスハッチが開くのみである。スピードメーターセンターメーターを採用している。

歴史[編集]

1999年10月
第33回東京モーターショーにてPu-3コミュータとして参考出品。
2002年10月
第36回東京モーターショーにて参考出品。
2003年1月22日
発表、発売[1]
グレード体系はガソリン車はエアコンパワーステアリングなどを非装備とすることで税抜の車両本体価格を49万円に設定した5MT車「ガソリンA」と充実装備の3AT車「ガソリンB」の2グレード、ハイブリッド車はガソリン車と同様の仕様で「ハイブリッドA」と「ハイブリッドB」の2グレードを設定するが、両グレード共に4AT車となる。また、ボディカラーは「ガソリンA」は「スペリアホワイト」のみ、その他のグレードは3色を設定していた。なお、「ハイブリッドA」は受注生産となっており、生産開始は同年3月からであった。
2003年6月3日
新グレードとして、カテキンエアフィルター付エアコン、パワーステアリング、パワーウィンドウを装備し、ボディ同色のホイールキャップ、ドアミラー、ドアハンドルを採用した3AT車「ガソリンV」を追加[2]。併せて、最廉価グレードの「ガソリンA」には「エアコン/パワステ付」を追加。ボディカラーも一部変更となり、「ガソリンA」専用色だった「スペリアホワイト」が他のグレードでも設定できるようになり、「ガソリンA」を除く全グレードに設定されていた「ネイプルスイエロー」を「ブリリアントイエロー」に差し替えた。
2004年1月9日
一部改良(2型)[3]
「ガソリンV」・「ガソリンB」・「ハイブリッドB」はガラスハッチオープナー、UVカットガラス(ドア)、助手席アシストグリップを追加。また、ボディカラーは「キプロスブルーメタリック」に替わり、濃紺の「キャッツアイブルーメタリック」を追加(ボディカラーの追加は「ガソリンA(「エアコン/パワステ付」を含む)」を除く)。「ガソリンA(「エアコン/パワステ付」を含む)」はバンパーとフェンダーアーチモールをブルーグレーに変更した。また、「ガソリンB」にはメーカーオプションとして、3色の専用ボディカラーと専用シートを設定し、バンパー・フェンダーアーチモール・ホイールキャップの一部にシルバー塗装を採用した「カラーパッケージ」も設定した。また、「ガソリンA(「エアコン/パワステ付」を含む)」の車両本体価格が値上げとなり、最低価格が55万円からになったほか、ハイブリッド車はこれまでの改造車扱い(ガソリン車の型式に"改"を付記)から型式が取得され「ZA-」となった。
2004年4月
仕様変更。車両本体価格が消費税込の表記に変更となり、最低価格が57.75万円となる。
2004年6月
仕様変更。車両型式をガソリン車は「CBA-」、ハイブリッド車は「CAA-」にそれぞれ変更するとともに、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。さらに、「ガソリンA(「エアコン/パワステ付」を含む)」とハイブリッド車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。
2005年2月
一部改良(3型、仕様変更扱い)。ボディカラーの入替を行い、「ガソリンV」・「ガソリンB」に設定の「ブリリアントイエロー」を廃止する替わりに「ブルーイッシュブラックパール3」を追加。併せて、発売当初から設定されていたハイブリッド車を廃止し、ガソリン車のみのラインナップとなった。
2005年9月30日
生産終了。総生産台数は10,106台。
2010年3月17日
排気管の補強部の構造が不適切なために使用過程で亀裂が発生し、排気管が折損する恐れがあるため、生産された全車両を対象に排気管を対策品と交換するリコールを発表[4]

車名の由来[編集]

英語で『双子』の意。二つの動力と二つの座席に由来する。

脚注[編集]

  1. ^ 経済的・実用的な2シーター軽乗用車「ツイン」発売 - スズキ ニュースリリース 2003年1月22日(2013年5月9日閲覧)
  2. ^ 2シーター軽乗用車「ツイン」に新機種を設定し、発売 - スズキ ニュースリリース 2003年6月3日(2013年5月9日閲覧)
  3. ^ 2シーター軽乗用車「ツイン」を一部改良し、発売 - スズキ ニュースリリース 2004年1月9日(2013年5月9日閲覧)
  4. ^ ツインのリコールについて - スズキ株式会社 リコール情報 2010年3月17日(2013年5月9日閲覧)

関連項目[編集]