スズキ・XL7

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初代XL-7
初代XL-7(後期型)

XL7(初代はXL-7)はスズキが製造・販売していた3列シートSUVである。

歴史[編集]

初代(2000-2006年)[編集]

2000年に2代目エスクードをベースにホイールベースを延長し、H27AV型6気筒2.7Lエンジンを搭載した3列シートSUVとして登場。日本ではグランドエスクードとして発売された。

2代目(2006年-2008年)[編集]

2代目SUZUKI・XL7
2代目XL7
'07 Suzuki XL7.jpg
乗車定員 5 - 7人
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
エンジン 3.6L V6 250ps/33.6kg-m
変速機 5速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
全長 4,995mm
全幅 1,835mm
全高 1,750mm
ホイールベース 2,857mm
-自動車のスペック表-

2005年北米国際オートショーでコンセプトX展示。

2006年4月ニューヨーク国際オートショーで展示。

2006年9月発売開始。GMシータプラットフォームを使用する関係でFFベースとなり、シボレー・エキノックスなどの兄弟車となる。エンジンはN36A型と呼ばれるV6・3.6Lが搭載され、マニュアルモード付き5速ATが組み合わされる。アメリカ人の体格に合わせて全長は先代から30cm、幅は5cmほど拡大され、ワンクラスアップした。日本での販売予定はない。

2007年2月27日カナダCAMIオートモーティブで製造開始。但しエンジンは相良工場(静岡県牧之原市)製 [1]

しかしここ数年の原油価格高騰に伴うガソリン価格上昇や世界金融危機の影響による大型車の販売不振の影響で、XL7の販売台数も大幅に減少していることから、同社では2008年中にXL7の生産を休止した。生産再開の予定は当初「未定」とされてきたが[2]2009年12月に生産拠点であったCAMIオートモーティブの全株式をGMが取得することが発表されたため[3]、これにより事実上XL7の生産再開の可能性が消滅した。

モータースポーツ[編集]

パイクスピーク[編集]

スズキスポーツ・XL7・ヒルクライムスペシャル(2007年)
Suzuki XL-7.JPG
Suzuki XL7 Hill Climb Special.jpg
乗車定員 1名
ボディタイプ ハッチバック
エンジン N36A型 水冷V型6気筒4バルブDOHC+TWIN TURBO 3564cc
1,007ps/8500rpm(Sea level)
102.0kg-m/6250rpm(Sea level)
変速機 シーケンシャル6速
駆動方式 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 5,300mm
全幅 1,960mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,818
車両重量 1,100kg
先代 スズキスポーツ・エスクード・ヒルクライムスペシャル(2006年)
後継 モンスタースポーツ・SX4・ヒルクライムスペシャル(2009年)
-自動車のスペック表-

2006年、エスクードの後継車としてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出走する事となったXL7は、ごくわずかな外観と名前はオリジナルと同じだが、中身は全くの別物であり、パイプフレームで構成された軽量なシャシーにツインターボで過給される3.6LのV6エンジン、それをミッドシップに搭載し四輪を駆動させるという「怪物」である。歴代のスズキのパイクスピーク用マシンの中では現在のところ、馬力およびトルクは最大であり、1,000psを初めて超えている。

2007年のパイクスピークは、それまで2輪車部門が先でその後4輪車部門が走っていた順序を変更し、四輪車部門を前半に走らせた。これはここ数年のパイクスピークの天候が、後半戦になると悪くなっていたからである。田嶋伸博の乗るXL7はその四輪車部門の最後にスタートした。毎回のようにパイクスピークの気まぐれな天候に悩まされた田嶋も、今回ばかりは好天に恵まれた。大きなトラブルに見舞われることもなく完走。叩き出したタイムは10分01秒408。それまでの最高記録だった1994年のロッドミレンの記録(10分04秒06)を13年ぶりに更新した。この記録は、2011年にモンスタースポーツ・SX4・ヒルクライムスペシャルに乗った田嶋自身が破るまでの4年間、破られることはなかった。

出典[編集]

  1. ^ スズキ、カナダで「XL7」の中南米向け輸出を開始
  2. ^ スズキ:北米向け中型SUVの現地生産を年内で休止-再開は未定 - Bloomberg.co.jp
  3. ^ 【カナダ―生産】GM、スズキとのCAMI合弁工場を完全子会社化 - 国際自動車ニュース・2009年 12月7日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]