黒岩祐治

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日本の旗 日本の政治家
黒岩 祐治
くろいわ ゆうじ
Governor Kanagawa Yuji Kuroiwa. In the case of an electric bus test ride, I photographed it at Fureiyu.JPG
黒岩 祐治(2011年)
生年月日 1954年9月26日(61歳)[1][2]
出生地 日本の旗 日本兵庫県神戸市[1]
出身校 早稲田大学政治経済学部[1][2]
所属政党 無所属

神奈川県の旗 公選第17代 神奈川県知事
当選回数 2回
在任期間 2011年4月23日 - 現職
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黒岩 祐治(くろいわ ゆうじ、1954年9月26日[1] - )は、日本政治家、元ニュースキャスター。2011年4月から神奈川県知事[3]

昭和55年4月から平成21年9月までフジテレビジョンで[3]報道記者、番組ディレクター、キャスターなどを務め[3]、平成21年10月から平成23年3月まで[3]国際医療福祉大学大学院教授[4]早稲田大学大学院公共経営研究科講師(非常勤)[5]新しい日本をつくる国民会議運営委員[要出典]を務めた。

略歴[編集]

  • 1954年 兵庫県神戸市出身[1]
  • 1980年 早稲田大学政治経済学部 卒業[1]
  • 1980年 フジテレビジョンに入社。
  • 1988年 『FNNスーパータイム』のキャスターに。報道記者やディレクター時代の経験を生かして自ら特集の企画・取材・編集を手がけ、その1つである救急医療キャンペーン「救急医療にメス」が1989年1月から2年間にわたり放送され、この企画が救急救命士の誕生に結びつく。
  • 1990年 救急医療キャンペーンの報道番組により、第16回放送文化基金賞、民間放送連盟賞を受賞。
  • 1992年 フジテレビの日曜朝の『報道2001』のキャスターを、5年間務める。
  • 1993年 プロデュースとキャスターを務めた、ドキュメンタリーシリーズ「感動の看護婦最前線」が、民間放送連盟賞を受賞。
  • 1997年 ワシントンD.C.支局特派員に。
  • 1999年 再び「(新)報道2001」キャスターに復帰。
  • 2002年 「感動の看護婦最前線」が再び、民間放送連盟賞を受賞。
  • 2009年 キャスターを務めていた『新報道2001』を降板し、フジテレビも退職。
  • 2009年 国際医療福祉大学大学院教授に着任。研究テーマは「医療・福祉に関する実践的メディア論」「医療・福祉に関する報道の検証」「メッセージ力の高め方」など。
  • 2011年 神奈川県知事選挙に無所属で出馬。投票総数の55.5%に相当する1,728,862票を獲得し、初当選。
  • 2011年4月23日、神奈川県知事に就任した。
  • 2013年 内閣官房 健康・医療戦略 参与 就任(全国地方自治体首長で唯一)
  • 2014年 内閣官房 ロボット革命実現会議 委員 就任(全国地方自治体首長で唯一)
  • 2015年 神奈川県知事に再選。

来歴[編集]

神戸市出身[1]芦屋市で育つ[要出典]灘中学校・高等学校卒業。東京大学の受験に3度失敗し、2浪を経て早稲田大学政治経済学部を卒業した。1980年4月、フジテレビジョンに入社。同期入社は山村美智子土井尚子亀山千広松本方哉[要出典]

1988年4月から『FNNスーパータイム』(休日)のアンカーマンを小田多恵子と共に務める。平日のアンカーマン逸見政孝が番組の人気上昇に貢献する一方、黒岩は報道記者やディレクター時代の経験を生かして自ら特集の企画・取材・編集を手がけ、その1つである救急医療キャンペーン「救急医療にメス」が1989年1月から2年間にわたり放送され、この企画が救急救命士の誕生に結びついた。1991年4月から、報道記者に転じた上田昭夫に代わり平日のアンカーマンを務める。

2009年9月、キャスターを務めていた『新報道2001』を降板し、同月30日にはフジテレビも退職することが公表された[6]。10月から国際医療福祉大学大学院教授に着任する。研究テーマは「医療・福祉に関する実践的メディア論」「医療・福祉に関する報道の検証」「メッセージ力の高め方」等。

2011年3月16日、8日後に告示される神奈川県知事選挙に無所属で出馬する意向を表明した[7]。当初、3選出馬が有力視されていた現職の松沢成文東京都知事選挙への出馬を3月1日に表明したため、松沢の都知事選への鞍替えが結果的に黒岩の出馬表明が告示日の直前までずれ込む遠因になった(松沢は一旦は出馬表明したものの、現職の石原慎太郎が4選出馬を表明したため最終的に出馬を断念し、石原を支持した)。選挙戦では、自民民主公明3党の県連が相乗りし、事実上のオール与党体制での支援が行われた。黒岩の他、前開成町長みんなの党神奈川ネットワーク運動推薦の露木順一日本共産党の候補者らが県知事選に出馬したが、黒岩は投票総数の55.5%に相当する1,728,862票を獲得し、初当選した[8]2011年4月23日、正式に神奈川県知事に就任した。2015年4月12日、神奈川県知事に再選。

政策[編集]

太陽光パネルの設置[編集]

2011年4月の神奈川県知事選挙にて、同年3月11日の東日本大震災による原発事故への対応が日本全体の緊急課題であった状況下、「“反”原発」ではなく「“脱”原発」を掲げ、県内の住宅・施設への太陽光発電パネルの普及を政策として打ち出し、「4年間で200万戸分の太陽光パネル設置(自己負担なしで)」という公約に掲げて当選したが、当選した後の10月に「(公約を)忘れてほしい」と撤回した(公約不履行)[9]

