バンパー

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バンパー(bumper)とは、衝撃や振動を和らげる緩衝装置のこと。素材自体の弾力性やバネなどを利用して衝撃を吸収・緩和する。機械部品や運送用機器などに取り付けられる。

目次

[編集] 自動車のバンパー

自動車の前後に取り付けられる。素材はポリプロピレンFRPカーボンファイバーなど多様な素材が用いられるが、金属系の素材はメッキ、樹脂系の素材は塗装により表面を加工されていることが多い。自動車事故により容易に損傷することから、近年ではリサイクルを念頭に置いた製品が開発されている。またバンパーを保護する目的で、バンパーモールという部品がカー用品店などで数多く販売されており、主に欧州車を中心として純正装備される例もある。乗用車においては、「フロントスポイラー」と一体になったエアロパーツとなっているものもある。

ヒュンダイ・エラントラセダン(XD系後期)に見る、同一車種における仕向地別のバンパーモール有無例

[編集] 日本国内と海外におけるバンパーの扱いの違い

車両使用時に、また駐車場での接触事故等でついた(つけた)バンパーの傷については、日本国内では補修、補償の対象とすることが多いが、海外では元来傷つくものとして放置される傾向がある。ただし、これはあくまで一般論であり、高級車やスポーツカー等においてはこのかぎりではない。

[編集] 5マイルバンパー

輸出仕様車、とりわけアメリカ仕様車においては、日本仕様車に比べ大型のバンパーが装着されることがある。これは通称"5マイルバンパー"と呼ばれ、その名の通り時速5マイル(約8km/h)以下で衝突した際に衝撃を吸収し復元することを求めた北米の規制に基づいて作られたものである。

E90系カローラセダンに見る、アメリカ仕様車(5マイルバンパー)と日本仕様車の差異

性能だけでなくデザインにも大きな影響を及ぼした5マイルバンパーは不評を買うこともあったが、これを装備したポルシェ・911の2代目 930型は、「ビッグバンパー」という通称で一定の愛好家が存在するなど好意的に見る向きもある。

[編集] 日本仕様車の現状

フロントバンパーについては、スペースの制約の厳しい軽自動車を除き、内部に金属骨格と緩衝材を配置しステー部をクラッシュボックスとする事で補修性に配慮した造りが主流になっている。しかしリアバンパーに関しては内部には骨格も緩衝材も配置せずバンパー外皮の樹脂の弾力だけで対処しているケースが多いのが現状である。なお、日本ブランドの車でも欧州からの逆輸入車(トヨタ・アベンシス等)や輸出仕様車にはリヤバンパーにも金属骨格と緩衝材を配置している例が見られる。

日本仕様車の現状例

[編集] バンパーステッカー

リアバンパーに自分の宗教政治社会運動に対する意志や思想(アウェアネス・リボンなど)、あるいは好きな自動車部品メーカーやスポーツチームなどのステッカーを貼る人がいる。特に顕著な車社会アメリカにおいてよく見られる。

[編集] カンガルーバー

金属製の板やパイプを曲げて造られた大型バンパー。グリルガード(Grill Guard)やオージーブルバー(Aussie Bull Bar)とも呼ばれる。オーストラリアカンガルー避けに開発されたが、1990年代からファッション性を高める理由で大型SUVに標準装備されるようになった。対人事故を起こした場合、人体に与えるダメージが大きいため、大型動物のいない都市部で無意味なカンガルーバーをつけることには批判もある。これに準じ2000年代から各自動車メーカーはオプション設定をすることをやめている。しかし、ピックアップトラックSUVの人気が高いアメリカの農村部では未だに装着している車が多い。 理由としては、鹿を中心とした野生動物と車との衝突事故が日常茶飯事であり、平原や山野部の道路でそのような事態に陥り走行不能状態になった場合 危険である事、狩猟を趣味や生業としている人も多く、そういう人々は安易にディアーウィッスル(鹿避け笛)を車に装着できないなどの事情がある。

[編集] プッシュバンパー(Push Bumper)

アメリカのパトカーに見られる装備。バンパーの前に、さらに頑丈なバンパーを装着する。先述のカンガルーバーと似たような見た目をしているもの。アメリカでは、逃走する被疑者車両の後部側面を押して目標をスピンさせる「PITマニューバ」という技術が度々使用される。プッシュバンパーはPIT実施時に目標を押したり、またPIT及びスピンした車両をパトカーでブロックする時に車体を保護する役目がある。
またハイウェイ上で故障して立ち往生した車両を事故防止の為に最寄の出口まで押して移動させる事にも使われる。
形状はグリル正面だけを保護するオーバーライダー的なものから、グリルガードよろしくヘッドライトやウィンカーまで覆うものなど様々であり、緊急車両部品メーカーが市場に供給している。装着するか否かは各警察機関の判断なので、装着していない場合も珍しくない。

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