ステアリングコラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ステアリングコラム (steering column)は、自動車の操舵装置を成す部品のひとつで、室内側でステアリングシャフトを内包する部分。ステアリングポストと呼ばれることもある。

概要[編集]

1970年代以降、ほとんどの車のステアリングコラムには、灯火類(前照灯尾灯)やワイパーの操作レバーが配置されるようになり、ステアリングロック機構も組み込まれた。また、最近まで、メインスイッチのキーシリンダーもここに備わるものがほとんどであった。

ステアリングコラムにシフトレバーを設置したものをコラムシフトやコラムチェンジなどと呼び、フロア上にシフトレバーを設置する方式に比べ、スペース効率に優れることから、ベンチシートウォークスルーシートと組み合わされてタクシーミニバンなどによく設定されている。また、スポーツ車などではレーシングカーのシフトを模したパドルシフトが装着されている場合もある。