ボルダリング

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ボルダリング(Bouldering)とは、フリークライミングの一種で最低限の道具(シューズとチョーク)で岩や石を登るスポーツである。

歴史[編集]

元々はロープを使用したフリークライミングの練習的な位置づけだったが、クライミングから確保という要素が取り除かれ、より純粋に岩を登る事に集中できる。また必要な装備が少なく手軽にはじめられる事から、ボルダリングを中心に行うクライマーが増えており、現在では独立したフリークライミングの一形態となっている。

課題とグレード[編集]

課題には難しさを表すグレードがあり、一般的なグレードとして日本式(段級グレード)、ヨーロッパ式(フレンチグレード)、アメリカ式(Vグレード)が使われている[1]

下に行くほど高難易度

段級 FRENCH V
8級 1+
2
VB-
7級 2+
3
VB
VB+
6級 3+
4
V0-
V0
5級 4+
5
V0+
V1
4級 5+
6A
V2
V3*1
3級 6A+
6B
V4*2
2級 6B+
6C
V5*3
1級 6C+
7A
V6
初段 7A+
7B
V7
V8*4
二段(+) 7B+
7C
V9
三段(+) 7C+
8A
V10
V11
四段(+) 8A+
8B
V12
V13
五段(+) 8B+
8C
V14
V15
六段(+) 8C+ V16
出典:[1]
  • *1 4級と3級の間。
  • *2 3級と2級の間。
  • *3 2級と1級の間。
  • *4 初段と二段の間。

クラッシュパッドと安全対策[編集]

クラッシュパッドを使用してボルダリングをする風景(フランスカンタル県

墜落時の安全のためにクラッシュパッドという、携帯式のマットを使用する。 クライミング用シューズは、歩く事を前提としていないので、足のアーチの機能が由々しく限定され、緩衝材も靴底に無いため、墜落時に踵などを負傷する危険性がある。 クラッシュパッドの使用により踵や腰への負傷を予防する事ができ、特に前倒壁においては墜落時における背中や頭部への直撃を防ぐ事ができる。 クラッシュパッドは携帯性を重視しているので墜落時の衝撃を吸収するまでの機能は無く、あくまで怪我防止のための補助具として使用する。

複数人でボルダリングを行う場合、スポッターと呼ばれる補助を行う者が付くことがある。スポッターは墜落時に肩を押す事で、頭部からの墜落を防ぐ。また傾斜地ではクラッシュパッドごと滑り落ちない様に支える事もある。 スポッターには、登攀中はクライマーに触れない、墜落時に自らが下敷きにならない、などの注意が必要となる。 複数人でボルダリングを行うことにより、前記のようなスポッターによる補助のほか、各自が持ち寄ったクラッシュパッドを重ねることなどによる安全性の向上が期待できる。

ボルダリングでの墜落は、地面まで落ちる事が前提だが、落ちる前に自ら飛び降りる事で墜落時の体勢を立て直し危険を回避できる。

ボルダリング競技[編集]

日本で有名なボルダリングの競技会としてはB-Sessionがある。B-Sessionは1年間を通じてのシリーズ戦を行いその総合ポイントで年間チャンピオンを選出する。勝敗はクリアーした課題の数で順位を決定する。競技はインドアクライミングで行われ、毎回大会用に課題を新しく設定して初登にて競われる。

そのほかに、日本山岳協会が主催するボルダリングジャパンカップが2005年から年一回の間隔で行われているほか、2008年チャレンジ!おおいた国体からは国民体育大会山岳競技の一種目としてボルダリングが採用されている。

過去の年間チャンピオン[編集]

B-Session[編集]

  • 2000年 山崎岳彦、大岩あき子
  • 2001年 山崎岳彦、岩田千鶴代
  • 2002年 丸木太、岩田千鶴代
  • 2003年 宮保雄一、野口啓代
  • 2004-2005年 渡辺数馬、外河有紀子(年度移行のため、2004年は2005年に合算)
  • 2006年 渡辺数馬野口啓代
  • 2007年 渡辺数馬野口啓代
  • 2008年 堀創、小田桃花
  • 2009年 杉田雅俊・清水淳、小林由佳
  • 2010年 松島暁人、萩原亜咲
  • 2011年 茂垣敬太、小田桃花

Japan Cup[編集]

  • 2009年 第5回ボルダリングジャパンカップ深谷大会 (埼玉県深谷市・深谷クライミングビレッジ)[公式記録(PDF)
  • 2011年 第6回ボルダリングジャパンカップ長崎茂木大会 (長崎県長崎市・旧長崎南商業高校体育館)[公式記録(PDF)
    • 男子 優勝 清水淳、2位 堀創、3位 杉田雅俊
    • 女子 優勝 野口啓代、2位 安田あとり、3位 小田桃花
  • 2012年 第7回ボルダリングジャパンカップ長崎茂木大会 (長崎県長崎市・旧長崎南商業高校体育館)[公式記録(PDF)
    • 男子 優勝 新田龍海、2位 安間佐千、3位 茂垣敬太
    • 女子 優勝 野口啓代、2位 小田桃花、3位 五月女美元
  • 2014年 第9回ボルダリングジャパンカップ2014 (静岡県静岡市クライミングJAM 東静岡) 公式記録(PDF)
    • 男子 優勝 山内誠、2位 杉本玲、3位 藤井快
    • 女子 優勝 野口啓代、2位 小田桃花、3位 小林由佳
  • 2015年 第10回ボルダリングジャパンカップ2015 (埼玉県深谷市深谷クライミングビレッジ) 公式記録(PDF)
    • 男子 優勝 杉本怜、2位 渡部桂太、3位 楢崎智亜
    • 女子 優勝 田嶋あいか、2位 戸田萌希、3位 尾上彩

脚注[編集]

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  1. ^ a b 小山田大 『小山田大 DVDでボルダリング』 山と渓谷社2009年12月9日、151頁。ISBN 978-4635912631pp.14.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]