東日本大震災被災地がれき受け入れ[編集]

2011年5月17日、東日本大震災で発生したがれきなどをかながわ環境整備センターで受け入れると表明し、放射性物質に汚染された廃棄物処理について「別の扱いとなっており、受け入れの対象ではない」と強調しつつ、「県を挙げて被災地の復興を支援したい」と述べた[10]

黒岩はその後、同年11月9日の会見で「どうぞ、とすぐにも言いたい気持ちだが、現実的にはなかなかそうもいかない、というのが正直なところだ」と述べて広域処理への協力に慎重な姿勢を示したが[11]、2012年12月26日には記者団に対し、漁網の受け入れについて「被災地の声は漁網(がれき)の処理を手伝ってほしいということ」、「救いたい気持ちに変わりはない」と述べた[12]

その後、南足柄市と箱根町が災害廃棄物(漁網)の受け入れを表明し、神奈川県では受け入れが円滑に行われるよう協力し、結果、2013年7月31日に合意書を取りかわし、神奈川県が岩手県洋野町より受諾した漁網を南足柄市と箱根町が処理することとなり、同年12月12日をもって受け入れを終了した[13]

人物[編集]

ホメオパシー
医療福祉系大学の教授でありながら「ホメオパシー批判」を批判しており、この件で大槻義彦から批判されている[14]

フジテレビ勤務歴[編集]

出演番組[編集]

舞台[編集]

受賞歴[編集]

著書[編集]

その他[編集]

2015年9月8日付の毎日新聞の報道によると、パチスロ機器メーカーのオーイズミと提携している医療法人が、厚木市内に病院高齢者住宅などを建設する計画を立てたが、県が内部規則を適用することなく開設許可を出し、直後に土地が差押を受けた。にも関わらず、県は法令上の手続を先送りし、着工を了承。その結果、病院は完成したものの、開院できない状態となっている。オーイズミの会長は黒岩に個人献金をしているが、黒岩は利益誘導を否定した[19]全国市民オンブズマン連絡会議大川隆司は口利き、利益誘導の「典型例だ」と指摘した[20]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i プロフィール”. 神奈川県知事 黒岩祐治 オフィシャルウェブサイト. 2012年4月27日閲覧。
  2. ^ a b c d プロフィール”. 神奈川県 (2012年). 2012年4月27日閲覧。
  3. ^ a b c d 第13回北里・ハーバードシンポジウム 2014年
  4. ^ 「共に生きる社会」めざして 高校生作文コンテスト 2010年
  5. ^ 早稲田大学 大学院 公共経営研究科 公共経営研究科について:教員紹介
  6. ^ “フジテレビ黒岩祐治キャスターが退社”. 日刊スポーツ. (2009年9月18日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20090918-545240.html 2015年12月19日閲覧。 
  7. ^ 県知事選:告示わずか8日前で構図ようやく固まる、3氏が出馬表明/神奈川2011年3月17日
  8. ^ 知事選:黒岩氏、「知名度」戦略が奏功し大勝/神奈川2011年4月11日
  9. ^ 神奈川県黒岩知事、選挙公約「忘れてほしい」「太陽光で脱原発」トーンダウン(J-castニュース、2011年10月8日)
  10. ^ 震災がれきなど黒岩知事が受け入れ表明、汚染廃棄物は「対象ではない」/神奈川 2011年5月18日 カナロコ
  11. ^ 被災地がれき受け入れ、黒岩知事が慎重姿勢/神奈川 2011年11月10日
  12. ^ がれき年内決着せず 神奈川・黒岩祐治知事 2012.12.30 08:00 [週刊知事 神奈川・黒岩祐治]MSN産経ニュース
  13. ^ 東日本大震災によって発生した災害廃棄物の受入れについて
  14. ^ 大槻義彦のページ 【ホメオパシーと黒岩祐治】
  15. ^ 救急医療キャンペーン”. 公益財団法人 放送文化基金 (1990年). 2012年4月27日閲覧。
  16. ^ 日本民間放送連盟賞/1990年(平成2年)入選・事績 放送活動部門=地区審査のみ テレビ放送活動 入 選 <フジテレビジョン> FNNスーパータイム 救急医療キャンペーン”. 日本民間放送連盟 (1990年). 2012年4月27日閲覧。
  17. ^ 日本民間放送連盟賞/1993年(平成5年)入選・事績 優 秀 テレビ報道 <フジテレビジョン> 金曜ファミリーランド 報道熱血スペシャル 白衣の天使・密着24時~感動の看護婦最前線2~”. 日本民間放送連盟 (1993年). 2012年4月27日閲覧。
  18. ^ 日本民間放送連盟賞/2002年(平成14年)入選・事績 優 秀 テレビ報道 優 秀 <フジテレビジョン> 眠れない3歳児・感動の看護婦最前線16”. 日本民間放送連盟 (2002年). 2012年4月27日閲覧。
  19. ^ 神奈川県:知事支援者に病院許可 休眠中法人、内規適用せず 毎日新聞 2015年9月8日
  20. ^ 知事支援者に病院許可 「全国市民オンブズマン連絡会議」元代表幹事の大川隆司弁護士の話毎日新聞2015年9月8日 東京朝刊

外部リンク[編集]