スズキ・カプチーノ
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カプチーノ (Cappuccino) とは、1991年から発売されたスズキの軽自動車。略称、愛称はカプチ。 平成ABCトリオやABC御三家と呼ばれた軽自動車三車種の「C」にあたり、この中では生産期間が7年間と一番長い。
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[編集] 概要
フロントエンジン・リアドライブを採用した軽自動車の枠で、現実性を考慮した上でスポーツ性能を追求したスズキのフラッグシップモデルとされる。1989年の東京モーターショーに参考出品し、当時の鈴木修社長(後に会長)がテレビ番組「11PM」に生出演し、「発売する」と表明していた。 初期の日産フェアレディZなどにも見られるロングノーズ・ショートデッキのスポーツカースタイルを採用し、ルーフは3ピ-ス構成で取り外せばトランクに収納できるため、フルオープン、タルガトップ、Tトップの三つの形態を選択できる。
FRで2シーターという設計で、フロントアクスルより後部にエンジンの重心を位置させる「フロントミッドシップ」を目指し、フロント51:リア49という重量配分を実現している。またエンジン縦置きで生まれた左右スペースを活かし、軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用していた。車体剛性の確保には、プロペラシャフトを通すセンタートンネルと、大きな断面積を持つサイドシルを利用している。ボディーやルーフの各所にはアルミニウムを使用し、純正装着品としては日本最軽量となる14inアルミホイールも用意されるなどの軽量化も行われている。ブレーキは4輪ディスクで、フロントにはベンチレーテッドタイプを採用し、オプションでABSやトルセンAタイプLSDも装備が可能だった。
1995年にはマイナーチェンジを受け、オールアルミ化されたK6Aターボエンジンと16ビット化された制御用コンピュータを搭載した。 当初は5速マニュアルトランスミッションのみの設定だったが、この時のマイナーチェンジにより3速オートマチックトランスミッションも選択出来るようになっている。
1998年10月、バブル崩壊に伴うスペシャルティカー市場の低迷と軽自動車の規格変更による車種再編に伴い、セルボモードとともに車種整理の対象となり、生産を終了した。
[編集] エンジン
搭載されるエンジンはアルトワークス用に開発されたF6A型3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを縦置きに搭載し、軽自動車の自主規制値である64馬力を発生させる。
[編集] 価格
運動性能の向上を目的とした設計や装備品を持ち、価格も145~158万円と、他の軽自動車と比較して高価なものとなっていた。
[編集] 海外での販売
初期モデルは英国でも発売され、英国ではオーナーズクラブ「SCORE」も立ち上がった。また、香港やドイツにもオーナーズクラブが存在する。ドイツの道路は右側走行だが、運転席配置は変更されていない。
[編集] チューニングモデル
フロントミッドシップでロングノーズだったことで、エンジンルームは軽自動車としては広く、チューニングメーカーにより、2Lエンジンを搭載したコンプリートカーの販売が企画された。実際に2リッターDOHCエンジンを搭載し、フェンダーを拡張して15インチタイヤを履かせた試作車が深夜番組で評価に供されたが、「真っ直ぐ走らせる事自体が難し過ぎる」との一言で、数台が生産されるにとどまった。生産されたものは280psを発生させる2300ccコスワース製DOHCエンジンを搭載していた。
同様の点に目をつけ、マツダ・RX-7用ロータリーエンジンを搭載したカプチーノもプライベーター・ショップデモカーとして数台存在している。
スズキ車専門チューナーであるスズキスポーツからは、タービンやプラグがセットになった100馬力へのパワーアップキット『F100キット』が発売された。

