スズキ・キザシ

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スズキ・キザシ
RE91S/RF91S型
フロント
SUZUKI Kizashi.JPG
リア
SUZUKI Kizashi REAR.JPG
室内
SUZUKI Kizashi INTERIOR.JPG
販売期間 2009年-
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン J24B型 2.4L 直4 DOHC
最高出力 138kW (188PS) /6,500rpm
最大トルク 230N·m (23.5kgf·m) /4,500rpm
変速機 6速MT/CVT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前: ストラット式
後: マルチリンク式
全長 4,650mm
全幅 1,820mm
全高 1,480mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,490-1,560kg
-自動車のスペック表-

キザシKizashi、兆[1])は、スズキによって開発されたコンセプトカーおよび2009年より製造・発売されているセダンである。ヨーロッパにおいて車格Dセグメントに分類される。

概要[編集]

2009年7月30日米国スズキにより「キザシ」を発表。

その後2009年10月21日よりまず日本国内で完全受注生産の形で販売を開始した。北米市場には2009年冬に投入され[2]、その後、欧州市場へも投入[3]。また2010年6月より中国市場へも投入開始[4]

米国スズキによると、競合車はアキュラ・TSX[5]フォルクスワーゲン・パサートだということであり、このモデルはグローバル向けのスズキのフラッグシップモデルとなる[3]。アメリカでは2009年12月より販売開始。価格は$18,999 - $26,749となった。
尚、北米におけるグレードは「S」、「SE」、「SPORT GTS」、「SPORT SLS」と、6MT、16インチホイールカバー(S)/17インチアルミホイール(SE)、ベージュ内装、サンルーフロックフォード・フォズゲート製オーディオ、ノーズマスク(ノーズブラ)、アクリル製ボンネットプロテクター等標準装備品ないしはオプション品が用意されている。

生産は日米欧向けモデルが静岡県のスズキ相良工場で行われるが、2013年4月現在は日欧中向けモデルのみとなっている。

2013年から警察の捜査用覆面パトカーとして導入が始まった。このクラスとしてはスズキ初の導入となりファブリックシートに変更、フォグランプ非装備など装備が異なる。また2014年には一部警察本部に黒白パトカー仕様が配備されている。

エクステリアデザインは「ダイナミックアスリートインモーション」、つまり「アスリートの躍動感」を体現したもので、可能な限りシャープなエッジを抑えて曲線で表現した[6]


コンセプトカー[編集]

コンセプト・キザシ
コンセプト・キザシ2
コンセプト・キザシ3(リア)

コンセプト・キザシ」は2007年9月の第62回フランクフルトモーターショーで発表された。このモデルはハッチバックワゴンクロスオーバーであり、2Lのターボディーゼルエンジンに6速MTが組み合わせられた。駆動方式は4WDで、スズキのi-AWDの改良版が採用された[1]

同年10月には第40回東京モーターショーでフランクフルトショーに出品されたコンセプト・キザシをベースとした[7]コンセプトカー、「コンセプト・キザシ2」が発表された。こちらのモデルは大径タイヤを装着し、車高も上げられている[8]。エンジンはスズキとしては最大排気量の[8]3.6Lエンジンが搭載され、6速ATが組み合わせられる。駆動方式はコンセプト・キザシ同様i-AWDを採用した4WDである[7]

2008年には、ニューヨーク国際オートショーで「コンセプト・キザシ3」が発表された。このモデルは「キザシ」、「キザシ2」からデザインが変更され、セダンの形態をとり、市販車のモデルとなった。エンジン、トランスミッションはキザシ2と同一の3.6L V6と6速ATの組み合わせで、駆動方式もi-AWDを採用する4WDとなった[9]

コンセプト・キザシ リア コンセプト・キザシ2 リア
コンセプト・キザシ リア
コンセプト・キザシ2 リア

メカニズム[編集]

エンジンルーム

エンジンにはエスクードにも搭載される直列4気筒 2.4L DOHCオールアルミエンジンのJ24B型を改良して166PSから188PSまで出力を向上したものが横置きに搭載される。トランスミッションにはジヤトコ製JF011E型[10]CVT(パドルシフトつき)のほか、日本国外仕様には6速MTも用意される[2]

駆動方式は先に発表されたコンセプトカーにも採用されたi-AWDを採用する4WDFFが用意される。サスペンションは前がマクファーソンストラット式、後ろがマルチリンク式となる。また、ブレーキには曙ブレーキ工業製の4輪ディスクブレーキが採用された[11]

2010年1月、2WD車にアクティブクルーズコントロールシステム&衝突被害軽減ブレーキがセットでメーカーオプション設定された。なお、フロントグリルはミリ波レーダーを用いるため専用品となる。

また、2.4Lガソリンエンジン搭載車のほか、ハイブリッドモデルも、エンジンをゼネラルモーターズと共同開発し、2011年をめどに北米市場に投入する方針であった。

ボンネビル・スピードウィークへの挑戦[編集]

2010年8月18日、アメリカ・ユタ州・ソルトフラット州立公園で開催された「ボンネビル・スピードウィーク」において、過給器付きのガソリンエンジン搭載クーペ部門でエントリー。市販仕様の2.4Lをベースにターボチャージャーを追加し、最大出力513PS、最大トルク71.2kgmまで引き上げられていた。 結果、203.720マイル/h(約328km/h)というクラス新記録を打ち立てた[12]。 ドライバーはサム三谷

車名の由来[編集]

光岡車を除けば珍しい和名の車[13]で、「世界の市場に向け、新しいクルマ作りに挑戦する兆しを見せる」という意味を込めた「兆し」に由来している。

尚、「Kizashi」という名称は仕向け地に関わらず共通である。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]